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+ | '''1990年代'''(せんきゅうひゃくきゅうじゅうねんだい)は、[[1990年]]から[[1999年]]までの10年間を指す。[[日本]]の[[元号]]では概ね[[平成]]一桁に対応する。 | ||
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+ | == できごと == | ||
+ | === 1990年 === | ||
+ | * [[1月7日]]- [[アニメ]]『[[ちびまる子ちゃん]]』が[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列で放送開始、同年に最高[[視聴率]]39.9%を記録する人気番組となる。一時期の中断を経て、[[2012年]]現在も放送されている。 | ||
+ | * [[1月12日]]- [[秋篠宮文仁親王|礼宮文仁親王]]、[[文仁親王妃紀子|川嶋紀子]]が結婚。[[秋篠宮家]]を創設。 | ||
+ | * [[1月13日]] - [[大学共通一次試験]]を改称し「[[大学入試センター試験]](第1回)」を実施 | ||
+ | * [[1月18日]] - [[長崎市]]市長・[[本島等]]が背後から銃撃を受けて一時重体に。(→[[長崎市長銃撃事件]]) | ||
+ | * [[2月18日]] - [[第39回衆議院議員総選挙]]開票。自民党が単独過半数を維持する。 | ||
+ | * [[3月21日]] - [[ナミビア]]が[[南アフリカ共和国]]より独立 | ||
+ | * [[4月1日]] - [[三井銀行]]と[[太陽神戸銀行]]が合併し「太陽神戸三井銀行」(後の[[さくら銀行]]。現在は[[三井住友銀行]])が発足。 | ||
+ | * [[4月1日]] [[国際花と緑の博覧会]] | ||
+ | * [[4月13日]] -[[NHK総合]]でアニメ[[ふしぎの海のナディア]]が放送開始。 | ||
+ | * [[5月21日]]- 世紀の[[喜劇]]王[[藤山寛美]]死去。 | ||
+ | * [[6月11日]] - ペルーで行われた大統領選で日系人の[[アルベルト・フジモリ]]が当選。 | ||
+ | * [[7月6日]] - [[神戸高塚高校校門圧死事件]]が起こる。 | ||
+ | * [[8月2日]] - [[イラク]]軍[[クウェート]]に侵攻。 | ||
+ | * [[9月30日]] - ソ連と[[韓国]]が国交を樹立。 | ||
+ | * [[10月3日]] - 東西[[ドイツ]]が統一。 | ||
+ | * [[10月6日]] - [[セガ]]が国産初のカラー液晶を搭載した携帯型ゲーム機[[ゲームギア]]を発売。 | ||
+ | * [[10月11日]]- [[TBSテレビ|TBS]]の長寿ドラマ・[[渡る世間は鬼ばかり]]放送開始。 | ||
+ | * [[10月24日]]- [[1990年の日本シリーズ|日本シリーズ]]で[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]が読売ジャイアンツを下し、[[1960年]]以来30年ぶりの4連勝で日本一 | ||
+ | * [[11月12日]]- 今上天皇の[[即位の礼]]が行われる。 | ||
+ | * [[11月21日]]- [[任天堂]]製造のゲーム機[[スーパーファミコン]]が発売される。 | ||
+ | * [[11月28日]]- [[イギリス]]では[[マーガレット・サッチャー]]が11年における政権から交代し、新たに[[ジョン・メージャー]]が首相となる。 | ||
+ | * [[12月2日]]- 当時TBSの記者であった[[秋山豊寛]]が[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[バイコヌール宇宙基地]]より宇宙飛行へ出発。日本人では初の宇宙飛行士となり、ジャーナリストでは[[世界]]初となる。 | ||
+ | * [[チリ]]民政復帰 | ||
+ | * [[大蔵省]]「土地関連融資の抑制について」(総量規制)通達 | ||
+ | * [[読売ジャイアンツ|巨人]]が、史上最短で[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]優勝 | ||
+ | * [[公立]]の小・中・高等学校で第二土曜日が休校制となる | ||
+ | |||
+ | === 1991年 === | ||
+ | * [[1月13日]] - ソ連軍がリトアニア共和国の独立運動を武力で鎮圧。([[血の日曜日事件]]) | ||
+ | * [[1月17日]] - [[湾岸戦争]]が勃発。 | ||
+ | * [[3月14日]] - [[広島新交通システム橋桁落下事故]]が起きる。 | ||
+ | * [[4月1日]] - 丸の内から[[新宿副都心]]へ[[東京都庁舎]]が移る 。 | ||
+ | * [[4月16日]] - [[ゴルバチョフ]]大統領がソ連国家元首として初めて来日。[[海部]]首相と会談。 | ||
+ | * [[5月14日]] - [[信楽高原鐵道列車衝突事故]]が起きる。 | ||
+ | * [[5月14日]] - [[横綱]][[千代の富士貢]]が5月場所を最後に[[引退]]。 | ||
+ | * [[5月15日]] - [[お立ち台]]ディスコ[[ジュリアナ東京]]オープン。 | ||
+ | * [[6月3日]] - [[雲仙岳|雲仙普賢岳]]の噴火、[[火砕流]]により死者・行方不明者43名。 | ||
+ | * [[6月19日]] - [[PKO協力法]]成立。 | ||
+ | * [[6月20日]] - [[東北新幹線]]の[[上野駅]]〜[[東京駅]]間が開業。 | ||
+ | * [[7月11日]] - [[悪魔の詩]]を翻訳した五十嵐一・筑波大学教授が暗殺される。([[悪魔の詩訳者殺人事件]]) | ||
+ | * [[7月26日]] - [[メガドライブ]]用ソフト[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ (1991年のゲーム)|ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]発売。 | ||
+ | * [[8月19日]] - [[ソ連]]で共産党保守派によるクーデターが発生。 | ||
+ | * [[8月20日]] - [[ラトビア]]・[[リトアニア]]・[[エストニア]]再独立。 | ||
+ | * [[8月23日]] - 東京で第3回[[世界陸上競技選手権大会]]が開催される。 | ||
+ | * [[9月1日]] - [[世界陸上選手権]]東京大会の[[男子マラソン]]で[[谷口浩美]]が日本人男子として初優勝。 | ||
+ | * [[10月5日]] - [[TBSテレビ|TBS]]の期首特別番組、[[オールスター感謝祭]]放送開始。春と秋の年2回放送。 | ||
+ | * [[11月5日]] - [[宮澤喜一|宮沢喜一]]内閣発足。 | ||
+ | * [[11月13日]] - [[俳優|女優]][[宮沢りえ]]の[[ヘアヌード]][[写真集]]が写真集の日本記録の売り上げを達成。 | ||
+ | * [[11月13日]] - [[ティム・バーナーズ=リー]]、[[World Wide Web]]を[[インターネット]]上で公開。 | ||
+ | * [[11月24日]] - [[クイーン (バンド)|クイーン]]の[[フレディ・マーキュリー]]が死去。 | ||
+ | * [[12月12日]] - セガがメガドライブ用の[[CD-ROM]]ドライブ[[メガCD]]を発売。 | ||
+ | * [[12月25日]] - ゴルバチョフ・ソ連大統領が辞任。[[ソビエト連邦]]の崩壊。 | ||
+ | * [[ドイツ]]、[[ベルリン]]への首都移転決定 | ||
+ | * 科学者の[[飯島澄男]]によって「[[カーボンナノチューブ]]」発見される。 | ||
+ | * [[ウォーリーをさがせ!]]ブームが起こる。 | ||
+ | * [[ユーゴスラビア]]より、[[スロベニア]]、[[クロアチア]]が独立を宣言。[[ユーゴスラビア紛争]]始まる。クロアチアとの紛争は泥沼化する。 | ||
+ | * [[マツダ・787|マツダ・787B]]、日本車としてはじめて[[ル・マン24時間レース]]総合優勝 | ||
+ | * [[ミャンマー]]の[[アウンサンスーチー]]に[[ノーベル平和賞]]。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | === 1992年 === | ||
+ | * [[2月8日]] - [[アルベールビルオリンピック]]開催 | ||
+ | * [[3月7日]] - [[テレビ朝日]]系列でアニメ[[美少女戦士セーラームーン]]が放送開始。女児を中心にブームになる。 | ||
+ | * [[3月14日]] - [[東海道新幹線]][[のぞみ (列車)|のぞみ]]運行開始 | ||
+ | * [[4月13日]] - [[テレビ朝日]]系列のテレビアニメ「[[クレヨンしんちゃん (アニメ)|クレヨンしんちゃん]]」放送開始。 | ||
+ | * [[4月25日]] - [[ロック (音楽)|ロック]][[歌手]]の[[尾崎豊]]死去 | ||
+ | * [[5月8日]] - 大相撲の[[横綱]][[北勝海信芳]]が引退を表明。約60年ぶりに横綱不在となる。 | ||
+ | * [[5月27日]] - [[漫画家]]で「[[サザエさん]]」の作者である[[長谷川町子]]が死去 | ||
+ | * [[7月25日]] - [[バルセロナオリンピック]]開催 | ||
+ | * [[7月1日]] - [[山形新幹線]]開業 | ||
+ | * [[7月26日]] - [[第16回参議院議員通常選挙|第16回参議院議員選挙]] | ||
+ | * [[8月4日]] - 作家の[[松本清張]]が死去。 | ||
+ | * [[8月24日]] - [[中国]]と[[韓国]]が国交を樹立。 | ||
+ | * [[9月12日]] - [[毛利衛]]が[[スペースシャトル]]で宇宙飛行。 | ||
+ | * [[10月26日]] - [[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]が[[1992年の日本シリーズ|日本シリーズ]]で[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]を下し3度目の3年連続の日本一。 | ||
+ | * [[11月23日]] - [[鈴木嘉和|風船おじさん]]が風船28個の[[飛行船]]で[[太平洋]]横断に出発するが、消息不明となる | ||
+ | * [[12月12日]] - [[宮澤喜一]]改造内閣発足 | ||
+ | * [[力士]]の貴花田光司(後の[[貴乃花光司]])と[[俳優|女優]]の[[宮沢りえ]]が婚約(翌年の1月に破局) | ||
+ | * 100歳を迎えた双子の姉妹[[きんさんぎんさん|きんさん・ぎんさん]]がテレビなどに取り上げられ、全国的にブームとなる。 | ||
+ | * [[KATO&KENテレビバスターズ]]が放送終了。TBSは、8時だョ!全員集合以来続いていた土曜夜8時のドリフ関係番組から撤退。 | ||
+ | * [[東京佐川急便事件]]が起こる | ||
+ | * [[電波少年シリーズ]]放送スタート。 | ||
+ | * [[三内丸山遺跡]]の発掘調査が開始される | ||
+ | * [[ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争]]勃発。セルビア、クロアチア、ムスリムの三勢力が入り乱れて悲惨な内戦となる。 | ||
+ | * [[大相撲]]で[[貴乃花光司|貴花田光司]]が19歳5か月の最年少[[幕内]]最高優勝を飾る | ||
+ | * [[バブル景気]]が終了する | ||
+ | |||
+ | === 1993年 === | ||
+ | *[[11月1日]] - ヨーロッパで[[欧州連合]] (EU) が発足。 | ||
+ | * [[1月20日]] - [[ビル・クリントン]]、[[ジョージ・H・W・ブッシュ]]を継いで[[アメリカ合衆国大統領]]に就任。 | ||
+ | * [[1月20日]] - 女優[[オードリー・ヘプバーン]]が死去。 | ||
+ | * [[大相撲]]で[[曙太郎]]が史上初の[[外国人]][[横綱]]となる。 | ||
+ | * [[矢ガモ]]騒動 | ||
+ | * [[マーク・アンドリーセン]]ら、Webブラウザ[[NCSA Mosaic]]を公開。World Wide Webの普及が始まるきっかけとなった。 | ||
+ | * 「[[サザエさん]]」で知られる漫画家の[[長谷川町子]]の著書を専門に扱っていた[[姉妹社]]が解散。同社が管理していた著作権は[[長谷川町子美術館]]に移譲。 | ||
+ | * [[4月2日]] - 日本初の開閉式屋根を持つドーム球場[[福岡ドーム]]が完成。 | ||
+ | * [[4月10日]] - [[日本放送協会|NHK]]のテレビアニメ「[[忍たま乱太郎]]」放送開始。 | ||
+ | * 自民党からの離党者が相次ぎ、[[新生党]]、[[新党さきがけ]]が結成される。 | ||
+ | * [[5月15日]] - [[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]が開幕 | ||
+ | * [[6月19日]] - [[皇太子徳仁親王]]、[[皇太子徳仁親王妃雅子|小和田雅子]]と結婚。 | ||
+ | * [[7月12日]] - [[北海道南西沖地震]]で[[奥尻島]]に壊滅的被害。 | ||
+ | * [[7月17日]] - [[横浜ランドマークタワー]]が竣工 | ||
+ | * [[7月18日]] - [[第40回衆議院議員総選挙]] - [[自由民主党 (日本)|自由民主党]]、[[日本社会党]]が敗北。 | ||
+ | ** [[55年体制]]の終結、非自民非共産の[[細川護熙]]内閣成立。 | ||
+ | * [[長野自動車道]]が全線開通 | ||
+ | * [[NTTドコモ]]、[[PDC]]方式によるデジタル携帯電話「デジタル・[[mova|ムーバ]]」のサービス開始。 | ||
+ | * [[8月26日]] - [[レインボーブリッジ]]が開通 | ||
+ | * [[法隆寺]]([[奈良県]])、[[姫路城]]([[兵庫県]])、[[屋久島]]([[鹿児島県]])、[[白神山地]]([[秋田県]])が、日本で初の[[世界遺産]]に登録 | ||
+ | * [[冷夏]]に見舞われ、[[米]]が大凶作となる。([[1993年米騒動|平成の米騒動]]) | ||
+ | * [[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]が[[1993年の日本シリーズ|日本シリーズ]]で[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]を下し、15年ぶり2度目の日本一 | ||
+ | * [[10月4日]] - [[ロシア]]で[[エリツィン]]大統領と議会勢力の対立が激化し、[[10月政変]]が勃発。 | ||
+ | * [[11月6日]] - 細川首相、[[大韓民国|韓国]]訪問 | ||
+ | * [[12月16日]] - [[田中角栄]]元[[内閣総理大臣|首相]]が死去 | ||
+ | * [[12月25日]] - [[フリーアナウンサー]]の[[逸見政孝]]が死去 | ||
+ | |||
+ | === 1994年 === | ||
+ | * [[2月12日]] - [[リレハンメルオリンピック]]開催 | ||
+ | * [[4月5日]] - [[ニルヴァーナ (バンド)|ニルヴァーナ]]のボーカル、[[カート・コバーン]]死亡 | ||
+ | * [[スーパーファミコン]]用ソフト[[ファイナルファンタジーVI]]発売。 | ||
+ | * [[パレスチナ自治政府]]設立。 | ||
+ | * [[ルワンダ]]で百万人以上が虐殺。 | ||
+ | * [[4月27日]] - [[南アフリカ共和国]]で全人種参加選挙、[[ネルソン・マンデラ]]が大統領に。 | ||
+ | * [[4月28日]]- [[細川護熙]]首相辞任、[[羽田孜]]内閣発足。 | ||
+ | * [[5月1日]] - [[アイルトン・セナ]]がレース中の事故で死去 | ||
+ | * [[5月6日]] - [[英仏海峡トンネル]]開通 | ||
+ | * [[5月18日]]- 巨人の[[槙原寛己]]投手が福岡ドームでの広島戦で [[日本プロ野球|プロ野球]]史上15人目の[[完全試合]]を達成。 | ||
+ | * [[6月30日]]- [[羽田内閣]]総辞職、自社さ連立政権の[[村山富市]]内閣発足、自民党与党に返り咲く。 | ||
+ | * [[6月27日]] - [[松本サリン事件]]発生 | ||
+ | * [[7月8日]] - [[宇宙飛行士]]の[[向井千秋]]が日本人女性初で[[コロンビア (オービタ)|スペースシャトル コロンビア]]で宇宙へ飛び発つ | ||
+ | * [[7月8日]] - [[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の[[国家主席]]である[[金日成]]が死去 | ||
+ | * この年の夏は猛暑によって全国各地で[[水不足]]となり、東京で[[気象庁]]の観測史上最高温度の39.1度を[[8月3日]]に記録 | ||
+ | * [[8月2日]] - タレントの[[ビートたけし]]が[[渋谷区]]で[[オートバイ|バイク]]を[[飲酒運転]]し[[交通事故|衝突傷害事故]]を起こす。 | ||
+ | * [[8月31日]]- [[ジュリアナ東京]]閉店 | ||
+ | * [[9月4日]] - [[関西国際空港]]開港 | ||
+ | * プロ野球[[オリックス・バファローズ|オリックス・ブルーウェーブ]]の[[イチロー]]選手が史上初の年間200本安打を達成する | ||
+ | * [[10月3日]] - [[東京放送ホールディングス|東京放送(TBS)]]が[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[赤坂 (東京都港区)|赤坂]]の本社敷地内に建設した新社屋・TBS放送センター(通称「ビッグハット」)が完成。 | ||
+ | * プロ野球史上初の最終戦首位同率決戦[[中日ドラゴンズ]]対[[読売ジャイアンツ]]([[10.8決戦]]) | ||
+ | * プロ野球の[[読売ジャイアンツ]]が[[1994年の日本シリーズ|日本シリーズ]]で[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]を4勝2敗で下し5年ぶりの日本一(西武黄金時代終幕)。 | ||
+ | * [[10月13日]] - [[大江健三郎]]が[[ノーベル文学賞]]を受賞。 | ||
+ | * [[11月3日]] - [[つくば母子殺人事件]] | ||
+ | * [[大相撲]]で[[貴乃花光司]]が[[横綱]]に昇進する | ||
+ | * [[11月22日]] - [[セガサターン]]発売 | ||
+ | * [[11月27日]] - [[愛知県西尾市中学生いじめ自殺事件]]が起こる | ||
+ | * [[12月3日]] - [[プレイステーション]]、[[スーパー32X]]発売 | ||
+ | * [[12月10日]]- 羽田内閣退陣で下野した、[[新生党]]、[[公明党]]、[[日本新党]]、[[民社党]]等が合流して、[[新進党]]結成。 | ||
+ | * [[野島伸司]]監修のドラマ「[[家なき子 (1994年のテレビドラマ)|家なき子]]」と野島脚本のドラマ「[[人間・失格〜たとえばぼくが死んだら]]」が放送され陰湿な内容が社会問題となる | ||
+ | |||
+ | === 1995年 === | ||
+ | * [[1月1日]] - [[世界貿易機関|WTO]]発足 | ||
+ | * [[1月17日]] - [[明石海峡]]を震源とする直下型大地震が発生。(→[[阪神・淡路大震災]]) | ||
+ | * [[3月19日]]-[[ルパン三世]]の[[声優]]である[[山田康雄]]が[[脳出血]]のため死去 | ||
+ | * [[3月20日]] - [[地下鉄サリン事件]]発生。[[オウム真理教]]による一連の凶悪事件が次々と明るみに出る。 | ||
+ | * [[オーストリア]]、[[フィンランド]]、[[スウェーデン]]が[[欧州連合|EU]]に加盟 | ||
+ | * [[4月9日]] - 同日に行われた知事選挙で[[青島幸男]]が東京都の、[[横山ノック]]が大阪府の知事に当選。「タレント知事」のはしりとなる。 | ||
+ | * [[4月19日]] - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]中南部[[オクラホマシティ]]で爆破テロ事件 | ||
+ | * [[5月8日]] - [[テレサ・テン]]死去。 | ||
+ | * [[5月16日]] - オウム真理教教祖の[[麻原彰晃]]が逮捕される。 | ||
+ | * [[6月21日]] - [[全日空857便ハイジャック事件]]発生 | ||
+ | * [[7月23日]] - [[第17回参議院議員通常選挙|第17回参議院議員選挙]] | ||
+ | * [[7月27日]] - [[九州自動車道]]全線開通([[青森インターチェンジ|青森IC]] - [[えびのインターチェンジ|えびのIC]]間本州 - 九州全線 約2170km開通) | ||
+ | * [[広島市への原子爆弾投下|広島]]・[[長崎市への原子爆弾投下|長崎原爆投下]]50年 | ||
+ | * [[第二次世界大戦]]終戦50年 | ||
+ | * [[フランス]]、[[ムルロア環礁]]で核実験強行。 | ||
+ | * [[メジャーリーグベースボール|大リーグ]]で[[野茂英雄]][[投手]]が日本人初の新人王となった。 | ||
+ | * プロ野球の[[オリックス・ブルーウェーブ]]、[[パシフィック・リーグ|パ・リーグ]]制覇。「がんばろうKOBE」の合言葉と[[イチロー]]旋風を起こすも[[1995年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]に敗れる。 | ||
+ | * [[読売ジャイアンツ]]の[[原辰徳]]が現役引退。 | ||
+ | * [[Microsoft Windows 95|Windows95]]発売。PC業界における一大ブームを巻き起こした。 | ||
+ | * 超円高、[[円相場|円]]が 1ドル=79.75円を記録。 | ||
+ | * 高速増殖炉「もんじゅ」事故 | ||
+ | * [[11月4日]] - [[イスラエル]]の[[イツハク・ラビン|ラビン]]首相が暗殺される | ||
+ | * [[お笑いコンビ]][[ダウンタウン (お笑いコンビ)|ダウンタウン]]の[[浜田雅功]]が[[小室哲哉]]との音楽ユニット[[H Jungle with t]]の「[[WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント]]」が200万枚のシングルミリオンヒット。相方である[[松本人志]]が[[遺書 (松本人志)|遺書]]を出版しベストセラーとなる | ||
+ | |||
+ | === 1996年 === | ||
+ | * [[1月7日]] - [[太陽の塔]]の作者で[[芸術家]]の[[岡本太郎]]死去 | ||
+ | * [[1月11日]] - [[村山富市]]首相が辞任し、[[橋本龍太郎]]が総理大臣に就任。自民党議員が3年ぶりに首相となるものの、自社さ連立は継続する。 | ||
+ | * [[1月19日]] - [[日本社会党]]、[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]に党名変更。 | ||
+ | * [[1月21日]] - [[漫才師]]の[[横山やすし]]死去。 | ||
+ | * [[2月10日]] - [[北海道]]の[[豊浜トンネル]]の岩盤が崩落し、トンネルの中の20人全員が死去。(→[[豊浜トンネル|豊浜トンネル#豊浜トンネル岩盤崩落事故]]) | ||
+ | * [[2月14日]] - [[将棋]][[棋士 (将棋)|棋士]]の[[羽生善治]]が史上初の七冠王となる | ||
+ | * [[3月23日]] - [[中華民国]]([[台湾]])で初の[[台湾総統選挙|総統選挙]]。[[李登輝]]が当選し、[[台湾正名運動|台湾本土化]]が本格化。 | ||
+ | * [[4月1日]] - [[三菱銀行]]と[[東京銀行]]が合併して「[[東京三菱銀行]]」(現在の[[東京三菱UFJ銀行]])が発足。 | ||
+ | * [[4月11日]] - [[池袋駅構内大学生殺人事件]] | ||
+ | * [[WHO健康開発総合研究センター]]開所 | ||
+ | * [[6月23日]] - [[NINTENDO64]]発売。 | ||
+ | * [[TBSビデオ問題]]で[[TBSテレビ|TBS]]の[[磯崎洋三]][[社長]]が辞任、後任の社長に[[砂原幸雄]]が就任。 | ||
+ | * [[9月29日]] -社民党、新党さきがけ、新進党らの一部議員により、[[民主党 (日本 1996-1998)|民主党]]結成。 | ||
+ | * [[10月20日]] -[[第41回衆議院議員総選挙]] - [[小選挙区比例代表並立制]]に | ||
+ | * [[大阪府]][[堺市]]を中心に[[大腸菌]][[O157]]が発生し全国各地に広がる | ||
+ | * [[7月19日]] - [[アトランタオリンピック]]開催。日本が金3・銀6・銅5のメダル獲得。 | ||
+ | * [[8月4日]] -[[映画]]「[[男はつらいよ]]」シリーズの[[車寅次郎]]役で知られる[[俳優]]の[[渥美清]]が死去。 | ||
+ | * [[9月9日]] -[[柴又女子大生放火殺人事件]]が起きる。 | ||
+ | * [[9月23日]] -[[漫画家]]で「[[ドラえもん]]」の作者である[[藤子・F・不二雄]]が死去 | ||
+ | * [[薬害エイズ事件]]で[[帝京大学]]元副学長の[[安部英]]が逮捕される。 | ||
+ | * プロ野球[[読売ジャイアンツ]]が[[7月9日]]につけられた当時首位の[[広島東洋カープ|広島]]との11.5ゲーム差をひっくり返し[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]優勝決める(いわゆる[[メークドラマ]]。同時にこの試合が[[ナゴヤ球場]]最後の公式戦となった)。が[[1996年の日本シリーズ|日本シリーズ]]ではオリックス・ブルーウェーブに敗れる。 | ||
+ | * オリックスブルーウェーブが19年ぶりの日本一 | ||
+ | * [[10月4日]] - 大手百貨店・[[高島屋]]が[[新宿駅]]南口に国内最大の体積を誇る百貨店「[[タカシマヤタイムズスクエア]]」を開業。 | ||
+ | * [[11月7日]] - [[第2次橋本内閣]]発足。再び自民党の単独政権となり、社民党は閣外協力となる。 | ||
+ | * [[12月17日]] - [[ペルー]]首都リマで[[在ペルー日本大使公邸占拠事件]]。4ヶ月後の翌1997年(平成9年)4月22日にペルー警察の突入によって解決。 | ||
+ | |||
+ | === 1997年 === | ||
+ | * [[1月2日]] - [[ナホトカ号重油流出事故]] | ||
+ | * [[プレイステーション]]用ソフト[[ファイナルファンタジーVII]]発売。 | ||
+ | * [[2月19日]] -[[中華人民共和国]]の最高実力者である[[トウ小平|鄧小平]]が死去 | ||
+ | * ザイールが内乱で独裁政権崩壊、国名が[[コンゴ民主共和国]]となる。 | ||
+ | * [[3月19日]] -[[東電OL殺人事件]]が起きる。被害者の[[プライバシー]]を暴く報道合戦が問題に。同年5月に犯人が逮捕されるも[[冤罪]]の疑惑があり、[[日本国民救援会]]が支援している(2008年現在)。 | ||
+ | * [[7月1日]] - [[香港]]、[[イギリス]]から[[中華人民共和国]]に返還。 | ||
+ | * [[アジア通貨危機]] | ||
+ | * [[大阪ドーム]]・[[ナゴヤドーム]]オープン | ||
+ | * [[秋田新幹線]]・[[長野新幹線]]開業。 | ||
+ | * [[7月12日]] -映画「[[もののけ姫]]」([[宮崎駿]]監督)が劇場公開 | ||
+ | * [[フジテレビジョン|フジテレビ]]が[[東京都]][[新宿区]][[河田町]]の旧放送センターから[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[お台場|台場]]の新社屋・放送センターに移転。 | ||
+ | * [[プロゴルファー]]の[[タイガー・ウッズ]]が[[ネグロイド|黒人]]初・史上最年少の21歳6か月で[[マスターズゴルフトーナメント|マスターズ]]を制覇。さらに年間最年少賞金王にも輝く | ||
+ | * [[神戸連続児童殺傷事件]]。[[少年犯罪]]がクローズアップされ、[[少年法]]改正論議が盛り上がるきっかけとなった。 | ||
+ | * [[8月4日]] - [[週刊少年ジャンプ]]の漫画「[[ONE PIECE]]」([[尾田栄一郎]])が連載開始 | ||
+ | * [[松山ホステス殺人事件]]の犯人が時効寸前で逮捕 | ||
+ | * [[暴力団]][[山口組]]の[[宅見勝]][[若頭]]が射殺される。→[[宅見若頭射殺事件]] | ||
+ | * [[8月31日]] - [[ダイアナ (プリンセス・オブ・ウェールズ)|ダイアナ元皇太子妃]]、[[パリ]]で交通事故死。 | ||
+ | * [[マザー・テレサ]]死去 | ||
+ | * [[ビートたけし|北野武]]が製作した映画「[[HANA-BI]]」が[[ヴェネツィア国際映画祭]]の金獅子賞受賞。 | ||
+ | * [[消費税]]5%に増税。立ち直りかけていた日本経済に打撃を与え、景気は再び後退期に入る。 | ||
+ | * サッカー日本代表が[[FIFAワールドカップ|W杯]]初出場を決める。 | ||
+ | * [[北海道拓殖銀行]]破綻・[[山一證券]]破綻 | ||
+ | * [[大相撲]]で[[小錦八十吉 (6代)|小錦八十吉]]が引退 | ||
+ | * [[X JAPAN]]解散 | ||
+ | * 世界初の量産型[[ハイブリッドカー]]、[[トヨタ・プリウス]]が発売 | ||
+ | * [[新進党]]解散。 | ||
+ | * [[失楽園 (渡辺淳一)|失楽園]]ブームが起こる | ||
+ | |||
+ | === 1998年 === | ||
+ | * 2月2日 - 日本の[[郵便番号]]が3桁から3桁+4桁の合計7桁に変更される。 | ||
+ | * [[インド|印]][[パキスタン|パ]]核実験 | ||
+ | * [[インドネシア]]の[[スハルト]]政権崩壊 | ||
+ | * [[仮面ライダー]]の原作者・[[漫画家]]の[[石ノ森章太郎]]が死去。 | ||
+ | * [[FIFAワールドカップ]][[フランス]]大会開催。 | ||
+ | * [[長野オリンピック]]開催。 | ||
+ | * [[新井将敬]][[国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]が[[自殺]]。 | ||
+ | * [[プロレスラー]]の[[アントニオ猪木]]が38年の現役生活から引退。7万人というドーム史上最高の観客を集める。 | ||
+ | * [[X JAPAN]]の[[HIDE]]が事故死 | ||
+ | * [[世界一の一覧|世界最長]]の吊り橋である[[明石海峡大橋]]が開通。 | ||
+ | * [[大相撲]]で[[横綱]][[貴乃花光司]]の兄である[[花田勝|若乃花勝]]が横綱に昇進し、史上初の兄弟横綱が誕生する | ||
+ | * Jリーグの[[横浜フリューゲルス]]が[[横浜F・マリノス|横浜マリノス]]との合併により消滅 | ||
+ | * [[和歌山毒物カレー事件]] | ||
+ | * [[民主党 (日本 1996-1998)|旧民主党]]、[[民政党]]、[[新党友愛]]、[[民主改革連合]]が合流して、[[民主党 (日本 1998-)|新民主党]]結成。 | ||
+ | * [[第18回参議院議員通常選挙|第18回参議院議員選挙]] | ||
+ | * [[橋本龍太郎|橋本内閣]]総辞職、[[小渕恵三|小渕内閣]]発足。 | ||
+ | * [[全国高校野球選手権大会]]の決勝で[[横浜中学校・高等学校|横浜高校]]の投手[[松坂大輔]]が59年ぶりに[[ノーヒットノーラン]]を達成し優勝。横浜高校は11年ぶりに史上9校目の春夏連覇を達成する | ||
+ | * [[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]が[[ミサイル]]の[[テポドン (ミサイル)|テポドン]]を自国の領土から発射。[[日本海]]と[[日本列島]]上空を通過し[[太平洋]]に落下。 | ||
+ | * [[映画監督]]・[[黒澤明]]死去 | ||
+ | * [[メジャーリーグベースボール|大リーグ]]の[[セントルイス・カージナルス]]所属の[[マーク・マグワイア]]選手と[[シカゴカブス]]所属の[[サミー・ソーサ]]が年間最多[[本塁打]]数新記録を争い、マグアイアが37年ぶりに70本の年間本塁打数の世界新記録を更新 | ||
+ | * [[横浜ベイスターズ]]が38年ぶりにリーグ優勝・日本一 | ||
+ | * [[Windows98]]が発売 | ||
+ | * セガ製造の[[ドリームキャスト]]が発売される。 | ||
+ | * [[NHK教育テレビジョン|NHK教育テレビ]]の[[テレビアニメ]]「[[おじゃる丸]]」が放送開始。 | ||
+ | |||
+ | === 1999年 === | ||
+ | * [[コソボ紛争]]、[[北大西洋条約機構|NATO]]軍が介入し[[セルビア]]を空爆。 | ||
+ | * 1月14日 - [[小渕内閣 (第1次改造)|小渕第1次改造内閣]]が発足。自民党の単独政権から、[[小沢一郎]]を党首とする[[自由党 (日本 1998-2003)|自由党]]との連立政権に。 | ||
+ | *コロンビア大地震が発生、犠牲者1000人以上 | ||
+ | * [[iモード]]サービスイン | ||
+ | * [[プレイステーション]]用ソフト[[ファイナルファンタジーVIII]]発売。 | ||
+ | * ヨーロッパ単一通貨[[ユーロ]]登場 | ||
+ | * [[ヨルダン]]のフセイン国王死去 | ||
+ | * プロレスラーの[[ジャイアント馬場]]死去 | ||
+ | * [[大相撲]]で[[武蔵丸光洋]]が史上2人目の[[外国人]][[横綱]]となる。 | ||
+ | * [[臓器の移植に関する法律]]に基づく初めての[[脳死]][[臓器移植]]が実施される。 | ||
+ | * [[全日空61便ハイジャック事件]]発生 | ||
+ | * [[茨城県]][[東海村]]の[[原子力]]施設で臨界事故発生。 | ||
+ | * 4月1日 - 兵庫県の4町が合併し[[篠山市]]が誕生。いわゆる「[[平成の大合併]]」の第1号。 | ||
+ | * [[玄倉川水難事故]] | ||
+ | * [[トルコ]]西部地震・[[台湾大地震]]発生 | ||
+ | * [[上信越自動車道]]全線開通 | ||
+ | * [[石原慎太郎]]、[[東京都知事]]に当選。 | ||
+ | * [[国旗国歌法]]成立 | ||
+ | * 10月5日 - [[小渕内閣 (第2次改造)|小渕第2次改造内閣]]が発足。[[公明党]]が連立政権に加わる。 | ||
+ | * 日本最古の[[金銭]]とされる[[富本銭]]([[683年]]製造物)が発見される。 | ||
+ | * [[2000年問題]]騒動 | ||
+ | * [[ルノー]]、[[日産自動車]]に資本参加。 | ||
+ | * [[日本プロ野球|プロ野球]]の[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]が26年ぶりにリーグ優勝し35年ぶりに日本一となる。 | ||
+ | * プロ野球で[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]の[[松坂大輔]]投手、[[読売ジャイアンツ]]の[[上原浩治]]投手が両リーグで史上初の新人で[[最多勝]]を受賞する。 | ||
+ | * 歌手の[[宇多田ヒカル]]がデビュー。ファーストアルバム[[First Love (宇多田ヒカルのアルバム)|First Love]]が700万枚を売り上げ日本新記録を樹立。 | ||
+ | * [[マカオ]]、[[ポルトガル]]から[[中華人民共和国]]に返還。 | ||
+ | * [[パナマ運河]]、アメリカ合衆国から[[パナマ]]に返還。 | ||
+ | * [[乙武洋匡]]『[[五体不満足]]』が400万部のベストセラー | ||
+ | * NHK「[[おかあさんといっしょ]]」から生まれた曲『[[だんご3兄弟]]』がCDシングル歴代新記録となる約290万枚の大ヒット。 | ||
+ | * [[池袋通り魔殺人事件]]・[[下関通り魔殺人事件]]・[[桶川ストーカー殺人事件]]・[[音羽幼女殺害事件]]・ [[京都小学生殺害事件]]など相次いて凶悪事件が発生。 | ||
+ | * 翌年の幕明けに向けて、[[ミレニアム]]の[[カウントダウン]]が世界各地で催される。また、[[2000年問題]]の動向が注目される中の[[年越し]]。 | ||
+ | |||
+ | == 世相 == | ||
+ | === 世界 === | ||
+ | * 東西冷戦終結後、旧ソ連、東欧地域では民族主義による紛争が多発するようになった。 | ||
+ | * [[アフリカ]]で[[エボラ出血熱]]流行。[[後天性免疫不全症候群|エイズ]]が蔓延する。 | ||
+ | * [[東南アジア諸国連合|ASEAN]]諸国で急速な経済発展。[[タイ王国|タイ]]・[[マレーシア]]・[[インドネシア]]が特に顕著な成長を遂げ、政治の民主化も進んだ。しかし、1997年の[[アジア通貨危機]]で打撃を受ける。 | ||
+ | * 中華人民共和国沿海部・都市部の経済成長に伴い、農村出身の[[民工]]が大量に都市部に流入(盲流)。国有企業改革に伴い、失業者が多数発生する。 | ||
+ | * 先進国で[[インターネット]]が爆発的普及。[[パーソナルコンピュータ]]の普及率も大幅に増加した。 | ||
+ | * [[アメリカ合衆国]]で好景気、[[SUV]]車が人気に。 | ||
+ | * [[グランジ]]、[[ジェネレーションX]]と呼ばれる世代の圧倒的な支持を受ける。 | ||
+ | * [[ブリットポップ]]、イギリスを中心に広まる。 | ||
+ | * [[ヒップホップ]]、ポップス界に台頭。アメリカ合衆国では[[ロック (音楽)|ロック]]は傍流に退く。 | ||
+ | * 先進国で[[携帯電話]]の普及が始まる。 | ||
+ | * 各国で航空自由化が進み、[[格安航空会社]]が台頭する。 | ||
+ | |||
+ | === 日本 === | ||
+ | ==== 社会 ==== | ||
+ | * [[暴力団]]以外による発砲事件が連続発生。 | ||
+ | * [[オウム真理教]]による[[オウム真理教事件|一連の事件]]は社会に暗い影を落とし、[[カルト宗教]]に対する危険性を再認識させた。 | ||
+ | * [[サラリーマン]]を狙った、少年による暴行・強盗「オヤジ狩り」頻発。 | ||
+ | * 女子中高生の[[売春]]が話題に([[援助交際]])。 | ||
+ | * [[不登校]]・[[引きこもり]]問題が深刻化。 | ||
+ | * [[地方都市]]を中心に[[中心市街地]]の空洞化と[[郊外化]]が進展。 | ||
+ | * 税収の減少が進む一方、地域振興のため建設されたまま活用されない施設や道路が乱立し、財政を悪化させる[[箱物]]行政の弊害が深刻に。 | ||
+ | * [[1998年]]、[[自殺#日本における統計|年間自殺者数]]([[警察庁]]発表データによる)が前年の24391人から8000人以上も急増して3万人を突破、年齢別では30代~60代にかけて増えているが特に50代男性の自殺者の増加が顕著である。また、「経済・生活問題」が要因の自殺も増加している。職業別では[[無職]]者の割合が多いが、[[失業]]者も相当数含まれていると推測される。以降[[2000年代]]に入っても3万人以上で推移しており、失業者が減少しても3万人を割り込むような自殺者の減少に繋がっていない。 | ||
+ | * 小中高校の学校教育においては[[新学力観]]や[[学校週5日制]]の一部実施([[1992年]]から第2[[土曜日]]、[[1995年]]からは第4土曜日も休み)など、[[ゆとり教育]]が徐々に実施される。以降[[学力低下]]が問題となり、「分数ができない大学生」などの書籍が話題を呼んだ。 | ||
+ | |||
+ | ==== 経済 ==== | ||
+ | * [[バブル経済]]が崩壊、地価も下落した。価格破壊が一般化し、[[デフレーション|デフレ]]が起こる。 | ||
+ | * いわゆる[[失われた10年]]。経済の停滞(実質経済成長率は1990年 - 2000年の10年間で平均1.5%)が続いた。 | ||
+ | * 1993年以降は[[就職氷河期]]が続く。中高年の[[リストラ]]([[解雇]])も行われ、1995年以降[[失業率]]が3%を超えた。以降[[2000年代]]に入っても3%以上で推移している。 | ||
+ | * 円高を理由とした製造業の海外移転が進んだ。これにより、1993年以降は地方の工場の撤退・縮小が著しく増加。 | ||
+ | * サービス業や流通・小売業の中国への投資が本格化。 | ||
+ | |||
+ | ==== 文化 ==== | ||
+ | * [[日本における携帯電話|携帯電話]]・[[PHS]]が爆発的に普及。1990年代後半には高校生にも普及した。 | ||
+ | * [[テレビゲーム]]市場では、1990年に登場した[[任天堂]]の[[スーパーファミコン]]は[[ファミコン]]からの世代交代に成功したが、1990年代の後半には、[[ソニー・コンピュータエンタテインメント|SCE]]の[[プレイステーション]]に取って代わられる。 | ||
+ | * 自動車販売市場では、実用車へのニーズが高まり、[[レクリエーショナル・ビークル|RV]]ブームが起こる。[[セダン]]や[[クーペ]]に代わって[[ミニバン]]や[[トールワゴン]]が普及する。 | ||
+ | * [[バスケットボール]]ブームを背景に、[[ハーフパンツ]]が流行。男子小学生の象徴だった[[半ズボン]]が急速に姿を消す。 | ||
+ | |||
+ | ; 前半 | ||
+ | * 関西・中京地区の[[私鉄]]・[[地下鉄]]では[[1970年代]]から普及していた[[自動改札機]]が、首都圏や地方都市、[[JR]](関西・中京地区を含む)の[[鉄道駅|駅]]に普及する。 | ||
+ | * 首都圏では[[チーマー]]が現れ、[[1980年代]]風の[[不良行為少年|ツッパリ]]や若者の[[暴走族]]が減少し、暴走族が高齢化し始めた。 | ||
+ | * [[サザエさん|磯野家の謎]]がベストセラーとなり、[[謎本]]ブームが起こる。 | ||
+ | * 音楽[[シングル]]の売り上げが急上昇する。 | ||
+ | * [[ディスコ]]にお立ち台出現、[[ジュリアナ東京]]では[[ボディコン]]ギャルが踊り狂う。[[バブル経済]]の余韻が無くなりかけた[[1994年]]から[[クラブ]]が流行。 | ||
+ | * 女性の間で[[ワンレングス]]や[[ボブ|ソフトボブ]]の髪形が流行。女子中高生の書き文字から[[丸文字]](変体少女文字)が急速に姿を消す。 | ||
+ | * [[渋谷系]]が流行。 | ||
+ | * 写真集でヘア解禁となり、人気女性タレントによる[[ヘアヌード]]写真集が次々発売される。 | ||
+ | * 新生児の名前では女児で「[[子 (人名)|子]]」の付く名前が激減した。悪魔ちゃん命名騒動(1993年)以後、いわゆる[[DQN#DQNネーム|DQNネーム]]が増える。 | ||
+ | * 1994年 - 1995年頃、[[漫画雑誌]]の発行部数がピークを迎える。 | ||
+ | * 『[[週刊少年ジャンプ]]』の絶頂期。1990年12月に空前の発行部数602万部達成。ピークの1994年12月に653万部となる。 | ||
+ | * 『[[りぼん]]』の売り上げが少女漫画誌では史上最高の250万部に達する。 | ||
+ | * 『[[美少女戦士セーラームーン (アニメ)|美少女戦士セーラームーン]]』が放送開始し、大ブームとなる(1992年 - 1996年) | ||
+ | |||
+ | ; 後半 | ||
+ | * バブル文化への反動から、1970年代ブーム。 | ||
+ | * [[世紀末]]ブーム。 | ||
+ | * [[Microsoft Windows 95|Windows95]]発売以降、[[パーソナルコンピュータ]]が一般家庭に普及。ビジネスの[[情報技術|IT]]化が進んだ。 | ||
+ | * 1997年 - 1998年頃、[[コンパクトディスク|CD]]の年間売上枚数がピークを迎える。 | ||
+ | * いわゆる[[茶髪]]が定着、国民的特徴に。また、若者の間にメッシュ・[[ピアス]]が流行。こちらは定着までは至らなかった。 | ||
+ | * 女子中高生の間に[[ルーズソックス]]・[[ミニスカート|丈の短いスカート]]が流行する。[[スケバン]]が減少し始める。[[ブルマー]]の廃止もこの頃。 | ||
+ | * [[女子高生]]([[ギャル#コギャル|コギャル]])ブーム。1990年代中盤を境に、若者の流行の主役は大学生・OLから女子中高生に交代。 | ||
+ | * [[公立学校|公立]][[高等学校|高校]]の修学旅行においても[[航空機]]利用が全国的に解禁され、[[北海道]]や[[沖縄県]]への修学旅行が一般化する。 | ||
+ | * アニメ『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』が大ブームになり、[[サブカルチャー]]に多くの影響をもたらした。 | ||
+ | * 『[[週刊少年ジャンプ]]』は、『[[ドラゴンボール]]』(1995年25号)の連載終了と同時に、発行部数が激減する。 | ||
+ | * 『[[週刊少年マガジン]]』が、1990年代後半に黄金時代を迎える。1997年11月に、『週刊少年ジャンプ』の発行部数を抜き漫画雑誌の売り上げNo.1になる。 | ||
+ | * [[ポケットモンスター]]・第二次[[ミニ四駆]]ブーム。 | ||
+ | * 『[[たまごっち]]』、『[[テトリン55]]』などのキーチェーンゲームが大ヒットとなる。 | ||
+ | |||
+ | ==== スポーツ ==== | ||
+ | * [[野球場]]の[[グラウンド]]が平均的に拡大化し、室内式のプロ野球場が次々と誕生する。 | ||
+ | * [[大相撲]]での[[力士]]の平均体重がピークとなり、[[関取]]はおろか[[幕下]]以下でも体重200kg前後の力士が登場するようになった。 | ||
+ | |||
+ | ; 前半 | ||
+ | * [[日本プロ野球|プロ野球]]では[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]の第2期黄金時代。また[[フリーエージェント (日本プロ野球)|FA]]制度や[[希望入団枠制度|逆指名制度]]が誕生し、選手の年俸高騰に拍車がかかる。 | ||
+ | * [[サッカー]]では1993年に[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]が発足し、盛り上がりを見せる。初期は[[東京ヴェルディ1969|ヴェルディ川崎]]・[[横浜F・マリノス|横浜マリノス]]が2強を争った。 | ||
+ | * [[大相撲]]では若貴兄弟([[花田勝|若乃花]]・[[貴乃花光司|貴乃花]])の登場でブームを起こす。 | ||
+ | * [[柔道]]では[[小川直也]]・[[吉田秀彦]]・[[古賀稔彦]]・[[田村亮子]]が時代を築く。 | ||
+ | * [[プロレス]]では[[インディー団体]]が次々旗揚げする。[[全日本プロレス]]では[[プロレス四天王|四天王]]、[[新日本プロレス]]では[[闘魂三銃士]]が登場し時代をリードする。ドームでのプロレスも始まり、平成の全盛時代を迎える。 | ||
+ | * [[格闘技]]では[[空手道|空手]]団体[[正道会館]]による格闘[[イベント]]「[[K-1]]」がスタート。新しい[[総合格闘技]]のジャンルが確立される。 | ||
+ | * [[フィギュアスケート]]で[[伊藤みどり]]が活躍。 | ||
+ | * [[ノルディック複合]]の[[荻原健司]]がその強さから「宇宙人」と評されるほどの活躍を見せた。 | ||
+ | |||
+ | ; 後半 | ||
+ | * プロ野球は[[野村克也]]監督の[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]が全盛期を迎える。また[[フリーエージェント (日本プロ野球)|FA]]制度により主力選手の移籍が相次ぎ、特に[[読売ジャイアンツ]]による大物選手の獲得が反響を呼ぶ。その一方、近鉄の[[野茂英雄]]が[[メジャーリーグ|大リーグ]]に挑戦したことを契機に日本球界からの大リーグ挑戦が活発化。FA制度を使って大リーグに移籍するケースも生まれた。 | ||
+ | * サッカーでは1998年の[[FIFAワールドカップ]]に[[サッカー日本代表]]が初めて出場。[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]は1999年にJ1・J2の2部制となる。J1はヴェルディ川崎・横浜マリノスの衰退により[[鹿島アントラーズ]]・[[ジュビロ磐田]]の2強となる。 | ||
+ | * 大相撲は兄弟横綱となった若貴([[花田勝|若乃花]]・[[貴乃花光司|貴乃花]])に加え、[[曙太郎|曙]]・[[武蔵丸光洋|武蔵丸]]を加えた[[4横綱]]時代が1990年代中期 - 2000年代初頭まで続く。 | ||
+ | * 柔道で[[井上康生]]が登場し1996年の[[全日本柔道選手権]]では[[山下泰裕]]以来20年ぶりに[[高校生]]で出場し2000年代初頭まで大旋風を起こす。 | ||
+ | * 格闘技では柔道の[[バルセロナオリンピック]]銀メダリスト小川直也がプロレス界に進出、さらに[[グレイシー柔術]]の[[ヒクソン・グレイシー]]・[[K-1]]の[[アンディ・フグ]]・[[ピーター・アーツ]]らが格闘技ブームを巻き起こす。 | ||
+ | *[[長野オリンピック]]開催。地元開催もあって日本勢は過去最高となる金5個含む計10個のメダルを獲得。中でも[[スキージャンプ]]と[[スピードスケート]]で目覚ましい活躍をみせた。 | ||
+ | |||
+ | ==== テレビ・芸能界 ==== | ||
+ | * お笑い界では昭和戦前生まれの[[お笑い第一世代]]と呼ばれた[[萩本欽一]]や[[ザ・ドリフターズ]]などが、「セミリタイア宣言」をする。また、お笑い界は[[タモリ]]・[[ビートたけし]]・[[明石家さんま]]と言った[[ビッグ3 (日本のお笑いタレント)|ビッグ3]]を代表とする[[お笑い第二世代]]と[[とんねるず]]・[[ダウンタウン (お笑いコンビ)|ダウンタウン]]・[[ウッチャンナンチャン]]を中心にすえる[[お笑い第三世代]]が混合して活躍する。また、[[リアクション芸|リアクション]]を主流とする[[たけし軍団]]を中心に活躍し、[[蛭子能収]]([[漫画家]]兼任)・[[ダチョウ倶楽部]]・[[松村邦洋]]などが登場する。 | ||
+ | * [[マジカル頭脳パワー!!]]などのタレント出演型の[[クイズ番組]]が人気を集める。 | ||
+ | * [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]が[[バラエティー番組]]や[[読売ジャイアンツ|巨人]]戦中継の好調により、[[日本放送協会|NHK]]を含めた[[テレビ局]]における関東地区の年間および年度平均[[視聴率]]で、[[ゴールデンタイム]]、[[プライムタイム]]、[[全日]]で首位となる三冠王を[[1994年]]から連年獲得した。なお、この記録に[[ノンプライム]]を入れた四冠王とする場合もある。 | ||
+ | * [[演歌]][[冬の時代]]を迎える。 | ||
+ | * 俳優では[[織田裕二]]・[[江口洋介]]・[[唐沢寿明]]などが活躍し、女優では[[鈴木保奈美]]を筆頭とし、[[山口智子]]・[[安田成美]]・[[和久井映見]]などが登場し活躍する。1980年代にアイドル歌手として活躍していた[[小泉今日子]]・[[中山美穂]]・[[酒井法子]]などが女優に転進し活躍する。 | ||
+ | *女性シンガーでは[[今井美樹]]・[[大黒摩季]]・[[ZARD]]などがヒットを出す。男性シンガーでは[[小田和正]]・[[CHAGE and ASKA]]・[[B'z]]・[[長渕剛]]などがヒットを出した。また、グループシンガーでは[[サザンオールスターズ]]・[[DREAMS COME TRUE]]・[[WANDS]]などがヒットを出す。 | ||
+ | |||
+ | ; 前期(1990年から1993年) | ||
+ | * [[トレンディドラマ]]の黄金時代を迎える。 | ||
+ | * [[三宅裕司のいかすバンド天国|イカ天]]バンドが活躍する。 | ||
+ | * "[[アイドル四天王]]" ([[浅香唯]]・[[工藤静香]]・中山美穂・[[南野陽子]])や[[光GENJI]]らの活躍以降「[[アイドル#1990年代のアイドル|アイドル冬の時代]]」を迎え、正統派アイドルは姿を消した。 | ||
+ | * [[3M (芸能)|3M]]と呼ばれた[[宮沢りえ]]・[[牧瀬里穂]]・[[観月ありさ]]や[[西田ひかる]]・[[石田ひかり]]・[[内田有紀]]といったアイドル女優が活躍する。 | ||
+ | * 音楽業界では1992年 - 1993年頃[[ビーイング]]系がブームを起こした。 | ||
+ | * [[1980年代]]末期から続く[[音楽番組]][[冬の時代]]。公開歌番組は一部を除いて相次いで打ち切りとなる。 | ||
+ | ; 中期(1994年から1996年) | ||
+ | * 音楽業界では男性シンガーの[[福山雅治]]、バンドグループでは[[Mr.Children]]、[[スピッツ (バンド)|スピッツ]]、[[ウルフルズ]]、[[シャ乱Q]]が登場する。また、「[[小室ファミリー]]」と呼ばれる[[TRF]]・[[globe]]・[[華原朋美]]・[[篠原涼子]]などの歌手が一世を風靡した。 | ||
+ | * [[EAST END×YURI]]・[[JUDY AND MARY]]・[[PUFFY]]などと言った女性ボーカルバンドが登場し活躍する。 | ||
+ | * 男性アイドルでは[[SMAP]]を筆頭とする[[ジャニーズ事務所]]所属タレントが人気を集める。非ジャニーズ系では、[[いしだ壱成]]・[[武田真治]]といったアイドル俳優が活躍する。 | ||
+ | * 女性アイドルでは「[[アイドル#1990年代のアイドル|アイドル冬の時代]]」に終焉を迎え、[[安達祐実]]・[[広末涼子]]・[[榎本加奈子]]などが登場し活躍する。また、[[沖縄アクターズスクール]]出身である[[安室奈美恵]]・[[MAX (音楽グループ)|MAX]]・[[SPEED]]などの歌手が人気を集めた。 | ||
+ | * お笑い界では[[ナインティナイン]]・[[キャイ〜ン]]と[[タモリのボキャブラ天国]]で活躍した[[爆笑問題]]・[[ネプチューン (コントグループ)|ネプチューン]]・海砂利水魚(現[[くりぃむしちゅー]])などと言った[[お笑い第四世代]]に属する芸人が登場。また、[[リアクション芸|リアクション]]を主流とした[[江頭2:50]]・[[出川哲朗]]・[[山崎邦正]]などが登場する。 | ||
+ | ; 後期(1997年から1999年) | ||
+ | * [[ドラマ冬の時代]]を迎える。男性俳優の[[反町隆史]]・[[竹野内豊]]・[[金城武]]や女優の[[江角マキコ]]・[[藤原紀香]]・[[松嶋菜々子]]などといった俳優勢が[[ジャニーズ事務所]]に対抗し活躍する。 | ||
+ | * お笑い界では[[ココリコ]]・[[雨上がり決死隊]]・[[ロンドンブーツ1号2号]]などの中堅お笑い芸人が登場乱立し、2000年代以降も活躍する。 | ||
+ | *女性アイドルでは[[鈴木あみ]]・[[優香]]・[[深田恭子]]などが登場し活躍する。 | ||
+ | * [[浜崎あゆみ]]・[[モーニング娘。]]が登場する。 | ||
+ | * [[GLAY]]・[[L'Arc〜en〜Ciel]]など[[ヴィジュアル系]]と呼ばれたロックバンドが人気を集める。 | ||
+ | * [[Every Little Thing]]・[[the brilliant green]]・[[Kiroro]]などと言った女性ボーカルバンドが人気を集める。 | ||
+ | * [[ゆず (音楽グループ)|ゆず]]・[[19 (音楽グループ)|19]]などの[[ニュー・フォーク]]が脚光を浴びる。 | ||
+ | * マジカル頭脳パワーが終了し、[[クイズ番組]]が衰退し始める。 | ||
+ | |||
+ | == 人物 == | ||
+ | === アメリカ合衆国と東西ヨーロッパ === | ||
+ | ==== 政治 ==== | ||
+ | * [[ヘルムート・コール]]([[1930年]] - ) | ||
+ | * [[ジャック・シラク]]([[1932年]] - ) | ||
+ | * [[ジャン・クレティエン]]([[1934年]] - ) | ||
+ | * [[シルヴィオ・ベルルスコーニ]]([[1936年]] - ) | ||
+ | * [[ロマーノ・プローディ]]([[1939年]] - ) | ||
+ | * [[ジョン・メージャー]]([[1943年]] - ) | ||
+ | * [[ゲアハルト・シュレーダー]]([[1944年]] - ) | ||
+ | * [[ビル・クリントン]]([[1946年]] - ) | ||
+ | * [[マッシモ・ダレマ]]([[1949年]] - ) | ||
+ | * [[トニー・ブレア]]([[1953年]] - ) | ||
+ | ==== 思想と哲学 ==== | ||
+ | * [[サミュエル・P・ハンティントン|サミュエル・フィリップス・ハンティントン]]([[1927年]] - [[2008年]]) | ||
+ | * [[エレーヌ・カレール=ダンコース|エレーヌ・カレール・ダンコース]]([[1929年]] - ) | ||
+ | * ドミニク・ジャニコー([[1937年]] - [[2002年]]) | ||
+ | * [[ジャレド・ダイアモンド]]([[1937年]] - ) | ||
+ | * [[アンソニー・ギデンズ]]([[1938年]] - ) | ||
+ | * [[ジョルジョ・アガンベン]]([[1942年]] - ) | ||
+ | * [[ガヤトリ・C・スピヴァク|ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク]]([[1942年]] - ) | ||
+ | * [[ダニエル・デネット]]([[1942年]] - ) | ||
+ | * [[ポール・チャーチランド]]([[1942年]] - ) | ||
+ | * [[テリー・イーグルトン]]([[1943年]] - ) | ||
+ | * [[フリードリヒ・キットラー]]([[1943年]] - [[2011年]]) | ||
+ | * ジャン・リュック・マリオン([[1947年]] - ) | ||
+ | * [[スラヴォイ・ジジェク]]([[1949年]] - ) | ||
+ | * [[コリン・マッギン]]([[1950年]] - ) | ||
+ | * [[フランシス・フクヤマ]]([[1952年]] - ) | ||
+ | * ジャン・ブリクモン([[1952年]] - ) | ||
+ | * [[ノルベルト・ボルツ]]([[1953年]] - ) | ||
+ | * [[アラン・ソーカル]]([[1955年]] - ) | ||
+ | * [[ジュディス・バトラー]]([[1956年]] - ) | ||
+ | |||
+ | ==== 文学 ==== | ||
+ | * [[コーマック・マッカーシー]]([[1933年]] - ) | ||
+ | * [[ドン・デリーロ]]([[1936年]] - ) | ||
+ | * [[マイケル・オンダーチェ]]([[1943年]] - ) | ||
+ | * [[スティーヴン・ミルハウザー]]([[1943年]] - ) | ||
+ | * [[イアン・マキューアン]]([[1948年]] - ) | ||
+ | * [[マイケル・カニンガム]]([[1952年]] - ) | ||
+ | * パトリック・マッケーブ([[1955年]] - ) | ||
+ | * [[ニコルソン・ベイカー]]([[1957年]] - ) | ||
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+ | * [[レオナルド・ディカプリオ]]([[1974年]] - ) | ||
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+ | * [[アンドリュー・ワイルズ]]([[1953年]] - ) | ||
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+ | * [[アナトリー・ルキヤノフ]]([[1930年]] - ) | ||
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+ | * [[ゲンナジー・ヤナーエフ]]([[1937年]] - [[2010年]]) | ||
+ | * [[ヌルスルタン・ナザルバエフ]]([[1940年]] - ) | ||
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1990年代(せんきゅうひゃくきゅうじゅうねんだい)は、1990年から1999年までの10年間を指す。日本の元号では概ね平成一桁に対応する。
できごと[編集]
1990年[編集]
- 1月7日- アニメ『ちびまる子ちゃん』がフジテレビ系列で放送開始、同年に最高視聴率39.9%を記録する人気番組となる。一時期の中断を経て、2012年現在も放送されている。
- 1月12日- 礼宮文仁親王、川嶋紀子が結婚。秋篠宮家を創設。
- 1月13日 - 大学共通一次試験を改称し「大学入試センター試験(第1回)」を実施
- 1月18日 - 長崎市市長・本島等が背後から銃撃を受けて一時重体に。(→長崎市長銃撃事件)
- 2月18日 - 第39回衆議院議員総選挙開票。自民党が単独過半数を維持する。
- 3月21日 - ナミビアが南アフリカ共和国より独立
- 4月1日 - 三井銀行と太陽神戸銀行が合併し「太陽神戸三井銀行」(後のさくら銀行。現在は三井住友銀行)が発足。
- 4月1日 国際花と緑の博覧会
- 4月13日 -NHK総合でアニメふしぎの海のナディアが放送開始。
- 5月21日- 世紀の喜劇王藤山寛美死去。
- 6月11日 - ペルーで行われた大統領選で日系人のアルベルト・フジモリが当選。
- 7月6日 - 神戸高塚高校校門圧死事件が起こる。
- 8月2日 - イラク軍クウェートに侵攻。
- 9月30日 - ソ連と韓国が国交を樹立。
- 10月3日 - 東西ドイツが統一。
- 10月6日 - セガが国産初のカラー液晶を搭載した携帯型ゲーム機ゲームギアを発売。
- 10月11日- TBSの長寿ドラマ・渡る世間は鬼ばかり放送開始。
- 10月24日- 日本シリーズで西武ライオンズが読売ジャイアンツを下し、1960年以来30年ぶりの4連勝で日本一
- 11月12日- 今上天皇の即位の礼が行われる。
- 11月21日- 任天堂製造のゲーム機スーパーファミコンが発売される。
- 11月28日- イギリスではマーガレット・サッチャーが11年における政権から交代し、新たにジョン・メージャーが首相となる。
- 12月2日- 当時TBSの記者であった秋山豊寛がソ連のバイコヌール宇宙基地より宇宙飛行へ出発。日本人では初の宇宙飛行士となり、ジャーナリストでは世界初となる。
- チリ民政復帰
- 大蔵省「土地関連融資の抑制について」(総量規制)通達
- 巨人が、史上最短でセ・リーグ優勝
- 公立の小・中・高等学校で第二土曜日が休校制となる
1991年[編集]
- 1月13日 - ソ連軍がリトアニア共和国の独立運動を武力で鎮圧。(血の日曜日事件)
- 1月17日 - 湾岸戦争が勃発。
- 3月14日 - 広島新交通システム橋桁落下事故が起きる。
- 4月1日 - 丸の内から新宿副都心へ東京都庁舎が移る 。
- 4月16日 - ゴルバチョフ大統領がソ連国家元首として初めて来日。海部首相と会談。
- 5月14日 - 信楽高原鐵道列車衝突事故が起きる。
- 5月14日 - 横綱千代の富士貢が5月場所を最後に引退。
- 5月15日 - お立ち台ディスコジュリアナ東京オープン。
- 6月3日 - 雲仙普賢岳の噴火、火砕流により死者・行方不明者43名。
- 6月19日 - PKO協力法成立。
- 6月20日 - 東北新幹線の上野駅〜東京駅間が開業。
- 7月11日 - 悪魔の詩を翻訳した五十嵐一・筑波大学教授が暗殺される。(悪魔の詩訳者殺人事件)
- 7月26日 - メガドライブ用ソフトソニック・ザ・ヘッジホッグ発売。
- 8月19日 - ソ連で共産党保守派によるクーデターが発生。
- 8月20日 - ラトビア・リトアニア・エストニア再独立。
- 8月23日 - 東京で第3回世界陸上競技選手権大会が開催される。
- 9月1日 - 世界陸上選手権東京大会の男子マラソンで谷口浩美が日本人男子として初優勝。
- 10月5日 - TBSの期首特別番組、オールスター感謝祭放送開始。春と秋の年2回放送。
- 11月5日 - 宮沢喜一内閣発足。
- 11月13日 - 女優宮沢りえのヘアヌード写真集が写真集の日本記録の売り上げを達成。
- 11月13日 - ティム・バーナーズ=リー、World Wide Webをインターネット上で公開。
- 11月24日 - クイーンのフレディ・マーキュリーが死去。
- 12月12日 - セガがメガドライブ用のCD-ROMドライブメガCDを発売。
- 12月25日 - ゴルバチョフ・ソ連大統領が辞任。ソビエト連邦の崩壊。
- ドイツ、ベルリンへの首都移転決定
- 科学者の飯島澄男によって「カーボンナノチューブ」発見される。
- ウォーリーをさがせ!ブームが起こる。
- ユーゴスラビアより、スロベニア、クロアチアが独立を宣言。ユーゴスラビア紛争始まる。クロアチアとの紛争は泥沼化する。
- マツダ・787B、日本車としてはじめてル・マン24時間レース総合優勝
- ミャンマーのアウンサンスーチーにノーベル平和賞。
1992年[編集]
- 2月8日 - アルベールビルオリンピック開催
- 3月7日 - テレビ朝日系列でアニメ美少女戦士セーラームーンが放送開始。女児を中心にブームになる。
- 3月14日 - 東海道新幹線のぞみ運行開始
- 4月13日 - テレビ朝日系列のテレビアニメ「クレヨンしんちゃん」放送開始。
- 4月25日 - ロック歌手の尾崎豊死去
- 5月8日 - 大相撲の横綱北勝海信芳が引退を表明。約60年ぶりに横綱不在となる。
- 5月27日 - 漫画家で「サザエさん」の作者である長谷川町子が死去
- 7月25日 - バルセロナオリンピック開催
- 7月1日 - 山形新幹線開業
- 7月26日 - 第16回参議院議員選挙
- 8月4日 - 作家の松本清張が死去。
- 8月24日 - 中国と韓国が国交を樹立。
- 9月12日 - 毛利衛がスペースシャトルで宇宙飛行。
- 10月26日 - 西武ライオンズが日本シリーズでヤクルトスワローズを下し3度目の3年連続の日本一。
- 11月23日 - 風船おじさんが風船28個の飛行船で太平洋横断に出発するが、消息不明となる
- 12月12日 - 宮澤喜一改造内閣発足
- 力士の貴花田光司(後の貴乃花光司)と女優の宮沢りえが婚約(翌年の1月に破局)
- 100歳を迎えた双子の姉妹きんさん・ぎんさんがテレビなどに取り上げられ、全国的にブームとなる。
- KATO&KENテレビバスターズが放送終了。TBSは、8時だョ!全員集合以来続いていた土曜夜8時のドリフ関係番組から撤退。
- 東京佐川急便事件が起こる
- 電波少年シリーズ放送スタート。
- 三内丸山遺跡の発掘調査が開始される
- ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争勃発。セルビア、クロアチア、ムスリムの三勢力が入り乱れて悲惨な内戦となる。
- 大相撲で貴花田光司が19歳5か月の最年少幕内最高優勝を飾る
- バブル景気が終了する
1993年[編集]
- 11月1日 - ヨーロッパで欧州連合 (EU) が発足。
- 1月20日 - ビル・クリントン、ジョージ・H・W・ブッシュを継いでアメリカ合衆国大統領に就任。
- 1月20日 - 女優オードリー・ヘプバーンが死去。
- 大相撲で曙太郎が史上初の外国人横綱となる。
- 矢ガモ騒動
- マーク・アンドリーセンら、WebブラウザNCSA Mosaicを公開。World Wide Webの普及が始まるきっかけとなった。
- 「サザエさん」で知られる漫画家の長谷川町子の著書を専門に扱っていた姉妹社が解散。同社が管理していた著作権は長谷川町子美術館に移譲。
- 4月2日 - 日本初の開閉式屋根を持つドーム球場福岡ドームが完成。
- 4月10日 - NHKのテレビアニメ「忍たま乱太郎」放送開始。
- 自民党からの離党者が相次ぎ、新生党、新党さきがけが結成される。
- 5月15日 - Jリーグが開幕
- 6月19日 - 皇太子徳仁親王、小和田雅子と結婚。
- 7月12日 - 北海道南西沖地震で奥尻島に壊滅的被害。
- 7月17日 - 横浜ランドマークタワーが竣工
- 7月18日 - 第40回衆議院議員総選挙 - 自由民主党、日本社会党が敗北。
- 長野自動車道が全線開通
- NTTドコモ、PDC方式によるデジタル携帯電話「デジタル・ムーバ」のサービス開始。
- 8月26日 - レインボーブリッジが開通
- 法隆寺(奈良県)、姫路城(兵庫県)、屋久島(鹿児島県)、白神山地(秋田県)が、日本で初の世界遺産に登録
- 冷夏に見舞われ、米が大凶作となる。(平成の米騒動)
- ヤクルトスワローズが日本シリーズで西武ライオンズを下し、15年ぶり2度目の日本一
- 10月4日 - ロシアでエリツィン大統領と議会勢力の対立が激化し、10月政変が勃発。
- 11月6日 - 細川首相、韓国訪問
- 12月16日 - 田中角栄元首相が死去
- 12月25日 - フリーアナウンサーの逸見政孝が死去
1994年[編集]
- 2月12日 - リレハンメルオリンピック開催
- 4月5日 - ニルヴァーナのボーカル、カート・コバーン死亡
- スーパーファミコン用ソフトファイナルファンタジーVI発売。
- パレスチナ自治政府設立。
- ルワンダで百万人以上が虐殺。
- 4月27日 - 南アフリカ共和国で全人種参加選挙、ネルソン・マンデラが大統領に。
- 4月28日- 細川護熙首相辞任、羽田孜内閣発足。
- 5月1日 - アイルトン・セナがレース中の事故で死去
- 5月6日 - 英仏海峡トンネル開通
- 5月18日- 巨人の槙原寛己投手が福岡ドームでの広島戦で プロ野球史上15人目の完全試合を達成。
- 6月30日- 羽田内閣総辞職、自社さ連立政権の村山富市内閣発足、自民党与党に返り咲く。
- 6月27日 - 松本サリン事件発生
- 7月8日 - 宇宙飛行士の向井千秋が日本人女性初でスペースシャトル コロンビアで宇宙へ飛び発つ
- 7月8日 - 北朝鮮の国家主席である金日成が死去
- この年の夏は猛暑によって全国各地で水不足となり、東京で気象庁の観測史上最高温度の39.1度を8月3日に記録
- 8月2日 - タレントのビートたけしが渋谷区でバイクを飲酒運転し衝突傷害事故を起こす。
- 8月31日- ジュリアナ東京閉店
- 9月4日 - 関西国際空港開港
- プロ野球オリックス・ブルーウェーブのイチロー選手が史上初の年間200本安打を達成する
- 10月3日 - 東京放送(TBS)が東京都港区赤坂の本社敷地内に建設した新社屋・TBS放送センター(通称「ビッグハット」)が完成。
- プロ野球史上初の最終戦首位同率決戦中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツ(10.8決戦)
- プロ野球の読売ジャイアンツが日本シリーズで西武ライオンズを4勝2敗で下し5年ぶりの日本一(西武黄金時代終幕)。
- 10月13日 - 大江健三郎がノーベル文学賞を受賞。
- 11月3日 - つくば母子殺人事件
- 大相撲で貴乃花光司が横綱に昇進する
- 11月22日 - セガサターン発売
- 11月27日 - 愛知県西尾市中学生いじめ自殺事件が起こる
- 12月3日 - プレイステーション、スーパー32X発売
- 12月10日- 羽田内閣退陣で下野した、新生党、公明党、日本新党、民社党等が合流して、新進党結成。
- 野島伸司監修のドラマ「家なき子」と野島脚本のドラマ「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」が放送され陰湿な内容が社会問題となる
1995年[編集]
- 1月1日 - WTO発足
- 1月17日 - 明石海峡を震源とする直下型大地震が発生。(→阪神・淡路大震災)
- 3月19日-ルパン三世の声優である山田康雄が脳出血のため死去
- 3月20日 - 地下鉄サリン事件発生。オウム真理教による一連の凶悪事件が次々と明るみに出る。
- オーストリア、フィンランド、スウェーデンがEUに加盟
- 4月9日 - 同日に行われた知事選挙で青島幸男が東京都の、横山ノックが大阪府の知事に当選。「タレント知事」のはしりとなる。
- 4月19日 - アメリカ中南部オクラホマシティで爆破テロ事件
- 5月8日 - テレサ・テン死去。
- 5月16日 - オウム真理教教祖の麻原彰晃が逮捕される。
- 6月21日 - 全日空857便ハイジャック事件発生
- 7月23日 - 第17回参議院議員選挙
- 7月27日 - 九州自動車道全線開通(青森IC - えびのIC間本州 - 九州全線 約2170km開通)
- 広島・長崎原爆投下50年
- 第二次世界大戦終戦50年
- フランス、ムルロア環礁で核実験強行。
- 大リーグで野茂英雄投手が日本人初の新人王となった。
- プロ野球のオリックス・ブルーウェーブ、パ・リーグ制覇。「がんばろうKOBE」の合言葉とイチロー旋風を起こすも日本シリーズではヤクルトスワローズに敗れる。
- 読売ジャイアンツの原辰徳が現役引退。
- Windows95発売。PC業界における一大ブームを巻き起こした。
- 超円高、円が 1ドル=79.75円を記録。
- 高速増殖炉「もんじゅ」事故
- 11月4日 - イスラエルのラビン首相が暗殺される
- お笑いコンビダウンタウンの浜田雅功が小室哲哉との音楽ユニットH Jungle with tの「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」が200万枚のシングルミリオンヒット。相方である松本人志が遺書を出版しベストセラーとなる
1996年[編集]
- 1月7日 - 太陽の塔の作者で芸術家の岡本太郎死去
- 1月11日 - 村山富市首相が辞任し、橋本龍太郎が総理大臣に就任。自民党議員が3年ぶりに首相となるものの、自社さ連立は継続する。
- 1月19日 - 日本社会党、社会民主党に党名変更。
- 1月21日 - 漫才師の横山やすし死去。
- 2月10日 - 北海道の豊浜トンネルの岩盤が崩落し、トンネルの中の20人全員が死去。(→豊浜トンネル#豊浜トンネル岩盤崩落事故)
- 2月14日 - 将棋棋士の羽生善治が史上初の七冠王となる
- 3月23日 - 中華民国(台湾)で初の総統選挙。李登輝が当選し、台湾本土化が本格化。
- 4月1日 - 三菱銀行と東京銀行が合併して「東京三菱銀行」(現在の東京三菱UFJ銀行)が発足。
- 4月11日 - 池袋駅構内大学生殺人事件
- WHO健康開発総合研究センター開所
- 6月23日 - NINTENDO64発売。
- TBSビデオ問題でTBSの磯崎洋三社長が辞任、後任の社長に砂原幸雄が就任。
- 9月29日 -社民党、新党さきがけ、新進党らの一部議員により、民主党結成。
- 10月20日 -第41回衆議院議員総選挙 - 小選挙区比例代表並立制に
- 大阪府堺市を中心に大腸菌O157が発生し全国各地に広がる
- 7月19日 - アトランタオリンピック開催。日本が金3・銀6・銅5のメダル獲得。
- 8月4日 -映画「男はつらいよ」シリーズの車寅次郎役で知られる俳優の渥美清が死去。
- 9月9日 -柴又女子大生放火殺人事件が起きる。
- 9月23日 -漫画家で「ドラえもん」の作者である藤子・F・不二雄が死去
- 薬害エイズ事件で帝京大学元副学長の安部英が逮捕される。
- プロ野球読売ジャイアンツが7月9日につけられた当時首位の広島との11.5ゲーム差をひっくり返しセ・リーグ優勝決める(いわゆるメークドラマ。同時にこの試合がナゴヤ球場最後の公式戦となった)。が日本シリーズではオリックス・ブルーウェーブに敗れる。
- オリックスブルーウェーブが19年ぶりの日本一
- 10月4日 - 大手百貨店・高島屋が新宿駅南口に国内最大の体積を誇る百貨店「タカシマヤタイムズスクエア」を開業。
- 11月7日 - 第2次橋本内閣発足。再び自民党の単独政権となり、社民党は閣外協力となる。
- 12月17日 - ペルー首都リマで在ペルー日本大使公邸占拠事件。4ヶ月後の翌1997年(平成9年)4月22日にペルー警察の突入によって解決。
1997年[編集]
- 1月2日 - ナホトカ号重油流出事故
- プレイステーション用ソフトファイナルファンタジーVII発売。
- 2月19日 -中華人民共和国の最高実力者である鄧小平が死去
- ザイールが内乱で独裁政権崩壊、国名がコンゴ民主共和国となる。
- 3月19日 -東電OL殺人事件が起きる。被害者のプライバシーを暴く報道合戦が問題に。同年5月に犯人が逮捕されるも冤罪の疑惑があり、日本国民救援会が支援している(2008年現在)。
- 7月1日 - 香港、イギリスから中華人民共和国に返還。
- アジア通貨危機
- 大阪ドーム・ナゴヤドームオープン
- 秋田新幹線・長野新幹線開業。
- 7月12日 -映画「もののけ姫」(宮崎駿監督)が劇場公開
- フジテレビが東京都新宿区河田町の旧放送センターから東京都港区台場の新社屋・放送センターに移転。
- プロゴルファーのタイガー・ウッズが黒人初・史上最年少の21歳6か月でマスターズを制覇。さらに年間最年少賞金王にも輝く
- 神戸連続児童殺傷事件。少年犯罪がクローズアップされ、少年法改正論議が盛り上がるきっかけとなった。
- 8月4日 - 週刊少年ジャンプの漫画「ONE PIECE」(尾田栄一郎)が連載開始
- 松山ホステス殺人事件の犯人が時効寸前で逮捕
- 暴力団山口組の宅見勝若頭が射殺される。→宅見若頭射殺事件
- 8月31日 - ダイアナ元皇太子妃、パリで交通事故死。
- マザー・テレサ死去
- 北野武が製作した映画「HANA-BI」がヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞受賞。
- 消費税5%に増税。立ち直りかけていた日本経済に打撃を与え、景気は再び後退期に入る。
- サッカー日本代表がW杯初出場を決める。
- 北海道拓殖銀行破綻・山一證券破綻
- 大相撲で小錦八十吉が引退
- X JAPAN解散
- 世界初の量産型ハイブリッドカー、トヨタ・プリウスが発売
- 新進党解散。
- 失楽園ブームが起こる
1998年[編集]
- 2月2日 - 日本の郵便番号が3桁から3桁+4桁の合計7桁に変更される。
- 印パ核実験
- インドネシアのスハルト政権崩壊
- 仮面ライダーの原作者・漫画家の石ノ森章太郎が死去。
- FIFAワールドカップフランス大会開催。
- 長野オリンピック開催。
- 新井将敬衆議院議員が自殺。
- プロレスラーのアントニオ猪木が38年の現役生活から引退。7万人というドーム史上最高の観客を集める。
- X JAPANのHIDEが事故死
- 世界最長の吊り橋である明石海峡大橋が開通。
- 大相撲で横綱貴乃花光司の兄である若乃花勝が横綱に昇進し、史上初の兄弟横綱が誕生する
- Jリーグの横浜フリューゲルスが横浜マリノスとの合併により消滅
- 和歌山毒物カレー事件
- 旧民主党、民政党、新党友愛、民主改革連合が合流して、新民主党結成。
- 第18回参議院議員選挙
- 橋本内閣総辞職、小渕内閣発足。
- 全国高校野球選手権大会の決勝で横浜高校の投手松坂大輔が59年ぶりにノーヒットノーランを達成し優勝。横浜高校は11年ぶりに史上9校目の春夏連覇を達成する
- 北朝鮮がミサイルのテポドンを自国の領土から発射。日本海と日本列島上空を通過し太平洋に落下。
- 映画監督・黒澤明死去
- 大リーグのセントルイス・カージナルス所属のマーク・マグワイア選手とシカゴカブス所属のサミー・ソーサが年間最多本塁打数新記録を争い、マグアイアが37年ぶりに70本の年間本塁打数の世界新記録を更新
- 横浜ベイスターズが38年ぶりにリーグ優勝・日本一
- Windows98が発売
- セガ製造のドリームキャストが発売される。
- NHK教育テレビのテレビアニメ「おじゃる丸」が放送開始。
1999年[編集]
- コソボ紛争、NATO軍が介入しセルビアを空爆。
- 1月14日 - 小渕第1次改造内閣が発足。自民党の単独政権から、小沢一郎を党首とする自由党との連立政権に。
- コロンビア大地震が発生、犠牲者1000人以上
- iモードサービスイン
- プレイステーション用ソフトファイナルファンタジーVIII発売。
- ヨーロッパ単一通貨ユーロ登場
- ヨルダンのフセイン国王死去
- プロレスラーのジャイアント馬場死去
- 大相撲で武蔵丸光洋が史上2人目の外国人横綱となる。
- 臓器の移植に関する法律に基づく初めての脳死臓器移植が実施される。
- 全日空61便ハイジャック事件発生
- 茨城県東海村の原子力施設で臨界事故発生。
- 4月1日 - 兵庫県の4町が合併し篠山市が誕生。いわゆる「平成の大合併」の第1号。
- 玄倉川水難事故
- トルコ西部地震・台湾大地震発生
- 上信越自動車道全線開通
- 石原慎太郎、東京都知事に当選。
- 国旗国歌法成立
- 10月5日 - 小渕第2次改造内閣が発足。公明党が連立政権に加わる。
- 日本最古の金銭とされる富本銭(683年製造物)が発見される。
- 2000年問題騒動
- ルノー、日産自動車に資本参加。
- プロ野球の福岡ダイエーホークスが26年ぶりにリーグ優勝し35年ぶりに日本一となる。
- プロ野球で西武ライオンズの松坂大輔投手、読売ジャイアンツの上原浩治投手が両リーグで史上初の新人で最多勝を受賞する。
- 歌手の宇多田ヒカルがデビュー。ファーストアルバムFirst Loveが700万枚を売り上げ日本新記録を樹立。
- マカオ、ポルトガルから中華人民共和国に返還。
- パナマ運河、アメリカ合衆国からパナマに返還。
- 乙武洋匡『五体不満足』が400万部のベストセラー
- NHK「おかあさんといっしょ」から生まれた曲『だんご3兄弟』がCDシングル歴代新記録となる約290万枚の大ヒット。
- 池袋通り魔殺人事件・下関通り魔殺人事件・桶川ストーカー殺人事件・音羽幼女殺害事件・ 京都小学生殺害事件など相次いて凶悪事件が発生。
- 翌年の幕明けに向けて、ミレニアムのカウントダウンが世界各地で催される。また、2000年問題の動向が注目される中の年越し。
世相[編集]
世界[編集]
- 東西冷戦終結後、旧ソ連、東欧地域では民族主義による紛争が多発するようになった。
- アフリカでエボラ出血熱流行。エイズが蔓延する。
- ASEAN諸国で急速な経済発展。タイ・マレーシア・インドネシアが特に顕著な成長を遂げ、政治の民主化も進んだ。しかし、1997年のアジア通貨危機で打撃を受ける。
- 中華人民共和国沿海部・都市部の経済成長に伴い、農村出身の民工が大量に都市部に流入(盲流)。国有企業改革に伴い、失業者が多数発生する。
- 先進国でインターネットが爆発的普及。パーソナルコンピュータの普及率も大幅に増加した。
- アメリカ合衆国で好景気、SUV車が人気に。
- グランジ、ジェネレーションXと呼ばれる世代の圧倒的な支持を受ける。
- ブリットポップ、イギリスを中心に広まる。
- ヒップホップ、ポップス界に台頭。アメリカ合衆国ではロックは傍流に退く。
- 先進国で携帯電話の普及が始まる。
- 各国で航空自由化が進み、格安航空会社が台頭する。
日本[編集]
社会[編集]
- 暴力団以外による発砲事件が連続発生。
- オウム真理教による一連の事件は社会に暗い影を落とし、カルト宗教に対する危険性を再認識させた。
- サラリーマンを狙った、少年による暴行・強盗「オヤジ狩り」頻発。
- 女子中高生の売春が話題に(援助交際)。
- 不登校・引きこもり問題が深刻化。
- 地方都市を中心に中心市街地の空洞化と郊外化が進展。
- 税収の減少が進む一方、地域振興のため建設されたまま活用されない施設や道路が乱立し、財政を悪化させる箱物行政の弊害が深刻に。
- 1998年、年間自殺者数(警察庁発表データによる)が前年の24391人から8000人以上も急増して3万人を突破、年齢別では30代~60代にかけて増えているが特に50代男性の自殺者の増加が顕著である。また、「経済・生活問題」が要因の自殺も増加している。職業別では無職者の割合が多いが、失業者も相当数含まれていると推測される。以降2000年代に入っても3万人以上で推移しており、失業者が減少しても3万人を割り込むような自殺者の減少に繋がっていない。
- 小中高校の学校教育においては新学力観や学校週5日制の一部実施(1992年から第2土曜日、1995年からは第4土曜日も休み)など、ゆとり教育が徐々に実施される。以降学力低下が問題となり、「分数ができない大学生」などの書籍が話題を呼んだ。
経済[編集]
- バブル経済が崩壊、地価も下落した。価格破壊が一般化し、デフレが起こる。
- いわゆる失われた10年。経済の停滞(実質経済成長率は1990年 - 2000年の10年間で平均1.5%)が続いた。
- 1993年以降は就職氷河期が続く。中高年のリストラ(解雇)も行われ、1995年以降失業率が3%を超えた。以降2000年代に入っても3%以上で推移している。
- 円高を理由とした製造業の海外移転が進んだ。これにより、1993年以降は地方の工場の撤退・縮小が著しく増加。
- サービス業や流通・小売業の中国への投資が本格化。
文化[編集]
- 携帯電話・PHSが爆発的に普及。1990年代後半には高校生にも普及した。
- テレビゲーム市場では、1990年に登場した任天堂のスーパーファミコンはファミコンからの世代交代に成功したが、1990年代の後半には、SCEのプレイステーションに取って代わられる。
- 自動車販売市場では、実用車へのニーズが高まり、RVブームが起こる。セダンやクーペに代わってミニバンやトールワゴンが普及する。
- バスケットボールブームを背景に、ハーフパンツが流行。男子小学生の象徴だった半ズボンが急速に姿を消す。
- 前半
- 関西・中京地区の私鉄・地下鉄では1970年代から普及していた自動改札機が、首都圏や地方都市、JR(関西・中京地区を含む)の駅に普及する。
- 首都圏ではチーマーが現れ、1980年代風のツッパリや若者の暴走族が減少し、暴走族が高齢化し始めた。
- 磯野家の謎がベストセラーとなり、謎本ブームが起こる。
- 音楽シングルの売り上げが急上昇する。
- ディスコにお立ち台出現、ジュリアナ東京ではボディコンギャルが踊り狂う。バブル経済の余韻が無くなりかけた1994年からクラブが流行。
- 女性の間でワンレングスやソフトボブの髪形が流行。女子中高生の書き文字から丸文字(変体少女文字)が急速に姿を消す。
- 渋谷系が流行。
- 写真集でヘア解禁となり、人気女性タレントによるヘアヌード写真集が次々発売される。
- 新生児の名前では女児で「子」の付く名前が激減した。悪魔ちゃん命名騒動(1993年)以後、いわゆるDQNネームが増える。
- 1994年 - 1995年頃、漫画雑誌の発行部数がピークを迎える。
- 『週刊少年ジャンプ』の絶頂期。1990年12月に空前の発行部数602万部達成。ピークの1994年12月に653万部となる。
- 『りぼん』の売り上げが少女漫画誌では史上最高の250万部に達する。
- 『美少女戦士セーラームーン』が放送開始し、大ブームとなる(1992年 - 1996年)
- 後半
- バブル文化への反動から、1970年代ブーム。
- 世紀末ブーム。
- Windows95発売以降、パーソナルコンピュータが一般家庭に普及。ビジネスのIT化が進んだ。
- 1997年 - 1998年頃、CDの年間売上枚数がピークを迎える。
- いわゆる茶髪が定着、国民的特徴に。また、若者の間にメッシュ・ピアスが流行。こちらは定着までは至らなかった。
- 女子中高生の間にルーズソックス・丈の短いスカートが流行する。スケバンが減少し始める。ブルマーの廃止もこの頃。
- 女子高生(コギャル)ブーム。1990年代中盤を境に、若者の流行の主役は大学生・OLから女子中高生に交代。
- 公立高校の修学旅行においても航空機利用が全国的に解禁され、北海道や沖縄県への修学旅行が一般化する。
- アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が大ブームになり、サブカルチャーに多くの影響をもたらした。
- 『週刊少年ジャンプ』は、『ドラゴンボール』(1995年25号)の連載終了と同時に、発行部数が激減する。
- 『週刊少年マガジン』が、1990年代後半に黄金時代を迎える。1997年11月に、『週刊少年ジャンプ』の発行部数を抜き漫画雑誌の売り上げNo.1になる。
- ポケットモンスター・第二次ミニ四駆ブーム。
- 『たまごっち』、『テトリン55』などのキーチェーンゲームが大ヒットとなる。
スポーツ[編集]
- 前半
- プロ野球では西武ライオンズの第2期黄金時代。またFA制度や逆指名制度が誕生し、選手の年俸高騰に拍車がかかる。
- サッカーでは1993年にJリーグが発足し、盛り上がりを見せる。初期はヴェルディ川崎・横浜マリノスが2強を争った。
- 大相撲では若貴兄弟(若乃花・貴乃花)の登場でブームを起こす。
- 柔道では小川直也・吉田秀彦・古賀稔彦・田村亮子が時代を築く。
- プロレスではインディー団体が次々旗揚げする。全日本プロレスでは四天王、新日本プロレスでは闘魂三銃士が登場し時代をリードする。ドームでのプロレスも始まり、平成の全盛時代を迎える。
- 格闘技では空手団体正道会館による格闘イベント「K-1」がスタート。新しい総合格闘技のジャンルが確立される。
- フィギュアスケートで伊藤みどりが活躍。
- ノルディック複合の荻原健司がその強さから「宇宙人」と評されるほどの活躍を見せた。
- 後半
- プロ野球は野村克也監督のヤクルトスワローズが全盛期を迎える。またFA制度により主力選手の移籍が相次ぎ、特に読売ジャイアンツによる大物選手の獲得が反響を呼ぶ。その一方、近鉄の野茂英雄が大リーグに挑戦したことを契機に日本球界からの大リーグ挑戦が活発化。FA制度を使って大リーグに移籍するケースも生まれた。
- サッカーでは1998年のFIFAワールドカップにサッカー日本代表が初めて出場。Jリーグは1999年にJ1・J2の2部制となる。J1はヴェルディ川崎・横浜マリノスの衰退により鹿島アントラーズ・ジュビロ磐田の2強となる。
- 大相撲は兄弟横綱となった若貴(若乃花・貴乃花)に加え、曙・武蔵丸を加えた4横綱時代が1990年代中期 - 2000年代初頭まで続く。
- 柔道で井上康生が登場し1996年の全日本柔道選手権では山下泰裕以来20年ぶりに高校生で出場し2000年代初頭まで大旋風を起こす。
- 格闘技では柔道のバルセロナオリンピック銀メダリスト小川直也がプロレス界に進出、さらにグレイシー柔術のヒクソン・グレイシー・K-1のアンディ・フグ・ピーター・アーツらが格闘技ブームを巻き起こす。
- 長野オリンピック開催。地元開催もあって日本勢は過去最高となる金5個含む計10個のメダルを獲得。中でもスキージャンプとスピードスケートで目覚ましい活躍をみせた。
テレビ・芸能界[編集]
- お笑い界では昭和戦前生まれのお笑い第一世代と呼ばれた萩本欽一やザ・ドリフターズなどが、「セミリタイア宣言」をする。また、お笑い界はタモリ・ビートたけし・明石家さんまと言ったビッグ3を代表とするお笑い第二世代ととんねるず・ダウンタウン・ウッチャンナンチャンを中心にすえるお笑い第三世代が混合して活躍する。また、リアクションを主流とするたけし軍団を中心に活躍し、蛭子能収(漫画家兼任)・ダチョウ倶楽部・松村邦洋などが登場する。
- マジカル頭脳パワー!!などのタレント出演型のクイズ番組が人気を集める。
- 日本テレビがバラエティー番組や巨人戦中継の好調により、NHKを含めたテレビ局における関東地区の年間および年度平均視聴率で、ゴールデンタイム、プライムタイム、全日で首位となる三冠王を1994年から連年獲得した。なお、この記録にノンプライムを入れた四冠王とする場合もある。
- 演歌冬の時代を迎える。
- 俳優では織田裕二・江口洋介・唐沢寿明などが活躍し、女優では鈴木保奈美を筆頭とし、山口智子・安田成美・和久井映見などが登場し活躍する。1980年代にアイドル歌手として活躍していた小泉今日子・中山美穂・酒井法子などが女優に転進し活躍する。
- 女性シンガーでは今井美樹・大黒摩季・ZARDなどがヒットを出す。男性シンガーでは小田和正・CHAGE and ASKA・B'z・長渕剛などがヒットを出した。また、グループシンガーではサザンオールスターズ・DREAMS COME TRUE・WANDSなどがヒットを出す。
- 前期(1990年から1993年)
- トレンディドラマの黄金時代を迎える。
- イカ天バンドが活躍する。
- "アイドル四天王" (浅香唯・工藤静香・中山美穂・南野陽子)や光GENJIらの活躍以降「アイドル冬の時代」を迎え、正統派アイドルは姿を消した。
- 3Mと呼ばれた宮沢りえ・牧瀬里穂・観月ありさや西田ひかる・石田ひかり・内田有紀といったアイドル女優が活躍する。
- 音楽業界では1992年 - 1993年頃ビーイング系がブームを起こした。
- 1980年代末期から続く音楽番組冬の時代。公開歌番組は一部を除いて相次いで打ち切りとなる。
- 中期(1994年から1996年)
- 音楽業界では男性シンガーの福山雅治、バンドグループではMr.Children、スピッツ、ウルフルズ、シャ乱Qが登場する。また、「小室ファミリー」と呼ばれるTRF・globe・華原朋美・篠原涼子などの歌手が一世を風靡した。
- EAST END×YURI・JUDY AND MARY・PUFFYなどと言った女性ボーカルバンドが登場し活躍する。
- 男性アイドルではSMAPを筆頭とするジャニーズ事務所所属タレントが人気を集める。非ジャニーズ系では、いしだ壱成・武田真治といったアイドル俳優が活躍する。
- 女性アイドルでは「アイドル冬の時代」に終焉を迎え、安達祐実・広末涼子・榎本加奈子などが登場し活躍する。また、沖縄アクターズスクール出身である安室奈美恵・MAX・SPEEDなどの歌手が人気を集めた。
- お笑い界ではナインティナイン・キャイ〜ンとタモリのボキャブラ天国で活躍した爆笑問題・ネプチューン・海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)などと言ったお笑い第四世代に属する芸人が登場。また、リアクションを主流とした江頭2:50・出川哲朗・山崎邦正などが登場する。
- 後期(1997年から1999年)
- ドラマ冬の時代を迎える。男性俳優の反町隆史・竹野内豊・金城武や女優の江角マキコ・藤原紀香・松嶋菜々子などといった俳優勢がジャニーズ事務所に対抗し活躍する。
- お笑い界ではココリコ・雨上がり決死隊・ロンドンブーツ1号2号などの中堅お笑い芸人が登場乱立し、2000年代以降も活躍する。
- 女性アイドルでは鈴木あみ・優香・深田恭子などが登場し活躍する。
- 浜崎あゆみ・モーニング娘。が登場する。
- GLAY・L'Arc〜en〜Cielなどヴィジュアル系と呼ばれたロックバンドが人気を集める。
- Every Little Thing・the brilliant green・Kiroroなどと言った女性ボーカルバンドが人気を集める。
- ゆず・19などのニュー・フォークが脚光を浴びる。
- マジカル頭脳パワーが終了し、クイズ番組が衰退し始める。
人物[編集]
アメリカ合衆国と東西ヨーロッパ[編集]
政治[編集]
- ヘルムート・コール(1930年 - )
- ジャック・シラク(1932年 - )
- ジャン・クレティエン(1934年 - )
- シルヴィオ・ベルルスコーニ(1936年 - )
- ロマーノ・プローディ(1939年 - )
- ジョン・メージャー(1943年 - )
- ゲアハルト・シュレーダー(1944年 - )
- ビル・クリントン(1946年 - )
- マッシモ・ダレマ(1949年 - )
- トニー・ブレア(1953年 - )
思想と哲学[編集]
- サミュエル・フィリップス・ハンティントン(1927年 - 2008年)
- エレーヌ・カレール・ダンコース(1929年 - )
- ドミニク・ジャニコー(1937年 - 2002年)
- ジャレド・ダイアモンド(1937年 - )
- アンソニー・ギデンズ(1938年 - )
- ジョルジョ・アガンベン(1942年 - )
- ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク(1942年 - )
- ダニエル・デネット(1942年 - )
- ポール・チャーチランド(1942年 - )
- テリー・イーグルトン(1943年 - )
- フリードリヒ・キットラー(1943年 - 2011年)
- ジャン・リュック・マリオン(1947年 - )
- スラヴォイ・ジジェク(1949年 - )
- コリン・マッギン(1950年 - )
- フランシス・フクヤマ(1952年 - )
- ジャン・ブリクモン(1952年 - )
- ノルベルト・ボルツ(1953年 - )
- アラン・ソーカル(1955年 - )
- ジュディス・バトラー(1956年 - )
文学[編集]
- コーマック・マッカーシー(1933年 - )
- ドン・デリーロ(1936年 - )
- マイケル・オンダーチェ(1943年 - )
- スティーヴン・ミルハウザー(1943年 - )
- イアン・マキューアン(1948年 - )
- マイケル・カニンガム(1952年 - )
- パトリック・マッケーブ(1955年 - )
- ニコルソン・ベイカー(1957年 - )
- ミシェル・ウエルベック(1958年 - )
- ジェフリー・ユージェニデス(1960年 - )
- J・K・ローリング(1965年 - )
芸術[編集]
- フランク・ゲーリー(1929年 - )
- クリスチャン・ボルタンスキー(1944年 - )
- レム・コールハース(1944年 - )
- バーバラ・クルーガー(1945年 - )
- アントニー・ゴームリー(1950年 - )
- ザハ・ハディッド(1950年 - )
- ビル・ヴィオラ(1951年 - )
- シンディ・シャーマン(1954年 - )
- アニッシュ・カプーア(1954年 - )
- ダミアン・ハースト(1965年 - )
- マシュー・バーニー(1967年 - )
映画とエンターテイメント[編集]
- クシシュトフ・キェシロフスキ(1941年 - 1996年)
- ロバート・ゼメキス(1952年 - )
- ジェームズ・キャメロン(1954年 - )
- コーエン兄弟
- トム・ハンクス(1956年 - )
- シャロン・ストーン(1958年 - )
- クエンティン・タランティーノ(1963年 - )
- ブラッド・ピット(1963年 - )
- ジュリエット・ビノシュ(1964年 - )
- ウォシャウスキー兄弟
- ジュリア・ロバーツ(1967年 - )
- グウィネス・パルトロー(1972年 - )
- レオナルド・ディカプリオ(1974年 - )
- ケイト・ウィンスレット(1975年 - )
科学[編集]
- アンドリュー・ワイルズ(1953年 - )
旧ソ連諸国とロシア[編集]
- アナトリー・ルキヤノフ(1930年 - )
- ボリス・エリツィン(1931年 - 2007年)
- レオニード・クラフチュク(1934年 - )
- スタニスラフ・シュシケビッチ(1934年 - )
- ゲンナジー・ヤナーエフ(1937年 - 2010年)
- ヌルスルタン・ナザルバエフ(1940年 - )
- スロボダン・ミロシェヴィッチ(1941年 - 2006年)
- ルスラン・ハズブラートフ(1942年 - )
- ジョハル・ドゥダエフ(1944年 - 1996年)
- アレクサンドル・ルツコイ(1947年 - )
- アレクサンドル・ソクーロフ(1951年 - )
- アレクサンドル・ルカシェンコ(1954年 - )
ラテンアメリカ[編集]
- アルベルト・フジモリ(1938年 - )
サハラ以南のアフリカ[編集]
西アジア[編集]
- イツハク・ラビン(1922年 - 1995年)
- ヤーセル・アラファート(1929年 - 2004年)
- ハーシェミー・ラフサンジャーニー(1934年 - )
- サッダーム・フセイン(1937年 - 2006年)
- アッバス・キアロスタミ(1940年 - )
- モハンマド・ハータミー(1943年 - )
南アジア[編集]
- ナラシンハ・ラーオ(1921年 - 2004年)
- アタル・ビハーリー・ヴァージペーイー(1926年 - )
- サティヤ・サイ・ババ(1926年 - 2011年)
- アマルティア・セン(1933年 - )
- ナワーズ・シャリーフ(1949年 - )
- ラジニカーント(1949年 - )
- アルンダティ・ロイ(1961年 - )
東南アジア[編集]
- フィデル・ラモス(1928年 - )
- ユスフ・ハビビ(1936年 - )
- ジョセフ・エストラーダ(1937年 - )
- ノロドム・ラナリット(1944年 - )
- アウンサンスーチー(1945年 - )
- フン・セン(1951年 - )
オセアニア[編集]
- ジェーン・カンピオン(1954年 - )
中国[編集]
- 鄧小平(1904年 - 1997年)
- 江沢民(1926年 - )
- 李鵬(1928年 - )
- 朱鎔基(1928年 - )
- 董建華(1937年 - )
- 張藝謀(1951年 - )
- 陳凱歌(1952年 - )
- 何厚鏵(1955年 - )
- 莫言(1955年 - )
- 張國榮(1956年 - 2003年)
- 王家衛(1958年 - )
- 鞏俐(1965年 - )
台湾[編集]
日本[編集]
- 金丸信(1914年 - 1996年)
- 柳家小さん(1915年 - 2002年)
- やなせたかし(1919年 -2013年 )
- 宮澤喜一(1919年 - 2007年)
- 渡辺美智雄(1923年 - 1995年)
- 村山富市(1924年 - )
- 野中広務(1925年 - )
- 氏家齊一郎(1926年 - 2011年)
- 梶山静六(1926年 - 2000年)
- 青島幸男(1932年 - 2006年)
- 渡辺淳一(1933年 - )
- 武村正義(1934年 - )
- 羽田孜(1935年 - )
- 大江健三郎(1935年 - )
- 西尾幹二(1935年 - )
- 土田正顕(1936年 - 2004年)
- 橋本龍太郎(1937年 - 2006年)
- 小渕恵三(1937年 - 2000年)
- 河野洋平(1937年 - )
- 細川護熙(1938年 - )
- 荒木経惟(1940年 - )
- 榊原英資(1941年 - )
- 安藤忠雄(1941年 - )
- 小沢一郎(1942年 - )
- 北野武(1947年 - )
- 毛利衛(1948年 - )
- 森村泰昌(1951年 - )
- 向井千秋(1952年 - )
- 小林よしのり(1953年 - )
- 鈴木光司(1957年 - )
- 小室哲哉(1958年 - )
- 千住博(1958年 - )
- 大塚英志(1958年 - )
- 宮台真司(1959年 - )
- 福田和也(1960年 - )
- 多和田葉子(1960年 - )
- 庵野秀明(1960年 - )
- 坂口博信(1962年 - )
- 小島秀夫(1963年 - )
- 田尻智(1965年 - )
- 野茂英雄(1968年 - )
- 武豊(1968年 - )
- 羽生善治(1970年 - )
- 東浩紀(1971年 - )
- 平野啓一郎(1975年 - )
- 岩崎恭子(1978年 - )