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2024年4月23日 (火) 14:40時点における最新版
宝塚記念(たからづかきねん)とは日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の芝2200mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。正賞は宝塚市長賞と日本馬主協会連合会会長賞。競走名は阪神競馬場がある宝塚市から取られている。
目次
概要[編集]
1960年、年末の大一番に定着した関東地区(中山競馬場)の有馬記念に匹敵する大競走を春季に開催したいとの関西地区の意向[1]から有馬記念同様にファン投票によって出走馬を決めることを前提に4歳(現3歳)以上の混合の定量の重賞競走・宝塚記念として創設、第1回は阪神競馬場の芝1800mで施行された。
1961年からは施行距離を芝2000mに変更。更に1963年からは負担重量を別定に変更。1966年は阪神競馬場のスタンド増設工事により京都競馬場の芝2200mで施行され、1967年からは施行距離を芝2200mに変更となった。
1968年からは出走資格を5歳(現4歳)以上に、また負担重量を馬齢に変更。1969年は阪神競馬場の火災による復旧工事により再び京都競馬場の芝2200mで施行され1972年からは負担重量が定量となり、1974年は阪神競馬場のダートコース設置工事により再び京都競馬場の芝2200mで、また1976年も同じく京都競馬場の芝2200mで施行された。
1980年は京都競馬場の改修工事に伴う振替開催により中京競馬場の芝2400mで施行。1984年からはグレード制施行に伴い最高位のGIに格付けされ、1987年からは出走資格を4歳(現3歳)以上に変更。1991年は阪神競馬場の改修工事により京都競馬場の芝2200mで再び施行された。
1993年は先の6月3日に執り行われた徳仁親王と小和田雅子の結婚を祝い「皇太子殿下御成婚奉祝」の副称が付けられて施行され1995年からは特別競走に指定、JRAに実力を認められた地方所属の競走馬のみファン投票に選出されなくても出走可能になったが阪神・淡路大震災の影響による阪神競馬場の復旧工事により京都競馬場(1月21日、22日に開催中止となった競馬の代替開催)の芝2200mで「震災復興支援競走」の副称が付けられて施行され翌1996年も同じ副称が付けられて阪神競馬場で施行された。
1997年からは国際競走に指定され外国馬(日本国外の競走馬)が出走可能になり1999年はJRAの専用ファンファーレ一般公募によって最優秀賞に選出された早川太海の作曲したファンファーレが使用される様になり2001年からは国際セリ名簿基準作成委員会により国際グレードのGIに格付け、ジャパンカップに次いで日本で2番目の国際GI競走となり2004年にはJRA創設50年を記念して「日本中央競馬会創立50周年記念」の副称が付けられて施行。2006年には阪神競馬場の芝コースの改修工事により京都競馬場の芝2200mで施行された。
上半期のGI戦線を締めくくる中長距離競走[2]でその年を締めくくる有馬記念を「グランプリ」と呼ぶことになぞらえ、宝塚記念は「春のグランプリ」または「夏のグランプリ(サマーグランプリ)」と呼ばれる[3]。しかし八大競走の名残(宝塚記念は八大競走に含まれず、GIの中でも格が落ちるとされる)や施行時期が高温多湿期であること(付け加えておくと、馬は暑さに弱い動物だからである)、ファン投票で上位に指名されていても出走を避ける陣営があったことから2006年まで(最終的な)出馬投票対象頭数が出走可能頭数(フルゲート・18頭)に達することは無かった。2007年になって初めてフルゲートと同じ18頭でレースが行われたが、このとき出馬投票の対象となった馬はフルゲートと丁度同じ18頭であった。よってこのレースに出馬投票しながら除外(優先順位下位のため出走できない)の憂き目に遭った馬はまだない。
また国際GI競走であるが日本以外からの競走馬の出走は国際GIに格付けされた2001年から1頭も無く、過去に遡っても1997年に招待馬として出走したオーストラリアのセトステイヤー(馬主は日本人)ただ1頭である。宝塚記念の開催時期はヨーロッパではイギリスのロイヤルアスコットレースミーティングがあり、国によってはクラシック戦線の最中である。アメリカ合衆国でもシーズン真っ只中である。香港やオセアニアでは休養時期に当たり、日本以外からの遠征・参戦が難しい時期であることも影響している。
出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上のファン投票及びJRAに選出されたJRA所属の競走馬及び本競走に出走登録した外国競走馬。地方所属馬はJRAに実力を認定された競走馬のみ出走が可能である。
現在の優勝レイの配色は、紺色地に金色文字となっている。
出走馬の選出方法[編集]
- ファン投票は1人1媒体1通限り、郵送の場合は印刷・ワープロ・ゴム印使用は無効。1人での複数枚投票(複数媒体の使用も含む)も不可。
- 公式投票ハガキ(競馬場、WINS各会場で配布)と市販のハガキ(官製・私製)、インターネットから投票できる。
- ファン投票上位10頭が優先出走できる。
- それ以外の馬(外国馬、地方馬除く)については過去1年間の収得賞金額などを加味して決定される。フルゲート18頭まで出走可能。
歴代ファン投票1位[編集]
※第29回以前については書きかけです。
回数 | 施行日 | 馬名 | 票数 | 単勝人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|---|
第30回 | 1989年 | ヤエノムテキ | 119,765票 | 1番 | 7着 |
第31回 | 1990年 | オグリキャップ | 152,016票 | 1番 | 2着 |
第32回 | 1991年 | メジロマックイーン | 136,325票 | 1番 | 2着 |
第33回 | 1992年 | メジロマックイーン | 135,300票 | 不出走 | - |
第34回 | 1993年 | メジロマックイーン | 139,693票 | 1番 | 優勝 |
第35回 | 1994年 | ビワハヤヒデ | 148,768票 | 1番 | 優勝 |
第36回 | 1995年 | ライスシャワー | 105,799票 | 3番 | 中止 |
第37回 | 1996年 | ナリタブライアン | 140,970票 | 不出走 | - |
第38回 | 1997年 | マーベラスサンデー | 97,617票 | 1番 | 優勝 |
第39回 | 1998年 | エアグルーヴ | 133,223票 | 3番 | 3着 |
第40回 | 1999年 | スペシャルウィーク | 136,079票 | 1番 | 2着 |
第41回 | 2000年 | テイエムオペラオー | 87,936票 | 1番 | 優勝 |
第42回 | 2001年 | テイエムオペラオー | 89,384票 | 1番 | 2着 |
第43回 | 2002年 | ジャングルポケット | 72,159票 | 不出走 | - |
第44回 | 2003年 | シンボリクリスエス | 59,817票 | 1番 | 5着 |
第45回 | 2004年 | リンカーン | 60,865票 | 3番 | 3着 |
第46回 | 2005年 | ゼンノロブロイ | 67,667票 | 2番 | 3着 |
第47回 | 2006年 | ディープインパクト | 89,864票 | 1番 | 優勝 |
第48回 | 2007年 | メイショウサムソン | 76,932票 | 2番 | 2着 |
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
主な前走[編集]
以下は宝塚記念に出走する競走馬の主な前走。
競走名 | 格付 | 団体 | 施行競馬場 | 施行距離 | 宝塚記念優勝馬輩出実績(1984年グレード制以後) | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 天皇賞(春) | GI | 中央 | 京都競馬場 | 芝3200m | ディープインパクト、ヒシミラクル、メイショウドトウ、テイエムオペラオー、マーベラスサンデー、マヤノトップガン、ビワハヤヒデ、メジロマックイーン、メジロライアン、イナリワン、タマモクロス、スズカコバン |
2 | 目黒記念 | JpnII | 中央 | 東京競馬場 | 芝2500m | |
3 | 安田記念 | GI | 中央 | 東京競馬場 | 芝1600m | スイープトウショウ、ダンツフレーム、グラスワンダー、オサイチジョージ、スズパレード |
4 | 金鯱賞 | GII | 中央 | 中京競馬場 | 芝2000m | サイレンススズカ、タップダンスシチー |
この他、クイーンエリザベス2世カップ(香港G1、芝2000m)アドマイヤムーン、京阪杯(当時GIII、芝2000m)ダンツシアトル、新潟大賞典(当時GIII、芝2200m)メジロパーマー、4歳上1400万下(当時、芝2000m) パーシャンボーイ、サンケイ大阪杯(当時GII、芝2000m) カツラギエース等が別路線から勝利を収めている。なおハンデ重賞である目黒記念からは1997年から宝塚記念の東の前哨戦としての位置付けに変更されて以後、宝塚記念に勝利した馬は2007年現在で出ていない(目黒記念は1984年から1996年までは天皇賞(春)の前哨戦だった)。
歴史[編集]
- 1960年 - 阪神競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)以上の混合の定量の重賞競走「宝塚記念」として創設。
- 1961年 - 施行距離を芝2000mに変更。
- 1963年 - 負担重量を別定に変更。
- 1966年 - 阪神競馬場のスタンド増設工事により京都競馬場の芝2200mで施行。
- 1967年
- 1968年
- 出走資格を5歳(現4歳)以上に変更。
- 負担重量を馬齢に変更。
- 1969年 - 阪神競馬場のスタンド火災による復旧工事により京都競馬場の芝2200mで施行。
- 1972年
- 1974年 - 阪神競馬場のダートコース新設工事により京都競馬場の芝2200mで施行。
- 1976年 - 京都競馬場の芝2200mで施行。
- 1980年 - 京都競馬場の改修工事に伴う振替開催により中京競馬場の芝2400mで施行。
- 1984年 - グレード制施行によりGIに格付け。
- 1987年 - 出走資格を4歳(現3歳)以上に戻す。
- 1991年 - 阪神競馬場の改修工事により京都競馬場の芝2200mで施行。
- 1993年 - 本年のみ皇太子殿下御成婚奉祝の副称が付く。
- 1995年
- 1996年 - 震災復興支援競走の副称が本年まで付く。
- 1997年 - 国際競走に指定。
- 1999年 - 早川太海の作曲した出走ファンファーレが本年の本競走から使用される。
- 2001年
- 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
- 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)により国際GIに指定。
- 2003年 - 当年東京優駿(日本ダービー)優勝馬ネオユニヴァースが史上初の出走。
- 2004年 - 本年のみ日本中央競馬会創立50周年記念の副称が付く。
- 2006年 - 阪神競馬場の芝コース改修工事により京都競馬場の芝2200mで施行。
- 2007年 - レース史上初めてフルゲート(18頭)でレースが行われる。
- 2008年 - 関西主場においての最終レースの発走時刻を16時50分に設定したことに伴い、当競走の競走番号が第11競走から第10競走に変更。
- 2009年
- 2010年 - 2007年以来3年ぶりにフルゲートで施行されるはずだったが、コパノジングーが出走を取り消したためフルゲート割れとなる。
- 2011年
- 本競走の勝馬にブリーダーズカップ・ターフへの優先出走権などが付与される「ブリーダーズカップ・チャレンジ」指定競走となる。
- レース史上初めて特別登録馬が18頭を超える(20頭)[4]。うち4頭が回避したため除外馬は出なかった。
- 東日本大震災の影響による薄暮開催の中止に伴い、第11競走として施行。
- 第40回優勝馬グラスワンダーの仔・アーネストリーがコースレコードとなる2分10秒1で優勝し、史上初の父仔制覇を達成。
- 池江泰寿が調教師としてグレード制導入後で史上最多となる、GIに管理馬5頭を出走(トレイルブレイザー(8着)、トーセンジョーダン(9着)、ドリームジャーニー(10着)、トゥザグローリー(13着)、フォゲッタブル(15着))。
- 2012年
- サマージョッキーズシリーズの対象競走に指定。
- 本馬場入場曲に「ザ・チャンピオン」が使用される[5]。
- ファンファーレの生演奏は行われなかった。
- 2014年
- ゴールドシップが宝塚記念初の連覇。
歴代優勝馬[編集]
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 1960年6月26日 | ホマレーヒロ | 牡4 | 1:49.6 | 近藤武夫 | 武輔彦 | 仁木清七 |
第2回 | 1961年7月2日 | シーザー | 牡4 | 2:04.6 | 伊藤修司 | 伊藤勝吉 | 伊藤由五郎 |
第3回 | 1962年7月1日 | コダマ | 牡5 | 2:03.4 | 栗田勝 | 武田文吾 | 伊藤由五郎 |
第4回 | 1963年6月30日 | リユウフオーレル | 牡4 | 2:02.1 | 宮本悳 | 橋本正晴 | 三好笑子 |
第5回 | 1964年7月5日 | ヒカルポーラ | 牡5 | 2:03.3 | 高橋成忠 | 佐藤勇 | 坪田喜之助 |
第6回 | 1965年6月27日 | シンザン | 牡4 | 2:06.3 | 栗田勝 | 武田文吾 | 橋元幸吉 |
第7回 | 1966年6月26日 | エイトクラウン | 牝4 | 2:15.0 | 内藤繁春 | 田中康三 | 山口昇 |
第8回 | 1967年7月2日 | タイヨウ | 牡4 | 2:19.4 | 内藤繁春 | 武田文吾 | 内藤博司 |
第9回 | 1968年5月26日 | ヒカルタカイ | 牡4 | 2:14.7 | 野平祐二 | 藤本冨良 | 長山善健 |
第10回 | 1969年6月1日 | ダテホーライ | 牡4 | 2:16.1 | 宇田明彦 | 星川泉士 | (株)伊達牧場 |
第11回 | 1970年5月31日 | スピードシンボリ | 牡7 | 2:13.3 | 野平祐二 | 野平省三 | 和田共弘 |
第12回 | 1971年5月30日 | メジロムサシ | 牡4 | 2:17.3 | 横山富雄 | 大久保末吉 | メジロ商事(株) |
第13回 | 1972年6月4日 | ショウフウミドリ | 牡6 | 2:19.9 | 松本善登 | 武田文吾 | 松本市三郎 |
第14回 | 1973年6月3日 | ハマノパレード | 牡4 | 2:12.7 | 田島良保 | 坂口正二 | (株)ホースタジマ |
第15回 | 1974年6月2日 | ハイセイコー | 牡4 | 2:12.9 | 増沢末夫 | 鈴木勝太郎 | (株)ホースマンクラブ |
第16回 | 1975年6月1日 | ナオキ | 牡6 | 2:16.7 | 佐々木昭次 | 田中康三 | 桜山ホース(株) |
第17回 | 1976年6月6日 | フジノパーシア | 牡5 | 2:17.5 | 大崎昭一 | 柴田寛 | 真田繁次 |
第18回 | 1977年6月5日 | トウショウボーイ | 牡4 | 2:13.0 | 武邦彦 | 保田隆芳 | トウショウ産業(株) |
第19回 | 1978年6月4日 | エリモジョージ | 牡6 | 2:14.2 | 福永洋一 | 大久保正陽 | 山本慎一 |
第20回 | 1979年6月3日 | サクラショウリ | 牡4 | 2:12.4 | 小島太 | 久保田彦之 | (株)さくらコマース |
第21回 | 1980年6月1日 | テルテンリュウ | 牡4 | 2:31.9 | 西浦勝一 | 土門健司 | 伊藤繁子 |
第22回 | 1981年6月7日 | カツアール | 牡5 | 2:14.1 | 樋口弘 | 柳田次男 | 栗林英雄 |
第23回 | 1982年6月6日 | モンテプリンス | 牡5 | 2:12.6 | 吉永正人 | 松山吉三郎 | 毛利喜八 |
第24回 | 1983年6月5日 | ハギノカムイオー | 牡4 | 2:12.1 | 伊藤清章 | 伊藤修司 | 日隈広吉 |
第25回 | 1984年6月3日 | カツラギエース | 牡4 | 2:12.4 | 西浦勝一 | 土門一美 | 野出一三 |
第26回 | 1985年6月2日 | スズカコバン | 牡5 | 2:15.9 | 村本善之 | 小林稔 | 永井永一 |
第27回 | 1986年6月1日 | パーシャンボーイ | 牡4 | 2:14.4 | 柴田政人 | 高松邦男 | 伊達秀和 |
第28回 | 1987年6月14日 | スズパレード | 牡6 | 2:12.3 | 蛯沢誠治 | 富田六郎 | 小紫芳夫 |
第29回 | 1988年6月12日 | タマモクロス | 牡4 | 2:13.2 | 南井克巳 | 小原伊佐美 | タマモ(株) |
第30回 | 1989年6月11日 | イナリワン | 牡5 | 2:14.0 | 武豊 | 鈴木清 | 保手浜弘規 |
第31回 | 1990年6月10日 | オサイチジョージ | 牡4 | 2:14.0 | 丸山勝秀 | 土門一美 | 野出長一 |
第32回 | 1991年6月9日 | メジロライアン | 牡4 | 2:13.6 | 横山典弘 | 奥平真治 | (有)メジロ牧場 |
第33回 | 1992年6月14日 | メジロパーマー | 牡5 | 2:18.6 | 山田泰誠 | 大久保正陽 | (有)メジロ牧場 |
第34回 | 1993年6月13日 | メジロマックイーン | 牡6 | 2:17.7 | 武豊 | 池江泰郎 | メジロ商事(株) |
第35回 | 1994年6月12日 | ビワハヤヒデ | 牡4 | 2:11.2 | 岡部幸雄 | 浜田光正 | (有)ビワ |
第36回 | 1995年6月4日 | ダンツシアトル | 牡5 | 2:10.2 | 村本善之 | 山内研二 | 山元哲二 |
第37回 | 1996年7月7日 | マヤノトップガン | 牡4 | 2:12.0 | 田原成貴 | 坂口正大 | 田所祐 |
第38回 | 1997年7月6日 | マーベラスサンデー | 牡5 | 2:11.9 | 武豊 | 大沢真 | 笹原貞生 |
第39回 | 1998年7月12日 | サイレンススズカ | 牡4 | 2:11.9 | 南井克巳 | 橋田満 | 永井啓弐 |
第40回 | 1999年7月11日 | グラスワンダー | 牡4 | 2:12.1 | 的場均 | 尾形充弘 | 半沢(有) |
第41回 | 2000年6月25日 | テイエムオペラオー | 牡4 | 2:13.8 | 和田竜二 | 岩元市三 | 竹園正繼 |
第42回 | 2001年6月24日 | メイショウドトウ | 牡5 | 2:11.7 | 安田康彦 | 安田伊佐夫 | 松本好雄 |
第43回 | 2002年6月23日 | ダンツフレーム | 牡4 | 2:12.9 | 藤田伸二 | 山内研二 | 山元哲二 |
第44回 | 2003年6月29日 | ヒシミラクル | 牡4 | 2:12.0 | 角田晃一 | 佐山優 | 阿部雅一郎 |
第45回 | 2004年6月27日 | タップダンスシチー | 牡7 | 2:11.1 | 佐藤哲三 | 佐々木晶三 | (株)友駿ホースクラブ |
第46回 | 2005年6月26日 | スイープトウショウ | 牝4 | 2:11.5 | 池添謙一 | 鶴留明雄 | トウショウ産業(株) |
第47回 | 2006年6月25日 | ディープインパクト | 牡4 | 2:13.0 | 武豊 | 池江泰郎 | 金子真人ホールディングス(株) |
第48回 | 2007年6月24日 | アドマイヤムーン | 牡4 | 2:12.4 | 岩田康誠 | 松田博資 | 近藤利一 |
第49回 | 2008年6月29日 | エイシンデピュティ | 牡6 | 2:15.3 | 内田博幸 | 野元昭 | 平井豊光 |
第50回 | 2009年6月28日 | ドリームジャーニー | 牡5 | 2:11.3 | 池添謙一 | 池江泰寿 | (有)サンデーレーシング |
第51回 | 2010年6月27日 | ナカヤマフェスタ | 牡4 | 2:13.0 | 柴田善臣 | 二ノ宮敬宇 | 和泉信一 |
第52回 | 2011年6月26日 | アーネストリー | 牡6 | 2:10.1 | 佐藤哲三 | 佐々木晶三 | 前田幸治 |
第53回 | 2012年6月24日 | オルフェーヴル | 牡4 | 2:10.9 | 池添謙一 | 池江泰寿 | (有)サンデーレーシング |
第54回 | 2013年6月23日 | ゴールドシップ | 牡4 | 2:13.2 | 内田博幸 | 須貝尚介 | 小林英一 |
第55回 | 2014年6月29日 | ゴールドシップ | 牡5 | 2:13.9 | 横山典弘 | 須貝尚介 | 小林英一 |
第56回 | 2015年6月28日 | ラブリーデイ | 牡5 | 2:14.4 | 川田将雅 | 池江泰寿 | 金子真人ホールディングス(株) |
第57回 | 2016年6月26日 | マリアライト | 牝5 | 2:12.8 | 蛯名正義 | 久保田貴士 | (有)キャロットファーム |
宝塚記念の記録[編集]
- レースレコード - 2:11.1(第45回優勝馬タップダンスシチー)
- 参考:2:10.2(第36回優勝馬ダンツシアトル=京都開催)
- 2着との最大着差 - 5馬身(第15回優勝馬ハイセイコー・第24回優勝馬ハギノカムイオー・第35回優勝馬ビワハヤヒデ)
- 阪神競馬場の1日の最高入場者数 - 92,986人(第38回)
- 勝馬投票券最高売上げ - 348億1,272万400円(第38回)
母子制覇[編集]
過去にエイトクラウン・ナオキのみが母子制覇を成し遂げているが、父子制覇は達成されていない。
組 | 母馬名 | 優勝回 | 子馬名 | 優勝回 |
---|---|---|---|---|
1組目 | エイトクラウン | 第7回 | ナオキ | 第16回 |
エピソード[編集]
ジンクス[編集]
- これまで2連覇以上はおろか、2回以上優勝した競走馬がいなかったが、第55回でゴールドシップがジンクスを破り、前年に続き連覇を達成した。
- 牝馬が優勝出来ない事でも知られ第7回のエイトクラウン以降優勝出来なかったが、第46回でスイープトウショウが39年ぶり史上2頭目の牝馬による春のグランプリ制覇を達成した。
- 創設以来3歳馬は一度も優勝していない。出走頭数そのものが少ないことも考えられるものの第44回では皐月賞・日本ダービーの二冠を制したネオユニヴァースが出走しシンボリクリスエスに次ぐ2番人気に支持されたがヒシミラクルの4着に敗れ、第48回では64年ぶりの牝馬のダービー馬となったウオッカが出走しメイショウサムソンらを抑えて1番人気に支持されたがアドマイヤムーンの8着に敗れた。
- 現在のところ、安田記念からの連勝例がない。オグリキャップ、アグネスデジタル、ダイワメジャー等有力馬が参戦したこともあったがいずれも宝塚記念では敗れている。
- 宝塚記念といえば「あなたのそして私の夢が走ります」の名口調で有名な杉本清だが、彼があげる推奨馬(私の夢)は毎年、凡走することから恐れられていた。ある調教師は杉本が自身の出走馬を推奨馬にしたことを聞いて「頼むからやめてくれ」と言ったという話もあるという。また1995年のレースでは、夢に挙げたダンツシアトルが優勝を果たしたもののライスシャワーが競走中に故障発生するという後味悪い結果になった。
払戻金2億円[編集]
第44回で優勝したヒシミラクルの単勝に1222万円もの大金をつぎ込んで、それを的中させたサラリーマン風の中年男性がいた。
このレースでのヒシミラクルの単勝は16.3倍。つまり1222万×16.3でこの男性は1億9918万6000円を的中させたことで払戻金が約2億円になることから「2億円おじさん」、または勝ち馬のヒシミラクルの名前の一部を取って「ミラクルおじさん」との名がついた。ちなみに宝塚記念の優勝賞金は1億3200万円であったので、それをも上回る金額である。
この出来事は翌日のワイドショーなどでも取り上げられるほどの話題となった。さらに的中させた男性を装う人物が現れ、「配当金を全額寄付する」とJRAに連絡があった。ただ、的中させた男性が実際に払戻金を受け取ったかどうかはJRAも公表していないため定かではない。
脚注[編集]
- ↑ 当時、関西地区の春の大レースは桜花賞と天皇賞しか無く、クラシック競走やそのトライアルレースが続く関東地区に比べて盛り上がりに欠けていた。
- ↑ 主催者であるJRAは宝塚記念の歴史紹介ページで、当競走を「上半期の実力ナンバー1決定戦」と位置づけている。
- ↑ 古くから「春のグランプリ」の表現は用いられてきたが、近年はスポーツ新聞などでも「サマーグランプリ」の表現が見られる。例として2007年の宝塚記念を取り上げたスポーツニッポン大阪版の記述をあげる。
- ↑ 【宝塚記念】(阪神)~ブエナビスタら、20頭が登録 - ラジオNIKKEI「競馬実況Web」 2011年6月12日閲覧
- ↑ JRAサマーシリーズ公式Twitterアカウントによるつぶやき
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