木曜劇場

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2014年11月11日 (火) 09:00時点における219.96.147.102 (トーク)による版 (2004年)

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木曜劇場もくようげきじょう)は、フジテレビが制作及び著作権を所有し、同局系列のテレビ局で木曜日22時台(日本時間)に放送されるテレビドラマ枠の呼称である。

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テレビドラマ

概要

月9と並んでフジテレビの看板ドラマ枠であるが、月9がラブストーリーやコメディが多いのに比べ、こちらは社会派ドラマやミステリーなどを扱う作品が多いのが特徴と言える。また、比較的12月下旬~1月上旬の山羊座生まれの俳優がキャストすることが多いのも特徴である。2004年頃からは、「木曜劇場」と言う呼び名はあまり使われないが、正式な番組名では作品名の前に付随する。同枠は1984年10月の「オレゴンから愛」が第一作目となるが、元々は故・田宮二郎の代表作「白い巨塔」などを生んだ「土曜劇場」(1981年3月末にゴールデン洋画劇場と枠交換の形で終了)や「北の国から」などを生んだ「金曜劇場」(1981年4月にゴールデン洋画劇場と枠交換の形で開始、1984年9月末に金曜女のドラマスペシャル放送開始に伴い終了)を継承した形となる。

また、1983年9月までは、同枠は関西テレビ制作枠として、22時台前半の30分は「三枝の爆笑美女対談」等のバラエティーを放送。後半の30分も関西テレビ制作枠として「阪急ドラマシリーズ」→1981年10月からは「ミュージックフェア」(フジテレビ)を放送していた。その後、1983年10月より「時代劇スペシャル」が金曜日からの枠移動で放送し、1984年3月で終了した。同年4月より半年間は弐十手物語乾いて候(共に時代劇)をそれぞれ放送した。(さらにそれ以前はシオノギ製薬が1社提供で放送していた連続ドラマ枠でもあった。)

過去に放送された代表的な作品には、トレンディブームに便乗してヒットした、「愛という名のもとに」・「29歳のクリスマス」。SPを含め10年続いた「白線流し」、中山美穂木村拓哉主演のサスペンス「眠れる森」や、吉岡秀隆が主演し、柴咲コウや時任三郎が出演し多くの感動をよんだ「Dr.コトー診療所」、唐沢寿明江口洋介主演でリメイクした「白い巨塔」、ブームとなった「電車男」、木曜劇場では初めての時代劇となった「大奥」などがある。また、トレンディードラマの代表作「抱きしめたい!」に主演した浅野温子、浅野ゆう子はこのドラマでW浅野とブームを起こした。また、2008年の『ラスト・フレンズ』が高視聴率を記録して[1]以降、15%以上を記録する作品が多くなっており、ほとんど作品が同局の看板枠でもある月9枠の視聴率を大抵上回っていたが、2009年秋~2010年冬期の『不毛地帯』は下回っており、第14話では8.2%と1桁に落ちてしまっており、平均視聴率も11.8%に留まった[2]。2010年4月期の『素直になれなくて』も初回視聴率で9.3%と1桁スタートとなり、その後も1桁と苦戦していた。さらに続く『GOLD』は第6話・第7話・第8話の3週連続で4.0%[3]を記録し第10話でまたも4.0%の最低値を記録し、平均でも第10話終了時点で7.1%と大低迷している。

木曜劇場・歴代平均視聴率10傑

1 眠れる森 1998年 25.2%
2 愛という名のもとに 1992年 24.7%
3 白い巨塔 2003年-2004年 23.9%
4 Dr.コトー診療所2006 2006年 22.4%
5 29歳のクリスマス 1994年 22.2%
6 電車男 2005年 21.2%
7 しゃぼん玉 1991年 21.1%
8 リング・最終章 1999年 19.88%
9 並木家の人々 1993年 19.85%
10 素晴らしきかな人生 1993年 19.7%

木曜劇場・歴代最高視聴率10傑

1 愛という名のもとに 1992年 32.6%(最終回)
2 白い巨塔 2003年-2004年 32.1%(最終回)
3 眠れる森 1998年 30.8%(最終回)
4 Age,35 恋しくて 1996年 28.1%(最終回)
5 29歳のクリスマス 1994年 26.9%(最終回)
6 Dr.コトー診療所2006 2006年 25.9%(最終回)
7 電車男 2005年 25.5%(最終回)
8 素晴らしきかな人生 1993年 25.0%(最終回)
9 しゃぼん玉 1991年 24.9%(第2回)
10 親愛なる者へ 1992年 24.4%(最終回)

歴代のドラマ

制作プロダクション名のない作品はフジテレビの局制作。(制作・フジテレビドラマ制作センター、制作著作・フジテレビ)

1984年

1985年

1986年

1987年

1988年

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

ネット局

木曜劇場ネット局
放送対象地域 放送局 系列 放送曜日・放送時間
関東広域圏 フジテレビジョン(CX)
木曜劇場製作局
フジテレビ系列 木曜
22:00~22:54
北海道 北海道文化放送(uhb)
岩手県 岩手めんこいテレビ(mit)
宮城県 仙台放送(OX)
秋田県 秋田テレビ(AKT)
山形県 さくらんぼテレビジョン(SAY)
福島県 福島テレビ(FTV)
新潟県 新潟総合テレビ(NST)
長野県 長野放送(NBS)
静岡県 テレビ静岡(SUT)
富山県 富山テレビ放送(BBT)
石川県 石川テレビ放送(ITC)
福井県 福井テレビジョン放送(FTB)
中京広域圏 東海テレビ放送(THK)
近畿広域圏
徳島県
関西テレビ放送(KTV)
島根県
鳥取県
山陰中央テレビジョン放送(TSK)
岡山県
香川県
岡山放送(OHK)
広島県 テレビ新広島(TSS)
愛媛県 テレビ愛媛(EBC)
高知県 高知さんさんテレビ(KSS)
福岡県 テレビ西日本(TNC)
佐賀県 サガテレビ(STS)
長崎県 テレビ長崎(KTN)
熊本県 テレビ熊本(TKU)
大分県 テレビ大分(TOS) フジテレビ/日テレ系列
(クロスネット)
宮崎県 テレビ宮崎(UMK) フジテレビ/日テレ/テレ朝系列
(トリプルネット)
鹿児島県 鹿児島テレビ放送(KTS) フジテレビ系列
沖縄県 沖縄テレビ放送(OTV)

この他、フジテレビ系列局のない県域の、他系列に属する放送局にて、数週間から数ヶ月遅れの異日時ネットが行われることがある。また、FCI(Fujisankei Communications International Inc. アメリカ合衆国の主要数州でケーブルテレビ放送を行っているフジテレビの現地法人)が、この枠のドラマの大部分を数ヶ月遅れで放送している(放送日時は州により異なる)。ただし肖像権の都合か、ジャニーズ事務所所属タレントが出演しているドラマが放送されないケースが多い。

提供スポンサー

現在の提供スポンサー

2024年11月現在。

180秒
60秒
30秒

過去の提供スポンサー

補足

  • 番組開始直後は松下電器の一社提供で、タイトルも「ナショナル木曜劇場」になる予定だった。
  • 現在この枠では、三菱自動車がスポンサーと車両提供を行なっている。特にデボネアギャラン(ともに現在は国内販売終了)、ランサーなどが劇用車としてよく使われていた。2004年リコール隠し騒動で、CMを自粛していたときはACの広告に差し替えられてたが、車両提供は引き続き行なわれた。タクシーが登場するシーンでは多く使用されているトヨタ・クラウンコンフォート日産・セドリックが使われるが、エンブレム部分が黒いテープであからさまに隠されているのが特徴である。
  • KDDIと日本郵政グループは両社とも発足と同年月のスポンサー参入である。
  • KDDIがスポンサーになった以降、劇中に登場する携帯電話は全てauの携帯電話となった(現代劇の場合のみ)。2010年4月のスポンサー降板後も劇中に供給されてたものの、「GOLD」が前代未聞の低視聴率を連発したため、当ドラマ放送中に供給停止となった。
  • 以前スポンサーだった大正製薬は、医療ドラマ作品が放送されている時期は、製薬会社ということから公平を期すためスポンサークレジットを出さないことがあった。以下のドラマが該当。
    • 「白い巨塔」の放送期間である2003年10月~2004年3月までは提供を降板し、LIONと味の素がこの期間のみ90秒スポンサーになった。(ドラマ終了後に復帰)
    • 「医龍」では、ドラマ終了後にヒッチハイクとして60秒間CMが流れた。また、続編の「医龍2」でこの枠でのスポンサーを降板し、金曜プレステージにスポンサーを移行、この間味の素を90秒に拡大、残りの30秒はPT枠でタマホームのCMを流している。
    • ただし、同じ医療作品でも「小早川伸木の恋」「Dr.コトー診療所」では通常通り番組提供を行っていた。
  • 味の素はAGFとの表示交代に関係なく、グループ会社のAGFとJ-オイルミルズのCMを流すことがあり、ごく稀に味の素グループであるカルピスヤマキヤマサ醤油のCMも流されている。

2014年1月13日の 超報道の坂口憲二のご成婚の話題 でチームドラゴンの 出演シーンが放送された

脚注

  1. ただ、若者の悩みを描いたと言われるわりにはDVやストーカーを美化しており、見ている視聴者側もこういうシーンにそそられるという興味本位ぶりを発揮していた。しかも、一部では「視聴率ドーピングドラマ」だと揶揄する声もある。
  2. しかし、ドラマとしての評価は高い。
  3. フジテレビのプライムタイム(23時台も含む)のテレビドラマ単回では現時点でワースト視聴率となる
  4. テーマ曲は組曲「カルメン」の「トレアドール」だった
  5. テレビ朝日系列の東日本放送でも再放送されたことがあった
  6. 6.0 6.1 6.2 2クール放送
  7. この作品以降HD(高精細度テレビジョン放送)制作
  8. 視聴率は低迷したが、「こんな快作の視聴率がコケるのは納得行かねぇ!」との声が続出したドラマ。しかし、裏番組に知的障害について考えさせられるドラマがあったのでは多少は無理も無い…。
  9. 史上最悪のDV美化・視聴率ドーピングドラマ、本来なら低視聴率
  10. フジテレビ開局50周年記念ドラマ
  11. 木曜劇場歴代ワースト視聴率

関連項目

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