小田急小田原線
小田原線(おだわらせん)は、東京都新宿区の新宿駅から神奈川県小田原市の小田原駅を結ぶ小田急電鉄の鉄道路線である。
小田原線自体に対する案内や呼称としては、単に小田急線と表現されることが多い。
目次
概要
小田原線は、利用者数世界一といわれるターミナル新宿駅と神奈川県西部地方の小田原駅を結ぶ路線で、同駅からは箱根登山線に直通し、有料特急「ロマンスカー」も頻繁に運転されている。また、江ノ島線や多摩線に直通する列車も多く、東京地下鉄千代田線・JR常磐緩行線とも相互直通運転する一方で、一部の特急がJR御殿場線と直通運転を行っている。通勤・通学路線と観光路線という2つの顔を持つ路線で、新宿寄りは東京への通勤圏にあたり、一部区間で複々線化も進められている。
路線は武蔵野台地から出て多摩川を渡り、多摩丘陵を津久井道に沿った谷で貫き、境川を越えて相模野台地に入る。台地を下ると相模平野に入り、相模川を越えてもしばらく平野と台地が続く。丹沢山地の麓が近づくと勾配と曲線がきつくなり、登り切ると秦野盆地に入る。トンネルを通過して酒匂川支流の四十八瀬川沿いの渓谷を走り、急カーブが多く速度は低下する。新松田駅からは酒匂川の本流沿いの足柄平野を走り、再び速度を上げて一路小田原駅を目指す。
線形は台地や平地では直線区間が多く、丘陵地帯では曲線が多くなるが、全線に渡って半径は緩めにとってある場合が多い。急行は直線部では100km/hで走行し、曲線部では80 - 90km/h程度で通過する。
本厚木駅から新松田駅まで国道246号(大山街道・矢倉沢往還)が並行する。
詳細な路線の概要については「#路線概要」の節を参照
路線データ
路線概要
新宿 - 新百合ヶ丘
小田急百貨店新宿店の1階、地上4面3線・地下3面2線の新宿駅を発車すると、すぐに地上線と地下線が合流して渋谷区に入る。合流地点には東京都道414号四谷角筈線の踏切がある。この踏切までの区間の上空には人工地盤が構築され、人工地盤の上部は新宿サザンテラスとなっている。踏切を通過すると間もなく南新宿駅へ到着する。この付近は副都心の新宿から1km程度しか離れていないにも関わらず大変閑静な住宅街であり、そのせいか同駅はターミナル駅の隣とはとても思えないぐらい利用客が少なくなっている。戦前には同駅 - 参宮橋間に山谷駅があったが、駅間が短すぎたために廃止され、現在では跡形もなくなっている。明治神宮への参道がある参宮橋駅を発車すると、しばらく直線区間を走り、代々木八幡駅へ。この駅は急カーブ(同線で最も急な半径200メートル)上にあり、制限速度45km/hで徐行しながら、西へと向きを変える。直後に東京都道317号環状六号線(山手通り)と交差し、さらに東京地下鉄千代田線が地上に出て合流、そのまま27‰の勾配で高架へ上り2面4線の代々木上原駅に到着する。
代々木上原駅を発車すると複々線区間に入るが、同駅 - 梅ヶ丘間の複々線・立体交差化工事で現在は複線に戻っている。高架から急勾配で地下に潜り、世田谷区に入って、東北沢駅へ到着。勾配を下り、京王井の頭線と交差する地下3階1面2線の下北沢駅へ到着する。
下北沢駅を発車すると、しばらくの間地下を走行し、そのまま世田谷代田駅へ到着、終戦直後、この駅から京王井の頭線新代田駅まで代田連絡線が分岐して車両の搬出・入に使われていたが、周辺の宅地化が急速に進んだ現在では同線の廃線跡はほぼ消滅し、最後まで残っている世田谷代田駅裏の廃線跡も複々線化によって消滅する予定である。その後、東京都道318号環状七号線(環七通り)の下を通過し、急勾配で地上へ出、高架・複々線区間となって梅ヶ丘駅へ。通常、優等列車はこの複々線区間に入ると、時速100km/h前後の高速運転を開始する。同駅の近くに羽根木公園があり、梅のシーズンには大変賑わっている。その後、東急世田谷線と交差して豪徳寺駅に到着する。さらに小田原線開業時に車庫があった通過線を含む2面5線の経堂駅を発車すると、千歳船橋駅、その先で東京都道311号環状八号線(環八通り)・東京都道428号高円寺砧浄水場線(荒玉水道道路)と交差して祖師ヶ谷大蔵駅に至る。環八通り乗越え部分の下り線は以前に完成していた高架橋を耐震補強のうえ流用しており、また上下線とも往時のトラス架線柱に揃えてある。その後仙川を渡ると高架から一気に地下に潜り、2面4線の成城学園前駅に到着する。この駅の真上には、2006年9月29日に駅ビル成城コルティが完成した。
成城学園前駅を発車すると再び地上へ戻り、喜多見検車区への引き込み線を分岐し高架を上り、野川を渡るとすぐに喜多見駅に到着。ここで東京23区を抜け狛江市に入り、すぐに狛江駅へ。和泉多摩川駅を発車すると間もなく多摩川を渡る。多摩川橋梁を渡り終える直前に下り緩行線が急行線に合流し、ここから先は3線となる。橋を渡り終えると神奈川県(川崎市多摩区)に入り、JR南武線と交差し2面3線(暫定配線。上りは2線化され、将来的に下りも2線となる予定)の登戸駅に到着する。
登戸駅を発車すると高架を下り、多摩区の中心部である2面4線の向ヶ丘遊園駅に到着する。登戸 - 向ヶ丘遊園間の駅間距離は小田急全線で最短の0.6km。向ヶ丘遊園駅は2002年まであった向ヶ丘遊園の最寄り駅で、2000年までは駅前から向ヶ丘遊園まで向ヶ丘遊園モノレールが運行されていた。ここで3線区間も終わる。
向ヶ丘遊園駅を発車すると東京都道・神奈川県道9号川崎府中線(府中街道)と交差し、さらに二ヶ領用水・五反田川を渡り右へカーブし再び西へと向きを変える。ここから町田までは多摩丘陵の谷を縫うように走り、それまで密集した市街地が続いていた車窓はぐっと緑が増えた印象となって、しばらくの間畑と住宅が混在した区間を走る。その後神奈川県道13号横浜生田線と交差する。この神奈川県道13号の陸橋は東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線(津久井道)と交差しているが、交差する津久井道の側道は本線を挟む構造ではなく、本線に挟まれる構造になっている。その後は津久井道・五反田川と並行し左には明治大学生田キャンパスが見えてくる。住宅が込んでくると間もなく生田駅へ、その先で地下を走る武蔵野線(貨物線)と交差し、読売ランド前駅に到着。この先百合ヶ丘駅手前まで津久井道と歩道一つを挟んで完全に並行する。その後左へ急カーブ南西を向き、川崎市麻生区に入って切通しに入り百合ヶ丘駅へ、その先でS字カーブを描きながら勾配を下り、留置線2線が見えてくると間もなく3面6線の新百合ヶ丘駅に到着する。
新百合ヶ丘 - 相模大野
新百合ヶ丘駅を発車すると多摩線を分岐して勾配を下り、右手に小田急電鉄の保線施設を見ながら左へカーブし南に向きを変え、畑も少し残る住宅地を抜け、柿生駅へ到着。その先で再び東京都(町田市)に入るとしばらくの間町田市と川崎市麻生区(飛地)の市境を直線で抜け、2面3線の鶴川駅へ到着。ここで津久井道を分け、その先少し走ると左手から住宅は消え森林となり、完全に町田市に入る。さらに和光大学が見えると東京都内では唯一(地下区間をのぞく)の境塚トンネル (231.4m) を通る。トンネルを出ると玉川学園に挟まれながら左へカーブを切り、玉川学園前駅に到着。そこからしばらくの間高級住宅街を走り、しばらくすると一旦市街地が途切れて恩田川を渡り、築堤上を走りながらカーブを切り東京都道47号八王子町田線(町田街道)と交差し、市街地へ入っていく。切り通しを抜けると小田急百貨店町田店の中3階、小田急線第2の規模を持つ2面4線の町田駅に滑り込む。
町田駅を発車するとJR横浜線と交差し、カーブを切りながら境川を渡る。ここで再び神奈川県(相模原市)に入り、切り通しを抜ける。切り通しを抜けるときれいな装飾が施されたコンクリート壁を見ながら通過線を含む2面6線の相模大野駅に到着する。なお、この区間は複々線化用地が一部確保されている。
相模大野 - 本厚木
相模大野駅を発車すると江ノ島線を分岐し、しばらくの間左手に大野総合車両所を見る。その後は住宅地を直線で抜け、小田急相模原駅へ。その先で座間市に入り、勾配を下っていく。その後今度は勾配を上っていき、2面4線の相武台前駅へ到着。かつて大野総合車両所に移転するまで工場があり、駅構内東側に広がる留置線はその名残である。その先しばらくは直線で抜ける。座間谷戸山公園が見えて森林が増えてくると左へカーブし南を向き、右に神奈川県道42号藤沢座間厚木線のバイパスが見えてくる。左手から森林が消えて市街地が見えてくると間もなく座間駅へ。その先は住宅街を直線で抜け、海老名市に入る。国道246号(大和厚木バイパス)と交差すると南西に向きを変え、相鉄厚木線(貨物線)と交差し、相鉄本線とも並行し海老名検車区が併設された2面4線の海老名駅に到着する。
海老名駅を発車し、神奈川県道40号横浜厚木線の陸橋の下をくぐると高架の上り坂になり、しばらく直線を進むと右にカーブしてJR相模線と交差し厚木駅へ。その先で相模川を渡り厚木市に入る。橋を渡り終えると高架で市街地へ入って行き、左へカーブしながら2面4線の本厚木駅に到着する。
本厚木 - 小田原
本厚木駅を発車するとそのまま市街地を通る。高架を降り右手の国道246号線と並走する区間になると水田が混在するが、それもすぐ終わり住宅地になって勾配を登りきったところが愛甲石田駅。駅構内に厚木市と伊勢原市の市境がある。
愛甲石田駅を発車すると並行していた国道246号が別れる。しばらくは住宅地を走るが、高架区間に入ると水田地帯に入り、右手には大山が、左手には平塚市街や湘南平まで見渡せるほど視野が開ける。現在、新東名高速道路と県道バイパス整備に関連した造成工事が行われているので将来この景色が変わる可能性がある。伊勢原台地へ向かう登り勾配になると住宅地に入り、登りきったところが2面4線の伊勢原駅となる。下り待避線は本厚木駅の折り返し容量不足のため、同駅発着電車が伊勢原駅まで回送して折り返しするためによく使っている。
伊勢原駅を発車するとしばらくは住宅地のままだが、右手に見える工業団地を抜けると水田が一面に広がり、線路の周囲には人家がほとんどなくなる。善波川橋梁を通過すると秦野市に入り、突然住宅地になると鶴巻温泉駅に着く。
鶴巻温泉駅を発車すると畑が混在する住宅地を通りながら東海大学前駅へ到着する。両駅間は1.1kmと私鉄の駅間距離としては標準的だが、伊勢原駅 - 鶴巻温泉駅、東海大学前駅 - 秦野駅の駅間距離が約4-5kmあるので特に短く感じる。
東海大学前駅を発車すると右手に弘法山を見ながら走る。しばらく住宅地のままだが、2kmほど進んだところにある秦野トンネル (351m) を抜けると秦野盆地へ入る。急勾配と急カーブで盆地の中心部へと進んでいく。畑と雑木林の風景のすき間から右手には丹沢と秦野市街地が見え、盆地内で市街地が完結する姿は東京から60-70kmの距離にしてさながら地方都市を連想させる。
2面4線の秦野駅を発車すると右から水無川が別れ、畑が混在する住宅地をきつめの登り勾配で小田原線の駅で最も標高の高い渋沢駅まで駆け上がる。ここから愛甲石田駅付近から山を挟んで北側を走っていた国道246号と再び並行することになる。
渋沢駅を発車すると小田急線最長の第一菖蒲トンネル (492.9m) を抜け、うねりながら流れる四十八瀬川(酒匂川の水系)の谷に沿って線路もルーティングされているため、25‰の急勾配と半径400mの急カーブの連続で降りて盆地を抜け出す。さらに短い第二菖蒲トンネル (60.3m) を抜け谷間を進む。このあたりも周囲には人家がないが、秦野市と松田町の市町境付近には孤島のような形で湯ノ沢団地がある。東名高速道路・国道255号を相次いで潜ると並行していた国道246号から別れ、左手の神奈川県立足柄上病院を過ぎたところに特急「あさぎり号」と新車の搬入などで使われるJR御殿場線へ向かう連絡線が右手に現われる。御殿場線をくぐると2面4線の新松田駅に到着する。渋沢 - 新松田間の駅間距離は小田急全線で最長の6.2kmである。
新松田 - 小田原間は水田が広がる足柄平野を通るため利用客が比較的少なく、新松田と小田原の両駅をのぞく途中5駅はホーム有効長が最大6両分と短く設定されており、10両編成の急行は停車できない。開成駅手前から蛍田駅の先までは足柄平野の水田地帯を抜けるが、線形も良く高速運転向きで、優等列車は最高速度で走ることも多い。線路脇の防護柵もない場所が多く、小田急の広報用や雑誌などの写真もこの近辺で撮影されることが多い。
新松田駅を発車すると酒匂川を渡り、橋を渡り切ると大きく左にカーブして開成町へ入る。開成駅は2面4線化も可能な2面2線の駅で、駅の東側(進行左手)には電留線と小田急電鉄と小田急不動産が開発した庭園の杜という新興住宅地がある。開成駅から400m程南下すると小田原市に入る。駅周辺には商店や住宅がコンパクトにまとまっているが、駅を離れるとすぐに水田地帯となる。このあたりはかつて酒匂川が洪水を頻繁に起こしていたためもとから人口が少ない。足柄平野一帯では小田原線沿線よりも御殿場線や伊豆箱根鉄道大雄山線沿線の方に人口が集まっている。
螢田駅を過ぎると小田原市中心部へ進路をとるため右にカーブを曲がり狩川を渡る。伊豆箱根鉄道大雄山線をオーバークロスし、切通しを抜けて2面3線の足柄駅となる。付近にJT小田原工場があり、かつては足柄駅から専用線が延び、小田原駅経由で貨物輸送が行われていた名残りで、右手ヤードの奥には電留線がある。上りのみ設置された待避線は小田原駅の発着容量不足を補うものとして朝夕を中心に各駅停車が急行や特急の通過待ちを行っている(ダイヤ改正によりその本数はわずかであったり十数本設定されていたりと差が出る)。東海道新幹線をくぐり、JR東海道本線に右カーブで合流すると2面3線の小田原駅に到着する。ここから先は箱根登山線が延び、特急ロマンスカー「はこね」や4両編成の各駅停車などが箱根登山線に直通する。
歴史
代々木上原 - 向ヶ丘遊園間で進められている立体交差化・複々線化の進捗については「連続立体交差化・複々線化事業」の節を参照
- 1927年(昭和2年)
- 1929年(昭和4年)4月1日 玉川学園前駅開業。
- 1930年(昭和5年)
- 1934年(昭和9年)4月1日 梅ヶ丘駅開業。
- 1937年(昭和12年)
- 1938年(昭和13年)
- 3月1日 相模原駅(現在の小田急相模原駅)開業。
- 4月1日 大野信号所を駅に格上げし、通信学校駅(現在の相模大野駅)開業。
- 1941年(昭和16年)
- 1942年(昭和17年)5月1日 東京急行電鉄に合併、「小田原線」の呼称が生まれる。
- この時期には東海道本線被災時の代替ルートとして小田原線が重要視され、国鉄の電気機関車や電車による試運転が行われた。
- 1943年(昭和18年)4月1日 海老名駅が小田原線の駅として開業、海老名国分駅廃止。神中鉄道の本厚木駅直通運転中止。
- 1944年(昭和19年)
- 6月1日 河原口駅を厚木駅に、相模厚木駅を本厚木駅に改称。
- 10月20日 鶴巻温泉駅を鶴巻駅に改称。
- 1945年(昭和20年)
- 1946年(昭和21年)
- 2月 相模鉄道からの海老名 - 本厚木間直通運転再開。
- 1月28日 大秦野駅付近でブレーキ故障を起こした小田原行の電車が勾配を逆走して鶴巻駅で脱線転覆、30名死亡(東急小田原線列車脱線転覆事故)。
- 6月1日 営業休止中の山谷駅廃止。
- 6月15日 世田ヶ谷中原駅営業再開。
- 8月20日 世田ヶ谷中原駅を世田谷代田駅に改称。
- 1948年(昭和23年)6月1日 小田急電鉄が発足。
- 1950年(昭和25年)8月1日 箱根登山鉄道箱根湯本駅まで直通運転を開始。
- 1952年(昭和27年)4月1日 螢田駅開業。
- 1955年(昭和30年)
- 1957年(昭和32年)6月 3000形(SE車)登場。後年のロマンスカーの礎となった車両。。
- 1958年(昭和33年)4月1日 登戸多摩川駅を登戸駅に、鶴巻駅を鶴巻温泉駅に改称。
- 1960年(昭和35年)3月25日 百合ヶ丘駅開業。
- 1964年(昭和39年)
- 1974年(昭和49年)6月1日 同日開業の多摩線分岐駅として新百合ヶ丘駅開業。
- 1976年(昭和51年)4月11日 新原町田駅を町田駅に改称。
- 1977年(昭和52年)7月1日 新宿 - 本厚木間にて急行の10両編成運転を開始。
- 1978年(昭和53年)3月31日 営団地下鉄(現・東京地下鉄)千代田線と相互乗り入れを開始。
- 1982年(昭和57年)
- 3月31日 新宿駅2次大改良工事が完成。地上・地下5線を10両・210mホームとする。
- 7月12日 箱根登山線に大型(20m車)6両編成乗り入れ開始。
- 1985年(昭和60年)3月14日 開成駅開業。
- 1987年(昭和62年)3月9日 大根駅を東海大学前駅に、大秦野駅を秦野駅に改称。
- 1991年(平成3年)3月16日 JR東海と新宿 - 沼津間で相互直通運転開始。「あさぎり」を連絡急行から特急に格上げ。
- 1997年(平成9年)12月28日 運賃改定に伴い相模大野駅が営業キロ上で新宿側に0.2km移転(実際の移転・新駅舎の供用は1996年)。江ノ島線分岐位置である旧駅位置は相模大野分岐点となる。
- 2002年(平成14年)3月23日 湘南急行と多摩急行を新設。
- 2003年(平成15年)9月1日 海老名 - 厚木間高架化工事着工。
- 2004年(平成16年)12月11日 湘南急行を廃止、快速急行と区間準急を新設。
- 2008年(平成20年)3月15日 60000形「MSE」によるロマンスカーの千代田線への直通運転を開始。急行・準急の箱根登山鉄道への乗り入れを廃止[1]。
- 2011年(平成23年)
- 3月14日 同月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による発電所の停止に伴う電力供給逼迫のため、東京電力が輪番停電(計画停電)を実施。これに伴い、この日から東京地下鉄千代田線との相互直通運転および特急ロマンスカーの運転が休止。
- 4月1日 東京地下鉄千代田線との相互直通運転が平日の朝・夕ラッシュ時のみ再開。
- 4月29日 特急ロマンスカーの運転が再開。
- 7月2日 土休日の東京地下鉄千代田線との相互直通運転が再開。
- 9月12日 平日全日の東京地下鉄千代田線との相互直通運転が再開。
- 2012年(平成24年)3月17日 特急「あさぎり」の御殿場線への直通運転区間が御殿場までに短縮、車両が60000形「MSE」に置き換えられてJR東海の車両の乗り入れがなくなり、小田急からの片方向直通運転に戻る。
運行形態
日中の各区間の1時間あたりの運行本数は下表のとおりである。かつては箱根登山鉄道線箱根湯本駅まで直通運転をする列車も多くみられたが、現在直通運転を行う列車は特急とごく一部の各駅停車のみに留まっている。
種別\駅名 | 新 宿 |
… | 代 々 木 上 原 |
… | 新 百 合 ヶ 丘 |
… | 町 田 |
… | 相 模 大 野 |
… | 本 厚 木 |
… | 新 松 田 |
… | 小 田 原 |
備考 | |||||||
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特急 | 3本 | 2本が箱根登山鉄道鉄道線箱根湯本駅まで直通 一部は渋沢-新松田間で分岐する連絡線経由でJR御殿場駅直通 | |||||||||||||||||||||
快速急行 | 1本 | ||||||||||||||||||||||
2本 | 江ノ島線藤沢駅まで直通 | ||||||||||||||||||||||
急行 | 3本 | ||||||||||||||||||||||
1本 | 平日は江ノ島線片瀬江ノ島駅(藤沢駅)まで直通 土休日は下り相模大野駅止まり、上り町田駅始発 | ||||||||||||||||||||||
2本 | 上り相模大野駅(町田駅)止まり、下り町田駅(相模大野駅)始発 新松田 - 小田原間各駅停車 | ||||||||||||||||||||||
多摩急行 | 2本 | 地下鉄千代田線直通・多摩線唐木田駅まで直通 | |||||||||||||||||||||
区間準急 | 2本 | 多摩線唐木田駅まで直通 | |||||||||||||||||||||
各駅停車 | 6本 | ||||||||||||||||||||||
(4本) | 江ノ島線片瀬江ノ島駅まで直通 上り(町田行)は4本、下り(町田始発)は2本 | ||||||||||||||||||||||
2本 |
列車種別
特急ロマンスカー
- また、毎年12月31日の深夜から翌年1月1日の早朝にかけて初詣客向けの臨時列車として終夜運転を兼ねて「ニューイヤーエクスプレス」(略称:NYE、旧名称:初詣号)が新宿 - 片瀬江ノ島間などで運行される。
- 2008年3月15日より、東京地下鉄千代田線北千住駅・大手町駅に直通する60000形「MSE」を運転している。なお、列車の愛称は頭に「メトロ」が付く。また、2011年9月までは一部の土曜・休日に臨時で有楽町線新木場駅にも直通する「ベイリゾート」も運転されていた。「小田急ロマンスカー#地下鉄直通」も参照。
- 停車駅は列車によって異なるので、それぞれの列車の項目を参照。
快速急行
2004年12月11日のダイヤ改正で定期列車として初めて登場した速達列車である。種別カラーはオレンジ色■で、字幕車およびフルカラーLED搭載車はオレンジ地に白文字で「快速急行」、3色LED搭載車はオレンジ文字と赤文字で「快速急行」[2]と、(「快急」とは)略さずに表示される(実際はオレンジ色の枠がある)。
新宿 - 江ノ島線藤沢間で毎時2本運転するほか、毎時1本新宿 - 小田原間の列車もある(2012年3月17日からは土曜・休日も毎時1本設定)。また、臨時列車として東京地下鉄千代田線に直通する列車もある(後述)。片瀬江ノ島行きは2009年3月14日以前は平日に1本のみあり、一旦廃止されたが、2012年3月17日に毎日1本ずつ復活した(新宿始発で平日は16:29発、土曜休日は8:18発)。一方で土曜・休日のみ設定されていた片瀬江ノ島発は2012年3月17日のダイヤ改正で消滅した。また毎年8月上旬に江ノ島で花火大会が開催される場合は片瀬江ノ島発着も運転される。
小田急電鉄によると、快速急行は、優等列車利用旅客を長距離と近距離に分離することによる長距離旅客の速達性向上と近郊区間における急行の混雑緩和を目的に設定したとしている。快速急行が登場した背景としては、複々線区間の延長により高速運転が可能になったことと、JR東日本の湘南新宿ラインの充実による新宿 - 藤沢間の速達サービスに対抗する意図があると考えられる。現在、新宿 - 藤沢間の所要時間(昼間)はJRが48 - 50分(毎時2本・950円)、小田急の快速急行が53 - 54分(毎時2本・570円)と伯仲しており、特急ロマンスカー「えのしま」の所要時間(51 - 53分、分割併合を行う列車は53 - 55分)と大差がないか、分割併合の関係でむしろ逆に短い列車もある。これに伴って「えのしま」の利用者も減少に転じ、本数も削減されたが、2012年3月17日のダイヤ改正で「えのしま」は土休日のみ再度増発された。原則的に特急ロマンスカーの待ち合わせや待避はしないが、平日の新宿18:51発小田原行のみ秦野でホームウェイ5号の待ち合わせを行う。
梅ヶ丘駅 - 向ヶ丘遊園駅間の複々線区間を活用して同区間を含む下北沢駅 - 新百合ヶ丘駅間をノンストップで運行することが最大の特徴となっている。通過駅となった急行停車駅は減便になり、これらの駅と下り側の急行停車駅とを結ぶ優等列車も同様に減便となったが、これを補完するために日中中心で新百合ヶ丘駅で多摩急行と連絡している列車がある(主に藤沢発。ただし各駅停車との連絡もあり、その各駅停車が待避線に停車しているために、快速急行と多摩急行は相互に連絡できず、上りは快速急行から多摩急行に、下りは多摩急行から快速急行にそれぞれ連絡している。なお、代々木上原駅では多摩急行の1つ前または1つ後の同駅始発の千代田線列車に接続する)。また、同駅で多摩急行と連絡していない快速急行には相模大野駅で新宿発着の急行との連絡にて補完するものもある(主に小田原発)。
藤沢行の下りは相模大野駅で6両編成の町田発(平日ほとんど)・相模大野発(土曜休日ほとんど)小田原行急行に連絡し(一部電車は10両編成の相模大野発もある)、藤沢発の上りは相模大野駅で小田原発相模大野行または町田行急行に連絡する。
本厚木 - 新松田間では各駅に停車するため、各駅停車の役割を果たしている。
2012年3月17日のダイヤ改正で土曜・休日の日中に小田原発着列車が増発された。小田原行の下りは相模大野駅で新宿発相模大野行急行の連絡を受け、小田原発の上りは町田駅で始発の新宿行急行に連絡する。
全列車が全区間を10両編成で運転する。使用車種は従来の急行と同じく4000形や1000形、3000形、8000形で10両固定編成、もしくは6両+4両で運用され、他形式と併結して使用されることもある(例として3000形6両+1000形4両)。
- 停車駅
- 新宿駅 - 代々木上原駅 - 下北沢駅 - 新百合ヶ丘駅 - 町田駅 - 相模大野駅
- -(小田原線) - 海老名駅 - 本厚木から新松田までの各駅 - 小田原駅 (※急行と同様)
- -(江ノ島線) - 中央林間駅 - 大和駅 - 湘南台駅 - 藤沢駅 (※急行の停車駅から南林間駅と長後駅をのぞいたもの。また、一部片瀬江ノ島駅まで行く下り列車は藤沢駅を出ると終点まで直通)
急行
1927年10月15日の小田原線全線複線化により登場した。1944年11月には太平洋戦争の戦況悪化に伴い運行が中止されたが、1949年10月1日に運行が再開され、現在に至っている。種別カラーは赤色■で、字幕およびフルカラーLED搭載車は赤地に白文字で「急行」、3色LED搭載車は赤文字で「急行」と表示される(字幕車も、2004年12月11日のダイヤ改正に伴う幕更新まではそのように表示されていた)。
日中は主に新宿・町田 - 小田原間の運転で、快速急行とともに本厚木以西に向かう種別として設定されている。また、平日朝と夜間・土休日深夜には秦野行の急行が、朝夕には新宿 - 江ノ島線藤沢(一部片瀬江ノ島)間の直通が、平日の日中には新宿 - 江ノ島線片瀬江ノ島間の直通がある。
2002年3月23日のダイヤ改正で湘南急行が登場したことにより、新宿 - 相模大野間では日中は1時間に2本の急行が湘南急行に置き換えられる形で減便された。また平日の朝方に多摩線唐木田から東京地下鉄千代田線綾瀬・東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐緩行線の松戸駅・我孫子駅まで運転するものもある。この急行は朝方に運転しているので、経堂駅を通過する。この時間帯にも向ヶ丘遊園通過となる千代田線方面への多摩急行が運転されており、千鳥停車となっている。なお、逆方向は終日多摩急行を運転しているため、小田原線から多摩線に直通する急行の運転はない(平日朝には「急行唐木田行」が存在するが、多摩線内のみの運転である)。平日の夜には、代々木上原18:48発新宿行急行が1本運転される。また、2012年3月17日のダイヤ改正で深夜時間帯に新宿発の本厚木行急行が存在し(平日は22:47発、土休日は23:14発)、土休日には小田原発の本厚木行急行も存在する(21:40発と22:25発)。 平日の10時 - 17時30分と土曜・休日の終日は経堂駅に停車し、それ以外の時間帯は同駅を通過する。駅の発車標では急行 新宿(小田原)「経堂は通過します。」と備考が必ず表示される。列車案内放送では「この電車は、経堂には止まりませんのでご注意ください。」と必ずアナウンスが流れる。日中は上下線とも新百合ヶ丘で各駅停車に、成城学園前か経堂で各駅停車に接続する。また、経堂で緩急接続を行う列車は上りは登戸で、下りは向ヶ丘遊園で区間準急に接続する。下りは海老名でも各駅停車に接続する。ラッシュ時は相武台前と鶴川(上りのみ)で各駅停車を追い抜く列車が多い。特急ロマンスカーの待避は相模大野か海老名(原則上りのみ)で行われることが多いが、向ヶ丘遊園、町田、本厚木、秦野などで行われることもある。
夕方を中心に相模大野以西の種別を各駅停車に変更する列車がある。これは下りの場合種別が途中で各駅停車に変更されることから「種別が化ける」や「種別が○○に成る」という意味合いで、俗に「化け急行」「化け急」「変身急行」などと言われる。行先は本厚木行が平日8本・土休日1本、他にも秦野行が平日1本、伊勢原行が平日2本、相武台前行が平日1本(終電のみ)が存在する。新宿から相模大野までは「急行相模大野行」、相模大野から全車両「各停○○行」と種別と行先を変更する。後続の列車よりも終着駅まで先着する。かつては江ノ島線にも設定されていたが現在は全廃されている。以前は朝方上りに新百合ヶ丘まで各駅停車、同駅 - 新宿間は急行となる列車があった(後述の通称「スキップ準急」と停車駅は同一)。
2004年12月11日のダイヤ改正以来、日中の本厚木以西では各駅停車がほとんど走らず、この区間では快速急行と同じく急行も各駅停車の役割も果たしている。その時のダイヤ改正で毎時4本運行されている日中の急行のうち、平日は1本を片瀬江ノ島行(藤沢行)、もう1本を小田原行、土曜・休日は2本を小田原行に変更するとともに、毎時2本町田・相模大野発着の箱根湯本行を増発した。これは基本的に6両編成・本厚木以西各駅停車で、相模大野もしくは町田で快速急行から乗り継ぎできるようになっている。かつての相模大野以西の速達列車の20分の穴をなくして10分間隔にすることで、快速急行による利便性を海老名以西にも確保できるようにしたものである。また、2012年3月17日のダイヤ改正で小田原発着の快速急行を土休日にも運転することに伴い、小田原行1本を町田・相模大野発着に変更している。
一部の急行は、そのまま種別を変更せず本厚木以西の各駅に停車する。この場合、駅のアナウンスでも「急行」と放送される。駅に掲示されている時刻表や新松田駅・小田原駅の発車標では当該列車に「赤い丸」が付けられているため、これを「赤丸急行」や「赤丸」と呼ぶ人もいる。2014年1月現在、下り列車では、渋沢駅発車時に終点の小田原まで各駅に停車することが案内されている。2008年3月改正以降は、ほぼ日中の町田・相模大野 - 小田原間を運転する急行に限定され、2012年3月17日改正を境に、すべて町田以西での運転となった。これにより小田原線を通しで運行する急行に関しては、すべてが新松田 - 小田原間無停車となっている。これは後述のように開成 - 足柄間の各駅はホーム有効長が6両分しかなく、新宿発着の急行は10両編成で運行されるようになったためである。
早朝の列車・区間列車をのぞき、基本的に10両編成で運転される。2012年3月17日改正よりすべての急行が分割・併合を行わなくなったことから、10両固定編成である1000形・4000形も急行運用に就くようになった。またかつて2000形による8両編成の急行が存在していたが、箱根登山鉄道への乗り入れができないため、小田原行での運用であった。また開成 - 足柄間は通過していた。新宿発着の初電・終電の列車や町田・相模大野発着(以西のみの運転)には6両編成で運転される列車もある。
運行トラブルなどでダイヤが大きく乱れた場合、新宿 - 経堂間のみ急行運転を行う場合や、柿生 - 玉川学園前、小田急相模原 - 厚木間の各駅に臨時停車することがある。
途中駅での分割併合
かつて、ラッシュ時を中心に相模大野・海老名・新松田・小田原の各駅で分割・併合を行い、各駅以西を6両編成で運転していた。また、前述の各駅で分割・併合を行い、新宿に近い方の4両(7-10号車)が分割・併合駅 - 小田原寄りの始発・終着駅間を各駅停車に変更して運転するものもあった。その列車は7-10号車部分の停車駅も前述の本厚木以西各駅停車の急行と同様であった。従って向ヶ丘遊園をのぞく新宿 - 新松田間の急行停車駅および小田原に「分割案内板A」が設置されている。2002年3月23日のダイヤ改正以降新松田で行うようになってから同駅で分割・併合を行う列車が増えた。かつては小田原方より4両+6両という組み合わせ(通称「逆10両」)などがあり、「分割案内板B」などが設置されていたが、現在はそのような分割・併合を行っていない(そのため6両編成の小田原方先頭車の電気連結器は撤去された)。一部の駅では、分割案内板をホーム番号表示と兼用していた事例もあるが、現存しない。なお、18m車(2400形を含む)および旧4000形(吊り掛け駆動車)が運用されていた当時は新宿駅の分割案内板はA(新宿寄りが18m車4連)、B(20m車4連:現在の「A」に相当)、C(20m車5連:旧4000形)、D(18m車6連)、E(20m車6連:後の「B」に相当)の5種類が用意されており、18m車の廃車および旧4000形の高性能化が完了後もしばらくはそのまま残っていた。
相模大野で分割・併合を行っていた時期には、小田原線・江ノ島線とも急行運転する列車(1-6号車:急行箱根湯本行、7-10号車:急行片瀬江ノ島行)や急行箱根湯本行と表示しているものの、1-6号車が急行箱根湯本行、7-10号車が江ノ島線内各駅停車(前記「化け急行」)の片瀬江ノ島(あるいは藤沢)行が多く設定されていた。また、夕ラッシュ時の急行片瀬江ノ島行の輸送力を確保するために1-6号車が急行片瀬江ノ島行、7-10号車が江ノ島線内各駅停車の片瀬江ノ島(あるいは藤沢)行という設定もあった。
2008年3月15日のダイヤ改正で箱根登山線風祭駅の新駅舎と小田原駅箱根登山鉄道用折り返し線の使用が開始されたのに伴い小田原 - 箱根湯本間で4両編成の列車が折り返し運転を行うことから、箱根湯本行として運転していた列車はすべて小田原行となった。そのため、基本的に新宿 - 小田原間は10両編成となり、分割・併合を行う列車は大幅に減少した。本厚木以西を各駅に停車する急行は6両編成で運行される町田・相模大野発着の列車が大半となった。このダイヤ改正から箱根登山鉄道線への定期列車としての急行の直通運転は行われていない[1]。 これらの列車も2012年3月のダイヤ改正でロマンスカー以外のすべて分割併合が廃止されたため、急行の箱根登山線直通は完全に廃止となった。
停車駅の変遷
- 1927年10月15日(急行の運行開始時) 新宿駅・経堂駅・稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)・新原町田駅(現・町田駅)・相模厚木駅(現・本厚木駅)・伊勢原駅・大秦野駅(現・秦野駅)・新松田駅・小田原駅。
- 1934年4月 経堂駅が通過駅。
- 1937年9月1日 士官学校前駅(現・相武台前駅)と鶴巻温泉駅が停車駅に追加。
- 1938年4月1日 通信学校駅(現・相模大野駅)と相模原駅(現・小田急相模原駅)が停車駅に追加。
- 1944年11月 太平洋戦争の戦況悪化に伴い運転休止。
- 1949年10月1日(急行運転の復活) 新宿駅・下北沢駅・稲田多摩川駅(現・登戸駅)・新原町田駅(現・町田駅)・本厚木駅・伊勢原駅・鶴巻駅(現・鶴巻温泉駅)・大秦野駅(現・秦野駅)・渋沢駅・新松田駅・小田原駅。
- 1951年4月1日 相模大野駅が停車駅に追加。
- 1952年12月 稲田多摩川駅(現・登戸駅)の停車を中止し、稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)が停車駅に追加。
- 1960年3月25日 一部列車に限り相武台前駅が停車駅に追加。時刻表では該当列車に「ソ停」という注記が付記された。
- 1970年11月 登戸駅が停車駅に追加。
- 1971年4月 成城学園前駅が停車駅に追加(通勤急行の廃止)。
- 1972年
- 3月14日 夕方ラッシュ時の下り列車に限り海老名駅が停車駅に追加。
- 12月 愛甲石田駅と大根駅(現・東海大学前駅)が停車駅に追加され、同時に海老名駅に全列車が停車。
- 1974年6月1日 新百合ヶ丘駅が開設され、停車駅に追加。
- 1978年3月31日 代々木上原駅が停車駅に追加。
- 1983年3月22日 一部列車に限り栢山 - 足柄間の各駅が停車駅に追加。
- 1985年3月14日 開成駅が開設され、一部の列車に限り停車駅に追加。
- 1999年7月16日 相武台前駅の一部列車の停車を中止。
- 2004年12月11日 平日の10時-17時30分と土曜・休日の終日に限り経堂駅が停車駅に追加。
- 2008年3月15日 箱根登山鉄道線への直通運転を廃止[1]。
多摩急行
多摩線唐木田駅から小田原線を経由して東京地下鉄千代田線の綾瀬駅まで(一部はJR常磐緩行線松戸・柏・我孫子・取手駅まで)運転している。種別カラーは桃色■で、字幕およびフルカラーLED搭載車は桃色地に白文字で「多摩急行」、3色LED搭載車は緑文字と赤文字で「多摩急行」と表示される(2004年12月11日のダイヤ改正に向けて行われた字幕更新前は、字幕車も同様に表示)。
急行とは小田原線内の停車駅が異なり、向ヶ丘遊園駅を通過し、経堂駅に停車する。上り列車は経堂駅で特急ロマンスカーの通過待ちを行うことがある。ダイヤが乱れた場合は運休することが多いが、新宿駅発着となる場合もある(ほとんど場合新宿駅到着後回送となる)。小田急の地下鉄直通対応車のほか、東京地下鉄の車両も使用される。
準急
1946年10月1日に登場。前年6月まで運転されていた「直通」(後述)の運転パターンに近い列車として設定された。種別カラーは緑色■で、字幕およびフルカラーLED搭載車は緑地に白文字で「準急」、3色LED搭載車は緑文字で「準急」と表示される。
なお緑地の種別カラーは1978年3月31日の営団地下鉄千代田線代々木公園 - 代々木上原間延伸開通に伴う相互直通運転開始を機に採用されたもので、それ以前は黄色であった。また1973年以降、2600形以降の一般大型車においては車両サボ(種別幕)が自動化された車両については黒地に黄文字で「準急」と表示していた。この車両側の表示は前述の相互直通運転開始後も変更されず、2004年12月11日のダイヤ改正を前にして字幕更新が行われるまで20年以上そのままであった[3]。
登戸駅を境に、新宿方面は急行停車駅に、小田原方面は各駅に停車する。平日朝ラッシュ時の上り列車は経堂駅を通過する。なお、同駅を通過するのは1960年代に存在していた「通勤準急」運用の名残りとされるが、複々線化事業前の同駅のホームの有効長が8両編成までとなっており、その関係で千代田線直通を中心に10両で編成された準急が停車できないこともあったための措置であり、現在も混雑対策のため通過となる。
朝ラッシュ時には綾瀬駅までの東京地下鉄千代田線直通もある。以前は夕方にも綾瀬からの直通電車もあったが、2004年12月11日のダイヤ改正で朝のみに変更されている。現在は平日の朝上り5本(うち1本が海老名始発、それ以外は本厚木始発)と土曜・休日の朝上り2本(本厚木始発)が設定されている。なお同線からは平日の朝2本(本厚木行)のみである。かつては千代田線から直通の相模大野行きも存在したが、現在はすべて廃止されている。
以前は新宿発着・千代田線直通ともに日中も運転していたが、2001年に経堂駅の下りホームが10両編成対応になると新宿発着の準急が千代田線直通となり、2000年12月2日のダイヤ改正から千代田線内 - 相模大野間の運転が大半となった。そして2002年3月23日のダイヤ改正から多摩急行の登場によりほとんどの準急相模大野行きが多摩急行唐木田行きに変更となり、日中の列車が消滅した。その後、ダイヤ改正の度に多摩急行への振り替えという形が取られ、準急の本数は減少の一途を辿っている。特に土曜・休日の下りでは、2012年3月以降のダイヤでは深夜に1本のみしか設定されていなかったが(上りは綾瀬行きが本厚木駅発の2本、新宿行きが3本設定されている)、2014年3月のダイヤ改正で新宿0時20分発の相模大野行きが追加され、2本に増発された。
10両編成の運転が基本だが、相模大野で分割して前6両が本厚木行に、後ろ4両が相模大野止まりになるものも、かつて平日朝に1本だけ存在していた。また代々木上原駅から千代田線に乗り入れるものがあり、この場合は4000形が使用される。ただ、経堂駅の高架化以前は、同駅のホーム長の関係で10両編成である千代田線直通と朝ラッシュ時および深夜の新宿発着はすべて同駅を通過していたが、2000年に上りホームが、2001年に下りホームがそれぞれ高架となり、10両編成対応になったため、2000年より上りの準急が、2001年よりすべての準急がそれぞれ朝ラッシュ時の上りをのぞき同駅に停車するようになった。
1978年3月31日から1990年3月27日までは、朝ラッシュ時に経堂駅に加えて百合ヶ丘・読売ランド前・生田の各駅を通過する準急(通称・スキップ準急)もあった。これは当時あった前述の新百合ヶ丘以西が各駅停車となる急行を千代田線直通としたための措置で、小田原線内は停車駅が同一であった。この運転形態は、小田原線内においては現在の多摩急行に近いものである。ただし、多摩急行はこの3駅に加えて向ヶ丘遊園も通過する一方、経堂には停車する。
2012年3月17日のダイヤ改正で経堂まで各停、経堂から準急新宿行きとなる列車が、平日は町田始発18:26、土休日は新松田始発22:12の各1本設定された。これらの列車は10両編成で運転されており、南新宿・参宮橋・代々木八幡・梅ヶ丘の各駅が8両編成までしか停車対応していないための措置といわれている[誰?]。
千代田線直通以外は、小田原線内のみで運転していた(2008年3月15日のダイヤ改正から箱根登山鉄道線への定期列車としての準急の直通運転は行われていない)が、2014年3月15日のダイヤ改正で、平日朝に1本のみ多摩線に直通する列車が設定された(新宿発唐木田行)。
停車駅の変遷
- 1946年10月1日(準急の運行開始時) 新宿駅・下北沢駅・経堂駅・成城学園前駅・稲田多摩川駅(現・登戸駅) - 小田原駅間の各駅。
- 1951年4月1日 喜多見 - 和泉多摩川間の各駅が停車駅に追加(これにより成城学園前駅 - 小田原駅間は各駅停車化)。
- 1964年11月5日 喜多見 - 和泉多摩川間の各駅が通過駅化(これにより登戸 - 小田原間の各駅に停車となる)。
- 1972年3月14日 平日の朝ラッシュ時に限り経堂駅が通過駅化。
- 1974年6月1日 平日の朝ラッシュ時の上りに限り代々木八幡駅が停車駅に追加(営団地下鉄千代田線〈当時〉代々木公園駅への乗り換え客向けのサービス)。
- 1978年3月31日 営団地下鉄千代田線との相互直通運転開始に伴い代々木上原駅が停車駅に追加、代々木八幡駅への停車終了。同時に同線乗り入れ列車の運用の都合から朝の一部に限り生田 - 百合ヶ丘間の各駅を通過する列車、通称「スキップ準急」が登場する。
- 1990年3月28日 「スキップ準急」が廃止され、全列車が生田 - 百合ヶ丘間の各駅に停車するようになる。
- 2002年3月23日 江ノ島線直通準急の廃止。
- 2008年3月15日 新松田以西と箱根登山鉄道線への定期列車としての直通運転廃止。これに伴い、運行区間は東京地下鉄千代田線および新宿駅 - 新松田駅間のみとなる。
区間準急
2004年12月11日のダイヤ改正で快速急行とともに新設された。種別カラーは水色■で、字幕およびフルカラーLED搭載車は水色地に白文字で「区間準急」、3色LED搭載車はオレンジ文字と緑文字で「区間準急」と表示される。
代々木上原 - 梅ヶ丘間の複々線化に伴う東北沢駅の地下化工事の過程における待避設備の撤去によりすでに下り緩行線が完成している複々線区間の東端である梅ヶ丘駅まで優等列車の待避ができなくなったことから、同駅まで優等列車より先行するために新宿 - 梅ヶ丘間を速達する列車である。主に新宿 - 唐木田間での運行だが、一部に向ヶ丘遊園・本厚木発着および町田発の列車も存在する。以前は成城学園前行の列車も存在していたが、2008年3月15日のダイヤ改正によりすべて向ヶ丘遊園へ延伸されたため、消滅した。
しかし、元々の列車設定の経緯や、すぐ前や後に各駅停車が運行されている場合が多いことから、結果的に速達性は多摩急行連絡でしか発揮されない。日中の唐木田発新宿行列車のほとんどは登戸を過ぎると(登戸含まず)新宿まで先着の列車となる。上記のことが起こる理由として、急行が成城学園前で連絡しない(連絡すると後発の快速急行の運行に影響が出る)、快速急行が下北沢まで停車しない、多摩急行が代々木上原から千代田線に入るため追い着かれても抜かれることはない、などが挙げられる。また、同改正では快速急行の登場により日中での成城学園前・登戸 - 新宿間の実質的な優等列車が毎時4本に減じたが、これを補完するために代々木上原駅で多摩急行と接続を図り、急行とほぼ同等の所要時間で新宿との間を結んでいる。
原則として8両編成で運行されるが、ダイヤが乱れている時は6両編成で運行されることもある。この場合、車両数の関係上各駅停車と同じ扱いで運転される。2012年3月17日改正からは、6両編成の運転となる定期運用が設定されるほか、本厚木以西での定期運用が消滅したが、2014年3月15日改正からは、伊勢原まで区間延長するようになった。これに伴い、運行区間は新宿駅 - 伊勢原間と多摩線のみとなる。
各駅停車
開業と同時に登場した。当初は新宿駅 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみ運行され、小田原までの運行は行われなかったが、1945年6月に実施されたダイヤ改正以後は全線にわたって運行されている。路線図や時刻表などでは「各駅停車」と表記されているが、列車の種別表示幕やLED、発車案内板などでは「各停」と表記されている。種別カラーは青色■で、字幕およびフルカラーLED搭載車は青地に白文字で「各停」、3色LED搭載車はオレンジ文字で「各停」と表示される。なお2004年12月11日のダイヤ改正に向けた字幕更新以前は、黒字に青文字(現在地色に使用されている青色より薄い)で「各停」と表示、さらには1994年頃に通過表示灯の点灯を中止するまでは各停のみ種別を表示していなかった。
急行・快速急行が本厚木 - 新松田間の各駅に停車しており同区間の各駅停車としての役割を担っているため、新宿 - 本厚木間での運行が多く、全線を通して運行される列車はほとんどない。また途中駅で種別が急行に変わるものや、途中駅で急行から種別が変わるものがある。
新宿発着では8両編成が多いが、全線通し及び江ノ島線内発着(藤沢もしくは片瀬江ノ島)が含む車両運用の都合で6両編成のものもある。また、1000形の一部には4両編成を2本つないだ8両編成もある(以前は9000形4両や8000形と初代4000形各4両の2本つなぎもあった)。ホームの長さの関係で、10両編成の列車は経堂 - 新松田間で運転されており(相模大野以東は急行となるものも多い)、南新宿 - 梅ヶ丘間および多摩線直通列車は8両編成以下、開成 - 足柄間の各駅に停車する列車と江ノ島線直通列車は6両編成以下となっている。また、通常ダイヤでの4両編成の各駅停車は本厚木 - 小田原間(一部箱根登山鉄道直通)で運転されている。かつては平日のみ箱根湯本発本厚木行の各駅停車の1本(6両編成)が新松田で4両を増結して10両編成となるものも存在した。また、新宿 - 新松田間を急行として併結運転する新松田 - 小田原間と箱根登山鉄道線の各駅停車は4両編成である。現状では(一部をのぞき)最大8両編成であるが将来的に10両編成で運転する計画があり、現在ホームの延長工事などが行われている。
梅ヶ丘 - 和泉多摩川間は複々線区間であり、急行などに抜かれることがある(経堂・成城学園前の両駅で乗り継ぐこともある)。鶴川駅(上りのみ)や相武台前駅などで急行などの通過待ちをすることがある。向ヶ丘遊園・新百合ヶ丘・町田・相模大野・海老名・本厚木・新松田の各駅で急行などの待ち合わせをすることがある(一部通過待ちとなる駅もある)。また朝や夕方に代々木上原と新百合ヶ丘の両駅で多摩急行の待ち合わせをすることがある(多摩急行と同時発車の場合が多い)。
2008年3月15日のダイヤ改正より急行の新松田駅での分割・併合作業が基本的にはなくなるために新松田 - 小田原・箱根湯本間は4両編成での折り返し運転が実施された。なお日中の新松田 - 小田原間の途中駅各駅に停車する列車は、新松田発着の各駅停車(4両編成)と町田・相模大野発着で本厚木以西各駅停車の急行(6両編成)との交互運転になっている。新松田 - 小田原・箱根湯本間の区間運転列車については1000形の箱根登山鉄道塗装の車両がほぼ専属的に充当されていた。
2012年3月17日のダイヤ改正より、箱根登山線への直通列車は早朝・夜間のごく一部をのぞき、小田原駅で系統分割される。そのため、新松田 - 小田原間の区間列車は6両編成での運転となる。
過去の列車種別
直通
開業時に登場した種別である。開業当初は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみの運行であった「各駅停車」に対し、直通は全線で運転した。新宿 - 稲田登戸間は経堂駅のみに停車し、稲田登戸 - 小田原間は各駅に停車した。
- 登場時の停車駅
- 1945年6月のダイヤ改正で「各駅停車」に統合され、廃止された。
- 1946年10月には「小田原直通」の停車駅に成城学園前駅を加えた「準急」が新設され、直通とほぼ同じ役割を担うこととなった。
準特急(サービス急行)
多客時に特急を補完する形で運行されていた。1953年から1959年までは「サービス急行」、同年から1963年までは「準特急」を名乗っていた。1963年に3100形「NSE」の登場により廃止された。停車駅は当時の特急と同様に新宿 - 小田原間は無停車だった。特急との違いは接客設備の格差によるものであり、特急が全席指定(これは現在も同じ)だったのに対し、準特急はセミクロスシート車で自由席があった。要出典
なお、「準特急」の名称は廃止後、京王電鉄が2001年3月27日の京王線ダイヤ改定で採用するまで、日本では使用されなかった。
桜準急
- 1948年9月 - 1950年2月という短期間の間だけ存在していた種別であった。運行区間は新宿 - 新原町田(現・町田)間だった。
- 停車駅
- 新宿駅・下北沢駅・豪徳寺 - 新原町田間の各駅
- パターンとしては現在運転中の区間準急に近い。
快速準急
1964年から1972年まで昼間時に急行と準急の間の「快速準急」という列車が運転されていた。同年に急行に統合され消滅した。当初は新宿 - 相模大野間であったが、後に小田原まで延長された休日には行楽地へのアクセスのために読売ランド前(よみうりランド最寄り)と鶴川(こどもの国最寄り)の両駅にも停車していた。通勤急行が廃止され、成城学園前駅に急行が停車するようになると、停車駅が急行とほぼ変わらなくなるため、1972年3月のダイヤ改正で廃止され、急行に統合された。
- 停車駅
- 新宿駅・下北沢駅・経堂駅・成城学園前駅・登戸駅・向ヶ丘遊園駅・新原町田駅(現・町田駅)・相模大野駅・本厚木駅・伊勢原駅・鶴巻駅(現・鶴巻温泉駅)・大秦野駅(現・秦野駅)・渋沢駅・新松田駅・小田原駅
通勤急行
1955年のダイヤ改正で登場した種別であった。当初の停車駅は小田原線内では当時の急行の停車駅に稲田多摩川駅(現・登戸駅)が追加されたもので、江ノ島線内では現在の急行停車駅からまだ東急田園都市線が開通していなかった中央林間駅と当時はまだ開業していなかった湘南台駅をのぞいた設定となっていた。その後、1960年のダイヤ改正で朝の上りのみ成城学園前駅に停車するようになり、1964年をもって完全に停車駅化される。1970年に登戸駅に急行が停車し、翌1971年に成城学園前駅にも急行が停車するようになると、上記の快速準急と同じように急行に統合される形で廃止となった。
土曜急行
1970年代に運用された種別であった。土曜急行の名の通り、土曜の半ドン帰宅の足として設定されていた。昼過ぎから夕方の間に何本か通常の急行を増発する形として、さらには相武台前に停車するという停車パターンで運用されていた。
通勤準急
1960年3月25日から1964年11月4日まで運用された種別であった。停車駅は現在の経堂駅通過の準急と同じであった。当時は準急が喜多見 - 和泉多摩川間の各駅にも停車していた。同年11月5日のダイヤ改正で快速準急が新設され、準急は朝ラッシュ時のみの運転となり、通勤準急そのものが準急となった。
湘南急行
2002年3月23日から2004年12月10日まで運用された種別で、新宿 - 江ノ島線藤沢間で運転し、小田原線内では急行と同じ停車駅となっていた。2004年12月11日のダイヤ改正で快速急行に格上げされた。
- 停車駅
- 新宿駅・代々木上原駅・下北沢駅・成城学園前駅・登戸駅・向ヶ丘遊園駅・新百合ヶ丘駅・町田駅・相模大野駅・江ノ島線へ
特別準急・連絡急行
- 特急ロマンスカーあさぎりの前身の種別である。詳細は「あさぎり」を参照。
その他、多摩線向けに「快速」の種別が準備されていたが結局使用は中止され、方向幕には湘南急行・多摩急行の登場前まで存在していた[4]。
臨時列車
江ノ島線直通の臨時列車は「小田急江ノ島線#臨時列車」も参照。
特急ロマンスカー
- 白銀号
- 1963年3月3日にスケート特急として運行された。3000形「SE」が充当された。
- 初詣号
- 1969年1月1日に新宿 - 新原町田(現・町田)間にて初詣客向けに運行される。以後、年末年始に毎年運行されることとなる。詳細は「ニューイヤーエクスプレス」の項を参照。
- ORANGE EXPRESS
- 1981年6月15日にFM東京主催・資生堂提供のイベント臨時列車として運行された。7000形「LSE」が充当された。
- 你好つかさ号
- 1982年7月25日、向ヶ丘遊園でのイベントに併せて新宿 - 向ヶ丘遊園間にて運行された。車掌はアイドル・伊藤つかさが務めていた。3000形「SSE」が充当された。
- め組エクスプレス
- 1983年7月、新宿 - 江ノ島線片瀬江ノ島間にて運行された。こちらも3000形「SSE」が充当された。
- 小田急箱根クイズラリー号
- 1984年3月25日に運行された。
- 江ノ島・鎌倉エクスプレス
- 1990年4月 - 5月に多摩線唐木田 - 新百合ヶ丘・相模大野経由 - 江ノ島線片瀬江ノ島間にて運行された。
- 湘南マリンエクスプレス
- 1990年7月 - 8月に江ノ島・鎌倉エクスプレスと同じ区間にて運行された。
- ビア・エクスプレス納涼号
- 1991年7月に運行された。
- サンリオピューロランド号
- 1992年3月25日に運行された。
- あじさい号
- 1992年6月に運行された。
- グリーンウェーブ相模原号
- 1992年10月3日に第9回全国緑化かながわフェアの開催を記念して運行された。7000形「LSE」が充当された。
- フラワー号
- 向ヶ丘遊園への遠足列車として運行された。
- 秦野たばこ祭号
- 神奈川県秦野市にて開催される「秦野たばこ祭り」に併せて運行された。
- 湘南マリン号
- 2008年7月22日 - 8月22日の平日に江ノ島・鎌倉エクスプレスと同じ区間にて運行された。60000形「MSE」が充当された(ただし7月25日は20000形「RSE」が充当)。なお、60000形「MSE」の江ノ島線への乗り入れは今回が初めてとなった。2009年からは成城学園前-片瀬江ノ島間での運転となり、新百合ヶ丘以降はえのしま号と同じ停車駅である。
- メトロ湘南マリン号
- 東京地下鉄千代田線から片瀬江ノ島駅に直通する臨時特急として、2010年7月24日・31日・8月7日・14日の各土曜日4日間運行された。上記の湘南マリン号とは停車駅が若干異なり、町田に停車し、新百合ヶ丘、相模大野、大和を通過する。この停車駅は旧えのしま号の停車駅に類似している。
- B-1グランプリ号
- 2010年9月18日・19日厚木市でのB-1グランプリ開催に伴い、新宿-本厚木間で運行された。途中停車駅は成城学園前。
通勤車両
- あゆ電
- 毎年6月1日に行われる鮎漁の解禁に合わせて前日の5月31日の深夜に運転された列車で、1949年から1980年代後半まで新宿発小田原行(年により箱根湯本行)の下りのみ運転された。
- 丹沢号
- 丹沢への登山客向けの列車で、1956年秋から1984年まで新宿発新松田行として下りのみ運転されたその後、1987年には休日も新宿発7時11分発の定期急行を「丹沢号」として運行したことがある。
- 猪電・猪鍋号
- 1955年1月に七沢温泉および広沢寺温泉の「猪鍋と日帰り入浴会」の団体専用列車として運行したのが始まりで、後年に一般利用者も乗れる臨時列車となった。運転区間は新宿 - 伊勢原間で、この列車は往復とも設定されていたが、1980年代後半に廃止された。
千代田線直通
下記の臨時列車は、原則として1000形によって運転されている。
- 秋のレジャートレイン 箱根・江の島号
- 2004年秋に東京地下鉄千代田線綾瀬 - 箱根登山線箱根湯本間で運転された臨時列車である。綾瀬 - 相模大野間は「秋のレジャートレイン 江の島号」(綾瀬 - 片瀬江ノ島間)と併結運転された。なお、相模大野 - 箱根湯本間では「秋のレジャートレイン 箱根号」と称した。
- 2004年は10月10日と30日 - 11月21日の土・日曜日に運転された(祝日である10月11日および11月3日は運転されなかった)。
- 2004年の「秋のレジャートレイン 箱根・(江の島)号」の停車駅
- 代々木上原駅・成城学園前駅・向ヶ丘遊園駅・新百合ヶ丘駅・相模大野駅・相武台前駅・海老名駅・伊勢原駅・秦野駅・小田原駅
- 2004年の「秋のレジャートレイン 箱根・(江の島)号」の停車駅
- 2005年は10月29日 - 11月23日の土・日曜日・祝日に「秋のレジャートレイン号」として綾瀬 - 秦野間を運転した。
- 2005年の「秋のレジャートレイン」の停車駅
- 代々木上原駅・下北沢駅・新百合ヶ丘駅・町田駅・相模大野駅・海老名駅・本厚木駅・伊勢原駅・秦野駅
- 2005年の「秋のレジャートレイン」の停車駅
- 箱根湯〜ゆう号
- 2003年と2004年の夏に(営団地下鉄→)東京地下鉄千代田線綾瀬 - 箱根登山線箱根湯本間で運転された臨時列車である。綾瀬 - 相模大野間は「江の島マリン号」(綾瀬 - 片瀬江ノ島間)と併結運転された。
- 2003年は7月26日 - 8月16日の土曜日に、2004年は7月24日 - 8月22日の土・日曜日に運転された。
- 2003年の「箱根湯〜ゆう号」の停車駅
- 代々木上原駅・相模大野駅・海老名駅・秦野駅・小田原駅
- 2004年の「箱根湯〜ゆう号」の停車駅
- 代々木上原駅・成城学園前駅・向ヶ丘遊園駅・新百合ヶ丘駅・相模大野駅・相武台前駅・海老名駅・秦野駅・小田原駅
- 2003年の「箱根湯〜ゆう号」の停車駅
- 箱根・湘南あじさい号
- 2004年6月19日 - 27日の土・日曜日に「箱根湯〜ゆう号」と同じルートで「箱根・湘南あじさい号」が運転された。
- 綾瀬 - 相模大野間は片瀬江ノ島行と併結運転された。
- 2005年は6月11-26日のの土・日曜日に「湘南・鎌倉あじさい号」として運転された。この場合は相模大野で接続する新宿発箱根湯本行の急行が「あじさいリレー号」として運転されていた。
- 箱根駅伝応援号
- 箱根駅伝の開催に合わせて2004年から2007年まで、1月2日と3日に東京地下鉄千代田線 - 箱根登山線箱根湯本・江ノ島線藤沢で運転された臨時列車である。2日は千代田線大手町→箱根湯本・藤沢間、3日は箱根湯本→綾瀬間で運転された。また、箱根湯本駅で2日は箱根町行、3日は箱根町発の連絡バスと接続していた。
- 往路は大手町から相模大野まで藤沢行と併結運転された(2004年は復路でも併結運転)。
- 往路は8時丁度に読売新聞東京本社前をスタートした各大学の走者を見送った後に本列車と連絡バスを乗り継いでゴールの芦ノ湖へ先回りするように組まれていた。復路も同様に芦ノ湖のスタート後にゴールの読売新聞東京本社前へ先回りできた。つまり、スタートとゴールが両方観戦できた。
- 2004年1月2日・3日に運転された「箱根駅伝応援号」の停車駅
- 往路:代々木上原駅・新百合ヶ丘駅・町田駅・相模大野駅・相武台前駅・伊勢原駅・秦野駅・小田原駅
- 復路:小田原駅・秦野駅・相武台前駅・相模大野駅・代々木上原駅
- 2005年1月2日・3日以降に運転された「箱根駅伝応援号」の停車駅(千代田線・箱根登山線を含む)
- 2004年1月2日・3日に運転された「箱根駅伝応援号」の停車駅
- 丹沢もみじ号
- 2006年11月11日・18日・19日・23日・25日に東京地下鉄千代田線綾瀬駅 - 秦野駅間で運転された臨時列車である。
- 停車駅(千代田線を含む)
- 綾瀬駅・北千住駅・西日暮里駅・大手町駅・霞ケ関駅・表参道駅・代々木上原駅・下北沢駅・新百合ヶ丘駅・町田駅・相模大野駅・海老名駅・本厚木駅 - 秦野駅間の各駅
- 停車駅(千代田線を含む)
- 2007年11月23-25日と12月1日・2日にも運転された。停車駅は2006年と同じであるが、車両は2007年9月に就役した4000形が充当された。
- 2008年11月22日 - 24日にも運転されたが、千代田線内の停車駅は各駅停車となった。車両も1000形に戻っている。
朝ラッシュ時の激しい混雑
2011年度の小田原線の最混雑区間は世田谷代田 - 下北沢間で、最混雑時間帯1時間の平均混雑率は186%に達する。これは東京地下鉄東西線(木場 - 門前仲町間、199%)に次ぎ東京圏の大手私鉄で2番目に高い数字となっている[5]。なお、この数値はあくまでも平均値であるため、車両や列車によって増減する。朝ラッシュ時の混雑率が高いため、混雑緩和を目指して後述する複々線化事業を進めている。
朝ラッシュ時は向ヶ丘遊園 - 代々木上原間で1時間当たり27本(平均2分10秒間隔)で運転されている。このうち8両編成で運転される各駅停車が9本、10両編成で運転される準急・急行が合計で18本運転されている。なお、代々木上原 - 新宿間は東京地下鉄千代田線直通電車の分が抜けるため、運転間隔は若干ではあるが開く。
ちなみに、現状ではこれ以上間隔を縮めることは難しい。これは連続立体交差化・複々線化事業が梅ヶ丘 - 代々木上原間で行われており、これに伴う徐行運転(とくに上りにおいては工事区間の一つ手前の豪徳寺より徐行が行われることが多い)とその区間またはその近くにある下北沢・代々木上原での乗降が多いため、後続列車がホームに進入できず駅手前で待機を強いられるためである。また梅ヶ丘から先は急行が先行する各駅停車に追い付くため徐行運転が発生する。これらによる列車遅延が起こりやすく、多くの場合は遅延証明書が発行されるほどになる。またホーム有効長など設備の関係上、これ以上の長編成化はできない。
混雑の推移
以前から混雑は激しく、和泉多摩川 - 喜多見間の連続立体交差化・複々線化事業の工事に着手した1989年度の混雑率は208%に達していた。その後工事の進捗により188%に緩和され、この数年間は混雑率の横ばいが続いた。しかし2006年度は前年度よりも2ポイント悪化した。
連続立体交差化・複々線化事業
代々木上原 - 向ヶ丘遊園間(12.3km)では小田急電鉄が複々線化、東京都が連続立体交差化の各事業を実施しており、ラッシュ時間帯の所要時間短縮と混雑緩和を目指している。現在、梅ヶ丘 - 和泉多摩川間が完成しているが、登戸 - 向ヶ丘遊園間は沿線の都市計画事業との兼ね合いにより暫定的に上り2線・下り1線で整備される。
また向ヶ丘遊園駅から新百合ヶ丘駅まで5.7kmの事業化も検討されている[6]。
詳細は小田急電鉄・複々線化工事のページおよびシモチカ ナビを参照のこと。
区間別概要
- 代々木上原 - 東北沢間(詳細は「代々木上原駅」を参照)
- 現在、工事用地の関係から工事の進捗に応じて並行する千代田線の引き上げ線共々線路配置が複雑に変遷している。同じ理由で、この区間は暫定的に複線となっている。
- 東北沢 - 梅ヶ丘間
- 2004年9月7日に着工した。下北沢駅で京王井の頭線がオーバークロスしていること、地価の高い商店街を通るので用地買収費が嵩むこと、駅前広場整備の必要性も考慮し、用地買収が少なく早期完成が見込める地下化による方法を採用した。下北沢付近は用地取得の関係などから2層式で緩急分離の線路別複々線となり、東北沢駅は緩行線が内側の島式ホーム、世田谷代田駅のやや先からは急行線が内側となる予定である。この区間の地下化は2013年3月23日に完成し[7]、複々線化は地下化後の2017年度に完成する予定[8]となっている。
- 下北沢駅には、この区間の複々線化工事の状況や概要を紹介するギャラリーが設置されている。
- 地下化後の線路跡地利用について、世田谷区が2012年7月に独自案を示したが、小田急と都は2011年に合意した内容と異なるとして反発しており、跡地利用の目処が立たない状況となっている[9]。
- 梅ヶ丘 - 喜多見間(完成区間)
小田急訴訟
梅ヶ丘 - 喜多見間については、周辺住民などによって騒音、振動、日照などによって著しい健康被害を及ぼすおそれがあるとして、建設大臣(当時)による連続立体交差とそれに付属する街路事業の事業認可の取り消しを求める訴訟が1994年に提起された。これに対して第一審の東京地方裁判所(藤山雅行裁判長)は事業認可の前提となる1993年の都市計画決定を違法とし、事業認可を取り消す判決を出した(2001年10月3日判決)。控訴審の東京高等裁判所は、従来の最高裁判所の判例(1999年11月25日第一小法廷判決・民集195号387頁)を根拠に原告すべての原告適格を否定して、一審判決を一部破棄、訴え却下(原告全面敗訴)の判決を出した(2003年12月18日)。原告側は上告。最高裁判所大法廷は従来の判例を変更、原告の一部については原告適格を認める中間判決を出した[10]。この中間判決は、住民などによる行政機関の活動のチェックなどをより重視する近時の行政事件訴訟法改正(同法9条2項の新設)に拠るもので、一般新聞各紙が紙面で大きく取り上げるなど注目を集めた。そのため、却下とはならず本案判決に進んだが、最高裁第一小法廷判決(2006年11月2日)[11]により原告の敗訴が確定した。
進捗年表
- 1978年(昭和53年)3月31日 代々木上原 - 東北沢間複々線化。
- 1989年(平成元年)7月20日 喜多見 - 和泉多摩川間複々線化工事着工。
- 1994年(平成6年)12月20日 世田谷代田 - 喜多見間複々線化工事着工。
- 1995年(平成7年)3月26日 喜多見 - 和泉多摩川間上下線高架化完成。
- 1997年(平成9年)6月23日 喜多見 - 和泉多摩川間 (2.4km) 複々線化。
- 1998年(平成10年)11月1日 経堂駅付近の上り線高架化。
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)10月28日 千歳船橋駅付近下り線高架化。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)1月26日 和泉多摩川 - 向ヶ丘遊園間上り線の一部を切り替え。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)10月1日 代々木上原 - 東北沢間の複々線を工事用地捻出のため一旦複線化。
- 2009年(平成21年)3月8日 和泉多摩川 - 向ヶ丘遊園間改良工事が完成(和泉多摩川 - 登戸間多摩川橋梁の複々線化、登戸 - 向ヶ丘遊園は上り2線・下り1線の3線化)。
- 2013年(平成25年)3月23日[7] 代々木上原 - 梅ヶ丘間連続立体交差化完成。
- 2017年度(平成29年度)[8] 東北沢 - 梅ヶ丘間複々線化、代々木上原 - 東北沢間再複々線化予定(代々木上原 - 登戸間上下線立体複々線開通)。
女性専用車
以下の時間帯・区間にて女性専用車が設定されている。
- 平日7:30-9:30に新宿駅に到着する上り快速急行・急行・準急の進行方向最後尾車両(実施区間は小田原 - 新宿間)
- 平日7:10-9:30に代々木上原駅に到着する上り東京地下鉄千代田線直通急行・準急の進行方向最後尾車両(実施区間は始発駅 - 千代田線綾瀬駅間。同線内は9:30を過ぎた時点で女性専用車の扱いは終了するが、同線のダイヤが乱れた場合は代々木上原までとなることがある)
東海地震への対応
東海地震の警戒宣言が発令された場合、小田原線は相武台前駅以西で運転を見合わせることになっている[12]。
駅一覧
- 駅番号は、2014年1月より順次導入[13]。
- 各駅停車は各駅に停車するため省略(相模大野分岐点は通過)。
- 小田急ロマンスカーの停車駅は当該項目を参照のこと。
- 江ノ島線との運賃計算は相模大野分岐点経由で行う。小田原方面と江ノ島線方面の運賃は相模大野駅 - 相模大野分岐点間のキロ程を含めずに計算する。
- 複々線及び三線区間の梅ヶ丘 - 登戸間(下り)・向ヶ丘遊園 - 梅ヶ丘間(上り)では、区間準急・各駅停車は外側の緩行線を、その他の種別は内側の急行線を走行。また当該区間では経堂・成城学園前・登戸(上りのみ)・向ヶ丘遊園の各駅には急行線・緩行線の両方に、その他は緩行線のみにホームがある。
- 凡例
- ●:当該種別の全列車が停車、■:開成 - 足柄間は6両編成の急行が停車、▲:平日の日中時間帯と土休日の終日が停車、△:平日朝の上り(新宿方面)ラッシュ時通過、|:全列車通過
- 接続路線の括弧内は接続路線の駅番号や補足などである。
駅番号 | 駅名 | 改 札 鋏 [14] |
駅間 キロ |
累計 キロ |
区 間 準 急 |
準 急 |
区 間 急 行 |
急 行 |
多 摩 急 行 |
西 湘 急 行 |
快 速 急 行 |
接続路線・備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OH01 | 新宿駅 | - | 0.0 | ● | ● | ● | ● | 東 京 地 下 鉄 千 代 田 線 直 通 |
● | ● | 東日本旅客鉄道:埼京線・湘南新宿ライン・中央線(快速)・中央総武線(各駅停車)・山手線 京王電鉄 (KO01):京王線、京王新線(新線新宿駅) 東京地下鉄: 丸ノ内線 (M-08)・ 副都心線 (新宿三丁目駅:F-13) 都営地下鉄: 新宿線 (S-01)、 大江戸線(新宿駅:E-27、新宿西口駅:E-01) 西武鉄道:新宿線(西武新宿駅:SS01) |
東 京 都 |
新宿区 | |
OH02 | 南新宿駅 | 0.8 | 0.8 | | | | | | | | | 渋谷区 | ||||||
OH03 | 参宮橋駅 | 0.7 | 1.5 | | | | | | | | | |||||||
OH04 | 代々木八幡駅 | 1.2 | 2.7 | | | | | | | | | |||||||
地下鉄線・JR常磐線 直通運転区間 |
○多摩急行(すべて):千代田線経由JR常磐線(各駅停車)取手まで ○急行(平日朝と上り一部):同我孫子まで ○準急(一部):東京地下鉄千代田線綾瀬まで | |||||||||||||
OH05 | 代々木上原駅 | 0.8 | 3.5 | ● | ● | ● | ● | ● | 東京地下鉄: 千代田線 (C-01) (新百合ヶ丘方面から直通運転:上記参照) | |||||
OH06 | 東北沢駅 | 0.7 | 4.2 | | | | | | | | | | | 世田谷区 | |||||
OH07 | 下北沢駅 | 0.7 | 4.9 | ● | ● | ● | ● | ● | 京王電鉄:井の頭線 (IN05) | |||||
OH08 | 世田谷代田駅 | 0.7 | 5.6 | | | | | | | | | | | ||||||
OH09 | 梅ヶ丘駅 | 0.7 | 6.3 | ● | | | | | | | | | ||||||
OH10 | 豪徳寺駅 | 0.7 | 7.0 | ● | | | | | | | | | 東京急行電鉄:世田谷線(山下駅:SG08) | |||||
OH11 | 経堂駅 | 1.0 | 8.0 | ● | △ | ● | ▲ | | | ||||||
OH12 | 千歳船橋駅 | 1.2 | 9.2 | ● | | | | | | | | | ||||||
OH13 | 祖師ヶ谷大蔵駅 | 1.4 | 10.6 | ● | | | | | | | | | ||||||
OH14 | 成城学園前駅 | 1.0 | 11.6 | ● | ● | ● | ● | | | ||||||
OH15 | 喜多見駅 | 1.1 | 12.7 | ● | | | | | | | | | ||||||
OH16 | 狛江駅 | 1.1 | 13.8 | ● | | | | | | | | | 狛江市 | |||||
OH17 | 和泉多摩川駅 | 0.6 | 14.4 | ● | | | | | | | | | ||||||
OH18 | 登戸駅 | 0.8 | 15.2 | ● | ● | ● | ● | | | 東日本旅客鉄道:南武線 | 神 奈 川 県 |
川崎市 多摩区 | |||
OH19 | 向ヶ丘遊園駅 | 0.6 | 15.8 | ● | ● | | | ● | | | ||||||
OH20 | 生田駅 | 2.1 | 17.9 | ● | ● | | | | | | | ||||||
OH21 | 読売ランド前駅 | 1.3 | 19.2 | ● | ● | | | | | | | ||||||
OH22 | 百合ヶ丘駅 | 1.3 | 20.5 | ● | ● | | | | | | | 川崎市 麻生区 | |||||
OH23 | 新百合ヶ丘駅 | 1.0 | 21.5 | ● | ● | ● | ● | ● | 小田急電鉄:多摩線(新宿・千代田線方面から唐木田まで直通運転) | |||||
OH24 | 柿生駅 | 1.9 | 23.4 | ● | ● | 多摩線直通 | | | | | ||||||
OH25 | 鶴川駅 | 1.7 | 25.1 | ● | ● | | | | | 東京都 町田市 | ||||||
OH26 | 玉川学園前駅 | 2.8 | 27.9 | ● | ● | | | | | |||||||
OH27 | 町田駅 | 2.9 | 30.8 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:横浜線 | ||||||
OH28 | 相模大野駅 | 1.5 | 32.3 | ● | ● | ● | ● | 小田急電鉄:江ノ島線(新宿・町田方面から片瀬江ノ島まで直通運転) | 神 奈 川 県 |
相模原市 南区 | ||||
- | 相模大野分岐点 | - | (32.5) | | | | | | | | | 実際の江ノ島線との分岐位置 | ||||||
OH29 | 小田急相模原駅 | 2.4 | 34.7 | ● | ● | | | | | |||||||
OH30 | 相武台前駅 | 2.2 | 36.9 | ● | ● | | | | | 座間市 | ||||||
OH31 | 座間駅 | 2.3 | 39.2 | ● | ● | | | | | |||||||
OH32 | 海老名駅 | 3.3 | 42.5 | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:相模線 相模鉄道:本線 (SO18) |
海老名市 | |||||
OH33 | 厚木駅 | 1.6 | 44.1 | ● | ● | | | | | 東日本旅客鉄道:相模線 | ||||||
OH34 | 本厚木駅 | 1.3 | 45.4 | ● | ● | ● | ● | 厚木市 | ||||||
OH35 | 愛甲石田駅 | 3.1 | 48.5 | ● | ● | ● | ● | |||||||
OH36 | 伊勢原駅 | 3.7 | 52.2 | ● | ● | ● | ● | 伊勢原市 | ||||||
OH37 | 鶴巻温泉駅 | 3.7 | 55.9 | ● | ● | ● | 秦野市 | |||||||
OH38 | 東海大学前駅 | 1.1 | 57.0 | ● | ● | ● | ||||||||
OH39 | 秦野駅 | 4.7 | 61.7 | ● | ● | ● | ||||||||
OH40 | 渋沢駅 | 3.9 | 65.6 | ● | ● | ● | ||||||||
OH41 | 新松田駅 | 6.2 | 71.8 | ● | ● | ● | 東海旅客鉄道:御殿場線(松田駅) | 足柄上郡 松田町 | ||||||
OH42 | 開成駅 | 2.5 | 74.3 | ■ | | | 足柄上郡 開成町 | ||||||||
OH43 | 栢山駅 | 1.9 | 76.2 | ■ | | | 小田原市 | ||||||||
OH44 | 富水駅 | 1.6 | 77.8 | ■ | | | |||||||||
OH45 | 螢田駅 | 1.4 | 79.2 | ■ | | | |||||||||
OH46 | 足柄駅 | 1.6 | 80.8 | ■ | | | |||||||||
OH47 | 小田原駅 | 1.7 | 82.5 | ● | ● | 箱根登山鉄道:鉄道線 (OH47) (箱根湯本まで直通運転) 東海旅客鉄道:東海道新幹線 東日本旅客鉄道:東海道線・湘南新宿ライン 伊豆箱根鉄道:大雄山線 |
廃止駅
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 ただし、小田原発着の急行が途中駅で分割・併合を行い、編成の一部が新松田以西を各駅停車として運行することで、箱根湯本と新宿の間を直通する列車は存在した。
小田急時刻表2009年ダイヤ改正号(ISBN 978-4-330-05309-7)で確認できるのは以下の列車。以下に記した急行はすべて足柄-開成を通過する。
- 平日
- 新宿駅7:49発の急行小田原行の後4両が新松田から各停箱根湯本行(小田急時刻表2009年ダイヤ改正号 p.23・p.78)
- 箱根湯本発6:36発の各停新松田行は、新松田で小田原7:08発の急行新宿行と連結(小田急時刻表2009年ダイヤ改正号 p.51・p.80)
- 箱根湯本発7:08発の各停新松田行は、新松田で小田原7:35発の急行新宿行と連結(小田急時刻表2009年ダイヤ改正号 p.52・p.80)
- 休日
- 箱根湯本発5:26発の各停新松田行は、新松田で小田原6:01発の急行新宿行と連結(小田急時刻表2009年ダイヤ改正号 p.125・p.154)
- 平日
- ↑ 3色LED搭載車の快速急行の種別表示は直接の前身にあたる湘南急行と同様である。なお字幕車の「湘南急行」表示も同様だった。
- ↑ 路線図や駅の案内表示においては既に緑の種別カラーが採用されていたため、駅の案内表示などでは緑地に白文字の準急、車両側では黒地に黄文字の準急と、2種類の表示が混在していた。
- ↑ 種別表示は、黒地に緑文字で「快速」だった。
- ↑ 平成23年度の三大都市圏における鉄道混雑率についてPDF - 国土交通省、2012年10月1日
- ↑ 首都圏私鉄 乗客数伸びず…「魅力ある沿線」作戦 (Internet Archive) - 読売新聞、2005年10月31日
- ↑ 7.0 7.1 2013年3月23日初電から東北沢、下北沢、世田谷代田3駅を地下化しますPDF - 小田急電鉄、2013年1月31日。
- ↑ 8.0 8.1 『小田急小田原線(代々木上原駅〜梅ヶ丘駅間)複々線化事業』の事業期間に関するお知らせPDF - 小田急電鉄、2013年3月14日。
- ↑ 小田急と都、世田谷区と対立 地下化の跡地巡り 下北沢周辺 日経電子版 2012年8月14日
- ↑ 最高裁判所大法廷判決平成17年12月7日。民集59巻10号2645頁。判例検索システム、2014年8月30日閲覧。
- ↑ 最高裁判所第一小法廷判決平成18年11月2日。民集60巻9号3249頁。判例検索システム、2014年8月30日閲覧。
- ↑ 東海地震の防災対策 神奈川県
- ↑ 小田急線・箱根登山線・箱根ロープウェイ・箱根海賊船にて2014年1月から駅ナンバリングを順次導入します!PDF - 小田急電鉄、2013年12月24日
- ↑ 生方良雄 (2009) 生方良雄 [ 小田急の駅 今昔・昭和の面影 ] JTBパブリッシング 2009 に掲載の改札鋏と照合。
参考文献
- 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』4 関東2、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790022-7
- 小田急電鉄(監修) 『小田急時刻表 2009年ダイヤ改正号』 交通新聞社、2009年。ISBN 978-4-330-05309-7