旭川市
旭川市(あさひかわし)は、北海道にある市で、上川支庁の所在地。2000年4月1日に中核市に指定。北日本では仙台市に次いで3番目(道内では札幌市に次いで2番目)の人口を有しており、北日本最大の中核市である。戦前は陸軍第七師団が置かれ、軍都として発展した。上川管内のほか北空知・留萌・宗谷・網走支庁中北部などの地域・支庁の近隣市町に行政・商業・工業などで強い影響力を持つ。近年は、行動展示で人気の旭山動物園や、旭川ラーメンで全国にその名を知られる。
JR旭川駅のすぐ駅裏には忠別川が流れているが、先住民族であるアイヌの人々はこの忠別川のことを「波のある川・波立つ川」の意味でチウ・ペツと呼んでいた。しかしこれをチュッ・ペツ(日の川)と勘違いした結果、「旭川」という地名が生まれたとされている。
目次
地理[編集]
- 北海道のほぼ中央にある上川盆地に位置している。
- 石狩川、忠別川、美瑛川、牛朱別川など大小130の河川が流れ、740あまりの橋が架かる。中でも石狩川と牛朱別川の交わるところにある旭橋は、1932年完成した鉄製アーチ橋で「川のまち」旭川の象徴として市民に愛されてきた。旭橋は北海道遺産に選定されている。
- 旭川駅周辺では駅の高架化を含む再開発事業が行われており、この旭川駅周辺開発地区をさして北彩都あさひかわ(きたさいとあさひかわ)という愛称がつけられている。
- 国際会議観光都市(北海道内では他2市が指定札幌市、釧路市)
気候[編集]
- 内陸特有の気候で年間の気温差が大きい。夏は緯度の割に暑く、冬は北海道の中でも屈指の寒さとして知られている。1902年1月25日には、日本の気象官署での観測史上最低気温となる-41.0℃を記録した。しかし、近年は都市化などの影響による高温傾向によって、-20℃以下となる日が減少している。なお、郊外の江丹別地区では、近年においても-30℃以下をしばしば記録している。
- 厳しい気候であるとのイメージが強いが、実際は盆地にあり穏やかな気候である。年間を通して風が弱く、冬に地吹雪が発生することがほとんど無い。降水量も北海道内では少なく、全国平均値や函館市の半分程度である。これは、梅雨が無く、台風の影響もあまり受けないためである。夏は日中の気温が高いものの、海岸部(室蘭市・函館市など)と比べて湿度が低く乾燥した気候で過ごしやすい。
歴史[編集]
- 1890年 : 石狩国上川郡に旭川・永山・神居の3村が設置
- 1891年 : 永山村に屯田兵入植
- 1892年 : 旭川村(現東旭川地区)に屯田兵入植
- 1896年 : 旧陸軍第七師団が編成・設置
- 1898年 : 北海道官設鉄道(旧国鉄・JR北海道の前身)により旭川駅が設置開業
- 1900年 : 旭川村が旭川町に改称
- 1902年 : 国内観測史上最低気温(摂氏氷点下41.0度)を記録
- 1914年 : 区制施行、旭川区となる。
- 1916年 : 旭川区の人口:64,391名。旭川区のマラリア患者数:104名。
- 1922年 : 市制施行、旭川市となる。
- 1932年 : 現旭橋(北海道遺産)が開通。牛朱別川切り替え工事完成。
- 1936年 : 旭川常盤ロータリー完成
- 1945年8月16日(日本敗戦の翌日) : 釧路市と留萌市を結ぶ線より北東側の北海道をソ連占領地域とするようソ連のスターリンが要求、旭川もこの地域に含まれていた。GHQはこれを拒否した。
- 1952年 : 保安隊第2管区総監部(現陸上自衛隊第2師団司令部)が移駐
- 1955年4月1日 : 神居村・江丹別村を編入
- 1960年 : 旭川冬まつりの第1回開催
- 1961年4月1日 : 永山町を編入
- 1963年8月15日 : 東旭川町を編入
- 1966年 : 旭川空港が開港
- 1967年 : 旭川市旭山動物園が開園
- 1968年3月1日 : 神楽町を編入
- 1969年 : 函館線が旭川駅まで複線電化される
- 1970年 : 旭川市の人口が30万人を突破。旭川大橋開通。
- 1971年3月2日 : 東鷹栖町を編入
- 1972年 : 日本初の恒久歩行者天国である平和通買物公園がオープン
- 1973年 : 北海道新幹線の終点が旭川市に変更され、札幌駅~旭川駅が全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画線に制定される。
- 1973年 : 宗谷線の連続立体交差事業(鉄道高架)が完了する。
- 1973年 : 神楽岡地区(現:緑が丘)に旭川医科大学が設置される。
- 1982年 : 旭川空港にジェット機就航
- 1984年 : 旭川スタルヒン球場がオープン。近文大橋開通。
- 1986年 : 旭川大雪アリーナ(旭川初の屋内スケートリンク)がオープン
- 1990年 : 旭川市開基100年。道央道が旭川鷹栖ICまで延伸される。花咲大橋開通。
- 1991年 : テレビ北海道(TVh)旭川送信所開局(9月)。ツインハープ橋開通。北旭川大橋開通。
- 1995年 : 旭川新道(約14km)全線開通(一部暫定2車線)
- 1996年 : 旭川駅周辺開発「北彩都あさひかわ」事業のうち、土地区画整理事業に着手。
- 1997年 : 旭川空港新滑走路2,500m供用開始
- 1999年 : 雨紛大橋の開通により、旭川環状線全線開通。
- 2000年 : 中核市として指定(4月)。道央道の旭川鷹栖IC~和寒IC開通に伴い、旭川北ICも供用開始。
- 2002年 : 永山新川(牛朱別川分水路)供用開始。
- 2004年 : 7月と8月、旭川市旭山動物園の月間入園者数が日本一を記録
- 2005年 : 旭川市科学館(愛称:サイパル)北彩都あさひかわ地区に新築移転。
- 2006年 : 6月、旭川空港に初の国際線定期便・旭川-ソウルが就航
- 2006年 : 旭川市旭山動物園の月間入園者数が4ヶ月連続で日本一を記録(6~9月)2006年度入園者数300万人突破
- 2007年 : 10月1日、地上デジタル放送開始
経済[編集]
産業[編集]
集散地・物流の拠点として発展。かつては「旭川商人」という言葉もあった。 農業が盛んで、北海道における良質米の生産地として知られる。神居古潭地区では、りんごやさくらんぼなどの果樹の生産がみられる。ソバの生産量は国内第3位。日本の五大家具産地(旭川家具)の一つでもある。 このほか酒造業が盛んで、「北の灘」とも呼ばれている。 近年は旭川市旭山動物園の躍進により観光客数が大幅に増え、上期観光客数で小樽市や函館市を抜いて北海道内第2位となり、観光業への期待が高まっている。
企業など[編集]
- 農業 - 米(きらら397など)、そば(江丹別そばなど)
- 食品加工業 - 藤原製麺、加藤ラーメン、日本ハム、工藤畜産、大阪畜産、寿 須藤製麺工場、香貴、道水産業、藤六食品、ヤマモト食販(よつ葉乳業の下請け)、山下食品、吉川園、日本醤油工業、北海道味噌
- 製紙業 - 日本製紙(旧国策パルプ)、レンゴー、片桐紙器、旭ダンボール
- 運輸業 - 旭新運輸(日本製紙グループ)、旭川通運、北興運輸
- 電機・IT - 東芝ホクト電子、コンピューター・ビジネス、北海道地図、北海道録画センター
- 印刷業 - 総北海
- 酒造業(日本酒、焼酎、地ビール) - 男山、高砂酒造、合同酒精、大雪乃蔵、大雪地ビール
- 家具 - カンディハウス(旧インテリアセンター)、いさみや
- 建設・土木 - 新谷建設、北野組、荒井建設、盛永組、橋本川島コーポレーション、生駒組、廣野組、タカハタ建設、東成建設
- 鉄工 - 表鉄工所、田島工業、檜山鐵工所
- 市場 - 株式会社キョクイチ、一印旭川魚卸売市場、旭川青果卸売市場
- その他製造業 - 旭ダンケ、昭和木材、日本メディカルプロダクツ、正和電工(バイオトイレ)、上原ネームプレート、住友ゴム工業旭川タイヤテストコース、くみあい乳業株式会社、旭川ヤクルト株式会社牛乳工場、日東石油㈱、北海丸油㈱、モダ石油、道北振興 、旭川ガス、明治乳業旭川工場
金融機関・商業施設[編集]
金融機関
- 銀行 - 秋田銀行、札幌銀行、日本銀行(旭川事務所)、北洋銀行、北陸銀行、北海道銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行(旭川法人営業所)
- 信用金庫 - 旭川信用金庫、遠軽信用金庫、北空知信用金庫、士別信用金庫、名寄信用金庫、紋別信用金庫、留萌信用金庫、稚内信用金庫、信金中央金庫(旭川分室)
- 信用組合 - あすか信用組合、ウリ信用組合、北央信用組合
- 農業協同組合 - あさひかわ農業協同組合、たいせつ農業協同組合、東旭川農業協同組合、東神楽農業協同組合、北海道信用農業協同組合連合会
- 労働金庫 - 北海道労働金庫
- その他金融機関 - 国民生活金融公庫、商工組合中央金庫、中小企業金融公庫、日本政策投資銀行(旭川相談室)
- 証券会社 - 日興コーディアル証券、野村證券
※札幌銀行旭川支店、永山支店は2008年10月10日をもって営業を終了する予定、その後は北洋銀行になる予定。
商業施設
- 大型店 - 西武百貨店、丸井今井、旭川エスタ、!EXC、マルカツ、OKUNO、ポスフール、ラパーク長崎屋、イトーヨーカドー、イオン旭川西ショッピングセンター、ドン・キホーテ、アモールショッピングセンター
- 家電量販店 - 100満ボルト、ベスト電器、ヤマダ電機、マツヤデンキ
- ホームセンター - ホーマック、コメリ、ベストム。
- 家具 - ニトリ、旭川家具センター、スイートデコレーション、谷木工、家具のハマダ、マダム・ロタン・コバヤシ、家具の宮川本店
- ドラッグストア - ツルハ、サッポロドラッグストアー、サンドラッグ、アスクドラッグ
- スーパーマーケット - ふじ、ベストプライス、ウエスタン、ウエスタンパワーズ、道北ラルズ、ビッグハウス(以上アークスグループ)、旭友ストアー、れたす(以上旭川電気軌道傘下)、ダイイチ、生活協同組合コープさっぽろ(永山店シーナ・東光店ルミネ)、ホクレンショップ、エーコープ、マックスバリュ、銀座ストアー、神居スーパー、大善、ダバス、全日食チェーン
- コンビニエンス - セイコーマート、セブン-イレブン、ローソン、ヤマザキショップ、コミュニティ・ストア、セラーズ、SPAR
- 書店 - アニメイト、未来屋書店、旭川冨貴堂書店(地場大手)、三省堂書店、宮脇書店、ヴィレッジ・ヴァンガード、くまざわ書店、5条ブックス文文堂
- 古書店 - BOOKOFF、GEO、旭文堂、いほり文庫、BOOK BIG BOX、BOOKSキャロット、もぐちゃん、BOOKSフォーレスト、100円堂、BOOK&DVD MEGASPOT
- 映画館 - シネプレックス旭川、ディノスシネマズ旭川、旭川東宝会館
郵便[編集]
行政[編集]
歴代市長(公選)
代 | 市長名 | 任期 | 任期数 |
---|---|---|---|
初 - 4 | 前野与三吉 | 1947年~1963年 | 4 |
5 - 7 | 五十嵐広三 | 1963年~1974年 | 3 |
8 | 松本勇 | 1974年11月17日~1978年11月16日 | 1 |
9 - 12 | 坂東徹 | 1978年11月17日~1994年11月16日 | 4 |
13 - 15 | 菅原功一 | 1994年11月17日~2006年11月16日 | 3 |
16 - | 西川将人 | 2006年11月17日~現在 | 1 |
- 当初予算規模(2007年度)
- 一般会計 : 1481億2000万円
- 特別会計 : 1460億1923万1千円
市議会[編集]
概要[編集]
定数は36人。
構成[編集]
会派 | 議席数 |
---|---|
公正クラブ | 9 |
民主クラブ | 8 |
公明党 | 5 |
市民クラブ | 4 |
日本共産党 | 4 |
無党派ネットワーク | 3 |
無所属 | 3 |
(2007年5月10日現在)
北海道議会議員[編集]
旭川市単独で1つの選挙区(旭川市選挙区)を有し、定数は6人。任期は、2011年4月29日まで。
- 真下紀子(日本共産党・2期目)
- 木村峰行(民主党・3期目)
- 三井あき子(民主党・3期目)
姉妹都市・提携都市[編集]
海外[編集]
- 姉妹都市
国の施設[編集]
- 総務省
- 北海道管区行政評価局旭川行政評価分室
道の施設[編集]
- 北方建築総合研究所
- 北海道立林産試験場
官公署[編集]
地域施設[編集]
- 商工団体 - 旭川商工会議所、旭川北商工会、永山商工会、旭川南商工会、旭川東商工会
- 保健所 - 旭川市保健所、上川保健所(上川中部8町を管轄)
- 農業協同組合 - JAあさひかわ、JAたいせつ、JA東神楽、JA東旭川、サツラク農協
- 光熱水道 - 北海道電力、旭川市水道局、旭川ガス
- 通信 - NTT東日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ北海道、KDDI、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクモバイル、北海道総合通信網、WILLCOM、イー・モバイル
- 福祉施設 - 旭川市障害者福祉センターおぴった
教育[編集]
大学・短期大学・高等専門学校[編集]
- 北海道教育大学旭川校
- 旭川医科大学
- 東海大学芸術工学部
- 旭川大学
- 旭川大学女子短期大学部
- 旭川工業高等専門学校
高等学校[編集]
道立 |
市立 私立 |
専修学校[編集]
小中学校[編集]
校名の一覧については、小学校は北海道小学校一覧#上川支庁を、中学校については北海道中学校一覧#上川支庁をそれぞれ参照のこと。
特別支援学校[編集]
その他[編集]
- 中小企業大学校旭川校
職業訓練[編集]
職業能力開発促進センター[編集]
- 独立行政法人雇用・能力開発機構北海道センター 旭川職業能力開発促進センター(愛称:ポリテクセンター旭川)
職業能力開発校[編集]
医療[編集]
交通[編集]
空港[編集]
- 滑走路 延長2,500m×幅60m
- 国内線
- 東京国際空港(日本航空、北海道国際航空、全日本空輸、スカイマーク)
- 中部国際空港(全日本空輸)
- 関西国際空港(日本航空)
- 大阪国際空港(日本航空、繁忙期臨時運航)
- 函館空港(北海道エアシステム)
- 国際線
- 韓国・ソウル仁川国際空港(アシアナ航空、全日本空輸)
鉄道[編集]
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 旭川電気軌道(廃止、現在はバス事業に転換)
バス[編集]
- 市内路線
- 旭川市内路線は主に旭川電気軌道と道北バスで運行されている。バスの系統番号は両社で統一された付け方がなされておらず、同じ番号でも会社が違えば系統は全く異なる。尚、案内における呼び方は、旭川電気軌道は『○○番線』、道北バスは『○○番』である。
- 近郊路線
- 近郊路線も市内路線同様旭川電気軌道・道北バスが主体だが、深川・留萌・芦別・富良野方面はそれぞれ空知中央バス・沿岸バス・北海道中央バス・ふらのバスが運行している。(留萌旭川線は道北バス・沿岸バス共同運行)
- 長距離路線
- 旭川を通る長距離バス路線は道北バスが運行しているものが多い。その多くは行き先のバス会社との共同運行である。ただし、いくつか例外もある。
道路[編集]
文化財[編集]
国指定文化財[編集]
重要文化財(建造物)
- 旧旭川偕行社(春光5条7丁目 平成元年5月19日)
民俗文化財(重要無形民俗文化財)
- アイヌ古式舞踊(旭川市内 昭和59年1月21日)
登録有形文化財(国登録)[編集]
- 上川倉庫、事務所など7件(北海道旭川市宮下通11丁目1604-1・2 平成13.11.20)
- 上川倉庫一号倉庫
- 上川倉庫二号倉庫(リハーサルホール)
- 上川倉庫三号倉庫(チェアーズギャラリー)
- 上川倉庫八号倉庫
- 上川倉庫十号倉庫(デザインギャラリー)
- 上川倉庫十一号倉庫(大雪地ビール館)
- 上川倉庫事務所
- 旭川電気軌道春光整備工場(旧陸軍第7師団騎兵第7連隊覆馬場)(旭川市春光3条7丁目 平成13.11.20)
- 最創山光岸寺本堂(旭川市東鷹栖東1条3丁目272-1 平成13.11.20)
- 松岡家住宅(旭川市6条通13丁目58-3 平成13.11.20)
北海道指定文化財[編集]
記念物(史跡)
- 神居古潭竪穴住居遺跡(神居町神居古潭石狩川河川敷 昭和32年12月17日)
旭川市指定文化財[編集]
有形文化財(建造物)
- 上川郡農作試験所事務所棟(忠別太駅逓第一美英舎)(神居1条1丁目 昭和41年1月15日)
- 永山屯田兵屋(神楽3条7丁目旭川市博物館 昭和45年7月6日)
- 養蚕民家(東旭川町瑞穂1576-1 昭和48年3月19日)
- 旧神居古潭駅舎(神居古潭 平成3年3月15日)
有形文化財(歴史資料)
- 旭川兵村中隊記録及び屯田物語原画綴り(東旭川南1条6丁目旭川兵村記念館 昭和56年2月20日)
- 第七師団関係記録(春光町国有無番地陸上自衛隊旭川駐屯地北鎮記念館 平成18年3月30日)
- 知里幸恵遺稿ノート(神楽3条7丁目旭川市博物館 平成18年3月30日)
- 旭川兵村中隊記録(追加)(東旭川南1条6丁目旭川兵村記念館 平成18年3月30日)
有形文化財(考古資料)
- 錦町5遺跡出土の斧柄(神楽3条7丁目旭川市博物館 昭和61年8月20日)
- 蕨手刀(神楽3条7丁目旭川市博物館 昭和61年8月20日)
記念物(史跡)
- 近文山国見の碑(江丹別町嵐山 昭和41年1月15日)
記念物(天然記念物)
- 梅の木(東旭川町米原旭川第一小校庭 昭和41年1月15日)
- 神居古潭おう穴群(神居町神居古潭石狩川河川敷 昭和41年7月25日)
(平成18年5月末現在)
名所・観光スポット・名物・催事[編集]
名所[編集]
- 旭橋
- 北海道遺産。旭川のシンボル的な名橋
- ロマンティック街道 (プラタナス通、プラタナス並木路)
- プラタナス並木と西洋風の町並みが続く街道。教会や石造の倉庫、有名菓子店が立ち並んでいる。
- 外国樹種見本林
- 神楽岡公園
- 開拓時の自然がそのまま残る。もと上川離宮の予定地。
- 嵐山公園・嵐山展望台
- 鷹栖町域に属するが、旭川市の名所として認識されている。
- 突哨山(とっしょうざん)
- 日本最大級のカタクリ群生地
- 平和通買物公園
- 日本初の恒久歩行者天国。五十嵐広三市長時代に実現。
- 旭川常盤ロータリー
- 日本最大級のロータリー交差点
- 常磐公園
- 永山新川
- 牛朱別川の分水路として整備された新川。冬季に白鳥が多数飛来。
- 上野ファーム
- 「北海道ガーデン」の元祖。
- 斉藤牧場
- 旭山公園
- 旭川市旭山動物園に隣接する桜の名所。花見のシーズンには桜をライトアップ。
- 谷口山金峰寺(北海道三十三観音霊場16番札所)
観光[編集]
- 旭川市旭山動物園
- 日本で最北の動物園。「行動展示」と呼ばれる展示法で上野動物園を凌ぐ入場者を誇る。
- 3・6街 (三・六街、さんろく街、サンロク街)
- 北日本有数の規模を誇る大歓楽街。1300店もの飲食店が集まる。
- あさひかわラーメン村
- 旭川ラーメンのテーマパーク。地元の旭川ラーメン8店舗で構成されている。建物内にあさひかわラーメン村神社が併設している。
- 就実の丘 (しゅうじつのおか)
- 旭川空港の東側に広がる丘陵地帯。
- 旭川21世紀の森(キャンプ場・温泉あり)
- カムイスキーリンクス(スキー場)
- 道北有数規模のスキー場。旭川市は北海道のスキー発祥地。
- サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデ(遊園地・展望台・スキー場ほか)
- 観覧車・ジェットコースターなどがある遊園地。
- ダイヤモンドダスト・サンピラー・樹氷・川霧
- 冬季の朝に見ることができる。
- 嵐山陶芸の里
- クラークホースガーデン
- 旭川市科学館 サイパル
- 男山酒造り資料館
- 高砂酒造
- 大雪乃蔵(合同酒精、オエノンホールディングス)
- 酒造り見学のほかレストランも併設
- 5・7小路ふらりーと
- 旭川大雪地ビール館
グルメ[編集]
- 旭川市は内陸であるにもかかわらず、日本海・オホーツク海・太平洋から新鮮な海産物が集まる。これは、旭川市が北海道の中心部に位置し、古くから物流の拠点であり続けたというのがその理由である。
- 焼肉 - 畜産が比較的盛んであり多数の畜産メーカーが立地しているため、安価で種類が豊富。人口一人あたりの焼肉店数も多い。休日などに川原や自宅の庭で焼肉(もしくはジンギスカンを行う風習がある。
- 旭川ラーメン - 醤油味が主流だが、みそ味・塩味を看板にしてる店も多い。
- 江丹別そば - ソバの生産量は全国3位。(生産量1位2位の市町村と隣接)
- ジュンドッグ - パンの代わりにご飯を使ったホットドッグのようなもの
- 三升漬 - 麹と南蛮を混ぜたものを醤油で漬けた物
- 日本酒(男山・高砂・大雪乃蔵)・焼酎(紫蘇焼酎「鍛高譚」・グランブルー)・カクテル・大雪地ビール
- カレープ カレーを包んだクレープ。
スイーツ[編集]
旧陸軍第7師団の移入と共に菓子作りは盛んになったと言われており、道内でも函館市・小樽市に継ぐ長い歴史を持っている。
新鮮な牛乳や乳製品、サクランボ・リンゴ・イチゴといった果実、餅の材料となるもち米、餡の材料となるアズキなどの良質の菓子材料が近郊で生産されている事が、今なお菓子作りが盛んな要因と考えられる。
特に上川産のアズキは生産量は少ないものの、品質では高い評価を受けている。上川北部の名寄市で生産されるもち米「はくちょうもち」も有名であり、モスバーガーの製品にも使用されている。大雪山の伏流水が手に入る環境や、湿度か低い気候が菓子作りに適しているとされている。
旭川スイーツ全体の特徴として、全体的に甘さが控えめであることと、餡などに塩味を添加する店が多いという点が挙げられる。塩味を加えることの理由としては、甘さに深みがでると同時に、引き締まったように感じられるためだなどと言われている。
最近は、プリンやシュークリームが旭川のスイーツとして人気上昇中。特にプリンは全国大会の第一位と第三位に選出され、旭川スイーツの実力の高さを全国に示した。「大雪乃蔵」の酒古良も、「日本のお土産コンテスト」で金賞を受賞した。
- 旭川を代表する銘菓(生菓子以外)
芸術・文化施設[編集]
- 旭川市民文化会館
- 旭川市博物館
- 旭川市公会堂
- 大雪クリスタルホール
- 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
- 井上靖記念館
- 川村カ子トアイヌ記念館
- 神田美術館
- 北海道立旭川美術館
- 三浦綾子記念文学館 外国樹種見本林(氷点の舞台)の中に位置する。
- 北海道伝統美術工芸村
- 北鎮記念館 - 2007年に国道沿いに移転された。
- 花咲スポーツ公園
- 旭川市中央図書館
レジャー[編集]
- スタルヒン球場 旧制旭川中学から東京読売巨人軍に進み、通算300勝をあげた投手「スタルヒン」から命名。
- 旭川競馬場 ホッカイドウ競馬がナイトレースを開催
- 旭川大雪アリーナ
- 旭川市総合体育館
- 忠和体育館
祭り[編集]
- 旭川冬まつり(2月)
- 「氷彫刻世界大会」も同時に行われ、夜間にはライトアップされる。
- 北海道音楽大行進 (6月第一土曜日)
- 日本最大規模の吹奏楽祭。昭和4年に始まる。
- 旭川夏まつり(7月末~8月頭の木・金・土曜日)
- バーサーロペットジャパン(2007年から3月 第2 土曜・日曜の2日間の開催になった。)
ホテル [編集]
- 旭川グランドホテル
- ロワジールホテル旭川(ソラーレホテルズアンドリゾーツグループ)
- 旭川ターミナルホテル(JR北海道グループ)
- ホテルクレッセント旭川
- 藤田観光ワシントンホテル旭川
メディア[編集]
テレビ放送局[編集]
2007年10月1日より、NHK旭川放送局と道内民放5局の地上デジタル放送が開始される。デジタルテレビの送信所は旭山に設置され、NHK旭川放送局・HBC・STV・HTB・uhbは共同で地上デジタル放送の送信所を新設(鉄塔はNHK・民放ともに新設。局舎は民放各局は新設。NHKは現行のアナログテレビ・FM送信所の建物を使用する)し、TVhのみ現行のアナログ送信所(1991年9月開局時の鉄塔・建物)を使用する。
なお、これまでは高利得なパラスタックアンテナと受信ブースターを併用することで、旭川市内でも札幌(手稲山)送信所からの地上デジタル放送の受信が可能であり、市内の家電量販店などでは実際に受信した映像を店頭のデモンストレーションとして行っていたが、旭山送信所から地上デジタル放送の試験電波が2007年8月6日より出され、9月7日に映像・音声信号を付加した試験放送を開始したため手稲山送信所からの地上デジタル放送の受信は不可能となった(物理チャンネルがすべて手稲山送信所と重複するため。手稲山送信所から出されるアナログテレビ・FMラジオはこれまでどおり受信可能)。
旭川送信所も参照していただきたいのだが、TVh旭川のデジタルテレビは、旭川市を含み放送エリアが名寄市から富良野市に至る各地で視聴できるようになっており、一部地域を除く上川支庁のほぼ全域をカバーしている。
- NHK旭川放送局 ロワジールホテル旭川の屋上にお天気カメラが設置されている。
- 北海道放送(HBC)旭川放送局 放送局屋上の鉄塔にお天気カメラが設置されている。
- 札幌テレビ放送(STV)旭川放送局 NTT10条ビル屋上の鉄塔にお天気カメラが設置されている。
- 北海道テレビ放送(HTB)旭川支社 STV同様、NTT10条ビル屋上の鉄塔にお天気カメラが設置されている。
- 北海道文化放送(uhb)旭川支社 NTT神楽ビルの鉄塔にお天気カメラが設置されている。
- テレビ北海道(TVh)旭川支局
- 旭川ケーブルテレビ(愛称:ポテト)
ラジオ放送局[編集]
新聞社(一般紙) [編集]
新聞社(業界紙) [編集]
通信社 [編集]
その他[編集]
- 北海道経済
- メディアあさひかわ
- グラフ旭川
- タック(住宅情報誌)
- ライナーネットワーク(フリーペーパー)
- ホットペッパー旭川版(フリーペーパー)
- asatan(フリーペーパー)
出身の有名人[編集]
政治・官公・経済・軍事[編集]
学術・教育・文化・芸術[編集]
芸能・マスコミ[編集]
スポーツ[編集]
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 内務省衛生局保健衛生調査室編『各地方ニ於ケル「マラリア」二関スル概況』1919年(大正8年)発行(2008年1月21日現在、国立国会図書館の『近代デジタルライブラリー』で閲覧可能)
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 旭川市役所
- 上川中部圏ポータルサイト
- 国土地理院:旭川周辺上空航空写真
- 旭川市医師会
- 社団法人 旭川歯科医師会
- 旭川商工会議所
- 大雪みどころナビ(観光案内 日・英・韓・中)
- 旭川観光ガイド 旭川ツアリズム (日・英・韓・中国語)