花王

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花王株式会社
Kao Corporation
種類 株式会社
市場情報 東証1部 4452
~上場中
略称
本社所在地  103-8210
東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号
電話番号 03-3660-7111
設立 1940年(昭和15年)5月21日
業種 化学
事業内容 洗剤トイレタリー化粧品食料品生理用品
代表者 取締役会長 後藤卓也
代表取締役社長 尾崎元規
資本金 854億2400万円
売上高 単体 6,886億円(2006年3月期)
連結 9,712億円(2006年3月期)
総資産
従業員数 5,652名(連結対象会社合計 29,908人)(2006年4月1日現在)
決算期
主要株主
主要子会社 カネボウ化粧品 - 100%花王カスタマーマーケティング(株) - 100%
関係する人物 常盤文克
外部リンク www.kao.co.jp
特記事項:
花王本社(東京都中央区)

花王株式会社(かおうかぶしきかいしゃ、英名:Kao Corporation)は、家庭用や業務用の洗剤トイレタリー用品、化粧品を製造し洗剤、トイレタリー国内首位、化粧品2位(子会社含め)とする大手化学メーカー。東京証券取引所第1部上場、国内外に多くの工場や販売拠点をもつ。世界一を独占する可能性が高い。

概要

マーケティングに力を入れ、数多くの部門でトップシェアを誇る。日本を代表する日用品メーカー。洗濯用洗剤のシェアは圧倒的。また、最近では独自商品として体に脂肪がつきにくいダイエット油「エコナ」や体脂肪をエネルギーとして燃やす飲料「ヘルシア」といった健康食品を販売し、高い収益力を誇っている。競合企業には、「ライオン」「P&G」「ユニリーバ・ジャパン」がある。

かつてはフロッピーディスクDATテープなどの磁気メディア事業にも進出したが、様々な経営判断により撤退した。また、トイレタリー商品の通信販売事業「花王セレクトショップ・はっぴぃ工房」を、主要ローカルテレビ局やインターネットなどで広告展開をしていたが、それも2005年3月で終了となった。

なお、化粧品はSOFINA(ソフィーナ)est(エスト)というブランドを持っており、主にドラッグストアなど一般小売店向けに製造、販売している。シェアは資生堂カネボウ化粧品コーセーに次ぐ4位であり、また化学メーカーならではといえる、原料から自社で製造する技術は他社に真似出来ないものである。その化粧品事業強化のため、経営再建中だったカネボウの化粧品事業(カネボウ化粧品)の買収を模索したが、条件が折り合わず断念した。しかし、2005年12月に投資会社と共に花王連合を組み、買収を再開して成功。2006年1月にカネボウ化粧品を子会社化、化粧品分野のシェアも国内2位になった。

2009年10月から、CIを「自然と調和する こころ豊かな毎日を目指して」に改定すると共に、月のマークの「花王」ブランドにおいては、日本・アジアのコンシューマープロダクツ事業分野、ケミカル事業分野において、日本語表記の「花王」から、英語表記の「kao」に変更する[1](新製品については、2009年9月発売の製品より先行で英語表記の「kao」になる) 。

ブランドマーク

1890年発売の花王石鹸は当時「顔洗い」と呼んでいた化粧石鹸の高級な品質を訴求するため、発音が「顔」に通じる「花王」と命名したもの。

このとき「美と清浄のシンボル」として使われた「月のマーク」は何度か形を変えている。(右向き→右向き→左向き)現在のマークは1985年に決まったものである。

年表
  • 1890年 - : 右向きのリアルな男顔で、「花王石鹸」と吹き出していた(創業者長瀬富郎が自主的に描いていた(1948年までのマークはマイナーチェンジを繰り返していた))。
  • 1897年 - : ややマイナーチェンジ。
  • 1912年 - : 同上の吹き出しがなくなり、「叫ぶ三日月」と呼ばれていた。
  • 1925年 - : シワのある老人顔になった。
  • 1945年 - : 下弦の月はだんだん欠けていくので縁起が悪いからと左向きに変わる。
  • 1948年 - : この頃から女性顔に。現在のマークに近づく。
  • 1953年 - : 現在のマークに。
  • 1985年 - : 社名変更に伴い、「花王」の社名ロゴ(CI導入)を追加した(但し、CI導入は社名変更以前から行われていた)。

歴代キャッチフレーズ

  • ?~1983年 - : 月のマークでおなじみの花王石鹸
  • 1984年 - : 清潔な暮らしをひろげる月のマークの花王石鹸(または花王)(KTV花王名人劇場」、TBS鶴太郎と枝里子のデータブティック」のみ)。
  • 1985年~2009年9月 - :①清潔で美しく健やかな毎日をめざして。②清潔で美しく健やかな毎日をめざす。③清潔で美しく健やかに(TBS「愛の劇場」のみ)。
  • 2009年10月 - :自然と調和する こころ豊かな毎日を目指して

略歴

  • 1887年明治20年)6月 - 長瀬富郎が日本橋馬喰町に「長瀬商店」を創業(石鹸や輸入文房具などを販売)
  • 1923年大正12年) - 「吾嬬町工場」(現在の東京工場)操業開始、石鹸の生産に乗り出す
  • 1925年(大正14年) - 「花王石鹸株式会社長瀬商会」設立
  • 1935年昭和10年) - 吾嬬町工場を独立させ「大日本油脂株式会社」を設立
  • 1940年(昭和15年) - 株式会社鉄興社(現・東ソー)との折半出資で「日本有機株式会社」設立
  • 1946年(昭和21年) - 「花王石鹸株式会社長瀬商会」が「株式会社花王」に改称。
  • 1949年(昭和24年) - 日本有機が旧・「花王石鹸株式会社」に社名変更。一方、花王と大日本油脂が合併し「花王油脂株式会社」となる
  • 1954年(昭和29年) - 花王石鹸と花王油脂が合併し、新・「花王石鹸株式会社」となる
  • 1968年(昭和43年) - ドイツのバイヤスドルフ社との提携により「ニベア花王株式会社」を設立
  • 1976年(昭和51年) - 日本コルゲートパルモリーブとの合弁で「花王コルゲートオーラルプロダクツ株式会社」を設立。翌1977年より花王のオーラルケア品の販売を開始(社名変更の1985年まで)
  • 戦後、石鹸・シャンプー・家庭用洗剤だけでなく住宅用洗剤(マイペット)・食器用洗剤(ファミリー)・歯磨き(ガードハロー、クリアクリーン)・デオドラント(エイトフォー)・ヘアスタイル(ケープ、リーゼ)・生理用品(ロリエ)・洗顔料(ビオレ)・化粧品(ソフィーナ)・入浴剤(バブ、エモリカ)・おむつ(メリーズ、リリーフ)・ヘアカラー(ブローネ)・食品(エコナ、ヘルシア)・育毛剤(サクセス)など事業の多角化を進める(カッコ内の商品は現在の主力商品を表す)
  • 1985年(昭和60年) - 社名を「花王株式会社」に変更
  • 2009年10月 - : 新CI導入に伴い、「月のマーク」は現行のまま「花王」のロゴを「kao」に変更(石鹸に使用している「kao」ロゴとは異なる)。

事業場

工場

研究所

関係会社

国内

主な商品

宣伝活動

テレビ番組での提供クレジットの際の「清潔で 美しく すこやかな毎日を目指す、花王の提供でお送りします(しました)」というキャッチコピー(提供アナウンス)は有名である(かつてのテレビでのアナウンスは「月のマークでお馴染みの、花王がお送りします(しました)」となっていた)。

社名が花王石鹸から花王に変更されてからは、一社提供の場合に白バックに当社のコーポレートカラーのライトグリーンのフォントでCIマークを大写しにし、右下に提供の文字を入れ、アナウンスも全番組共通で女性声優(氏名不明)が担当した提供クレジットを放送していた。かつては複数の番組で放送され、その後は「発掘!あるある大事典II」のみの放送となったが(提供終了時は「清潔で 美しく すこやかに、花王の提供でお送りしました」と言った)、2007年1月22日に、同番組の捏造問題によりスポンサーを降板した為、この提供クレジット廃止となった。

  • テレビ東京の「ぴかぴかマンボ」では似たような提供クレジットが放送されている。違いは、白と動く水玉のようなバックになっており、提供の文字が入っていない。現在は女性アナウンスであるが、以前は男性アナウンスだったことも大きな違いであった。
  • TBS系金曜23:00枠(現:「恋するハニカミ!」)の場合は、一社提供であっても開始当初からTBS独自の提供クレジットとなっている。
  • フジテレビ系日曜21:00枠では前述の理由で「メントレG」ではスポンサーにつかなかった。その後2008年10月19日から放送開始した「エチカの鏡〜ココロにキクTV〜(フジテレビ製作)」で約1年9ヶ月ぶりにフジテレビ系日曜21:00枠での一社提供スポンサーに復帰した。ただし提供クレジットは、同番組独自のオリジナルのものである。

また、ぴかぴかマンボで似たような提供クレジット(白と動く水玉のようなバックになっていることと、提供の文字が入っていないことと、アナウンスが男性であることが違う)が放送されている。同じ一社提供のTBS系金曜23:00枠「恋するハニカミ!」の提供クレジットは通常の白文字表示である。

また、CM提供が1分以下の枠で番組を提供する場合は先述のクレジットコピーを省略したり、さらにはクレジットテロップの月のマークのフォントをやや小さくしてしまう(花王の文字と同サイズ。フジテレビのカスペ金曜プレステージなど一部番組では90秒提供であってもこのサイズで表示したり、またテレビ朝日木曜ドラマやTBSさんまのスーパーからくりテレビでは1分枠ながら、月のマークが90秒提供と同じく大きく出たことがあった)こともある他、一部テレビ番組では提供クレジットを表示しないこともある。 ちなみに、日用品メーカーの中ではスポンサーとして扱う番組はゴールデン・プライムタイムに至っては積極的であり、オリンピック関連や、ワールドカップサッカー関連のスポンサーになることが多いが、前記2つの応援スポンサーになったことがない。 提供番組のテレビCMにおいては、以前は当社関連会社のCMも放送されていた。近年の提供番組は花王製品のCMのみに統一されている。

  • 長年、ニベア花王は花王一社提供枠でCMを放送していたが、近年は放送しておらず、現在はスポットCMでの放送が中心となっている。同社の提供番組は日本テレビの水曜ドラマで「NIVEA」名義の提供クレジットで独立し、そちらに移行している。
  • かつて存在したノバルティス花王のCMも花王一社提供枠で放送していた時期があった。
  • 子会社となったカネボウ化粧品のCMは、今のところ花王名義の提供枠では放送されていない。

現在もそうであるかは不明であるが、日本の企業で最もテレビCMに広告費を費やす企業でもあった。

主なスポンサー番組

現在の提供番組

過去の提供番組

CM出演者(ニベア花王ソフィーナは該当項目参照)

現在

過去

など。

外部リンク


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  1. 花王 エコロジーを経営の根幹に据え、新CI(コーポレート・アイデンティティ)と環境宣言を発表 花王 ニュースリリース 2009年6月17日閲覧