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* [[JALUX]](<!--双日に一部売却したが、-->現在でも2位の株主。旧・日航商事) | * [[JALUX]](<!--双日に一部売却したが、-->現在でも2位の株主。旧・日航商事) | ||
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* [[交通博物館]] | * [[交通博物館]] | ||
* [[千葉商科大学]]サービス創造学部の公式サポーター企業 | * [[千葉商科大学]]サービス創造学部の公式サポーター企業 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |
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日本航空株式会社(にほんこうくう、英称:Japan Airlines Co., Ltd.)は、日本の航空会社である。日本の航空会社の中で最大規模の国際線網と国際線乗客数を有する。1953年の日本航空株式会社法の施行から1987年の同法の廃止まで日本のナショナル・フラッグ・キャリアであった。
コーポレートスローガンは、「明日の空へ、日本の翼」。
目次
概要[編集]
日本航空株式会社は、国際線はアジア、欧米を中心とし、国内線は東京国際空港(羽田空港)や大阪国際空港(伊丹空港)、新千歳空港などを拠点に幹線からローカル線まで、幅広い路線網をもつ日本の航空会社である。世界的な航空連合である「ワンワールド」に加盟している。
JALグループ再編の一環として2004年に日本航空株式会社から「日本航空インターナショナル」に社名変更し国際線と一部の国内線を担当する会社として発足したが、後に国内線の多くを担当する日本航空ジャパンを吸収合併したことにより、JAL便の運航を受け持つ単一の事業会社となった。2010年1月に会社更生法の適用を申請、更生手続の過程で持株会社「株式会社日本航空」や金融事業会社「ジャルキャピタル」などを吸収合併した。グループを代表する中核事業会社として、一般には旧持株会社同様、日本航空、日航、JAL(ジャル、ジェイ・エイ・エル)と通称される。
沿革[編集]
- 2002年10月2日 - 日本エアシステム(後の日本航空ジャパン)と経営統合し、同社との株式移転により持株会社株式会社日本航空システム(2004年6月に株式会社日本航空へ商号変更)を設立、日本エアシステムと共にその完全子会社となる。
- 2004年4月1日 - 日本航空、日本エアシステムを、それぞれ日本航空インターナショナル、日本航空ジャパンと商号変更。同時に旧日本エアシステムの貨物事業が日本航空インターナショナルに全面移管される。
- 2005年10月25日 - JALグループとして国際的な航空連合である「ワンワールド」への加盟方針を決定した。
- 2006年4月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、ジャルセールスと合併。
- 2006年10月1日 - 日本航空インターナショナルを存続会社として、日本航空ジャパンを吸収合併。
- 2007年4月1日 - 日本航空インターナショナル、日本アジア航空、JALウェイズ、JALエクスプレス、ジェイ・エア、日本トランスオーシャン航空が「ワンワールド」に正式加盟・サービス開始。「ワンワールド」塗装の飛行機を運航。
- 2008年4月1日 - 日本アジア航空を吸収合併。これにより日本アジア航空が運航していた中華民国路線は日本航空インターナショナルに承継された。
- 2009年9月11日 - 経営再建の一環として、グループ会社の北海道エアシステムの経営からの撤退と株式の売却を発表。
- 2010年1月19日 - 親会社である株式会社日本航空および、株式会社日本航空の子会社であるジャルキャピタルと共に東京地裁に会社更生法の適用を申請。西松遥社長以下取締役は即日辞任した。新経営陣は、2月1日付けで就任し、新たな会社としてスタートする。
- 2010年2月1日 - 日本エアコミューター代表取締役社長大西賢が代表取締役社長兼グループCOOに、京セラ株式会社代表取締役名誉会長稲盛和夫が代表取締役会長兼グループCEOにそれぞれ就任同日付で大西・稲盛体制及び新経営陣発足。引き続き企業再生支援機構が支援する。
- 2010年6月25日 - 債権の一本化および債権カット交渉の円滑化を目的として、元子会社のジャルキャピタルと共に親会社である日本航空に吸収・統合されることが発表された。
- 2010年8月31日 - 更生計画案を東京地裁に提出。
- 2010年9月16日 - 2022年FIFAワールドカップ日本招致委員会とオフィシャル招致パートナー契約を締結し、渡航時の輸送協力や機内誌、機内映像での広報協力などを行う。
- 2010年11月30日 - 東京地裁が更生計画案を認可。
- 2010年12月1日 - 以下の施策を実施。
- 2011年3月 - 北海道エアシステムの株式所有率を連結会計から除外される14.5%まで引き下げ、同社の経営から撤退。
- 2011年3月28日 - 会社更生終了。民間企業に復帰する。
- 2011年4月1日 - 日本航空株式会社に商号変更、日本エアシステムとの経営統合前の商号に復する。
- 2011年8月16日 - カンタス航空グループ、三菱商事との合同出資でジェットスター・ジャパンを設立し、LCC事業に参入することを発表。
- 2011年9月5日 - ジェットスター・ジャパン株式会社が設立。日本航空の持ち株比率は33.3%。(これ以降のジェットスター・ジャパンの歴史は、当該記事を参照のこと)
- 2012年9月19日 - 東京証券取引所に再上場。企業再生支援機構が保有する全株式は約6,500億円で売却された。
JAL乗員組合がスト通告「贅沢が過ぎる」とFB大炎上(2013年6月)[編集]
「経営寄り」最大労組は「即刻ストを回避すべき!」
声明では、スト権の行使自体を否定するものではないとしながらも、「JALグループに対して、『やはり以前のJALに戻ったのではないか』といったさまざまな厳しいご意見が寄せられることが想定されるとともに、破綻以降、これまで少しずつ築き上げてきたお客様からの信頼が失われることになってしまいます」
「乗員組合として、今このタイミングでこの行為に及ぶことが、課題解決の手法として本当に組合員のためになる最善の選択なのでしょうか?」とストを批判している。
JALFIOの懸念は的中したようで、ストの予定を発表したJALのフェイスブックのコメント欄には
「もう ストライキできる身分になったのでしょうか ?」
「ストライキは確かに労働者の権利ですが…JALさん、いや、乗員組合さん、少しワガママ・贅沢が過ぎませんか?」
といった声が殺到している。すでに870件以上のコメントが寄せられており、その大半がストに批判的な内容だ。破たん前から平均年収2割ダウンなお、JALの有価証券届出書や有価証券報告書によると、経営破たん前の09年の3月31日時点では、パイロットの平均年齢は43.7歳で平均年収は1843万4000円で、破綻後の12年6月30日時点では平均年齢は42.4歳、平均年収は1440万3000円。21.9%ダウンしている。
他社のパイロットにも目を向けてみると、12年3月31日時点で、全日空(ANA)は平均年齢45.1歳、平均年収1989万円で、スカイマークは平均年収48.9歳、平均年収は802万9000円だ。
歴代経営陣[編集]
就任年月 | 代表取締役社長(前職) | 代表取締役会長(前職) |
---|---|---|
1951年8月 | 柳田誠二郎(日本銀行副総裁) | 藤山愛一郎(日本商工会議所)会頭 |
1953年10月 | 〃 | 原邦造(旧三井財閥幹部) |
1961年1月 | 松尾静麿(航空庁長官) | |
1963年5月 | 〃 | 植村甲午郎(日本経済団体連合会副会長) |
1969年5月 | 〃 | 伍堂輝雄(日経連専務理事) |
1971年5月 | 朝田静夫(運輸次官) | 松尾静麿(代表取締役社長) |
1973年5月 | 〃 | 小林中(アラビア石油代表取締役社長) |
1977年6月 | 〃 | 植村甲午郎(日本経済団体連合会名誉会長) |
1979年6月 | 〃 | 堀田庄三(住友銀行代表取締役会長) |
1981年6月 | 高木養根(代表取締役副社長) | |
1983年6月 | 〃 | 花村仁八郎(日本経済団体連合会副会長) |
1985年12月 | 山地進(総務次官) | 〃 |
1986年6月 | 〃 | 伊藤淳二(鐘紡代表取締役会長) |
1988年6月 | 〃 | 渡辺文夫(東京海上火災保険代表取締役会長) |
1990年6月 | 利光松男(代表取締役副社長) | 〃 |
1991年6月 | 〃 | 山地進(代表取締役副会長) |
1995年6月 | 近藤晃(代表取締役専務) | 〃 |
1998年6月 | 兼子勲(代表取締役専務) | |
2004年6月 | 新町敏行(代表取締役副社長) | 兼子勲(代表取締役社長) |
2006年6月 | 西松遥(代表取締役専務) | |
2010年2月 | 大西賢(日本エアコミューター代表取締役社長) | 稲盛和夫(京セラ代表取締役名誉会長) |
2012年2月 | 植木義晴(専務執行役員) | 大西賢(代表取締役社長) |
- 2002年10月の日本航空、日本エアシステムの経営統合から2004年6月の商号変更までは、日本航空システムの経営陣。2010年12月の合併から2011年4月の商号変更までは日本航空インターナショナルの経営陣。
- 会長職は空白期間がある。
ロゴマーク[編集]
鶴丸(1959-2002, 2011-現在)[編集]
1959年に登場してから旧:日本航空(株)の尾翼マークとして長年用いられ、同社のシンボルとしても知られたものの、2002年10月に事業子会社となった(株)日本航空が社名ロゴを「The Arc of the Sun」に切り替えたため、名目上廃止された。鶴丸が尾翼に描かれた1989年からの旧塗装機は、機材の塗装更新や売却等により2008年までに消滅している。
しかし、2010年1月の経営破綻後、原点回帰の意を込めて、2011年4月1日に改めて採用されることになった。新たな鶴丸は初代に似ているが、翼の切れ込みを深くし、「JAL」の文字を太い斜体にしている。同時に、日本航空やジャルパック・JALカードなど一部グループ会社の社名ロゴタイプも一新された。
新塗装初号機(B767-300ERの新造機 JA654J)は4月1日に先駆け、同年2月28日に羽田-釧路間のチャーターフライトでお披露目され、3月2日より羽田-北京線で定期路線への就航を開始している。
The Arc of the Sun(2002-2011)[編集]
日本航空と日本エアシステムの経営統合(日本航空システムの発足)時に「The Arc of the Sun(太陽のアーク)」 と呼ばれるロゴマークと塗装が制定された。JALの「A」の上に、「ノ」の字状の立体形の円弧が描かれたデザインである。デザイン担当はアメリカ合衆国の大手デザイン会社ランドーアソシエイツで、旧:日本航空の民営化後の1989年初から導入されたAとLの下にグレーと赤の長方形を形取った先代のCIデザインも同社の手によるものである。
新デザインは、2003年4月の新・JALマイレージバンクの発足とそれに伴うJALカードの券面が一新されたことや、JALパック・JALストーリーの再編に伴うロゴ変更で多くの目に触れるようになった。2004年4月以降は、後に一社化される日本航空インターナショナルと日本航空ジャパンの機体塗装や機内搭載品などを含めたすべてのビジュアルイメージが順次統一され、日本アジア航空などの系列運航会社も日本航空と同時期に社名ロゴタイプが変更となり、機体デザインを更新していった。独自ロゴの使用を継続していた琉球エアコミューターも新機種導入を契機として2007年4月にJALグループのビジュアルイメージを採用した。
なお、「Dream Skyward」というスローガンもこのロゴと同時に制定され、CMのアイキャッチやラジオの提供読みで使用されていた。このスローガンは2011年4月に鶴丸マークの採用によって消滅したが、機内誌である「SKYWARD」に今もその名を残している。
塗装[編集]
6代目塗装(2011-現在)[編集]
- 2011年4月1日に採用された3代目「鶴丸」塗装。ホワイトボディーに「JAPAN AIRLINES」の斜体字が表記され、尾翼には新しい「鶴丸」が入る。
- 特別塗装機として、「大気観測プロジェクト CONTRAIL、「ロンドンオリンピック「がんばれ!ニッポン!」」、「スタジオジブリ「空を飛ぶ。」特別デカール機」などがある。
5代目塗装(2002-2011)[編集]
- 2002年の日本航空と日本エアシステムとの経営統合を機に採用された「太陽のアーク」。先代と同じくランドーアソシエイツによるデザイン。社名表記は「JAPAN AIRLINES」。
- 複数種類の塗装が施されていた旧日本エアシステムの機材は、塗装が変更されるまでの間は暫定的に日本航空の「JAL」ロゴのステッカーが貼られて運航された。2006年4月にエアバスA300-B2/B4型機が退役し、同年夏に売却先のアメリカへ移送されたと同時に旧日本エアシステムの塗装はその歴史を閉じた。
- 特別塗装機として、「たまごっち」や「ワンワールド」加盟記念、FIFAワールドカップ日本代表チーム「Samurai Blue、「先得ジェット」、「成田国際空港開港30周年記念」、「JAL×コブクロ・ジェット」、「ドラえもんジェット」などがある。
サービス[編集]
機内サービス[編集]
客室乗務員[編集]
国内線には日本採用の客室乗務員しか乗務しないものの、多くの国際線の路線においては日本採用の客室乗務員のほかに、香港採用、上海採用、シンガポール採用、バンコク採用(旧JALウェイズから転籍)、台北採用(旧日本アジア航空から転籍)、ヨーロッパ採用(フランクフルトとロンドン)採用の客室乗務員がおり、各採用地を拠点に乗務している。また、サービス等は行わない機内通訳として、ソウル採用のスタッフも韓国線の一部に乗務している。これらの客室乗務員は日本語や英語の訓練も受けており、現地語以外にも日本語や英語で基本的な会話が可能である。
過去には一部の国際線において、女性客室乗務員による着物着用のサービスが行われていた。特注のツーピース着物であったものの、機内で着用の手間がかかる上に緊急時の対応に支障が出ることなどにより1980年代後半に廃止された。
機内食[編集]
2011年から「JALの新しい機内食」と題し、日本の厳選された食材をふんだんに取り入れたメニューを展開するほか、スープストックトーキョーやたいめいけん、モスバーガー、吉野家といった日本企業とのコラボレーション企画を行うなど、日本品質のサービスに力を入れている。
一部区間を除く国際線と国内線ファーストクラスで提供されており、メニューは路線や機内クラスによって異なる。国際線では通常の機内食のほかに、糖尿病食や低カロリー食、低たんぱく食等の特別食や、ヒンドゥー教やイスラム教、ユダヤ教徒やベジタリアンなどのための機内食、12歳以下の子供用や幼児用の機内食も用意されている。これらの特別機内食を希望する場合は事前の予約が必要である。
飲み物[編集]
国内線全クラスで、ジュースやコーラ、温かいお茶と冷たいお茶、コーヒーやコンソメスープ、ミネラルウォーターなどの複数の飲み物が無償で提供されている。 国際線の飲み物サービスは、全てのクラスで国内線と同じくソフトドリンクやお茶、コーヒーなどのノンアルコール飲料の無償提供に加え、ワインやビール、ウイスキーなどのアルコール類も無償で提供している。
個人用テレビ[編集]
2011年11月現在、一部のボーイング767-300型機とボーイング737-800型機を使用する便以外の全機材の全クラスに個人用液晶テレビが設置されており、オンデマンド形式によるビデオ・オーディオ及びビデオゲームプログラムを提供している。また国内線では日本エアシステムから引き継いだ7機のボーイング777-200型機に個人用液晶テレビが設置されていたが、順次日本航空仕様の座席に改装されて、2013年までに消滅した。。
機内誌[編集]
機内誌として『SKYWARD(スカイワード)』があり、日本語記事のみの国内線版と、日本語・英語記事併記(一部案内については韓国語、北京語、広東語表記もある)の国際線版が用意されている。同誌は一部の書店でも販売されているほか、定期購読も可能である。
国際線の場合、併せてファーストクラスとJALグローバルクラブ会員向け配布用の『AGORA(アゴラ)』も搭載されるほか、ファーストクラスとビジネスクラス乗客に無料配布される地図とレストランリスト、観光やエンターテインメイント情報が掲載された主な就航都市のガイドブック『JAL GUIDE』、一部路線ではJALホテルズの情報誌である『ファウンテンズ』も搭載されている。これらの機内誌は無償で持ち帰りが可能である。
なお、経営悪化により2009年より日本国外にある日系事務所や日本政府関連事務所(大使館等)への機内誌配送を取り止めた。
雑誌・新聞[編集]
国際線の場合、全てのクラスに『週刊文春』や『週刊新潮』などの週刊誌のほか、『婦人画報』や『an・an』、『BRUTUS』や『MEN'S EX』などのファッション雑誌、『東洋経済』などの経済誌、『SEVEN SEAS』などのクラスマガジンなど数十種類の雑誌、子供向けの絵本や子供向けの漫画単行本も搭載されている。
また、『TIME』や『Newsweek』、『The New Yorker』や『VOGUE』などの英語誌、出発地の地元有力誌も搭載されている(路線によって掲載されている雑誌は異なる)。
新聞は、ファーストクラスとエグゼクティブクラス、プレミアムエコノミークラスには国主要紙のほか、The Wall Street JournalやFinancial Timesなどの国際経済紙、出発地の地元言語の有力紙や出発国の日本語紙などが搭載されている。
国内線の場合、普通席と「クラスJ」には機内誌以外の雑誌、新聞の搭載はないが、子供向けの絵本や子供向けの漫画単行本は用意されている。ファーストクラスには日本経済新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞と、The Japan Timesなどの英字紙、スポーツニッポンや日刊スポーツなどのスポーツ紙、中日新聞や西日本新聞など出発地の有力地方紙も搭載されている。
定時到着率世界第1位[編集]
アメリカの調査会社「Conducive Technology」社が発表する定時到着率において、世界第1位の認定を受けている。 2012年1月から12月までの実績では、国内線・国際線の定時到着率が90.35%となり世界の大手航空会社29社の中で第1位の認定(Major International Airlines部門)を受けたほか、合計3部門で世界第1位に認定された。2011年1月から12月までの実績では、コードシェア運航を含むキャリア別ネットワーク部門において世界第1位に認定された。2009年1月から12月までの実績では、世界の主要航空会社46社の定時到着率調査において、日本航空が90.95%で世界第1位となった。
プライオリティ・ゲスト対応[編集]
障害者やけが人、病人などのために、用途や体格差に合わせて用意された空港用車椅子や機内用車椅子。車椅子対応の機内トイレや点字案内、簡易筆談ボードや特別チェックインカウンター(成田国際空港国際線のみ)、ストレッチャーや医療用酸素ボンベなどが用意されている。なお、一部のサービスは事前予約が必要である[1]。
子供向け玩具[編集]
幼児から小学生程度の年齢の子供を対象とした子供向け玩具が年齢や性別に合わせて複数種類用意されており、対象年齢の希望者には無償で提供されている。
医薬品・医療用具[編集]
国内線、国際線の全ての機材(ジェイエアや琉球エアコミューター、日本エアシステムと北海道エアシステムを除く)には、風邪薬や胃腸薬、絆創膏などのほか、機内で急病になった乗客に対し、機内に乗り合わせた医療関係者が処置を行えるように、点滴セットと生理食塩水やブドウ糖液、聴診器や血圧計、日本語と英語の2か国語対応の自動体外式除細動器が搭載されている。また、国際線用機材には胃管チューブやネラトンカテーテル、血糖測定器なども搭載されている[2]。
地上サービス[編集]
チェックイン[編集]
通常の有人チェックインカウンターのほか、自動チェックイン・発券機が用意されている。また、多くの空港において搭乗クラスや航空券の運賃カテゴリー、JALカードCLUB-A会員、JMB FLY ONサービスステイタス、ワンワールドエリートステイタスによって使用できる優先チェックインカウンターが用意されている。
空港ラウンジ[編集]
多くの空港において、飲料や軽食、新聞、雑誌のほか、ビジネスセンターやシャワールーム、マッサージサービスなどを無償で提供するラウンジを用意している。特に国際線が多く発着する成田国際空港第2ターミナルのラウンジは、日本最大の広さを誇るラウンジである。
対象となる乗客は、ファーストクラス、エグゼクティブクラス搭乗者と、プレミアムエコノミークラス対象運賃利用者、エコノミークラス対象運賃利用者であるが、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、ならびにJALグローバルクラブの各会員は、航空券の搭乗クラスに関わらずラウンジを利用できる。これらのステイタスを持たない(またはステイタスを持った同伴者のいない)乗客でも、羽田空港のサクララウンジに限り有償での利用が可能である(1人3,000円。要事前予約)。
国際線ラウンジ
国内線ラウンジ
- ダイヤモンド・プレミアラウンジ(羽田空港第1ターミナルのみ)
- サクララウンジ
- JALラウンジ
搭乗手続き[編集]
搭乗にサポートが必要な乗客、妊娠中ならびに乳幼児連れの乗客を最優先に、続いてファーストクラス、ビジネスクラス、上級会員、すべての乗客と、予め定められた順番に沿って搭乗が行われる。経営再建中のために2010年2月より、一部の国内線と国際線で、客室乗務員がゲートの受け付け業務を兼務しており、これにより年間約2億4000万円のコスト削減効果が見込まれている。
マイレージ[編集]
「JALマイレージバンク (JMB)」は日本の航空会社として最も早く始まったマイレージサービスであり、その会員数は約2,500万人(2012年10月現在)と国内最大であるほか、ポイント会員組織としても最大の会員数とされる。会費は無料であり、JALグループならびにワンワールド加盟航空各社への搭乗や買物利用でマイルが加算され、無料航空券やクーポンなどに交換ができる。
他社との連携も行っており、イオングループと提携の電子マネー「WAON」、ビックカメラと提携のビックカメラショッピングマイルなどがある。
JALカード[編集]
JALカードは、JMBカードにクレジット機能が付いたクレジットカードである。DCカード、マスターカード、VISAカード、JCBカード、アメリカンエクスプレスカード、ダイナースクラブカードなどから選べ、カード会社に付帯する保険や会員誌のサービスを受けられるほか、機内販売や空港免税店で10%の会員割引などが受けられる。
ホテル[編集]
日本航空グループの国際線を利用した場合、系列会社のJALホテルズをはじめとする国内外の180軒以上のホテルに特別料金で宿泊できるほか、日本航空グループの便に搭乗していなくてもウェブサイトを通じて格安な料金で宿泊できる。
JAL IC/QuiCサービス[編集]
国内線搭乗に際して、事前にJAL公式サイト上で「Webチェックイン」を済ませることで、チェックインカウンターやチェックイン機に立ち寄らずに、出発ゲート内の非接触ICに対応した自動改札機を利用して搭乗できる「JALタッチ&ゴー」サービスがある。
スカイメイトなどの一部運賃を除き、パッケージツアーなども含めほとんどの運賃種別で利用可能となっている。
国際線[編集]
日本の航空会社最大の国際線網[編集]
日本の航空会社最大の自社運航国際線(グループ各社を含む)網と便数、座席供給数を誇り、日本の航空会社として唯一、オーストラリア大陸(オーストラリア)へ自社運航便を就航させているほか、マレーシアやロシア、カナダなど、他の日本の航空会社が運航していない国々への自社運航路線を持つ。(週刊ダイヤモンド 2009年6月2日より及び国土交通省 HP 羽田空港発着枠の配分基準検討懇談会 (第2回)平成21年4月21日 日本航空 提出資料 「羽田空港の望ましい利用のあり方について」の4Page より |さらに、2010年10月の東京国際空港の本格国際空港化に反対の立場であった航空会社であるが、同空港からの航空会社別の国際線運航便数は、10路線・1日13便と最多である上、日本の航空会社として唯一サンフランシスコ便・パリ便を運航している。地方空港からの各方面に向けた国際チャーター便も頻繁に運航している。
世界的な航空連合のひとつである「ワンワールド」に加盟しており、コードシェア便によるネットワーク拡充、共通運賃の導入、マイル加算の多様化など利便性を高めている。ブリティッシュ・エアウェイズやアメリカン航空、キャセイパシフィック航空、カンタス航空、イベリア航空、フィンランド航空などのワンワールド各社や、エールフランス航空、エミレーツ航空、タイ国際航空、大韓航空などのワンワールド以外の航空会社とのコードシェアによる他社運航便を含めると、2012年4月現在、40カ国・地域231空港へ運航している。
運賃体系[編集]
1994年4月から実施された新しい日本発国際航空運賃制度にもとづき、エコノミークラスを対象とした正規国際線割引運賃「JAL悟空」を運輸省(当時)に認可申請し、同月1日から実施した。その後事前購入割引による複数の割引運賃を導入したほか、正規国際線割引運賃をビジネスクラスにも拡大した[3]。
機内サービス[編集]
国際線機内サービスの特徴として、かつては和服でおしぼりやうちわを手渡すサービス[4]や、和食機内食の提供を行い好評を得たほか、和室風の空港ラウンジや、ダグラスDC-8やボーイング747などの最新鋭機の導入[5]、機内ラウンジ[6]や寝台席[7]などの豪華な機内仕様、清潔さを保った機内などに代表される日本的なサービスや新サービスの積極的導入を行い、高い評価を得た。1980年9月には日本の航空会社として初のビジネスクラスの導入を行った。
近年においては、ファーストクラスやエグゼクティブクラスにおける、市場では入手困難な日本酒や焼酎の提供、炊飯器による炊き立てご飯、法被やナイトガウンを提供するなど日本的なサービスを再び強化しており、これらのサービスは、ファーストクラスやエグゼクティブクラスの主な顧客層である日本人ビジネスマンのみならず、日本国外の旅行専門誌[8]や富裕層向け雑誌[9]、日本を訪れる外国人ビジネスマンにも好評を得ている[10]。2008年6月10日には、ファーストクラスやビジネスクラス、エコノミークラスへの快適性を増した新型シートと機内エンターテイメントの導入を行い、新しいデザインの「シェルフラットシート」がグッドデザイン賞を受賞した[11]。
2012年9月13日には、Welcome! New Skyプロジェクトを発表し、国際線ボーイング777-300ER型機の全クラスの座席と機内食を一新することを明らかにした[12]。ビジネスクラスへのフルフラット座席導入をはじめとして、「1クラス上の最高品質」を全クラスのテーマとして掲げており、2013年1月の成田-ロンドン線からサービスを開始した。
サービス強化に併せて新機材の導入も進めており、ボーイング747-400などの経年機の退役を進めると共に、JAL SKY Wi-Fiと呼ばれる機内インターネットサービス[13]など装備を充実させたボーイング777-300ERや、ボーイング737-800「ネクストジェネレーション」の導入を行っている。2012年からは燃費効率の良い最新鋭のボーイング787を、ボストン、サンディエゴ、北京、シンガポール、モスクワ、ヘルシンキなどに就航する[14]。
これらのサービスが高い評価を受けて、1980年にはエアー・トランスポート・ワールド (ATW)誌上でエアライン・オブザ・イヤーに日本の航空会社として初めて選ばれた。2002年にも日本の航空会社として2度目の選出を受けている[15]。2008年10月に発表された旅行専門誌「コンデナスト・トラベラー(アメリカ版)」によるサービス格付け「Top 25 Airlines」の国際線部門においては、日本を含む北東アジアの航空会社としては最上位の5位にランクされた[16]ほか、2010年3月にオーストラリアで発表された国際線の満足度調査でも2位にランクされた[17]。
国際線機内クラス[編集]
現在はファーストクラスとビジネスクラス、2007年12月にビジネス旅客の多い長距離路線を中心に導入されたプレミアムエコノミー[18]とエコノミークラスの4クラスがある。多くはプレミアムエコノミーの設定がない3クラス、地方発着路線や一部の短・中距離路線、ハワイやグアム線などのリゾート路線、一部の長距離路線ではビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制になっている。クラスごとにイメージカラーが設定されており、ファーストクラスは赤、ビジネスクラスは紺、エコノミークラスは緑となっている。このイメージカラーは空港カウンターや搭乗券、荷物タグなどにあしらわれている。
定期的に機材の刷新を行っており、現行の運航機材の多くは2008年6月10日に発表された座席[19]をベースとしている。2012年9月13日には、2013年1月から導入する全クラスの最新の座席と機内食を発表している[20]。
シートスペック(ファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミー)[編集]
機能/タイプ | JAL Suite | JAL Skysleeper SOLO | Shell flat seat neo | Shell flat seat | Skyrecliner | スカイラックスシート | ミレニアムエディション | スカイシェルシート |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シートピッチ | 211cm | 200cm | 153cm | 157cm | 129.5cm | 119-127cm | 112-127cm | 97cm |
リクライニング角度 | 180° | 180° | 171°(ライフラット) | 170°(ライフラット) | 132° | 152° | 139° | - |
ヘッドレスト | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
フット・レッグレスト | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ランバーサポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
シェル | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | ○ |
電動アシスト | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |
ハイポジションテーブル | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |
バーテーション | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
PC電源(コンセント) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | △(738のみ) | ○ |
AVOD | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
肘掛下収納 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |
LAN接続 | × | × | × | × | × | × | × | × |
USB・RCA端子 | × | × | △(787-8のみ) | × | ○ | × | × | × |
読書灯 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
装備機種 | 777-300ER | 777 | 777-300ER/787-8 | 777 | 767-300ER | 767 | 777/767/738 | 777 |
- 機種略称は、787…787-8、777…777-300 (ER) /-200 (ER) 、767…767-300 (ER) 、738…737-800
- サービスの詳細は以下を詳細されたい。
エコノミークラス[編集]
全てのクラスの中で最も安価な価格で提供されており、「エコノミーセイバー」や「JAL悟空」と呼ばれる正規割引運賃のほか、旅行代理店経由での団体割引運賃も提供されている。
全てのボーイング777、ボーイング767-300ERと同737-800型機にはシートテレビを備えたシートが設置され、MAGICと呼ばれるオンデマンド型のエンターテインメント設備が導入されている。2008年8月以降にボーイング777-300ERなどの長距離用機材に導入された新シートでは、個人用モニターを9インチに拡大(新造機の767-300ERと777-300ER(ロンドン線)、787-8は10.6インチ)し、ハンモック式のヘッドレストを導入する[21]。シートピッチに変わりは無いが、快適性を犠牲にせずにクッションを薄くしたり、リクライニングと同時に座面自体をスライドさせるスライド式を導入することによって、結果的にシート足元の空間を広くすることに成功した。また、一部のB777-200ER、300ER、B767-300ER、787-8型機には電源設備(コンセント)が付いている。
機内食は、日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」や「スープストックトーキョー(ホノルル線のみ)」とのコラボレーションメニュー、スナックコーナーの設定(欧米長距離線のみ)を行うほか、梅酒や日本酒、赤白ワインチョイスなど幅広いメニューを揃えたアルコール類の提供を行っている。詳しい座席仕様や就航路線、機内サービスはJALホームページから確認できる。
プレミアムエコノミークラス[編集]
「プレミアムエコノミークラス」は2007年12月から主に欧米の長距離路線向けに導入された[22]。現在は、デリー線やジャカルタ線などのアジア路線や、シドニー線にも導入されている。
「プレミアムエコノミークラス」専用のコンパートメントに、97センチのシートピッチを持ち、同クラスとしては世界初の座席の背もたれを完全に倒しても後席のスペースが犠牲にならないシェル型シート「シェルスカイシート」を導入した[23]。同シートにはオーディオ・ビデオ・オンデマンド対応の個人テレビやPC電源、A4サイズのノート型PCに対応した大型サイズのテーブルなどが用意されている。
機内食の内容はエコノミークラスと同様であるものの、パイパー・エイドシック社のシャンパンや、「ディーン・アンド・デルーカ」のアイスクリームや、「うどんですかい」が提供されるほか、専用のブランケットやスリッパ、アイマスク、歯磨きセットなども提供される。詳しい座席仕様や就航路線、機内サービスはJALホームページから確認できる。
ビジネスクラス[編集]
歴史[編集]
1974年10月に、長距離路線を中心に運航されていたボーイング747のエコノミークラスの一部の客室を普通運賃個人旅客専用エリアとする「タチバナ・エグゼクティブ・キャビン・サービス」を導入した。この「タチバナ・エグゼクティブ・キャビン・サービス」は、あくまで一部の客室を普通運賃個人旅客専用エリアとするもので、シートはエコノミークラスと同じものを使用していた[5]。その後、より広いシートや内容の充実したサービスを要求する声が高まったことを受けて、1980年9月1日に日本の航空会社としては初めてのビジネスクラスとして「エグゼクティブクラス」の導入を行った。当時は全日空や東亜国内航空が国際線への就航すら行っていなかった時代である。その後も数回に渡ってシートやサービス内容の更新を行っている[24] [25]。2013年1月に777-300ERの新座席に合わせ、JALエグゼクティブクラスからJALビジネスクラスに改名した。
なお、1980年代中盤にはファーストクラスとエグゼクティブクラスの間に、シートピッチを広げ、幅の広い専用シートを採用した中間クラス「スーパーエグゼクティブJクラス」が設定されていた[26]。が、その後のエグゼクティブクラスのサービス内容の向上などを受けて短期間で廃止された。
サービス[編集]
選択肢の多い機内食や、スリッパ、アイマスクなどのアメニティの配布をはじめとする機内サービスの充実、個人テレビやPC電源などが装備されたシートピッチの広いシートの提供、エグゼクティブクラス専用チェックインカウンターや空港ラウンジの使用、マイレージサービスの加算マイル数の割増 (125%) 、機内への優先搭乗案内や手荷物の優先引き渡しなど、幅広いサービスが提供される[27]。
日本発の主要長距離路線の機内食は、日本料理は「京都料理芽生会」が、フランス料理は「日本エスコフィエ協会」が監修したメニューが提供されるほか、炊き立てのご飯(一部欧米線)やオリジナルのカップ麺「うどんですかい」などが提供される。一部路線の2回目の機内食には、和風、洋風10種類ほど取り揃えたメニューの中から、好きなものを好きな時に食べられるサービスが提供される。
シート[編集]
東京-ニューヨーク線やロサンゼルス線などの欧米線、ジャカルタ線の777-300ERとボーイング787型機では、15.4インチの個人用モニターを持つライフラットシート「SHELL FLAT SEAT neo」が装備されているほか、欧米線やオーストラリア線のような長距離路線のみならず、シンガポール線やバンコク線などの中距離アジア線に就航するボーイング777-300ERや777-200ERの多くにも、最大157cmのシートピッチを持つライフラットシートに、10.4インチの個人用モニターやPC電源などが装備された「JAL SHELL FLAT SEAT」が導入されている。2011年に全日空が国際線ビジネスクラスの新座席を導入して以来、優良顧客の流出に悩まされていたが、2012年9月13日、業界最大級の23インチ個人用モニターと全席通路アクセスが可能なフルフラットシート「JAL SKY SUITE」の導入を発表し、2013年1月から東京-ロンドン線の運航を開始した。
韓国や中国、フィリピンやホノルル線などの短中距離国際線に就航する一部のボーイング777-200と767-300ER、737-800型機には、シートピッチが小さくリクライニング角度が浅い「スカイラックスシート」が装備されている。2010年10月から、新造機の767-300ERに10.6インチの個人用モニターやPC電源、USB端子などが装備された新座席「JAL SKYRECLINER」が一部の路線で導入された。詳しい座席仕様や機内食等のサービスの詳細は、JALホームページで確認ができる。
ファーストクラス[編集]
最上級クラスとして、東京-パリ線やロンドン線、ニューヨーク線やロサンゼルス線をはじめとする長距離主要路線や、東京-ジャカルタ線などのビジネス客や富裕層の多い路線を中心に設定されている。1990年代以降のビジネスクラスのサービスの充実などを受けて、以前よりは設定されている路線が減っている。詳しいサービスや機内食に関しては、JALホームページで確認ができる。
サービス[編集]
日本国政府専用機の客室乗務員と同様のファーストクラス向けの訓練を受けた客室乗務員のみがサービスを担当する。機内食は、日本料理が「京都料理芽生会」、フランス料理は「日本エスコフィエ協会」が監修したメニューが提供され、内容は他のクラスに比べグレードアップした内容となり、機内食の事前予約も受け付けているほか、10種類以上のアラカルトメニューも用意されている。アルコール類も、芋焼酎「森伊蔵」や日本酒「磯自慢」や「飛露喜」、「シャンパーニュ・テタンジェ」や「ポル・ロジェ」、「ヴーヴ・クリコ」「シャンパーニュ サロン」などの最高級銘柄が提供される。
ポーチに入った資生堂特製の男性、女性別の専用アメニティセットや羽根布団が用意されるほか、オーディオもボーズ製のノイズキャンセリングヘッドホン「クワイアットコンフォート2」が採用されている。
主要空港ではファーストクラス専用チェックインカウンターや専用空港ラウンジの提供がされるほか、ヨーロッパ線とアメリカ大陸線(ハワイ線と他社運航のコードシェア便は対象外)の対象料金での利用者は、成田空港から23区内へのヘリコプター(森ビルシティエアサービスのユーロコプター EC 135)による無料移動サービスも提供されていた[28][29]。
シート[編集]
2008年8月から、東京-ニューヨーク線に19インチの個人モニターやPC電源などが装備された半個室型シート「JAL SUITE」が導入された。なお、2008年9月から東京-サンフランシスコ線にも導入されたほか、2009年度以降もロサンゼルス線やシカゴ線、ジャカルタ線にも導入された。同シートには、テンピュールとのコラボレーションによる専用マットレスと枕が提供される。
ヨーロッパ線は、1980年代に導入されていた寝台サービス「スカイスリーパー」のイメージを取り入れた、「JAL SKYSLEEPER SOLO」が導入されている。イギリス人デザイナーのロス・ラブグローブがデザインし、イタリアのポルトローナ・フラウ製の皮革を採用したフルフラットやマッサージ機能、靴入れや小物入れ、オンデマンド対応の個人テレビやPC電源などが利用できる。
2013年1月から、東京-ロンドン線にも23インチの個人モニターなどを備えた「NEW JAL SUITE」が導入された。
地上サービス[編集]
無料バスサービス[編集]
エコノミークラスの正規割引運賃(一部運賃を除く)以上のクラスおよびマイレージ特典を利用し搭乗した場合、下記のバスサービスが無償で利用できる。
JALファミリーサービス[編集]
日本人ビジネスマン及びその家族の日本国外への赴任や帰任時、赴任中の家族訪問時の空港における乗り継ぎ支援サービスやファミリーサービス専用チェックインカウンター、並びに専用ラウンジの提供などを行っている。
就航都市(貨物便を除く)[編集]
自社機材運航及び自社便名の旅客便でグループ機材による運航便も含む(2013年05月現在)
マドリードやベルリン、デュッセルドルフなどワンワールド加盟航空会社が拠点とする都市[31]、ヤンゴンや中国の地方都市など経済成長の著しい都市[32]への新規路線開設や、デンパサールなど経営破綻によって撤退した路線の復活が検討中。
過去の定期就航地(貨物便を除く)[編集]
1970年代中頃までは航空機の航続距離が短かった事もあり、給油の為に最終目的地までに数か所経由する事が多く、協定により有償乗客の乗降が出来ない空港に純粋な給油目的で寄航する事も多かった。又、特に南回りヨーロッパ線は、シベリア経由北回りヨーロッパ線の就航便数が限られていた事や、フラッグ・キャリアが中東の産油国に乗入れる事による関係構築という国策もあり、現在は乗入れていない南アジアや中東の都市に多数寄港していた。
- テンプレート:Switzerlandスイス:チューリッヒ
- スペイン:マドリード
- テンプレート:Soviet Unionソビエト連邦:ハバロフスク
- アメリカ合衆国:ウェーキ(燃料の補給のみ)、アンカレッジ、シアトル、ラスベガス、ダラス・フォートワース、ニューオーリンズ、アトランタ、マイアミ(給油のみ)、ワシントンD.C.、コナ
- カナダ:トロント
- プエルトリコ:サンファン(給油のみ)
- ベネズエラ:カラカス(給油のみ)
- ブラジル:リオ・デ・ジャネイロ、サンパウロ
- メキシコ:メキシコシティ
- エジプト:カイロ
- 北マリアナ諸島:サイパン
- フィジー:ナンディ
- オーストラリア:パース、ブリスベン
- ニュージーランド:オークランド、クライストチャーチ
不定期便[編集]
東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、札幌/新千歳、福岡、北九州など日本国内各地の空港からコロール、モントリオール、アンカレッジ、ザグレブ、ブダペスト、トロント、ウランバートル、フェアバンクス、マジュロなどへ不定期便又はチャーター便、プログラムチャーター便として就航している[34][35]
国内線[編集]
路線網[編集]
設立当初より国内線の運航は東京発着便を中心とした幹線を中心に行っていたが、1972年に日本航空と全日本空輸、東亜国内航空(後の日本エアシステム)の大手3社に対して運輸省より事業路線割り当て(いわゆる45/47体制)が行われ、日本航空は国内幹線と準幹線の一部の運航が割り当てられることになった。しかし、1985年にこの事業路線割り当てが廃止された後は、地方発着のローカル線にも路線網を拡大した。
2002年の日本エアシステムとの統合で、国内線を日本航空ジャパン(旧:日本エアシステム)に譲渡するとともに日本エアシステムの国際線を引き継いだが、2006年10月1日に同社と合併したため、最終的に旧両社の国内線を一手に引き継いで運航することになった。その後の路線の統廃合を経て2009年現在は国内線61拠点164路線を運航している。なお、一部の便は子会社のJALエクスプレスや日本トランスオーシャン航空、ジェイエアの乗務員と機材で運航されている。
2004年12月1日の羽田空港第2旅客ターミナル開業に伴い、同年12月21日から第1旅客ターミナル(西旅客ターミナル)の南北両ウイングから搭乗できるようになった。これにより中国、四国、九州、沖縄地方への便の搭乗は南ウイング、北海道、東北、北陸、近畿地方への便の搭乗は北ウイングと方面別に分かれた。
運賃体系[編集]
新規参入航空会社が格安運賃で対抗してきているにも関わらず、日本航空と全日空、日本エアシステムの大手3社は「片方が動けばもう一方が追随」の結果、日本の航空業界を支配する両社の運賃に大差はなく、その差額が数百円程度に収まっていた上、なぜか運賃改定が両社とも数日以内に行われていたことから「事実上のカルテル」だと揶揄されることも多かった。
しかし一時期、国内線における全日空との差別化は運賃にも及び「片方が動けばもう一方が追随」というそれまでとは異なる状況になっていた いつ?。顕著な例としては、全日本空輸がバースデー割引を廃止して28日前までの予約で実質同運賃並みの運賃設定となる「旅割」を展開するのに対し、日本航空はバースデー割引を維持したまま、前述の「旅割」と同系の28日前までの予約で大幅割引の「先得割引」を新設するなど、運賃面でこれまでテンプレート:誰範囲2日本航空が全日本空輸より優位に立つなど、様々な戦略の変化が見られていた。
しかし、その後の価格競争の激化によって、2007年現在では大きな差はなくなっている。
なお、2008年4月にはJALカード会員限定で「ビジネスきっぷ」を発売した。マイルが100%積算され、最大で41%の割引となる。搭乗当日まで購入できることが特徴である。なお、繁忙期では往復運賃(ただし、往復運賃対象期間外は普通運賃)と同額になっており、文字通り当日購入するビジネス顧客をターゲットとした運賃である。なお、予約と同時にクラスJやファーストクラスの予約もできる。
新規導入機材[編集]
羽田空港の拡張をにらみ、2007年2月22日に、新小型ジェット機として「エンブラエル170」の導入を決定、確定10機およびオプション5機の購入契約を締結した。2009年2月にジェイエアが運航している名古屋小牧⇔福岡、松山への投入を開始した。また、ボーイング787を2008年度より国内線に随時導入する予定であったが、ボーイング社の開発遅延により2011年第一四半期以降に遅れることとなった。その後方針の変更により、ボーイング787は当面国内線には導入せず、国際線機材の間合い運用も一切行わないこととした。
国内線機内クラス[編集]
普通席とクラスJ、ファーストクラスの3クラス制を取っているが、路線や機材によっては普通席とクラスJの2クラスとなっている[36]。
普通席[編集]
機内サービス[編集]
国際線のエコノミークラスに相当する席で、全ての機材、路線に提供している。
ソフトドリンクやコーヒー、紅茶、緑茶、スープなどの飲料やキャンディを無償で提供する。また、毛布や機内誌、機内販売も提供している。また、ニュースや「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンの旅」などのビデオをスクリーンや個人用テレビで放映するほか、機内オーディオ用のイヤホンも無償で提供する。
シート[編集]
ドイツのレカロ製のシートを中心に、機種や導入時期により数種類のシートが提供されている。なお、元日本エアシステムのボーイング777-200には個人用テレビが装備されていて時刻表でも「7J2」の表示で区別されていたが、順次ファーストクラス設定機材に改修され、その際にシートも交換されて他のボーイング777-200と同じく個人用テレビの無い内装になった。
クラスJ[編集]
日本エアシステムとの経営統合後、「スーパーシート」「レインボーシート(日本エアシステム)」を元に、日本航空としては初めての国内線へのミドルクラスの導入として、通常運賃にプラス一律1,000円で利用できる「クラスJ」を設置した。現在は、日本航空とJALエクスプレスが運航する一部のボーイング737-800を除く全ての機材に設定している。
追加料金が1,000円という廉価にも関わらずより広いシートと高いサービスで空の旅を楽しむことができること、空席がある場合は当日空港でアップグレードできること等が利用客に受け入れられ、高い座席使用率を維持していることから、2010年8月、設定座席数を増やす事を発表した。
なお、1980年代中盤には、国際線のファーストクラスとエグゼクティブクラスの間に、「クラスJ」と似た名称の上級中間クラス「スーパーエグゼクティブ・Jクラス」が設定されていた。
座席や詳しいサービスについては、JALホームページを参照。
機内サービス[編集]
普通席と同様の無償でのソフトドリンクや茶類、スープの提供に加えて、厚手の毛布の提供などを行っている。
シート[編集]
グッドデザイン賞を受賞した、平均47cmと普通席に比べて幅の広い座面とひじ掛け、フットレストと引き出し型テーブルを持つ、平均97cmの広いピッチを持つシートを用意している。なお、国際線機材により運航される場合は、エグゼクティブクラスのシートが提供されるほか、シート切り替えが終わっていない機材については、旧レインボーシートおよびスーパーシートをそのまま流用している。
ファーストクラス[編集]
ビジネスマンや裕福な個人旅客などの、利用頻度が多く比較的単価が高い路線を利用する客層を獲得するため、国内線における最上級クラスとして2007年12月1日から導入した。
当初は羽田-伊丹線に就航しているボーイング777-200に導入。その後段階的に計15機に各14席の設置を進め、2008年4月1日には羽田-福岡線に、同年6月1日には羽田-新千歳線に、2012年8月1日には羽田-那覇線へ導入した。料金は通常の運賃に8,000円の追加となり、空席がある場合は、当日空港カウンターで追加料金を払うことでアップグレードが可能である。
なお、全ての「ファーストクラス」導入機材に「クラスJ」も併設されているものの、「ファーストクラス」はその質の高いサービスが高い評価を受けて、「クラスJ」同様に導入以降高い搭乗率を獲得している。
詳しいサービスについてはJALホームページを参照。
機内サービス[編集]
機内食やデザートは、国内の高級レストランや料亭と提携したものを、朝食、昼食、夕食時のそれぞれの時間帯ごとのメニューから、好みの物を選択できる。夕食時には、「ミシュランガイド東京2008年版」で星を獲得した「分とく山」、「なだ万」、「アロマフレスカ」、「ラリアンス」、「エプバンタイユ」の5つの料亭やレストランとの提携メニューを提供する。また、全てのメニューは10日ごとに変更する。
飲み物は、シャンパン「テタンジュ」や日本酒「純米大吟醸 獺祭」、「幻の焼酎」などとも称され入手が難しいと言われる焼酎「森伊蔵」などをグラスや陶器で無償提供するほか、各種ビールやソフトドリンク、茶類も無償で提供される。また、全国紙やスポーツ紙、機内における上着の預かりサービスも提供する。
地上サービス[編集]
出発時には専用チェックインカウンターや「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」(羽田国際空港)、「サクララウンジ(それ以外の空港)」を用意するほか、専用のセキュリティーゲートの利用や優先搭乗、手荷物の無償上限の40キロへの引き上げや到着時の手荷物の優先手渡しサービス、区間マイルの50%割増加算を提供する。
シート[編集]
機内最前部に、日本の航空会社の国内線専用シートとしては最大の占有スペースを持つ、前後ピッチ130cm、座面幅53cm、ひじ掛け幅33cm、最大42度のリクライニング角の、レッグレストとフットレストが装備された本皮シートを設置する。また、この専用シートは大型パーティションを持つほか、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンや専用のスリッパ、ブランケット、クッションも提供する。
定期便就航空港[編集]
日本航空便名による就航地のみを記載。グループ会社便名による就航地は各グループ会社項目を参照。
2012年11月1日現在
※ : フジドリームエアラインズの乗務員・機材によるコードシェア便による就航
過去の定期便就航空港[編集]
貨物・郵便[編集]
JALカーゴ (JALCARGO) は日本航空グループの貨物運送サービスのブランドである。機体に「JALCARGO」とマーキングされた貨物機による運送のほか、旅客便に搭載されるものも含まれる。なお、日本航空インターナショナルは貨物を対象とした航空連合WOWの会員であった。1990年代中期から2000年頃までは「JAL SUPER LOGISTICS」のブランド名を使用していたが、その後JALカーゴに戻している[37]。
2005年度には[38]、国内線は貨物338,443有償トンキロ、郵便85,519有償トンキロ。国際線は貨物4,541,293有償トンキロ、郵便161,690トンキロの実績を持つ。なお、2009年3月から、国内第2位の日本貨物航空と太平洋路線で共同運航を行うほか、関西国際空港における日本貨物航空の積み下ろしの取り扱いを委託することになった。
2010年10月末には経営再建に伴う機材整理のため、貨物専用機による運航が終了した。これに伴いWOWも脱退した。
主な過去の就航地(旅客便が就航していない就航地)[編集]
過去の貨物専用機使用機材[編集]
- ボーイング747-400F
- ボーイング747-400BCF
- ボーイング767-300F
- ボーイング747-200F
- ダグラスDC-8-62AF
- ダグラスDC-8F-55
コードシェア便/運送共同引受[編集]
日本航空グループ内[編集]
◎JALグループは国際航空連合(アライアンス)「ワンワールド」に加盟しているが、※のある航空会社は経営施策上ワンワールドには加盟していない。また、現在JALエクスプレス及びJ-AIRは共同引受により、JAL便にて運航している。
外部提携先[編集]
国内線[編集]
- フジドリームエアラインズ
- ジェットスター・ジャパン(2013年3月6日より。JAL便名としての利用は同社国際線との乗継利用の場合に限られる。)
- 北海道エアシステム (2013年7月1日よりコードシェアを予定)[39]
国際線[編集]
※ ◎は、ワンワールド加盟、△は、スカイチーム加盟、☆は、スターアライアンス加盟会社。()は加盟予定。
- アジア
- 中近東
- ヨーロッパ
- 南北アメリカ
- オセアニア
貨物便[編集]
◎はWOW加盟、△はスカイチーム・カーゴ加盟。
- ルフトハンザ・カーゴ
- SASカーゴ◎
- エールフランス(エールフランス・カーゴ)△
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- シンガポール航空カーゴ◎
- 中国貨運航空(中国東方航空の貨物部門)
特別機と政府専用機[編集]
特別機[編集]
1950年代より、皇族や内閣総理大臣・閣僚の海外公式訪問の際には、日本航空の特別機が使用されていた。1990年代以降は政府専用機の導入や経費削減のため、以前に比べると頻度が減少しているが、政府専用機を天皇が使用している際や閣僚級の海外公式訪問には、日本航空の特別機を使用することがある。このため、特別機専用機材が常に複数機割り振られてあり、必要になった際には、これらの機材が政府によりチャーターされ、特別機として運航されている。
また、ハイジャックや邦人救出、日本の団体スポーツ選手団の定期便が就航していない就航地への輸送などに際しては、過去の運航実績などから特別機やチャーター機を運航することも多い。1990年、湾岸戦争のきっかけとなったイラク軍のクウェート侵攻の際、クウェートに在留していた邦人を救出したり、湾岸戦争中、イラクで働いていてエジプトに避難していたベトナム人を輸送したりしたのは、日本政府がチャーターした日本航空の特別機だった。2010年アイスランドの火山噴火では、日本からニューヨーク経由でイタリアローマへ救援便を回航し、日本人救出第一便として日本へ運航するなど日本航空の体制でしかできない運航もしている[40]。
政府専用機[編集]
1992年にボーイング747-400型機2機が政府専用機として導入されて以降は、同型機の国際線運航経験や整備技術力、日本の航空会社として最大の国際線ネットワークなどが認められ、整備作業や機内改装などを受託しているほか、政府専用機のうちの1機が整備などで使用できない場合は、日本航空の機材を予備機として提供している。
これに併せて、長距離国際線における機内サービスの経験と実績を認められ、航空自衛隊千歳基地所属の特別航空輸送隊第701飛行隊の空中輸送員による政府専用機の客室内での各種サービスの訓練も委託されており、羽田空港内の客室乗務員訓練センターにおいて空中輸送員に対する訓練が行われている。また、政府専用機の機内食は、日本航空の関連会社であったティエフケーが担当しており、他国の専用機の機内食も受注・納品している。
オフィシャル・エアライン[編集]
フラッグ・キャリアである上に、長年の間日本の航空会社では独占的な国際線運航会社であったことから、オリンピックや万国博覧会、FIFAワールドカップなど、日本の歴史の節目となるような数々のイベントのオフィシャル・エアラインとなっている。
またこれ以外にも、1964年に開催された東京オリンピックの聖火をギリシャから日本国内まで運送した[5]。と同時に、ダグラスDC-8やコンベア880など、ほぼ全ての運航機材にロゴを入れた。
1999年以降、2010年現在に至るまでサッカー日本代表チームの「オフィシャルサポーティングカンパニー」として、2002年と2006年のFIFAワールドカップで特別塗装機材を運航したほか、2010年の南アフリカ大会の際にはキャンプ地までの特別機の運航も行った[41]。
運航機材[編集]
「運航機材」の詳細参照
2006年度からボーイング737「ネクストジェネレーション」を49機導入しており、国際線にも随時投入しているほか、2012年からは燃費効率の優れた最新鋭のボーイング787の導入・運航を開始している[42]。全体の保有機数は日本の航空会社で最多を誇るが、エアバス社の航空機は1機も自社発注していない。日本航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は46で[43]、航空機の型式名は767-346, 777-346ER, 737-846,787-846 などとなる。
国際線[編集]
国際線機材では、中長距離路線にはボーイング777-200ER/-300ERや、従来型に比べ機内の各設備を更新したボーイング767-300ERを。アジアなど近距離向けにボーイング737-800を導入している。最新鋭のボーイング787-8は2012年から導入を開始しており、成田-ボストン線や成田-サンディエゴ線、成田-ヘルシンキ線など、これまでの大型機では採算の厳しい中規模都市への運航を実現させている[44]。
国内線[編集]
国内線機材では、中規模以上の路線にはボーイング777-200/-300型機、ボーイング767-300型機を、小規模路線にはボーイング737-800型機を運航している。[45] [46]2009年2月からは、既存路線の機材小型化・運航コストの効率化を目的に、最新鋭小型機エンブラエル170を導入した[47]。
訓練専用機材[編集]
自主運航開始後には早くも訓練専用機材を導入し[5]、その後初のジェット訓練専用機材であるダッソー・ファルコン20を導入するなど[48]機材ラインナップの拡充を行った。なお訓練は主に下地島空港で行われており、下記の単発、双発の訓練専用機材のほかに、実際に有償運航で使用されている機材での訓練やフライトシミュレーターでの訓練も行っている。
- ビーチクラフト・ボナンザ
- ビーチクラフト・バロン
過去の運航機材[編集]
世界の航空会社として最大機数を発注したボーイング747シリーズは、1970年代から現在に至るまで日本航空を代表する機材であると共に、大量輸送を実現する高度経済成長のシンボルとまで言われた[49]。しかし、ボーイング747クラシックシリーズは航空機関士が必要であり、また原油価格の高騰も相成って運航効率が次第に悪化し、ボーイング747-300が2009年7月に、ボーイング747-400は2011年3月1日にラストフライトを行って退役し、保有するボーイング747ならびに四発機は完全に姿を消した。また、経年化が進んだボーイング767-200についても2010年3月に退役した[50]。17年間 運航したマクドネル・ダグラス MD-90は2013年3月30日に退役した。
広告・宣伝活動[編集]
設立後しばらくの間は外国における広告宣伝活動と、国内線の広告が主であった。現在は夏季及びお盆休暇には、他の日本航空グループ企業と合同で、これらの繁忙期を狙った沖縄キャンペーン[51]や北海道キャンペーンなどの大々的なキャンペーンが行われる。
ディズニーとの関係[編集]
東京ディズニーリゾートオフィシャルエアライン[編集]
1983年から、東京ディズニーランド (TDL) と東京ディズニーシー (TDS) の参加企業で「オフィシャルエアライン」である(2004年10月に日本エアシステムとの経営統合時には、日本航空ジャパンに名義が一時移ったが、再編により再びオフィシャルエアラインとなった)。
東京ディズニーリゾートの参加企業として提供しているのは、東京ディズニーランドの開業当時から参加している「スタージェット」と、東京ディズニーシーの「ブロードウェイ・ミュージックシアター」の2つの施設である。
「JALドリームエクスプレス」[編集]
1990年代から2000年代にかけては、機体全面にディズニーキャラクターが描かれた特別塗装機である「JALドリームエクスプレス」を運航していたほか、同機のミニチュア模型も販売されていた。
なお、「JALドリームエクスプレス」の導入当初には、客室乗務員がミッキーマウスの耳をつけて乗務したほか、その後もキャラクターが描かれたエプロンを着用していた。また、「JALドリームエクスプレス」のバリエーションである「Tokyo DisneySEA号」は、「東京ディズニーシー」の日本国外での告知効果を狙って、国際線での運航も行われていた。
広告などにおける展開[編集]
また、日本航空(ジャルツアーズ)のパッケージツアー「JALSTAGE」で設定されている「JALで行く東京ディズニーリゾート」では、羽田空港とパーク間の無料送迎バスをはじめ、ショー鑑賞券やディズニーキャラクターが使われている景品などの特典が用意されている。
日本航空がディズニーのキャラクターを使用した広告は原則的に日本国内での使用に限られる。機内サービスとして子供向けに配布されている景品でも、ディズニーキャラクターが使われたものが用意されている。
スポーツ事業へのスポンサー活動[編集]
- 広島東洋カープ
- 北海道日本ハムファイターズ
- 福岡ソフトバンクホークス
- 2009年シーズンより積極的なキャンペーンを展開している。同業他社にはない選手肖像の利用によるPRを行い、公式ホームページには常にリンクバナーが配置。選手移動も日本航空を利用している。このうちソフトバンクは2010年6月から1か月間、スペシャルマーキングを施した「JALホークスジェット」を(ソフトバンク側が費用を負担する形で)登場させている。
- 四国アイランドリーグplus(2011年を最後にスポンサーより撤退)
- コンサドーレ札幌
- 清水エスパルス
- 清水エスパルスでの胸ロゴは、日本でのユニフォーム広告の先駆けであった。当時日本航空社員の伊沢が欧州サッカークラブの胸スポンサーを見て、市民球団で特定の企業イメージが無かったエスパルスのユニフォーム胸部分に日本航空のロゴを入れるよう働きかけたのがはじまりであり、その後他クラブも導入するようになった。
- なお、2010年1月19日の経営破綻によりエスパルスへのスポンサーは打ち切ったが、エスパルス創設以来継続して支援を行っていた日本航空に敬意を表し、2010年以降も無償で袖部にロゴが提供されている。
- ホノルルマラソン
- 冠スポンサーとしての参加のみならず、社員の自主参加によるボランティア活動や、多数の日本人参加者を運ぶチャーター便の運航を行うなど、多岐に渡る運営協力を行っている。
テレビ番組[編集]
- Nippon Pride 〜日本代表の掟〜(日本テレビ・ミニ番組、2013年4月から)
- ニッポン創造 TEAM FOR JAPAN(日本テレビ・ミニ番組、2013年3月まで)
ラジオ番組[編集]
- JET STREAM(TOKYO FM、JFN系列)
- 鈴木敏夫のジブリ汗まみれ (TOKYO FM、JFN系列)
HSST[編集]
1970年代前半に、1970年代後半に開港する予定であった成田国際空港へのアクセスの切り札として、日本航空と名古屋鉄道が中心となってHSST(磁気浮上式鉄道)の開発が進められた[5]。その後1985年に行われた国際科学技術博覧会(つくば科学万博)にも出展され、実際に一般客も搭乗することができた。
その後も開発が進められていたものの、1978年の新東京国際空港(現・成田国際空港)完成時に京成電鉄の「スカイライナー」による空港乗り入れ(空港敷地内ではあるが、ターミナルビルへの乗り入れではなかった)が実現したことや、次いで1987年に当時の石原慎太郎運輸大臣の命令を受け、1991年に東日本旅客鉄道(JR東日本)の「成田エクスプレス」の運行が開始され、あわせて「スカイライナー」の空港ビル乗り入れが実現し、都内からの空港までのアクセスが飛躍的に向上したこと。さらに日本航空の完全民営化を受けて、本業に直接関連していない上に、採算が取れるか判らない事業に投資することを取りやめたことなどから、開発計画からの撤退を表明し2000年に正式に撤退した[5]。
エピソード[編集]
- 1962年に北回りヨーロッパ線を開設した際に、万が一北極圏で不時着した際に熊に襲われた時のことを考え、機内に拳銃が搭載されており、パイロットが実際に射撃の訓練を受けた[52]。
- ビートルズが1966年に来日し日本航空機のタラップを降りてくる時に、4人のメンバー全員が「日本航空」のロゴの入った法被を着用していた。これは広報室が企画したもので、これを承けた客室乗務員があらかじめ乗務しており、羽田に着陸直後、メンバーに「日本の伝統衣装を着用するとファンが喜ぶ」といって着用させたものだった[53]。この際にこの法被の存在があまりに有名になったこともあり、現在も国際線のファーストクラスでは、この時のものとほぼ同じデザインの法被が乗客に提供されている。
- 1969年に日本国内航空から日本航空機製造YS-11型機1機をウエットリースし、福岡-釜山線に投入し約1年間運航した。なおこの際にリースされたJA8717機は、その後日本国内航空へ戻された後もしばらくの間日本航空塗装で使用され、その後1971年に行われた日本国内航空と東亜航空との経営統合による東亜国内航空への移籍を経て、系列会社の日本エアコミューターに移籍され、さらにその後日本航空と親会社の日本エアシステムとの経営統合を受けて、再び日本航空のロゴをつけて2006年9月30日の同型機の引退の日まで飛ぶこととなる。
- 1972年11月に発生したシェレメーチエヴォ墜落事故で亡くなった乗客の遺族の提案により、「この事故の悲劇を忘れないで安全運航を行ってほしい」との願いから、緑十字をかたどった「安全バッジ」がこの事故以降全ての日本航空の社員の制服に着けられることになった[5]。しかしこのバッジは、2002年に行われた日本航空による日本エアシステムに対する経営統合と、その後、合併に伴う制服改変の前後に廃止され、社員の身分証明章の一角にその記号が記される事となった。現在も日本航空のモスクワ支店では、毎年事故日になると社員が慰霊碑に向かい犠牲者の慰霊を行っている。
- 1973年に発生したドバイ日航機ハイジャック事件で爆破されたボーイング747型機の焼け残った尾翼の一部部品はその後売却されてKLMオランダ航空の同型機に装着された。しかしその後、同機は1977年にスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島にあるロス・ロデオス空港の滑走路上で2機のボーイング747型機同士が衝突した事故(テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故)に遭うこととなった。
- 1978年8月に、太平洋路線に就航するボーイング747型機の2階客室ラウンジ部分を改修して、寝台を5 - 7席設置した「スカイスリーパーサービス」を開始した[7]。寝台のサイズは長さ185.4センチ、幅68.5センチであり、機内に寝台を設置したのはジェット機として初の試みであった[5]。
- かつて「目標利益142億円」を達成するために、全部署に漬物石(※142と“いしに”の語呂合わせ)を配布したことがある。
- 1980年代にかけての日本航空の社訓は「お客様への感謝、仲間への共感、時代への挑戦」であったが、その社風から社内では「仲間への感謝、時代への共感、お客様への挑戦」と酷評されていた。
- 1980年代には、映画評論家の淀川長治が機内上映映画の選択のアドバイスを行っていた[54]。
- 1983年から1984年にかけて放映されたテレビドラマ、スチュワーデス物語の放送当時、ドラマの中で訓練生が実際に着用していたものと同じTシャツや帽子が、機内誌「WINDS」(現SKYWARD)内の通販コーナーで「スチュワーデス物語公式グッズ」として個数限定で販売されていた[55]。
- 日清食品と共同でオリジナルのカップ麺、「うどんですかい (Udon de Sky)」を開発し、1992年6月1日より長距離路線のエグゼクティブクラスで提供を開始した。気圧が低い機内で調理、提供されることから、普通のカップ麺より低い沸点でも麺が戻るように工夫が凝らされている。
- 篠山紀信や立木義浩、桐島ローランド等の著名フォトグラファーが撮影を担当し、実際に乗務している日本航空グループの客室乗務員が登場する「キャビンアテンダントカレンダー」を毎年作成していた。なお、このカレンダーへ登場する女性客室乗務員の多くが自薦(他薦も可能)で、客室乗務員という職種のみ、特に女性客室乗務員のみが登場することに対する批判も多い(1998年9月には男性客室乗務員が登場したことがあるが、過去これ1回のみである)。なお、経費削減施策の一環および販売数低下を受けて2009年版をもって発行中止された[56]。
- 同社が作成するカレンダーでは、他にも1954年に国際線創設を記念して創刊し、国宝や重要文化財等の日本の古美術を紹介する「アートカレンダー」、1967年に世界一周路線の就航を記念して創刊し、世界の風景と女性を掲載する「A WORLD OF BEAUTY CALENDAR」も毎年発行している。「世界名作文学カレンダー」は2009年版をもって発行中止となった。
- なお、その後国際線と国内線の機内販売のカタログにも同じく実際に乗務する女性客室乗務員(と男性客室乗務員)が毎号数名ずつ登場していたが、こちらは全て他薦であった。
- 社員によるハンドベルチーム「ベルスター」があり、様々なイベントで演奏を行っている。なお、他にも社員によるバスケットボールチームの「JALラビッツ」があった。
- 2007年11月26日、同年8月29日カナダ・バンクス島沖上空で、観測史上最小の海氷面積を記録した北極海を、機長の小林宏之(現・航空評論家)が写真撮影していたことが明らかになった。急速に進行した海氷の「大崩壊」を鮮明にとらえており、航空機からの同種の写真は極めて珍しいといわれる。この写真は、海氷の現実を世界に向け発信したもので、世界にも衝撃を与えた[57][58]。
関連項目[編集]
サービス関連[編集]
事故・事件関連[編集]
関連企業[編集]
- ギャラクシーエアラインズ(同社が10.0%出資していた貨物航空会社・清算済み)
- 日本ユニバーサル航空(かつて存在したJALグループ貨物航空会社)
- 沖縄DFS(DFSグループとの合弁会社)
- 大阪空港交通
- JALインフォテック(JIT)
- JALUX(現在でも2位の株主。旧・日航商事)
- ジェットスター・ジャパン
著名な出身者[編集]
- 深田祐介(作家)
- 安部譲二(作家)
- 木原稔(衆議院議員)
- 益岡康夫(青山学院大学講師)
- 内田和成(経営コンサルタント、早稲田大学大学院教授)
- 高橋治則(イ・アイ・イ・インターナショナル社長)
- 仲谷かおり(ヌードモデル)
- 島田律子(タレント)
- 秀島一生(航空評論家)
- 矢代直美(現役社員、バスケットボール選手。アテネオリンピック代表)
- 若田光一(宇宙飛行士)
- 渡辺蘭(気象予報士)
- 久恒啓一(多摩大学経営情報学部長)
その他[編集]
- 日本ユニセフ協会(西松遥前社長自身も評議員を務めた[11]。日本ユニセフ協会東郷良尚副会長、早見研(専務理事)はJAL出身で[12]現在も社をあげた協力態勢をとっている。[13])
- 日本航空の労働組合
- ブロードウェイ・ミュージックシアター(東京ディズニーシーにある、日本航空が提供している劇場)
- 交通博物館
- 千葉商科大学サービス創造学部の公式サポーター企業
- ヒルトン東京お台場
脚注[編集]
- ↑ 日本航空国際線プライオリティ・ゲストサポート[1]
- ↑ 日本航空国際線プライオリティ・ゲストサポート[2]
- ↑ エグゼクティブクラス割引運賃
- ↑ 枻出版 2006 150
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 5.8 日本航空広報部 2002
- ↑ 枻出版 2006 151
- ↑ 7.0 7.1 枻出版 2006 153
- ↑ "International Routes"「Top 25 Airlines, The Hot List 2008」 Conde Nast Traveler, Condé Nast Publications
- ↑ 「Jetsetter」Departures, June 2008
- ↑ "International Routes"「Top 25 Airlines, The Hot List 2008」 Conde Nast Traveler, Condé Nast Publications
- ↑ マイコミジャーナル 2008年10月22日「広々とした空間を確保するJALスカイシェルシートがグッドデザイン賞に」[3]
- ↑ JAL国際線新商品・サービスを導入
- ↑ 日本航空「JAL 有料の機内Wi-Fi接続サービス導入」
- ↑ 日本航空「ボーイング787」[4]
- ↑ ATW AWARD WINNERS FROM 1974 TO PRESENT
- ↑ "International Routes"「Top 25 Airlines, The Hot List 2008」 Conde Nast Traveler, Condé Nast Publications
- ↑ ロイター 2010年3月31日
- ↑ 日本航空「国際線「JALプレミアムエコノミー」サービスを導入」
- ↑ 日本航空「国際線ファーストクラス、エグゼクティブクラスに新シート誕生」
- ↑ JAL国際線新商品・サービスを導入
- ↑ 日本航空「国際線エコノミークラス」
- ↑ 日本航空「国際線「JALプレミアムエコノミー」サービスを導入」
- ↑ 日本航空「国際線プレミアムエコノミークラス」
- ↑ 「JAL、国際線のビジネスクラスにフラットシート導入」日経BP 2002年7月8日 [5]
- ↑ 「JAL、国際線ファーストクラス、エグゼクティブクラスに新シート誕生」日本航空プレスリリース 2008年6月10日[6]
- ↑ 「月刊エアライン」1983年11月号 イカロス出版社
- ↑ 日本航空「国際線エグゼクティブクラス」
- ↑ JALヘリコプターサービス
- ↑ ヘリポートのあるアークヒルズから23区内への移動はハイヤーとなる
- ↑ JALグループ、2013年度の国際線路線便数計画(2013年6月1日以降)について
- ↑ http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2RSCY1A74E901.html
- ↑ http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012042001001317.html
- ↑ 「日本航空時刻表」1965年8月、1969年8月、1970年4月、1972年2月、1973年8月、1975年12月、1978年7月、1981年12月、1987年5月、1990年4月、1995年1月、1996年4月、1996年8月、1998年5月、2001年12月
- ↑ 「JAL&JTB、2007年夏、欧州へのチャーター便を大幅増便!」日本航空プレスリリース 2007年2月23日[7]
- ↑ 日本航空プレスリリース 2007年1月26日[8]
- ↑ 日本航空の便名が付与されている日本エアコミューターやジェイエア、日本トランスオーシャン航空運航便の一部はモノクラスで運航している
- ↑ 日本航空広報部 2002 年表資料編
- ↑ http://www.jal.com/ja/ir/finance/factbook/2006_03.xls
- ↑ 北海道エアシステムと日本航空のコードシェア(国内線共同運航)を開始
- ↑ 日本航空 2001年4月28日 定例記者会見
- ↑ 日本航空プレスリリース
- ↑ 日本航空「JAL 787-8初号機受領と機内仕様について」
- ↑ 『ボーイング747ジャンボ』 p.65
- ↑ 日本航空「型機では採算の厳しい中規(1)国際線」
- ↑ なお、旧JALが乗り入れていなかった空港には、トーイングカーなどの地上機材が対応していないためボーイング747と777は乗り入れできない。2003年4月に旧JALの乗り入れが中止された空港も、両機種用の地上機材が撤収されたため同様である
- ↑ http://www.facebook.com/#!/jal.japan JAL公式facebookページ
- ↑ 日本の空にブラジル製リージョナルジェット
- ↑ 「JAL`s History」1971-1980 日本航空[9]
- ↑ J-CAST「高度経済成長のシンボル JALジャンボ機が退役」
- ↑ 日航ジャンボ、41年の歴史に幕 ラストフライト便が成田到着
- ↑ 枻出版 2006 56
- ↑ 「DC-8 FOREVER—退役記念!JAL DC-8の本」日本航空パイロット編 1987年
- ↑ 枻出版 2006 107
- ↑ 「淀川長治自伝(下)」P.154 淀川長治著 中公文庫
- ↑ 「Winds」 1984年3月号
- ↑ 「イザ」2009年2月1日[10]
- ↑ 「読売ONLINE 2007年11月26日」http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071126i305.htm
- ↑ 「読売ONLINE 2007年11月26日(ニュースランキング2007)」http://www.yomiuri.co.jp/feature/2007ranking/20071126i305.htm
参考文献[編集]
- 「4196人のスチュワーデス―スチュワーデスの本’85」深田祐介 1985年 日本航空
- 「SKYWARD」JALブランドコミュニケーション 2006年12月号
- 「DC-10/MD-11&L-1011」イカロス出版 2000年 ISBN 4871492753
- 「マッハの恐怖」(文庫) 柳田邦男 新潮社 1986年 ISBN 4101249059
- 「死角 巨大事故の現場」柳田邦男 新潮社 1988年 ISBN 4101249083