MBSテレビ
MBSテレビ(エムビーエステレビ)は、大阪府大阪市に本社を置くラジオ・テレビ兼営局である毎日放送(MBS)のテレビ放送部門の呼称である。放送対象地域は近畿広域圏。
2011年7月24日の地上デジタル放送完全移行を機に、同日付の新聞・テレビ情報誌などの表記が、(テレビ放送)開局以来使われてきた「毎日テレビ」(または「毎日」)から「MBSテレビ」(または「MBS」)に統一された。地上波デジタルテレビジョン放送のGガイドでは「MBS毎日放送」と表記している。
2011年7月23日までは一般呼称を「毎日放送テレビ」といっていた他、単にMBSと呼称される場合や、アナログ時代には新聞などのラジオ・テレビ欄では「毎日テレビ」と表記されていたが、中日新聞(伊賀・紀州・滋賀・福井版のみ)と日刊県民福井ではラジオと同様「毎日 MBS」と、スポーツニッポンと日刊スポーツ、神戸新聞、デイリースポーツでは「毎日」と表記されていた。なお、当時はラジオ部門とは異なり、「MBSテレビ」と呼称されることは稀であった。
- 番組については「MBSテレビ番組一覧」を参照。
- 会社情報については「毎日放送」を参照。
- ラジオ放送については「MBSラジオ」を参照。
目次
概要
毎日放送の前身である『新日本放送(しんにっぽんほうそう)』は、1956年12月1日に朝日放送・朝日新聞社・毎日新聞社(新日本放送の大株主)と合弁で大阪テレビ放送株式会社(おおさかテレビほうそう 略称 OTV、JOBX-TV 6ch)を設立してテレビ放送に参入した。
その後、大阪ではもう一つテレビチャンネルが割り当てられ、ともに独自のテレビ局を持ちたい朝日放送と新日本放送は、別々に免許を申請。競願の結果、朝日放送は大阪テレビ放送と合併する事となり、新日本放送は1958年6月1日に毎日放送と改称した上で、大阪テレビ放送から資本と役員の引き揚げ、テレビ開局の為の人員の移籍を行い、1959年3月1日、独自にテレビ局を準教育テレビ局として開局した。開局当初のテレビスタジオは、大阪市北区堂島の毎日大阪会館南館12階にあった。キー局は紆余曲折の末、日本教育テレビ(NET。現在のテレビ朝日)となった。
開局当初のMBSは相当苦労した。キー局が教育専門局という事で、営業面や報道面など様々なハンデがあった。毎日大阪会館南館に設けられたスタジオも小さい上に狭く、使い勝手が悪かった(Aスタジオ175㎡、Bスタジオ100㎡、Cスタジオ170㎡と3つのスタジオがあった)。こうしたスタジオ事情を逆手に取り、難波南街会館からの『番頭はんと丁稚どん』やうめだ花月劇場からの吉本新喜劇中継(現在の『よしもと新喜劇』)などが生み出された。
1960年、日本万国博覧会(1970年開催)の開催地に内定していた大阪府吹田市の千里丘陵に、2階建ての近代的なテレビとラジオの総合スタジオ「千里丘放送センター」を開設、テレビとラジオの部署と報道、制作などの機能が堂島から千里丘に移転した。但し、登記上の本社と営業の部署は堂島に残り、堂島の毎日新聞大阪本社内にニュースデスクを開設。
弱小局であるNETとネットを組んだ事を逆手に取り、むしろ自らキー局となって発展しようとした将来展望を見据えて設計され、東京キー局に勝るとも劣らない規模と設備を誇った。『アップダウンクイズ』や『がっちり買いまショウ』などの名番組がこのスタジオから世に出た。
1968年、日本科学技術振興財団が運営していた東京の民放テレビ局・東京12チャンネルが事実上破綻したため、再建策として同局のテレビ番組制作を行う東京十二チャンネルプロダクション(現在のテレビ東京)が財界を中心に設立され、毎日放送も経営に参加。1969年10月より東京12チャンネルともネットワーク関係を樹立し、MBSはクロスネット政策を採った。
1975年3月31日、テレビネットワークを整理することとなり、これまでのNETテレビと東京12チャンネルのクロスネットから、TBS系列の準キー局に鞍替えした。ニュース系列もANNを脱退し、JNNに加盟。朝日放送に代わって「五社連盟」に参加した。
沿革
毎日放送#沿革も参照。
- 1959年(昭和34年)3月1日 - 準教育局として開局(大阪第4局)。ラジオ東京(KRT、現在のTBSテレビ)のフルネット局として開局を目指していたが、KRT側に拒否され、その後フジテレビ(CX)とのネットワーク関係樹立を目指すも断念。結果、日本教育テレビ(NET。現在のテレビ朝日(EX))主体でのネットワーク形成を余儀なくされる。しかし、この時点ではスポンサードネットとしてCX・KRTの一部番組をネット受けしていた。また制作番組の一部は、CXにもネットされ、ニュース番組も『毎日新聞ニュース』はKRTからネット受けしていた。ただし、それ以外のテレビニュースについては、自主制作となっていた。
- 1960年(昭和35年)2月1日 - 朝日放送(ABC)テレビが四社連盟(1ヵ月後には五社連盟)に加入したためKRTの番組を手放す。しかし、『毎日新聞ニュース』のネット受けという形でKRTとの関係は残る(※毎日放送は開局以来TBSの番組をネットし続けていた事になる)。また、CXの番組が関西テレビ(KTV)に移行したため、キー局をNET(現在のテレビ朝日 (EX) )に統一。
同年4月1日よりNETのニュース番組をネット受けして共同制作する事になるが、その番組は朝日テレビニュース社制作による『NETニュース』であり、「朝日新聞 制作」のクレジットが付き、朝日新聞社旗がはためくオープニングタイトルであった。しかし、毎日放送はそのタイトルを差し替えて『MBSニュース』として放送していた。「朝日」放送があるにも拘わらず「朝日」新聞制作のニュースが、近畿地区では「毎日」新聞系の局に流れ、また近畿地区のニュースは「毎日」放送が取材した物が「朝日」新聞ニュースとして全国に放送された。これがいわゆる「腸捻転ネット」である(本来朝日との資本関係にある朝日放送はラジオ東京系列の排他協定の都合上『NETニュース』の全面ネットを行わなかったが、NETから裏送りされた3社ニュースでの「朝日新聞ニュース」は放送されていた)。 - 1963年3月下旬〜4月初旬 - 『選抜高校野球(春のセンバツ)』を、毎日新聞社との関係上、特例でTBSにスポンサードネットされた。この前後の時期には、当時TBS系列だったABCの『夏の高校野球』の開会式や決勝戦等、一部の試合がNETや東京12チャンネルにネットされている。
- 1967年(昭和42年)6月 - 民間放送教育協会に加盟。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 東京12チャンネル(現在のテレビ東京(TX))ともネットを結ぶ。NETのみだった全国ネット番組を、一部東京12チャンネルへ切り替えて関西唯一のキー局宣言をする。このためNETとの関係が悪化し始める。ただ、MBSは、NET(現在のテレビ朝日)と東京12チャンネルとのクロスネット局時代もNETが優位で、東京12チャンネルとは、非報道関係の番組の一部ネットにとどまった。
- 1970年(昭和45年)1月1日 - この日からNETをキー局とするテレビニュースネットワークAll-nippon News Network(ANN)が発足(MBSも加盟)。『NETニュース』は『ANNニュース』に改題された。だが、MBSはANNのAを「オールニッポン(All-nippon)のA」ではなく「アサヒ(Asahi)のA」と誤解したため、発足後もタイトル差し替えを継続していた。3か月後の4月1日より、差し替えなしで放送するが、ANN発足から4年間「協力・朝日新聞」とクレジットされている事に難色を示した。
- 1974年(昭和49年)4月1日 - ANN正式発足。ニュース協定締結。
- 1974年(昭和49年)11月18日 - TBSから、「1975年(昭和50年)3月31日から朝日放送(ABC)に代わりネットを開始する。」との通告を受ける。
- 1975年(昭和50年)3月31日 - 東阪ネット再編。ANNを脱退し(※ABCに引継ぐ)、東京12チャンネルとのネット関係を絶つ(※KBS京都・サンテレビジョンを経てテレビ大阪。但し、テレビ大阪開局までは番組販売扱いでの放送を継続)。JNN・五社連盟に加盟し、NET系列局から開局以来からの念願であったTBS系列局となる。これにより腸捻転解消。
- 1992年(平成4年) - 民間放送教育協会を脱退。KBS京都・サンテレビ・テレビ和歌山・ラジオ関西・和歌山放送を経て、ABCが引き継ぐ。
- 2003年(平成15年)12月1日 - 午前11時に地上デジタルテレビ放送(JOOR-DTV)を開始(ISDB-T方式)。
- 2011年(平成23年)7月24日 - 地上アナログテレビ放送が終了(TBS制作『アッコにおまかせ!』の放送中に終了)。23時58分からはアナログ完全終了の為の特別のクロージングが流され、23時59分にアナログ放送が完全に停波。新聞・テレビ情報誌の表記が「毎日テレビ」から「MBSテレビ」に変更される。
親局データ
- コールサイン:JOOR-DTV 毎日放送デジタルテレビジョン
- チャンネル:16ch (リモコンキーID4)
JNN系列では、ほかに福岡県のRKB毎日放送もアナログ親局のチャンネル番号を継承し、「4」が割り当てられている。「4」はその他の地域では大半の日本テレビ系列局(クロスネットのテレビ大分を含む)で使用されている。ちなみにJNN系列標準のリモコンIDはTBSテレビ・IBC岩手放送・北陸放送のアナログ親局と同じ「6」が使用されている(BS-TBSも同様)。また、TBS系列でCBCテレビはアナログ親局と同じ「5」(黄緑)が、北海道放送・東北放送・南日本放送はそれぞれのアナログ親局と同じ「1」(黄)が使用されるが、中国放送・テレビ山口・長崎放送・熊本放送・大分放送・琉球放送は「3」(水色)が使用され[1][2][3] 、残る16局はすべて「6」(赤)が使用されている[4]。ちなみに関西圏でリモコンキーID『6』を使用するのはANN系列の朝日放送(アナログ親局を踏襲)である。
チャンネル番号について
大阪地区のアナログテレビ放送の第4チャンネルはもともとNHK大阪放送局が使用していた。既に開局していた大阪テレビ放送(OTV)(現・ABCテレビ。第6チャンネル)、既に設立されていた大関西テレビ放送(現・関西テレビ放送。第8チャンネル)に続く大阪地区に割り当てられた民放3・4波目のチャンネルを巡り、大阪讀賣新聞系の新大阪テレビ放送(NOTV)(開局直前に讀賣テレビ放送(YTV)に改称)、近畿教育文化テレビ及び関西教育文化放送と競願になり事態が硬直した際、NOTV側は兵庫県姫路地区のNHK向けに割り当てられていた第2チャンネルを大阪地区へ持ってくることを提案。これが通って第2チャンネルはNHK大阪に割り当てられることになり、更に大阪地区には民放へ2波、第4チャンネルと第10チャンネルが準教育局として免許を与えられることになった。
しかし教育専門局2社の処遇を巡り、当時郵政大臣であった田中角栄がMBS・NOTVにそれぞれ合併するよう示唆したのに対し、NOTVが断固拒否した。次いで教育2社が合併してMBS・NOTVのいずれかと合併することとなり、押し付けあったあげくMBSは第4チャンネルの獲得を条件に教育局と合併することを呑み、NOTVはキー局の日本テレビ(NTV)(東京地区)と同じ第4チャンネルを断念する代わりに単独開局の道を選んだ。このことが腸捻転解消までの東京地区と大阪地区でNTV系とNET系でチャンネル番号が系列ベースで逆転することとなった[5]。
MBSが第4チャンネルを選択した理由は、当時テレビ受像器の多くは6チャンネルまでしかないのが多く、端の番号に当たる第10チャンネルは営業政策上不利といわれたことと、従来NHKテレビが使用していたために視聴者になじみがあったからである[6][7]。
開局以降、MBSは「4マーク」[8]を導入する等で4を強調していた。腸捻転ネットワークが解消された1975年4月改編ではザ・ドリフターズを起用した「4月から4チャンネルだヨ!全員集合!!」のキャッチコピーを用いていた。こうして、「4チャンネル」が定着していたこともあり、デジタルテレビ放送のリモコンキーIDも「4」になった。
中継局
JNN系列の無い徳島県・福井県(嶺南地方)や、中部日本放送(CBC)の取材対象地域である岐阜県(関ケ原町など)、三重県(伊賀地方や南紀地方など)、山陽放送(RSK)の取材対象地域である香川県(東かがわ市や小豆島など)・岡山県備前市日生町、山陰放送(BSS)の取材対象地域である鳥取県東部(岩美町等の海岸線沿い)、テレビ高知(KUTV)の取材対象地域である高知県安芸郡東洋町・室戸市東岸へも電波が届いておりこれらの地域でも視聴者が多い。また、JNNの取材対象地域にも徳島・福井両県(福井県嶺北地域は北陸放送(MRO)が担当)が含まれている。なお、中継局のほとんどは広域民放各局共同使用、広域民放各局+県域民放共同使用、NHK+広域民放各局+県域民放共同使用のいずれかとなっている。
- 地上デジタル放送(地デジ)の場合、リモコンキーID「4」が空いている福井県、鳥取県、徳島県で受信する場合は枝番号が付かない。
- 岐阜県、三重県、岡山県、香川県、高知県で受信される場合はリモコンキーID「4」がそれぞれ地元のNNN系列局(中京テレビ、西日本放送、高知放送)で使われるため枝番号(041-0、041-1…)が付き、リモコンボタンのポジションは9[9]等に割り振られる。
- 大阪府
- 奈良県
- 滋賀県
- 京都府
- 兵庫県
- 神戸 16ch
- 神戸灘 48ch
- 神戸住吉川 16ch
- 神戸楠谷 16ch
- 神戸高座 16ch
- 神戸長田 37ch
- 神戸明泉寺 37ch
- 神戸妙法寺 37ch
- 神戸兵庫 16ch
- 明石朝霧 16ch
- 北淡垂水 16ch(垂直偏波)
- 西宮山口 16ch
- 宝塚玉瀬 38ch(垂直偏波)
- 宝塚中山台 49ch(垂直偏波)
- 猪名川 38ch
- 川西けやき坂 16ch
- 川西一ノ鳥居 16ch
- 川西湯山台 38ch
- 三木 16ch(垂直偏波)
- 三木志染 16ch
- 龍野 16ch
- 揖保川ひばりケ丘 16ch(垂直偏波)
- 姫路 16ch
- 姫路西 16ch(垂直偏波)
- 姫路西脇 16ch
- 姫路石倉 16ch(垂直偏波)
- 姫路出屋敷 16ch(垂直偏波)
- 赤穂 16ch(垂直偏波)
- 赤穂高雄 42ch
- 西脇 16ch
- 西脇合山 46ch
- 和田山 16ch(垂直偏波)
- 城崎 16ch
- 日高 27ch
- 竹野 27ch
- 豊岡戸牧 16ch(垂直偏波)
- 豊岡西戸牧 40ch(垂直偏波)
- 豊岡江野 40ch(垂直偏波)
- 豊岡栄 16ch(垂直偏波)
- 豊岡高屋 16ch(垂直偏波)
- 出石町分 16ch
- 香住 16ch
- 村岡高津 16ch
- 浜坂 40ch
- 篠山 16ch
- 篠山浜谷 16ch(垂直偏波)
- 篠山福井 16ch
- 丹南当野 16ch
- 丹南古市 16ch(垂直偏波)
- 今田新田 16ch(垂直偏波)
- 氷上 16ch
- 青垣 32ch
- 市島 32ch
- 柏原東奥 27ch
- 相生 16ch
- 相生若狭野 16ch
- 相生佐方 16ch
- 相生大谷 42ch
- 相生鰯浜 16ch
- 山崎 21ch
- 一宮安積 42ch
- 福崎 16ch
- 神河 42ch
- 市川東川辺 16ch(垂直偏波)
- 佐用 42ch
- 八鹿 27ch(垂直偏波)
- 南淡 16ch(垂直偏波)
- 和歌山県
- 和歌山 16ch
- 海南 16ch
- 下津 16ch
- 海南小野田 16ch(垂直偏波)
- 海南小野田南 39ch
- 海南木津 39ch(垂直偏波)
- 海南大谷 16ch(垂直偏波)
- 下津大崎 16ch(垂直偏波)
- 下津西ノ浦 29ch(垂直偏波)
- 紀ノ川 16ch(垂直偏波)
- 貴志川丸栖 25ch(垂直偏波)
- 粉河秋葉下 25ch(垂直偏波)
- 野上緑ケ丘 16ch
- 橋本 42ch(垂直偏波)
- 橋本柱本 42ch(垂直偏波)
- 高野山 39ch
- 高野山東 42ch
- 有田 16ch
- 吉備 16ch
- 印南 39ch
- 印南切目 39ch
- 美浜三尾 16ch
- 由良 39ch
- 御坊 47ch
- 御坊富安 16ch(垂直偏波)
- 田辺 47ch
- 白浜庄川 47ch(垂直偏波)
- 田辺北 47ch
- 南部川 40ch
- 上富田生馬 47ch(垂直偏波)
- 串本 16ch
- 新宮 16ch
廃局
- 大阪府
- 泉南金熊寺
- 奈良県
- 室生無山
- 吉野
- 大淀佐名伝
- 滋賀県
- 甲西妙感寺
- 八日市鳴谷
- 永源寺甲津畑
- 多賀四手
- 朽木葛川
- 京都府
- 丹波豊田
- 浜詰
- 兵庫県
- 神戸鉢伏(SHFチャンネル)
- 神戸舞子(SHFチャンネル)
- 川西黒川
- 川西湯山台
- 吉川上荒川
- 篠山後川上
- 篠山後川中
- 今田市原
- 多可中町
- 姫路広畑
- 姫路八重畑
- 姫路塩崎
- 洲本宇山
- 淡路三原
- 和歌山県
- 田辺下万呂
- 田辺中万呂
- 新宮佐野
ケーブルテレビ再送信局(サービスエリア外)
以下のケーブルテレビ(CATV)局では、MBSテレビが再送信されている。なお、徳島県では区域外再放送がすべてのケーブルテレビ局[10]で開始された(MBS側が同意したため。在阪広域民放局での地上デジタル放送による区域外再放送同意はMBSが初である)。徳島県は地上波系列局が1局(NNN系列の四国放送)しかないので、いわゆる区域外再配信の特例が認められている。
太字で記したCATV局は、リモコンキーID4で再送信されている局である。
- 徳島県[11]
- 阿波市ケーブルネットワーク
- 石井町有線放送農業協同組合(IHK 石井CATV)
- エーアイテレビ
- 上板町有線テレビ(KCI)
- ケーブルテレビあなん
- ケーブルネットおえ
- ケーブルテレビ徳島(テレビトクシマ)
- 国府町CATV(KBC)
- テレビ阿波
- テレビ鳴門
- 徳島県南メディアネットワーク(MTC)
- 徳島中央テレビ(JCTV)
- 那賀町ケーブルテレビ(KHK)
- 東阿波ケーブルテレビ(e-あわネット)
- ひのき(CUEtv)
- 牟岐中村テレビ共同受信組合
- 三重県[12][13]
- アドバンスコープ
- 伊賀上野ケーブルテレビ (ICT)
- ZTV - 東紀州(紀南)地域のみ。
- 福井県[14]
- 嶺南ケーブルネットワーク[15]
- ケーブルテレビ若狭小浜(チャンネルO)
- 南越前町ケーブルテレビ
アナログ放送概要
(2011年7月24日停波時点)
親局
- コールサイン:JOOR-TV 毎日放送テレビジョン
中継局
2府4県約200か所の中継局が設置され中継局経由で視聴する場合でも4にプリセットされ視聴されていた。 ここでは5万人以上市の中心部を放送エリアに含む中継局または出力50w以上の中継局を抜粋する
- 31ch 神戸[16]
- 33ch 亀岡 宮津 五條 香住
- 34ch 三木
- 36ch 大津 新宮
- 42ch 和歌山
- 53ch 舞鶴 北淡垂水 御坊
- 54ch 彦根 山科 福知山 神戸灘 姫路 城崎 田辺
- 55ch 西宮山口
オープニング(放送開始時)・クロージング(放送終了時)
千里丘時代
- テレビ開局時頃のオープニングは、地球の周りに周波数などが表記されるようなイメージのモノクロ映像で、BGMは現在もラジオで月曜日早朝に使用されている池辺晋一郎作曲のブラスファンファーレ。
- 1990年8月の茶屋町移転まで、オープニング・クロージングともに毎日放送千里丘放送センターの映像をバックに放送していた(オープニングは53=秒)。開局当時から長らくフィルム映像(1970年頃にカラー化)だったが、1984年4月からVTRに変更。
- フィルム映像時代のオープニングは4のマークと日の出と千里丘放送センターをバックに、VTR時代のオープニングは朝日と海岸の日の出の途中で4がフェードインをしながら千里丘放送センターの鉄塔と建物をバックに、クロージングは夕焼けの千里丘放送センターの建物とミリカホールと夜の千里丘放送センター正面をバックにしたものだった。
- オープニング・クロージングのナレーションは吉田智子・藤本永治アナウンサーのコンビで藤本アナが主音声(コールサイン、識別符号、チャンネル)を、吉田アナが副音声(音声多重放送局の名称、チャンネル)を担当した。副音声ではステレオ音声で流れるが左右で少しだけ音がずれている。使用されていたBGM(作曲・池辺晋一郎)はオープニングはファンファーレで、クロージングはよく似た旋律ながらもスローテンポの音楽であった(クロージングはCD「ブロードキャスト・トラックス 毎日放送編」にも収録されている)。現在は、ラジオのオープニング(毎週月曜に放送)でのみ使用されている(詳しくは「MBSラジオ#オープニング・クロージング」を参照)。なお、クロージングの前は「お休み前にテレビは消しましょう 資源を大切に MBS」のテロップが描かれているイラストが出ており(1979年以降はこのイラストの後に、「この後は、1179kHz 毎日放送ラジオで お楽しみください」のテロップが描かれている水色バックのイラストが追加された)、並行して「夜も更けて参りました。今日もMBS4チャンネルをご覧いただきありがとうございました…」のナレーション(末期は水野晶子アナのナレーションであった)とオルゴール調(後にピアノ調のものに変更)のBGMが流れた。
- 中継局の表示はなかった。
茶屋町時代
- 1990年9月に現在地の茶屋町に本社・放送センターを移転してからはBGMをファンファーレから別の音楽に変更し、局舎(スタジオ内部や副調整室などの映像を盛り込んだ)とその周辺の映像が使用され、ナレーションも無くなった(BGMは途中で変更された)。
- 放送終了と放送開始との時間が5分間と短い場合はクロージングは放送されずすぐにカラーバーとなった(音楽は後述のこども音楽コンクール)
- 2003年12月1日から現在はデジタル放送開始に併せてハイビジョン(アナログ放送は、16:9レターボックス放送)によって制作された、サービスエリアである関西各地の名所や局舎・副調整室の様子を織り込んだ映像と前バージョン放映中に変更されたBGMを使用した新バージョンになった。これまでと同様、オープニングとクロージングでは内容が異なる。
- 但し2004年8月から24時間放送=日曜深夜 - 月曜未明を除く=が始まりオープニングは1日の基点での放送となり、クロージングは日曜深夜の放送休止の時に放送されている。2009年11月からは日曜深夜に加え水曜深夜[17]に、そして2010年1月12日からは火曜深夜[18]にも流れていた。
- 2008年9月28日までの火曜 - 金曜の場合、新聞の番組表には4時45分が基点のように表記されていたが実際には4時58分にジャンクションとして流れていた。月曜は4時57分に、土曜・日曜は4時59分に放送されていた。
- 2008年9月29日からは『早ズバッ!ナマたまご』の放送が始まった為、月曜 - 金曜はこれまでよりも15分早まって月曜が4時42分にオープニングとして火曜 - 金曜は4時43分にジャンクションとして流れた。土曜・日曜はこれまで通り4時59分にジャンクションとして放送される(前日の番組が時間延長となった場合は5時29分もしくは5時25分に放送された)。
- 2009年10月から2010年3月まで、日曜は新聞の番組表には5時00分が基点のように表記されているが、実際には4時44分にジャンクションとして流れていた。
- 2010年3月29日からは、月曜未明の放送終了・開始時のみの放送となった。
- なお、クロージングについては2005年11月頃から一旦使用されず最終番組終了後は直ちにフィラー(お天気カメラ)となっていたが、2006年2月から再び使用されるようになった。
- 現在のBGMはアルフレッド・リード作曲の『MUSIC IN THE AIR!』を用いている。日本で唯一の吹奏楽曲をBGMにしたオープニング・クロージング(CD「ブロードキャスト・トラックス 毎日放送編」にも収録されている)で、オープニングでは曲の前半部分、クロージングでは後半部分が使用されている。地上デジタルでは5.1サラウンド音声で放送されている。なお、リードが死去した際には、映像の途中で追悼テロップを流していた。
- 2008年7月24日からは『ニュースバード』放送前かクロージング前に地上アナログ放送終了告知画面(30秒、アナウンス付き)を放送している。画面は一般的なブルーバック画面だが、文字が他局に比べかなり大きめの物を使用している。2010年3月29日からは月曜はクロージング前、火曜から土曜はフィラーのニュースバード終了時、日曜はニュースバード開始後の最初のCM枠で流れている。
- 2011年9月からのロゴ変更に伴い、オープニング、クロージングも一新した。オープニング・クロージングとも共通の画像(2011年9月現在、MBSが取材した植村直己が1978年に北極点に到達したシーンの映像に「つながるMBS」のテロップが記されるIDスポット(ナレーションは西靖。テーマソングはトータス松本の「ハッピーアワー」)が流れ、イモ判を押す子供→Tシャツ→日めくりカレンダー(日付が「4」になっている)→エンドロール→赤ちゃん→猫の順で「MBS」の新ロゴを強調するIDスポット(テーマソングは「エムビーエス、エムビーエス、エムビーエス♪」)が流れた後、猫の実写映像をバックに「毎日放送(こちらも新ロゴ・改行)JOOR-DTV」のテロップが表示。猫の映像のみテーマソングは「MUSIC IN THE AIR!」の一部分が流れている。但し、オープニング・クロージングで映像とBGM出だしの部分が異なる(オープニングは猫が二度寝するシーン、クロージングは猫が寝るシーン)。また、約21年ぶりにコールサイン読み(「JOOR-DTV・毎日放送デジタルテレビジョン」、ナレーションは高井美紀アナウンサー)が復活した。
アナログ放送終了バージョン
2011年7月24日正午に地上アナログ放送が終了し、アナログ放送では23時58分までブルーバックに総務省地デジコールセンターとMBS視聴者センターの電話番号が記載されたお知らせ画面に切り替わった。
同日23時58分ごろ、千里丘放送センターのオープニング・クロージング映像の一部(1980年代〜1990年8月。クロージングにはミリカホールの館内も)と茶屋町移転後のオープニング映像(1990年9月〜2003年11月)の一部を再編集したものを流した後、最後に2003年12月から使われているオープニング映像(茶屋町本社をバックに『長い間のご視聴ありがとうございました(改行) 毎日放送(改行) JOOR-TV』のテロップが表示)が流された。
アナログ終了のクロージングはかつての千里丘時代のEDを彷彿させるかの様に「これで、毎日放送のアナログテレビジョン放送は、すべて終了いたします。長い間のご視聴ありがとうございました。これからは、デジタル放送をご覧下さい。JOOR-TV、毎日放送テレビジョンです。」と元アナウンサーで地デジ化担当だった長井展光によるナレーションの後、1990年8月まで使われたファンファーレ(クロージングバージョン。ラジオでは2011年現在も使用中で、先述の通りCD「ブロードキャスト・トラックス 毎日放送編」にも収録)が流され、最後に前述の2011年8月まで使われたオープニングの最後の映像(茶屋町本社)が映し出されて52年3ヶ月に及んだアナログテレビ放送の歴史に幕を下ろした。
なお、毎日放送はYouTube内に開設している自社のチャンネル「MBSチャンネル」に、この動画をアップロードし公開している(著作権保護のため画面左上に「MBS」の旧ロゴマークが表示されている)。アナログ放送終了時に放映された動画を放送局が公式にインターネット上に公開している例は他に無い[19]。
各種テロップ
ウォータマーク
- 通常のウォータマークはMBSロゴのみである。
- 2011年10月3日より新ロゴに変更されている(ロゴ自体は9月1日に変更済み)。
- 2011年2月から10月2日までは「MBS60」(60は60周年記念ロゴ)となっていた。
時刻出し
- 2004年8月からフィラー時間帯は『TBSニュースバード』のサイマル放送となり、この時間中は同チャンネルで使用している時刻表示をそのまま使用している。
- 参考までに触れるがTBSニュースバードの時刻出しパターンは、フル画像のバージョンで左上に時刻(但し衛星利用のため、1 - 2秒程度のタイムラグ=遅れが生じる)を出し、その下にニューヨーク株式・為替の市況状況。その隣に全国主要都市の天気と降水確率・気温のテロップを出すもの。もう一つはL字型画面で画面の左に全国各都道府県の県庁所在地の天気と気温、画面下にロールテロップで最新ニュースを流すパターンがある。使い分けは時間や曜日にもよる。
- TBSニュースバード放送中のCMであるが、以前は4時45分(土・日5時00分)まではそれで流れるCMをサイマルで放送(但し通常放送終了後からの放送となるため番組の途中から入ることもある)、それ以降(定時放送扱い)はCM部分は毎日放送のイベント情報のスポットに差し替えていた。しかし、最近ではTBSニュースバード放送中のCM部分はイベント情報などのスポットに差し替えられている。CM中は時刻出しをしていない。
- 毎週月曜日の未明はメンテナンスのため、5時00分までサイマルは行わず、フィラー中はお天気カメラを使用する。この時は画面の左下に時刻、右下に日付とMBSのロゴ、そして撮影場所を記している。
- 平日早朝のTBSニュースバード終了後(通常は5時13分) - 8時00分の『あさチャン!』の放送終了まではカスタム表示で、白地に青の縁取りをし、若干縦に長いフォントを使用している(CM中は白地に黒の縁取りの一般的なフォントサイズ)。過去(1980年頃から92年頃まで)には朝7時台のワイド番組(『モーニングジャンボ奥さま8時半です』・『朝のホットライン』などの時代)で時刻を秒単位まで表示したことがあった。
- 平日8時00分 - 9時55分(『いっぷく!』)及び土曜・日曜の早朝帯(『報道LIVE あさチャン!サタデー』、『知っとこ!』、『がっちりマンデー!!』、『サンデーモーニング』など)は縁取りは青色だが、フォントのサイズは通常と同じ一般的なものを使う(MBS標準フォント、CM中も同様)。
- アナログ放送の時計表示切り替えは、「クロスカット」。デジタル放送の表示位置は16:9で、時計表示切り替えは、「横回転」(ただし、フィラーのみ「クロスカット」)。
- 2010年9月24日までは、平日夕方のニュース枠(『Nスタ』・『VOICE』枠内)でも時刻出し(唯一CM中でも表示を実施)を行っていたが、同年9月27日から表示を取りやめている。
天気テロップ
- 平日5:15-9:55までにかけてのワイド番組(『はやチャン!』(5:15-30)、『あさチャン!』(5:30-8:00)、『いっぷく!』(8:00-9:55))の放送中(但しローカル枠と天気予報時には消去)、大阪 → 兵庫北部 → 兵庫南部 → 京都北部 → 京都南部 → 滋賀北部 → 滋賀南部 → 奈良北部 → 奈良南部 → 和歌山北部 → 和歌山南部 → 徳島北部 → 徳島南部(徳島南部の表示後、再び大阪に戻る)の順に最高気温と6時-12時、12時-18時それぞれの時間の天気 → 降水確率が表示される。過去には和歌山南部 → 徳島 → 東京(東京の表示後、再び大阪に戻る)の順で表示されていたが、テロップ表示を現在のものに変更の際、東京の代わりに徳島を南北に分けて表示するようになった。
- 2014年3月までは5:15-8:30まで(同時期は『早ズバッ!ナマたまご』『みのもんたの朝ズバッ!』)のみが対象だった。
速報テロップ
- ニュース速報は、「ポッポッ、ポッポッ」というJNN共通ニュース速報音のあと『JNNニュース速報』というタイトルで表示される。
- 地震速報は、上記の速報音のあと『MBS地震速報』というタイトルで表示される。2007年頃までは『JNN地震速報』のタイトルを使用していた。また、2011年9月1日の局ロゴ変更後数日間は暫定的に『JNN地震速報』のタイトルを使用していた。
- 気象速報は、上記の速報音のあと『MBS気象速報』というタイトルで表示される。2011年9月1日の局ロゴ変更後数日間は暫定的に『JNN気象速報』のタイトルを使用していた。
- 2011年9月のロゴ変更後はMBSは局ロゴではなくゴシック体で表示される。(2011年8月以前はMBSロゴだった。)
試験電波音楽
- テレビの時刻出しの項でも触れたが2004年8月からMBSでは毎日4:45(土・日は5:00)を起点にした24時間放送(月曜日未明はメンテナンスのため4時42分まではカラーバーやお天気カメラを挿入=その場合JNNニュースバードの放送は休止=の場合あり)となったが、毎日4時43分から1分間放送される開始映像(ジャンクション)の前にこれまで放送終了時にフルコーラスで演奏された押尾コータローの『ちいさな輝き』という曲のギター演奏が一部放送されている。
- 24時間放送以前(〜2004年7月)は開始5分ほど前からラジオ番組『こども音楽コンクール』の西日本地区・Aブロック予選会(近畿地方と徳島県対象)に参加した学校の演奏が毎日1曲ずつ放送されていた(5時30分から『朝ダッシュ!』を放送していた頃は、当初はこのときに『このあとは朝ダッシュ!』というテロップを流していたが、5時16分から『まんが日本昔ばなし』の再放送が開始されたことにより『このあとは-』のテロップ表示は廃止された。
アナログ終了告知
- 2010年7月5日早朝から9月5日終了までの殆どの番組の冒頭で「2011年7月にアナログ放送は終了します」という字幕を放送。その後9月6日から字幕を常時固定表示するようになった。在阪民放では唯一、画面上下の黒帯に常時(CM中は除く)「総務省コールセンター(問い合わせ電話番号。略)」「ビル陰などの共同アンテナの地デジ対応はお早めに。」の字幕を出していたが、9月9日以後上部にあった字幕が消去され「ビル陰や共同アンテナの地デジ対応はお早めに。(コールセンター電話番号。略)」の下部の1行表示のみとなった。[20]
- 2010年10月4日早朝の放送から他の放送局に倣いカットイン・アウト方式の字幕挿入に変更された。
情報カメラ設置ポイント
- 大阪府 - 北浜(大林ビル、HD)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(ホテル京阪 ユニバーサル・タワー、HD)、大阪駅(HD)、関西国際空港(関空展望ホール「スカイビュー」、HD)、大阪国際空港、毎日放送千里丘放送センター(跡地の鉄塔)
- 兵庫県 - 神戸(貿易センタービル、HD)、明石(明石海峡大橋)、神戸空港
- 京都府 - 五条大橋付近(HD)、舞鶴(HD)
- 奈良県 - 奈良(近鉄奈良駅付近)、吉野 花粉観測カメラ「おすぎ1号」
- 和歌山県 - 白浜、白良浜
- 滋賀県 - 彦根(名神高速道路・彦根IC付近、HD)
テレビ番組概要
TBSとの関係
JNN加盟局のうち5大都市の局しか参加できない五社連盟の構成員、且つ東京放送ホールディングスの大株主で歴代社長は社外取締役を兼ねているということもあり、CBCテレビ(CBC)、RKB毎日放送と並んでTBS系列地方局の中で最も強い力を持っている。しかし2000年代後半頃からMBSが関西地区で比較的好調なのとは裏腹に、一部番組などを除くTBSのゴールデンタイムの視聴率が低迷しているため、あるいは同時期よりTBSの不祥事が増えているためか、年々TBSとの関係が悪化してきている。とはいえ関西テレビ放送とフジテレビ、ないしはCBCとTBSの関係を比べるとまだ良好な方である。
木曜日の特番枠を自社制作番組(阪神戦の場合もあり)に差し替えたり、日曜を除く昼間のTBS制作の情報番組や深夜番組のネットには消極的で、一方のキー局TBSでは関東地方でMBS制作の深夜バラエティ番組を一部を除いてネットしなかった。しかし2008年(平成20年)10月改編でMBSは平日早朝と昼間にTBS制作の情報生番組(『早ズバッ!ナマたまご』と『2時っチャオ!』)のネットを開始、TBSもそれまで一切受けていなかったMBS制作のローカルバラエティ番組の内、『よゐこ部』を2008年10月から不定期で逆ネット開始(2009年4月改編からレギュラー放送を開始したが、2010年9月で打ち切り、番組自体も2010年12月で終了)したのに続き、2009年(平成21年)4月からはローカル帯番組『ちちんぷいぷい』を金曜日のみTBSにも逆ネット(TBSでは視聴率不振のため、わずか3ヶ月半で逆ネット打ち切り)し、今後はローカル番組を逆ネットする動きがある。そんな中、2010年(平成22年)1月1日には普段TBSにネットされていないローカルバラエティ番組『痛快!明石家電視台』の新春特番がTBSにも同時ネットで放送されたのに続き、2010年6月からは、『ロケみつ〜ロケ×ロケ×ロケ〜』のレギュラー放送(TBSではこれまで、『四国一周ブログ旅』の総集編を不定期で放送していた)を開始、東日本大震災直後には遅れネットのタイムラグが広がったとして調整のための特別番組をTBSローカルで放送させた。さらに2009年4月から2010年3月まで月 - 木曜日の23時後半枠のバラエティ番組『吉崎金門海峡』の火曜日分を制作していた。 また選挙開票特番でもテレビではTBSが制作した内容の大半を差し替え、ラジオでは完全に自主制作に切り替えて放送している(但し、選挙開票特番についてはBS-TBSおよび地上波でCBC、山陽放送、山陰放送が受信できる地域ではほとんどの時間帯で視聴可能)。TBS敷地内にある番組グッズの店にはMBSのコーナーがあり、MBSのキャラクター商品が販売されている。
TBS以外の在京キー局との関係
腸捻転時代にキー局だったNET(現:テレビ朝日)との関係は、現在のABCとテレ朝との関係よりも険悪だったと言われ、しばしば番組編成や内容を巡る衝突が起きていたという。その典型的な例が『23時ショー打ち切り事件』で、他にも『ヤングおー!おー!の呪い』『大正テレビ寄席・サモン日曜お笑い劇場相互打ち切り事件』など実際の番組運行にまで響いたケースが多数ある。
ただ、NETが主導した教育・教養番組専門のネットワーク民間放送教育協会(民教協)を通じた両局の関係は、ネットチェンジ後も続いた。1992年(平成4年)4月改編で最後まで残ったローカル教育番組『わたしたちの近畿』が打ち切られたのをきっかけに民教協を脱退したが、それまでは『親の目・子の目』などの民教協制作番組について引き続きテレ朝からの送り出しを受け、『親の目』では持ち回りの発局となることもあった。2010年(平成22年)1月からフジが制作参加の深夜アニメ『刀語』がMBS制作協力で放送されている。現在でもフジテレビ制作番組を『ちちんぷいぷい』等でプッシュするケースがある。関西テレビ放送#フジテレビとの関係 も参照
この他、日本テレビとも親密といわれており、1996年(平成8年)に発覚したTBSビデオ問題を巡る報道で日テレとTBSの関係が険悪になった時も、MBSと日テレの関係は維持された。報道・ドキュメンタリー・情報番組
- 在阪民放局の中でも古くから報道・ドキュメンタリー・地域情報番組・気象情報に力を入れている。MBSナウからVOiCEに続くローカルワイドニュースなど近畿広域圏初のものも数多い。
- ニュース番組『VOICE』では数々の事件や、本社のお膝元である大阪市のカラ残業問題をスクープしている。視聴率の面でも、関西地区ではここ数年ほぼトップを走っている。
- 1980年4月に関西初のローカル・ドキュメンタリー番組「映像80」をスタートさせ、2013年現在、「映像’13」と名を変え続いている(「映像’○○」の○○にはその年が入る)。文化庁芸術祭賞、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、ギャラクシー特別賞、国際エミー賞の最優秀賞など、国内外のコンクールで高い評価を受けている。
- 昼過ぎから夕方の情報番組『ちちんぷいぷい』や、土曜に放送されている『せやねん!』などの地域密着型番組の制作も行っている。
2015年3月28日までは知っとこでも芸能やっていた。現在は天気の前にランダムでゲストが登場し宣伝する事ある
スポーツ
- TBSなどが読売ジャイアンツ(巨人)戦や横浜DeNAベイスターズ戦を放送している時でも、MBSでは自社制作による阪神タイガース戦を独自中継する場合がある(この場合はタイトルも『with タイガース MBSベースボールパーク』に変わる)。詳細は 侍プロ野球#MBS(阪神戦) を参照
- その場合、TBS等が巨人戦、横浜DeNA戦等のスポーツ中継を放送しない(雨天中止の予備番組を含む)場合、その番組は系列内での取り決め(排他協定とは直接関係なし)により放送されず、以前は事実上「番組返上」となることがあったり、ある程度の期間が過ぎてからも「再放送扱い」で放送される可能性も低かった。現在は視聴者保護の観点からか数日後(早くて翌日、主に日曜日の昼間の時間帯)に必ず後日放送されるようになっており、選抜高校野球準決勝・決勝(2002年までは準々決勝も該当)で放送できない昼のドラマ番組も特例として放送されていた(話数調整のため。なお昼の帯ドラマ枠は2008年度を持って廃止されている)。
- なお、実際に巨人戦の放送がないとき(他局が行われる時)に差し替え放送されるのは年に1、2回とごくわずかにある程度で、ほとんどの放送権を持つ全試合は一切差し替えなしで深夜に1時間程度の録画中継放送を行っているため、番組返上されることは皆無である(2006年までは金曜日、2007年は4月10日火曜日と9月18日火曜日に実施。9月18日火曜日は当初の全国放送からローカル放送に格下げとなった阪神対巨人戦となっている。前述の2回ともに被差し替え番組の後日放送は行われている。2008年シーズンは9月13・23・29日のペナントレースと10月19日のクライマックスシリーズに実施し、いずれも翌日から翌週の日曜昼間の時間帯に被差し替え番組の後日放送を実施)。その場合でも、巨人戦は隣県の系列局またはBS-TBS、TBSニュースバード、TBSチャンネルで視聴可能である。詳細は 放映権 (日本プロ野球)#阪神タイガース を参照
- かつては、南海電気鉄道が株主の一角を占めていたことから、南海ホークス戦に優先的な放送権を持っていた。プロ野球中継のメインは徐々に阪神タイガース戦に移っていったが、南海との関係は1988年11月のダイエーへのホークス売却・福岡移転まで続いた。
- NET系列時代の1974年(昭和49年)までは、金曜日の甲子園球場阪神ホームゲームについては優先放送権を持っていた。ネットチェンジによりABCテレビが現在でも保有し続けている水曜日と日曜日の独占放送権を受け側のTBSが野球中継の定番枠として引き継いだため、MBSは金曜日の枠を持ち込む形でTBS・JNN系列の野球放送実施が水曜・金曜・日曜の週3回に固定した。詳細は 侍プロ野球#概要 を参照CBCテレビ#ドラゴンズ戦中継の特殊な中継事情 も参照
- ちなみに南海電鉄はホークス売却後の1994年当時でもMBS第10位の大株主に名を連ねていた(コーケン出版発行「日本民間放送年間94」より)。
- 2009年度は、平日に『VOICE』を繰り上げ放送の上、18時05分より中継開始となる場合があったが、この場合でもJNN排他協定の絡みから19時台の『総力報道!THE NEWS』第2部(18時45分 - 19時50分)は野球中継を中断した上でネットしなければならず、編成上のネックとなっていた。
- 2000年代以降、阪神戦では、ビジター側の地元系列局(主にHBC・CBC・RCC)がMBSの映像をメインに、乗り込みまたはオフチューブで実況と一部映像を差し替えて中継する場合がある。
バラエティ
- [月曜~木曜24時台]・・・月曜日『痛快!明石家電視台』、火曜日『ごぶごぶ』、水曜日『パテナの神様!』、木曜日『ロケみつ〜ロケ×ロケ×ロケ〜』*
- 1990年代から同時間帯はMBSローカルバラエティ番組(ネット局は少ない。痛快!明石家電視台はGAORAにもネット)が編成されている。この時間に他のTBS系列局がネットする番組が放送されないことや、遅れ放送となることが多い(詳細は23時ショー打ち切り問題を参照)。2000年代後半頃ではTBSでも、同時間帯の番組を遅れネットで放送されている。「痛快!~」が20年以上に渡り月曜深夜に放送されているの対し、火曜の番組は長続きせず、2011年10月から2012年3月まではTBS制作の深夜番組を遅れネットとして放送した。2012年以降は「まぶしいチカラ」から字幕放送を始めている。その後も5月に「明石家電視台」、6月に「ごぶごぶ」も字幕放送が対応になった。
- 関西ローカルのお笑い番組ではダウンタウンの『4時ですよーだ』以降、ココリコやフットボールアワー、ケンドーコバヤシ、ジャルジャルなど同局でレギュラー番組を持ったタレントが必ずといっていいほど全国区でブレイクする(先述の関係からか、東京進出後のレギュラー番組はフジテレビで持つことが多い)。特に年末に放送される『オールザッツ漫才』はキー局の制作スタッフもチェックするほどである。
全国ネット番組
- 現在MBSが制作を担当している全国ネット枠は火曜20時枠、木曜19時枠、日曜17・22・23時枠、土曜7時半・8時の情報番組『知っとこ!』枠。基本的には「知っとこ!」以外は字幕放送を実施しているが、日曜17時枠のアニメ番組以外はデータ放送を実施していない。
- 現在テレビ大阪を除く在阪局は土曜の朝に全国ネットの生ワイド番組を編成しているが、最初に始めたのはMBSである。(1965年4月にローカルで開始し、11月よりNET系全国ネットとなった。KTVは1966年10月、ABCはNET系列となった1975年4月、ytvは1990年4月)
- [火曜20時枠]…2012年10月に『爆笑学園ナセバナ〜ル!』の開始と同時に始まった枠である。元は、火曜22時枠(1968年4月~1975年3月)→水曜22時枠(1975年4月~1984年9月)→木曜22時枠(1984年10月~1987年9月)→土曜23時枠(1987年10月~1988年3月)→水曜19時枠(1988年4月~1992年9月)→火曜22時枠(1992年10月~2005年9月)→水曜22時枠(2005年10月~2011年9月)→水曜21・22時枠(2011年10月~2012年3月)→日曜20時枠(2012年4月~同年9月)と変遷していた枠である。2012年4月に水曜21・22時枠のうち、1枠を日曜20時枠と交換、さらに同年10月には火曜20時枠と交換している。
- [木曜19時枠]・・・2012年10月に『使える芸能人は誰だ!?プレッシャーバトル!!』の開始と同時に始まった枠である。2012年4月に水曜21・22時枠のうち、1枠をTBSに返上したが、同年10月に木曜19時枠をMBS制作に変更。元々は木曜22時枠(〜1984年9月)→木曜20時枠(1984年10月〜1999年3月)→水曜19時枠(1999年4月〜2006年9月)→金曜19時枠(2006年10月〜2009年3月)→火曜23時台後半枠(2009年4月〜2010年3月)→水曜21時枠(2010年10月〜2011年9月)と変遷していた。
- [土曜7時半枠]…2006年4月にCBC全国枠と日曜7時のMBS全国枠との交換によって始まった枠であり、8時から放送していた『知っとこ!』の枠拡大に充てていたが、2011年10月からは『サワコの朝』(TBSとの共同制作)が放送されている。 元は、日曜10時半枠(1975年4月~1987年9月)→10時枠(1987年10月~1989年9月)→11時枠(1989年10月~2000年3月)→7時半枠(2000年4月~2004年3月)→7時枠(2004年4月~2006年4月2日)と変遷していた。知っとこは2015年3月28日まで放送された。4月からぬーベー司会の番組スタートした。共に2月12のYahoo!で明らかなった
- [日曜17時枠]…2008年4月に土曜18時枠から移動する形で始まった枠である。元は、日曜19時枠(1962年1月~1992年3月)→木曜19時半枠(1992年4月~9月)→土曜18時枠(1992年10月~2008年3月)と変遷していた枠で、長年クイズ番組が放送されていたが、1993年7月よりアニメ・特撮の枠となり、現在に至っている。
- [日曜22時枠]…この枠は長年MBS枠であり、1975年10月に、22時30分からの30分枠『20世紀の映像』から始まった。1992年4月に直前のCBC全国枠と金曜19時のMBS全国枠を交換し、1時間枠に拡大した。なお、『EXILE魂』はTBSとの共同制作だった。
- [日曜23時枠]…1988年4月に『テレビ見たとこ勝負!』を放送していた金曜19時枠を移動させる形で始まった枠で、現在放送している『情熱大陸』は長寿番組となっている。なお、2012年4月から9月までは日曜20時台の枠がMBS制作となったため、1回だけ19~23時半までの4時間半(特番枠2本とレギュラー番組1本)がMBS制作番組だった。
- 近年の在阪局制作の全国ネット番組はMBS他各局とも土曜朝の生ワイド番組(テレビ大阪を除く)以外は殆どが東京支社の企画、東京の制作会社の共同制作によって東京都内のスタジオで収録されている物が多いが、ひるドラシリーズの作品は大阪と東京で交互に制作されていた(CBCのひるドラは1999年以降、全作品名古屋で制作されていた)。
- 2009年春改編では、新設された帯バラエティゾーン『吉崎金門海峡』の火曜枠を担当。午後の帯ドラマ枠も『ひるおび!』の開始に伴い終了することになり、後継として金曜14時台に『バンバンバン』を開始した。なお、2010年3月に『吉崎金門海峡』と『バンバンバン』の両番組は終了。同時に、両番組の枠がTBSに返上されることになり、MBS制作の全国ネット枠が2枠減る事になった。
- 2010年秋改編では、水曜21時枠がMBS制作となり、22時枠と合わせMBS枠が連続するようになったこともあり、MBS制作の2時間特番が同枠で放送されることも多くなった。
- 2011年秋改編では、22時枠の『ジャパーン47ch』を『ジャパーン47chスーパー』に改題・枠拡大により、21・22時で1番組のMBS枠となった。後番組の『水曜エンタ!』でも同様だったが、TBS制作の『水曜プレミアシネマ』開始に伴い、2012年3月をもってこの編成は解消された。
- 2012年春の改編では、MBSの製作する平日のプライム・ゴールデン枠での全国放送がなくなり、日曜日20時・22時の2本だけとなった。うち22時枠はTBSとの共同制作であったため、MBS単独製作は20時台の1本だけであった。
- 2012年秋改編では、MBS枠は日曜20時から火曜20時に変更。木曜19時枠をMBS制作となり、半年ぶりにMBS制作のプライムタイムが3枠に戻している。
- JNN系列に移行して以来、在阪局で唯一月曜日のゴールデンタイム・プライムタイムに自社制作の番組を放送したことがない(『月曜ゴールデン』枠のドラマ等単発番組はあり)。
特番について
- MBSテレビでの全国ネットによる特番はスポーツものでは毎年1月は「全国高校ラグビー大会」(1977年~2001年までは年末から放送したが、2002年以降は2回に集約)、4月は「つるやオープンゴルフトーナメント」(1994年から 決勝ラウンド2日間)、11月は「ミズノクラシック」(1973年から(初回の「LPGAジャパンクラシック」からを含む) 決勝ラウンド2日間)、「ダンロップフェニックストーナメント」(1974年から 決勝ラウンド2日間)[21]、12月は「フェニックスチャレンジ」[22]を放送している。
- 年末年始には年内最終週に1時間の特番(過去にノースリーブス・内村光良などが出演した。稀に「情熱大陸」の特別版にあたる年もある。)、年始の1月2日の午後に90分の特番(一時期は2時間の特番を放送した年あり)、1月3日の朝に1時間の特番(年によっては「知っとこ!」の特番を放送した年もある。)を放送している。
- 他に、単発特番は60分や90分特番は毎年2月・5月・7月・8月・9月の年5回の土曜昼間に、2時間特番は火曜・木曜19~21時と日曜21~23時に放送している。過去に2月には「ハワイアンレディースオープン」(決勝ラウンド2日間)、4月に「ソウル国際女子駅伝」(現在は7月・8月・9月の特番に分割して集約)、5月のゴールデンウィークに「黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」(2001年まで 準決勝・決勝のみ)、12月には「毎日甲子園ボウル」(1985年~2007年)を全国ネットで放送した。
アニメ
- 1966年のNET(現:テレビ朝日)系列時代に第1作である『おそ松くん』を製作して以来、テレビアニメの制作には熱心で、『まんが日本昔ばなし』などTBS系列(1975年のネットチェンジ後)で放送されたアニメのうちMBS製作の作品も少なくない。現在では、読売テレビと並んで在阪局ではアニメ制作に力を入れていることで知られる。
- 主な代表作に1982年に放送された大ヒット作『超時空要塞マクロス』をはじめとする『超時空シリーズ』、『銀河漂流バイファム』などがある。
- 1993年より開始の土曜18時00分 - 18時30分枠のアニメ・特撮番組は、『3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?』から始まり、『ウルトラシリーズ』4作品、『ゾイド』シリーズなどがある。2000年代からは『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ、『鋼の錬金術師』などの人気作品が放送され、また、これらの番組の主題歌からヒット曲が量産されたこともあり、業界などでは「土6(どろく)」と呼ばれ注目を集めた。しかし次第に裏のNHK教育アニメ枠に押され始めた事もあり、2008年4月からは日曜17時00分 - 17時30分枠へ移動[23](通称「日5(にちご)」)となった。
- 『機動戦士ガンダムSEED』以降のガンダムシリーズの製作を担当しており[24]、テレビシリーズは一貫して土6・日5枠で放送されている。
- 製作した作品のコピーライト表記には「MBS」もしくは「毎日放送」とほぼ表記されている(他局との共同製作作品を除く)。当初は放送局が未定の作品であっても、MBS・TBS系列での放送が発表されると表記に追加される。
- 「ものしり館」など、放送番組センターの配給番組になった作品もある。
- 1989年に放送した短編アニメ『小松左京アニメ劇場』がMBSとしては初めて手掛けた深夜アニメである(同時期にytvが『11PM』番組内で『セイシュンの食卓』を製作していた)。
- 2014年4月現在、月曜・木曜・土曜に深夜アニメ枠を設けている(独立局系アニメ(通称UHFアニメ)も多数ネット)。また、他局放送作品を含む再放送枠も過去に存在した(『ヒーローは眠らない』と言う枠名が設定されていた時期もあった)。また土曜深夜のほか、2012年4月期からは木曜深夜の自社製作枠に独自のレーベルを設けている。
- 他番組との兼ね合いなどにより枠が不足し、TBSやCBCのアニメの一部をMBSが放送しない事態となり、独立局(サンテレビ・KBS京都)での放送や関西圏での放送自体が無い作品もある。
- 近年では漫画・ライトノベル原作の作品を多用する傾向にあるキー局のTBSと比較するとアニメオリジナル作品の比率が高い。アニメ担当プロデューサーである丸山博雄は、オリジナル作品へのこだわりを打ち出した発言も行なっている[25]。
- 全日・深夜問わず、アニメの表現規制に対してTBSとは対照的に緩い傾向が観られ、過激な表現が描かれる事が少なくない。但し、近年はアニメ全体の表現規制が厳しくなる中でそれに歩調を合わせている傾向もあり、『Aチャンネル』や『機動戦士ガンダムAGE』のようにそのような表現が比較的少ない作品や、『BLOOD-C』のようにテレビ放送時に一部の残虐描写を修正して放送した作品もある。
- また、アニメ番組のインターネット配信に関しても早くから積極的であり、『TIGER & BUNNY』においてはテレビアニメ史上初の『テレビ放送とのUstream同時配信』を実施した。
- アニメ コンテンツ エキスポ(2013年)やAnimeJapan 2014、京都国際マンガ・アニメフェアにMBS(アニメ)ブースを出展している。
特撮
- 代表作としては『仮面ライダーシリーズ』(昭和版)が有名である[26]。
- 他にも『変身忍者 嵐』、『宇宙鉄人キョーダイン』、『大鉄人17』や『平成ウルトラマンシリーズ』が知られる。
- 現在は、MBS制作の特撮番組は存在しない。MBSは1959年に制作された『鉄腕アトム』(関東地区はフジテレビにネット)以来、在阪局で、特撮番組を最も多く制作したことで知られる[27]。
- 1996年から1997年まで、深夜に過去に放送した特撮番組を放送する『特撮ヒーロー列伝』があった。
備考
- TBS系列局が、番組の制作クレジットに放送局の略称を使うことが多い中、2011年7月24日までは殆ど略称のMBSを使用しなかった("製作著作・MBS"とはせず、"製作著作・毎日放送"とするケースが殆ど)。
- ただし、過去にTBSとの共同制作番組(アニメ『おおきく振りかぶって』・1995年のプロ野球オリックス戦緊急全国中継・『高校ラグビーハイライト』等)では「MBS」表記が使用され、現在も同局との共同制作番組『EXILE魂』でも同様の表記がみられる。また、MBS単独製作でも『明石家多国籍軍』は「MBS」を使用していた。
- 通称を「MBSテレビ」に変更後は、順次「MBS」へ切り替えられた。また、2011年9月からはライトグリーン色の「MBS」ロゴが使われている。
- 新聞・ポスターではテレビ画面の形にチャンネル番号の4とその下にMBSという文字を入れたロゴが使用される。チャンネル番号の4マーク及び、毎日放送の和文ロゴタイプは、現本社移転時に修正が施された。
- MBS制作のJNN系全国ネット番組のクレジットタイトルには、"製作著作・MBS"の横にTBSグループとTBSネットワーク/JNNのシンボルマークである「ジ〜ン」が表示されている。ただし、ネット局にTBSが含まれていても番組販売形式の遅れネットとなる場合はジーンが外されることもある[28]など、使われないケースも見られる。詳細は ジ〜ン#概要 を参照一方、ローカル番組では2005年3月から2007年1月まで「MBS55周年」のロゴを付けていた。また、京都府の伝統や美術に関するの番組(『美の京都遺産』など)は「MBS京都プロジェクト」のロゴを付けている。また、ブロックネット番組には、いずれのクレジットでもなく、単に“製作著作・毎日放送”とだけ書かれていた番組もある。2010年8月からは2011年9月に開局60周年を迎えることにより、一年間限定で「毎日放送 60」のロゴ表記が使われている。
- テレビ番組の放送時間変更について、告知を行わずに変更する局が多い中(特に深夜番組)、MBSでは全日、深夜にかかわらず本編中または次回予告時にテロップによる告知を行っている(突発的な変更の場合を除く)。
- 朝日放送(ABC)や関西テレビとは異なり、深夜番組(ローカル枠)の放映時間が変わることはあまりない。
- 地上デジタル放送の局名表記は、新聞のテレビ欄とは異なり「MBS毎日放送」である。
- 2007年現在、本社隣接地に新たな社屋の建設計画が進行している。これは現本社が手狭になってきたことにより、近隣のオフィスビルなどに分散しつつある各部門や、USJのスタジオ、千里丘の中継車車庫など、放送に関連する部門すべてを本社至近地に集約する目的であるとされている。
- 2009年3月まで、JNNの平日最終便ニュース番組『NEWS23』内の「月ONE」「金曜深夜便」をどちらとも放送しない唯一の系列局であった。ただし、JNN協定適用による延長措置の場合はこの限りではない。
- 全国のJNN系列局で唯一、『「映画けいおん!」ナビ「1、2、3はけいおん!」』を放送しなかった。代わりに、自社製作番組『女の子宣言! アゲぽよTV』で出演声優のVTR出演とプレゼント企画を盛り込んだ独自の宣伝を行った。
- 開局以来、局の方針としてテレビでは創価学会・聖教新聞のCMは一切受け入れてこなかったが、『アッコにおまかせ!』の2010年(平成22年)9月5日放送分で、TBSがPT参加企業の1つとして聖教新聞名義での出稿を受け入れたため、以降はTBSネットワーク全国スポンサードネット番組、かつ制作局と同時ネットの場合に「キー局の名の下に」受け入れるようになった。2012年(平成24年)4月改編でスタートした『衝撃速報!アカルイ☆ミライ』では、MBS製作の全国ネット番組と、創価学会本体名義での出稿についても解禁された。関西ローカルで流れるスポットCMについては、2012年9月に聖教新聞のCMを受け入れた。詳細は TBSテレビ#特色 を参照なお、ラジオでは2009年(平成21年)4月改編で時間帯を限定して受け入れを再開した他、学会直系の学校法人である創価大学は出稿者として認めている。また国政選挙運動期間中の公明党のCMは法解釈上政見放送や選挙公報と同様の扱いを受け、局側の都合だけでは事実上拒否できないこともあって一般企業と同じ有償扱いで受け入れている(この姿勢は関西テレビとテレビ熊本でもほぼ同様だが、この2局はMBSよりも厳しくFNS系列他局制作のスポンサードネット番組にタイム契約での出稿があったとしても容赦なくACジャパン等他のCMに差し替える。このためFNS各局もスポンサードネット番組への創価学会関連組織のCM出稿受け入れに消極的になっている)。
- JNN基幹局では唯一、『ビートたけしの絶対見ちゃいけないTV』や『森田の新春天気!!』、『女子アナの罰』を放送した実績がない(準基幹局を含めると、『女子アナの罰』以外はRCCでも放送実績がない)。
関連人物
- 石田英司(元社会部デスク。現在は、ちちんぷいぷいにレギュラー出演中)
- 榎本恒幸
- 丸谷嘉彦(元東京支社所属プロデューサー、2007年に定年退職)
- 竹田青滋(東京支社所属プロデューサー、元報道部所属)
- 諸冨洋史
- 丸山博雄
- 大谷邦郎
脚注
- ↑ (中国放送(アナログ親局4ch)・長崎放送(同5ch)・熊本放送(同11ch)は当初はHBC・TBC・MBCと同じ「1」を希望していた。)
- ↑ (テレビ山口(アナログ親局38ch)と大分放送(同5ch)は県内5波のリモコンIDを隙間なく埋めることから「3」を獲得。大分県のリモコンIDは全局が開局順に割り当てられている。)
- ↑ (沖縄県の琉球放送(アナログ親局10ch)は那覇市でアナログ親局に6chを使う在日米軍放送AFNとの重複回避上から「6」を使えなかった)
- ↑ (新潟放送のアナログ親局は5ch)
- ↑ NTV:4-YTV:10,NET:10-MBS:4
- ↑ (なお、10chは当初のキー局だったNETのアナログ親局で、JNN系列局では山陰放送・宮崎放送・琉球放送のアナログ親局に使用されている)
- ↑ (NNN系列で4chをアナログ親局で使うのは日本テレビ放送網のみだが、アナログ中継局では福井県小浜市の福井放送と山口県下関市の山口放送と愛媛県八幡浜市の南海放送でそれぞれ4chが使用されている)
- ↑ ブラウン管のなかに4をデザインしたもの。東京の日本テレビが1980年代まで使用していたものに比べ4が横長で細いのが特徴である。
- ↑ リモコンキーIDの『9』は、全国の放送局の中でもTOKYO MXと奈良テレビでしか使われていないため。
- ↑ 山陽放送の再送信となる一部ケーブルテレビを除く。
- ↑ 広域4局の再送信に加え、テレビ大阪、サンテレビ、テレビ和歌山の再送信をしている局もある。
- ↑ 広域4局の再送信を行っている。
- ↑ 三重県では、リモコンキーIDの4には中京テレビ放送が割り当てられるため、枝番(041-0、041-1)が付き、ボタンは9等に設定される。
- ↑ 朝日放送も再送信している。関西テレビと読売テレビは地元系列局(福井放送、福井テレビ)があるため再送信していないが、独立局はKBS京都とびわ湖放送の片方か両方を再送信している。
- ↑ 2008年12月1日より、デジタル波再送信を朝日放送と同時に行う。
- ↑ 指向性の関係で視聴世帯は神戸市西北部などに限られていた。
- ↑ これは木曜未明の2:30から3:30にアニメ再放映枠を設定したことと、その後に3:40からテレビショッピングの番組が2本続けて放送され、その終了が木曜未明4:40になり、フィラー「TBSニュースバード」を放送する時間的な余裕がなくなったため。
- ↑ これは水曜未明の1:25より経済情報番組がスタートし、その後に3:40からテレビショッピングの番組が2本続けて放送され、その終了が水曜未明4:40になり、フィラー「TBSニュースバード」を放送する時間的な余裕がなくなったため。
- ↑ テレビ朝日はアナログ放送終了バージョンでない通常のオープニング・クロージングを、アナログ版・デジタル版ともYouTube内の自社チャンネルで公開している。
- ↑ 他局は9月5日の段階で画面下部にカットイン・アウト方式で字幕を入れ替えて放送している。なおNHK大阪放送局はまだ常時表示ではない(テレビ大阪も9月6日の時点では常時表示ではなかったが、9月27日から常設表示となった)
- ↑ こちらは、青森テレビ・テレビ山梨・テレビ山口・テレビ高知は放送されない。
- ↑ こちらは、MBSのほか、TBS・CBC・HBC・RKB・MRTが同時ネット。他の局はテープネット
- ↑ 2008年4月よりTBSが『JNN報道特集』を日曜17時30分 - 18時24分枠から土曜17時30分 - 18時50分枠へ移動・放送時間拡大の上、『報道特集NEXT(現・報道特集)』としてリニューアルする事も伴った。
- ↑ テレビ東京製作のSDガンダム系統のテレビシリーズや『ガンダムビルドファイターズ』を除く。
- ↑ 「まどマギ」「タイバニ」テレビ局から見たヒットの背景【後編】その4
- ↑ 『平成仮面ライダーシリーズ』はテレビ朝日制作、近畿広域圏ではABCテレビ
- ↑ ABCは腸捻転時代に制作した『好き! すき!! 魔女先生』、腸捻転解消後に制作した『それゆけ!レッドビッキーズ』(第53話 - 第77話まで)。KTVは『仮面の忍者 赤影』。ytvは『超人バロム・1』、『スターウルフ』(第14話より『宇宙の勇者 スターウルフ』に改題)と、他の在阪局はABC、ytvは2作品。KTVは1作品しか制作していない
- ↑ 『ロケみつ』がその代表的な例である。
外部リンク
ネットワーク
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- 過去
- その他関西のテレビ放送局など