大学入試センター試験

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鉛筆一本で世界が決まる。

大学入試センター試験(だいがくにゅうしセンターしけん)とは、日本において販売される数字選択式全国自治宝くじ

実施要項[編集]

大学入試センター試験はマークシート投票方式を採用している。機械読み取り式のシートに各々の予想を書き込んで提出するこの方式は日本では認知度の高いもので、同国で実施される主なマークシート投票方式によるくじとしては、以下のものがある。

しかし大学入試センター試験はこれらとは性格を異にする部分がかなり多く、以下にそれを説明していく。

日程[編集]

ロト6など他の数字選択式全国自治宝くじとは形式が大きく異なり、販売と記入が大きくズレるという特徴がある。記入期間は毎年年間で最も気温が低くなり豪雪が予想される1月第3土曜・日曜日(小分けに設定された時間制限あり)で、販売はその約3 - 4ヶ月前。また、1年に1回しか行われないという点で毎日・毎週行われる他のくじと比べて著しく性格を異にする。この実施頻度の低さと後述の配当の高さから、購入者の中には極度の緊張に苛まれる者も出る。

購入条件[編集]

年齢
他のくじ同様、購入者には年齢制限があり例外を除き17歳以上であることが必要である。上限は無く、希望すれば何度でも購入可能
性別
制限なし
資格
年齢以外に高校卒業・卒業見込み・高卒認定試験合格のいずれかの有資格者である必要がある。年齢以外に購入条件を課しているのも、他のくじには無い大きな特徴である。
費用
12000円もしくは18000円。他のくじに比べると著しく高額であり、また800円の追加手数料を支払わないと正確な結果は知ることができない。もうひとつの大きな特徴が、毎年1人1口しか購入できないことである。これは、高配当ゆえの射幸心を煽り過ぎないための措置と推測される。

記入[編集]

本来、くじは購入すること自体が気楽なものであるが、大学入試センター試験では記入するにあたって厳しいルールが存在する。

まず、記入を行うための筆記具が指定される、マジックやシャープペンシルは全て不可、F・H・HBの黒鉛筆のみ許可される、また会場や座席が設置される。これは購入者それぞれに厳密に指定されており、アナウンス付き移動販売車の活躍が顕著なことを理由に閑静な場所へ移ることはできない[1]。会場はくじ名の通り大学が活用されることが多い。また、大学と名前がついているからと、隣の大学の会場に行っても記入することはできない、つまり会場及び座席が厳密に指定され、さらに記入開始時間に20分以上遅れた場合会場に入場することすらできない。

会場では驚くべきことに監視員が置かれており、また会場の外にも監視員が目を光らせており主催側の戦略意図が色濃く反映されている。この監視員らはの中で啓示を得たり、メールで連絡を取り合ったり、靴音で合図しながらあらゆる手で購入者にを光らせている。記入時間中は購入者が筆記用具を落とす、鼻をかむ、携帯電話で時刻を確認する、サイコロを振る、目を休ませるためにちょっと外を見るといった行為がみられるが、これらはごく自然な仕草である。しかしこうした行為に気づいた監視員は顔が突然ひきつり、周囲に陰険で救いようのない風を撒き散らしながらズンズンと購入者に迫り、会場から退去を命じたうえ配当を受ける権利を剥奪してしまう。またこれに伴って権利剥奪された者の名が公共の場において掲示されることから、人格権侵害の疑いが該当者より強く指摘されている。

マークシート[編集]

他のくじと比べ、巨大なマークシートを複数枚使用する。購入者によって異なるが、概ね数百個の数字もしくは記号をマークせねばならない。このため、全ての組み合わせが天文学的数字となる点でロト6を含む他を圧倒的に引き離している。

組み合わせの多さについて例を挙げると、2008年の英語を予想するマークシートは4通りからひとつを選ぶ行為を53回繰り返すことを求める。この場合の組み合わせの総数は453で81129638414606681695789005144064(約8113穰/8113万Y)通りである。これはロト6の6096454通りの13307676628841402181627058.146271倍(約13𥝱3千垓=13.3×1024)にもなる。さらに組み合わせの多いのは2008年の数学Iの予想で12通り×82箇所の31107289852948419532830210325169922767038593747425104848349825951609481990716300348882944(89桁、約3.11ピコgoogol)通りとなる[2]。大学入試センター試験くじ購入者はこの規模のマークシートを複数枚提出する。 これは、ロト6の一等を連続で14 - 15回当てる確率である。そのため、あらかじめ鉛筆に1 - 6の数字を書いておき、サイコロのように振って出た目の数を書き込むのが一般的である。

なお、「選ぶのに迷ったら3を選ぶといい」という都市伝説があり、一部の予備校では真剣に調査研究もなされている。

当せん[編集]

当せん番号の発表は他の宝くじと同様各社の新聞紙面にて行われる他、販売元へ当せん結果通知書を請求することもできる。しかし後者は送付されるのが記入の約3ヶ月後となったり、800円も支払って著しく省略された一通の書面であるなど不満も多い。取り消しすることも可能だが、販売元は800円の返還に応じておらず「不当利得だ」と非難されている。

ここまで高配当のくじであると説明してきたが、実は配当が明確でないのも大学入試センター試験が他のくじと趣を非常に異にする部分である。少なくとも、購入金額に配当率を賭けた当せん金という形で払い戻されることは決してない。しかし購入者の少なくない割合がこのくじの配当がとても良いものだと信じており、低配当しか得られないと落ち込んだり、ひどいときには自殺を図るという。まさに命賭けで得る価値のある配当といえるが、その実態は不明なのはもどかしい限りである。キャリーオーバー制度は無い。

購入者への特典[編集]

購入者はさまざまな点で優遇を受けられるという特典も、他のくじにはない特徴である。例として以下のようなものがある。

鉄道における優遇
購入者が誤って、記入会場の最寄りを通過してしまうような列車(特急列車急行列車快速列車などが多い)に乗車しても、車掌に申し出ることで当該駅に臨時停車してもらうことができる。(例:京葉線の通勤快速はかつて新木場を通過していたが、急遽停車させた。京王井の頭線の駒場東大前駅にはこのくじの日の混雑時のみ急行が停車する)
バスにおける優遇
通常記入会場は最寄り駅から離れた場所にあり、一部記入会場では最寄駅から直通バスが臨時に記入会場まで運行される。
ただし、この場合でも料金は通常料金を請求される。
警察などによる優遇
記入会場へ行く途中でバスが交通事故を起こすなどの事態が発生し、通常の交通機関では開始時刻に間に合わなくなる場合、現場に急行したパトカーなどの緊急車両で送迎してもらうことができる。もちろん緊急車両として走行するため、道交法上の規制をほぼ無視して、会場に直行することが出来る。
学校における優遇
通常の授業時間をくじの予想のために割くことがある。これについては問題視されている。詳しくは後述する。

その大多数が販売元公式の特典ではなく、購入者が受けるかもしれない配当を期待して優遇する社会の風潮によるものが多数を占めている。したがって、一度も当選することがなく、何度も挑戦しているうちに若者に見えなくなってしまった人々は、「運が悪い人」または「諦めの悪い人」とみなされ、特典を受けることは難しくなる。また、退職後に購入するなどした高年齢者層の購入者も同様に特典を受けることは難しい。 ただし、高齢者が購入後無事に当選した場合は、地元TVの取材を受けるなどの式典が行われる。

概要[編集]

英語はほとんど4択、国語はほとんど5択から予想して選ぶ。

英語[編集]

英語筆記問題の当たりの選択肢の内訳は以下の通りである。 2013年度(55マーク) ①:16個 ②:14個 ③:9個 ④:13個 ⑤:3個 ただし、21番から26番と、51番から55番のみ5択で、それ以外は4択であった。点数の期待値は、45.98192点であった。(21番から26番は2セットで完答で、51番から55番に至っては5セットで完答である。従って得点率は極めて低い。)

国語[編集]

第1問は哲学者のみが理解できる哲学書の読解問題である。第2問は小説であり、文章は一般人でも理解できるが正解の選択肢を選ぶのは人類の行動パターンを知っている神様しか不可能な問題である。第3問は古文書の読解問題であり、200歳以上の人のみが解けるとされている。第4問は甲骨文字で書かれた文章の読解問題であり、北京原人にしか解くことができないとされている。

数学[編集]

√の中身が0,1,4,8,9,12,16,18,20,24,25,27,28等にになることは決してない。(√の中身は7になることが多い) また、出やすい数字の組などは桁数ごとに決まっている。(2桁では10,12,14,25,40,49などが、3桁では160,216,256などが出やすい)

英語[編集]

選択肢の長いものに正解が多いとされている。 英語では③は出にくいとされている。

地理・倫理[編集]

設問文を読むだけで明らかにおかしいもの(特に地域調査の方法として間違ってるものを選ぶ問題で顕著)や、常識的な感性があれば解けるばかげた設問も混ざっているのでこの2科目に限っては鉛筆転がすなんてもったいない!

問題点[編集]

どんな賭け事にも共通するが、不正な手段に頼らず絶対に勝つ方法は無いと思ってよく、大学入試センター試験も例外ではない。

先にも述べたとおりマークシートの全組み合わせは天文学的数値に上り、たとえ10万人が購入しても全部当たるのは奇跡としか言えないが、全く手がかりが無いわけではない。競馬ではレース直前に出走する馬を見物する機会があるが、大学入試センター試験でこれに相当するのが開催当日に配られる冊子である。この冊子はマークシート提出締め切りの僅か1 - 2時間前に配布され、購入者は藁をも掴む気持ちでこの冊子から情報を読み取り、マークシートに各々の予想を書き込む。冊子の活用如何が、極めて僅かの「当たり」を引き当てる鍵となる。

ところがこの冊子は宇宙から飛来してきたとも噂され、意味不明の日本語外国語(英語のみ、音声を使ったヒントも出される。類稀なる才能をお持ちになるPat様のものが有名)・古代語数字のみが記載された内容のため、多くの購入者には理解不能、ほとんどマークシートに書き込む手助けにならないというのが実情。限られた優秀な頭脳の持ち主だけが読み解くことができると言われているが、彼らは自分の配当が減るのを嫌い、読み取った内容を他者に教えることはありえない。これはいわば制度の不備であり、知っているものだけが利益を上げる構造が不正の温床との指摘も少なくない。また優秀な頭脳の持ち主ならこんな賭け事に興じる時間を日本社会の発展のために使うべきである。

また、購入したくじが無効になるような深刻なマーキングミスを購入者が行った場合、購入者の救済という名目で胴元(この場合は運営者を指す)が購入したくじを無断で書き換えることがある。これには「運営者側の不正である」、「くじの公平さを失う原因になる」などの意見が挙がっており、至急改善すべき問題として議論が繰り返されている。

問題はそれだけではない。競馬・競輪同様このくじに対しても予想屋が存在し、それぞれの必勝法や予想結果を有料で購入予定者たちに教えて生活している。予想屋は個人経営から大規模組織を構成するものまであり、なんと驚くべきことに国や地方自治体までが巨費を投じて予想屋を雇い入れ、購入予定者の育成を行っているという。国民から徴収した血税を賭け事に費やす、それがまかり通るのが現在の日本の裏の顔と言える。

とはいえ最大の問題点はなんと言っても胴元によるイカサマである。これは胴元が自らの利益を不正に得るというよりは特定の購入者に多大な不利益を与えるタイプのイカサマである。特に英語リスニング試験においてはイカサマは最早恒例になっており、毎年これがばれて大学入試センターはエクストリーム・謝罪にエントリーされている。特に2012年1月に行われた試験においてはリスニングに加え社会科の実施方針の変更が原因で数千人が時間が短くなる、そもそもくじを買えないなど深刻な被害が生じた。これじゃあどう頑張ったってダメじゃないか。

関連商品[編集]

マークシート鉛筆・消しゴム
マークシートの紙質にあわせて作られている。一般的な鉛筆消しゴムに比べて割高。芯は比較的軟らかいが、マークシートでしか使わないためなかなか減らない。最後まで使い切るのがステータス。
大人のDSマークシートトレーニング
携帯ゲーム機のタッチパネルを活用したソフト。3種類のモードがある。
  • 初級 - とりあえず塗りつぶし続け、DSの液晶が割れたら即終了。いかに割れる寸前で止めるかが、ゆとりと団塊の差。
  • 中級 - マーク用紙の原料であるパルプをフィリピンまで取りに行こうモード。
  • 上級 - 自信がついたところでマークの達人マク男と対戦。マク男に勝てれば、マーク検定5級が授けられ、初めてマーク用紙で鼻をかむことができる。マク男の次は、マークの仙人天山広吉と対戦。ガチで挑むと当然負けるので、ここはモンゴリアンチョップで対抗しよう。

テクニック[編集]

宝くじだからといって、全く規則性がないわけではない。必ず外れになる数字なども用意されている。当日配られる冊子には地球人でも理解できるものもあり、当選率を少しでも上げたいなら読むべきである。

補足[編集]

  1. ただし騒音がくじ記入に支障を及ぼすと監視員が判断した場合、主催者が再度記入時間を与える場合もある。
  2. 2008年数学Iの予想では3箇所どちらでも良いというのがあったので、それを除くと3888411231618552441603776290646240345879824218428138106043728243951185248839537543610368通り。五十歩百歩の代わりにこの数字を使いたい気分です。

関連項目[編集]