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== 日本におけるバラ == | == 日本におけるバラ == |
2012年5月22日 (火) 15:45時点における版
この項目では、植物について説明しています。その他の用法については「バラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
バラ属の植物は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘があるものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ(ただし、園芸種では大部分が八重咲きである)。北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地でここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生していない。世界に約120種がある。
「ばら」の名は和語で、「いばら」の転訛したもの[1]。漢語「薔薇」の字をあてるのが通常だが、この語はまた音読みで「そうび」「しょうび」とも読む。漢語には「玫瑰」(まいかい)の異称もある。 欧米ではラテン語:rosa に由来する名で呼ぶ言語が多く、また同じ語が別義として「ピンク色」の意味をもつことが多い。
6月の誕生花である。季語は夏(「冬薔薇」「ふゆそうび」となると冬の季語になる)。
なお、一般に「ばら」と呼ぶときは、園芸品種としてのそれを指すことが多い。
次節以下では園芸品種としてのバラを中心に解説することにする。
ギャラリー
- 北播磨余暇村公園のバラ「プリンセス・ドモナコ」P6022992プリンセス・ドモナコ.JPG
プリンセス・ドモナコ(HT)
- 北播磨余暇村公園のバラ「ローズミュージック」P6023025ローズミュージック.JPG
ローズミュージック(HT)
- P6023041ブルームーンCL.JPG
ブルームーン(CL)
- 北播磨余暇村公園のバラP6022989天津乙女.JPG
天津乙女(HT)
- 北播磨余暇村公園のバラ「千代HT」P6023030千代HT.JPG
千代(HT)
- 北播磨余暇村公園のバラ コクテールP6023085.JPG
コクテール(CL)
- 北播磨余暇村公園のバラ混合P6023065.JPG
バラ混合(コクテール他)
- P7024517ピンンパンサー.jpg
ピンクパンサー (バラ)(HT)
- P7195329ピンクグルテンドルスト.jpg
ピンクグルーテンドルスト(OL)
- Rose-kanon.JPG
花音(HT)
園芸植物となっているのは、主として次の野生種8種を先祖とし、それらの交配等で生まれたものである。
- Rosa multiflora ノイバラ
- R. wichuraiana テリハノイバラ
- R. moschata
- R. chinensis コウシンバラ
- R. gigantea ロサ・ギガンティア
- R. gallica
- R. damascena ダマスクローズ 精油や香水の原料に使われる
- R. foetida ロサ・フェティダ
用途
現在では鑑賞用として栽培されることが圧倒的に多いが、他にもダマスクローズの花弁から精油を抽出した「ローズオイル」は、香水の原料やアロマセラピーに用いられる。 花弁を蒸留して得られる液体「ローズウォーター」は、中東やインドなどでデザートの香りづけに用いられる。 また、乾燥した花弁はガラムマサラに調合したり、ペルシャ料理では薬味として用いる。 日本では農薬のかかっていない花弁をエディブル・フラワーとして生食したり、花びらや実をジャムや砂糖漬けに加工したり、乾燥させてハーブティーとして飲用することもある。
Smart thikinng - a clever way of looking at it.
日本におけるバラ
近代前
日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類は日本原産である。
古くバラは「うまら」「うばら」と呼ばれ、『万葉集』にも「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」という歌がある。『常陸国風土記』の茨城郡条には、「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた」とある。常陸国にはこの故事にちなむ茨城(うばらき)という地名があり、茨城県の県名の由来ともなっている。
このように日本人にはゆかりのある植物といえる。
江戸時代には身分を問わず園芸が流行ったが、バラも「コウシンバラ」「モッコウバラ」などが栽培されており、江戸時代日本を訪れたドイツ人ケンペルも「日本でバラが栽培されている」ことを記録している。また与謝蕪村が「愁いつつ岡にのぼれば花いばら」の句を残している。
また、ノイバラの果実は利尿作用があるなど薬用に利用された。
明治以後
このように日本人にゆかりのある植物であるが、バラがいまのように「花の女王」として愛好されるようになるのは明治以降である。
明治維新を迎えると明治政府は「ラ・フランス」を農業試験用の植物として取り寄せ青山官制農園(いまの東京大学農学部)で栽培させた。馥郁とした香りを嗅ごうと見物客がしばしば訪れたので株には金網の柵がかけられたという。
まだ、バラは西洋の「高嶺の花」であった。
その後、バラが接ぎ木で増やせることから、優秀な接ぎ木職人のいる、東京郊外の川口市の安行や京阪神地域の郊外宝塚市の山本で栽培が行われるようになった。 バラは皇族、華族、高級官僚といったパトロンを得て、日本でも徐々に愛好され始め生産量も増え始めた。
大正から昭和のころには一般家庭にも普及し、宮沢賢治が「グリュース・アン・テプリッツ(日本名:日光)」を愛し、北原白秋の詩にもバラが登場している。
第二次世界大戦で日本でもバラの栽培より野菜の栽培が優先され、生産が停滞する。
第2次世界大戦以後
しかし、戦後すぐの1948年には銀座でバラの展示会が開かれた。さらに1949年には横浜でバラの展示会が開かれ、そのときにはアメリカから花を空輸して展示用の花がそろえられた。
鳩山一郎や吉田茂などのバラの愛好は、戦後日本でのバラの普及に大いに貢献した。このように戦後の高度成長の波に乗り、バラは嗜好品として庶民にも普及していき、日本でも品種改良が行われるようになった。また、鉄道会社が沿線開発の一環として、バラ園の造営を行うようになり、各地にバラ園が開園された。
バラ園の造園
バラの価格が安くなり、一般に普及し始めたとはいえ、花の観賞を楽しむことができるのは、庭を持つ比較的裕福な家庭に限られていた。そのため、私鉄各社は沿線開発の一環として、バラ園の造営を沿線に行い、利用者の増加を図ることになった。
その嚆矢は京阪電鉄であった。同社は戦前から枚方市で菊人形の展示などをおこなっていた。キクが秋の風物であるなら、春の風物として独自のバラ園でのバラの展示をし集客を計画した。同社は「東洋一のバラ園」の造園をぶち上げ、当時、日本人ではただ一人の英国園芸協会会員で、バラの導入や品種改良で実績のあった岡本勘治郎をバラ園造営の監督に迎え、「ひらかたばら園」を開園するに至った。その後社名が京阪薔薇園になる。
切り花の普及
日本ではバラは花卉としてはキク、カーネーションとならぶ生産高があり、ハウス栽培で年中市場に供給されるようになった。
コンテスト
バラが戦後急速に一般に普及し始めると、ハイブリッドティの花のできばえを競うコンテストが盛んに行われた。これはキクの品評会と同様に栽培技術を競うものであり、大いに栽培技術の向上につながった反面、「喧嘩花」と呼ばれるほど、熾烈を極め、栽培家の間で喧嘩や絶交という事態まで発生した言われる。
ガーデニングのブームの中での大衆化
その一方で最近ではガーデニングの流行などで、オールドローズなどが植栽素材に再び注目を集め、多くの人に愛好されるようになった。
バラの種類
バラの分類方法は定まったものがなく、以下に示すのは一例である。
系統別の分類
原種
- ヨーロッパの原種
- ロサ・アルバ(Rosa alba)
- ロサ・カニナ(Rosa canina)
- ロサ・ガリカ(Rosa gallica)
- ロサ・キナモメナ(Rosa cinnamomea)
- ロサ・グラウカ(Rosa glauca)
- ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifolia)
- ロサ・スピノシッシマ(Rosa spinosissma)
- ロサ・ウィクライアナ(Rosa wichuraiana)
ほか
- 中近東の原種
- ロサ・フェティダ(Rosa foetida)
- ロサ・フェティダ・ビコロール(Rosa foetida bicolor)
- ロサ・フェティダ・ペルシアナ(Rosa foetida persiana)
- ロサ・フェッチェンコアナ(Rosa fedtschenkoana)
- ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)
ほか
- 中国の原種
ほか
- 日本の原種
- イザヨイバラ(Rosa roxburghii)
- サンショウバラ(Rosa roxburghii 'hirthua' )
- タカネイバラ(Rosa aciculaisis nipponensis)
- ノイバラ(Rosa mulitiflora)
- テリハノイバラ(Rosa wichuraiana)
- ハマナス(Rosa rugosa) 英:Japanese Rose, Rugosa Rose
- サクライバラ(Rosa uchiyamana)
- モリイバラ(Rosa jasminoides)
- フジイバラ(Rosa fujisanensis)
ほか
- 北米の原種
- ロサ・キンナモメア(Rosa cinnamomea)
- ロサ・ニティダ(Rosa nitida)
- ロサ・カリフォルニア(Rosa california)
- ロサ・ヴィルギニアナ(Rosa virginiana)
- ロサ・パルストリス(Rosa palustris)
ほか
- 品種改良に使用された原種
- ロサ・ムルティフローラ(ノイバラ)(Rosa mulitiflora)
- ロサ・ウィクライアナ(Rosa wichuraiana)
- ロサ・キネンシス(Rosa chinensis)
- ロサ・ガリカ(Rosa gallica)
- ロサ・アルバ(Rosa alba)
- ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)
- ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifola)
- ロサ・フェティダ(Rosa foetida)
- ロサ・モスカータ(Rosa moschata)
- ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea)
以上11種
園芸品種
オールドローズ
1867年に発表された「ラ・フランス」より前の品種をいう。野生の原種であるワイルドローズを含めるが、含めない場合もある。主な系列としてガリカ、ダマスク、アルバ、ケンティフォリア(センティフォリア)などがある。優雅な花形に豊かな香りが特徴である。オールドローズには一季咲きの品種が多い。
- アルバ(Alba)
- ケンティフォリア(Centifolia)
- ダマスク(Damask)
- ガリカ(Gallica)
- ロサムンディ(Rosa Mundi)
- ブルボン(Bourbon)
- ノワゼット(Noisette)
- ティ(Tea)
- チャイナ(China)
- モス(Moss)
- ポートランド(Portland)
- ポリアンサ(Polyantha)
- ランブラー(Rambler)
- エグラテリア・ローズ(Eglanteria Roses)
- ハイブリッド・ミセラネアオス(H.Macrantha)
- ハイブリッド・パーペチュアル(H.Perpetual)
- ハイブリッド・ムスク(H.Musk)
- ハイブリッド・モエシー(H.Moyesii)
- ハイブリッド・センパビエレン(H.Semperviren)
- ハイブリッド・ムルティフローラ(H.Multiflora)
- ピンクグルーテンドルスト
モダンローズ
「ラ・フランス」以降のハイブリッド・ティー系、フロリバンダ系など。現在一般的に見られるもので、主として四季咲き性、華やかな花形と色彩が特徴である。
- ハイブリッド・ティ(Hybrid Tea)
- フロリバンダ(Floribunda)
- ミニチュア(Miniature)
- つるハイブリッド・ティ(Climbing Hybrid Tea)
- つるフロリバンダ(Climbing Floribunda)
- つるミニチュア(Climbing Miniature)
- つる(Climbing)
- シュラブ(Shrub)
- イングリッシュ・ローズ(English Roses)- 1969年にデビッド・オースチンが発表した、オールドローズとモダンローズの特徴を合わせ持つシュラブ(半つる性)のモダンローズである、*なお新たな系統が出来た訳ではない。国際登録ではシュラブローズで登録してある。
- 修景用(Landscape Roses)
- ハイブリッド・コルデシー(H.Kordesii)
など
花弁の数による分類
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- 一重咲き
- 半八重咲き
- 八重咲き
花型による分類
- 平咲き
- カップ咲き
- ロゼット咲き
- クオーター咲き
- ポンポン咲き
- 剣弁高芯咲き
- 半剣弁高芯咲き
- 丸弁抱え咲き
その他の分類など
このほか、樹形によってブッシュ(立木)、シュラブ(半つる性)、クライミング(つる性)などに分類する方法もある。また小型のものはミニチュアローズといわれそのコンパクトさは多くの人々を惹き付けている。花の形には、剣弁高芯咲き、ロゼット(多芯)咲き、カップ(盃状)咲き、一重咲き等その形状別に分類がなされ、バラを選ぶ際の重要な要素となっている。
関連事項
- 日本ばら会
- シトクロムP450 - (青い花に必要な色素を作る酵素)
- ロゼット - 八重咲きのバラの花びらのような配列のこと。
- 宇宙バラ - 向井千秋が宇宙でバラを開花させ、持ち帰った。2003年4月、宇宙バラの枝から挿木により育てられた4株が埼玉県川口市に贈られ、川口市内のバラ園で育てられ、11月11日に川口SKIPシティ・科学館に植樹された。川口緑化センター(樹里安)にある。
関連の地域
- 鹿屋市 - 鹿児島県の都市。「ばらのまち」として丘陵地にバラ園を設置しており、西日本一の規模を誇る。
- 静岡県静岡市清水区 - (旧・清水市、日本一のバラの生産量を誇る。)
- 岐阜県揖斐郡大野町 - (日本一のバラの苗木生産量を誇る。)
- 静岡県島田市ばらの丘
関連のイベント
バラ園
- 荒牧バラ公園 (兵庫県伊丹市) - 数々のバラの品種を生み出した西洋式庭園
- 生田緑地内ばら苑(旧向ヶ丘遊園内) (川崎市多摩区)
- 一本木公園(長野県中野市)- 別名バラ公園。1984年(昭和59年)に開園した後、須坂市在住の元高校教諭黒岩喜久雄が40年をかけて個人で蒐集していたバラ180種180株を寄贈。度々バラ苗を追加して寄贈するかたわら、公園のバラの管理にもボランティアで積極的に関わった。現在は570種1,200株が植栽され、春と秋の年2回バラまつりが開催されている。指定管理者団体の一本木公園バラの会が「信州一」といわれるバラ園の維持管理にあたっている。
- 靱公園 (大阪市西区) - 2006年(平成18年)世界バラ会議で、福山市ばら公園と共に優秀庭園賞に選定された。
- かのやバラ園 (鹿児島県鹿屋市)
- 京成バラ園芸 (千葉県八千代市)
- 国営越後丘陵公園 (新潟県長岡市)
- 駒場バラ園 (東京都目黒区)- 明治44年開園。駒場にある。
- 佐倉草ぶえの丘バラ園(千葉県佐倉市)
- 須磨離宮公園(兵庫県神戸市) - 旧武庫離宮。本園内の平面幾何学式庭園の生垣でもある「王侯貴族のバラ園」
- 敷島公園 (群馬県前橋市)
- 神代植物公園 (東京都調布市)
- 中之島公園 (大阪市北区)
- バガテル公園 (静岡県河津町)
- 花フェスタ記念公園 (岐阜県可児市) - 2003年世界バラ会議の優秀庭園賞を日本で初めて受賞。
- ばら公園(広島県福山市) - 1956年(昭和31年)戦災復興事業で設置された南公園(当時)に付近住民が植樹・栽培した1000株の苗木をきっかけに、1961年(昭和36年)から都市計画公園としてバラ花壇中心の整備が行われた。1976年(昭和51年)通称バラ公園を正式の公園名に、1985年(昭和60年)にはばら公園に改称している。2006年(平成18年)世界バラ会議で、靱公園と共に優秀庭園賞に選定された。[1](英語)
- 東沢バラ公園 (山形県村山市)
- 兵庫県立北播磨余暇村公園 (兵庫県多可町)
- 港の見える丘公園 (横浜市中区)
- 与野公園 (さいたま市中央区)
- 茨城県フラワーパーク (茨城県石岡市)
- 島田市ばらの丘公園 (静岡県島田市)
- 双葉ばら園 (福島県双葉町)
- 国営ひたち海浜公園 (茨城県ひたちなか市)
- ヴェルニー公園 (神奈川県横須賀市)
- 虹の郷 (静岡県伊豆市)
苗木生産者
日本の育種家と研究家収集家
外国の育種家と研究家収集家
英国
- ジャック・ハークネス
- デヴィッド・オースティン ("English" roses)
- ポール・バーデン, Old Garden Roses and Beyond http://www.rdrop.com/~paul/, The Uncommon Rose
- ピーター・ビールズ
- フライヤー社
- マグレディ社
イギリスでは、バラの国立コレクションの異なる分野がデヴィッド・オースティンとピーター・ビールズによって維持された。王立ローズ・ソサエティは、それらを1900年以前のシュラブローズを維持したモティスフォント修道院と、コレクションを維持したバーミンガム大学ウィンターボーン植物園とともに「ヨーロッパのバラの歴史遺産」に指定している。
フランス
ドイツ
オランダ
アメリカ合衆国
- ジャクソン&パーキンス社
- トム・キャルース:ウィークスローズ社のバラの育種家、9つの「オール・アメリカン・セレクション賞」を受賞。
- ポール・ケスム
- コナード・パイル社(スター・ローズ)
- ルドルフ・ゲシュヴィント(1829年 - 1910年)現チェコ(当時のオーストリア・ハンガリー帝国領)の人物
- ルドルフ・ムーア:シークオイア・ナーサリ―を営む。ミニチュアローズの専門家。
- グリフィス・バック:アイオワ州立大学で1948年から1985年まで園芸学の教授職を務め、90近いバラの品種を作成した。バックの作出したバラは耐病性と耐寒性に優れていることで有名。
その他の国
- ルドルフ・ゲシュヴィント(1829年 - 1910年)現チェコ共和国(当時のオーストリア・ハンガリー帝国領)の人物
バラをシンボルとする国や地域
以下、バラをシンボルとする国・地域・自治体名を明確にするため、太字で表記。
- 日本
- 北海道 - 札幌市白石区、岩見沢市、秩父別町
- 秋田県 - 潟上市
- 山形県 - 村山市
- 茨城県 - 五霞町(茨城県の花もバラ)
- 群馬県 - 前橋市、玉村町
- 埼玉県 - 伊奈町
- 千葉県 - 市川市、八千代市、神崎町
- 東京都 - 港区
- 神奈川県 - 横浜市、綾瀬市
- 山梨県 - 笛吹市、山中湖村
- 長野県 - 坂城町
- 岐阜県 - 可児市、神戸町
- 静岡県 - 富士市、島田市
- 愛知県 - 西尾市
- 京都府 - 精華町
- 大阪府 - 大阪市北区・西区・東成区、松原市、茨木市、豊中市、寝屋川市、岸和田市
- 広島県 - 福山市
- 福岡県 - 粕屋町
- 鹿児島県 - 鹿屋市
- アジア
- アフリカ
- ヨーロッパ
- 北アメリカ
バラの品種名になった人名などの一覧
- アメリカ合衆国
- エイブラハム・リンカーン…品種名は「ミスター・リンカーン」。
- ジョン・F・ケネディ
- ロナルド・レーガン
- バーバラ・ブッシュ
- マリア・カラス
- ケーリー・グラント
- クリス・エバート
- ヘンリー・フォンダ
- バーブラ・ストライサンド
- マリリン・モンロー
- イギリス
- ヴィクトリア女王
- ウィリアム・マウントバッテン=ウィンザー
- エリザベス2世
- チャールズ皇太子
- ダイアナ元皇太子妃…品種名には、生前命名された「プリンセス・オブ・ウェールズ」と、死後命名された「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」の2品種がある。
- アレクサンドラ (レディ・オギルヴィ)…品種名は結婚前の名である「プリンセス・アレクサンドラ・オブ・ケント」。
- レディ・エマ・ハミルトン…ホレーショ・ネルソン提督の愛人
- オードリー・ヘプバーン
- ウィリアム・モリス
- オクタヴィア・ヒル…社会福祉家、英国ナショナル・トラストの創設者のひとり
- ガートルード・ジェキル…20世紀初頭のイギリスの有名なガーデンデザイナー
- チャールズ・ダーウィン
- ポール・マッカートニー…品種名は「ザ・マッカートニー・ローズ」。
- フランス
- ジャンヌ・ダルク
- ルイ14世
- リシュリュー
- ナポレオン・ボナパルト
- ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ
- アンリ・ダルトワ:「コンテ・ドゥ・シャンポール( Comte de Chambord)」という名前の品種は彼にちなむ。
- シャルル・ド・ゴール
- カトリーヌ・ドヌーヴ
- ピエール・ド・ロンサール …ルネサンス期の大詩人にちなんで命名。
- フレデリック・ミストラル
- クリスチャン・ディオール
- フィリップ・ノワレ
- ビクトル・ユゴー
- ジャック・カルティエ
- モーリス・ユトリロ
- アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
- オノレ・ド・バルザック
- ジュリエット・グレコ
- ドイツ
- ヴィクトリア (ドイツ皇后)
- ヘルムート・シュミット
- ヘルムート・コール
- ロミー・シュナイダー…「カクテル」というバラは彼女に捧げられた。
- ハイジ・クラム…スーパーモデル
- アルブレヒト・デューラー…品種名は「アルブレヒト・デューラー・ローズ」。
- イタリア
- ジーナ・ロロブリジーダ…女優
- オルソーラ・スピノーラ…トリノ近郊に有名なバラ園を所有
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- モナコ
- レーニエ3世…品種名は「ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ」、即位50周年を記念して捧げられた。
- グレース・ケリー
- カロリーヌ・ド・モナコ
- ステファニー・ド・モナコ
- スウェーデン
- クリスティーナ女王…品種名は「クイーン・オブ・スウェーデン」だが「イギリス・スウェーデン友好350周年」を記念して当時の女王の名を冠したとされる。
- イングリッド・バーグマン
- マルガレータ妃…品種名は「クラウン・プリンセス・マルガレータ」
- 人名以外
- アロマテラピー
- つくばエクスプレス…首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線(旧称:常磐新線)の名に因んで、石岡市で開発されたバラの品種。
- ストロベリーダイキリ…カクテルの名にちなむ。
- ティファニー
- ステンレス…品種名は「ステンレス・スティール」。
- レオニダス - ベルギーのチョコレート企業にちなむ。
派生事項
慣用句
- 慣用句「青いバラ(the blue rose)」神の祝福または、不可能の意
- 慣用句「under the rose」=秘密の意
- 慣用句「Run for the roses」=ケンタッキーダービーの意
- きれいなバラには棘がある:外見の美しさに気を取られると危険な目に会う事がある
音楽
- 南国のバラ(ヨハン・シュトラウス2世のワルツ)
- 薔薇の騎士(リヒャルト・シュトラウスのオペラ)
- 酒とバラの日々(ヘンリー・マンシーニ作曲による、1962年公開の同名アメリカ映画テーマソング)
- 薔薇架刑(ALIPROJECTのアルバム)
- アテネの白いバラ(ナナ・ムスクーリの大ヒット曲)
- バラが咲いた(浜口庫之助作詞・作曲)
- バラの革命(弘田三枝子の1971年の楽曲)
- バラのかげり(南沙織の1974年の楽曲)
- 君は薔薇より美しい(布施明の1979年の楽曲)
- 薔薇は美しく散る(鈴木宏子の1979年の楽曲、テレビアニメ『ベルサイユのばら』テーマ曲)
- 君に薔薇薔薇…という感じ(田原俊彦の1982年の楽曲)
- 野ばらのエチュード(松田聖子の1982年の楽曲)
- 百万本のバラ(1987年に加藤登紀子がカヴァーした楽曲)
- 薔薇一夜(中森明菜の1988年の楽曲)
- ROSECOLOR(中山美穂の1989年の楽曲)
- 情熱の薔薇(THE BLUE HEARTSの1990年の楽曲)
- いちばん哀しい薔薇(Winkの1990年の楽曲)
- 黒薔薇(中森明菜の1993年の楽曲)
- Blue Rose(工藤静香の1994年の楽曲)
- バラ色の未来(中島みゆきの1994年の楽曲)
- 白いバラをあなたに(松田聖子の1996年の楽曲)
- 赤い薔薇が揺れた(中森明菜の1997年の楽曲)
- 赤い薔薇(エレファントカシマシの1997年の楽曲)
- 薔薇と緑(北野井子の1998年の楽曲、プロデュース: YOSHIKI)
- 薔薇の歌(谷山浩子の1998年の楽曲)
- 永遠にバラの時を(美川憲一の1999年の楽曲)
- ばらの花(くるりの2001年の楽曲)
- バラ色の未来(森昌子の2006年の楽曲)
- 蒼い薔薇(3B LAB.☆Sの2007年の楽曲)
- 薔薇が咲く 薔薇が散る(愛内里菜の2007年の楽曲)
- 闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア(Dの2005年の楽曲)
その他
- 薔薇戦争
- バラ革命 - 2003年11月にグルジアで政権の腐敗と議会選挙の不正への反発をきっかけに起こった革命。野党指導者やその支持者が、非暴力の象徴としてバラを手にしながらデモ行進を行った。
- 薔薇族 - この雑誌のタイトルからバラが男性同性愛の象徴とされることもある。
- ベルサイユのばら
- 牡丹と薔薇 - テレビドラマ
- ブレッド&ローズ - 映画
脚注
- ↑ 語頭母音の脱落による。「いだく → 抱く」「いづ(る) → 出る」「いまだ → まだ」などと同様の変化。
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