「イオン (企業)」の版間の差分
(イオン) |
|||
1行目: | 1行目: | ||
− | # | + | [[Image:イオン株式会社.png|450px|thumb|イオン株式会社]] |
+ | '''イオン株式会社'''(AEON Co., ltd)は、日本国内外260余の企業で構成される大手流通グループ「[[イオングループ]]」を統括する純粋[[持株会社]]である。本社は[[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]。[[東京証券取引所]]第一部[[上場]]。 | ||
+ | |||
+ | == 概要 == | ||
+ | 「イオン (AEON)」とは、古典[[ギリシア語]] αἰών(aiōn、[[アイオーン]])に由来する[[ラテン語]]で、「永遠」を意味する<ref>[http://www.aeon.info/ir/ir/faq.html よくあるご質問(FAQ)] - イオン公式HP 2010年9月24日閲覧</ref>(ただし、「イオン」という[[カタカナ表記]]は現代[[英語]]における[[発音]]({{IPA-en|ˈiːɒn}})に基づいている)。[[ロゴタイプ]]にはA・E・Oの3文字を円環で結び、かつAとEの合字である「[[Æ]]」を使った「'''ÆON'''」表記を用いている(ただしロゴタイプ以外の英文表記による資料はすべて「AEON」の表記としている)。 | ||
+ | |||
+ | [[四日市岡田家]]の初代岡田惣左衛門が、四日市久六町(現在の[[三重県]][[四日市市]])で創業した[[太物]]・[[小間物]]商「篠原屋」を起源としており、六代目の[[岡田惣一郎]]が呉服商「岡田屋呉服店」に業態転換、さらにその息子である七代目の[[岡田卓也 (経営者)|岡田卓也]](現・[[名誉会長]])が岡田屋・フタギ([[兵庫県]][[姫路市]])・シロ([[大阪府]][[豊中市]])による共同仕入会社として[[ジャスコ]]を設立したのが実質的な創業となっている。現在の代表(取締役兼代表執行役社長)は岡田卓也の長男である[[岡田元也]]。ちなみに[[衆議院議員]]で[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]前[[民主党幹事長|幹事長]]の[[岡田克也]]は岡田卓也の次男である。 | ||
+ | |||
+ | 岡田卓也の「狸や狐の出る場所に出店せよ」との言葉どおり、郊外型の大型ショッピングセンターを中心に出店。駅前や中心街に多くの店を構える[[ダイエー]]が業績悪化する中、ライバルの[[イトーヨーカ堂]]とともに小売業界を牽引している。かつては『連邦制経営』を標榜し、提携先とは比較的少額の資本提携のレベルにとどめて、実際の運営は各社の自主的判断に任せる形をとっていたが、[[バブル崩壊]]以降トップマネジメントの強化へと方針の転換がおこなわれた。人材採用については1990年代に縁故による採用を重視していたが、近年の人手不足により大量採用に方向転換をした。 | ||
+ | |||
+ | [[1997年]](平成9年)に[[会社更生法]]適用を申請した「[[ヤオハン]]ジャパン」(現:[[マックスバリュ東海]])や、[[2001年]](平成13年)にやはり会社更生法適用を申請した「[[マイカル]]」([[2011年]](平成23年)にイオンリテールに合併)、そして[[2004年]](平成16年)に[[産業再生法]]適用を申請した「[[ダイエー]]」の再建に携わったり、地場[[スーパーマーケット]]や[[ドラッグストア]]などとの提携を盛んに行ったりと、事業の拡大が続いている。 | ||
+ | |||
+ | なお、社名が似ている[[英会話教室]]の[[イーオン]] (AEON、かつてはイオン同様、合字を用いたロゴタイプを使用していた)、化粧品会社の[[イオン化粧品]]、かつて存在した業態名と同一である[[ニチイ学館]]とは資本関係・人的関係ともにない。[[横浜岡田屋]]も、創業者が同姓だったため旧称が同じで、前身もたまたま同じ業種(呉服店)だったというだけである。 | ||
+ | |||
+ | === 他社との関係 === | ||
+ | [[みずほ銀行]]をメインバンクとしており、同行が第2位株主になっている(ただし、マスタートラストを除く)。その一方で、[[財閥]]系・[[金融]]系の企業グループとのつながりを見ると、[[三菱グループ]]とのつながりが深い。 | ||
+ | |||
+ | 岡田卓也が岡田屋時代に視察した米国のショッピングモールに感化したのを機に、共同仕入れ会社の[[ジャスコ]]設立の際にあわせて「[[ダイヤモンドシティ]]」([[2007年]](平成19年)に[[イオンモール]]に合併)を[[三菱商事]]との共同出資で設立し、共同でショッピングセンターの開発に関わっている。また、それらの多くを三菱グループの[[日本リテールファンド投資法人]]が所有している。さらに、コンビニエンスストア業界参入により設立した「[[ミニストップ]]」では資材調達で三菱商事と協力関係にある。[[2008年]](平成20年)末には、三菱商事が筆頭株主になった。[[2007年]](平成19年)以後はダイエーの再建事業の推進にあたり、[[丸紅]]とも近い関係にある。また、奇しくも同じ[[メインバンク制|主力行]]であり、かつて同業においてダイエーに次ぐ”西の雄”とも言われた「[[マイカル]]」の支援企業として名乗りを上げ、系列下に収めたのもやはり同社であった。近年の[[サブプライムショック]]に端を発する不況による売上不振と信用収縮に伴う財務不安の払拭を狙い、先述のとおり元々旧ダイヤモンドシティの合弁相手であった[[三菱商事]]が筆頭株主に成り、信用補完を行っているが、[[社債]]の格付けでは今も[[セブン&アイ・ホールディングス]]や[[ユニー]]より低いため、三菱グループの[[日本リテールファンド投資法人]]による[[不動産投資信託]]等の別の資金調達手段を多用している。 | ||
+ | |||
+ | === 環境活動 === | ||
+ | 「'''木を植えています ― 私たちはイオンです'''」の環境活動スローガンを掲げており、[[2009年]](平成21年)2月19日現在、同社は870万本の植樹を行ったと公表している<ref>[http://www.aeon.info/environment/furusato/ ホームページ] {{リンク切れ|date=2010年9月}}</ref>。樹木の温室効果ガスの吸収効果については、樹木の種類・成長度によりかなりの幅があるが、林野庁の[http://www.rinya.maff.go.jp/kids/study/function/kyuusyu.html 身近な二酸化炭素排出量と森林(スギ)の二酸化炭素吸収量]によれば50年生のスギ1本は1年間で14kgの二酸化炭素を吸収するとしている。同社植林事業に関するホームページの記録では、最古の記載が[[1998年]](平成10年)の[http://www.aeon.info/news/newsrelease/data/1173616_789.html 万里の長城・森の再生プロジェクト]であり、870万本すべてをこの50年生のスギと仮定することには異論があると思われるが、仮に同社の870万本すべてが50年生のスギとして仮定した、環境活動植樹による温室効果ガスの吸収量は、121,800t/CO<sub>2</sub>(12億1千800トン)と仮定される。 | ||
+ | |||
+ | 一方、環境省によると、同社本体の温室効果ガス排出量は812,973t/CO<sub>2</sub>(81億2千973トン)となっている<ref>[http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/kouhyo/h18/result.pdf 地球温暖化対策推進法に基づく 温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度による 平成18年度温室効果ガス排出量の集計結果](平成20年3月28日(平成21年1月16日修正))</ref>。これに同社の特定貨物輸送事業者としての温室効果ガス排出量を加算すると、年間に1,016,973t/CO<sub>2</sub>(101億6千973トン)を排出していることとなる。この温室効果ガスの排出量は、[http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/kouhyo/h18/result.pdf 地球温暖化対策推進法に基づく 温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度による 平成18年度温室効果ガス排出量の集計結果]により公表された工場・事業所7505社、輸送関係1439社の中で上位から100社以内に入る排出量であり、流通・小売業部門ではトップとなる排出量である。 | ||
+ | |||
+ | さらに、[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/ 同社の関連グループ会社] [http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0005.html イオンスーパーセンター(株)]や[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0067.html イオンモール(株)]、[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0006.html イオンマルシェ(株)]、[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0004.html イオン九州(株)]、[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0003.html イオン北海道(株)]、[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0010.html イオン琉球(株)](旧・琉球ジャスコ)、[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0092.html (株)フードサプライジャスコ]、[http://www.aeon.info/aboutaeon/group/0009.html (株)マイカル]、[http://www.aeon.info/news/newsrelease/data/1173112_789.html (株)マイカル九州]の温室効果ガス排出を加算すると、1,900,257t/CO<sub>2</sub>(190億257トン)もの排出量となり、[[トヨタ自動車]] 245億1千トン、[[東日本旅客鉄道]] 204億8千トン、[[東芝]] 175億3千トン、[[西日本旅客鉄道]] 150億5千トンなどと比較すると、事業規模と温室効果ガス排出量が理解できるものと思われる。 | ||
+ | |||
+ | == 沿革 == | ||
+ | === 創業期・岡田屋時代 === | ||
+ | * [[1758年]]([[宝暦]]8年) - 初代岡田惣左衛門が、四日市久六町(現在の三重県四日市市)で、太物・小間物商「篠原屋」を創業。 | ||
+ | * [[1887年]]([[明治]]20年) - 篠原屋、四日市辻へ移転し、「岡田屋」と改称。 | ||
+ | * [[1926年]]([[大正]]15年)[[9月21日]] - 岡田屋、「'''株式会社岡田屋呉服店'''」を設立し、法人化。 | ||
+ | * [[1937年]]([[昭和]]12年) - 二木一一が、[[兵庫県]][[姫路市]]に「フタギ洋品店」を開業。 | ||
+ | * [[1949年]](昭和24年) - フタギ洋品店、「フタギ株式会社」を設立し、法人化。 | ||
+ | * [[1959年]](昭和34年) - 岡田屋呉服店が「'''株式会社岡田屋'''」に商号変更。スーパーを業務とする子会社・マルオカを設立。 | ||
+ | * [[1961年]](昭和36年) | ||
+ | ** 井上次郎が、[[大阪府]][[豊中市]][[阪急宝塚本線]][[庄内駅 (大阪府)|庄内駅]]前にスーパー「シロ」を開店<ref group="注">運営会社は、当初井上の旧姓から命名した「飯田株式会社」であったが、後に「株式会社シロ」に改称している。</ref>。 | ||
+ | ** マルオカ、社名を「オカダヤチェーン」に変更。 | ||
+ | * [[1968年]](昭和43年)[[5月]] - 岡田屋・フタギ、合併を前提に業務提携(のちにシロも参入)。 | ||
+ | |||
+ | === ジャスコ時代 === | ||
+ | * [[1969年]](昭和44年) | ||
+ | ** [[2月21日]] - 岡田屋・フタギ・シロ、3社共同出資による共同仕入会社として「'''ジャスコ株式会社'''」(初代)を設立。 | ||
+ | *** [[大阪市]][[福島区]]大開一丁目8番地(野田店)に本社を置いた。 | ||
+ | *** 社名は3社の従業員から公募され、「'''J'''apan '''U'''nited '''S'''tores '''CO'''mpany」の頭文字で「ジャスコ」(JUSCO)となった。 | ||
+ | ** [[3月20日]] - [[三菱商事]]との共同出資により「株式会社[[ダイヤモンドシティ]](現:[[イオンモール]])」設立。 | ||
+ | * [[1970年]](昭和45年) | ||
+ | ** 3月20日 - 岡田屋が、フタギ・オカダヤチェーン・カワムラ(三重県[[伊勢市]])<ref group="注">岡田屋の子会社。</ref>・(初代)ジャスコを合併。 | ||
+ | *** シロは当時経営不振であったため、「京阪ジャスコ」と社名を変え、自力で経営再建することになり、このときの統合には合流しなかった。 | ||
+ | ** [[4月14日]] - 岡田屋、「'''ジャスコ株式会社'''」(2代目)に社名変更。 | ||
+ | ** 同年 岡田屋、岐阜繭糸(現:[[イオンモール]])を買収。 | ||
+ | * [[1972年]](昭和47年)[[8月20日]] - やまてや・やまてや産業・京阪ジャスコ(旧シロ)を合併。 | ||
+ | * [[1973年]](昭和48年) | ||
+ | ** [[2月20日]] - かくだい食品・かくだい商事・マルイチ・新庄マルイチ・福岡大丸・三和商事を合併。 | ||
+ | ** 2月21日 - フォトサービスのジャスフォートを設立<ref group="注">現在は[[カメラのキタムラ]]に統合されている。</ref>。 | ||
+ | ** [[3月]] - 奈良店で銀行カードによるキャッシュレス販売実験開始。 | ||
+ | ** [[9月]] - ワンストップショッピング機能を強化した「アンカーストア」としてジャスコ川西店をオープン([[1962年]]開店の旧シロ跡地に新築)。 | ||
+ | * [[1974年]](昭和49年)9月 - [[東京証券取引所]]第二部上場。 | ||
+ | * [[1975年]](昭和50年) | ||
+ | ** [[2月]] - マルサ([[静岡県]][[浜松市]])を吸収合併。 | ||
+ | ** 3月 - [[プライベートブランド]]「ジェーフード」を発売。 | ||
+ | * [[1976年]](昭和51年) | ||
+ | ** [[8月]] - 東京証券取引所第一部指定換え。[[扇屋 (百貨店)|扇屋]]([[千葉県]])を合併。 | ||
+ | ** [[オークワ]]と合弁で、和歌山県御坊市に「ジャスコ・オークワ」出店。 | ||
+ | ** 会社更生法申請していた[[橘百貨店]]を支援し、橘ジャスコを設立する。「橘ジャスコ」をオープン。橘百貨店がグループ入りする。 | ||
+ | * [[1977年]](昭和52年)8月 - [[伊勢甚]]グループ(ボンベルタ伊勢甚、伊勢甚ジャスコ)および「いとはん」を合併。 | ||
+ | * [[1979年]](昭和54年)3月 - [[イズミヤ]]、[[ユニー]]などとの出資で輸入専門商社[[アイク (卸売)|アイク株式会社]](現・[[イオントップバリュ|イオントップバリュ株式会社]]<ref group="注">現在のイオントップバリュ株式会社は、アイク株式会社が旧法人のイオントップバリュ株式会社を吸収合併し、存続会社となった株式会社アイクが被合併会社の商号に変更した[[逆さ合併]]によるもの。</ref>)設立。 | ||
+ | * [[1980年]](昭和55年) | ||
+ | ** [[9月]] - ジャスコカード発行(現在の[[イオンクレジットサービス]]となる日本クレジットサービスの設立は[[1981年|翌年]][[6月]])。 | ||
+ | ** [[10月]] - 食品POSを野田店(大阪市)に導入。 | ||
+ | * [[1982年]](昭和57年) - 橘百貨店が、会社更生計画を終結させ、橘ジャスコと橘百貨店が合併。店舗名の橘ジャスコは存続。 | ||
+ | * [[1983年]](昭和58年)[[6月1日]] - 本社を大阪市福島区大開一丁目8番8号から東京都千代田区神田錦町一丁目1番地に移転。 | ||
+ | * [[1988年]](昭和63年) - 橘百貨店、リニューアルに際し、店舗名の「橘ジャスコ」を「ボンベルタ橘」に改名する。 | ||
+ | * [[1989年]]([[平成]]元年) | ||
+ | ** 9月 - グループ名称を「ジャスコグループ」から「イオングループ」に変更。 | ||
+ | ** 10月 - [[タルボットジャパン]]設立。 | ||
+ | * [[1991年]](平成3年)9月 - [[奈良県]][[斑鳩町]]に県下最大の[[ディスカウントストア]]「ビッグ・バーン」オープン<ref group="注">その後、ジャスコいかるが店を経て2011年現在は[[イオンいかるが店]]となっている。</ref>。 | ||
+ | * [[1992年]](平成4年) | ||
+ | ** [[ホームセンター]]事業「[[メガマート]]」の強化のため[[ホーマック|石黒ホーマ]]、[[ケーヨー]]とそれぞれ業務・資本提携、各社との合弁により、[[ホーマック|イシグロジャスコ]]、[[ケーヨー|ケーヨージャスコ]]を設立([[1995年]] - 2000年にかけて資本撤退もしくはホームセンター側に合併)。 | ||
+ | ** 10月 - スーパードラッグストアの1号店ドラックス (DRUX) 青山店([[三木市]])オープン(のちにドラックスは分社および合併し現在は[[タキヤ]])。 | ||
+ | * [[1994年]](平成6年) | ||
+ | ** [[5月]] - 千葉の[[幕張新都心]]に「イオンタワー」竣工。現住所へ本社移転(登記上本店が東京から現住所へ移転したのは2001年)。 | ||
+ | ** 9月 - 「[[イオントップバリュ|トップバリュ]]」を販売開始。この時点では、ジャスコの数あるプライベートブランドのひとつであった。 | ||
+ | * [[1997年]](平成9年)10月 - [[T-ZONE]]と提携し、パソコンショップの[[J-ZONE]]を設立。 | ||
+ | * [[1999年]](平成11年) | ||
+ | ** [[7月]] - [[ユニー]]がアイクから脱退。アイク株式会社を子会社化。 | ||
+ | ** 8月 - [[信州ジャスコ]]・[[扇屋ジャスコ]]と合併。 | ||
+ | * [[2000年]](平成12年) | ||
+ | ** [[オークワ]]との合弁解消。 | ||
+ | ** [[2月]] - [[北陸ジャスコ]](1977年2月設立)を合併。 | ||
+ | ** 7月 - [[ヤオハン]](現・マックスバリュ東海)を完全子会社化(同社のグループ入りは同年[[3月]]から)。 | ||
+ | |||
+ | === イオン(事業会社)時代 === | ||
+ | * [[2001年]](平成13年)[[8月21日]] - ジャスコが「'''イオン株式会社'''」へ社名変更。グループ呼称も「イオングループ」から「イオン」に改称する。「グローバル10」構想を発表。各店舗内で「新生イオン入社式」が挙行される。「AEON」のカラーネックストラップ付き名札をグループ各社で共通に使用開始、グループの結束を前面に出した。 | ||
+ | * [[2002年]](平成14年) - [[秀和|株式会社秀和]]の保有する[[いなげや]]株を引き取り、筆頭株主となる。 | ||
+ | * [[2003年]](平成15年) | ||
+ | ** [[5月]] - [[委員会等設置会社]]に移行。 | ||
+ | ** [[11月18日]] - マックスバリュ松ヶ崎店(千葉県)に、日本国内ではじめてセルフレジを導入(この時点では6か月間の試験導入。のちに他店も含め本格導入となった)。 | ||
+ | ** [[11月28日]] - [[マイカル|更生会社株式会社マイカル(当時)]]を完全子会社化。 | ||
+ | * [[2004年]](平成16年) | ||
+ | ** 5月 - お客さま感謝デーの開催日を、19・20日から20・30日に変更。これに伴い、30日に実施していた「ジャスコみそか市」を廃止<!--マイカルと同日同水準の記述は削除。当時、マイカルではWスタンプが導入されていなかったなど、必ずしも同水準ではなかったため-->。 | ||
+ | ** [[7月2日]] - イオン商品券とマイカル商品券の相互利用を開始<ref>[http://aeonkyushu.com/files/management_news/574/pdf.pdf 「ジャスコ・サティパワーアップセール」開催について] - [[イオン九州]]公式ウェブサイト、2014年5月27日閲覧。</ref>。 | ||
+ | ** [[9月1日]] - 新ブランド戦略を発表。ブランドメッセージ「singing{{unicode|♫}}ÆON」を発信し「昨日より、おもしろい、今日。」を顧客に約束することを宣言した。 | ||
+ | ** <!--日にち不明-->[[いなげや]]と業務提携。 | ||
+ | * [[2005年]](平成17年)[[3月10日]] - [[カルフール|カルフールジャパン]]の全株式を譲受。同日カルフールジャパンは[[イオンマルシェ]]に社名変更。またフランス本国のカルフールS.A.社と業務提携を発表。 | ||
+ | * [[2006年]](平成18年) | ||
+ | ** [[1月30日]] - 「オリジン弁当」を展開する[[オリジン東秀]]の[[M&A#買収対抗策|防衛的友好買主(ホワイト・ナイト)]]として、[[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]から受けた敵対的[[株式公開買い付け|TOB]]に対抗した友好的TOBを発表。 | ||
+ | ** [[5月15日]] - [[イオン総合金融準備]]設立。 | ||
+ | ** [[10月13日]] - [[丸紅]]と[[ダイエー]]より、ダイエーとイオンの資本・業務提携に関し、翌年[[3月31日|3月末]]までの独占交渉権を獲得(丸紅・ダイエー・イオンの3社間で、同提携に関する検討を開始することで合意)。 | ||
+ | ** 10月 - 2000億円弱の大型増資発表。 | ||
+ | *** 全調達資金の1/4がダイエー・マルエツ関連。その他の使途は新店舗の出店費用や中国での大量出店の加速のために使用される。 | ||
+ | * [[2007年]](平成19年) | ||
+ | ** [[1月11日]] - ジャスコ東山二条店にて、試験的にレジ袋の無料配布を中止。1枚5円でレジ袋有料化を開始。 | ||
+ | ** [[2月1日]] - [[東日本旅客鉄道]](JR東日本)とNTTドコモが開発したWAON・[[Suicaショッピングサービス|Suica]]・[[ID (クレジット決済サービス)|iD]]を利用できる電子マネー共用端末を日本ではじめて導入<ref group="注>前段階として、2005年[[12月13日]]にJR東日本との包括的業務提携が、前年[[3月27日]]に[[NTTドコモ|エヌ・ティ・ティ・ドコモ]]と広範な協業を検討する合意が行われた。</ref>。 | ||
+ | *** まず関東地方でサービスを開始。その後同年3月2日には新潟県[[新潟市]]内の店舗(ジャスコ新潟店・新潟東店、イオン[[LoveLa万代|ラブラ万代]]店の3店舗。さらに同年10月開店のイオン新潟南ショッピングセンター(現・[[イオンモール新潟南]])と合わせ計4店舗)にも導入された。 | ||
+ | *** Suicaと相互利用が可能な電子マネー[[PASMO]]も同年[[3月18日]]から上記の店舗で利用可能である。 | ||
+ | ** 2月 - [[定年]]を65歳に延長(一部のグループ企業も導入)。 | ||
+ | *** 前年改正の「[[高年齢者雇用安定法]]」への対応については、60歳定年後の継続雇用制度での対応がほとんどであり(イオンも2005年2月に導入済み)、定年の延長を行うケースは極めて異例とされる。 | ||
+ | *** 定年制を廃止した企業では[[日本マクドナルド]]があり、流通業界でも、事務用品通信販売の[[アスクル]]や百貨店の[[松屋 (百貨店)|松屋]]が65歳に定年延長した例がある程度。 | ||
+ | ** [[3月9日]] - [[丸紅]]と[[ダイエー]]ならびに当社の計3社間での資本・業務提携合意を発表。提携により、国内最大の流通連合となった。 | ||
+ | ** [[6月1日]] - ジャスコ仙台幸町店でのレジ袋無料配布を中止、東山二条店と同様に1枚5円で有料化。 | ||
+ | ** [[6月11日]] - 京都市内のジャスコ洛南店、京都西店、五条店の食品売場、ジャスコ金沢シーサイド店でのレジ袋無料配布を中止。 | ||
+ | ** [[8月21日]] - 北海道内における総合小売事業を[[会社分割|吸収分割]]により[[イオン北海道]]に承継。プライベートブランド関連事業などを部門別小会社3社に[[事業譲渡]]により分離。 | ||
+ | ** [[10月15日]] - 岐阜県、愛知県と京阪神エリアにも電子マネー共用端末を導入、WAON、iDの他、東海2県ではSuica、京阪神では[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]の[[ICOCA]]の利用が可能に。 | ||
+ | ** [[10月20日]] - 流通業としては2社目となる銀行業参入。名称は「[[イオン銀行]]」。 | ||
+ | ** [[11月1日]] - クアトロエクゼキューションズ、イオンの所有する橘百貨店の全株式を取得。これにより、橘百貨店がイオングループを離脱。 | ||
+ | ** [[11月27日]] - 2008年度中に会社分割する構想を発表。 | ||
+ | ** [[12月17日]] - 関西地区で食品スーパー「鮮度館KOHYO」を運営する株式会社[[光洋 (スーパーマーケット)|光洋]]の株式89.9%を、創業家一族から約150億円で取得し子会社化。 | ||
+ | * [[2008年]](平成20年)[[1月22日]] - 傘下のドラッグストア大手「[[CFSコーポレーション]]」が計画した、調剤薬局最大手「[[アインファーマシーズ]]」との経営統合を、[[プロキシーファイト]]の末に阻止。 | ||
+ | |||
+ | === 持株会社化 === | ||
+ | * 2008年(平成20年) | ||
+ | ** [[2月13日]] - この日の取締役会にて、純粋持株会社体制への移行を決議。 | ||
+ | ** [[2月21日]] - 保険代理店事業を[[会社分割]]により、[[イオンクレジットサービス]]の子会社であるエヌ・シー・エス興産へ継承。同社は吸収分割当日に[[イオン保険サービス]]に社名変更。 | ||
+ | ** [[3月1日]] - 電子マネー共用端末の導入店舗を全国に拡大、グループ内の約24,000店舗で利用可能に。WAON、iDの他、Suicaは東北地方、長野県と東海地方で、ICOCAは近畿地方と三重県の一部、岡山県、広島県、山口県で利用可能。その他の道県は当面WAONとiDのみ利用可。 | ||
+ | ** [[4月7日]] - 取締役会の承認を経て、分割の詳細を発表。 | ||
+ | ** [[5月9日]] - 岡田屋創業250年を迎えた節目として、女性従業員の制服及び全従業員の名札を一新。 | ||
+ | ** [[5月15日]] - 株主総会で分割の決議。 | ||
+ | ** [[6月21日]] - [[イオントップバリュ|イオントップバリュ株式会社]]・イオン商品調達株式会社・イオングローバルSCM株式会社にプライベートブランド・仕入等の事業を簡易分割形式で譲渡。ただし、トップバリュ商品の販売元の名義はイオン株式会社のままである。 | ||
+ | ** [[7月21日]] - [[光洋 (スーパーマーケット)|株式会社光洋]]に京阪神地区の直営マックスバリュ店舗を吸収分割形式で譲渡。 | ||
+ | ** [[8月21日]] - [[イオンリテール|イオンリテール株式会社]]に小売事業部門を吸収分割形式で承継し、純粋持株会社へ移行。 | ||
+ | ** [[10月15日]] - 「お客さまわくわくデー」がスタート。 | ||
+ | ** [[10月18日]] - グループ2,000店舗で1,000品目の店頭価格を値下げする「がんばろう日本!とことん価格」を開始。[[円高]]のあおりを受け、同年[[11月1日]]からは[[輸入]]品等を中心にさらに300品目を追加。 | ||
+ | ** [[11月12日]] - 業務提携会社である三菱商事株式会社が、株の市場買い付けにより筆頭株主となる。 | ||
+ | ** [[12月16日]] - 三菱商事株式会社との包括業務提携の強化(海外出店、国内ショッピングセンター開発などに関する協業・イオン株の買い増し)を発表。 | ||
+ | * [[2009年]](平成21年) | ||
+ | ** [[7月24日]] - イオンクレジットサービス、NTTドコモの3社が出資する合弁会社[[イオンマーケティング|イオンマーケティング株式会社]]を設立。 | ||
+ | ** [[9月19日]] - 65歳以上を対象とした「ゆうゆうワオンカード」の新規会員を全国で募集開始。 | ||
+ | ** 12月 - 三菱商事株式会社の子会社で、「[[サクワ|saQwa]]」のブランド名で[[通信販売]]事業を展開する株式会社デジタルダイレクト(現・[[イオンダイレクト|イオンダイレクト株式会社]])の第三者割当増資による引受を行い、連結子会社化<ref>{{Cite web|url=http://www.aeon.info/news/2009_1/pdf/1_090811R.pdf|title=株式会社デジタルダイレクトへのイオン株式会社による出資について|format=PDF|publisher=イオン|date=2009-08-11|accessdate=2013-03-08}}</ref>。 | ||
+ | * [[2010年]](平成22年) | ||
+ | ** [[2月16日]] - イオングループの各店で電子マネー[[QUICPay]]を導入、最大4つの電子マネー(全国でWAON、iD、QUICPay、一部地域で[[Suica]]・[[ICOCA]]・[[SUGOCA]]ならびに[[PASMO]]・[[nimoca]]などなどそれらとの相互利用対応電子マネー)が利用可能となる。 | ||
+ | ** [[8月4日]] - グループ内での[[レジ袋]]無料配布中止店舗で得たレジ袋収益金を元に、14,860トンCO<sub>2</sub>相当の「国内排出権」を購入。1企業としては国内最大規模となる<ref>{{Cite web|date=2010-08-12|url=http://www.aeon.info/company/data/2010/pdf/100812R_1.pdf|title=レジ袋収益金を活用し、企業として国内最大規模の「国内排出権」を購入|format=PDF|publisher=イオン|accessdate=2010-8-22}}</ref>。 | ||
+ | ** [[8月21日]] - 吸収分割により株式会社CFSコーポレーションのスーパーマーケット事業を譲り受けて事業を開始した[[イオンキミサワ|イオンキミサワ株式会社]]の全株式を同社から譲受、完全子会社化(同社は[[2013年]](平成25年)3月1日にマックスバリュ東海株式会社と合併)。 | ||
+ | * [[2011年]](平成23年) | ||
+ | ** 3月1日 - 店舗名の変更が行われ、「[[サティ (チェーンストア)|サティ]]」・「[[ジャスコ]]」・「[[ポスフール]]」は全て「[[イオン (店舗ブランド)|イオン]]」に変更された。 | ||
+ | ** [[8月31日]] - [[大和ハウス工業|大和ハウス工業株式会社]]の折半出資により設立された[[ロック開発|ロック開発株式会社]]について、大和ハウス工業保有分の株式を当社が譲受け完全子会社化。翌9月1日にロック開発株式会社は'''イオンタウン株式会社'''に商号変更。同時にネイバーフッド型ショッピングセンターは、全て「[[イオンタウン]]」に変更。 | ||
+ | ** [[11月21日]] - モール型ショッピングセンターは、全て「[[イオンモール]]」に変更。 | ||
+ | ** [[11月25日]] - 創業者一族からの株式取得により、[[マルナカ (チェーンストア)|株式会社マルナカ]]を子会社化、株式会社山陽マルナカを完全子会社化する<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2011_2/pdf/111005R_2.pdf|format=PDF|title=株式会社マルナカ及び株式会社山陽マルナカの株式取得(子会社化)及び株式会社マルナカホールディングスとの資本提携に関するお知らせ|publisher=イオン株式会社|date=2011年10月5日|accessdate=2012年8月27日}}</ref>。 | ||
+ | * [[2012年]](平成24年) | ||
+ | ** [[6月1日]] - この日から開店時間をこれまでより2時間早い午前7時に繰り上げ、一部の店舗を除き9月初旬まで行った。ほとんどの店舗が今後も引き続き7時開店を続ける。節電に向け始業時間を早める[[サマータイム]]の導入などが普及し、生活様式の変化に対応するのが狙い<ref>[http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012051601001957.html 全国のイオン、6月から午前7時開店に] - 中日新聞 2012年5月17日</ref>。 | ||
+ | ** [[6月8日]] - 株式会社[[ローソン]]とエンタテイメント分野での協業を発表。共同キャンペーンの実施やミニストップ全店舗への「Loppi」設置が行われる<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2012_1/pdf/120608R_1.pdf|format=PDF|title=イオングループとローソンのエンタテイメント分野における協業について|publisher=イオン株式会社・株式会社ローソン|date=2012年6月8日|accessdate=2012年6月8日}}</ref>。 | ||
+ | * [[2013年]](平成25年) | ||
+ | ** 1月1日 - [[テスコ (チェーンストア)|テスコ]]社(イギリス)の日本法人であるテスコジャパン株式会社(現・[[イオンエブリ|イオンエブリ株式会社]])の発行済株式を50%取得し、持分法適用関連会社化<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2012_2/pdf/121128R_2_1.pdf|format=PDF|title=テスコジャパン株式会社の株式取得と代表取締役の異動について|publisher=イオン株式会社|date=2012年11月28日|accessdate=2013年3月8日}}</ref>。 | ||
+ | ** 4月1日 - [[J.フロント リテイリング]]から株式会社ピーコックストアの全株式を取得し、完全子会社化。同社は同日付で[[イオンマーケット|イオンマーケット株式会社]]に商号変更<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2013_1/pdf/130401R_2.pdf|format=PDF|title=株式会社ピーコックストアの完全子会社化と代表取締役の異動について|publisher=イオン株式会社|date=2013年4月1日|accessdate=2013年4月1日}}</ref>。 | ||
+ | ** [[8月27日]] - 株式公開買い付けにより、株式会社ダイエーを連結子会社化。 | ||
+ | * [[2014年]](平成26年) | ||
+ | ** [[4月11日]] - [[ソニー|ソニー株式会社]]、[[大日本印刷|大日本印刷株式会社]]、[[ぐるなび|株式会社ぐるなび]]、[[丹青社|株式会社丹青社]]との合意のもと、グループ会社の[[イオンフィナンシャルサービス|イオンフィナンシャルサービス株式会社]]と共にフェリカポケットマーケティング株式会社の株式の一部を同年3月31日に取得し、連結子会社化したことを発表<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2014_1/pdf/140411R_1.pdf|format=PDF|title=フェリカポケットマーケティング株式会社の株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ|publisher=イオン株式会社|date=2014年4月11日|accessdate=2014年4月11日}}</ref>。 | ||
+ | ** [[5月30日]] - [[セディナ|株式会社セディナ]]との合意のもと<ref>{{Cite press release|url=http://www.cedyna.co.jp/company/news/pdf/140528.pdf|format=PDF|title=セディナ、OMCカード会員さま向けにイオン店舗での特典提供を開始!|publisher=株式会社セディナ|date=2014年5月28日|accessdate=2014年6月1日}}</ref>、連結子会社である株式会社ダイエーとの「お客さま感謝デー」の相互利用を開始。これにより、同日より全国の「イオン」において「お客さま感謝デー」開催時における[[OMCカード]]のクレジット払いによる割引サービスの提供を開始<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2014_1/pdf/140528R_2.pdf|format=PDF|title=イオンカード・OMCカード優待サービス相互利用をスタート|publisher=イオン株式会社|date=2014年5月28日|accessdate=2014年6月1日}}</ref>(同年6月20日からは[[マックスバリュ]]、[[イオンスーパーセンター]]、ボンベルタ成田、[[ホームワイド]]、光洋、マルナカ、山陽マルナカ、ピーコックストアにも拡大)。 | ||
+ | ** [[9月22日]] - 山口県及び九州北部(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県)に食品スーパーを展開する[[レッドキャベツ|株式会社レッドキャベツ]]と資本業務提携を締結するとともに、第三者割当増資を引き受け、86.7%の株式を取得して連結子会社化<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2014_2/pdf/140908R_3.pdf|format=PDF|title=株式会社レッドキャベツとの資本業務提携契約締結(連結子会社化)のお知らせ|publisher=イオン株式会社・株式会社レッドキャベツ|date=2014年9月8日|accessdate=2014年11月3日}}</ref>。 | ||
+ | ** [[10月15日]] グループ内の総合スーパー・食品スーパー2,000店舗を対象に、月1回ペースで開催する新催事として「じものの日」を開始<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2014_2/pdf/141015R_3.pdf|format=PDF|title=イオンは「じものの日」を全国2,000店舗で毎月開催します!|publisher=イオン株式会社|date=2014年10月15日|accessdate=2014年11月3日}}</ref>。 | ||
+ | * [[2015年]](平成27年) | ||
+ | ** 1月1日 - 株式交換により株式会社ダイエーを完全子会社化<ref>{{Cite press release|url=http://www.aeon.info/news/2014_2/pdf/140924R_1_2.pdf|format=PDF|title=イオン株式会社による株式会社ダイエーの株式交換による完全子会社化に関するお知らせ|publisher=イオン株式会社|date=2014年9月24日|accessdate=2015年1月18日}}</ref>。 | ||
+ | <!-- | ||
+ | ここはイオン株式会社の沿革の欄です。新規店舗については各ショップブランドおよびグループ会社に書き込むようにご協力ください。 | ||
+ | --> | ||
+ | |||
+ | == 不祥事 == | ||
+ | === 産地偽装米使用商品の販売 === | ||
+ | 2012年12月から判明する2013年9月までイオン674店舗で国産米とうたっていたが実際は中国産の米が多量にブレンドされていた。中国産米が混入した商品は弁当は112種、おにぎり35種類。プライベートブランド「トップバリュ」商品も含まれ、計約1500万個に上る<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0930/NGY201309300010.html 三重の業者、中国米を国産と偽装 イオンなど弁当に使用]</ref>。 | ||
+ | |||
+ | <!--- | ||
+ | == 提供番組 == | ||
+ | '''現在([[2014年]]〈平成25年〉現在)''' | ||
+ | ; [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系 | ||
+ | * [[笑点]](2012年4月 - ) | ||
+ | * [[世界の果てまでイッテQ!]](60秒、カラー表示) | ||
+ | * [[news every.]] | ||
+ | * [[ズームイン!!サタデー]] | ||
+ | * [[スッキリ!!]] | ||
+ | * [[AKBINGO!]] ※関東ローカル | ||
+ | * [[情報ライブ ミヤネ屋]]([[讀賣テレビ放送|読売テレビ]])※当初は[[広島テレビ放送|広島テレビ]]のみ、[[2012年]](平成24年)10月から[[火曜日]]で全国提供を開始。 | ||
+ | * [[行列のできる法律相談所]] | ||
+ | |||
+ | ; [[フジテレビジョン|フジテレビ]]系 | ||
+ | * [[ボクらの時代]]([[2010年]](平成22年)4月~、以前は[[ヒッチハイク (放送)|ヒッチハイク]]扱い) | ||
+ | * [[情報プレゼンター とくダネ!]](2012年4月より月曜日の後半枠スポンサー) | ||
+ | * [[ライオンのごきげんよう]]([[ヒッチハイク]]) | ||
+ | * [[めざましどようび]](2013年10月より7時台後半~8時台前半枠スポンサー、60秒) | ||
+ | * [[FNNスーパーニュース]](2012年4月より隔日) | ||
+ | * [[FNNスピーク]]([[テレビ新広島]]) | ||
+ | * [[FNN東海テレビスーパーニュース]]([[東海テレビ放送|東海テレビ]]) | ||
+ | * [[めざましテレビ]](東海テレビ、[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]]、[[テレビ新広島]]、[[テレビ宮崎]]) | ||
+ | * [[バイキング (テレビ番組)|バイキング]](2014年5月から隔日) | ||
+ | |||
+ | ; [[TBSテレビ|TBS]]系 | ||
+ | * [[あさチャン!]] ([[CBCテレビ|CBC]]) | ||
+ | * [[いっぷく!]](後半スポンサー) | ||
+ | * [[ひるおび!]](隔日) | ||
+ | * [[Nスタ]](金曜日スポンサー) | ||
+ | * [[爆報! THE フライデー]] | ||
+ | |||
+ | ; [[テレビ朝日]]系 | ||
+ | * [[情報満載ライブショー モーニングバード!]] | ||
+ | * [[アサデス。]]([[九州朝日放送]]) | ||
+ | * [[報道ステーション]](火曜日) | ||
+ | * [[UP!]]([[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]]) | ||
+ | * [[ドデスカ!]](名古屋テレビ) | ||
+ | * [[スーパーJチャンネル]](愛媛朝日テレビ) | ||
+ | * [[スーパーJチャンネルえひめ]]([[愛媛朝日テレビ]]) | ||
+ | * [[報道ステーションSUNDAY]] | ||
+ | * [[日本!食紀行]] | ||
+ | * [[人生の楽園]] | ||
+ | * [[ここがポイント!!池上彰解説塾]] | ||
+ | |||
+ | ; [[テレビ東京]]系 | ||
+ | * [[おはスタ]]([[テレビ東京]])※[[2011年]](平成23年)10月から | ||
+ | * [[開運!なんでも鑑定団]]([[鹿児島讀賣テレビ|鹿児島読売テレビ]]) | ||
+ | * [[ええじゃないか。]]([[三重テレビ放送|三重テレビ]]) | ||
+ | * [[未来世紀ジパング]] | ||
+ | * [[木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜]] | ||
+ | * [[和風総本家]] | ||
+ | * [[世界ナゼそこに?日本人 〜知られざる波瀾万丈伝〜]] | ||
+ | * [[THEフィッシング]] | ||
+ | * [[ワールドビジネスサテライト|WBS]] | ||
+ | |||
+ | ; ラジオ | ||
+ | * [[全国FM放送協議会|JFN]](平日の午前5時から午前9時までの共通時報) | ||
+ | * [[伊東四朗・吉田照美 親父熱愛]]([[文化放送]]、4時台のイオンG.G.サタデーとして一社提供) | ||
+ | |||
+ | '''過去''' | ||
+ | ; 日本テレビ系 | ||
+ | * [[おもいッきりDON!]] | ||
+ | * [[NNN Newsリアルタイム]] | ||
+ | * [[1億人の大質問!?笑ってコラえて!]] | ||
+ | * [[冒険!CHEERS!!]] ※一社提供番組 | ||
+ | * [[たべごろマンマ!]] ※一社提供番組。この番組の終了と共に一社提供枠からも降板。 | ||
+ | * [[名探偵コナン (アニメ)|名探偵コナン]] | ||
+ | * [[ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)|ヤッターマン(第2作)]] | ||
+ | * [[満点☆青空レストラン]] | ||
+ | * [[奥さま便利帖]]([[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]・1975年3月31日から10年以上にわたり放送された。) | ||
+ | |||
+ | ; [[フジテレビジョン|フジテレビ]]系 | ||
+ | * [[メントレG]] | ||
+ | * [[森田一義アワー 笑っていいとも!|笑っていいとも!]](2010年4月~2012年3月・隔日) | ||
+ | * [[ぴーかんテレビ]](東海テレビ) | ||
+ | * [[ほこ×たて]] → [[つなぎ番組]] → [[日本語探Qバラエティ クイズ!それマジ!?ニッポン]] | ||
+ | |||
+ | ; [[TBSテレビ|TBS]]系 | ||
+ | * [[さんまのSUPERからくりTV]](隔週ごとに前半枠と後半枠を入れ替え) | ||
+ | * [[どうぶつ奇想天外!]] | ||
+ | * [[イッポウ]] (CBC) ※ 月曜日スポンサー | ||
+ | * [[がっちりマンデー!!]]([[2010年]](平成22年)8月から2ヶ月間はグループ会社の[[イオンクレジットサービス]]がスポンサー) | ||
+ | * [[日10☆演芸パレード]]([[MBSテレビ|MBS]]製作) | ||
+ | * [[世界ウルルン滞在記]](提供はイオンクレジットサービス) | ||
+ | * [[朝ズバッ!]](CBC) | ||
+ | * [[はなまるマーケット]] | ||
+ | * [[月曜ミステリーシアター]] | ||
+ | * [[ホムカミ~ニッポン大好き外国人世界の村に里帰り~]] ([[MBSテレビ|MBS]]) | ||
+ | |||
+ | ; [[テレビ朝日]]系 | ||
+ | * [[朝日放送日曜朝8時30分枠のアニメ]]<ref>[[2012年]]から日曜朝8時30分のアニメである「[[プリキュアシリーズ]]」([[スマイルプリキュア!]]など)のキャラクターを使って[[スタンプラリー]]を行っている([[ローソン]]と共同)。</ref> | ||
+ | : [[おジャ魔女どれみ|おジャ魔女どれみ#]]~[[Yes!プリキュア5]](2000年 - 2007年) | ||
+ | * [[そうだったのか!池上彰の学べるニュース]] | ||
+ | * [[Oh!どや顔サミット]] | ||
+ | * [[ビートたけしのTVタックル]] | ||
+ | |||
+ | ; [[テレビ東京]]系 | ||
+ | * [[踊RI場]] | ||
+ | |||
+ | ; ラジオ | ||
+ | * [[JET STREAM]] (TOKYO FM) ※2010年6月のみ[[日本航空]]と共に火・水・木曜日のスポンサーを担当。 | ||
+ | * [[ぶらさんぽ]]([[エフエム東京|TOKYO FM]]、[[一社提供]]) | ||
+ | ---> | ||
+ | |||
+ | == CMキャラクター == | ||
+ | イオンのCMは通常、商品やイベントなどによってCMキャラクターが棲み分けられているが、[[2010年]](平成22年)6月開催の「みんなに値下げの5日間」、同年12月開催の「うれしい値下げの5日間」では通常は別々のCMに出演している木下優樹菜と加藤清史郎が共演している。 | ||
+ | |||
+ | なお、[[2011年]](平成23年)[[3月]]に店舗ブランドが「イオン」に統合されたことに伴い、武井咲がイオンのメインキャラクターとして起用されている(「お客様感謝デー」などの定期イベントのCMも同時期から改訂されている)。 | ||
+ | |||
+ | === 現在 === | ||
+ | * [[武井咲]] - わくわくデー、お客さま感謝デー、5日間セール、幸せの黄色いレシートなど | ||
+ | * [[伊勢谷友介]] - 幸せの黄色いレシート | ||
+ | * [[栗山千明]] - イオンモール | ||
+ | * [[蒼井優]] - イオンフィナンシャルサービス(イオンクレジットサービス・イオン銀行) | ||
+ | * [[高田純次]]・[[夏木マリ]] - G.G.(グランドジェネレーション - 新世代シニア)関連 | ||
+ | * [[HKT48]] - ダイエー(九州地方のみ) | ||
+ | |||
+ | === 過去 === | ||
+ | * [[山口智子]] - 「singing AEON」(2004年 - 2008年) | ||
+ | * [[ベッキー]] - つくろうmy新入学、イオンフェスティバル、お歳暮 | ||
+ | * [[佐藤隆太]] - ヒートファクト(2010年) | ||
+ | * [[SPEED]] - ヒートファクト(2010年) | ||
+ | * [[麻生久美子]] - セレブレイトスーツ(2011年) | ||
+ | * [[木下優樹菜]] - | ||
+ | * [[尾木直樹]] - カモンイオン新入学! | ||
+ | * [[柳葉敏郎]] - トップバリュ バーリアルラガービール | ||
+ | * [[キム・ヒョンジュン (1987年生)|キム・ヒョンジュン]] - トップバリュ ヒートファクト | ||
+ | * [[佐藤江梨子]] - クーリッシュファクト(2011年) | ||
+ | * [[加藤清史郎]] - かるすぽランドセル | ||
+ | * [[太田莉菜]] - Mizugi Magic(2011年) | ||
+ | * YUKA ([[moumoon]]) - 「満月ロゼ」(2010年) | ||
+ | * [[薬丸裕英]]・[[石川秀美|秀美]]夫妻 - 幸せの黄色いレシートキャンペーン | ||
+ | * [[観月ありさ]] - | ||
+ | * [[古谷一行]]・[[前田美波里]] - G.G.関連 | ||
+ | * [[田中圭]] - | ||
+ | * [[木村文乃]] - | ||
+ | * [[乙黒えり]] - イオンの太陽光、トップバリュ自転車(かつてはわくわくデー、お客さま感謝デーなどのセール告知をしていた) | ||
+ | * [[豊田エリー]] - イオンワールドフェスタ | ||
+ | |||
+ | == 関連項目 == | ||
+ | === スポンサー関連 === | ||
+ | * [[24時間テレビ 「愛は地球を救う」]] - [[2005年]](平成17年)よりイトーヨーカ堂に代わって[[スポンサー]]となっている。また、イオン・マックスバリュなどのグループ店舗で[[チャリティー]][[募金]]の受付や番組で着用しているチャリTシャツの販売を行う。([[2005年]](平成17年)から9年間継続実施中) | ||
+ | * [[日米野球]] - [[2004年]](平成16年)と[[2006年]](平成18年)の冠スポンサー=特別協賛社 | ||
+ | * [[世界新体操クラブ選手権]] - 冠スポンサー=特別協賛社 | ||
+ | |||
+ | === その他 === | ||
+ | * [[イオングループ]] | ||
+ | * [[イオングループの商業ブランド]] | ||
+ | * [[イオントップバリュ]] - イオングループの[[プライベートブランド]]。 | ||
+ | * [[WAON]] - イオングループの[[電子マネー]](発行元は[[イオンリテール]])。 | ||
+ | * [[日本リテールファンド投資法人]] - イオングループの[[ショッピングセンター]]への投資を主力とする[[不動産投資信託]]。[[三菱商事]]と[[UBS]]により設立。 | ||
+ | * [[まちづくり3法]] | ||
+ | * [[京都国際観光大使]] | ||
+ | * [[ケーヨー]] - 旧ジャスコ時代に合弁会社「ケーヨージャスコ」として設立(のちに解散)、現在も大口出資先として資本関係にある。 | ||
+ | * [[スギ薬局]] - かつてイオンの関連会社となっていた[[中京圏]](中京地方)地盤のドラッグストア中堅。現在は買収した[[近畿地方|関西]]地盤ディスカウントストア中堅の[[ジャパン (チェーンストア)|ジャパン]]と経営統合し、旧スギ薬局は持株会社「スギホールディングス」となっている。 | ||
+ | * [[ユニー|ほていや]] - 事実上の創業者である岡田卓也が、フタギと並行して合併話を持ちかけた先。[[ユニー]]の前身の一つ。岡田はジャスコ社長席をほていや側に用意し、自らは副社長でいいと交渉を進めるも不発に終わる。ほていやはフタギの経営規模が過小すぎて懸念を持ったこと。名古屋地区の同業ライバルで、後に合併する西川屋とも取引する商社との関係、および合併後の東海地域の勢力を熟慮した結果だといわれている<ref>『ジャスコ三十年史』 ジャスコ株式会社、2000年</ref>。 | ||
+ | * [[幕張新都心]] - 本社である[[イオンタワー]]の所在地。 | ||
+ | |||
+ | == 脚注 == | ||
+ | === 注記 === | ||
+ | {{Reflist|group="注"}} | ||
+ | === 出典 === | ||
+ | {{Reflist}} | ||
+ | |||
+ | == 外部リンク == | ||
+ | * [http://www.aeon.info/ イオン株式会社] | ||
+ | |||
+ | {{デフォルトソート:いおん}} | ||
+ | [[Category:イオングループ|*いおん]] | ||
+ | [[Category:日本の持株会社]] | ||
+ | [[Category:美浜区の企業]] | ||
+ | [[Category:三重県発祥の企業]] | ||
+ | [[Category:かつて存在した東京都の企業]] | ||
+ | [[Category:東証一部上場企業]] | ||
+ | [[Category:多国籍企業]] | ||
+ | [[Category:幕張新都心]] | ||
+ | [[Category:老舗企業 (江戸時代創業)]] | ||
+ | [[Category:日経平均株価]] | ||
+ | [[Category:1926年設立の企業]] | ||
+ | [[Category:ファミリー企業]] |
2015年2月20日 (金) 19:12時点における版
イオン株式会社(AEON Co., ltd)は、日本国内外260余の企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社である。本社は千葉県千葉市美浜区。東京証券取引所第一部上場。
目次
概要
「イオン (AEON)」とは、古典ギリシア語 αἰών(aiōn、アイオーン)に由来するラテン語で、「永遠」を意味する[1](ただし、「イオン」というカタカナ表記は現代英語における発音( ˈiːɒn1 ˈiːɒn [ˈiːɒn] )に基づいている)。ロゴタイプにはA・E・Oの3文字を円環で結び、かつAとEの合字である「Æ」を使った「ÆON」表記を用いている(ただしロゴタイプ以外の英文表記による資料はすべて「AEON」の表記としている)。
四日市岡田家の初代岡田惣左衛門が、四日市久六町(現在の三重県四日市市)で創業した太物・小間物商「篠原屋」を起源としており、六代目の岡田惣一郎が呉服商「岡田屋呉服店」に業態転換、さらにその息子である七代目の岡田卓也(現・名誉会長)が岡田屋・フタギ(兵庫県姫路市)・シロ(大阪府豊中市)による共同仕入会社としてジャスコを設立したのが実質的な創業となっている。現在の代表(取締役兼代表執行役社長)は岡田卓也の長男である岡田元也。ちなみに衆議院議員で民主党前幹事長の岡田克也は岡田卓也の次男である。
岡田卓也の「狸や狐の出る場所に出店せよ」との言葉どおり、郊外型の大型ショッピングセンターを中心に出店。駅前や中心街に多くの店を構えるダイエーが業績悪化する中、ライバルのイトーヨーカ堂とともに小売業界を牽引している。かつては『連邦制経営』を標榜し、提携先とは比較的少額の資本提携のレベルにとどめて、実際の運営は各社の自主的判断に任せる形をとっていたが、バブル崩壊以降トップマネジメントの強化へと方針の転換がおこなわれた。人材採用については1990年代に縁故による採用を重視していたが、近年の人手不足により大量採用に方向転換をした。
1997年(平成9年)に会社更生法適用を申請した「ヤオハンジャパン」(現:マックスバリュ東海)や、2001年(平成13年)にやはり会社更生法適用を申請した「マイカル」(2011年(平成23年)にイオンリテールに合併)、そして2004年(平成16年)に産業再生法適用を申請した「ダイエー」の再建に携わったり、地場スーパーマーケットやドラッグストアなどとの提携を盛んに行ったりと、事業の拡大が続いている。
なお、社名が似ている英会話教室のイーオン (AEON、かつてはイオン同様、合字を用いたロゴタイプを使用していた)、化粧品会社のイオン化粧品、かつて存在した業態名と同一であるニチイ学館とは資本関係・人的関係ともにない。横浜岡田屋も、創業者が同姓だったため旧称が同じで、前身もたまたま同じ業種(呉服店)だったというだけである。
他社との関係
みずほ銀行をメインバンクとしており、同行が第2位株主になっている(ただし、マスタートラストを除く)。その一方で、財閥系・金融系の企業グループとのつながりを見ると、三菱グループとのつながりが深い。
岡田卓也が岡田屋時代に視察した米国のショッピングモールに感化したのを機に、共同仕入れ会社のジャスコ設立の際にあわせて「ダイヤモンドシティ」(2007年(平成19年)にイオンモールに合併)を三菱商事との共同出資で設立し、共同でショッピングセンターの開発に関わっている。また、それらの多くを三菱グループの日本リテールファンド投資法人が所有している。さらに、コンビニエンスストア業界参入により設立した「ミニストップ」では資材調達で三菱商事と協力関係にある。2008年(平成20年)末には、三菱商事が筆頭株主になった。2007年(平成19年)以後はダイエーの再建事業の推進にあたり、丸紅とも近い関係にある。また、奇しくも同じ主力行であり、かつて同業においてダイエーに次ぐ”西の雄”とも言われた「マイカル」の支援企業として名乗りを上げ、系列下に収めたのもやはり同社であった。近年のサブプライムショックに端を発する不況による売上不振と信用収縮に伴う財務不安の払拭を狙い、先述のとおり元々旧ダイヤモンドシティの合弁相手であった三菱商事が筆頭株主に成り、信用補完を行っているが、社債の格付けでは今もセブン&アイ・ホールディングスやユニーより低いため、三菱グループの日本リテールファンド投資法人による不動産投資信託等の別の資金調達手段を多用している。
環境活動
「木を植えています ― 私たちはイオンです」の環境活動スローガンを掲げており、2009年(平成21年)2月19日現在、同社は870万本の植樹を行ったと公表している[2]。樹木の温室効果ガスの吸収効果については、樹木の種類・成長度によりかなりの幅があるが、林野庁の身近な二酸化炭素排出量と森林(スギ)の二酸化炭素吸収量によれば50年生のスギ1本は1年間で14kgの二酸化炭素を吸収するとしている。同社植林事業に関するホームページの記録では、最古の記載が1998年(平成10年)の万里の長城・森の再生プロジェクトであり、870万本すべてをこの50年生のスギと仮定することには異論があると思われるが、仮に同社の870万本すべてが50年生のスギとして仮定した、環境活動植樹による温室効果ガスの吸収量は、121,800t/CO2(12億1千800トン)と仮定される。
一方、環境省によると、同社本体の温室効果ガス排出量は812,973t/CO2(81億2千973トン)となっている[3]。これに同社の特定貨物輸送事業者としての温室効果ガス排出量を加算すると、年間に1,016,973t/CO2(101億6千973トン)を排出していることとなる。この温室効果ガスの排出量は、地球温暖化対策推進法に基づく 温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度による 平成18年度温室効果ガス排出量の集計結果により公表された工場・事業所7505社、輸送関係1439社の中で上位から100社以内に入る排出量であり、流通・小売業部門ではトップとなる排出量である。
さらに、同社の関連グループ会社 イオンスーパーセンター(株)やイオンモール(株)、イオンマルシェ(株)、イオン九州(株)、イオン北海道(株)、イオン琉球(株)(旧・琉球ジャスコ)、(株)フードサプライジャスコ、(株)マイカル、(株)マイカル九州の温室効果ガス排出を加算すると、1,900,257t/CO2(190億257トン)もの排出量となり、トヨタ自動車 245億1千トン、東日本旅客鉄道 204億8千トン、東芝 175億3千トン、西日本旅客鉄道 150億5千トンなどと比較すると、事業規模と温室効果ガス排出量が理解できるものと思われる。
沿革
創業期・岡田屋時代
- 1758年(宝暦8年) - 初代岡田惣左衛門が、四日市久六町(現在の三重県四日市市)で、太物・小間物商「篠原屋」を創業。
- 1887年(明治20年) - 篠原屋、四日市辻へ移転し、「岡田屋」と改称。
- 1926年(大正15年)9月21日 - 岡田屋、「株式会社岡田屋呉服店」を設立し、法人化。
- 1937年(昭和12年) - 二木一一が、兵庫県姫路市に「フタギ洋品店」を開業。
- 1949年(昭和24年) - フタギ洋品店、「フタギ株式会社」を設立し、法人化。
- 1959年(昭和34年) - 岡田屋呉服店が「株式会社岡田屋」に商号変更。スーパーを業務とする子会社・マルオカを設立。
- 1961年(昭和36年)
- 1968年(昭和43年)5月 - 岡田屋・フタギ、合併を前提に業務提携(のちにシロも参入)。
ジャスコ時代
- 1969年(昭和44年)
- 1970年(昭和45年)
- 1972年(昭和47年)8月20日 - やまてや・やまてや産業・京阪ジャスコ(旧シロ)を合併。
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)9月 - 東京証券取引所第二部上場。
- 1975年(昭和50年)
- 2月 - マルサ(静岡県浜松市)を吸収合併。
- 3月 - プライベートブランド「ジェーフード」を発売。
- 1976年(昭和51年)
- 1977年(昭和52年)8月 - 伊勢甚グループ(ボンベルタ伊勢甚、伊勢甚ジャスコ)および「いとはん」を合併。
- 1979年(昭和54年)3月 - イズミヤ、ユニーなどとの出資で輸入専門商社アイク株式会社(現・イオントップバリュ株式会社[注 4])設立。
- 1980年(昭和55年)
- 9月 - ジャスコカード発行(現在のイオンクレジットサービスとなる日本クレジットサービスの設立は翌年6月)。
- 10月 - 食品POSを野田店(大阪市)に導入。
- 1982年(昭和57年) - 橘百貨店が、会社更生計画を終結させ、橘ジャスコと橘百貨店が合併。店舗名の橘ジャスコは存続。
- 1983年(昭和58年)6月1日 - 本社を大阪市福島区大開一丁目8番8号から東京都千代田区神田錦町一丁目1番地に移転。
- 1988年(昭和63年) - 橘百貨店、リニューアルに際し、店舗名の「橘ジャスコ」を「ボンベルタ橘」に改名する。
- 1989年(平成元年)
- 9月 - グループ名称を「ジャスコグループ」から「イオングループ」に変更。
- 10月 - タルボットジャパン設立。
- 1991年(平成3年)9月 - 奈良県斑鳩町に県下最大のディスカウントストア「ビッグ・バーン」オープン[注 5]。
- 1992年(平成4年)
- 1994年(平成6年)
- 1997年(平成9年)10月 - T-ZONEと提携し、パソコンショップのJ-ZONEを設立。
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
イオン(事業会社)時代
- 2001年(平成13年)8月21日 - ジャスコが「イオン株式会社」へ社名変更。グループ呼称も「イオングループ」から「イオン」に改称する。「グローバル10」構想を発表。各店舗内で「新生イオン入社式」が挙行される。「AEON」のカラーネックストラップ付き名札をグループ各社で共通に使用開始、グループの結束を前面に出した。
- 2002年(平成14年) - 株式会社秀和の保有するいなげや株を引き取り、筆頭株主となる。
- 2003年(平成15年)
- 5月 - 委員会等設置会社に移行。
- 11月18日 - マックスバリュ松ヶ崎店(千葉県)に、日本国内ではじめてセルフレジを導入(この時点では6か月間の試験導入。のちに他店も含め本格導入となった)。
- 11月28日 - 更生会社株式会社マイカル(当時)を完全子会社化。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)3月10日 - カルフールジャパンの全株式を譲受。同日カルフールジャパンはイオンマルシェに社名変更。またフランス本国のカルフールS.A.社と業務提携を発表。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 1月11日 - ジャスコ東山二条店にて、試験的にレジ袋の無料配布を中止。1枚5円でレジ袋有料化を開始。
- 2月1日 - 東日本旅客鉄道(JR東日本)とNTTドコモが開発したWAON・Suica・iDを利用できる電子マネー共用端末を日本ではじめて導入[5]。
- 2月 - 定年を65歳に延長(一部のグループ企業も導入)。
- 3月9日 - 丸紅とダイエーならびに当社の計3社間での資本・業務提携合意を発表。提携により、国内最大の流通連合となった。
- 6月1日 - ジャスコ仙台幸町店でのレジ袋無料配布を中止、東山二条店と同様に1枚5円で有料化。
- 6月11日 - 京都市内のジャスコ洛南店、京都西店、五条店の食品売場、ジャスコ金沢シーサイド店でのレジ袋無料配布を中止。
- 8月21日 - 北海道内における総合小売事業を吸収分割によりイオン北海道に承継。プライベートブランド関連事業などを部門別小会社3社に事業譲渡により分離。
- 10月15日 - 岐阜県、愛知県と京阪神エリアにも電子マネー共用端末を導入、WAON、iDの他、東海2県ではSuica、京阪神ではJR西日本のICOCAの利用が可能に。
- 10月20日 - 流通業としては2社目となる銀行業参入。名称は「イオン銀行」。
- 11月1日 - クアトロエクゼキューションズ、イオンの所有する橘百貨店の全株式を取得。これにより、橘百貨店がイオングループを離脱。
- 11月27日 - 2008年度中に会社分割する構想を発表。
- 12月17日 - 関西地区で食品スーパー「鮮度館KOHYO」を運営する株式会社光洋の株式89.9%を、創業家一族から約150億円で取得し子会社化。
- 2008年(平成20年)1月22日 - 傘下のドラッグストア大手「CFSコーポレーション」が計画した、調剤薬局最大手「アインファーマシーズ」との経営統合を、プロキシーファイトの末に阻止。
持株会社化
- 2008年(平成20年)
- 2月13日 - この日の取締役会にて、純粋持株会社体制への移行を決議。
- 2月21日 - 保険代理店事業を会社分割により、イオンクレジットサービスの子会社であるエヌ・シー・エス興産へ継承。同社は吸収分割当日にイオン保険サービスに社名変更。
- 3月1日 - 電子マネー共用端末の導入店舗を全国に拡大、グループ内の約24,000店舗で利用可能に。WAON、iDの他、Suicaは東北地方、長野県と東海地方で、ICOCAは近畿地方と三重県の一部、岡山県、広島県、山口県で利用可能。その他の道県は当面WAONとiDのみ利用可。
- 4月7日 - 取締役会の承認を経て、分割の詳細を発表。
- 5月9日 - 岡田屋創業250年を迎えた節目として、女性従業員の制服及び全従業員の名札を一新。
- 5月15日 - 株主総会で分割の決議。
- 6月21日 - イオントップバリュ株式会社・イオン商品調達株式会社・イオングローバルSCM株式会社にプライベートブランド・仕入等の事業を簡易分割形式で譲渡。ただし、トップバリュ商品の販売元の名義はイオン株式会社のままである。
- 7月21日 - 株式会社光洋に京阪神地区の直営マックスバリュ店舗を吸収分割形式で譲渡。
- 8月21日 - イオンリテール株式会社に小売事業部門を吸収分割形式で承継し、純粋持株会社へ移行。
- 10月15日 - 「お客さまわくわくデー」がスタート。
- 10月18日 - グループ2,000店舗で1,000品目の店頭価格を値下げする「がんばろう日本!とことん価格」を開始。円高のあおりを受け、同年11月1日からは輸入品等を中心にさらに300品目を追加。
- 11月12日 - 業務提携会社である三菱商事株式会社が、株の市場買い付けにより筆頭株主となる。
- 12月16日 - 三菱商事株式会社との包括業務提携の強化(海外出店、国内ショッピングセンター開発などに関する協業・イオン株の買い増し)を発表。
- 2009年(平成21年)
- 7月24日 - イオンクレジットサービス、NTTドコモの3社が出資する合弁会社イオンマーケティング株式会社を設立。
- 9月19日 - 65歳以上を対象とした「ゆうゆうワオンカード」の新規会員を全国で募集開始。
- 12月 - 三菱商事株式会社の子会社で、「saQwa」のブランド名で通信販売事業を展開する株式会社デジタルダイレクト(現・イオンダイレクト株式会社)の第三者割当増資による引受を行い、連結子会社化[6]。
- 2010年(平成22年)
- 2月16日 - イオングループの各店で電子マネーQUICPayを導入、最大4つの電子マネー(全国でWAON、iD、QUICPay、一部地域でSuica・ICOCA・SUGOCAならびにPASMO・nimocaなどなどそれらとの相互利用対応電子マネー)が利用可能となる。
- 8月4日 - グループ内でのレジ袋無料配布中止店舗で得たレジ袋収益金を元に、14,860トンCO2相当の「国内排出権」を購入。1企業としては国内最大規模となる[7]。
- 8月21日 - 吸収分割により株式会社CFSコーポレーションのスーパーマーケット事業を譲り受けて事業を開始したイオンキミサワ株式会社の全株式を同社から譲受、完全子会社化(同社は2013年(平成25年)3月1日にマックスバリュ東海株式会社と合併)。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 1月1日 - テスコ社(イギリス)の日本法人であるテスコジャパン株式会社(現・イオンエブリ株式会社)の発行済株式を50%取得し、持分法適用関連会社化[11]。
- 4月1日 - J.フロント リテイリングから株式会社ピーコックストアの全株式を取得し、完全子会社化。同社は同日付でイオンマーケット株式会社に商号変更[12]。
- 8月27日 - 株式公開買い付けにより、株式会社ダイエーを連結子会社化。
- 2014年(平成26年)
- 4月11日 - ソニー株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社ぐるなび、株式会社丹青社との合意のもと、グループ会社のイオンフィナンシャルサービス株式会社と共にフェリカポケットマーケティング株式会社の株式の一部を同年3月31日に取得し、連結子会社化したことを発表[13]。
- 5月30日 - 株式会社セディナとの合意のもと[14]、連結子会社である株式会社ダイエーとの「お客さま感謝デー」の相互利用を開始。これにより、同日より全国の「イオン」において「お客さま感謝デー」開催時におけるOMCカードのクレジット払いによる割引サービスの提供を開始[15](同年6月20日からはマックスバリュ、イオンスーパーセンター、ボンベルタ成田、ホームワイド、光洋、マルナカ、山陽マルナカ、ピーコックストアにも拡大)。
- 9月22日 - 山口県及び九州北部(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県)に食品スーパーを展開する株式会社レッドキャベツと資本業務提携を締結するとともに、第三者割当増資を引き受け、86.7%の株式を取得して連結子会社化[16]。
- 10月15日 グループ内の総合スーパー・食品スーパー2,000店舗を対象に、月1回ペースで開催する新催事として「じものの日」を開始[17]。
- 2015年(平成27年)
- 1月1日 - 株式交換により株式会社ダイエーを完全子会社化[18]。
不祥事
産地偽装米使用商品の販売
2012年12月から判明する2013年9月までイオン674店舗で国産米とうたっていたが実際は中国産の米が多量にブレンドされていた。中国産米が混入した商品は弁当は112種、おにぎり35種類。プライベートブランド「トップバリュ」商品も含まれ、計約1500万個に上る[19]。
CMキャラクター
イオンのCMは通常、商品やイベントなどによってCMキャラクターが棲み分けられているが、2010年(平成22年)6月開催の「みんなに値下げの5日間」、同年12月開催の「うれしい値下げの5日間」では通常は別々のCMに出演している木下優樹菜と加藤清史郎が共演している。
なお、2011年(平成23年)3月に店舗ブランドが「イオン」に統合されたことに伴い、武井咲がイオンのメインキャラクターとして起用されている(「お客様感謝デー」などの定期イベントのCMも同時期から改訂されている)。
現在
- 武井咲 - わくわくデー、お客さま感謝デー、5日間セール、幸せの黄色いレシートなど
- 伊勢谷友介 - 幸せの黄色いレシート
- 栗山千明 - イオンモール
- 蒼井優 - イオンフィナンシャルサービス(イオンクレジットサービス・イオン銀行)
- 高田純次・夏木マリ - G.G.(グランドジェネレーション - 新世代シニア)関連
- HKT48 - ダイエー(九州地方のみ)
過去
- 山口智子 - 「singing AEON」(2004年 - 2008年)
- ベッキー - つくろうmy新入学、イオンフェスティバル、お歳暮
- 佐藤隆太 - ヒートファクト(2010年)
- SPEED - ヒートファクト(2010年)
- 麻生久美子 - セレブレイトスーツ(2011年)
- 木下優樹菜 -
- 尾木直樹 - カモンイオン新入学!
- 柳葉敏郎 - トップバリュ バーリアルラガービール
- キム・ヒョンジュン - トップバリュ ヒートファクト
- 佐藤江梨子 - クーリッシュファクト(2011年)
- 加藤清史郎 - かるすぽランドセル
- 太田莉菜 - Mizugi Magic(2011年)
- YUKA (moumoon) - 「満月ロゼ」(2010年)
- 薬丸裕英・秀美夫妻 - 幸せの黄色いレシートキャンペーン
- 観月ありさ -
- 古谷一行・前田美波里 - G.G.関連
- 田中圭 -
- 木村文乃 -
- 乙黒えり - イオンの太陽光、トップバリュ自転車(かつてはわくわくデー、お客さま感謝デーなどのセール告知をしていた)
- 豊田エリー - イオンワールドフェスタ
関連項目
スポンサー関連
- 24時間テレビ 「愛は地球を救う」 - 2005年(平成17年)よりイトーヨーカ堂に代わってスポンサーとなっている。また、イオン・マックスバリュなどのグループ店舗でチャリティー募金の受付や番組で着用しているチャリTシャツの販売を行う。(2005年(平成17年)から9年間継続実施中)
- 日米野球 - 2004年(平成16年)と2006年(平成18年)の冠スポンサー=特別協賛社
- 世界新体操クラブ選手権 - 冠スポンサー=特別協賛社
その他
- イオングループ
- イオングループの商業ブランド
- イオントップバリュ - イオングループのプライベートブランド。
- WAON - イオングループの電子マネー(発行元はイオンリテール)。
- 日本リテールファンド投資法人 - イオングループのショッピングセンターへの投資を主力とする不動産投資信託。三菱商事とUBSにより設立。
- まちづくり3法
- 京都国際観光大使
- ケーヨー - 旧ジャスコ時代に合弁会社「ケーヨージャスコ」として設立(のちに解散)、現在も大口出資先として資本関係にある。
- スギ薬局 - かつてイオンの関連会社となっていた中京圏(中京地方)地盤のドラッグストア中堅。現在は買収した関西地盤ディスカウントストア中堅のジャパンと経営統合し、旧スギ薬局は持株会社「スギホールディングス」となっている。
- ほていや - 事実上の創業者である岡田卓也が、フタギと並行して合併話を持ちかけた先。ユニーの前身の一つ。岡田はジャスコ社長席をほていや側に用意し、自らは副社長でいいと交渉を進めるも不発に終わる。ほていやはフタギの経営規模が過小すぎて懸念を持ったこと。名古屋地区の同業ライバルで、後に合併する西川屋とも取引する商社との関係、および合併後の東海地域の勢力を熟慮した結果だといわれている[20]。
- 幕張新都心 - 本社であるイオンタワーの所在地。
脚注
注記
出典
- ↑ よくあるご質問(FAQ) - イオン公式HP 2010年9月24日閲覧
- ↑ ホームページ [リンク切れ]
- ↑ 地球温暖化対策推進法に基づく 温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度による 平成18年度温室効果ガス排出量の集計結果(平成20年3月28日(平成21年1月16日修正))
- ↑ 「ジャスコ・サティパワーアップセール」開催について - イオン九州公式ウェブサイト、2014年5月27日閲覧。
- ↑ 前段階として、2005年12月13日にJR東日本との包括的業務提携が、前年3月27日にエヌ・ティ・ティ・ドコモと広範な協業を検討する合意が行われた。
- ↑ (2009-08-11) 株式会社デジタルダイレクトへのイオン株式会社による出資について PDF イオン 2009-08-11 [ arch. ] 2013-03-08
- ↑ (2010-08-12) レジ袋収益金を活用し、企業として国内最大規模の「国内排出権」を購入 PDF イオン 2010-08-12 [ arch. ] 2010-8-22
- ↑ (2011年10月5日) 株式会社マルナカ及び株式会社山陽マルナカの株式取得(子会社化)及び株式会社マルナカホールディングスとの資本提携に関するお知らせ PDF イオン株式会社 [ arch. ] 2012年8月27日
- ↑ 全国のイオン、6月から午前7時開店に - 中日新聞 2012年5月17日
- ↑ (2012年6月8日) イオングループとローソンのエンタテイメント分野における協業について PDF イオン株式会社・株式会社ローソン [ arch. ] 2012年6月8日
- ↑ (2012年11月28日) テスコジャパン株式会社の株式取得と代表取締役の異動について PDF イオン株式会社 [ arch. ] 2013年3月8日
- ↑ (2013年4月1日) 株式会社ピーコックストアの完全子会社化と代表取締役の異動について PDF イオン株式会社 [ arch. ] 2013年4月1日
- ↑ (2014年4月11日) フェリカポケットマーケティング株式会社の株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ PDF イオン株式会社 [ arch. ] 2014年4月11日
- ↑ (2014年5月28日) セディナ、OMCカード会員さま向けにイオン店舗での特典提供を開始! PDF 株式会社セディナ [ arch. ] 2014年6月1日
- ↑ (2014年5月28日) イオンカード・OMCカード優待サービス相互利用をスタート PDF イオン株式会社 [ arch. ] 2014年6月1日
- ↑ (2014年9月8日) 株式会社レッドキャベツとの資本業務提携契約締結(連結子会社化)のお知らせ PDF イオン株式会社・株式会社レッドキャベツ [ arch. ] 2014年11月3日
- ↑ (2014年10月15日) イオンは「じものの日」を全国2,000店舗で毎月開催します! PDF イオン株式会社 [ arch. ] 2014年11月3日
- ↑ (2014年9月24日) イオン株式会社による株式会社ダイエーの株式交換による完全子会社化に関するお知らせ PDF イオン株式会社 [ arch. ] 2015年1月18日
- ↑ 三重の業者、中国米を国産と偽装 イオンなど弁当に使用
- ↑ 『ジャスコ三十年史』 ジャスコ株式会社、2000年