関西国際空港

出典: Yourpedia

Template:Infobox 空港 関西国際空港(かんさいこくさいくうこう Kansai International Airport)は大阪市の南西38km、大阪府南部、大阪湾泉州沖5kmの人工島に作られた第一種空港で、日本で2番目の本格的な海上空港である。一般的には「関西空港」あるいは「関空」と呼ばれる。日本で4000m滑走路を持つ空港はこの関西空港と成田空港のみで、平行滑走路を含めると成田を凌ぐ日本最大級の滑走路を持つ国際拠点空港である。3500mのA滑走路(第一滑走路、06R/24L; 06Rと24Lの双方にILSを装備)と、A滑走路から更に沖合いへ約2km離れた4000mのB滑走路(第二滑走路(新滑走路)、06L/24R; 並行滑走路、06Lと24Rの双方にILSを装備)を保有する。近隣には大阪国際空港神戸空港が存在する。

目次

[編集] 概要

画像:Wfm kansai overview.jpg
大阪湾の衛星写真。下部の人工島が関西国際空港
画像:神戸空港.png
環大阪湾地域の各空港

空港所在地名は泉佐野市泉州空港北・泉南郡田尻町泉州空港中・泉南市泉州空港南。泉州沖5kmの海上の人工島に浮かぶ国際空港である。

当初は「近畿中央国際空港」という名称案もあったが、「関西国際空港」という名称に決定したあと、一時期、関西では「関西新空港」や「泉州空港」とも呼ばれた(地元の泉佐野市や貝塚市などでは「泉州空港」の名称を定着させるため、行政主導で「泉州空港」の使用を呼びかけていた)。現在、関西では略称の「関空」と呼ばれることが多く、空港関係者や旅行業界関係者は、関空の空港コード「KIX」から「キックス」と呼ぶ人もいる。1994年平成6年)9月4日に開港。日本空港で初めて乗降客と航空貨物の24時間利用を開始した(航空貨物のみの24時間運用は新千歳空港が最初)。

空港ターミナルビルは、国際競争入札の結果イタリア人建築家のレンゾ・ピアノが担当し、飛行機の翼をイメージした緩やかな円弧状のカーブを描く独特の形となっている。関西国際空港は、米国土木学会(ASCE)によって20世紀の10大プロジェクトを選ぶ「Monuments of Millennium」の「空港の設計・開発」部門に選定された他、イギリスの調査会社SKYTRAXによる「AIRPORT of the YEAR 2006」で、顧客満足度世界第4位の空港に選ばれた(詳細は#海外からの評価を参照)

空港島と直結した対岸には、空港関連施設の広大な用地りんくうタウンが広がっている。当初は、大阪府や地元泉佐野市が、買収した用地を民間企業に分譲することで収益を上げる予定だったが、進出する企業が少なく、一部の処分方法を企業負担の少ない定期借地権方式に切り替え、企業の進出を促した結果、進出が相次いだ。こうした空港周辺の企業進出を促進する為のインフラ整備も図られたが、1985年昭和60年)12月に当時の中曽根康弘内閣が『関西国際空港関連施設整備大綱』を閣議決定した。この中で鉄道整備、高速道路網整備、上水道整備などが図られたが、水道に関しては紀の川からの取水が検討され、当時建設省が計画していた紀の川大堰からの分水(大阪分水)に依存する事とした。だが水利権を有する和歌山県が反発し交渉妥結まで2年を費やした。

空港の設置・運営は、国・地方自治体・民間の出資で設立された政府指定特殊会社関西国際空港株式会社(Kansai International Airport,Co., Ltd.: KIAC)」が行う、政府系特殊会社とはいえ、空港自体の設置および運用・管理を株式会社組織が行う世界初の国際空港である。2007年2月には、格付機関のムーディーズインベスターズサービスから、長期債務の格付けについて最高位のAaa(トリプルエー)を与えられた。

[編集] 歴史

大阪国際空港神戸空港との関係については、関西三空港の経緯と現状を参照

[編集] 開港まで

1970年代、飛行距離・発着能力・利用者数など航空需要の拡大が当時想定されていた中、大阪国際空港のみでは需要に対処できないという想定のもと、「関西第二空港」の建設が提起された。

大阪南港沖・神戸沖・明石沖・淡路島・泉州沖などの予定地から泉州沖が建設地に選定された。1987年、515haの人工島とターミナルビル1棟、滑走路1本の建設を含む第一期工事が着工された。埋立地の地盤沈下に対しては建設当初から大きな懸念があったが、沈下速度は年々収束している。空港島造成工事は1991年に完了し、1994年9月4日に開港した。

関西国際空港の建設費は当初の想定を大幅に上回るものであった。

  • 騒音対策のため沿岸から5km離れた水深の深い海上の埋め立てとなったこと(近年の航空機の騒音の程度を勘案すると、海岸から3km程度の距離で十分であるにもかかわらず[1]、1974年に決定された空港の位置(沖合い5km)で建設してしまった。一期島工事のみならず、下記の二期工事においても、より安価に済む陸に近い側を埋め立てる案は採用されなかった。)
  • 建設費用の管理の甘さ[2]
  • 地元漁師などへの「漁業既得権」への補償額が当初想定を大幅に上回ったこと(漁業補償(補償金・協力金・見舞金・生活安定対策費とも)として、大阪府漁連に250億円、兵庫県漁連に323億円、和歌山県漁連に39億円が支払われた[3]。加えて、大阪府漁連は"操業権"なる権利を主張した[4]。また、空港会社の支出ではないが、府県は各漁連の漁業振興基金に支出している。)

上記が建設にかかる費用の増加につながり、1兆5000億円[5]もの出費となった。そのため、高額な着陸料や賃料などを設定することとなった。

[編集] 開港~二期工事

画像:Finair MD-11.JPG
ターミナル前を横切るフィンエアーMD-11型機。後ろは手前からKLMオランダ航空機・マレーシア航空

開港当初は、高い着陸料を敬遠していたエアラインなどもあり、旅客数・発着回数などの業績は予想を下回ることとなった。そのため、着陸料の大幅な値下げに踏み切り、増便を図った。当初は、好調な国際線に比べて、国内線は2004年度までは大阪国際空港に客足を奪われていたが、2005年度から国内線も増加に転じた。2005年11月15日には、利用客の累計が2億人の大台を突破した[6]。発着回数が中国韓国などのアジア路線を中心に増加を続けるほか、免税店などの物販施設の充実などにより収益が増加したことから、2007年には8億円の黒字[7]となった。

画像:Kansai closeup.jpg
二期工事中の衛星写真(2001年)
画像:Kix 2ndstage 1.jpg
建設中のB滑走路・誘導路

2000年には、関西などへの訪日観光客や、ビジネス客の増加、関西経済が好調であること、また成田空港には航空機の発着枠に余力がなく、関空も朝夕のピーク時の発着本数は限界に達していたことから、「発着回数が頂点に達し2本目の滑走路が必要となる」との想定のもと、545haの二期人工島と4,000mの平行滑走路建設のための二期工事が進められた。

業績をみると、一時はアメリカ同時多発テロ事件SARSなどの影響から、発着回数・利用者数共に減少していたが、2004年度以降は回復し、2005年以来、発着回数・利用者数共過去最高を記録し続けている。2006年(平成18年)夏ダイヤではチャイナエアラインが大阪国際空港時代から数えて32年ぶりに大阪に就航し、2007年(平成19年)夏ダイヤでは国際線が週776便と過去最高を更新した。

その後、二期工事は関西国際空港の経営状況に考慮し、事業費の圧縮を図り建設が進められた[8]。2007年8月2日に二期工事(の一部)が完了し、4,000mの並行滑走路と並行誘導路、第一期空港島と南側連絡誘導路が供用された。これにより、滑走路の規模は成田国際空港を超えた[9]。当初、完成時期は2007年10月を予定していたが、同年8月に大阪市で開催する世界陸上選手権に間に合わせるため、2007年8月2日に前倒して供用された。B滑走路は、現在は着陸専用として使用されている[10]。当初の予定を前倒したため、8月2日には管制工事が間に合わず、以降も夜間に引き続いて工事を行う事になり、結局完全24時間化は9月1日となった[11]

二期限定供用で使用される施設以外の今後の建設計画に関しては、旅客施設(B滑走路の傍に建設が計画されてる旅客ターミナルビル別棟等)よりも、近年飛躍的に伸びている国際貨物路線の増強を図るため、関西国際空港株式会社は貨物施設の早期着工を求めている[12]

これらの第二期工事費用の予算を認める条件として、関西国際空港は「平成19年度の年間発着回数13万回程度の達成」を財務省から求められている。なお、「13万回」ではなく「13万回程度」であり、関西国際空港株式会社と財務省の合意では129,000回以上の発着回数をもって目標達成とみなすことになっている[13]

B滑走路供用開始と前後して国際貨物便が好調となり、開港以来堅調なアジア路線を利用した「アジアと日本国内各地をつなぐ際内ハブ空港」としての機能に加え、「国際貨物ハブ空港」としての機能も充実しつつある。

[編集] 全体構想

当初の全体構想(第三期工事)では、一部分がB滑走路と重なる形で3,500mのC滑走路(横風用)の建設が予定されている。第三期工事が完了すると空港全体の面積は約1,300haになり、処理能力を26万回から30万回まで引き上げる事が可能になる。

現在、関西地方には、関西国際空港を含めて、国内線専用空港としての大阪国際空港(当初の廃止案が撤回され、存続している)と神戸空港の三空港が運用されている。これらの空港との関係や各空港のあり方についても、各方面で議論されている。(詳細については関西三空港の経緯と現状を参照のこと)

[編集] 空港機能

[編集] 24時間空港

第一種空港としては初の24時間空港である。他空港では深夜などにも貨物便が多く飛んでいる。空港島内のエアロプラザにはホテル日航関西空港があり、また対岸のりんくうタウンには、超高層ビルりんくうゲートタワービル)の全日空ゲートタワーホテル大阪関西エアポートワシントンホテルがある。

また、保守管理の必要上、完全な24時間運用はできないが、2007年9月以降は、完全な24時間運用が可能になった。また、国内線は隣接する大阪国際空港と競合するため、ここ数年は減便が続いたが、大阪国際空港での大型機材やジェット機に対する発着規制により、2004年より国内線が移動し、2005年上半期は利用客が前年度比11%増となった。

※空港島内で24時間営業している店舗はコンビニエンスストアローソン牛丼チェーンの松屋フーズ、空港会社が運営する関空ラウンジである。ローソンはターミナルビル2階の関西国際空港ターミナルビル店とエアロプラザ1階のエアロプラザ店が、松屋はエアロプラザの3階(レストランアベニュー)に入店している。なお、貨物取り扱い区域内ではファミリーマート(関空国際貨物地区店)とローソン(関空貨物ビル店)が24時間営業しているが、この店舗は保安区域内にあるので一般旅客は利用できない。ファミリーマートは公式サイトでも制限区域内にある店舗の営業案内があるが、ローソンは公式サイトでも店舗の案内がない。

[編集] 国際拠点空港

関西国際空港は、国内初の本格的な24時間空港として、日本のみならず東アジア拠点空港を目指している。アジアには他にも韓国の仁川国際空港や中国の香港国際空港などの競合相手が多数あり、関空の二期工事の成否に日本の航空行政がかかっているという意見もある。近年は国際線の増便を受けて外国人利用者が急増しており、2006年度は306万人と対前年比で10%増加している。

[編集] 旅客ターミナルビル(PTB)

画像:Kansai International Airport Terminal Interior.jpg
飛行機や滑走路が見えるターミナルビル内部
画像:KIX PICT2257-2.JPG
関西国際空港のエントランスホール5階からの眺め

旅客ターミナルビル(PTB)は4階建ての本館とそこから伸びる南北のウイングから構成される。PTB自体が泉佐野市田尻町にまたがっており、若干田尻町部分が広い。PTBの2階に国内線の出発・到着、4階に国際線出発、1階に国際線到着となっていて、エアロプラザ鉄道駅・駐車場と2階がペデストリアンデッキで直結し、国内線に乗る場合、階の移動をせずにカートを利用して鉄道駅のコンコースやエアロプラザまで行くことが可能である。またバスはPTBは4階に到着し、1階から出発する。そのためリムジンバスの乗換も円滑に行える。

PTBの設計はイタリア建築家レンゾ・ピアノが行い、ガラスが多く使われた開放感のあるものである。外観は翼を模している。

国内線チェックインカウンターと国内線搭乗口の間には段差がない。一部のゲートは、検査場からやや遠いため、動く歩道が設置されている。

国際線は4階でチェックイン・手荷物検査を受け、3階に出る。3階の税関・出国審査を出たたトランジットエリアには、免税店や航空会社ラウンジがあり、ここから主に「ウイングシャトル」と呼ばれる新交通システムで各搭乗口に向かう。国際線搭乗口のあるウイングは南北に約660mずつ伸びていて、ウイングシャトルはトランジットエリアから南北ウイングの中間・先端をそれぞれ結んでいる。有効に使えば、15分以内で全てのゲートへ行ける。また、2箇所の国内線搭乗口は国際線と共用ゲートとなっており、一部の飛行機は国内線としての運用後、国際線として運用される。

各案内カウンター、または空港内には「かんくうアイパル」というスタッフが案内係として常駐している。男性は、青のジャケット、女性は、黄色のスーツを着用している。

2006年12月に、103インチのプラズマディスプレーパネル(松下電器製)を使った「ウェルカムボード」が旅客ターミナルビル1階の国際線到着口に設置された。15か国語で歓迎メッセージを流すほか、京都、奈良など近畿の観光映像を流す。利用客へのメッセージ掲載も受け付けている。

[編集] 貨物地区

空港島の南西部分26.4ヘクタールは、国際貨物地区などが存在する。同地区には、給油施設、発電所、熱供給施設、機内食工場、関係官庁の庁舎、大阪国際郵便局、飛行機の格納庫、下水浄化プラント、廃棄物処分施設の他に、18棟、延床面積21万2千平方メートルの国際貨物施設がある。また空港島の北には、4.5ヘクタールの国内貨物地区がある。近年の貨物取扱高の増加に伴い、既に1期島には貨物施設の建設余地が無く、2期島での新たな貨物施設の早期着工が求められている。

貨物施設の詳細については貨物施設の項を、その他の施設についてはその他の施設を参照。

[編集] 主な施設

[編集] 旅客ターミナルビル

延床面積 301,472 m²
高さ 36.5 m
全長 1,660 m
  • 4F
    • 国際線出発フロア
  • 3F
    • 国際線出発ロビー (出国審査後)
      • リフレッシュルーム(シャワー、マッサージチェア、キッズルームがあり、搭乗客なら誰でも有料で利用できる。)
      • 免税店(11店舗)
      • 航空会社ラウンジ (サクララウンジ、CLUB ANA)
      • カフェテリア、スターバックスなど飲食店 (4店舗)
      • 書店
    • レストラン・ショップエリア (出国審査前一般エリア 48店舗)
  • 2F
    • 国内線ゲート
      • 航空会社ラウンジ(サクララウンジ、Signet)
    • 国際線ゲート南北ウィング (出国審査後)
      • 免税店(9店舗)
      • 航空会社ラウンジ(サクララウンジ、CLUB ANA、ラウンジパシフィック、シルバークリス、ロイヤルオーキッドラウンジ)
      • クレジットカード会社ラウンジ
      • インターネット端末 (無料で使用可能)
      • カフェテリアなど飲食店 (4店舗)
    • レストラン・ショップエリア
  • 1F
    • 国際線到着エリア
    • 関西観光情報センター

[編集] エアロプラザ

画像:Hotel nikko kansai airport 1.JPG
ホテル日航関西空港

延床面積 65,000 m² 11階建て

[編集] 関空展望ホール(スカイビュー

  • 展望デッキ
  • レストラン(レジェンド・オブ・コンコルド)
  • アミューズメントフロア「スカイミュージアム」

関空展望ホールへは、ターミナルビル前からの連絡バスで約6分。100円。

[編集] 滑走路・誘導路

3500mのA滑走路と2本の並行誘導路が整備されている。また、二期島に4000mのB滑走路と1本の並行誘導路が開設された。二つの空港島は、現在一箇所の埋め立てで架橋されており、両島を行き来するために一対の誘導路で結ばれている。

滑走の閉鎖; 保守作業の為、以下の時間は滑走路・誘導路が閉鎖される。

B滑走路供用開始前(~2007年8月1日)

  • A滑走路
    • 火曜日: 2時5分~4時30分
    • 土曜日・日曜日: 2時00分~5時00分

B滑走路供用開始直後(同年8月2日~8月31日)[14]

  • A滑走路
    • 火曜日: 2時5分~4時30分
    • 土曜日・日曜日: 2時00分~5時00分
  • B滑走路
    • 毎日: 21時00分~翌7時00分[15][16]

管制工事の完了をもってB滑走路の夜間運用が可能になり、同年9月1日よりすべての滑走路が閉鎖される時間帯が消滅した。これにより関西国際空港は真の24時間空港となった。現在は、「24時間いずれかの滑走路で発着可能な状態」を保ちつつ、A滑走路の全面改良[17]を行うための滑走路閉鎖のダイヤが組まれている。

A滑走路の全面改良期間(同年10月~翌年8月頃(予定))

  • A滑走路
    • 日曜日・火曜日・水曜日・金曜日・土曜日: 23時10分~翌日6時40分
  • B滑走路[18]
    • 月曜日・木曜日: 21時00分~翌日6時40分

[編集] 貨物施設

  • 保税蔵置場
    • DHL関西国際空港ゲートウェイ(延床面積 1万100m²)
    貨物仕分能力―1時間当たり7500個、書類仕分能力―同2000通
    • 日本貨物航空(延床面積 6200m²)
    • 日本通運(延床面積 9400m²)
    • 日本航空(延床面積 6200m²)
    • FedEx(延床面積 1000m²)
    • 郵船航空サービス(延床面積 6230m²)
    • 航空集配サービス(延床面積 3500m²)
    国内最大級の低温庫
  • 代理店ビル
  • 燻蒸庫
  • 国内貨物代理店ビル

[編集] その他施設

  • 大阪府警関西空港警察署
  • 関空消防署
  • 国土交通省 大阪航空局関西空港事務所
    管制塔は約80m。階下のレーダー管制室では大阪国際空港神戸空港コウノトリ但馬空港八尾空港大阪湾とその周辺の飛行場管制圏以遠のターミナルレーダー管制も併せて行っている。
    (飛行場管制業務(いわゆる管制塔からの許可や指示)は、個々の空港で行う。航空管制の項参照)
  • 日本航空格納庫
  • 排水処理施設
    下水処理のほか、再利用処理を行う。処理能力は約2万m3/日と、中規模下水処理施設並みである。
  • 廃棄物処理施設
  • 海上保安庁
    • 関西空港海上保安航空基地
    • 海上保安庁大阪特殊警備基地
    関西国際空港には、日本で唯一、対テロ組織である海上保安庁特殊警備隊(SST)が置かれ、航空基地が存在する。航空基地にはサーブ340が2機、MHベル212が2機が常駐している。特殊警備隊とは、海上テロ、ハイジャック、爆発物処理などに対処する対テロ特殊部隊で、出動時には関西空港航空基地から全国の航空基地に展開する。
  • 日本郵便大阪国際支店 [4]
    主に西日本各地の国際郵便の集配を行っている。
  • 税関麻薬犬センター
  • 関西電力エネルギーセンター (天然ガスによる火力発電所)
  • 熱供給センター
    関西電力エネルギーセンターで発電の際、生じた排熱を温水と空調に利用する施設。島内に3箇所設置されている。(コジェネレーションの項参照。)
  • 給油施設
    12,000キロリットルの燃料タンクを10基備える。
    空港島には、タンカーが3隻着隻できるタンカーバースがあり、油送パイプで燃料タンクに備蓄される。
  • 南海電気鉄道関西空港駅
  • 西日本旅客鉄道(JR西日本)関西空港駅

[編集] 周辺施設

関西国際空港の対岸には「りんくうタウン」という商業地区があり、ホテルや病院、ショッピングセンターやオフィスビルがある。詳細はりんくうタウンりんくうプレミアムアウトレットイオンりんくう泉南ショッピングセンターの各項を参照。

[編集] 交通機関

空港には西日本旅客鉄道(JR西日本)と南海電気鉄道関西空港駅があり、空港とのアクセス手段は充実している。また、海上空港であることを生かして高速船も運行している。

中には空港発最終バスが関空の深夜便に連絡しない行先がある。大阪市内などへのアクセスは深夜便に接続できているが、空港会社では関係機関に働きかけ、より一層のアクセスの充実を目指している。

対岸との鉄道・車でのアクセスは海上にかかる連絡橋なので、開港後数回台風などの強風で連絡橋が一時的に閉鎖され、空港との往来が制限されることがあった。

[編集] 鉄道

画像:Jrwest 281.jpg
JR西日本の関空特急はるか
画像:Kansai Airport Expressway.JPG
南海電鉄の空港特急ラピート

JR西日本南海電気鉄道の2社が運行している。両社合わせて5時台から23時台の間に概ね1時間あたり11本(JR5本・南海6本、うち有料特急は2本ずつ4本)発着している。

両社の鉄道駅は駅舎が共同であり、改札口はPTB2階とペデストリアンデッキでつながっている。

2004年(平成16年)度の関西空港駅の鉄道乗降客数は12,850,599人である。

[編集] リムジンバス・タクシー

リムジンバスの降り場はPTB4階、乗り場は1階である。24の系統が6時台から23時台の間、運行されている。

リムジンバス

タクシーは1階に乗り場がある。

乗合タクシー

[編集] 自動車・レンタカー

関西空港自動車道阪神高速道路

  • 関西国際空港連絡橋 (スカイゲートブリッジR) 連絡橋通行台数/往復(台):7,385,018台(平成16年度)

駐車場(連絡橋とのセット割引あり)

  • P2駐車場・P4駐車場:国際線北出発カウンターに近い。
  • P1駐車場・P3駐車場:国際線南出発カウンターに近い。

レンタカー エアロプラザ1階にレンタカー受付カウンターがある。レンタカーは島内で車両の受け渡しができなかったが、2005年9月末からは島内で車両の受け渡しができるようになっている。

[編集] 高速船

空港島北端には大阪府港湾局の地方港湾泉州港がある。(関西国際空港株式会社の運営ではない。)泉州港のポートターミナルから航路がある。ポートターミナルとターミナルビルとの間は船のダイヤに合わせて南海バスが運行している。

[編集] 就航路線

[編集] 国際線

2007年7月時点では、貨物便を含め週776便の定期便が就航している。そのうち、香港・台湾を除く中国路線は253便、中国を含む東アジアおよび東南アジア方面へは458便である。一方、北米路線は他方面に比べ少ない。日系航空会社による関空からの北米線が休止されており、北米系航空会社の就航のみである。東アジアおよび東南アジアと北米を結ぶ路線は、北米系航空会社の旅客便就航数が他方面の場合(アジア-欧州路線における欧州系航空会社の旅客便就航数など)と比べ少ないケースがほとんどで、例えば直行便の便数では、関空が国際線の定期便全体週776便中21便に対し、インチョン国際空港が約1500便中24便、台北国際空港が約1000便中7便、香港国際空港が約2500便中42便、などとなっている。東アジアと米国本土を結ぶ路線の場合、緊急着陸できる空港が少ない長距離洋上ルートの為、米国連邦航空局等から、2000年3月まで燃費の良い双発機での運行を制限されており、現在でもETOPS207を満たす事や代替機を用意する事が要求されている。かかるネックは、東アジアや東南アジアの空港の北米線にも言える事である。[5]


※ 語末の★は、日本では関空からのみ就航している路線

[編集] 運休・廃止路線

[編集] 国内線

[編集] 休廃止路線

以下は関西国際空港便は休廃止となったが、大阪国際空港または神戸空港には就航している路線

[編集] 貨物便