千葉県
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| 千葉県のデータ | |
| 画像:Map of Japan with highlight on 12 Chiba 千葉県.svg | |
| 自治体コード | 12000-6 |
| 知事 | 堂本暁子 |
| 面積 | 5,156.58km² 全国第28位 |
| 総人口 | 6,083,036人 (2007年2月1日:全国第6位) |
| 総世帯 | 2,369,302世帯 (2007年2月1日) |
| 県内総生産 | 191,610億円 (2003年) |
| 隣接都道府県 | 東京都、埼玉県、神奈川県、茨城県 |
| 県民の日 | 6月15日 |
| ISO 3166-2 | JP-12 |
| 県の花 | 菜の花 |
| 県の木 | マキ |
| 県の鳥 | ホオジロ |
| 県の魚 | タイ |
| キャッチコピー | 教育の国さわやかハート千葉 |
| 県の歌 | 千葉県民歌 新県民体操(なのはな体操) |
| 千葉県庁 | |
| 画像:ChibaPrefOffice.jpg | |
| 所在地 | 〒260-8667 |
| 千葉県千葉市中央区市場町1番1号 | |
| 電話番号 | 043-223-3000 |
| 外部リンク | 千葉県公式ページ |
| 市町村境界図 | |
| 画像:ChibaMapCurrent.png | |
千葉県(ちばけん)は、本州東部に位置する、日本の県の一つ。関東地方に属する。県庁所在地は千葉市。
令制国の下総国(江戸川以東)、上総国、安房国の一帯を含めた県で、房総(ぼうそう)という別名を持つ。
目次 |
[編集] 概要
明治初期に、北部の印旛県と、南部の木更津県の合併、新治県の利根川以南の分割によって、現在の千葉県が成立した。
地理としては起伏の少ない県で、北部は関東平野の一部である。南部側は丘陵地帯だが、標高329mの鋸山をはじめ、おおむね低山であり、観光地にもなっている。ちなみに、全都道府県のうち、最高峰(点)が最も低い県であり、最高峰は標高408mの愛宕山で、全国で500m以上の標高の土地が存在しない唯一の県でもある(航空自衛隊の峯岡山分屯基地があるため、山頂へ行くことは不可能)。
千葉県の人口は増加傾向にあったが、近年その傾向は鈍化している。日本全体における少子高齢化傾向は千葉県でも同様であり、福祉の充実などが求められている。また、千葉県は隣接する埼玉県とともに交通事故が非常に多い県である。シートベルト着用率が向上し、徐々に死者数は減少しているものの、2005年の県内での交通事故死者数は305人と愛知県351人、埼玉県322人に次いでワースト3位であり、先の高齢者問題と合わせて千葉県の課題の一つとなっている。
[編集] 地理
太平洋・東京湾・利根川と江戸川に挟まれている。このため通称「千葉島」(ちばしま)と呼ばれる場合もある(海に囲まれた北海道や沖縄県を除けば、唯一県境に山がなく、陸路で入る場合には必ず川を渡ることになる)。歴史的に見ればこの例えは決して大げさではなく、縄文時代には現在の利根川流域一帯に「古鬼怒湾」があってかなり奥地にまで鹿島灘の水が浸入していたとされ、陸地化が進んだのは平安時代頃という説もある。今日の印旛沼や手賀沼、茨城県の霞ヶ浦・北浦などはその名残とされている。関東平野に房総半島が付属し、房総半島の東京湾側は内房(うちぼう)、太平洋側は外房(そとぼう)と呼ばれ、利根川河口には犬吠埼がある。東京湾沿いは埋立地が多い。太平洋沿いは九十九里浜が太平洋に面し、九十九里平野が広がる。山地は少なく、房総丘陵や常総台地がある程度である。浦賀水道を通じて対岸に三浦半島がある。
内房では近年埋め立てが進み、浦安市などでは面積が数倍に増えた。県の面積順位で愛知県を抜いたこともあったが、愛知県が中部国際空港を建設した際に面積が増えたため順位は元に戻った。
- 行政区分:日本、関東地方
- 川:利根川、夷隅川、栗山川、小櫃川、養老川、一宮川、小糸川、南白亀川、村田川、作田川、木戸川、塩田川
- 湖・沼・利水施設:手賀沼、印旛沼、大利根用水、両総用水、成田用水、東総用水、利根運河、利根川河口堰、黒部川水門、北千葉導水路、房総導水路、行徳可動堰、江戸川水閘門(江戸川水門)
- 海・海岸:館山湾、東京湾、太平洋
[編集] 地質
地質的には北部が第四紀の沖積層で、南部は第三紀層。植生は常緑広葉樹林。
[編集] 自然公園
- 県立養老渓谷奥清澄自然公園、県立九十九里自然公園、県立印旛手賀自然公園、県立高宕山自然公園、県立嶺岡山系自然公園、県立富山自然公園、県立大利根自然公園、県立笠森鶴舞自然公園
[編集] 歴史
[編集] 縄文・弥生時代
利根川流域に数多くの遺跡が見られる。千葉市にある加曾利(かそり)貝塚などが有名である。
[編集] 律令時代
地殻変動で半島先端部が隆起、上総の山稜地帯はその名残である。古くは総(ふさ)=麻がよく育ったことから、総国と呼ばれた。やがて、畿内に近い方が上総国、遠い方が下総国となった。地図上は北から順に下総、上総、安房となっているが、これは当時、房総半島へは安房国へ行く舟を経由するが主流であり、上総の方が畿内に近いとされていたためである。この名残として、房総半島には、勝浦や白浜など、南紀と共通する地名が見られる。
718年に上総国の一部が分かれて、安房国となった。一時、安房国は再び上総国に編入されたが、757年に再び安房国が設置された。日本書紀に、日本武尊の武勇伝として上総国に上陸する場面が見られる。
[編集] 平安時代から室町時代まで
平安時代には、土着した平氏系武士が勢いをふるったが、平将門、ついで平忠常が反乱を起こし、房総は一時荒廃した。この荒廃の中から台頭してきたのが、忠常の嫡流の子孫である千葉氏である。
源頼朝が伊豆から流れてきて、千葉氏を味方につけて復権の礎となった。千葉氏の当主・千葉常胤はこの功績によって、鎌倉幕府の重臣となり、鎌倉・室町時代にかけて、千葉氏は房総の支配者となった。しかし、北条氏を支持したため豊臣秀吉によって千葉氏は断絶。
[編集] 戦国時代から江戸時代まで
戦国時代には安房の里見氏が勢力を伸ばしたが、江戸時代になって、里見家は改易となり、断絶した。
江戸時代には、江戸に近いことから大きな大名は置かれず、天領・旗本領・小大名領に細かく分割された。江戸前期には佐倉惣五郎が百姓一揆を指導したとされ、後に伝説的義民となった。堀田家が治めた佐倉藩(11万石)は房総で最も大きな大名で、幕末にはアメリカとの交渉にあたった老中の堀田正睦(まさよし)が出た。それに次ぐ関宿藩から出た久世広周も幕末に老中を務めている。
[編集] 明治から第二次大戦まで
安房国、上総国と下総国の一部が、現在の千葉県になった。1871年の廃藩置県によって、印旛県・木更津県・新治県が設置された。1873年6月15日、印旛県と木更津県の合併により千葉県が誕生、県庁が千葉町(千葉市街地)に開設された。1875年5月7日に新治県の茨城県編入に伴い、千葉県であった結城郡・猿島郡・岡田郡・豊田郡4郡と葛飾・相馬両郡の一部を茨城県に譲渡して、香取郡・匝瑳郡・海上郡を旧新治県から編入した。更に1899年4月1日に香取郡の利根川以北が茨城県に編入されている。これにより、現在の県域がほぼ確定した。
地下資源に恵まれなかったことから、近代にはいると、千葉県では近代工業が育たず、開発から大きく取り残された。醤油・みりんといった醸造業のみは近代に入っても発展を続け、1928年には戦前の労働争議でも最大規模の野田醤油労働争議が発生した。また、東京に近いことから、帝都防衛を名目に習志野をはじめ、千葉,市川,柏,松戸,佐倉,四街道,富津,館山のような多くの軍事的に重要な拠点が多く造られた。太平洋戦争末期、連合軍による本土上陸の可能性が一番高い場所として、日本軍と連合軍両者とも同じく九十九里浜を挙げており、日本軍は防衛隊を配備する計画を立てたが、その前に日本は降伏し本土での地上戦が行われる事は避けられた。
[編集] 第二次大戦後
第二次大戦後には、東京湾沿岸が埋め立てられ、京葉工業地域が誕生したことで、重化学工業が発展した。また、東京のベッドタウンとしても発展し、大規模なニュータウンが造成され、いわゆる「千葉都民」が急増した。県内の主なニュータウンとしては、海浜ニュータウン、成田ニュータウン、千葉ニュータウンなどがある。(千葉県のニュータウン一覧)
1978年には新東京国際空港(現在の成田国際空港)が開港し、1983年には東京ディズニーリゾートが開業して、周辺地域は大きな発展を遂げている。
[編集] 人口
[編集] 年齢構成
| 画像:demography12000.svg | |
| 千葉県と全国の年齢別人口分布図(比較) | 千葉県の年齢・男女別人口分布図 |
■紫色は千葉県
■緑色は日本全国 | ■青色は男性
■赤色は女性 |
| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |
[編集] 行政
[編集] 県知事
[編集] 議会
[編集] 千葉県議会
[編集] 会派構成
(2007年1月12日現在)
| 会派名 | 人数 |
|---|---|
| 自由民主党千葉県議会議員会 | 60 |
| 民主党千葉県議会議員団 | 12 |
| 公明党千葉県議会議員団 | 7 |
| 日本共産党千葉県議会議員団 | 4 |
| 社民・県民連合千葉県議会議員団 | 3 |
| 市民ネット・無所属市民の会 | 3 |
| 水と緑の会 | 1 |
| 無所属 | 1 |
| 欠員 | 7 |
[編集] 選挙区
| 選挙区名 | 定数 | 選挙区名 | 定数 | 選挙区名 | 定数 | 選挙区名 | 定数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東葛飾郡 | 1 | 千葉市若葉区 | 2 | 成田市 | 2 | 鴨川市 | 1 |
| 印旛郡 | 1 | 千葉市緑区 | 1 | 佐倉市 | 3 | 鎌ケ谷市 | 2 |
| 長生郡 | 2 | 千葉市美浜区 | 2 | 東金市 | 1 | 君津市 | 2 |
| 山武郡 | 3 | 銚子市 | 2 | 八日市場市 | 1 | 富津市 | 1 |
| 香取郡 | 3 | 市川市 | 6 | 旭市 | 1 | 浦安市 | 2 |
| 海上郡 | 1 | 船橋市 | 7 | 習志野市 | 2 | 四街道市 | 1 |
| 匝瑳郡 | 1 | 館山市 | 1 | 柏市 | 4 | 袖ケ浦市 | 1 |
| 夷隅郡 | 2 | 木更津市 | 2 | 勝浦市 | 1 | 八街市 | 1 |
| 安房郡 | 2 | 松戸市 | 7 | 市原市 | 4 | 印西市 | 1 |
| 千葉市中央区 | 3 | 野田市 | 2 | 流山市 | 2 | 白井市 | 1 |
| 千葉市花見川区 | 3 | 佐原市 | 1 | 八千代市 | 2 | 富里市 | 1 |
| 千葉市稲毛区 | 2 | 茂原市 | 2 | 我孫子市 | 2 |
[編集] 産業
[編集] 農業
- 東京都区部に近い場所として近郊農業が盛ん。産出額(2001年度)では、大根・葱・蕪・里薯が全国第一位。農業産出額(2002年)は全国第二位。
- 南房総では、暖かい気候を利用した花の栽培が盛んで、花の産出額(2001年度)は全国第二位。
- 特産品としては落花生が全国的に有名。
- 梨の産地としても有名。生産出荷量(2002年)は全国一位。
- 日本の酪農発祥の地とされる。徳川吉宗により、1728年にインド産といわれる白牛(はくぎゅう)が輸入され、現在の南房総市(旧丸山町)で乳製品作りが始まったのが起源とされている。生乳生産量では全国第三位(2000年)。
[編集] 水産業
- 東京湾の奥深くは遠浅の干潟で漁業や海苔の栽培が盛んであったが、埋め立てが進み工業地帯が発達した。
- 銚子港は全国有数の漁港であり、館山、勝浦などでも盛ん。
- 漁業総生産量(2002年)は全国第五位。鰮や鯖の水揚げが多い。東京内湾では海苔の養殖も盛ん。かつては、千葉市などでも養殖が盛んに行われていたが、埋め立てに伴い、消滅した。現在は、木更津市や富津市、船橋市などの遠浅の海で養殖されている江戸前海苔は、最高級江戸前海苔として珍重されている。また、近年、香りや味の良いアサクサノリを復活させる試みが始まっている。
[編集] 製造業・鉱業
- 江戸時代から醤油・みりんといった醸造業が盛んだった。
- 現在は千葉港とその周辺埋め立て地を中心とした京葉工業地域の誕生によって、重化学工業が盛んとなった。県の工業の特色として、化学工業と食料品工業の比重が高いことがあげられる。
- 茂原市周辺では豊富な天然ガスを利用した工業が盛ん。
- 天然ガス鉱床(ガス田)から産出するヨウ素は世界でも有数の産出量で、日本が世界に輸出するほとんど唯一の鉱物資源である。千葉県の生産量は年間約5,700t(平成11年)で、全国の約87%を占めている。なおヨードの産出は、世界の約35%を日本が占めている。
[編集] 県内に工場のある主要企業
[編集] 県内に本社のある主要企業
[編集] 平成の大合併
- 2003年6月6日 - 野田市に関宿町が編入。
- 2005年2月11日 - 鴨川市旧自治体と天津小湊町が合併し鴨川市に。
- 2005年3月28日 - 柏市に沼南町が編入。
- 2005年7月1日 - 旭市旧自治体と干潟町、飯岡町、海上町が合併し旭市に。
- 2005年12月5日 - 夷隅町、大原町、岬町が合併しいすみ市に。
- 2006年1月23日 - 八日市場市と野栄町が合併し、匝瑳市に。
- 2006年3月20日 - 富浦町、富山町、三芳村、白浜町、千倉町、丸山町、和田町が合併し、南房総市に。
- 2006年3月27日 - 成田市に下総町、大栄町が編入。
[編集] 地域
県庁による地域区分には、4地域の分類と、県庁および県民センターの所管区域による6区分とがある。4地域区分、南地域は南房総県民センターの所管区域と同等であるが、西地域と東地域と中央地域は再編されて県庁直轄と3つの県民センター所管区域に分割されている。(2007年4月1日~)県の総人口は6,134,039人。人口は、2006年4月1日現在の登録人口(住民基本台帳人口及び外国人登録人口を合算した人口)である。
4地域区分
県庁および県民センターの所管区域による分類
- 千葉・市原(県庁直轄) 120万9446人
- 葛南県民センター(船橋市)所管区域 154万4233人
- 東葛飾県民センター(松戸市)所管区域 140万6547人
- 北総県民センター(佐倉市)所管区域 102万1903人
- 東上総県民センター(茂原市)所管区域 47万7492人
- 南房総県民センター(木更津市)所管区域 47万4418人
県下には、36市6郡17町3村がある。以下、県庁および県民センターの所管区域ごとに記載する。 町は「ちょう」ではなくすべて「まち」と読む。
- 千葉・市原 1,209,446人
- 葛南 1,544,233人
- 東葛飾 1,406,547人
- 北総(印旛) 1,021,903人
- 北総(香取) 314,401人
- 東上総 477,492人
- 南房総 474,418人
[編集] 地域間関係
千葉県を都市部と農村部に分けることがあるが、市部と郡部の区別とは違い、この場合は新住民が多数を占める地域を都市部、旧住民が多数を占める地域を農村部と呼ぶ。都市部は北西部、農村部は北東部と南部の範囲とほぼ一致する。性格は、新住民と旧住民との間では異なっている。
- 北部 北西部
- 主に千葉地域、葛南地域、東葛、印旛地域のことを指す。
- 東京都区部に近いため、住宅地としての開発が進んでいる。又、京葉工業地域や千葉港などの港があり、埋め立て地(東京ディズニーリゾート、ららぽーと、幕張新都心など)を中心に、新たな街造りが展開されている。いわゆる「千葉都民」の多い地域で、中でも浦安市は、住民の平均年齢が最も低い市である。千葉ニュータウンがある地域は、北総又は印旛と呼ばれている(ただし「北総」には東京湾岸や東総地域など旧下総国地域全体を指す場合もある)。
- 狭義では、千葉市周辺(千葉市、佐倉市など)を除いて、旧東葛飾郡(船橋や我孫子などの地域)の範囲を指す事もある。東葛は千葉市との繋がりが浅く、全国紙の地方版も、千葉市周辺版と東葛版に分けられている。
- スポーツ界では、特に東葛は「サッカー王国」として有名である。アマ界を見ても、高校サッカーにおける激戦区の一つであり、船橋市立船橋高等学校、習志野市立習志野高等学校などが全国制覇を複数回成し遂げているほか、強豪校が私立・公立ともに多い。
- 北東部
- 主に香取地域、海上地域と東上総地域の一部の事を指す
- 概ね国道51号や国道126号の沿線。香取神宮(香取市)などの有名な神社仏閣が鎮座する。
- 鹿行(鹿嶋市などの茨城県南東部)との交流関係が深いため、「ちばらき」と諷刺される事もある。かつては利根川の運河交通の要衝として栄えた佐原(香取市街地)などがある。香取市から鹿嶋市に至る利根川沿いから形成される「水郷」と呼ばれる観光地を抱える。東端には漁業と醤油産地として有名な銚子市があり、太平洋岸を南に向かって美しい海岸線の九十九里浜が走る。
- 成田空港以東の下総台地を構成する地域は、東総と呼ばれており、「香取干潟八万石」といわれる所で、水田地帯が広がる。
- スポーツ界では、この地域出身のプロ野球選手が多く、千葉県立銚子商業高等学校、銚子市立銚子高等学校、横芝敬愛高等学校卒業生が目立つ。
- 南部
- 南房総(房総半島南部)は特に温暖な気候であり、県花である菜の花やポピーの栽培が行われている。南部でも漁業は盛んで、勝浦市の勝浦漁港は国内有数の鰹の水揚げ港であり、千葉県は水産資源に恵まれた県である。房総丘陵を構成する地域の半島南部は、南総と呼ばれている。