バイキング (テレビ番組)
『バイキング』[1](英称:High Noon TV Viking!)は、フジテレビ系列で2014年4月1日から平日昼に生放送されている情報バラエティ番組。
目次
概要
1982年10月4日から31年半の長期に渡って平日昼の時間帯に生放送されてきた、長寿バラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』の後継番組で、情報番組とバラエティ番組を融合した内容。『いいとも!』では、森田一義(タモリ)が全曜日MCを務めてきたが、本番組では各曜日でMC(メインパーソナリティー)が変わり、総合司会且つアシスタント的な立場で進行するフジテレビアナウンサー1名が連日出演。使用スタジオも、1980年開始の『日本全国ひる休み』→『笑ってる場合ですよ!』→『笑っていいとも!』まで34年間に渡りスタジオアルタでの生放送だったが、本番組ではフジテレビ本社V7スタジオからの生放送となっている。
同番組は「半径500mの日常をエンターテインメントにする」というコンセプトのもと、同局バラエティ班が手掛ける“ためになって笑える生活情報バラエティー番組”。各曜日別にテーマを設け、さらに曜日毎にMC、レギュラー出演者を迎えて、総勢48名の大所帯で挑む。
2014年3月20日、新番組の正式タイトルを『バイキング』とする事が同日行われた記者発表会見で発表された[1]。番組タイトルの由来は「笑いも情報もとりホーダイ!」の意味が込められている。テレビ朝日系列とのクロスネット局であるテレビ宮崎を除き、開始時刻は11:55となったが、フジテレビ平日正午の番組がフライングスタートになるのは史上初(テレビ宮崎のみ12:00飛び乗り)。
なお、2005年から2007年に同局で放送されていたスポーツバラエティ番組『海筋肉王 〜バイキング〜』、またお笑いコンビ『バイきんぐ』とは無関係。
初回の視聴率は6.3%と同時間帯トップ(しかし、『ヒルナンデス!(日本テレビ)』と同率トップ)だったものの、その後は3%~5%を推移しており、裏番組の『徹子の部屋(テレビ朝日)』『ヒルナンデス!(日本テレビ)』『ひるおび!(TBS)』の首位争いに割り込めず、平均視聴率は同時間帯4位に落ち込んでしまっており、日によっては同時間帯最下位を記録する日もある[2]など、前番組『笑っていいとも!』以上の低迷振りを見せているため、1~2クールでの打ち切りの可能性もある。
『笑っていいとも!』(前番組)との比較
共通点
- 生放送を実施する。
- 曜日別にレギュラーがいて、週別のレギュラーも存在する。
- スタジオ観覧者も引き続き募集する。
- アシスタントアナウンサーが元いいともテレフォンショッキング等のアナウンサーでもある。
相違点
- 司会者は曜日ごとに日替わりで交代する。
- 生放送するスタジオはいままでの新宿のスタジオアルタではなく、お台場のフジテレビ本社から生放送する。
- いいとも!より放送開始時間を5分早めて、11:55からフライングスタートで放送する(UMKは従来と同じ)。
- ステレオ放送を実施する。
- この番組の1週間分の振り返る総集編の番組がない(『いいとも!』では『笑っていいとも!増刊号』)。
- 画面左上に番組ロゴなどのテロップが常時表示される。
- MCがマイクを持たない(ピンマイク着用)。
- 裏番組の『ヒルナンデス!』(日本テレビ)のようにVTR企画がある。
主なコーナー・企画
Yahoo検索急上昇バイキング
- Yahoo!の検索結果よりキーワードを番組が抽出する。その結果からVTRなどにより話題を放送するというもの。
曜日別対抗企画
- 曜日別対抗企画としてカラオケが行われるとしていた。ルールは各曜日の出演者で一人がカラオケを行い採点を出す。その得点で最も高かった曜日の出演者には金一封が送られるというものであった。しかし、放送が開始された翌週の4月7日放送分からはそのことに触れられることは無くなり企画は消滅した[3]。火曜日から番組は開始しているために月曜日で行われたことは一度も無い。
各曜日別テーマ
以下のように曜日別にテーマが設けられている[1]。
出演者
各曜日MC(メインパーソナリティー)
- 月曜 - 坂上忍
- 火曜 - TAKAHIRO(EXILE)、NAOTO(EXILE)(※週替わり)
- 水曜 - おぎやはぎ(小木博明・矢作兼)
- 木曜 - フットボールアワー(後藤輝基・岩尾望)
- 金曜 - 雨上がり決死隊(宮迫博之・蛍原徹)
各曜日レギュラー
- 月曜日 - 野々村真[4]、いとうまい子、サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)、ホラン千秋、吉倉あおい、IKKO、ハマカーン(浜谷健司・神田伸一郎)
- 火曜日 - 江角マキコ、ビッグダディ(林下清志)、友近、小籔千豊、平成ノブシコブシ(吉村崇・徳井健太)、すみれ
- 水曜日 - 美保純、唐橋ユミ、ケンドーコバヤシ、川栄李奈(AKB48)、関口メンディー(GENERATIONS)、やしろ優、森泉
- 木曜日 - 薬丸裕英、有村昆&丸岡いずみ、アンガールズ(山根良顕・田中卓志)、Ami(E-girls・Dream)、山本涼介
- 金曜日 - 渡辺えり、小林麻耶、山本彩(NMB48・AKB48兼任)、土田晃之[5]、千葉雄大、ウーマンラッシュアワー(村本大輔・中川パラダイス)、滝沢眞規子・クリス-ウェブ佳子(※滝沢とクリス-ウェブは毎週交互に出演[1])
進行アナウンサー(アシスタントMC)
伊藤・加藤はどちらもフジテレビアナウンサー[6]、唐橋は水曜レギュラーでフリーアナウンサーだが、おぎやはぎのアシスタントとして進行も兼任。
ナレーター
ネット局と放送時間
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間(JST) | 備考・脚注 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ(CX) | フジテレビ系列 | 平日 11:55 - 13:00 | 【制作局】 |
北海道 | 北海道文化放送(UHB) | - | ||
岩手県 | 岩手めんこいテレビ(MIT) | |||
宮城県 | 仙台放送(OX) | |||
秋田県 | 秋田テレビ(AKT) | |||
山形県 | さくらんぼテレビ(SAY) | |||
福島県 | 福島テレビ(FTV) | |||
新潟県 | 新潟総合テレビ(NST) | |||
長野県 | 長野放送(NBS) | |||
静岡県 | テレビ静岡(SUT) | |||
富山県 | 富山テレビ(BBT) | |||
石川県 | 石川テレビ(ITC) | |||
福井県 | 福井テレビ(FTB) | |||
中京広域圏 | 東海テレビ(THK) | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ(KTV) | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ(TSK) | |||
岡山県・香川県 | 岡山放送(OHK) | |||
広島県 | テレビ新広島(TSS) | |||
愛媛県 | テレビ愛媛(EBC) | |||
高知県 | 高知さんさんテレビ(KSS) | |||
福岡県 | テレビ西日本(TNC) | |||
佐賀県 | サガテレビ(STS) | |||
大分県 | テレビ大分(TOS) | フジテレビ系列 日本テレビ系列 クロス局 | ||
長崎県 | テレビ長崎(KTN) | フジテレビ系列 | ||
熊本県 | テレビくまもと(TKU) | |||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ(KTS) | |||
沖縄県 | 沖縄テレビ(OTV) | |||
宮崎県 | テレビ宮崎(UMK) | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 クロス局 |
平日 12:00 - 13:00 | [7][8] |
出典
- 半径500mの日常をエンターテインメントに! フジテレビが総力を結集し、“日本の新しいお昼”を作り上げる! 『バイキング』 - とれたてフジテレビ 2014年2月15日閲覧(同年3月20日、リンク先における番組名が正式名に修正される)。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 『いいとも』後番組は『バイキング』に決定 タイトル&全出演者発表 2014年3月20日閲覧。
- ↑ 4月4日・4月9日がその典型例
- ↑ 前述の視聴率低迷が要因である
- ↑ 前身番組『笑っていいとも!』では初代『いいとも青年隊』として出演、坂上の大親友にもあたる。
- ↑ 番組発表当初は、裏番組の「ヒルナンデス!」にレギュラー出演を続ける可能性があった為、発表されていなかったが、「ヒルナンデス!」を3月で卒業したため移籍した。
- ↑ カトパン、「いいとも!」後番組の司会進行を担当!伊藤アナと日替わり シネマトゥディ 2014年3月7日閲覧。
- ↑ 4/1(火)スタート「笑っていいとも」後番組決定 テレビ宮崎 2014年3月20日閲覧。
- ↑ 11:45 - 12:00には『ワイド!スクランブル・第1部』(テレビ朝日制作、実質的には『ANNニュース』)から飛び乗りで同時ネットするため、12:00から飛び乗り。
外部リンク
- 笑いと情報をとりホーダイ!バイキング - 公式サイト