テレビ東京
株式会社テレビ東京(テレビとうきょう、英称: TV TOKYO Corporation、東証: 9411)は、関東広域圏を放送対象地域とする放送局である。通称はテレ東(テレとう)。コールサインJOTX-TVから、TXと略称することもある。旧局名・アナログ放送のチャンネルから12チャンネルなどと略する場合もある。尚、同じ略称を使用するつくばエクスプレスは関係無い(但し、同線の運行エリアは、テレビ東京の放送エリア内にある)。
親局(アナログ放送波)の周波数帯がVHFの放送局としては、日本で最後に開局した放送局である。これ以降に開局した国内の民放テレビ局は、すべて親局がUHF帯で放送している。 一部コメントアウト
目次
会社概要[編集]
株式会社テレビ東京 TV TOKYO Corporation
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 東証1部 9411 ~上場中 |
略称 | TX |
本社所在地 | 105-8012 東京都港区虎ノ門4-3-12 |
電話番号 | 03-3432-1212 |
設立 | 1968年7月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 放送法に基づくテレビジョン放送 |
代表者 | 菅谷定彦(代表取締役会長) 島田昌幸(代表取締役社長) |
資本金 | 89億10百万円 |
売上高 | 1,083億円(2006年度:単独) 1,197億円(2006年度:連結) |
総資産 | |
従業員数 | 669人(2006年4月1日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 日本経済新聞社、糸山英太郎など |
主要子会社 | テレビ東京ミュージック他 |
関係する人物 | |
外部リンク | www.tv-tokyo.co.jp/ |
特記事項: |
- 社名
- 和文社名 - 株式会社テレビ東京
- 英文社名 - TV TOKYO Corporation
- 代表取締役社長
- 本社・支社所在地
略史[編集]
- 財団法人日本科学技術振興財団(以下「財団」と略)テレビ事業本部の番組制作を目的として設立された「株式会社東京12チャンネルプロダクション」(以下「東京12チャンネルプロダクション」)が、同財団から放送事業を譲り受けて発足したものである。
- 先に開局した、教育番組専門局である日本教育テレビ(=NET:エヌ・イー・ティ→全国朝日放送→現・テレビ朝日)と異なり、旧東京12チャンネルは1964年、財団が母体となって設立した科学技術学園工業高等学校(現・科学技術学園高等学校)の授業放送をメインとして行う教育専門局(科学テレビ)として開局し、民放ながら広告を流さない放送局として運営された。しかし、それが故に慢性的な赤字を抱え、1966年4月に規模を大幅に縮小、放送時間も午前10時~11時30分の1時間半と、ゴールデンタイムと呼ばれる夕方5時~夜9時の4時間、計5時間半(日曜日は、後者の4時間のみ)に短縮された。その後「科学テレビ協力会」を母体とした「東京12チャンネルプロダクション」が設立され、1967年に日中・深夜の放送を再開した。
- この時、水面下では「財団のテレビ部門をNHKに譲渡する」「毎日放送が東京12チャンネルプロダクションを買収する」といった話が進められていたといわれるが、いずれも頓挫した。結局、1969年12月には再三にわたる財界からの要請を受ける形で、日本経済新聞社(日経)が東京12チャンネルプロダクションの経営に乗り出した。当時日経は日本教育テレビにも出資していたが、この時にこの出資分を朝日新聞社が買い取り、日経はその売却益を利用して東京12チャンネルプロダクションに出資するという形態を取った。
- 1973年10月に東京12チャンネルプロダクションの商号を変更した株式会社東京12チャンネルが放送事業を譲り受け、11月1日に総合放送局に移行した。この後、他のキー局のように地方系列局をもっていないハンディを克服するため、近畿・中京の独立UHF放送局(兵庫県・サンテレビ、滋賀県・びわ湖放送、京都府・近畿放送(現:京都放送、KBS京都)、岐阜県・岐阜放送など)への番販を展開するようになる。
- 東京12チャンネル時代は、他局が午前6時台から放送開始している中、番組ソフトが不足していた事もあり、開局当初から1974年頃までは午前10時前(その後、1977年9月頃までは9時からに繰り上げ)からと、比較的遅い時間から放送開始していた。そのため、一部の新聞のテレビ欄では、午前中の部分を広告欄に差し替えていた(1966年の放送時間縮小時は、ハーフ又はそれに準じるサイズに縮小されていた)。
- 1983年に、テレビ大阪・テレビ愛知と「メガTONネットワーク」を形成。1989年より名称をTXNに改め、現在では全国6局の系列局とネットワークを形成。6局で日本の総世帯数の約7割(13都道府県とその周辺地域)をカバーしている(テレビ大阪とテレビ愛知は府・県域局であるため、在阪・在名の広域局と比較して親局の出力も低く抑えられており、視聴可能エリアが狭いほか、テレビ北海道・テレビせとうち・TVQ九州放送では放送エリア内でも、一部で難視聴や受信不可能な地域がある)。
- また、独立UHF放送局を始めとする系列外の放送局への番販も行われているが、最近はケーブルテレビ局でのTXN系区域外再送信の増加や、BSジャパンの開局により番販取引が減少傾向である。このため、番販取引を少しでも増やそうとTXN系列局が34府県(今後の展開次第では29県に)のケーブルテレビ局に対して区域外再送信を許可しないケースも出て来ている。しかし、日本シリーズなどの生放送番組は、番販購入している系列外では生放送をネットできず、放映されなかったり録画放送となるが、日本シリーズの場合はNHK-BS1でも同時に中継されており、地上波で生中継を視聴できない地域にも配慮されている。
- ケーブルテレビ局が直接TXN系列の番組を購入し、自主放送チャンネルで番組を流している場合もあるが、こういったケースは極めて稀である。
- 1991年にTXN九州(現・TVQ九州放送)が開局してからは、テレビ東京の業績が低迷したために系列放送局の新規開局は行われていない。これは、敢えて自前で系列新局を開局させるよりも、既存の地方局への番販で収入を得た方が適当との判断による。
- また、衛星放送を行うBSジャパンやAT-X、日経CNBCといった関連局が開局した事により、全国展開は完了したとの判断が一時なされた(ただし、その際、プロ野球やJリーグ取材のために、宮城県・静岡県・広島県に常駐取材拠点を置きたいという希望を表明していた) 。
- 2004年8月5日に東京証券取引所市場第一部に、在京キー局のテレビ局としては最後(5番目)の上場を果たした(証券コード:9411)。初値は、公開価格2,900円を上回る3,350円だった。
- 他局に比べ、全体の視聴率が振るわない割には扱う分野が明確であり、ターゲットを絞った(60代以上の主婦層、アニメファン、個人投資家、ファッション好き、旅行好き、釣り好き、レース好きなど)番組編成から「視聴率は最下位で、固定客数は最上位」と評されている。
- このような特定層に向けた番組編成は、スポンサーにとって広告波及効果が高いと評価され、1990年代後半からは他局も追随するようになった(TBS系「王様のブランチ」など)。また、「視聴率無関係」の編成傾向や経済番組の多さ(後述)から、時折「民放のNHK」と称される事もある(過去には、NHKの番組を購入して放送した事もある。1970~90年代には、多少意味合いは異なるもののTBSがこう呼ばれていた)。現在は年4回の改編期における番組の改編率が高く、大幅に変更される。
- 最近では『いい旅・夢気分』や『土曜スペシャル』など、サラリーマンや中高年齢層を主力とする番組で他の民放キー局と遜色のない視聴率を上げる番組が増えており、他の民放キー局のOL・若年層を主力とした裏番組を放送時間帯の移動や打ち切りに追い込む番組もあるが、主軸コンテンツのアニメ番組は全般に低落傾向にあり(他局も同様)、その他の番組でもリニューアルや枠移転などを繰り返し全体平均視聴率の向上に努めているが、目立った実績はあげていない。なお、番組の打ち切りは契約上の関係から不祥事などを除き行っていない。
沿革[編集]
設立前[編集]
- 午前11時30分より、テストパターンにベートーベンの交響曲第9番「合唱」の第4楽章全曲の音声を流す。局名が「東京12チャンネル」という事もあって正午に放送開始した。当初は朝日新聞ニュースも放送していた。
設立後[編集]
- 1968年(昭和43年)7月1日 - 株式会社東京12チャンネルプロダクション設立(この年月日が株式会社としての創立日とされている)。
- 1969年(昭和44年)4月 - 大阪地区・毎日放送(~1975年3月30日)、名古屋地区・中京テレビ(~1983年8月31日)とネットワークを結ぶ。
- 1969年(昭和44年)10月27日 - 株式会社日本経済新聞社が財団法人日本科学技術振興財団テレビ事業本部の運営を引き受ける。
- 1969年(昭和44年)11月1日 - 株式会社東京12チャンネルプロダクション増資(資本金は10億円から20億円になる)。
- (株式会社日本経済新聞社6億円、日本生命グループ4億円。なお日本生命グループは翌1970年7月に資本を引き上げる)
- 1973年(昭和48年)10月 - 商号を株式会社東京12チャンネルに変更。財団法人日本科学技術振興財団から放送事業を譲り受ける。
- 1973年(昭和48年)11月1日 - 総合放送局に移行。
- 1978年(昭和53年)12月25日 - 標準テレビジョン音声多重放送を開始。
- 2ヶ国語放送第1号は「音声多重放送開始の案内」。ステレオ放送第1号は同日からスタートした「パイオニア・ステレオ音楽館」(番組開始当初からCMもステレオ音声)。
- 1981年(昭和56年)10月1日 - 商号を株式会社テレビ東京に変更。
- 1982年(昭和57年)3月1日 - 初の系列局であるテレビ大阪開局。
- 1983年(昭和58年)9月1日 - テレビ愛知が開局、「メガTONネットワーク」成立。
- 1985年(昭和60年)10月1日 - テレビせとうちが開局。
- 1985年(昭和60年)12月12日 - 虎ノ門の現社屋に移転。同時に芝公園の旧社屋はテレビ東京スタジオセンター(後の東京タワー芝公園スタジオ)となる。
- 1989年(平成元年)4月1日 - ネットワーク名を「TXN」に変更、同時にTXを正式に略称とする。
- 1989年(平成元年)10月1日 - テレビ北海道が開局。
- 1991年(平成3年)4月1日 - ティー・エックス・エヌ九州(現・TVQ九州放送)が開局、TXNの日本縦貫ネットワークが完成。
- 1996年(平成8年)10月1日 - 標準テレビジョンデータ多重放送(ITビジョン)を開始(~2003年12月26日)。
- 1997年(平成9年)12月 - CS有料放送「アニメシアター・エックス(AT-X)」放送開始。
- 1998年(平成10年)10月 - 開局35周年を機にロゴマークを一新。
- 1999年(平成11年)12月12日 - 天王洲スタジオの運用開始。
- 2000年(平成12年)6月 - 子会社エー・ティ・エックスを設立し、AT-X事業を譲渡。
- 2000年(平成12年)12月 - BSデジタル放送「BSジャパン」開局。
- 地上波放送番組のうち、ニュースなどの生放送番組、一部のバラエティ番組などがハイビジョンで放送。
- 2003年(平成15年)6月25日 - 英文社名をTelevision Tokyo Channel 12,Ltd.からTV TOKYO Corporationに変更。
- 2003年(平成15年)12月1日 - 地上デジタルテレビジョン放送の本放送を開始。
- 2004年(平成16年)3月22日 - デジタル・アナログ統合マスター(NEC製)の運用開始。
- 地上デジタルテレビジョン放送もハイビジョンで放送される様になった(それ以前はほぼすべての時間帯が4:3標準画面のアップコンバートによる放送で、ハイビジョン映像はBSジャパンでしか視聴できなかった)。提供クレジットの文字フォントもBSジャパンと同じ仕様に変更。
- 2005年(平成17年)12月12日 - 公式アニメサイトを「アニメエクスプレス」から「あにてれ」へリニューアル(公式では12月12日12時12分12秒頃に行ったと発表)。ドメインも分け総合アニメサイトを目指す。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 地上デジタルテレビジョンワンセグの本放送を開始。
- 2006年(平成18年)5月7日 - 東京ドームでの巨人主催試合を開局以来初めて中継(対ヤクルト戦)。
- 2007年(平成19年)5月31日 - 定例会見で菅谷定彦社長(現:会長)が、2011年の地上デジタル放送全面移行後のネットワーク拡大構想を明らかにした(詳細)
ネットワーク拡大構想[編集]
先述の2007年5月31日での菅谷社長(当時)の定例会見において、以下の構想が発表された。
- 宮城県・広島県への系列局新局開局(2007年06月:広島県進出の情報について、それを聞いた地方4局が裏側で猛烈に開局の反対をしており、テレ東進出が白紙になる可能性がある。{要出典})
- 静岡県への系列局新規開局もしくはテレビ愛知の放送エリア拡大
- テレビ大阪の放送エリアを、現在の大阪府域から京都府・兵庫県に拡大(テレビ大阪の項も参照)
本格的な地デジ時代をにらんだ戦略ではあるといえるが、既存局からの抵抗も予想され(特にテレビ大阪に関しては開局計画時の広域局構想が、特に独立U局からの猛反対で頓挫した経緯がある)、実現には紆余曲折が予想される(参考記事1・参考記事2・参考記事3)。
特色[編集]
基本的に緊急放送(報道特別番組)を流さない事が多い。[1] 社会的な大事件が起きても、ほとんど報道特別番組を組んでいない。これは他のTXN系列局でも同様であり、他局に比べてスタッフが少ないため(他キー局の半分以下)であると言われている。
- 特別番組に切り替えず、通常番組を放送した事例
- 沖縄返還協定調印式
- あさま山荘事件
- 湾岸戦争開戦
- 地下鉄サリン事件
- 宮城県沖地震(2005年8月16日発生) - 速報テロップで表示する程度。
- 小泉純一郎首相(当時)の靖国神社参拝(2006年8月15日)
- 民放連の取り決めにより、他の放送局と同様に昭和天皇追悼の特別番組(CM抜き)を翌8日に掛けて終日放送。
- この時は中京・近畿の独立U局(通常はテレビ東京の番組を同時ネットしないサンテレビやKBS京都を含む)へも番組供給を行った。これは、独立U局単独では特別番組を構成する素材が揃わないことや、各局と在京局との編成上の付き合いが一番多いことから、テレビ東京系番組をネット受けすることとなったようである要出典(関東地方の独立U局での放送については、各局がNNSへのオブザーバー参加をしていることもあってか、日本テレビ制作の番組がネットされた)。
- しかしこの特番開始に際し、技術スタッフのスタンバイが整わず、他局に比べ、特番の放送開始が大幅に遅れたという未確認情報もある。要出典
他局は午前5時台から特番を開始するも、テレ東は午前6時半頃からだったという、外部スタッフの話があります。私自身は未確認のため「未確認情報」と入れましたが、この件については実際の放送を確認できた方の補足や修正をお願いします。
- 「昭和天皇崩御の際、テレビ東京だけ追悼番組を放送しなかった」という風説が流れたこともあるが、実際には他局と同様に特別番組を放送している(この時、通常放送をしていたのはNHK教育テレビである)。にも関わらずアニメ「ケロロ軍曹」ではこの事象がパロディ化されている。
- 他局が1日中特別番組を放送し続ける中、テレビ東京は昼間は特番を放送したものの、夜になると『開運!なんでも鑑定団』を通常通り放送し高視聴率を獲得した(但しその後は再び報道特番の放送に戻している)。
- 他局が特別番組を11月30日の夜から断続的に続けたため視聴者が食傷気味になったためか、翌12月1日の19~20時台に他のキー局が特番を流した中で『土曜スペシャル』を通常放送したテレビ東京が民放視聴率トップになった(当日のテレビ東京では16:00~17:15に特別番組を放送したのみ)。
- 秋篠宮妃紀子の男児出産の場合(2006年9月6日)
- 通常番組である『朝は楽しく!』内のテレビショッピングの放送を途中で打ち切って特別番組に差し替え、約10分弱の間、宮内庁で行われた記者会見を中継した(記者会見終了後は通常放送に戻った)。夕方以降は『速ホゥ!』が30分拡大された為、アニメ2番組が18:00~の放送、『スキバラ』は放送中止となった。
- 系列局のテレビ大阪では『ハロモニ。』を遅れネットで放送中だったが中断され、同様に差し替えられた。
- 9月6日に午後のロードショーで放送を予定していた『アダムス・ファミリー2』は、翌日放送予定だった『キャスパー』と放送日を入れ替え放送された。
- その他
- L字画面でニュース速報を行う際も番組途中での挿入は避け、CM明けや次番組まで待ってから挿入することが多い。2016年2月7日の北朝鮮ミサイルで表示された
- 大きな自然災害や事件が起きた場合、発生した時と同じ週の土曜12:30~14:00か日曜10:30~11:25の枠を報道特別番組にする場合がある(新潟県中越地震、JR福知山線脱線事故など)。
- 国政選挙の選挙特別番組でも他局は投票が終わる20時前後から放送開始するのに対して、テレビ東京は22時前後からスタートすることが多く、実際にその前に放送される『日曜ビッグバラエティ』でも高視聴率を獲得したことがある(但し同番組でも随時L字画面で開票速報を流す)。
テレビ東京の人気コンテンツ[編集]
他局が手を付けていない、特定の視聴層を狙い撃ちする様な番組編成を得意とする。
報道番組(経済・企業情勢)[編集]
- 日本経済新聞との資本関係を活かし、経済・企業情勢に関する番組が全国ネット・ローカル番組を問わず多い。『ワールドビジネスサテライト』は、経済ニュース番組の大御所として、長く君臨している。
- 早朝の『ニュースモーニングサテライト』は、米国の各証券取引所の取引が終了した直後の状況を生中継で放送している。他局も一般ニュースとして伝えてはいるが、各取引所の個別の銘柄(NASDAQのマイクロソフトや、ニューヨーク証券取引所のコカ・コーラなど)についてコメントするのは他局も含めてこの番組だけであり、解説は日本語の堪能な現地証券会社アナリストや、日本の証券系企業の現地法人アナリストなどである。
- 米国の市場動性に敏感な機関投資家(の運用担当)・個人投資家を視聴層にしている。
- 日中の8:45~(Opening Bell)と11:00~(NEWS MARKET 11)と15:30~(Closing Bell)には株式ニュースを流している(これらの番組はBSジャパンでも同時放送を行っている)。又、ドキュメンタリー番組も、社会や企業の上層部の視座に立った番組が多い(例:『ガイアの夜明け』・『ソロモンの王宮』)。また、これらの番組は日経CNBCにもネットしている。
- テレビ東京のアナウンサーはこうした番組で鍛えられているせいか経済・企業情勢で一家言持つ者も多い。
アニメ番組[編集]
概要[編集]
テレビ東京は古くからアニメを重視する局として認知されている。現在もキー局中でアニメの放送本数が最も多い。首都圏民放キー局で放送されるアニメ全作品のうち、半数以上が同局の放送というデータもある。
局を代表する作品でもある『ポケットモンスター』を筆頭に低年齢児童・少年少女向けのアニメから『新世紀エヴァンゲリオン』のようなアニメファン向けのものまで幅広い視聴者層に対応出来る様に編成され、これら作品群の放送にまつわる話題も事欠かない。(主に子供向けアニメが放送される夕方・休日の朝等に、『ネギま!?』や『ギャラクシーエンジェル』シリーズなどのような、いわゆる「萌えアニメ」が編成されることもたびたびある)これらのアニメ作品は、最盛期である1990年代前半は視聴率10%台の番組も多数存在し、テレ東の土台を支え、また著作権を盾にした功績もあって収益の増加にも繋がった。
また、かつてはテレビアニメとして『マンガ日本経済入門』や『ラブひな』を午後10時台に放送したことがあったが、共に確たる実績を挙げられなかった。
しかし、21世紀に入ってからは主たる視聴者である子どもの部活や塾通いの他、録画視聴習慣の定着、更には少子化などの影響等によりアニメ全体の平均視聴率も低迷の傾向を見せ始め、特に子供向けアニメのゴールデンタイムと言える月~金18時台のアニメ番組の視聴率へ与える影響は大きく、以前程には高いものでは無くなってきた。
テレビ東京はこれらの影響を受け、2006年4月より従来の月~金18時台のアニメ枠を30分ずつ前倒し、17:30~18:30に変更(通称『アニメ530』枠)。空いた18:30~19:00枠には、近年関係を強めている吉本興業製作のバラエティ番組(通称『スキバラ』枠)を新設するという大改編が行われた。アニメ枠の移動が話題となり注目されていたが、同枠全体の視聴率低下に歯止めがかから無い状態が続いている。また、アニメの本数が増えすぎて一つの壁にぶつかっている現状を打開しようと、2007年4月より『アニメ530』の時間帯の毎週火曜17:30~18:00に、魔法少女の特撮番組『美少女戦麗舞パンシャーヌ』を開始した。また、2000年代に入って学校の週5日制が導入されたことに伴い、土曜・日曜の午前帯のアニメ枠も強化されている。先述の『530』枠の苦戦とは対照的にこちらは堅調であり、特に土曜朝8時(テレビ愛知制作)枠が版権会社各社による枠争奪戦が勃発するにまで至っている。
- ※テレビ東京で放送したアニメ番組の個々の詳細については「テレビ東京系アニメ一覧」あるいは「Category:テレビ東京系アニメ」を参照の事。
深夜アニメ[編集]
テレ東アニメのもう一つの側面として、深夜に放送される数々の作品群(いわゆる“深夜アニメ”)が豊富である事が挙げられる。
キー局の深夜アニメ隆盛を促すきっかけとなったアニメ『エルフを狩るモノたち』を放送してから約10年、テレ東の深夜アニメは常に話題作を放送し続け、現在でも同局の深夜枠の中核を担っている。その影響は大きく、通常放送開始時間が変動するのが通例である深夜枠でも、アニメは原則として放送開始時間が固定されている[2]。また、選挙・災害報道などで特別編成が行われる場合でも、アニメの放送時間だけは出来るだけ変更しないなど、アニメに対しては手厚い配慮を行っている。その理由は、アニメーションの製作者(近年ではTV局も含めた製作委員会)が、TV放映のために広告料を支払っているからである。
地上デジタル放送ではハイビジョン制作(アナログ放送では、画面比16:9のレターボックスサイズ)による深夜アニメも、2007年4月改編で開始された作品より実施されていて、「史上最強の弟子ケンイチ」を除いた全てである。
なお、個々の深夜アニメの概要についてはそれぞれの作品の項を参照されたい。
バラエティ番組[編集]
モーニング娘。との関係[編集]
- モーニング娘。は、同局の番組『ASAYAN』から誕生した。同番組は2002年3月24日の放送を以って終了したが、その後5期~8期メンバーのオーディションを自ら主催している他、同局系アニメ(『きらりん☆レボリューション』ではメンバーの久住小春が主演キャラクターを演じている。また、『劇場版 とっとこハム太郎』に、一部のメンバーがゲスト出演した)への出演など、番組終了後も関係は深い。ただし、6期の募集告知はフジテレビの『とくダネ!』にて先行して発表され、オーディションの模様も同番組で扱われた。また、8期の地方選考10ヶ所のうち4ヶ所(札幌・広島・鹿児島・那覇)は、他系列のテレビ局(札幌テレビ・広島ホームテレビ・鹿児島讀賣テレビ・沖縄テレビ)のスタジオで行われた(札幌地区を除く3ヶ所は、系列局がない地域であるため、当然のことではあるが)。
- しかし、NHKや他民放キー4局での出演番組は比較的高視聴率(もっとも、ここ最近は高視聴率を取れているとは言い難いものがあるが)であるのに対し、同局での出演番組はあまり視聴率が良くない事や、グループの曲の1つである『THE マンパワー!!!』が東北楽天ゴールデンイーグルスの応援歌になるものの、同球団の本拠地である宮城県にはTX系列局がないなど、TXとモーニング娘。の関係には問題点が多い(過去にミヤギテレビで『ハロモニ。』を放送していたが、2006年3月をもって放送終了となった)。
- 2007年4月より、『ハロモニ。』をリニューアルした新番組『ハロモニ@』がスタート。前番組『ハロー!モーニング』の視聴率低迷により、リニューアルされたが、ハロー!モーニングのファンを引き離してしまい、視聴率が1%台を推移するようになる最悪の結果となった。
- また、モーニング娘。全体としての出演のテレビ東京系レギュラー番組は、権利の問題上BSジャパンでは放送されていない(過去に同局で放送されたのは、同局との共同制作だった『MUSIX!』と単発番組の一部など少数)。
現在は月曜日にGライブの再放送がやっている
- 最近は、元メンバーではあるが準キー局・テレビ大阪へのレギュラー出演も出始めている(『感涙!時空タイムス』→『発進!時空タイムス』に矢口真里、『ロビーとケロビー』に辻希美(産休により新垣里沙へ交代))。
旅番組・グルメ番組[編集]
テレビ東京は旅番組やグルメ番組が多いのも特色のひとつである。
- 旅番組はテレビ東京の番組編成の根幹を成す分野で、定番の温泉旅行から珍道中もの、更にはクイズやゲームなどの企画を織り交ぜたものまで多様にあるため、「テレビ東京=旅番組」と真っ先に思いつく視聴者は多い。しかし、他局の番組では見ることのないようなマイナーなタレントを多く起用する事が嘲笑の対象にされることもある(旅番組に母親と出演した経験のある北野誠は、スタッフの対応が良いと評価している)[3]。
- 旅行だけでなく、ドライブや釣りなどのアウトドア番組も、他民放キー4局と比べて多い。特に釣り番組は、シマノ提供の「釣りロマンを求めて」と、ダイワ精工提供でテレビ大阪製作の『THE フィッシング』という、長寿でなおかつ日本最大級の釣具メーカーが提供している番組を放映しており、ファンの間では人気がある。(因みに、シマノの本社は大阪、ダイワは東京であるのに対し製作局所在地が反対であるという点も興味深い。釣りファンの間では元々、シマノは西日本、ダイワは東日本において支持される傾向がある)。以前は「われら釣り天狗」という番組も(東京12チャンネル時代に)存在した。
隅田川花火大会[編集]
- テレビ東京では、毎年7月に隅田川花火大会の模様を生中継している(関東ローカル)。東京都内で行われる花火大会は、これまで大江戸花火まつり(フジテレビ)や東京湾大華火祭(テレビ朝日)なども中継していたが、各局が視聴率低迷や予算コストの関係で撤退していく中、隅田川だけは現在も唯一テレビ中継されている。
- 余談ではあるが2006年7月29日の隅田川花火大会の折には、番組表内の番組名を花火にまつわる名称に書き換えるなどして、局公式サイトが隅田川花火大会一色となった。(例:ワールドビジネスサテライト→調合ビジネスサテライト,TVチャンピオン→HANABIチャンピオン,いい旅・夢気分→いい熱・花火気分)
アダルト系番組[編集]
- テレビ東京は、近年アダルト(いわゆる”お色気”系)番組をあまり放送していない。しかし、歴史的にはこのジャンルと縁が深かった。
- このジャンルとの縁は、1969年の『プレイガール』と、1970年の『ハレンチ学園』にはじまる。前者は、女性(美女)だけの探偵事務所を扱ったアクションドラマ、後者は永井豪の同名の漫画を基にした学園ドラマ(ただし内容は原作と異なるところが多い)であるが、両者も当時としてはセクシーな内容が多かった。前者は月曜夜、後者は木曜夜で裏番組との競合が激しかったが、視聴率も健闘した。
- 1975年~1985年には土曜深夜のお色気情報番組『独占!おとなの時間』が放送されていた。日本テレビの『11PM』など、他局の同ジャンル番組より過激な内容で人気を集めた。他にも若干、深夜にお色気番組や風俗系のCMを放送したり、映画『エマニエル夫人』の放映や『金曜スペシャル』枠で時々お色気ネタを扱うなどの例もある。(「独占・・・」は深夜帯であるから未成年視聴者との隔離は容易であるものの、「金曜・・・」に関しては夜9時の放送で大胆なエロスの企画もあり、子を持つ親が手を焼く番組であった。)
- これらとは別の流れと見られるが、お色気を交えた学園ものアニメ『まいっちんぐマチコ先生』の放映も、1980年代前半になされた。
- しかし、1985年頃から当時の郵政省(現・総務省)が、低俗な番組に対してクレームを入れ始め、また当時民放連の会長をつとめていた中川順社長(当時)への批判も相次いだ。そのこともあってか、80年代後半になるとお色気番組は一掃された。
- 1990年代に入り、深夜放送が充実してくると『平成女学園』・『ギルガメッシュないと』など過激なお色気番組を深夜に放映するようになった。しかし、深夜以外の時間帯にはお色気番組がない傾向は続き(さまざまなサブカルチャーを扱う一環として、性的にきわどいトピックスも取り上げた『浅草橋ヤング洋品店』程度)、また深夜を含めて風俗系のCMは放映されない状態が続いた。
- 2000年代には不況などの影響で深夜のお色気番組が一掃され、お色気番組は絶滅したかに思われたが、2002年より、お笑いコンビの中川家を起用した『人妻温泉』が『Gパラダイス』枠でスタートし、高視聴率を獲得。ファッションヘルス・デリバリーヘルス・アダルトビデオなどでも番組タイトルを模した店や冠した作品が続出し、現代につながる熟女ブームの先駆けとなった。
その他[編集]
- 『TVチャンピオン』・『TVチャンピオン2』・『開運!なんでも鑑定団』・『出没!アド街ック天国』のような長期人気番組の共通点として、今までに誰も注目しなかった、もしくは注目が集まったとしても価値があるかどうか不確かなものに対してスポットをあてて番組を成り立たせたことがある。これは、東京12チャンネルとしての総合編成を開始した時期からの伝統ともいえる。
- 番組予算、セットなど全体的に小ぶりなものが多くなるため、アイデア勝負にならざるを得ない同局の得意技と言ってよい。『TVチャンピオン』における「大食い」、『なんでも鑑定団』における「お宝」は、どちらも全国的ブームを呼び起こした。しかし、ブームになった後で他局による豪華な仕様で後追いされてしまい、結局コンセプトを奪われがちになることも多い。
- 他局が視聴率などを理由に早期に撤退する中で同じテーマの番組を放映しつづけた結果、「大食い」・「お宝」ともに定着化、長寿番組化していることは、現在の視聴率至上主義に対するアンチテーゼとして注目できる。
- 1970年代後半-1980年代半ばには、意欲的なバラエティ番組もいくつか制作された。主な番組名と簡単な内容を列記する。
- 『三波伸介の凸凹大学校』(1977年-1982年) - 毎週水曜日の夜に放送。三波伸介が司会を務めた。イラストを描いて、それが何かを当てる「エスチャー」というコーナーで、元ずうとるびの江藤博利が「画風の奇抜さ」で人気を得た。
- 『タモリの突撃ナマ放送』 - 毎週日曜日の正午、新宿スタジオアルタから1時間の生放送。タモリが『笑っていいとも!』を始める直前に担当していた。スタジオメインの番組(番組構成は、現在の『アッコにおまかせ!』(TBS)に近い)。
- 『ザ・買物ゲーム』 - 毎週日曜日の正午から1時間の生放送。「タモリの突撃ナマ放送」の後継番組。新宿のスタジオアルタから、フジテレビ以外で初めてレギュラー生放送された番組。複数のタレントチームが、品物の値段を当てるクイズなどに挑戦する(番組コンセプトは『目方でドーン!』(日本テレビ)や、『100万円クイズハンター』(テレビ朝日)に近い内容)。
- 『もんもんドラエティ』 - 木曜夜に放送。ドラマとバラエティをひとつの番組枠に収めたもので、山田邦子などが出演。手塚眞のショートホラードラマが注目を集めた。
- 『所ジョージのドバドバ大爆弾』 - 毎週木曜日の夜に放送。いわゆる「視聴者参加番組」で関東各地のホールからの公開生放送を行っていた。
- 『E子のランチタイム』(1986年-1989年) - 毎週土曜日の昼間に生放送。大島さと子らが司会を務めた。『OH!エルくらぶ』(テレビ朝日)『王様のブランチ』(TBS)の源流となったとも言える。週休2日制が定着し始めた頃の週末情報番組。
- 『テレビあっとランダム』 - 毎週土曜日の夜に放送。関口宏が司会を務めた。軽い話題をVTRにまとめ、それを見ながらゲストとトークの生番組。
- 『徳光のTVコロンブス』 - 毎週土曜日の夜に放送。「テレビあっとランダム」の後継番組。
- 最近では、『GARO-牙狼-』・『ライオン丸G』など個性的な特撮番組が深夜に放送されている。
プロ野球中継[編集]
全日放送再開時→『戦国ナイター』[編集]
- 東京12チャンネル時代から、テレビ東京は東京オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の主催ゲームを中心に率先的に放送していた(なお1990年代後半には日本ハムファイターズ(現・北海道日本ハムファイターズ)の東京ドームホームゲームも主として週末に放送し、関連番組も放送)。
- 1967年に全日放送が再開された当初は、自社製作の中継とは別にフジテレビとの提携(裏送り放送)によって、サンケイアトムズ(現・東京ヤクルトスワローズ)の明治神宮野球場での主催ゲームを実況中継し、フジテレビから派遣されたアナウンサー・解説者を出演させていたこともあった。
- その後、独立U局が東名阪の3大都市近郊に続々開局していくと、フジテレビとの提携が解消される代わりに(東京12チャンネル末期は『戦国ナイター』というタイトルで放送された)、サンテレビの『サンテレビボックス席』、KBS京都の『KBS京都エキサイトナイター』、三重テレビの『三重テレビナイター』を同時ネットワークして読売ジャイアンツ以外の在京球団が絡んだ試合も放送するようになる。
- 1979年の西武ライオンズ誕生時は主催ゲームを何試合か中継していたが、2006年9月18日に25年ぶりに西武主催ゲーム(vs福岡ソフトバンクホークス)を放送した(同球団の試合中継が、TBSやフジテレビに移る1981年頃までと、1984年からはテレビ朝日がメイン中継)。
日本シリーズ中継[編集]
1970年、ロッテオリオンズが日本シリーズに出場したが、東京12チャンネルは第3戦と第4戦の放送権を獲得している。
これは、もともとプロレス放送を企画し、すでに日本テレビが押さえていた国内の試合ではなく、海外の試合を放送すべく、当時同社の運動部長だった白石剛達(後に千代田ビデオ社長)がアメリカまで試合フィルムの買付けに行っていたところ、たまたま現地でサッカー・ワールドカップの試合が放送されており、それを見た白石らがたちまちサッカーに魅せられ、急遽直接メキシコのテレビ局に掛け合い、既にオファーを出していたNHK・日本テレビを差し置いて放送権を獲得。
この試合フィルムを手土産にロッテオーナーの永田雅一と面談し、日本シリーズの放送権を要求。永田側はサッカーには興味がないが、折角直接来たのだから本来毎日新聞との関係で全てTBSへ渡すつもりだった放送権のうち、第3戦と第4戦(NHK・TBSも放送)を割譲することを確約。これを知ったTBS側の妨害工作に遭うも、永田側の救済策で乗り切り、無事第3戦は東京12チャンネルをキー局として全国ネットで放送された(この事については、プロ野球中継のテレビ東京系列のシリーズ中継問題の項にも詳しく書かれている)。
なお、海外のプロレス中継はゴールデン枠で放送され好評となり、またサッカーワールドカップの試合も『三菱ダイヤモンド・サッカー』枠で1年間かけて放送。結果として一挙三得を得た事となった。
この他、東京12チャンネル時代に放送された日本シリーズの中継には、1974年のロッテVS中日第5戦がある。
29年振りの日本シリーズ[編集]
2003年にプロ野球日本シリーズ、福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)対阪神タイガースの最終第7戦の放映権を系列局のTVQ九州放送が獲得した。
これは、TVQが南海ホークスの福岡移転以来、同チームの試合中継回数が最も多い局であったことに加え、BSアナログ放送の普及が進んでいるという日本野球機構の判断によるものである。なお、福岡ドームでの試合を最低1試合は中継すると目されていたフジテレビが、同年のバラエティ番組『水10! ワンナイR&R』内で、王貞治監督と福岡ダイエーホークス(当時)を侮辱する内容の放送を行った「王シュレット事件」により、中継を拒否されてしまったことが影響したといわれているが、関係はないとされている。
先にどちらかが4勝すれば日本一が決まるため放送できる可能性は低かったが、戦いがもつれ最終戦にまで突入。テレビ東京では29年ぶりとなる日本シリーズ中継が実現した。しかし同時ネット局が少なく、エリア内に系列局があっても送信所・中継局がないために見られなかった視聴者が多い事から「地上波テレビで生放送が見られない」、あるいは「全国放送が出来なければ放送するな!!」という脅迫めいた苦情が殺到してしまった。また、近畿地方ではテレビ大阪の他に、本来テレビ東京の番組をネットしていないサンテレビとKBS京都でも同時中継が行われた。
翌2004年には、日本シリーズ進出を賭けたパ・リーグプレーオフ第2ステージ最終戦(福岡ダイエーホークス対西武ライオンズ)の放映権を、再度TVQ九州放送が獲得し、実際に放送されたため同様の苦情が出た。
2005年の、同じくプレーオフ・ソフトバンクvs千葉ロッテの試合に関しては、それまでの第3戦まで地上波での全国放送がなかったため、BS・CSを視聴できないファンから、首都圏での地上波中継が行われることを歓迎する意見が多かった。しかしその反面、地元TVQの制作ではなくテレビ東京制作(TVQは制作協力のみ)であった事から、日ごろソフトバンクびいきの中継を見ている九州地方の視聴者には、千葉ロッテに偏った中継であるようにみえたことや、コマーシャルが多いなどといった苦情もあった。なお、テレビ東京系列で放送された第4戦・第5戦はテレ東系列のBSデジタル放送局・BSジャパンでも同時放送されており、事実上第4戦・第5戦は全国中継が出来た。ただ、系列局があるのに送信所・中継局がないため、見られなかった地域からの苦情があったことはいうまでもない。
同年の、パ・リーグで千葉ロッテが優勝したことに伴って、日本シリーズの千葉ロッテ主催ゲームのうち第2戦・第7戦の中継をすることが確定した。テレ東系列で日本シリーズが2戦以上放送されるのは史上初めてだったが、千葉ロッテが4連勝を飾って日本一を決めたため第5戦以後の開催が消滅。中継も、第2戦の1試合のみに留まった。なお、セ・リーグは阪神タイガースが優勝しているため、2003年同様に通常はテレビ東京の番組を同時ネットをしなかったり、時差ネットの番組が多い兵庫・京都・三重の独立U局でも同時生中継した。なお、今回もやはり系列局があるのに送信所・中継局がないためみられなかった地域からの苦情が出たことはいうまでもない。
2003年・2005年の日本シリーズ中継は、ともに系列BS衛星放送のBSジャパンではデジタルBSの普及が充分でないことなどを理由に中継は行わず、いずれもNHK-BS1とNHK-BShiで生中継されている(BSジャパンで中継ができるのは、BSアナログ放送終了の2011年以降となる模様)。
- 関係記事:プロ野球中継
29年ぶりの巨人戦中継[編集]
2005年、プロ野球に交流試合が導入されたことに伴い、テレビ東京は巨人戦のプロ野球公式戦中継を1976年8月29日に放送した巨人対ヤクルト戦(明治神宮野球場)以来29年ぶりに放映することを発表し、これを同年から始まる野球中継枠『全力闘球』で放送することになった(試合開始時刻からではあるが、BSジャパンでも同時放送。これにより系列局のない地域でもBS受信機かケーブルテレビで視聴できる)。放送された巨人戦中継は、いずれもパ・リーグとの交流試合である。なお、これまでにも鹿児島県立鴨池野球場と千葉マリンスタジアムで行われた千葉ロッテ戦を始めとして、巨人戦のオープン戦中継を実施した事例が多数ある。尚、地方5局は経営基盤が弱いため、テレビ東京系全国ネットとなる場合はテレビ東京制作となり、実況及び解説を関東広域圏以外での開催であってもテレビ東京側が用意する(この為、関東球団に偏った放送で苦情が来ることもある)。ピカチュウが応援に駆けつけた
- 2005年にテレビ東京で放送された巨人戦中継
- 6月8日の試合は、19時台に人気のアニメーション枠があることや、テレビ朝日でサッカーW杯アジア最終予選北朝鮮×日本が放送されるため午後8時からの放送で、テレビ大阪に関してはオリックスVS阪神戦に差し替えた。
更に、2006年は巨人の主催試合の実況中継にも参入した。巨人の主催試合をテレビ東京で放送するのはもちろん開局以来初の試みとなり、日テレ独占状態が完全に崩壊したこととなる。
- 巨人の主催試合は長年日テレが独占状態で中継していた。2002年以後、主として土曜日のナイターがNHK総合テレビで年間5-10試合ほど生中継され、独占状態こそ崩壊したものの、民放に関しては日テレ独占が続いていた。だが、2005年は巨人の成績不振などからテレビ中継の視聴率が悪化し、中継の延長オプションの縮小やシーズン末期には全国中継そのものが行われなかったり(ローカル放送降格)するなど、テレビ中継の見直しが懸念材料とされていた。
- 2006年、日テレは巨人戦の主催73試合のうち、63試合の中継にとどめ、残りの10試合中5試合はNHK総合で、更に残った5試合をテレビ朝日(3試合 なお2005年にも交流戦1試合のみが中継された)とテレビ東京(2試合)に割り当てて中継することになった。
そして2007年からは、神宮球場にて行われる東京ヤクルトスワローズVS読売ジャイアンツ戦を放送する。これは、ヤクルト球団主催試合の放送権を持つフジテレビやテレビ朝日が巨人戦中継に消極的であり、テレビ東京がさらに増やしたい考えであるため、同局から数試合譲渡されるものと思われる。更に、今後の視聴率の動向により日テレも巨人主催試合数をさらに減らすことを示唆しているため、場合によっては2008年以降、放送する数が増加する可能性もある。
- 2007年にテレビ東京で放送される巨人戦中継
- 東京ヤクルトVS巨人(4月28日、神宮球場)(テレビ東京・BSジャパンのみの中継)
- 巨人VS東京ヤクルト(5月6日、東京ドーム)
- 巨人vs中日(5月13日、東京ドーム)
- 北海道日本ハムvs巨人(5月23日、札幌ドーム)(Tvh制作協力)
- 千葉ロッテvs巨人(6月5日、千葉マリンスタジアム)(テレビ東京・BSジャパンのみ中継)
- オリックスvs巨人(6月14日、スカイマークスタジアム)(テーク・ワン制作協力)
- 阪神VS巨人(7月16日、甲子園球場)(TVO制作)
- 中日VS巨人(9月6日、ナゴヤドーム)(TVA制作協力)
サッカー中継[編集]
かつて、日本で初めてワールドカップを放送し、Jリーグがブームになる以前から実業団サッカーの中継を多く行うなど、サッカーに注力するテレビ局としても知られる。また、最近では人気声優をワールドカップのキャスターやイメージキャラクターとして若干名出演させる等、他局とは一線を画すイメージとなってきている。
サッカーとの縁は、三菱グループ提供の『三菱ダイヤモンド・サッカー』の放送開始が嚆矢である。まだマイナースポーツだったサッカーの魅力を紹介したこの番組の企画は、スポンサーサイドの三菱グループの篠島秀雄(当時三菱化成社長、日本サッカー協会副会長、東京12チャンネル番組審議委員)が提案したものだったといわれる(当時の東京12チャンネルは財界を中心とした再建途上にあり、番組の企画などは財界幹部などの意見が罷り通っていた)。この提案を受けて、三菱商事の諸橋晋六(当時同社ロンドン支店長、のち同社社長・会長)が試合のフィルムを買い付け、放送に利用した。
1970年、プロ野球日本シリーズ中継の項で先述したとおり、成り行きではあるがワールドカップの試合フィルムとその放映権を獲得。1974年7月にはワールドカップ決勝戦の生放送を深夜枠ながら生中継した。いずれも日本初である。なお、この決勝戦の裏でNHKをはじめ民放各局は参議院選挙の開票速報を放送していた。
1993年10月28日には、「ドーハの悲劇」と呼ばれるワールドカップアジア最終予選・日本vsイラク戦を放送し、テレビ東京史上最高視聴率となる48.1%の視聴率を挙げた(日本vsイラク戦の前の同局の最高視聴率番組は、東京12チャンネル時代の1971年に放送された、ボクシング世界フェザー級タイトルマッチ・西城正三対クロフォード戦であった。このとき記録した48.1%は、局別の最高視聴率としては長らくテレビ朝日を上回る在京民放4位であったが、2006年ワールドカップ独大会・日本対クロアチア戦での52.7%に抜かれてしまった)。
2003年8月5日には、関連会社FC東京とスペインの強豪、レアル・マドリード戦を放送した。この試合の放送権は当初TBSが獲得したが、FC東京の試合を放送してもその時間帯のレギュラー番組(『学校へ行こう!』など)よりも視聴率が落ちると判断し、テレビ東京へ放送権を譲渡した。しかし譲渡後にデビッド・ベッカムがレアル・マドリードへ移籍したため一躍注目のカードとなり、16.9%の視聴率を獲得して、皮肉にもTBSを視聴率で上回る結果となった。
- また、この試合は当初テレビ大阪と関西圏の一部の独立U局に限って同じ時間に(この試合が行われた国立霞ヶ丘陸上競技場に隣接する明治神宮野球場から)プロ野球中継ヤクルトvs阪神戦が予定されていたため生中継はせず、サッカーは深夜に録画放送の予定だったが、野球中継が降雨中止のため関西圏でも結果的には同時放送となり、録画中継を予定していた深夜放送を早々と切り上げた(ちなみに、この時は関西地区で深夜に地上デジタル放送の試験電波発射のため、NHKを含め全ての局が3時以降全面的に放送休止になっていた)。
2006年9月3日のアジアカップ最終予選のサウジアラビア戦では、中継がなかなか決まらない土壇場で放映権を獲得した。
テレビ東京のサッカーマニア向き番組には、前述の『三菱ダイヤモンド・サッカー』以外にも、1990年代の『ナンバー12・熱血サッカー宣言』(金曜22時台)があったが、現在では放映されていない。
格闘技中継[編集]
- かつてはプロレス番組にも力を入れていた。1960年代には海外のプロレス大会のフィルムを放映した「プロレスアワー」、日本初の女子プロレスの定期中継番組となった「女子プロレス中継・世界選手権シリーズ」を放送。1970年代からは国際プロレスの定期中継として「国際プロレスアワー」を放送。1980年代には、やはり海外のプロレスを紹介する「世界のプロレス」を放送していた。同番組はロード・ウォリアーズを日本に初めて紹介したことで知られ、一方では第1次UWFのテレビ中継を、番組の枠内で行ったことでも知られる。1990年代には、天龍源一郎が全日本プロレス退団後にメガネスーパーと組む形で1991年に設立し、天龍を旗頭とした団体「SWS」の旗揚げ戦を特番で中継、同団体の後期には、月1回の深夜枠で定期中継を行った。近年ではWWEのダイジェスト番組「LIVE WIRE」「After Burn」や、全日本プロレスの中継番組『プロレスLOVE』、ZERO-ONEの中継番組『破壊王プロレスZERO-ONE』、パンクラスの中継番組『格闘Xパンクラス』なども放送している。
- また、プロボクシング中継も定評があり、かつてはモハメド・アリやマイク・タイソンらのビッグマッチや、「世紀の死闘」と言われた金沢和良の世界挑戦、渡辺二郎の海外防衛戦、竹原慎二のミドル級王座挑戦など日本人の世界タイトルマッチも数多く中継してきた。海外の試合はWOWOWやJ SPORTS(旧・スポーツ・アイ ESPN)に移ったが、現在も日本タイトル戦や中小ジム所属ボクサーの世界戦を中継している他、帝拳・協栄両プロモーションと提携する事もあり。近年はテレビ朝日が手放したヨネクラジム及びヨネクラ系の大橋ジム主催が中心となりつつある。
ボクシング判定を巡り議論が激しくなる中、2006年9月18日に行われた川嶋勝重vsクリスチャン・ミハレス戦では、ガッツ石松による独自採点が好評となり、JBCの採点公開に影響を与えた。2007年1月3日に行われた「ボクシング・グランプリ2007」も中継。 - 1970年代のキックボクシングブームの頃にはTBS・日本テレビとともに中継も行っていた。
- 2005年には米国の総合格闘技UFCを地上波で唯一中継した。また、2006年からは日本唯一の金網格闘技「ケージ・フォース」の中継を開始している。
その他のスポーツ中継[編集]
伝統的にテレビ東京が得手とする三大スポーツは、モータースポーツ、ゴルフ、サッカー(別稿)である。ゴルフ番組は試合中継のほか、20年以上に渡って土曜12時からの枠が続いている。
- ラグビーに関しては、長年、伝統の慶明戦、オール早慶明三大学対抗戦、社会人ラグビー等を録画中継を中心に放送していたが、近年は放送されていない。2003年には、ラグビー・ワールドカップを日本戦を中心に録画中継した(BSジャパンでは放送されず)。
- また、『世界卓球選手権』を2005年から福原愛戦を中心に録画中継した(これもBSジャパンでは放送されず。ただスポーツニュースではBSジャパンでも放送された)。2006年は30分の延長オプションが設定され、延長になった場合(平日のとき)、中継終了以降の番組は開始時刻を繰り下げ。世界卓球選手権が放送されないBSジャパンでも『ワールドビジネスサテライト』以降の番組は開始時刻を繰り下げ。延長した分の時間はその穴埋めとして10分間の紀行番組が数本放送された。最近は決着着くまでやっている。いろんな番組休止なっている。2016年3月は遊戯王アークファイブ休止なったがアド街と違い代替え放送日乗っていなかった
なお同年には「世界卓球の延長により深夜番組の録画に失敗した」という抗議文と骨らしきものが入った小包が局に届けられるという事件が発生している(詳しくはこの項目を参照)。さらに他のスポーツ中継が加わり、本来1時台に放送されるアニメが早朝の4時台に放送される事態が起こった。
- 「12チャンネル」時代の1970年4月から、土曜日の関東地区の中央競馬中継(土曜競馬中継→現「ウイニング競馬」)を行っている[4]。また、競輪・競艇の主要レースも中継している。
- モータースポーツ番組としては、RCカーブーム、ミニ四駆ブームの火付け役となった『タミヤRCカーグランプリ』やロードレース世界選手権中継(制作はテレビ大阪)、『モーターランド』(後にテレビ愛知制作の『モーターランド2』に移行)などを放送し、平成の今では『激走!GT』『AXEL』を始め、世界ラリー選手権や鈴鹿8耐(制作はテレビ大阪)のダイジェスト番組などを放送している。
- 1970年代、ローラーゲーム東京ボンバーズ対アメリカのチームの試合が『日米対抗ローラーゲーム』(実況:土居まさる、解説:ドクター宮本、ゲスト:児島みゆき(現児島美ゆき))で毎週、放送された。局内で表彰されるほど、高視聴率をとっていた。
音楽番組[編集]
“演歌のテレ東”[編集]
- 演歌と言えばNHKという意見が今でも多いかもしれないが、実際にはテレビ東京のほうが番組数も多く、歴史ある番組も多い。
- 開局以来1989年(平成元年)3月までの25年間にわたって放送され、現在は夏祭り(7月)と年忘れ(大晦日)に放送している『にっぽんの歌』、そして1978年(昭和53年)10月から2000年(平成12年)9月までの22年間放送され、大正製薬の一社提供番組としてもおなじみだった『演歌の花道』は、「演歌といえばテレビ東京」という地位を確固たるものにした。この関連で東海林太郎や伊藤久男、霧島昇、小唄勝太郎ら往年の名歌手の貴重なカラー映像が多数残されることとなった。
- なお、現在では『夏祭りにっぽんの歌』・『年忘れにっぽんの歌』(BSジャパンでも同時放送)のほか、春・秋の番組改編期前後に放送される「昭和歌謡大全集」・「名曲ベストヒット歌謡」、テレビ東京だけでの放送となるが、不定期で放送されている『徳光和夫の歌謡スペシャル』、11月最終日曜日の『日曜ビッグバラエティ』枠で年末の賞取りレースの1つとして放送され、演歌の育成を目的としている『日本作詩大賞』がその役割を果たしており、どの番組も安定した人気を獲得している。
その他の音楽番組[編集]
- 社名が「東京12チャンネル」から「テレビ東京」へと移っていく時期に放送されていた音楽番組としては『ヤンヤン歌うスタジオ』(1977年-1987年)やシブがき隊と少年隊が司会をつとめた『ザ・ヤングベストテン』(1981年-1982年)この番組の後継となる『レッツGOアイドル!』などがあげられる。
- 駆け出しのジャニーズタレント応援番組の歴史が古くからあり『愛ラブSMAP』(1991年10月~1996年3月)、『愛LOVEジュニア』(1996年3月~1998年9月)などを放送。古くは当時のジャニーズ1グループが総出演しているドラマ等も放送している。
- 1990年代に一時的にテレビ東京からジャニーズ番組が消えたが、現在は『エビチャンズー』(2013年7月から)、関ジャニ∞の『あり得ない世界!』男子ご飯。日本の味方。(両方国分太一が司会。)一元さんを放送中。
- また、音楽については、『ASAYAN』を通じて、モーニング娘。、鈴木あみ(現・鈴木亜美)、CHEMISTRY、dosらを輩出。ゴールデンタイムに邦楽系番組は2006年4月現在皆無だが、土曜昼帯では『音遊人』、深夜枠ではロッキング・オン提供の『JAPAN COUNTDOWN』、ヒップホップ系アーティストを紹介する『流派-R』、ロック派の為の『ROCK FUJIYAMA』、月1で『月刊Melodix!』が放送されている。
- 他にも過去(1980年代)には他局があまり目を付けなかった「ニューミュージック」や「ロック」に視点を据えた番組として『TOKIOロックTV』なども存在した。
- テレビ朝日の長寿番組『題名のない音楽会』は、『ゴールデンポップスコンサート』というタイトルで、1964年8月東京12チャンネルから始まった。局の放送編成諸方針の変更により、1966年4月NETへ移管された。
テレビ東京が弱い分野[編集]
ワイドショー[編集]
他局が手がける、いわゆる「ワイドショー」のような情報番組を苦手としている。
- 1970年~1975年には「奥さん!2時です」を毎日放送と共同制作していたが(月・水・金は毎日放送制作、火・木は東京12チャンネル制作)、1975年に毎日放送のネットチェンジが行われたことに伴い同番組は終了した。その後、サンテレビ・KBS京都と共同制作の「こんにちは!奥さん2時です」などへ移行したが、テレビ大阪の開局によりサンテレビ・KBS京都との関係を縮小したため、同番組も終了した。のちに「昼ワイド・あなたのスタジオ」へと受け継がれるが、長く続かなかった。
- 他にも、番組コンセプトや出演者をフジテレビからほぼまるごと移動させたような『レディス4』、現在の『朝はビタミン!』の流れの源流とも言える『土居まさるのハッピーTODAY!』・『土居まさるの元気通信』・『カルチャーワイド90』など「主婦向け生情報番組」といえるジャンルの番組はあるものの、「芸能ニュース」や「事件」を取り扱うことはない。なお、他局で放送されるような「ワイドショー」は、テレビ東京では「社是」として放送しないとされている。
- また、同局が他局と違い、日本経済新聞社が筆頭株主である関係から経済ニュースに重点を置いていることも理由にあげられるが、「他局と伍する体制が整わないことが大きな原因であると考えられる」とする意見もある(実際東京12チャンネルは当初教育局だった関係から、開局当時報道部門を持っておらず、朝日新聞社の協力体制のもと、ニュース番組は放送されていた。社内組織としての報道局が設置されたのは1971年2月のことである)。
過去映像の処遇[編集]
- 他局のアニメ・時代劇の再放送やリメイクの多い放送局だが、自身の過去の番組は、少なくとも1980年代前半以前については回顧する番組が非常に少ない。演歌・懐メロ関係の特集番組や、かつて八木治郎の司会で放送されたトーク番組『人に歴史あり』の総集編的な番組が時折放送された程度だった。上述のお色気番組があった時期もあったが、今日の放送倫理規定に反しない過去の人気番組も多かったはずである。理由としては著作権・肖像権の問題が尾を引いていると言う問題もあるが、他局に比べ、過去との断絶が格段に強い放送局である。
地方局参加番組[編集]
また、24時間テレビ 「愛は地球を救う」(日本テレビ)やFNS27時間テレビ(フジテレビ)、あるいはズームイン!!SUPER(日本テレビ)などのような地方局が一丸となって制作に参加する番組が少ない。
- 尚、2005年より毎年お正月にTXN系列局6局の共同製作による「全日本パフォーマンス人文字大賞」を放送している。また『ワールドビジネスサテライト』では不定期の金曜日にTXN系のある地方から地域経済の実情を伝える中継がある。
- テレビ大阪、テレビ愛知制作協力で、東阪名3元中継シンポジウム的な「TONでネットワーク」という番組を放送したこともある。
- もともと系列局のない独立した局であった影響か、全国ネット番組でも旅番組やグルメ番組以外は首都圏の話題が多い(特に『出没!アド街ック天国』『ハロモニ@』など)。
ドラマ[編集]
- 昼の『時代劇アワー』で、他局で権利切れになった時代劇の放送権を購入、再放送を行なっている。また、海外ドラマ(主に米国)の放送がされることが多い。しかし、他の系列局に比べ自社制作のドラマは比較的少ない。
- かつては『大江戸捜査網』などの時代劇や、毎週月曜21時に『月曜女のサスペンス』と題した単発のミステリー作品集を放送したり、また日曜日21時、水曜20時、金曜21時から連続ドラマを放送したことがあったが、近年では2001年1月からスタートした2時間単発枠(2005年9月からは『水曜ミステリー9』)、2005年10月から開始した深夜枠の連続ドラマ『ドラマ24』(『嬢王』=2005年10月改編=など)の2枠のみである。特番としては正月の『新春ワイド時代劇』がある。
- なお2006年10月よりゴールデン枠としては『ハッピー2』以来6年ぶりとなる連続ドラマ(連続ものでは9年ぶりの時代劇)『逃亡者 おりん』が放送された。2007年4月からは『藤沢周平時代劇 よろずや平四郎活人剣』が放映されている。
- 2007年2月11日、12日に放送の2夜連続スペシャルドラマ『李香蘭』は同局初のオール海外ロケを敢行した歴史的大作である。
平和関係番組[編集]
このジャンルも弱点といえる。広島平和記念式典・長崎平和祈念式典 の中継は両県にTXN系列局がないことから実施されていない。両原爆関係のドキュメンタリー放送(広島県に系列局のある他の民放ネットでは、全て何らかの形で制作・全国向け放送)などもないようである。ただし平和関係番組(日中戦争・太平洋戦争の戦禍を伝える番組)が皆無ではなく、3月10日のニュースでは東京大空襲を取り上げるなど、取材可能なエリア内では努力している。
ただし、2007年5月にテレビ東京が、地方に3局ネットを拡大することを発表し、その中に広島県が含まれている(他には宮城県、静岡県)ことから、これらのことも解消されるのではと思われる。
また、1970年代に真珠湾攻撃を扱った番組を放送し、1990年代にはドキュメンタリー人間劇場で戦争体験を扱うなどの例もある。
他にも、独立した番組ではなく「救出劇」や「偉人伝」などの番組の一部として、思想にとらわれない表現で平和関係の番組を放送することもある。
なお2007年2月に放送された『李香蘭』においては、他局と同様の思想に近い戦争描写がなされた。
主な送信所・中継局[編集]
デジタル放送(JOTX-DTV)[編集]
アナログ放送(JOTX-TV)[編集]
- 東京都
- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 千葉県
- 神奈川県
- 他
- ●その中継局周辺でも東京親局12chを視聴している場合が多い(特に、SHFで送信されている中継所付近の地域)。
廃止された中継局
- 東京都
- 千駄ヶ谷 79ch 1W(SHF)
受信可能な地域[編集]
直接受信可能な地域
ケーブルテレビを通じて実質的に放送エリアとなっている地域
- 山梨県のほとんど
- 普及率90%以上 山間部の一部や峡南地方の一部を除く。
- 静岡県西部地方を除くほとんど
- 西部地方は同じ系列局であるテレビ愛知を再送信しているCATV局もある。
- 長野県南部地方を除くほとんど
- 静岡県同様、南部地方はテレビ愛知を再送信しているCATV局あり。
- 新潟県上越地方
上記地域でケーブルテレビによる再送信をアナログ放送のみ実施。(上記地域の中でも山梨県の普及率はずば抜けている)
良好には受信できないが、受信可能な地域
主なテレビ番組[編集]
テレビ東京番組一覧を参照
スタジオ[編集]
虎ノ門本社[編集]
- 第1スタジオ(200坪) - 日本作詩大賞(毎年11月最後の日曜日)、ペット大集合!ポチたま
- 第2スタジオ(140坪) - 朝はビタミン!、おはスタ、レディス4、ワールドビジネスサテライト土曜版
- →かつては第2スタジオで「ギルガメッシュないと」や「ヒップでダダーン」「平成女学園」も収録されていた。
- 第3スタジオ(70坪) - 速ホゥ!、ワールドビジネスサテライト、メガスポ!、こちらけいざい編集長(BSジャパン)
- 第4スタジオ(35坪) - ニュースモーニングサテライト、Opening Bell、NEWS MARKET 11、Closing Bell、ニュースブレイク、TXNニュース
基本的に第1・第2スタジオが汎用スタジオとして使われ、第1はパッケージ中心、第2は平日の帯番組や小規模収録番組中心の運用となっている。また報道局に隣接する格好の第3・第4スタジオは報道番組中心の運用となっている。
なお以前の第3スタジオでは情報系番組の生放送や収録が行われていたこともあった。そして第4スタジオは報道局側に壁のないオープンスタイルであったが、諸事情により現在は完全密閉型のスタジオへ改装された。
第4スタジオは当初サブを持たず、第3副調整室(3サブ)が第3スタジオと第4スタジオを駆動する形式だった。その後一旦第4副調整室(4サブ)が整備されるも、報道フロアが手狭になったことから4サブを廃止・撤収し、再び3サブで3スタと4スタを駆動する形に改められた。なお3サブ内にはCG制作室が併設され、4サブは報道VTR編集室に改装されている。
いずれのスタジオもハイビジョン対応で、SD(またはSDTV、Standard Definition Televisionで従来の標準画質)収録番組も混在している。地上デジタル放送開始前の2003年6月の時点でもすでに全番組の3割がハイビジョンで制作されている。
なお、虎ノ門本社全スタジオのハイビジョン対応化は2000年12月開局のBSジャパンでも地上波番組をハイビジョンで放送するために他の在京キー局に先駆けて整備したものであり、その後の地上デジタル放送にも対応している。下記の天王洲スタジオも同様。
天王洲スタジオ[編集]
東京都品川区東品川一丁目3番3号
2つのスタジオがあり、1999年の運用開始当初からハイビジョンに対応している。バラエティでは『ハロモニ。』などのゲストの多い公開番組の収録や生放送も行っているほか、他局への貸し出しも行っている。
同スタジオと同じ敷地内にマンション「てれとハイム」が併設されており、「職住接近」の環境が出来上がっている。しかし実際ここに居を構えるテレビ東京社員は数えるほどとも言われている。
なお建物自体は関連会社の「テレビ東京建物」が管理している。
- 天王洲1スタジオ(250坪) - ハロー!モーニング。、開運!なんでも鑑定団、徳光&コロッケの“名曲の時間です”など
- 天王洲2スタジオ(150坪) - 出没!アド街ック天国など
このほかにロケーション番組となっているいい旅・夢気分、元祖!でぶや、美の巨人たちも全編ハイビジョン制作となっている。
※かつての本社屋である「芝公園スタジオ」もテレビ東京が保有していたが、現在は日本電波塔(東京タワーの運営会社)が管理し、関連会社テクノマックスが運営している。運営は変わったが、テレビ東京の放送番組はいまも多く制作されている。
※送出マスターは虎ノ門本社にあって、地上デジタル・アナログ統合マスターがあるほか、BSデジタル局BSジャパンの送出マスター設備も同じ虎ノ門本社にある。
テレビの時刻出し[編集]
- 平日の朝の表示は放送開始時 - 9:26.00まで。
- かつては『Opening Bell』が終了する9:50.05まで表示していた他、夕方の『シブスタ』や『ぶちぬき』を放送していた17:25.00~18:00.00にも表示があった。
- 以下の4番組で天気ループを実施しているが表示区間は各番組で違っている。いずれもCM中は消去
- 『モーニングサテライト』※全国送出。BSジャパンでも表示
- 『おはスタ』※全国送出。2006年11月より第2部『スーパーライブ』で実施
- 『朝はビタミン!』※関東のみ。『レースガイド』放送中は消去
- 『Opening Bell』※全国送出。8:45のオープニング後~8:59の提供スポンサー前まで。BSジャパンでも表示
- 土・日曜日・祝日の朝の表示は9:00まで。
- かつて土曜日は9:25:(2001年10月~2002年3月まで)、祝日(土曜・日曜を除く)は9:55:05まで表示していた。(注:放送開始時から表示があるのは平日と日曜と祝日(土曜を除く)で、土曜日の表示は7:00からである(かつては土曜日でも放送開始時から表示があった)。
- カスタムフォント表示は平日放送開始時-8:42:30、月~金の祝日は放送開始時-8:57:30(CM中とレースガイドを除く)。
- かつては平日の『おもしろプレヌーン』で10:30~11時台、『ときめきプレヌーン』で11時台、『もっと素敵に!』で0時台、『10時奥さまプラーザ』で10:00~11:30も時刻表示をしていた。
- かつては8:00-8:54、土曜6:30-8:57、日曜6:15-8:58のカスタム表示もあった。しかし、最近日曜7:30:00-8:26:40はカスタム表示となっている。『朝はビタミン!』では、開始当初から現在に至るまでカスタム表示だが、一時期(2006年10月頃)のみ通常フォントで表示していた。
- カスタム→通常、通常→カスタムとなる時は1秒間時刻表示が消える。カスタム→通常の時にはカスタムが、通常→カスタムの場合には通常が1秒間消える。
- 平日夕方の表示は 16:54:00-17:20:00まで『速ホゥ!』(夕方のニュース枠)内
かつては、前日の定時放送終了後のフィラーからや土曜日11:30~12:24の時刻表示があった。
また、『TXNニュースアイ』放送期間中は17:00.00~17:00.25までの表示もあったほか、1997年10月~2001年3月末まで10:00~11:30.05、2001年4月~2001年9月まで10:00~11:00.05の時刻表示もあった。
オープニング・クロージング[編集]
- 開局 - 1979年3月までは局のマークや社屋の静止画像と周波数・出力、中継局ch一覧だけであった。
- 楽しさ12ヶ月バージョン(東京12チャンネル、1979年4月 - 1981年9月)
- パタパタアニメバージョン(ナレーション:宮崎絢子、1981年10月1日 - 1998年9月30日)
- テレビ東京に社名変更されたことを機に変更された。当初は最初に「緑さわやか」、最後に東京12チャンネル時代でも使用された「楽しさ12か月」のキャッチフレーズがチャンネルロゴ上部に表示され、幾何学的なアニメとシンセサイザーによるテクノ音楽の映像が流れるものだった。1985年12月の虎ノ門社屋への移転時から、アニメーションの最初と最後が虎ノ門社屋の全景写真(オープニングは昼の写真、クロージングは夜の写真に差し替えられると同時に、「JOTX-TV こちらはテレビ東京です。」のコールと出力、周波数の表示、さらにラストに「今日も一日、テレビ東京でお楽しみ下さい」(オープニング)・「今日の放送は終了致しました。おやすみなさい」(クロージング)といったアナウンスが追加された。なお90年代半ばに、放送終了が朝に近くなったことに伴い、クロージングの「おやすみなさい」の部分がフェードアウトされるようになった。
- 花と花火(ナレーション:茅原ますみ、1998年10月1日 - 2003年11月30日)
- 球体(2003年12月1日 - 現在)
- 関東地区の地上デジタル放送開始に伴い変更。CGアニメーションによる銀色の金属的な球体が草原や砂漠、海の上を飛び、宇宙に行くと「JOTX-DTV(アナログ放送の場合はJOTX-TV)」というコールサインが画面中央にズームインして表示され、最後に銀色の球体が宇宙空間で「TV TOKYO」ロゴに変形。ナレーションは1981年10月 - 1985年11月と同様、無し。周波数と出力の情報も廃止された。
- 1995年10月1日よりクロージングとオープニングの間には、オールナイトミュージックが月曜日の深夜に除いて多い。
- 月曜日の深夜は放送終了後カラーバーになり停波する。2006年4月より放送開始30分前ぐらいから動くカラーバーになり、後にロゴと試験音に混じって「JOTX-(D)TV こちらはテレビ東京 ただいま試験電波発射中です。」と案内後カラーバーを経て放送開始画面。
情報カメラ設置ポイント[編集]
キャッチフレーズ[編集]
- 東京12チャンネル時代
- 楽しさ12か月(1979年4月 - 1981年9月)
- テレビ東京以降
- 緑さわやか(1981年10月)
- はたち個性派(1984年開局20周年用)
- ハートビンビン テレビ東京12(1987年4月 - 1987年9月)
- チュッ!テレビ東京(1993年10月 - 1998年9月)
- てれとしるぶぷれ!(1998年10月 - 2001年3月)
- てれとまにあ。(2001年4月 -)
- あれと、これと、てれと。(現行・2004年 -)
社史・記念誌[編集]
テレビ東京では、(東京12チャンネル時代に発行した1冊も入れて)以下の5冊を発行している。
- 東京12チャンネル15年史(東京12チャンネル社史編纂委員会・編集) 1979年4月発行、104ページ。
- テレビ東京20年史(テレビ東京20年史編纂委員会・編) 1984年4月発行、129ページ。
- テレビ東京25年史(テレビ東京25年史編纂委員会・編纂) 1989年4月12日発行、141ページ。
- テレビ東京30年史(テレビ東京30年史編纂委員会・編纂) 1994年4月発行、188ページ
- テレビ東京史 20世紀の歩み(テレビ東京・編) 2000年4月発行、335ページ。
アナウンサー[編集]
- 遍歴
- 1989年、従来の「アナウンス部」が廃止され新たに「パーソナリティ室」が設置された。他局のように枠を分けての採用を行わず、局内外から多様な人材を募り入社させていった。そのため、この時期に入社したアナウンサーは一般職としての採用。
- パーソナリティ室は1995年に「アナウンス室」に改組。その後も他部署からルックスの良さやアナウンス力の達者な者などをアナウンサーとして登用していたが、1999年度から新卒アナの採用を再開。2004年には「編成局アナウンス部」へ改組された。
- テレ東アナは多種多様な人材の集合体であり、司会進行能力やアナウンス力は水準並、専門分野に関しては水準以上と評価されているが、フリーへの転出者は少ない。これは、民放他局がフリーアナウンサーに求める能力がルックスの良さや水準以上の司会進行能力(局アナでは言いにくいコメントを述べる)であり、特定の専門分野への知識は不要と考えているからではないか、と考えられる。
- ストライキ
- 春頃、突然担当のレギュラー生番組の出演を休むことがある。これは公にはなっていないが、原因は労使交渉がまとまらずストライキを行使したためとみられる(アナウンサー以外の報道局所属のキャスターも含む)。
- その際は他番組担当のフリーキャスター(外部からの起用)や管理職のアナウンサー(現状ではアナウンス部長のみ)が替わって担当するため、放送休止となる影響はまったくない(技術スタッフ陣も幹部社員や外部の人間が担当)。
- しかし各番組ではそのことはまず触れなかったり、触れても「今日はお休みをいただいておりますので代わって●●がお伝えします」と具体的な説明をせずに断りを入れる場合もある
- 最近では2007年3月23日の夜に時限ストライキを行使したため『ニュースブレイク』は休止、『ワールドビジネスサテライト』も女性フリーキャスター3人(メインの小谷キャスターを含む、ただし担当アナウンサーが取材したVTRには登場している)で番組を進行、通常女性アナが進行する『スポーツ魂』(現・メガスポ!)も久保田アナウンス部長がスタジオ進行、VTRナレーションは土日版の男性ナレーターが担当して、この日の放送を乗り切った。
アナウンサー記事に関する注意:文中の所属先などの内容は永続的に保証されるものではありません。正確な情報は放送局の公式Webサイトなどでご確認ください。免責事項もあわせてご覧ください。
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(入社年度、履歴)
- 男性
- 女性
元・アナウンサー[編集]
他部署に移動したアナウンサー[編集]
●印:2006年7月現在、キャスター等としてレギュラー番組出演のある人物
- 男性
退社したアナウンサー[編集]
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アナウンサー以外で在籍[編集]
現在[編集]
過去[編集]
グループ会社[編集]
連結子会社が12社、持分法適用関連会社が3社ある(2006年3月31日現在)。
連結子会社[編集]
- 株式会社テレビ東京ミュージック(音楽著作権の管理、イベント、音楽番組の制作等)
- 株式会社テレビ東京メディアネット(番組販売)
- 株式会社テレビ東京コマーシャル(CM放送の準備)
- 株式会社テレビ東京アート(美術装置・番組用照明の企画制作)
- 株式会社テレビ東京システム(システム開発)
- 株式会社テレビ東京制作(番組の企画・制作)
- 株式会社テレビ東京ダイレクト〔旧:株式会社プロント〕(通信販売・広告販売)
- 株式会社テレビ東京ヒューマン(放送準備)
- 株式会社テクノマックス(技術制作)
- 株式会社テレビ東京建物(スタジオ管理)
- 株式会社エー・ティー・エックス (アニメシアターX)(アニメ番組提供)
- TV TOKYO AMERICA, INC.(米国報道)
持分法適用関連会社[編集]
- 株式会社日経映像(番組制作)
- テレビ東京ブロードバンド株式会社 (東京証券取引所マザーズ上場)(映像コンテンツの配信・提供)
- 株式会社インタラクティーヴィ(CS委託放送)
大株主[編集]
2007年3月31日現在
- 株式会社日本経済新聞社(33.34%)
- 糸山英太郎(13.61%)
- 日本生命保険相互会社(5.02%)
- 株式会社三菱東京UFJ銀行(4.77%)
- 株式会社みずほ銀行(2.91%)
- 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(三井アセット信託銀行再信託分・株式会社三井住友銀行退職給付信託口)(2.86%)
- 東レ株式会社(2.51%)
- 株式会社毎日放送(2.51%)
- 三井物産株式会社(2.51%)
- 三菱商事株式会社(1.76%)
関東広域圏以外でのケーブルテレビ再送信局[編集]
関東1都6県以外ではアナログ放送のみ再送信されており、現時点ではデジタル放送は再送信されていないが、山梨県内では再送信を開始する予定の局もある。
()内は主なサービス提供エリアであり、記載されれいるエリアでも一部地域は提供されていない場合があり、また記載されていないエリアでも周辺一部地域は提供されている場合がある。
- 山梨県
- 日本ネットワークサービス (甲府市、韮崎市、甲斐市、笛吹市、北杜市、中央市、昭和町、市川三郷町)
- 峡東CATV (甲府市、山梨市)
- 山梨CATV (山梨市)
- CATV富士五湖 (富士吉田市)
- 白根ケーブルネットワーク (南アルプス市)
- ケーブルテレビ河口湖 (富士河口湖町)
- 峡西CATV (南アルプス市)
- 笛吹市一宮農村多元情報システム施設 (笛吹市)
- ケーブルネットワーク大月 (大月市)
- 新潟県
- 上越ケーブルビジョン (上越市)
- 長野県
- LCV (岡谷市、諏訪市、塩尻市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村、辰野町)
- テレビ松本ケーブルビジョン (松本市、塩尻市、波田町、山形町)
- あづみ野テレビ (安曇野市)
- INC長野ケーブルテレビ (長野市)
- 伊那ケーブルテレビジョン (伊那市、箕輪町、南箕輪村)
- 上田ケーブルビジョン (上田市、東御市、青木村、坂城町)
- 信州ケーブルテレビジョン (千曲市)
- アルプスケーブルビジョン (大町市、白馬村)
- コミュニティテレビこもろ (小諸市)
- 須高ケーブルテレビ (須坂市、小布施町、高山村)
- テレビ北信ケーブルビジョン (中野市、山ノ内町)
- 中野市豊田情報センター (中野市)
- 黒耀の里ゆいねっと (長和町)
- ふれあいネットワーク長谷 (伊那市)
- 協和ビジョン (軽井沢町)
- 蓼科ケーブルビジョン (立科町)
- 丸子テレビ放送 (上田市)
- みまきケーブルテレビ (東御市)
- 静岡県
- 静岡ケーブルテレビ (静岡市葵区、静岡市駿河区、静岡市清水区)
- 伊豆急ケーブルネットワーク (熱海市、伊東市、下田市、東伊豆町、河津町)
- 御殿場ケーブルメディア (御殿場市)
- 下田有線テレビ放送 (下田市)
- 東伊豆有線テレビ放送 (東伊豆町)
- ビック東海 (岡部町、島田市、焼津市、藤枝市、沼津市、富士市、三島市、富士宮市、裾野市、御殿場市、伊豆の国市、富士川町、由比町、長泉町、清水町、函南町)
脚注[編集]
- ↑ [テレビ東京伝説 http://2chart.fc2web.com/tereto.html]
- ↑ 毎年6月頭には『全仏オープンテニス』の中継を行うため、時間変更や休止になる作品が必ず発生している。かつては平日も系列局6局ネットだったが、近年平日についてはテレビ東京のみで、土日のみ全国ネットとなっている。また、2005年頃から、テレビ東京系列全局を挙げてのスポーツ中継や、バラエティ番組を拡大放送するようになり、放送時間を変更する事も多くなってきている。主に月曜日・土曜日が15~30分、火曜日・日曜日が6~12分、水曜日が6~30分程度繰り下げて放送するときがある(1度だけ、3時間繰り下がったことがあった)。
- ↑ 北野誠が準レギュラー出演している「たかじんONEMAN」での発言。
- ↑ ただし、関西地区では、KBS京都とサンテレビが土曜日の競馬中継(KBS制作)を独占放送している関係上、テレビ大阪では放送されていない。同番組については、2局がKBS制作版と織り交ぜて放送している。
関連項目[編集]
- テレビ東京制作スタッフ一覧
- テレビ東京杯青葉賞(中央競馬の重賞レース)
外部リンク[編集]
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