「霞ケ関駅 (東京都)」の版間の差分
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2014年7月27日 (日) 17:10時点における版
霞ケ関駅(かすみがせきえき)は、東京都千代田区霞が関二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。
ホームの駅名標や車内の案内表示では一部「霞ヶ関」となっているが、正式名称では「ケ」は小書きではない。
乗り入れ路線
丸ノ内線・日比谷線・千代田線の3路線が乗り入れ、接続駅となっている。駅番号は、丸ノ内線がM 15、日比谷線がH 06、千代田線がC 08となっている。
歴史
- 1958年(昭和33年)10月15日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)丸ノ内線、西銀座駅(現・銀座駅) - 当駅間開業。
- 1964年(昭和39年)3月25日 - 営団地下鉄日比谷線、当駅 - 恵比寿駅間開業。
- 1971年(昭和46年)3月20日 - 営団地下鉄千代田線、大手町駅 - 当駅間開業。
- 1980年(昭和55年) - 駅冷房を開始。
- 1993年(平成5年)11月4日 - 継続定期券発売機を導入[1][2]。
- 1995年(平成7年)3月20日 - 地下鉄サリン事件発生により営業停止。日比谷線は運行を見合わせ、丸ノ内線・千代田線は終電まで当駅を通過扱い(停車はしたが旅客の乗降は行わずに発車)とした。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化により、東京地下鉄(東京メトロ)に継承。
- 2008年(平成20年)3月15日 - 小田急ロマンスカーの千代田線への直通運転が開始される。
駅構造
駅ホームは逆向きの「コ」の字に配置されており、北から反時計回りに丸ノ内線、日比谷線、千代田線の順である。いずれの路線もエスカレーターとエレベーターが設置されており、コンコースとホームを連絡している。
丸ノ内線は島式・相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。開業当時は島式1面2線であったが、1973年(昭和48年)に池袋方面行きの単式ホームを増設し、島式ホームを荻窪方面行き専用とする現行の形態になった。改札は地下1階、ホームは地下2階にある。
日比谷線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下1階、ホームは地下3階にある。
千代田線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下2階、ホームは地下1階にあるため、ホームから地上に出るには一旦下の階を経由することになる(ホームから上階への階段はない)。「東京地下鉄道千代田線建設史」によると、建設地点には旧・海軍省の地下防空壕跡があったため、このうちの約半分を取り壊して建設された。
丸ノ内線と千代田線の乗り換えには日比谷線ホームを経由する必要があり、東京メトロの資料によると5分程度かかる。なお丸ノ内線ホームと千代田線ホームを直接連絡する改札内通路はない。
千代田線の国会議事堂前寄りに有楽町線桜田門駅につながる連絡線(単線)がある。主に回送列車が使用するが、営業列車では「千代田ワープ号」などのイベント列車が走行した事例がある。2008年(平成20年)5月3日からは、小田急電鉄の特急ロマンスカー「ベイリゾート」が年間30日程度運行されるようになったが、当駅はスイッチバックで連絡線に入るために運転停車し、乗降は取り扱わない。なお、「メトロさがみ」「メトロはこね」「メトロホームウェイ」は当駅に営業停車する。
駅務管区所在駅であり、霞ケ関駅務管区として霞ケ関地域、六本木地域、国会議事堂前地域を管理する。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 丸ノ内線 | 新宿・中野坂上・荻窪方面 |
2 | 丸ノ内線 | 銀座・大手町・池袋方面 |
3 | 日比谷線 | 六本木・恵比寿・中目黒方面 |
4 | 日比谷線 | 銀座・上野・北千住・南栗橋方面 |
5 | 千代田線 | 表参道・代々木上原・唐木田方面 |
6 | 千代田線 | 大手町・北千住・綾瀬・取手方面 |
- 日比谷線北千住方面からの列車と千代田線綾瀬方面からの列車は平日朝ラッシュ時に一部当駅終着の設定があり、引き上げ線に回送される。また、日比谷線北千住方面と千代田線綾瀬方面の始発列車が朝夕ラッシュ時に設定されている。
- 日比谷線は平日朝間に10本、夕方に合計3本。土曜・休日は朝間1本。
- 千代田線は平日朝間に13本、夕方に合計5本。土曜・休日が朝間1本。
- 夕ラッシュ時には、日比谷線北千住方面と千代田線綾瀬方面の当駅始発電車に着席するため、始発待ちをする乗客も多い。また、ごく一部ではあるが日比谷線中目黒・千代田線代々木上原方面発の途中駅止まりの電車が当駅で当駅始発の他社線直通電車(前者は東武伊勢崎線、後者は常磐線各駅停車)に接続しており、当駅で下車して始発待ちをする乗客も存在する。
改札口
- A1 - A7(丸ノ内線・日比谷線)
- A8 - A10(日比谷線)
- A11 - A13(千代田線)
- B1 - B3(丸ノ内線)
- C1 - C4(千代田線)
改札内で各線のホームに連絡しているので、他の路線の改札の利用が可能。
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は140,241人である。東京メトロの駅の中で第19位。近年の1日平均乗車人員推移は下表のとおり。
年度 | 丸ノ内線 | 日比谷線 | 千代田線 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1992年 | 26,995 | 15,975 | 25,581 | [3] |
1993年 | 27,488 | 15,633 | 24,723 | [4] |
1994年 | 27,685 | 15,751 | 23,808 | [5] |
1995年 | 28,303 | 15,650 | 23,055 | [6] |
1996年 | 28,529 | 15,556 | 22,458 | [7] |
1997年 | 27,742 | 15,537 | 22,597 | [8] |
1998年 | 27,841 | 15,852 | 22,562 | [9] |
1999年 | 27,653 | 15,191 | 22,287 | [10] |
2000年 | 27,468 | 14,764 | 20,699 | [11] |
2001年 | 27,310 | 14,299 | 20,871 | [12] |
2002年 | 26,718 | 13,729 | 20,162 | [13] |
2003年 | 26,852 | 13,847 | 19,694 | [14] |
2004年 | 26,425 | 14,342 | 19,460 | [15] |
2005年 | 26,584 | 14,332 | 19,581 | [16] |
2006年 | 27,271 | 14,625 | 20,252 | [17] |
2007年 | 28,309 | 15,205 | 22,238 | [18] |
2008年 | 27,671 | 15,134 | 22,710 | [19] |
2009年 | 27,679 | 15,104 | 22,688 | [20] |
駅周辺
中央省庁やその関連施設が多い。
- 外務省
- 財務省
- 経済産業省
- 中央合同庁舎
- 裁判所合同庁舎
- 日本弁護士連合会(弁護士会館)
- 警視庁
- 霞が関ビルディング
- 日本郵政本社・千代田霞が関郵便局
- 日比谷公園
- 桜田門駅(有楽町線)
- 虎ノ門駅(銀座線)
- 内幸町駅(都営三田線)
- 首都高速都心環状線霞が関入口(内回り・外回り)
バス路線
最寄停留所は「霞ケ関」と「経済産業省」の二か所である。
霞ケ関
経済産業省(JRバスは霞が関)
その他
- 霞が関という官庁街の中心にある駅として、地下鉄サリン事件のターゲットになった。当時の駅助役が事件で亡くなったということもあり、1996年(平成8年)から毎年3月20日午前8時に当駅で黙祷が行われる。
- 当駅から日比谷駅までは、日比谷線経由と千代田線経由のルートがある。経路に当駅 - 日比谷駅の区間が含まれる定期乗車券は、日比谷線・千代田線を選択乗車することが可能である。
- 当駅から国会議事堂前駅までは、丸ノ内線経由と千代田線経由ルートがある。経路に当駅 - 国会議事堂前駅の区間が含まれる定期乗車券は、丸ノ内線・千代田線を選択乗車することが可能である。
- 当駅から銀座駅までは、丸ノ内線経由と日比谷線経由のルートがある。経路に当駅 - 銀座駅(日比谷線経由)の区間が含まれる定期乗車券は、丸ノ内線経由で乗車することも可能である。しかし、丸ノ内線経由の定期乗車券は、日比谷線経由で乗車することは不可能である。
- 漫画・アニメクレヨンしんちゃんの登場人物の野原ひろしが、当駅近辺の会社(アクション商事)に勤めているという設定であり、日比谷線がまれに登場する。
隣の駅
脚注
- ↑ '94営団地下鉄ハンドブック
- ↑ 上野駅、銀座駅、新橋駅、秋葉原駅、御茶ノ水駅、葛西駅と同時に導入。翌1994年に導入された後楽園駅も合わせて、営団では数少ない継続定期券発売機設置駅であった。
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)