レジギガス
レジギガス | |
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全国 | 486 |
ジョウト | |
ホウエン | |
シンオウ | |
英語名 | Regigigas |
進化 | |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | なし |
世代 | 第4世代 |
ポケモン学 | |
分類 | きょだいポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ/重さ | 3.7m/ 420.0kg |
特性 | スロースタート |
レジギガスは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
特徴[編集]
見た目が巨人のような姿をしたポケモン。白と黄色の体色を持ち、体中の随所に黒いボディラインが走り、両肩と両脚には植物のような緑色の物体が付着している。
また、胸部から腹部にかけて3色の模様が存在する。凄まじい怪力を持ち、縄で縛られた大陸を引張って動かしたという伝説が残っている。
特殊な岩石、氷山、マグマから、レジロック、レジアイス、レジスチルを創り出した創造主にして、この3体の上に君臨する王だと言われており、3体同様に顔にあたる部分に点字を模したと思われる7つの目がある。普段は石像のようにじっとしているが、3匹の存在を感じると動き出す。
また、シンオウ地方各地に散らばるプレートに刻まれた文によると、かつてはノーマルタイプ以外の巨人型ポケモンも存在したのだが、アルセウスと思しき存在によって倒されプレートへと姿を変えられて、レジギガスだけが残ったのだという。それを示すかのように、ノーマルタイプのプレートは存在していない。
ゲームでのレジギガス[編集]
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では、キッサキ神殿の最深部に1匹だけ存在する。捕まえるには、レジロック・レジアイス・レジスチルの3匹が全て手持ちにいなければならない。3匹が手持ちにいないとただの巨像であるが、いると動き出して戦闘になる。また、『プラチナ』で現れるレジギガスは、野生ポケモンとしてはこれまでの作品に全く登場しなかったレベル1となる。バトルタワーで登場する、タワータイクーンのクロツグも使用する。
能力は「とくこう」以外は全体的に高く、特に「こうげき」はグラードンやレックウザをも超え、全ポケモン中でもトップクラス。しかし、後述の特性のデメリットにより、1対1でのバトルでは実力を発揮できないことも多々あるため、上級者向けのポケモンであると言える。また、多くのポケモンが覚えられる「ねむる」や「まもる」などを覚えることができない。レジギガスのみが覚えられる技に、相手の体力が多いほど与えるダメージが高まる技「にぎりつぶす」がある。
特性はレジギガスのみが持つ「スロースタート」。場に出てから5ターンの間、「こうげき」と「すばやさ」が半減してしまうデメリットのみの特性である。「スキルスワップ」や「いえき」など、特性を変えたり無効化させる技を使うことで「スロースタート」の効果を消し、5ターン経たなくても「こうげき」「すばやさ」を元に戻すことはできる。
伝説のポケモンではアルセウスと同じく、数少ないノーマルタイプのみのポケモンである。ただし、アルセウスはプレートでタイプが変わるため、純粋なノーマルタイプと言い難い面もある。
映画『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』の前売券に付属した引換券で、レベル100のレジギガスを受け取ることができた。技は「にぎりつぶす」「いわなだれ」「こごえるかぜ」「アイアンヘッド」の4種(名前が「レジ~」のポケモンを象徴する技)で、ピンチ時に一度だけ行動が早くなる「イバンのみ」を持っている。また、このレジギガスを『プラチナ』に連れて行くとイベントが起こり、レジロック・レジアイス・レジスチルを捕獲することができる。
『ポケモンレンジャー バトナージ』では、レジギガス自身とエクストラミッション(期間限定で配布される特殊なミッション)でのみ出現するポケモンを除く266体のポケモン全てをキャプチャしてイベントを発生させ、かつレジロック・レジアイス・レジスチルが手持ちに居る状態で、カバルドンしんでんの最深部へ行くと現れる。
アニメでのレジギガス[編集]
『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』129話でテレビシリーズ初登場。普段はキッサキ神殿の奥で青い光の玉となって眠りについているが、Jのボーマンダの攻撃で無理矢理目覚めさせられ、怒り狂って「はかいこうせん」を撃ちまくる。ジンダイのレジロック・レジアイス・レジスチルを圧倒する桁違いのパワーを誇り、キッサキ神殿を破壊した後、「あやしいひかり」でジンダイのレジロック、レジアイス、レジスチルを従え、4匹で歩きながら「はかいこうせん」など飛び道具を撃ちまくる。
Jの作戦により捕獲されそうになるが、「あやしいひかり」が解けたレジロック・レジアイス・レジスチルと、その場にやってきたジンダイが身を呈して守った事で我に返り、サトシ達を助けてJに反撃し、Jに依頼した人物が依頼をキャンセルしたため、Jの一団は撤退した。固められていたジンダイとレジロック達を「めざめるパワー」で元に戻し、再び青い玉となって眠りにつく。使用技は「はかいこうせん」「あやしいひかり」「めざめるパワー」。レジロック・レジアイス・レジスチルに対し、両腕を振り上げて叩きつける攻撃もしている。なお、このレジギガスはレジロック達とは違い、片手で「はかいこうせん」を放つ。声優は不明。
オープニング「ハイタッチ!」「ハイタッチ!2009」のラストにも登場しており、両手で構えて「はかいこうせん」を放ち、それをダークライが受け止めている。
ポケモンカードでのレジギガス[編集]
ポケボディー「スロースタート」の働きでサイドが3枚以下にならないと攻撃ができないが、「にぎりつぶす」は120と攻撃力が高い。
LV.Xのポケパワー「サクリファイス」は自分のポケモンをきぜつさせるが、トラッシュの基本エネルギーをつける上にダメージカウンターも8個とってしまうポケパワー。ギガブラスターは100ダメージの上に、相手の手札一枚と山札の上一枚をトラッシュすることができる。
映画でのレジギガス[編集]
2008年公開の『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』に登場。テンイ村近くにある氷河の奥の祠で眠りについていた。反転世界が傷ついたことによって氷河が動きだし、村や花畑が危機に陥った時に登場。数十匹のマンムーとともに氷河を食い止めるべく奮闘する。「ばかぢから」と思われる技で凄まじい力を発揮するも、押さえきることはできず、なんとか氷河が動くのを鈍らせる。ギラティナが反転世界を修復して氷河が止まった後は、再び祠に戻り眠りについた。エンディングでは、偶然祠の前に迷い込んだロケット団を、「はかいこうせん」と思われる技(どんな技なのかはっきりとは見えない)で吹き飛ばしている。声優は相馬幸人。
この映画の前売券には、レベル100のレジギガスを『ダイヤモンド・パール』で受け取ることができる引換券が付属した。
その他におけるレジギガス[編集]
- 「別冊コロコロコミック」2007年4月号で、溝渕誠による読み切り漫画『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール レジギガス捕獲大作戦!!』が掲載されていた。
- 漫画『ポケット モンスターダイヤモンド・パール物語 ポケモンDP』では、主人公ハレタのポケモンとして登場。
- レジアイス、レジスチル、レジロック、レジギガスは、まとめて『レジ系』と、いわれることもある。