朝日杯フューチュリティステークス

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朝日杯フューチュリティステークス
開催地 中山競馬場
格付け JpnI
1着賞金 6000万円
距離 芝・外1600m
出走条件 サラブレッド系2歳牡・牝(混合)(指定)
負担重量 牡馬55kg、牝馬53kg
創設 1949年12月3日

朝日杯フューチュリティステークスAsahihai Futurity Stakes)とは日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場1600mで施行する中央競馬重賞JpnI競走である。

競走名のフューチュリティ(Futurity)とは「未来・将来・前途」という意味。

正賞は朝日新聞社賞と日本馬主協会連合会会長賞である。

目次

[編集] 概要

画像:Asahihai 3sai Stakes 19991212.jpg
第51回朝日杯3歳ステークス(1999年12月12日 エイシンプレストン優勝)

1949年に関東所属の2歳(旧3歳)競走馬のチャンピオン決定戦朝日杯3歳ステークスとして創設、第1回は中山競馬場の芝1100mで施行された。第1回から現在までずっと混合戦として行われている。

1991年栗東所属(関西)の2歳(旧3歳)競走馬のチャンピオン決定戦の阪神3歳ステークスが2歳牝馬限定戦の阪神3歳牝馬ステークスに変更されるのに合わせて出走条件を2歳(旧3歳)牡馬騸馬に変更され2歳牡馬チャンプ決定戦の位置付けてとして施行されるようになった。

更に2001年に競走馬の年齢表記を国際基準に合わせたことに伴い、競走名が「朝日杯フューチュリティステークス」となった。

2004年からは3歳のクラシックと出走条件を合わせる目的から、出走条件が牡馬・牝馬になり騸馬の出走ができなくなった。ただ、騸馬が優勝したことはこれまで一度もなかった。

中央競馬の2歳馬限定のJpnI競走(2006年までGI)は2つ(地方競馬全日本2歳優駿を合わせても3競走)のみで、内1競走が牝馬限定であるので、基本的にこの競走の優勝馬がJRA賞最優秀2歳牡馬に選出される傾向がある。

GI昇格後から10年はメリーナイスサクラチヨノオーアイネスフウジンミホノブルボンナリタブライアンと5頭の東京優駿(日本ダービー)優勝馬を輩出した為、「クラシックへの登龍門」とも言われた。しかし、施行距離の芝1600mではクラシックを目標にしている馬を走らせるには短すぎるという見方もあり、1800-2000mへの距離延長論もある。さらに、クラシックを目指す競走馬は、阪神競馬場の芝2000mで施行するラジオNIKKEI杯2歳ステークス有馬記念当日に行われるホープフルステークスに出走させる傾向もあり、1993年ナリタブライアン以降、この競走の出走馬からクラシック競走の優勝馬が出ておらず、加えてこのレースを勝った馬はクラシックで不振になる傾向が高い。また、外国産馬にもクラシックが開放されつつあるため、こぞってここを目標に外国産馬が出走するという光景も見られなくなった。

また、武豊は2着は3度記録しているが(2008年現在)1度も勝ったことがない(他にはマイルチャンピオンシップヴィクトリアマイルがある)。「関東開催」、「香港国際競走遠征」、「有力なお手馬はラジオNIKKEI杯2歳ステークスへ」という事情も影響しているといわれている。

出走条件はサラ系2歳(旧3歳)のJRA所属の牡馬・牝馬の競走馬及びJRAに認定された地方所属の競走馬(5頭まで)で、負担重量条件は馬齢重量で牡馬は55キロ、牝馬は54キロと定められている。

このレースは有馬記念と同じ開催で行われることになっているため、これまで中山競馬場以外で開催されたことは一度もない。

総額賞金は1億1400万円で、1着賞金6000万円、2着賞金2400万円、3着賞金1500万円、4着賞金900万円、5着賞金600万円と定められている。

[編集] 主な前走

 競走名格付施行競馬場施行距離
1デイリー杯2歳ステークスJpnII京都競馬場芝1600m
2京王杯2歳ステークスJpnII東京競馬場芝1400m
3東京スポーツ杯2歳ステークスJpnIII東京競馬場芝1800m

地方競馬所属馬が当競走に出走するには以下の競走のいずれかで所定の成績をあげる必要がある。

競走名格付施行競馬場施行距離必要な着順
函館2歳ステークスJpnIII函館競馬場芝1200m1着
新潟2歳ステークスJpnIII新潟競馬場芝1600m1着
小倉2歳ステークスJpnIII小倉競馬場芝1200m1着
札幌2歳ステークスJpnIII札幌競馬場芝1800m1着
デイリー杯2歳ステークスJpnII京都競馬場芝1600m1・2着
京王杯2歳ステークスJpnII東京競馬場芝1400m1・2着
東京スポーツ杯2歳ステークスJpnIII東京競馬場芝1800m1・2着

[編集] 歴史

  • 1949年 中山競馬場の芝1100mの2歳(旧3歳)限定の混合別定重量の重賞競走「朝日杯3歳ステークス」として創設。
  • 1950年 出走条件が別定重量51キロから別定重量52キロに変更。
  • 1956年
    • 勝尾竹男が騎手として史上初の連覇。
    • 久保田金造が調教師として史上初の連覇。
  • 1957年 出走条件が別定重量、牡馬52キロ・牝馬51キロに変更。
  • 1959年
    • 施行コースを芝1200mに変更。
    • この年の9月1日から日本競馬の時計表示が変更になったのに伴い、時計が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
  • 1962年 施行コースを芝1600mに変更。
  • 1967年 出走条件が別定重量、牡馬51キロ・牝馬50キロに変更。
  • 1968年 出走条件が別定重量、牡馬52キロ・牝馬51キロに戻す。
  • 1970年 出走条件が別定重量、牡馬53キロ・牝馬52キロに変更。
  • 1971年 出走条件が別定重量から馬齢重量、牡馬54キロ・牝馬53キロに変更。
  • 1984年 グレード制施行によりGIに格付け。
  • 1988年
    • 小島太が騎手として史上2人目の連覇。
    • 境勝太郎が調教師として史上2人目の連覇。
  • 1991年 出走条件が2歳(旧3歳)から2歳(旧3歳)の牡馬・騸馬に変更。
  • 1993年 南井克巳が騎手として史上3人目の連覇。
  • 1995年 特別指定競走に指定。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「3歳牡馬・騸馬」から「2歳牡馬・騸馬」に変更。
    • 名称を朝日杯フューチュリティステークスに変更。
    • 出走条件が馬齢重量54キロから定重量55キロに変更。
  • 2003年 出走条件が定重量55キロから馬齢重量55キロに変更。
  • 2004年 出走条件が2歳(旧3歳)の牡馬・騸馬から2歳(旧3歳)の牡馬・牝馬に変更。
  • 2007年 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
  • 2008年 ジャパンカップダートの施行日の変更に伴い、開催週が1週繰り下がる予定。

[編集] 歴代優勝馬

回数施行日優勝馬性齢勝時計優勝騎手管理調教師馬主
第1回1949年12月3日アヅマホマレ牡21:07 3/5八木沢勝美尾形藤吉岩崎新太郞
第2回1950年12月10日トキノミノル牡21:06 3/5岩下密政田中和一郎永田雅一
第3回1951年12月9日タカハタ牝21:06 1/5八木沢勝美尾形藤吉川内安忠
第4回1952年12月21日サンゲツ牝21:07 0/5古山良司望月与一郎新倉文郎
第5回1953年12月13日タカオー牡21:07 4/5高橋英夫上村大治郎高須銀次郎
第6回1954年12月12日メイヂヒカリ牡21:07 3/5蛯名武五郎藤本冨良新田新作
第7回1955年12月11日キタノオー牡21:05 4/5勝尾竹男久保田金造田中留治
第8回1956年12月23日キタノヒカリ牝21:06 2/5勝尾竹男久保田金造田中留治
第9回1957年12月15日カツラシユウホウ牡21:09 0/5蛯名武五郎藤本冨良牧市太郎
第10回1958年12月14日ウネビヒカリ牡21:07 0/5野平祐二野平省三山之内軍二
第11回1959年12月13日マツカゼオー牡21:12.3蛯名武五郎藤本冨良長山善武
第12回1960年12月11日ハクシヨウ牡21:11.2保田隆芳尾形藤吉西博
第13回1961年12月17日カネツセーキ牡21:10.9伊藤竹男久保田金造カネツ(株)
第14回1962年12月16日グレートヨルカ牡21:38.7保田隆芳尾形藤吉小野晃
第15回1963年12月15日ウメノチカラ牡21:38.9古賀一隆古賀嘉蔵梅野昇
第16回1964年12月20日リユウゲキ牡21:38.8油木宣夫矢倉玉男福井章哉
第17回1965年12月19日メジロボサツ牝21:39.5矢野一博大久保末吉北野俊雄
第18回1966年12月18日モンタサン牡21:37.4油木宣夫矢野幸夫古知政市
第19回1967年12月17日タケシバオー牡21:38.4中野渡清一三井末太郎小畑正雄
第20回1968年12月15日ミノル牡21:40.8保田隆芳尾形藤吉永田卓也
第21回1969年12月14日アローエクスプレス牡21:36.2加賀武見高松三太伊達秀和
第22回1970年12月13日オンワードガイ牡21:39.8蓑田早人森末之助(株)オンワード牧場
第23回1971年12月12日トクザクラ牝21:36.2田村正光梶与四松(有)徳間牧場
第24回1972年12月10日レッドイーグル牡21:38.3岡部幸雄鈴木清千屋レッド牧場(株)
第25回1973年12月9日ミホランザン牡21:35.5柴田政人高松三太堤勘時
第26回1974年12月8日マツフジエース牝21:37.1松田久山岡寿恵次(有)マツケン農場
第27回1975年12月7日ボールドシンボリ牡21:38.6柴田政人高松三太和田共弘
第28回1976年12月12日マルゼンスキー牡21:34.4中野渡清一本郷重彦橋本善吉
第29回1977年12月11日ギャラントダンサー牡21:35.7吉永正人松山康久吉田照哉
第30回1978年12月10日ビンゴガルー牡21:36.0嶋田功久保田彦之水野剛
第31回1979年12月9日リンドタイヨー牡21:36.7横山富雄見上恒芳(株)デルマークラブ
第32回1980年12月7日テンモン牝21:35.5嶋田功稲葉幸夫原八衛
第33回1981年12月6日ホクトフラッグ牡21:35.3柴田政人中野隆良森滋
第34回1982年12月12日ニシノスキー牡21:35.8安田富男元石孝昭西島清
第35回1983年12月11日ハーディービジョン牡21:36.3的場均柄崎義信鈴木健司
第36回1984年12月16日スクラムダイナ牡21:35.0柴田政人矢野進(有)社台レースホース
第37回1985年12月15日ダイシンフブキ牡21:35.4菅原泰夫柴田寛高橋金次
第38回1986年12月14日メリーナイス牡21:35.6根本康広橋本輝雄浦房子
第39回1987年12月20日サクラチヨノオー牡21:35.6小島太境勝太郎(株)さくらコマース
第40回1988年12月18日サクラホクトオー牡21:35.5小島太境勝太郎(株)さくらコマース
第41回1989年12月17日アイネスフウジン牡21:34.4中野栄治加藤修甫小林正明
第42回1990年12月9日リンドシェーバー牡21:34.0的場均元石孝昭(株)デルマークラブ
第43回1991年12月8日ミホノブルボン牡21:34.5小島貞博戸山為夫(有)ミホノインターナショナル
原口圭二
第44回1992年12月13日エルウェーウィン牡21:35.5南井克巳坪憲章雑古隆夫
第45回1993年12月12日ナリタブライアン牡21:34.4南井克巳大久保正陽山路秀則
第46回1994年12月11日フジキセキ牡21:34.7角田晃一渡辺栄齊藤四方司
第47回1995年12月10日バブルガムフェロー牡21:34.2岡部幸雄藤沢和雄(有)社台レースホース
第48回1996年12月8日マイネルマックス牡21:36.3佐藤哲三中村均(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第49回1997年12月7日グラスワンダー牡21:33.6的場均尾形充弘半沢(有)
第50回1998年12月13日アドマイヤコジーン牡21:35.3M.ロバーツ橋田満近藤利一
第51回1999年12月12日エイシンプレストン牡21:34.7福永祐一北橋修二平井豊光
第52回2000年12月10日メジロベイリー牡21:34.5横山典弘武邦彦(有)メジロ牧場
第53回2001年12月9日アドマイヤドン牡21:33.8藤田伸二松田博資近藤利一
第54回2002年12月8日エイシンチャンプ牡21:33.5福永祐一瀬戸口勉平井豊光
第55回2003年12月14日コスモサンビーム牡21:33.7D.バルジュー佐々木晶三岡田美佐子
第56回2004年12月12日マイネルレコルト牡21:33.4後藤浩輝堀井雅広(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第57回2005年12月11日フサイチリシャール牡21:33.7福永祐一松田国英関口房朗
第58回2006年12月10日ドリームジャーニー牡21:34.4蛯名正義池江泰寿(有)サンデーレーシング
第59回2007年12月9日ゴスホークケン牡21:33.5勝浦正樹斎藤誠藤田与志男

[編集] 朝日杯フューチュリティステークスの記録

  • レースレコード - 1:33.4(第56回優勝馬マイネルレコルト)
  • 2着との最大着差 - 大差(約13馬身差)(第28回優勝馬マルゼンスキー)

[編集] 兄弟制覇

過去に2組の兄弟(姉妹)制覇の例がある。以下は母馬から見た兄弟に限る。

兄馬名優勝回弟馬名優勝回母馬名
1組目キタノオー第7回キタノヒカリ第8回バウアーヌソル(サラ系)
2組目サクラチヨノオー第39回サクラホクトオー第40回サクラセダン

キタノオーとキタノヒカリは父馬も同じ(トサミドリ)全兄妹である。

[編集] 関連項目

中央競馬GI、JpnI、J・GI競走
フェブラリーステークス | 高松宮記念 | 桜花賞* | 中山グランドジャンプ | 皐月賞* | 天皇賞(春) | NHKマイルカップ* | ヴィクトリアマイル* | 優駿牝馬* | 東京優駿* | 安田記念 | 宝塚記念 | スプリンターズステークス | 秋華賞* | 菊花賞* | 天皇賞(秋) | エリザベス女王杯 | マイルチャンピオンシップ | ジャパンカップダート | ジャパンカップ | 阪神ジュベナイルフィリーズ* | 朝日杯フューチュリティステークス* | 中山大障害 | 有馬記念
  • 平地で国際グレードが得られていない競走(JpnI)には右肩に「*」を付している。
  • 障害競走(J・GI)は斜体で示している。

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