ポケットモンスター (アニメ)
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ポケットモンスターシリーズ | |
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ジャンル | |
テレビアニメ: | |
原作 | |
総監督 | 湯山邦彦 |
監督 | 日高政光(無印第1話 - AG第158話) 須藤典彦(AG第170話 - ) |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | |
シリーズ構成 | 首藤剛志(無印第1話 - 第157話) 冨岡淳広(DP第1話 - ) |
脚本 | |
キャラクターデザイン | |
メカニックデザイン | |
音楽 | |
アニメーション制作 | OLM TEAM OTA(第1話 - AG第169話) TEAM IGUCHI(AG第170話 - DP第136話) |
製作 | テレビ東京 SOFTX→MEDIANET 小学館プロダクション→ShoPro |
放送局 | テレビ東京系列 |
放送期間 | 1997年4月1日 - 放送中 |
話数 | |
その他 | 放送休止期間あり (1997年12月17日 - 1998年4月15日) |
コピーライト表記 | © |
関連作品 | |
*ポケットモンスター | |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『ポケットモンスター』は、任天堂のゲームソフト『ポケットモンスター』シリーズを原作とするテレビアニメである。
概要
「ポケモンマスター」を目指す少年・サトシと相棒のピカチュウをはじめとしたポケモンとの成長ぶりを描いた物語とキャラクター性に焦点を当て、ゲーム版の発売から1年あまり経った1997年4月1日から、テレビ東京系列で放送を開始した。
アニメ化に際して「女の子にもターゲットを広げたい」という制作側の意向で、ゲーム版で最初にパートナーとして選択する3匹のポケモン(ゼニガメ、フシギダネ、ヒトカゲ)ではなく、ピカチュウを起用した[1]。こうした制作側の狙いによって女性ファンが増加し、中高生や母親世代にまで人気が波及した。これにより、「ピカラー」と呼ばれる熱狂的なファンも出現した。
開始当初はセル画で制作されていたが、2002年8月15日放送の第259話よりデジタル制作に移行した(ただし、主題歌の映像などはそれ以前からデジタル化していた)。また、『アドバンスジェネレーション』の後期からはポケモンの技などにCGが使用されるようになった。デジタル放送の開始後も長らく標準画質(画面比4:3)での放送が続いていたが、2009年4月2日放送の第588話(DP121話)からハイビジョン制作に移行した[2]。また、アナログ放送では2009年10月1日放送の第612話(DP145話)からレターボックスでの放送に移行した。この他、開始当初より字幕放送を行っている。
1997年12月16日の第38話『でんのうせんしポリゴン』の放送時に発生した「ポケモンショック」によって[3]番組の存続が危ぶまれたが、放送開始から半年以上(ゲーム版の発売から数えれば2年近く)の間に築いた視聴者との信頼により、数ヶ月の放送休止を乗り越えて放送が再開される。1998年夏には劇場版第1作を公開、同年に日本で公開された映画の興行成績第4位を記録した。これは日本国外でも上映され、邦画史上最高の海外興行成績を記録している。その後も、毎年7月中旬から夏休みにかけて劇場版を上映しており、高い興行成績を上げ続けている。
2007年で放送開始から10周年を迎えた長寿番組であり、放送開始より幅広い層から視聴されている。現在もアニメ番組全体の視聴率ランキングで上位10作品以内をキープしており、テレビ東京製作のアニメ作品の中でも最高の視聴率を獲得している。日本国外でもアメリカや欧州をはじめとして太平洋圏、オーストラリアなど、世界74カ国にも渡って各国言語に翻訳されて放送されており、テレビ東京系はもちろんのこと、日本、そして世界を代表するアニメ作品として成長している。
電通の渡辺哲也は、「アニメ番組の理想型は『ポケモン』」と述べている[4]。数々の功績が評価され、2007年には第1回声優アワードでシナジー賞を受賞した。
あらすじ
不思議な生き物、ポケットモンスター(ポケモン)と人間が互いに助け合って生きている世界。この世界ではポケモン同士を戦わせる「ポケモンバトル」が盛んに行われており、多くの少年少女たちが最強のトレーナーを目指して旅をしていた。
マサラタウンに住む10歳の少年・サトシもポケモンマスターに憧れる1人。彼は10歳の誕生日に、町に住むポケモン研究家のオーキド博士からポケモンをもらって旅立つことになっていた。しかしサトシはその旅立ちの朝に大寝坊、慌てて研究所に向かったものの憧れていたヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメの3匹は全てライバル達に持って行かれた後だった。そんなサトシに博士が差し出したのは、ねずみポケモン・ピカチュウ。かわいい容姿のピカチュウにサトシは一目ぼれ。こうしてサトシの旅は始まったが、相方のピカチュウは一向に心を開かなかった。
対立しながらの旅を始める1人と1匹であったが、ふとしたことから起きたオニスズメの大群との戦いを通してうち解け、唯一無二のパートナーとなる。そして多くの人やポケモンとの出会いと別れを繰り返しながら、サトシや仲間達の冒険の日々は続いていく。
原作との設定の違い
アニメ化にあたって、表現上の問題でゲーム版からバトルの進行内容や進化に関する事項など、一部の設定に変更がなされている。主な変更は下記の通りである。
- ポケモンセンターが、トレーナーの無料の宿泊施設としても扱われている。
- 戦闘中に道具を使用していない。
- トレーナーとの戦いに賞金が絡まない。
- ポケモン1体が覚えられる技の数はゲームでは4つだが、アニメでは1体あたりの技の数に制限がない。ただしほとんどの場合、1体が使う技の数は4つ以下である。
- ゲーム版で全く技が効かない相性の関係があっても、ダメージが発生する場合がある。また、「りゅうのいかり」など、ダメージ数値が固定されている技は普通の攻撃技となっている。
- ポケモンリーグ、バトルフロンティア、ポケモンコンテストの形式が変更されている。
- 技を出し合うだけのゲーム版に対して、攻撃をかわした上での反撃など、ゲーム版では不可能なバトル展開が起こることがある。
- ポケモンの鳴き声が自身の名前(リザードンやルカリオなど例外あり。声優の起用のないポケモンも一部いる)。
- モンスターボール以外のボールの使用頻度が低い。
なお、アニメで初めて登場した概念が後にゲーム版で反映されたケースもある。一例を挙げると、赤・緑・青版までのピカチュウは、わざマシンを使わなければ10まんボルトを覚えなかったが、アニメの設定が反映されたピカチュウ版以降では、レベルアップで10まんボルトを習得できるようになっている。
シリーズ一覧
『ポケットモンスター』
- 1997年4月1日 - 1997年12月16日(ここまで火曜18:30 - 19:00) - 休止 - 1998年4月16日(ここから木曜19:00 - 19:30) - 2002年11月14日
- 全275話(欠番1話除く)
『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』
『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』
- 『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』の続編。
- 2006年9月28日第1話 - 放送中
登場人物
アニメ版ポケットモンスターの登場人物 を参照 以下の人物は個別項目を参照。
用語
- ポケットモンスター(ポケモン)
- 作中に登場する生物。主に、モンスターボール(後述)で捕獲することが可能な生物をいう。現在491種が確認されている。
- 生物学上の細かい定義は不明なことがほとんどである。アニメ版では、ポケモンと動物の区別がつけづらいことを懸念して、基本的に作中で動物は登場しない。
- モンスターボール
- ポケモンを捕獲・収納するのに必要な道具。
- 中央のボタンでサイズを縮小したり、開いたりすることができる。投げても自動的に開いてポケモンが飛び出す。
- 多くのデザインや追加機能を持ったボールがあり、さまざまな場面で使い分けられている。
- ポケモン図鑑
- ポケモンの特徴などを調べる電子式の図鑑。
- 知りたいポケモンにかざすだけでそのポケモンのデータが読み上げられる。自分の所持するポケモンに関しては、覚えている技や能力値も知ることができる。色は数種類。
- 身分証明書としての機能もあり、シリーズが変わる度にバージョンアップしているが、再発行はできない。
- ポケモンバトル
- ポケモントレーナーが互いの持つポケモンを戦わせること。
- ポケモンがトレーナーの指示に従ってバトルするが、ポケモンが自らの意思で単独で行う場合もある。
- ポケモンには元々戦う本能があるらしく、個体差こそあれほとんどのポケモンは戦うことを拒むことはしない。
主なポケモンに関する職業
- ポケモントレーナー
- ポケモンを育てる人全般を指す言葉で、主にポケモンバトルを行うトレーナーを指す。
- ポケモンコーディネーター
- ポケモンコンテストに出場し、優勝することを目的にポケモンをより魅力的に魅せる演技を追求するトレーナーを言う。
- ポケモンブリーダー
- ポケモンの健康管理を中心に、技術的な面においてあらゆる方面にポケモンを訓練するトレーナーを言う。あるテーマに沿った大会が開かれることも多い。
- ポケモン博士( - 研究者)
- ポケモンを研究する者。特に携帯獣学科の博士号を取得している学者を指す。また、フィールドワークを中心にポケモンの研究や観察を行う者を特にポケモンウォッチャーと呼ぶ。
- 生態学に限らずポケモンとの共生に関して研究するものも多く、絶滅危惧種のポケモンに関しては保護を行う者もいる。
- 一方でポケモンの能力を悪用しようとするなど、危険な思想を持つマッドサイエンティストも存在する。
- ポケモンレンジャー
- 自然・ポケモン保護を目的として「キャプチャースタイラー」などでポケモンと協力した活動する職業、または就いている人。
- 点在するレンジャーベースを拠点に、災害などの際はレスキュー活動も行う。警察とも連帯しており、行政的な依頼にも対応している。
- ポケモンハンター
- 他人のポケモンや野生のポケモンを強奪し、依頼主などに売りさばく職業、また就いている人。
- ポケモンのゲット自体は認められているが、モンスターボール以外での捕獲や保護されたポケモンを捕獲するのは違法行為である。
- 作中にはそのような行為を大々的に行う犯罪者がいるとされ、警察やポケモンレンジャーに敵対している。
ポケモンに関する大会、施設
- ポケモンセンター
- ポケモンの体力回復、モンスターボールの整備、トレーナーの宿泊、ポケモンの交換などができる施設で、各地に数多く点在する。書籍によっては「どの町にも必ずある」とされていることもあるが、劇中ではポケモンセンターが存在しない町もある。
- 現実のポケモングッズ専門店の名前にも使われている(→ポケモンセンター)。
- センターの管理は、基本的に女医のジョーイと専門学校を卒業したナースポケモン・ラッキーが行う。
- センター周辺の自然環境やそこに住む野生のポケモン達を保護するのも、ポケモンセンターの重要な役割である。
- センターによっては、前述の基本的な設備だけでなく、ポケモンバトルやポケモンコンテストの会場を完備し、立地によっては温泉を備えた施設もある。またポケモンリーグなど大規模な大会が行われる際には、臨時のセンターが設けられることもある。
- ポケモンジム
- ポケモンバトルを行う施設の事。
- 挑戦者はジムの責任者であるジムリーダーに挑戦し、勝利すると勝利の証であるジムバッジがもらえる。
- ポケモンリーグ
- 各地方で開かれる、ポケモンバトルの大会の総称。
- 1つの地方につき8箇所以上のポケモンジムで勝利を収め、ジムバッジを8個以上集めるか、認定試験に合格するなどして一定の条件を満たすことで出場できる、ポケモンバトルの頂上決戦。
- 大会は少なくとも年に1度は開催され、開催地の街はお祭りのような賑わいを見せる。
- 決勝トーナメントは各大会のメイン会場であるポケモンスタジアムで開かれる。
- オレンジリーグ
- オレンジ諸島に存在するポケモンバトルの大会。オレンジ諸島のジム戦は特殊で、他の地方とは形式が異なることが多い。
- オレンジ諸島サザンクロスと言われ、挑戦者は各島にいる4人のジムリーダーに挑戦し4つの貝殻で出来たジムバッジを集め、最後にカンキツ島のスタジアムで開かれるウィナーズカップでオレンジリーグのジムリーダーの頂点に立つオレンジリーグヘッドリーダーとバトルし、勝利すれば殿堂入りとなり、オレンジリーグの名誉トレーナーと認められる。
- ポケモンコンテスト
- ポケモンを美しく魅せる競技。
- 各地で大会が開催され、優勝するとその証として「コンテストリボン」が贈呈され、1つの地方につきリボンを5個以上集めると「グランドフェスティバル」への参加が認められる。非公式の大会が開かれることも多い。
- 競技は一次審査と二次審査に分かれており、一次審査はポケモンのアピール、二次審査は一次審査を通過した者達(公式コンテストでは4人もしくは8人)で「コンテストバトル」が行われる。普通のバトルとは異なりポイント制で、ダメージを与えるなどして相手のポイントを削りあい、先にポイントがなくなるか戦闘不能になった側が負けとなる。
- バトルフロンティア
- カントー地方に7箇所存在する[5]ポケモンバトル施設の総称。
- 施設ごとにフロンティアブレーンという施設の責任者がおり、いずれも四天王に劣らないほどの実力者。挑戦者はまず6箇所の施設を回り、それぞれの施設でフロンティアブレーンとポケモンバトルをして勝てば、「フロンティアシンボル」[6]が渡される。フロンティアシンボルを6つ獲得出来れば、最後にして最強のフロンティアブレーンの居場所がわかる仕組みになっている。
- 7人目のフロンティアブレーンを倒すと、バトルフロンティア制覇の証「ブレイブシンボル」が渡される。
- バトルフロンティアを制覇したトレーナーは、新たなフロンティアブレーンとなれる資格を持てる。
- ポケモンビューティーコンテスト
- ポケモンブリーダーの大会の一つ。
- ポケモンの真の美しさを一番引き出せたブリーダーがこの大会で優勝すると言われている。
パロディ
主要な登場人物は、作品と関係が深い人物や歴史上の人物の名前が引用されている[7]。また、ロケット団の3人組は吉川兆二曰く「『タイムボカンシリーズ』に登場する三悪の影響を強く受けている」とのこと。
また、ゲーム版から派生した穴久保幸作のギャグ漫画版『ポケットモンスター』の主人公レッド、喋るピッピ、ピカチュウがアニメに登場したことがある。この他にも、この作品と関係の深いメーカーや商品、芸能人の仕草や発言に関するネタが登場することもある。[8]
劇場版アニメ
ポケットモンスター (劇場版) を参照
OVA
- 『ピカチュウのふゆやすみ』
- 1998年・1999年(『ピカチュウのふゆやすみ2000』)・2000年(『ピチューとピカチュウのふゆやすみ2001』)のクリスマスシーズンに発売されたOVA。全て12月に発売されたため、作中も冬に設定されている。
機内上映
2004年以降、毎年夏にポケモンジェットなどで提携している全日空の一部の国内線の便で、オリジナルエピソードが上映され、翌年の春から夏ごろに、OVAとしてレンタル・販売されている。DVD版ではナレーションがない「ポケモンボイスモード」も収録されている(『ピカチュウのなつまつり』を除く)。ちなみにナレーションは全て堀内賢雄が担当している。
- 『ピカチュウのなつまつり』
- 夏祭りの準備中、エアームドにさらわれたマリルリを、ピカチュウ達が助けに行く。2004年に上映された作品。
- 『ピカチュウのおばけカーニバル』
- ピカチュウ達が、雨宿りで立ち寄った古い屋敷で“おばけカーニバル”が始まった。2005年に上映された作品。
- 『ピカチュウのわんぱくアイランド』
- 島の遊び場をめぐり、ピカチュウ達とニャース達が対決する。2006年に上映された作品。
- 『ピカチュウたんけんクラブ』
- 川遊びに来たピカチュウ達だが、川には水が流れておらず、その原因を調べることに。2007年に上映された作品。
- 『ピカチュウ 氷の大冒険』
- 海で遊ぶピカチュウ達と、割り込んできたニャース達が氷の国に行き、氷の国の異変を調査。2008年に上映された作品。
- 『ピカチュウのキラキラだいそうさく!』
- 2009年に上映された作品。
OVA主題歌
- ピカチュウのふゆやすみ
- OP:『ふゆやすみファンクラブ』 歌:ポケモンキッズ、ピカチュウ(大谷育江)
- ED:『カラフルふゆやすみ』 歌:ポケモンキッズ&オーキド博士(石塚運昇)、ピカチュウ(大谷育江)
- ピカチュウのふゆやすみ2000
- OP:『アソビズム宣言』 歌:神崎まき
- ED:『クリスマスイヴ』 歌:神崎まき コーラス:ポケモンキッズ、音羽ゆりかご会
- ピチューとピカチュウのふゆやすみ2001
- OP:『ホワイトダンス』 歌:愛河里花子 コーラス:岩田光央
- ED:『もうすぐサンタがやってくる!』 歌:すどうまゆみ
- ピカチュウのなつまつり
- ED:『そらとぶポケモンキッズ』 歌:ベッキー
- ピカチュウのおばけカーニバル
- ED:『ピカピカまっさいチュウ』 歌:ポケモンキッズ&オーキド博士(+ピカチュウ)
- ピカチュウのわんぱくアイランド
- ED:『いっぱいサマー!!』 歌:田村直美とヒマワリ合唱団
- ピカチュウたんけんクラブ
- ED:『ビック・ニャース・デイ』 歌:ニャース(犬山イヌコ)&ノリノリガールズ
その他の作品・番組
- 『ポケットモンスター アンコール』
- 1999年10月19日 - 2002年9月17日(火曜日19:00 - 19:30。第140話まで)
- 番組名に「アンコール」とつき再放送扱いではあるが、番組は二カ国語放送で、副音声で英語版を聞くことができた(一部地域をのぞく)。また、番組の最後には『POKEMON de ENGLISH!』というミニコーナーが放送された。これは、カスミの進行[9]でアニメのシーンを利用した単純な英語講座であった。通常版とは違い、系列外では放送されてない局があった。なお、英語版が放送(制作)されていない回も含まれており、その場合は本放送通りのステレオ放送で製作された。
- 『ポケットモンスター サイドストーリー』
- 『週刊ポケモン放送局』内で放送された、外伝的作品。タケシ、カスミ、ロケット団、オーキド博士など本編の脇役たちが主人公となり、本編の主人公であるサトシは回想シーンなどに登場するのみであった。レンタル版のみの発売となっている。詳細は週刊ポケモン放送局#新作アニメ(サイドストーリー)の各話リストを参照のこと。
- 『ポケットモンスター ミュウツー! 我ハココニ在リ』
- 『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』の続編として作られた。テレビ東京系列にて、2000年12月30日放送。
- 『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説』
- 『金・銀・クリスタル』の主人公らを用いた、番外編。テレビ東京系列にて、2001年12月30日放送。
- 『戦慄のミラージュポケモン』
- 10周年を記念して、2006年4月にアメリカにて放送された作品。原題は『The Mastermind of Mirage Pokémon』。日本では、同年10月からテレビ東京の所有するアニメサイト・あにてれ、BIGLOBEストリーム、フレッツ・スクウェアで期間限定配信された。なお、本作はDVD化されていない。
- 『ポケモン不思議のダンジョン 出動ポケモン救助隊ガンバルズ!』
- 北米でのゲーム『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』発売に先駆け、2006年9月8日にアメリカにて放送されたオリジナルエピソード。原題は『Pokémon Mystery Dungeon: Team Go-Getters Out Of The Gate!』。登場キャラクターはゲーム本編とほぼ同じである。ある日、見た事もない異世界で人間からゼニガメへと変身してしまった主人公の少年が、ヒトカゲやチコリータと共に救助隊「ガンバルズ」として冒険をする。日本では、2007年3月23日から5月14日にかけてYahoo!の「Yahoo!動画」で配信が行なわれていたのみなので、Webアニメとも言える。
- 『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』
- 『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』発売に先駆け、2007年9月9日に『ポケモン☆サンデー』内で放送されたオリジナルエピソード。前作とは「目が覚めたらポケモンになったこと」以外は関連性はない。また、前述の「あにてれ」内で9月13日から9月30日までの間、Yahoo!の「Yahoo!きっず」にて9月20日から10月31日までの間、無料で配信されていた。
- 『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊 時と闇をめぐる最後の冒険』
- 『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』発売に先駆け、2009年4月12日に『ポケモン☆サンデー』内で放送されたオリジナルエピソード。前アニメと同様、「Yahoo!きっず」や「あにてれ」、「ひかりTV」、Wiiの「みんなのニンテンドーチャンネル」でも配信された。
ミニコーナー
開始当初はミニコーナーは放送されていなかったが、第61話から毎回本編の終了後にミニコーナーが放送されるようになった。
- ミニコーナー開始当初は「オーキド博士のポケモン講座」が放送された。オーキド博士が毎回1匹のポケモンを解説し、それに関する「ポケモン川柳」を読み上げるコーナーである。また、川柳を視聴者から募集することもあった。川柳を読み上げる前にはオーキド博士は紹介されたポケモンから技を食らうことが定番となっており、後の「ポケモン大百科」や「ポケモン大検定」にまで波及している。また、「特別編」として映画の最新情報やポケモンリーグ・グランドフェスティバルの解説をすることもあった。
- 『アドバンスジェネレーション』では、2004年12月より「ポケモン講座」に代わって、当時の『ポケモン☆サンデー』のコーナーとして放送されていた「ポケモントリビアクイズ」が放送された。当初はポケモンの名前を答えるなぞなぞで、アバンタイトルでタケシが問題を出題し次回予告終了後に答えを発表するという形式をとった。2005年10月からは過去の回の映像を使ったモンタージュ式の問題やしりとり、間違い探しなども出題されるようになった。出題も本編終了後となり、出題者もサトシ・ハルカ・タケシ・マサト・オーキド博士が持ち回りで担当した。
- 『ダイヤモンド&パール』では、「ポケモン講座」を改題した「ポケモン大百科」が放送され、2008年10月からはクイズ形式に派生した「オーキド博士のポケモン大検定」を放送している。問題のレベル(初級・中級・上級の3段階)を言った後、1匹のポケモンを紹介しその特徴や能力などからクイズを出題する。
- 毎年6月頃~8月頃にはミニコーナーを休止して劇場版の最新情報を伝える。なお、以前は前述の通り「ポケモン講座特別編」として放送されることもあった。
- スペシャル版の放送前週にはミニコーナーを休止して予告が拡大されることがあるほか、スペシャル版放送時にもミニコーナーが休止される場合がある。また、プレゼントやキャンペーン・イベントのお知らせなどでも中止となる場合がある。なお、これらの場合でも地方局やDVD・ビデオ版では原則として通常通り放送・収録されるため、ミニコーナーの一部の回に地方局やDVD・ビデオ版限定の回がある[10]。
放送局
テレビ東京系では当初は火曜18:30 - 19:00の放送だったが、「ポケモンショック」による休止を経て四ヶ月後に再開し、そのときから現在の木曜19:00 - 19:30に変更されている。
他の系列より放送地域の狭いテレビ東京系の番組ではあるが、兵庫県を除く全ての都道府県(広域圏含む)のテレビ局に番組購入されて放送されている。
なお、劇場版のエンディング(第6作以降)ではテレビ東京系列局を含めた全てのネット局(38局)が「プロモーション協力」という名義で明記される。この表では、「プロモーション協力」で表記される順番によった(テレビ東京系列局を始めとし、北の地方から順番に列挙)。また、テレビ東京公式サイトでの表記順もこれに準じている。[11]
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送曜日・時間 | 遅れ日数 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京(製作局) | テレビ東京系 | 木曜 19:00 - 19:30 | 同時ネット |
北海道 | テレビ北海道 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | |||
大阪府 | テレビ大阪 | |||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | |||
福岡県 | TVQ九州放送 | |||
青森県 | 青森朝日放送 | テレビ朝日系 | 土曜 7:30 - 8:00 | 9日遅れ |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系 | 木曜 16:23 - 16:53 | 21日遅れ |
岩手県 | 岩手めんこいテレビ | 金曜 17:24 - 17:54 | 15日遅れ | |
宮城県 | 東日本放送 | テレビ朝日系 | 水曜 16:31 - 17:00 | 20日遅れ |
山形県 | テレビユー山形 | TBS系 | 土曜 7:00 - 7:30 | 16日遅れ |
福島県 | 福島テレビ[12] | フジテレビ系 | 日曜 9:00 - 9:30 | 17日遅れ |
新潟県 | テレビ新潟 | 日本テレビ系 | 土曜 9:30 - 10:00 | 16日遅れ |
長野県 | 長野放送[12] | フジテレビ系 | 日曜 6:30 - 7:00 | 10日遅れ |
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系 | 土曜 17:00 - 17:30 | 30日遅れ |
静岡県 | 静岡放送 [13] | 土曜 16:30 - 17:00 | 9日遅れ | |
富山県 | チューリップテレビ | 月曜 16:16 - 16:45 | 11日遅れ[14] | |
石川県 | 北陸朝日放送 | テレビ朝日系 | 土曜 7:00 - 7:30 | 16日遅れ |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系 | 月曜 16:24 - 16:53 | 11日遅れ |
岐阜県 | 岐阜放送 | 独立UHF局 | 火曜 19:00 - 19:30[15] | 19日遅れ |
三重県 | 三重テレビ | 水曜 17:00 - 17:30 | 13日遅れ | |
滋賀県 | びわ湖放送 | 日曜 9:30 - 10:00 | 17日遅れ | |
京都府 | KBS京都 | 日曜 11:00 - 11:30 | 10日遅れ | |
奈良県 | 奈良テレビ | 土曜 18:30 - 19:00 | 9日遅れ | |
和歌山県 | テレビ和歌山 | 水曜 17:30 - 18:00 | 13日遅れ | |
広島県 | 中国放送 [16] | TBS系 | 土曜 16:30 - 17:00 | 37日遅れ[14] |
鳥取県・島根県 | 山陰放送 | 月曜 16:24 - 16:54 | 18日遅れ | |
山口県 | テレビ山口 | 月曜 16:25 - 16:55 | 18日遅れ[17] | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系 | 月曜 16:00 - 16:30 | 25日遅れ[17] |
愛媛県 | 南海放送 | 火曜 16:21 - 16:50 | 19日遅れ | |
高知県 | 高知放送 [18] | 月曜 15:55 - 16:24 | 25日遅れ | |
佐賀県 | サガテレビ[12] | フジテレビ系 | 日曜 6:30 - 7:00 | 10日遅れ |
長崎県 | 長崎国際テレビ [19] | 日本テレビ系 | 土曜 9:30 - 10:00 | 9日遅れ |
熊本県 | テレビ熊本[12] | フジテレビ系 | 日曜 9:00 - 9:30 | 17日遅れ |
大分県 | テレビ大分 | フジ・日テレ系 クロスネット局 | 水曜 16:25 - 16:55 | 13日遅れ |
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジ・日テレ・テレ朝系 トリプルネット | 木曜 15:29 - 15:58 | 28日遅れ |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系 | 土曜 7:29 - 7:58 | 16日遅れ |
沖縄県 | 琉球朝日放送[20] | 土曜 7:30 - 8:00 | 16日遅れ | |
全国放送 | BSジャパン | BSデジタル放送 | 日曜 19:00 - 19:30 | テレビ東京から約11ヶ月遅れ |
キッズステーション | アニメ専門チャンネル | 月曜- 金曜 11:00 - 12:00 [21] |
リピート放送あり |
補足
- テレビ東京系列地上波とBSジャパン、一部の系列外地方局では字幕放送を実施している。
- 『ダイヤモンド&パール』の開始と同時に『NARUTO -ナルト-』が水曜から現在の木曜に枠移動してからは、19時台のアニメ枠と20時台の『チャンピオンズ』のスペシャルを交互に放送するようになり[22]、同時に年末年始以外でも特番の挿入などによる放送休止が多くなった。その後、2009年4月で長年放送された『木曜洋画劇場』の放送終了で2枠に分割された結果、19時台のスペシャルは後枠の『NARUTO -ナルト- 疾風伝』と交互に放送されるようになった。また、劇場版の地上波初放映は毎年7月の劇場版最新作公開2日前の木曜日の19:00から2時間枠を設けて放送される。
- 2009年春に『ポケモン☆サンデー』の系列外ネットが大幅に拡大されたが、静岡・広島・高知・長崎の4県では『ダイヤモンド&パール』とネット局が異なっている。詳細はポケモン☆サンデー#ネット局を参照。
- 系列外の地方局での放送では、放送日などの関係で内容に変更がなされていることがある。
- BSジャパンでは、他の時差ネットのアニメに比べてかなりの遅れ(約8ヶ月)があるが、劇場版については別の放送枠で数日遅れで放送される。
- 日本国外で放映されている主題歌などはオリジナル曲である。
- アメリカのカートゥーン ネットワークでは、新作は週末の朝に約5ヶ月遅れで放送し、平日は旧作を再放送している。
脚注
- ↑ 1998年に小学館から刊行された『ポケモンの秘密』(ポケモンビジネス研究会)より。同書によれば、「女の子に人気のあるプリンでもピッピでもよかった」と記されている。
- ↑ あにてれ:ポケモンDP『4月からポケモンアニメがさらにパワーアップ!』
- ↑ ギネスブックには「最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組」として掲載されている。
- ↑ 日経キャラクターズ2004年7月号
- ↑ アニメ版のものはゲームでのホウエン地方のバトルフロンティアをモデルにしているが、シンオウ地方のフロンティアブレーン・クロツグも登場している
- ↑ ポケモンジムのジムバッジのような物
- ↑ 前者の場合はサトシの田尻智、シゲルの宮本茂、後者の場合はムサシの宮本武蔵、コジロウの佐々木小次郎など。
- ↑ 例えば、ロケット団の操るメカに任天堂のWiiの「Wiiリモコン」や「ヌンチャク」(前者の場合は、ニャースが操作時に「ウィー」と言っていた。Wiiウェア『みんなのポケモン牧場』のユカリがWiiリモコンを所持している部分もある)。なお、海外ではパロディの部分が差し替えられていることもある(『ダイヤモンド&パール』第82話における『ど根性ガエル』のひろしに似たトレーナーなど。出典は[1])。
- ↑ 後期以降はカスミ・ムサシとコジロウ・ニャースが持ち回りで担当した。なお、このコーナーは『週刊ポケモン放送局』でも初期の頃に放送された。
- ↑ テレビ東京系での「ポケモントリビアクイズ」は2006年7月から9月のAG最終回まで映画やDPのゲームとアニメの最新情報を放送したため、事実上2006年6月いっぱいで打ち切られた。一方、地方局では引き続きAG最終回まで「ポケモントリビアクイズ」が放送された
- ↑ ちなみに、テロップは原則として正式な社名で表記されているが、字数の多い局については通称などに簡略されている(福井テレビやテレビ新潟。なお、テレビ新潟については2007年公開の第10作以降では正式社名の「テレビ新潟放送網」表記になった)。
- ↑ 12.0 12.1 12.2 12.3 『FNS27時間テレビ』(毎年7月)が放送される場合は休止となる。
- ↑ 『ポケモン☆サンデー』は静岡朝日テレビ(テレビ朝日系)で放送。
- ↑ 14.0 14.1 チューリップテレビと中国放送では一時期2ヶ月近く遅れて放送されていたが、夏休み期間中の2009年7月~8月に集中放送を行い、遅れが大幅に短縮された。中国放送は、2009年12月も集中放送。
- ↑ 2009年4月1日まで水曜 18:30 - 19:00
- ↑ 『ポケモン☆サンデー』は広島テレビ(日本テレビ系)で放送。
- ↑ 17.0 17.1 番組開始当初は8ヶ月遅れだったが、ポケモンショックによる放送休止の影響で第38話までを飛ばして放送を再開した。
- ↑ 『ポケモン☆サンデー』はテレビ高知(TBS系)で放送。
- ↑ 『ポケモン☆サンデー』は長崎放送(TBS系)で放送。
- ↑ 2009年4月4日までは土曜17:00~17:30に放送していた
- ↑ 多くの放送枠で放送されており、一部の放送では同日やその週の別枠でリピート | 放送が行われている場合もある。放送回は枠によって異なり、劇場版も不定期で度々放送されている。
- ↑ この場合、この番組の放送時間は19:59までとなっていた
関連項目
- 湯山邦彦 - 総監督に就いている。
- 諏訪部順一 - 『アドバンスジェネレーション』の途中まで、スペシャル版の予告や放送中のナレーションを担当していた。
- 服部伴蔵門 - 『アドバンスジェネレーション』の途中から、同様にナレーションを担当している。
- 藤岡弘、 - 湯山監督と関係の深い小野寺章(石森プロ代表取締役社長)との縁で、何度かスペシャル版や劇場版にゲスト出演したことがある。
外部リンク
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- ポケットモンスター (架空の生物)
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- 第4世代
- オリジナル ダイヤモンド・パール・プラチナ
- リメイク ハートゴールド・ソウルシルバー
- 第5世代 ブラック・ホワイト(2)
3DS
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