ポケットモンスター (ゲーム)/通信・特性
ポケットモンスターの通信・特性(-のつうしん・とくせい)とは、ポケットモンスター (ゲーム)における通信機能・特性を説明する。
目次
ポケモンの特性[編集]
GBA版からは、新たに「とくせい」(以下「特性」と表記)と呼ばれるステータスが追加された。特性によって、技の威力が変化したり、攻撃した相手に特定の追加効果を与えたり、特定の技や追加効果を受けなくなったり、技自体が使えなくなったりする。
特性一覧[編集]
あ行[編集]
- アイスボディ - 天気が「あられ」の時、「HP」が回復する
- あくしゅう - この特性のポケモンを先頭にして歩くと、野生のポケモンが出にくくなる
- あついしぼう - ほのお・こおりタイプの技の威力が半減する
- あとだし - 「すばやさ」に関係なく後攻になる
- この特性を持つ主なポケモン:ヤミラミ
- あめふらし - 戦闘に出すと天気が「あめ」になる
- この特性を持つポケモン:カイオーガ
- あめうけざら - 天気が「あめ」の時、毎ターン「HP」が回復する
- ありじごく - ひこうタイプと「ふゆう」の特性を持つポケモンを除き、逃げられなくなる
- いかく - 戦闘に出すと相手の「こうげき」を1段階下げる
- いかりのツボ - 急所に攻撃を受けると「こうげき」が最大まで上昇する
- いしあたま - 「すてみタックル」などの技による反動ダメージを受けない
- いろめがね - 「こうかがいまひとつ」の時、ダメージ量が2倍になる
- うるおいボディ - 天気が「あめ」の時、状態異常が治る
- エアロック - 互いに天気の影響が無くなる
- この特性を持つポケモン:レックウザ
- おみとおし - 相手が持ち物を持っている場合、その名前が分かる
か行[編集]
- かいりきバサミ - 相手に「こうげき」を下げられない
- かげふみ - この特性を持つポケモンが出ている限り逃げられない。『ダイヤモンド・パール』ではフィールドに出ている自分と相手のポケモンの特性が両方とも「かげふみ」である場合、無効になる。
- かそく - ターン終了後に「すばやさ」が1段階上がる。
- かたやぶり - 技を当てる際、相手の特性の影響を受けない。あくまで技を当てる場合のみに適用され、「せいでんき」のように技を当てた後に効果が現れる特性の効果は受ける。
- カブトアーマー - 相手の攻撃が急所に当たらない
- かるわざ - 持たせた道具が無くなると、「すばやさ」が上昇する。道具をまた持つと元に戻る。
- がんじょう - 「つのドリル」など一撃必殺になる技が効かない
- かんそうはだ - ほのおタイプの技に弱くなる。みずタイプの技を受けると「HP」が回復する。天気が「はれ」の時、毎ターン全体HPの1/8ダメージを受ける。天気が「あめ」の時、毎ターン全体HPの1/8が回復する。
- きけんよち - 相手が自分の弱点を突く技や一撃必殺技を持っているかが分かる(タイプや技名は分からない)
- きもったま - ゴーストタイプにノーマル・かくとうタイプの技が当たるようになる
- きゅうばん - 「ふきとばし」「ほえる」で交代されない。
- きょううん - 相手の急所に攻撃が当たりやすい
- くいしんぼう - 通常より木の実を早く食べる(HPゲージが黄色になると使用する)
- クリアボディ - 相手の技や特性によって能力を下げられない 。「のろい」「オーバーヒート」といった、自分が使用した技では能力が下がる。
- げきりゅう - 「HP」が最大値の3分の1以下になると、みずタイプの技の威力が上がる
- こんじょう - 状態異常になると「こうげき」が1.5倍になる。やけど状態でも「こうげき」が低下しない。
さ行[編集]
- さめはだ - 直接攻撃(相手に直接触れる攻撃)を受けると、攻撃したポケモンも少しダメージを受ける
- サンパワー - 天気が「はれ」の時、毎ターンダメージを受けるが、「とくこう」が1.5倍になる。
- シェルアーマー - 相手の攻撃が急所に当たらない
- しぜんかいふく - 引っ込めると状態異常が回復する
- しめりけ - この特性を持つポケモンが出ている限り「じばく」「だいばくはつ」が使用できない。また、特性「ゆうばく」の効果も発動しない。
- じゅうなん - まひ状態にならない
- じりょく - はがねタイプのポケモンが逃げられなくなる。
- しろいけむり - 相手の技によって能力を下げられない 。「のろい」「オーバーヒート」といった、自分が使用した技では能力が下がる。
- この特性を持つポケモン:コータス
- シンクロ - どく・まひ・やけど状態になると、相手もその状態になる。ガキ使いで芦屋瑞希がした。再放送でも放送された
- しんりょく - 「HP」が最大値の3分の1以下になると、くさタイプの技の威力が上がる。
- すいすい - 天気が「あめ」の時、「すばやさ」が2倍になる。
- スキルリンク - 2~5回連続で当たる技が必ず5回当たるようになる。
- すてみ - 反動でダメージを受ける技の威力が1、2倍になる。
- この特性を持つ主なポケモン:サワムラー
- スナイパー - 攻撃が相手の急所に当たった時、相手に与えるダメージがさらに2倍になる。
- すなおこし - 戦闘に出すと天気が「すなあらし」になる 。
- すながくれ - 天気が「すなあらし」の時、回避率が上がる。「すなあらし」のダメージを回避することも出来る。
- するどいめ - 相手に命中率を下げられない。
- スロースタート - バトルに出てから5ターンの間、「こうげき」と「すばやさ」が半分になる
- この特性を持つ主なポケモン:レジギガス
- せいしんりょく - 相手の技の追加効果によって、「ひるむ」事がなくなる。
- せいでんき - 直接攻撃(相手に直接触れる攻撃)を受けると、3割の確率で攻撃したポケモンを「まひ」状態にさせる。この特性はじめんタイプにも有効。
- そうおん - 詳細不明(『ポケモンボックス』で確認できる没特性)
- この特性を持つポケモン:なし
た行[編集]
- たいねつ - ほのおタイプの攻撃技と、やけど状態によって受けるダメージを0.5倍に弱める。
- ダウンロード - 戦闘に出た時に相手の「ぼうぎょ」と「とくぼう」を比較し、「ぼうぎょ」の方が低ければ自分の「こうげき」、「とくぼう」の方が低ければ自分の「とくこう」を1段階上昇させる。
- だっぴ - 毎ターン終了後に、1/3の確率で状態異常が回復する。
- たんじゅん - 自分の能力の変化が2倍になる(上がるのも下がるのも2倍)
- ちからもち - 「こうげき」がステータス上の数値の2倍になる(特性が変化するとステータス通りになる)
- ちくでん - でんきタイプの技を受けると「HP」が回復する
- ちどりあし - こんらん状態の時、回避率が上がる。
- ちょすい - みずタイプの技を受けると「HP」が回復する
- てきおうりょく - 自分のタイプと同じタイプの技の威力が上がる(通常は1.5倍の補正値が2倍になる)
- テクニシャン - 威力が60以下の技の威力が1.5倍になる。技自体の効果によって威力が変化する技や、他の技によって対応する攻撃技の威力が変わった場合でも効果がある。
- てつのこぶし - 「メガトンパンチ」「れんぞくパンチ」等のパンチ系の技の威力が1.2倍になる
- この特性を持つ主なポケモン:エビワラー
- でんきエンジン - でんきタイプの技を受けてもそのダメージや追加効果を無効化し、「すばやさ」が1段階上がる
- この特性を持つ主なポケモン:エレキブル
- てんきや - 天気変化によりポワルンの姿とタイプが変化する
- この特性を持つポケモン:ポワルン
- てんねん - 相手ポケモンの能力変化の影響を受けない(上がっても下がっても無効)
- てんのめぐみ - 技の追加効果の出やすさが2倍になる
- とうそうしん - 性別の同じ相手に対して「こうげき」が1.2倍に上がるが、性別の異なる相手に対しては0.8倍に下がる。性別の無いポケモンの場合は変化無し。
- どくのトゲ - 直接攻撃(相手に直接触れる攻撃)を受けると、3割の確率で攻撃したポケモンをどく状態にする
- トレース - 相手と同じ特性になる。ただし、「てんきや」「トレース」の特性には効果がない。
- どんかん - メロメロ状態にならない
な行[編集]
- なまけ - 1ターンおきにしか攻撃できない
- ナイトメア - 相手が「ねむり」状態の時、「HP」を減らす
- この特性を持つポケモン:ダークライ
- にげあし - 野生のポケモンとの戦闘から必ず逃げられるが、バトルピラミッドでは効果が衰える。
- ねんちゃく - 持っている道具を相手に奪われない
- ノーガード - 互いに命中率・回避率の影響が無くなり、出した技が必ず命中するようになる。
- ノーてんき - 互いに天気の影響が無くなる。
- ノーマルスキン - 繰り出す技が全てノーマルタイプ扱いになる
は行[編集]
- ハードロック - 「こうかはばつぐん」の時の自分のダメージを3/4にする
- はっこう - この特性のポケモンを先頭にして歩くと、野生のポケモンが出やすくなる
- はやあし - 状態異常の時、「すばやさ」が1.5倍に上がる。まひ状態でも「すばやさ」が低下しない。
- はやおき - ねむり状態の持続時間が半分になる
- はりきり - 「こうげき」が1.5倍になるが、物理攻撃の命中率が0.8倍になる
- ひでり - 戦闘に出すと天気が「はれ」になる
- この特性を持つポケモン:グラードン
- ひらいしん - でんきタイプの技を全て自分が受ける。ただし、「じゅうでん」「でんじふゆう」「ほうでん」には効果がない。
- フィルター - 「こうかはばつぐん」の時の自分のダメージを3/4にする
- ぶきよう - 持っている道具の効果が発揮されない
- ふくがん - 命中率が1.3倍になる
- ふくつのこころ - 相手にひるまされると、「すばやさ」が1段階上がる。
- ふしぎなうろこ - 状態異常の時、「ぼうぎょ」が1.5倍になる。
- この特性を持つポケモン:ミロカロス
- ふしぎなまもり - 「こうかがばつぐん」になるタイプの技しか当たらない。ただし、「すなあらし」や「あられ」などの間接的な攻撃や、「どくガス」や「さいみんじゅつ」などの状態異常を引き起こす技には効かない。
- この特性を持つポケモン:ヌケニン
- ふみん - ねむり状態にならない。
- ふゆう - じめんタイプの技を受けない。
- プラス - 特性「マイナス」を持つポケモンが戦闘に出ている時、「とくこう」が1.5倍になる
- この特性を持つポケモン:プラスル
- フラワーギフト - 天気が「はれ」の時、自分と味方の「こうげき」、「とくぼう」が1.5倍になる。この特性を持つポケモンが「ひんし」になっても効果は持続する。
- この特性を持つポケモン:チェリム
- プレッシャー - 自分が技を受けると、相手が使用した技のPP(攻撃可能回数)が1多く減る
- ヘドロえき - 「すいとる」など「HP」を吸い取る技で攻撃されると相手がダメージを受ける
- へんしょく - 攻撃を受けるとその技のタイプに変化する
- この特性を持つポケモン:カクレオン
- ポイズンヒール - どく状態の時、「HP」が減らずに回復する(回復量はどく状態、もうどく状態で同じ)
- ぼうおん - 「なきごえ」「いやなおと」「ちょうおんぱ」など、音に関わる技を受けない
- ほうし - 直接攻撃(相手に直接触れる攻撃)を受けると、攻撃したポケモンを1割の確率でどく・まひ・ねむりのいずれかの状態にする
- ほのおのからだ - 直接攻撃(相手に直接触れる攻撃)を受けると、3割の確率で攻撃したポケモンをやけど状態にする。
ま行[編集]
- マイナス - 特性「プラス」のポケモンが戦闘に出ていると「とくこう」が1.5倍になる
- この特性を持つポケモン:マイナン
- マイペース - こんらん状態にならない
- マグマのよろい - こおり状態にならない
- マジックガード - 状態異常、まきびし、反動、天候などによるダメージを受けない(相手からの攻撃技以外のダメージが全て無効)
- マルチタイプ - 詳細は正式に発表されていないため、不明である。
- みずのベール - やけど状態にならない
- みつあつめ - 道具を何も持っていない時、戦闘終了時に「あまいミツ」を拾っている事がある。レベルが高いほど拾ってくる確率も高くなる。
- この特性を持つ主なポケモン:ミツハニー
- むしのしらせ - 「HP」が最大値の3分の1以下になると、むしタイプの技の威力が1.5倍になる。
- メロメロボディ - 直接攻撃(相手に直接触れる攻撃)を受けると、3割の確率で攻撃したポケモンをメロメロ状態にする
- めんえき - どく状態にならない
- もうか - 「HP」が最大値の3分の1以下になると、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる
- ものひろい - 道具を何も持っていない時、戦闘終了時に道具を拾っていることがある。「エメラルド」、「ダイヤモンド・パール」では、拾ってくる道具はポケモンのレベルによって変化する。
- もらいび - ほのおタイプの技のダメージを受けず、自分のほのおタイプの技の威力が上がる
や行[編集]
- やるき - ねむり状態にならない
- ゆうばく - この特性を持つポケモンが直接攻撃を受けて「ひんし」になった時、相手に最大HPの1/4のダメージを与える。
- ゆきがくれ - 天気が「あられ」の時、回避率が上がる
- ゆきふらし - 戦闘に出すと天気が「あられ」になる
- よびみず - みずタイプの技を全て自分が受ける
- ようりょくそ - 天気が「はれ」の時、自分の「すばやさ」が2倍になる。
- ヨガパワー - 「こうげき」がステータス上の数値の2倍になる(特性が変化するとステータス通りになる)
- よちむ - 戦闘に出ると、相手の覚えている技のうち、一番威力の高い技が1つ分かる。同じ威力の技が2種類以上ある場合は、ランダムで1つ表示される。
ら行[編集]
- リーフガード - 天気が「はれ」の時、状態異常にならない
- りんぷん - 技の追加効果をうけない
通信[編集]
通信ケーブルやワイヤレスアダプタを用いて、様々な通信プレイが楽しめる事はシリーズの醍醐味の一つである。
シリーズは大きく2つのグループに分けられる。同じグループであれば何らかの形で通信プレイが可能だが、別の世代とは直接的にも間接的にも通信は不可能である。ユーザーの一部はこの事実が発表された時に多大なるショックを受けた。
- 『赤・緑・青・ピカチュウ』、『金・銀・クリスタル』、『ポケモンスタジアム』シリーズ
- 『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ファイアレッド・リーフグリーン』、『ダイヤモンド・パール』、『ポケモンボックス』『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』(ダイヤモンド・パールと他シリーズとの通信は、ダイヤモンド・パールが受け取るのみ)
通信対戦[編集]
手持ちのポケモンを他のプレイヤーと戦わせる事ができる。基本的なゲームシステムは本編と同じだが、道具の使用はできない。『金・銀』以降では勝敗数が記録されるが、ここでの勝敗がストーリーに影響することは無い(「トレーナーファンクラブ」の人気具合には影響する)。敗北によるペナルティも無い。
統一されたルールの元、全国でチャンピオンを決定する大会も開催される。また、個人的なオフ会においても人気のある通信プレイである。
通信交換[編集]
手持ちのポケモンを交換することができる。一部のソフトを除き、無条件で交換は可能である。ポケモン図鑑を完成させるためには必須であるといえる。
シリーズで最初に発売される1組2つのカートリッジをそろえれば、少なくともその地方に存在するポケモンはコンプリートが可能。「青」や「エメラルド」等のマイナーチェンジ版は、最初の2バージョン両方が無ければコンプリートできない。そのためマイナーチェンジ版を敬遠するプレーヤーもいるようだが、逆にやりこみなどを狙ってマイナーチェンジ版に挑むプレーヤーもいる。
仲間にしたポケモンには、そのプレイヤーと同じ「IDナンバー」が付けられるので、他人からもらったポケモンと区別される。ゲームをあまり進めていない状態(全てのバッジを獲得していない状態)でIDが異なる、つまり他プレイヤーが捕まえたポケモンを送り込むと、そのレベル次第では「命令無視」してしまうといったギミックも存在する。ゲームを進めて「ポケモンジム」をクリアし、「バッジ」を手に入れることで高レベルのポケモンも扱えるようになる。
『ダイヤモンド・パール』ではプレイヤーの住む現実の地名を登録しておくことが可能で、交換相手が登録していた地名が地球儀(ジオネット)に記録される。なお、この機能は後述のWi-Fiを利用した通信においても有効である。
タイムカプセル[編集]
通信交換の特殊な形態。特定イベント発生以後利用可能になる。『金・銀・クリスタル』から、前作である『赤・緑・青・ピカチュウ』と通信する場合に利用される。
続編である『金・銀・クリスタル』において、過去の世界と通信するという設定になっている。『赤・緑・青・ピカチュウ』に存在しないポケモン、および存在しない技を覚えたポケモンは送れない(このポケモンをひとつ手持ちに含んだだけで『金・銀・クリスタル』側ではじかれる)が、通常通りの通信交換が可能である。
パルパーク[編集]
厳密には通信交換ではないが、タイムカプセルのように他作品との通信手段である。GBA版のポケモンをDS版に転送するときに使用する。DS版のゲーム内に存在する「パルパーク」という施設にGBA版のポケモンを放して、改めて捕まえ直すことでDS版に加えることができる。ゲーム内でも明示されるとおりGBA版に送り戻すことは不可なので注意を要する。
離れたプレイヤーとの通信[編集]
インターネット等を介して行われる特殊な通信である。遠距離のプレーヤー同士でポケモンの通信交換や対戦を行うことができる。
『クリスタル』では、モバイルアダプタGBを使用した通信が可能である。
- 知り合い同士の交換・対戦
- 互い携帯電話の番号を登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。電話代対策か、一日当たり10分までという制限がある。サーバーを介さないのでサービスが終了した現在でも利用可能。
- 見ず知らずの人との交換(ポケモンコミュニケーションセンター)
- (現在はサービス終了)欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれる。「見つけたポケモン」として登録されたポケモンのみ要求できる。また、メーカーが用意した特別なポケモンのデータをもらうこともできた。
- 見ず知らずの人との対戦(バトルタワー)
- (現在はサービス終了)サーバーにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。サーバーに登録されているトレーナーは以前にこのサービスを利用したプレイヤーであり、間接的に他のプレイヤーとバトルを行うことができる(操作はコンピュータ)。ある程度の成績を収めると自分もサーバーに登録されることもある。レベルの上限が10から100までの10段階のバトルルームが選べた。
『ダイヤモンド・パール』では、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用して行われる。『クリスタル』同様、知り合い同士及び見知らぬ人との交換・対戦を行えるなどのサービスを行っている。主なサービスは以下の通りである。
- 知り合い同士の交換・対戦
- 互いに「ともだちコード」に登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。マイクを用いた音声チャットが使用できる。
- 見ず知らずの人との交換(グローバルトレードステーション、GTS)
- 『クリスタル』同様、欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれるというものである。やはり「見つけたポケモン」しか要求できないが、ポケモンを要求した時点でそのポケモンを登録しているプレイヤーが表示され、条件が合えばリアルタイムで交換できる。
- 見ず知らずの人との対戦(バトルタワー Wi-Fiバトルルーム)
- サーバーにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。『クリスタル』同様だがレベル別の部屋は無くなり、登録できるメッセージの自由度も大幅に減少している。
『ポケモンバトルレボリューション』では、「ともだちコード」を交換したプレイヤーとのみならず、ランダムマッチした相手と直接対戦することができる。
なお、見ず知らずの人と交換・対戦を行う際のプレーヤー間の意思疎通は制限されている。しかしクリスタルでは、32文字まで自由に文字入力できる(ゲーム内アイテムとしての)メールをポケモンに持たせることができた。アルファベットは入力できなかったが、メールアドレスを伝えるプレイヤーも多かった。
その他の通信[編集]
作品ごとに存在する特殊な通信プレイ
- ふしぎなおくりもの
- 『金・銀・クリスタル』においては、ゲームボーイカラーの赤外線ポートを利用した通信。お互いランダムにアイテムが手に入る。ポケットピカチュウカラーとの通信も可能。
- 『ファイアレッド・リーフグリーン・エメラルド』においては、ジョイスポットでのキャンペーンに利用した。プレイヤー同士の通信はできない。購入時の時にはこの「ふしぎなおくりもの」は表示されず、フレンドリィショップのアンケートの「あいことば」を入力しない限り使うことが出来ない。またワイヤレスアダプタ非接続時には表示されない。
- 『ダイヤモンド・パール』ではゲーム外イベントで使われるほか、ポケモンバトルレボリューションとの通信にも用いる。このモードを出現させるには「あいことば」入力させるか、無線配信が行われている場所でゲームを起動する必要がある。
- モバイル/モバイルスタジアム
- 『クリスタル』に登場。周辺機器「モバイルアダプタGB」を利用して、様々なデータをアップロード・ダウンロードする事が可能であった。モバイルアダプタGBを接続するまでは表示されない。
- 最新のポケモン情報やプレイヤーランキングが表示されたり、特殊なアイテムを入手できるニュースが月刊で配信された。
- 公式大会入賞者のポケモンと実際のバトルのデータをダウンロードし、『ポケモンスタジアム金銀』上で挑戦や観戦が可能だった。
- ふしぎなできごと
- 『ルビー・サファイア・エメラルド』に登場。キャンペーンで配布される特殊なデータや、カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやアイテムを追加できる(エメラルドではこの方法でのカードe+通信は不可)。
- ふしぎなもらいもの
- 『ファイアレッド・リーフグリーン・エメラルド』に登場。カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやマップを追加できる。出現には「ふしぎなおくりもの」と同様の手順が必要で、ワイヤレスアダプタ接続時には表示されない。
- レコードを混ぜる
- 『ルビー・サファイア・エメラルド』と『ダイヤモンド・パール』に登場。お互いの冒険の記録を混ぜる。通信相手の武勇伝や失敗談がゲーム内のテレビで語られたり、(前者のみ)あらかじめ作っておいた「ひみつきち」が通信相手のマップ上に出現したりする。
- お菓子を作る
- 『ルビー・サファイア・エメラルド』と『ダイヤモンド・パール』に登場。お互いの「きのみ」を持ち寄って、ポケモンのコンディション(うつくしさ・かわいさ等)を高める「ポロック」や「ポフィン」を作ることができる。
- ポケモンコンテスト
- 『ルビー・サファイア・エメラルド』と『ダイヤモンド・パール』に登場。ポケモンの魅力を競うコンテスト。ポロックやポフィンによって高めたコンディションを披露したり、技を使って攻撃ではなくアピールを行う。『ダイヤモンド・パール』では集めたアクセサリーで着飾ったり、リズムに合わせてボタンを押すダンス審査も追加された「スーパーコンテスト」となっている。
- ミニゲーム
- 『ファイアレッド・リーフグリーン・エメラルド』に登場。アクションゲームである「ドードリオのきのみどり」「ミニポケモンでジャンプ」「きのみクラッシュ」がある。
- ユニオンルーム
- 『ファイアレッド・リーフグリーン・エメラルド』と『ダイヤモンド・パール』に登場。このモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると、彼らが画面内に表示され、簡易対戦や交換、チャットを申し込むことができる。ワイヤレス通信を活用した通信といえる。
- 『ダイヤモンド・パール』では、通信交換やレコード混ぜは全てユニオンルーム内で行う。タッチペンで複数のプレイヤーが同時に「おえかき」することも可能になった。
- ちかつうろ
- 『ダイヤモンド・パール』に登場。基本的には一人で遊ぶミニゲームで、化石や宝石を発掘したり、それと交換したグッズを用いて秘密基地を飾ることができる。しかしユニオンルームのようにこのモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると同じ地下通路にそれが秘密基地ごと出現し、化石堀りを協力しあったり道具を交換したり、あるいは秘密基地の旗を取り合ったりすることができる。
他言語版との通信[編集]
ポケットモンスターのビジネスは国際的に展開されており、ゲームもさまざまな言語に翻訳されている。ただし現在のところ日本語以外では、ハングル版の『金・銀』を除くと欧米の言語のものしか発売されていない。よって中文版などは多数の海賊版が存在する。
『金・銀』以前では、多言語版同士の通信は文字コードの問題などで不可能である。強引に行おうとするとデータに異常をきたす恐れがあるとして、公式サイドからも行わないように注意されていた。
しかし、『ルビー・サファイア』以降のゲームボーイアドバンス版同士、及び『ダイヤモンド・パール』以降のニンテンドーDS版同士では、一部制限はあるものの可能である。説明書などでは明記されていないものの半公認となっている(参考増田部長のめざめるパワー 2004年8月6日)。以下、簡潔に説明する。
- 対戦・交換・ポロック・コンテスト・ミニゲームは全面的に可能
- GBA版において、日本語版とそれ以外によるレコード混ぜは『エメラルド』同士のみ可能
- ユニオンルームでの通信、カードeの融通、他機種(ゲームキューブ等)版との通信は全面的に不可
- GBA版からDS版への通信は言語が同じでなければ出来ないが、同じハードであればポケモンの交換は可能
『ダイヤモンド・パール』では、他言語同士の通信がニンテンドーWi-Fiコネクションも含めて全面的に可能である。他国版のプレイヤーが捕まえたポケモンは経験値が多めにもらえるなど、積極的な国際交換を促す仕掛けが用意されている。(参考[1])。
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