杉村太蔵
杉村太蔵(すぎむら たいぞう,1979年8月13日 - )はタレント、政治評論家、元衆議院議員（1期）。
概要[編集]
学歴[編集]
北海道旭川市で1979年8月13日に生まれる。祖父と父は二代続く歯科医院を経営していた。市立札幌藻岩高等学校から、1998年4月筑波大学体育専門学群にスポーツ推薦で入学する。2004年3月に大学6年目で中退する。2016年（平成28年）、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程に合格し、4月から大学院生となった。 2020年（令和2年）3月、単位取得満期退学。 北海道音威子府村と人口減少問題対策・過疎地問題について共同研究を行うプロジェクトリーダーとなる。
議員歴[編集]
就職活動では連戦連敗であった。派遣会社数社に登録し、時給800円のオフィスビルの清掃員となり、フロアの掃除から、廊下や階段の床ふき、トイレ掃除を行う。仕事は楽しかったという。「君のトイレの磨き方はハンパじゃない！君は将来、必ず出世する」と励まされ、ドイツ証券に入社する。株式調査部でアナリストのアシスタントとなる。郵政解散で、自民党の公募記事を見て「郵政改革と構造改革について」1600字の論文を提出。自民党本部からの電話で、5分で自民党本部に顔を出す。5回の面接を経て公募に合格した。当初は「刺客」扱いであったが、弱小候補だｋつたので、 2005年9月、自民党公認候補として第44回衆議院議員総選挙に立候補し、9月11日、比例南関東ブロック35位で当選する。比例の35位なので、当選しないはずだったが、自民党の比例候補は全員当選して、なおかつ票が余ったため、最下位ランクの杉村も当選した。
厚生労働委員会、決算行政監視委員会に所属する。労働問題を専門に、特にニート・フリーター問題など若年者雇用の環境改善に尽力する。2009年（平成21年）7月21日の衆議院解散で任期終了した。2010年7月、「たちあがれ日本」から第22回参議院議員通常選挙の比例代表候補に立候補するが落選する。
議員後[編集]
タレントとして活躍する傍ら、投資家として株式投資で多額の利益を上げる。2013年5月に立ち上げた商社「杉村商事」の社長。 私生活では三児の父。
2020年6月9日、小泉政権時代の自民党幹事長経験者らによる定例「同窓会」に、杉村太蔵が招かれた。武部らからは『お前がこうしてテレビで皆さんにかわいがってもらって、本当によかった』と、杉村に対し温かい反応があったという。小泉元総理からは「お金より大事なことがある。信頼だ」と言われたという。武部からは『バカ息子ほどかわいい』と言われているという。
投資家[編集]
自分が応援したいと思える企業の株を買うという。「金儲け」だけを考えている人は、投資では成功しないとする。勉強をして知らなかったことを知る、それこそが株の最大のリターンと悟る。投資スタイルに影響を与えた書籍はハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ポーター教授の著書『競争戦略論I』。ドイツ証券時代に読んだ。「250年生きられるくらいお金を貯めた」という[1]。
テレビ出演[編集]
自称「薄口政治評論家」という。
- サンデー・ジャポン TBS系列 9:54～11:30 コメンテーター
- 大下容子ワイド!スクランブル テレビ朝日系列 10:25～13:00 水曜コメンテーター
- 情報ライブ ミヤネ屋
- 『杉村太蔵の情熱先生TV』経済トークバラエティ番組 TOKYO MX1 毎月第３土曜日14：30～15：00
語録[編集]
新人議員になったときの失言がテレビで取りあげられた。党本部に苦情の電話が殺到した。党本部で謝罪会見が行われ、杉村は「幼稚で無責任な」コメントを「深く申し訳ない」と謝った。武部からは「『いますぐ党本部へ来い！』と言われ、幹事長室を開けると、武部勤幹事長(当時)から『貴様コラァァ！！』と怒られた。今では「料亭1回行くぐらいならランチに10回行く」という。効果はあまり変わらないという。
- 「議員宿舎は3LDKだそうです。楽しみです」
- 「夢だったんですよ、BMWを持つことが」
- 「早く行ってみたいですね、料亭に」
- 人生を前に進めるには、目の前の与えられた仕事ひとつひとつを一生懸命やることしかないと悟る。
- 大学中退後、旭川で歯科医を営む父親に「歯科医の仕事を手伝うよ」と相談すると、「働かないなら死ね！」と言われて目覚めた。
著書[編集]
- 杉村太蔵(2014)『バカでも資産1億円 「儲け」をつかむ技術』小学館
- 杉村太蔵(2021)『"投資""副業"お金の基本がゼロからわかる 稼ぎ方革命』KADOKAWA
