マクロスF
この記事には作品の説明のため、物語の核心に触れる内容、いわゆるネタバレが記述されています。 それを踏まえた上で細心の注意を払って閲覧してください。免責事項もお読みください。 |
この「マクロスF」はまだ完結していない作品や番組に関する記事又は節です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
短時間の連続投稿はお控えください。 複数の節を編集する際は上位の節または項目全体を編集し、一括して投稿してください。 |
マクロスF | |
---|---|
[[Image:|0250px|]] | |
ジャンル | ロボットアニメ、SFアニメ |
テレビアニメ: | |
原作 | 河森正治、スタジオぬえ |
総監督 | 河森正治 |
監督 | 菊地康仁 |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | |
シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
脚本 | |
キャラクターデザイン | 江端里沙、高橋裕一 |
メカニックデザイン | 河森正治 |
音楽 | 菅野よう子 |
アニメーション制作 | サテライト |
製作 | |
放送局 | 放送局参照 |
放送期間 | 2008年4月3日 - |
話数 | |
その他 | |
コピーライト表記 | ©MBS、ビックウエスト マクロスF製作委員会 |
漫画:マクロスF | |
作者 | 河森正治 |
作画 | 青木ハヤト |
出版社 | 角川書店 |
その他の出版社 | |
掲載誌 | 月刊少年エース |
レーベル | カドカワコミックス・エース |
発売日 | |
発表期間 | 2008年2月号 - |
巻数 | 既刊1巻 |
話数 | |
その他 | |
漫画:マクロスF 超次空歌巫女ランカ | |
作者 | 河森正治 |
作画 | 黒岩よしひろ |
出版社 | 角川書店 |
その他の出版社 | |
掲載誌 | 月刊コンプエース |
レーベル | カドカワコミックス・エース |
発売日 | |
発表期間 | 2008年4月号 - 7月号 |
巻数 | |
話数 | |
その他 | |
小説:マクロスフロンティア | |
著者 | 小太刀右京 |
イラスト | 江端里沙、青木ハヤト |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 |
発売日 | |
発表期間 | 2008年7月1日 - |
巻数 | 既刊1巻 |
話数 | |
その他 | |
ラジオ:RADIO MACROSS | |
愛称 | |
配信・放送期間 | 2008年1月4日 - 3月28日 |
配信・放送局 | 文化放送、MBSラジオ、音泉 |
配信日・放送時間 | 25時30分-26時00分(30分) 日付は放送局を参照 |
配信・放送回数 | 全13回 |
配信・放送形式 | |
スタジオ | |
ネット局 | |
ネットワーク | |
パーソナリティ | 三宅健太、中島愛 |
DJ | |
アシスタント | |
構成作家 | |
ディレクター | |
プロデューサー | |
ミキサー | |
脚本 | |
演出 | |
その他のスタッフ | |
提供 | SANKYO、ハセガワ アミューズメントメディア総合学院 |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
ラジオ:マクロスF○※△ | |
愛称 | |
配信・放送期間 | 2008年4月4日 - |
配信・放送局 | 文化放送、MBSラジオ マクロスF公式サイト |
配信日・放送時間 | 25時30分-26時00分(30分) 日付は放送局を参照 |
配信・放送回数 | |
配信・放送形式 | |
スタジオ | |
ネット局 | |
ネットワーク | |
パーソナリティ | 中村悠一、中島愛、神谷浩史 |
DJ | |
アシスタント | |
構成作家 | |
ディレクター | |
プロデューサー | |
ミキサー | |
脚本 | |
演出 | |
その他のスタッフ | |
提供 | 角川書店、flying DOG、SANKYO バンダイビジュアル、ピザハット |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『マクロスF』(マクロス フロンティア)は、日本のテレビアニメ作品。およびそれを原作としたメディアミックス作品。
製作には「マクロスシリーズ」を伝統的に担当するビックウエストおよび毎日放送(MBS)が関わっており、2008年4月3日(MBSの場合)より放送中。全25話放送予定[1]。
目次
概要[編集]
マクロスシリーズ生誕25周年記念作品として、河森正治を総監督に迎え制作されたテレビアニメ版マクロスの第3作目。これまで同シリーズの映画、OVAには、バルキリー(可変戦闘機)のデザインのみならず監督としても名を連ねた河森であるが、テレビシリーズにおいては本作が初となる。なお、「総監督」である河森の他に、「監督」として菊地康仁も起用されている。
『マクロスプラス』や『創聖のアクエリオン』など、河森作品に縁の深い菅野よう子が本作でも音楽を担当する他、河森に馴染み深いスタッフが多数参加している[2]。
作品タイトルは物語の舞台となる超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」の略字である。物語の年代は『超時空要塞マクロス』から50年後、『マクロス7』から14年後の西暦2059年。シリーズの伝統である主要男女キャラクターの三角関係は本作でも健在で、更に軍人・歌手としての生活を送る一方で、日常では普通の学生として日々を過ごす「学園物」を基本コンセプトに据えている。また、各種設定やエピソードなどに前作シリーズからのオマージュが多数見られる他、深夜枠ならではの描写も多い。また、本作ではOVA『マクロス ゼロ』に続いて、メカニックや敵生物バジュラの描写などに3DCGが全面的に導入されている。
同じくシリーズの伝統である歌姫については、1980年代の清純派アイドル風のランカ・リーと現代の洋楽アイドル風のシェリル・ノームがダブルヒロインとして登場する。ランカ・リー役は、約5000通の応募からオーディションで選ばれた新人・中島愛が演じており[3]、歌唱シーンも中島本人が担当している。シェリル・ノーム役は、声優とシンガーがそれぞれのパートを担当する『マクロス7』と同様の手法が採られており、「歌シェリル」を女性歌手のMay'nが担当している。
楽曲の多彩さに加え、作中の随所で歌唱シーンを演じていることの影響から、主題歌・挿入歌のシングルやサウンドトラックがオリコンチャート5位以内に飛び込み[4]、更に映像ソフト第1巻がBlu-ray Discとしては異例の2万枚を突破するなど好調なセールスを記録している。また、放送内容とリンクする形でヒロイン2人のオフィシャルブログ(外部リンク参照)が掲載されている。
あらすじ[編集]
西暦2009年2月。地球統合軍と異星巨人種族「ゼントラーディ」とのファースト・コンタクトを機に勃発した第一次星間大戦。1年余りに渡る戦いは、地球を大量の爆撃とそれに伴う放射性降下物に汚染された死の星へと変貌させ、そこに住まう生命の99%以上を死滅に追いやった。
西暦2010年3月。地上に残存した全ゼントラーディ兵の降伏・武装解除を以ってようやく第一次星間大戦は終結。同年4月。旧統合軍及び旧ゼントラーディの将官達を取り込み新地球統合政府が樹立。荒廃した地球環境の再生と共に、来たるべき全人類規模の危機に備え、全宇宙への種の保存・拡散を目的とした「銀河播種計画」を立案、実行へと移した。やがて、新統合軍の護衛戦闘艦と一体化した巨大な居住艦を中心に大規模移民船団が次々と結成され、人の住める惑星を探して銀河の方々へと旅立っていった。
西暦2059年。旗艦アイランド1を中心に大小数千隻の宇宙船で構成された第25次新マクロス級移民船団マクロス・フロンティアは、1,000万人規模もの居住民を乗せて銀河の中心を目指す航海の中にあった。
ある日、近隣宙域を航行中の第21次新マクロス級移民船団マクロス・ギャラクシーより、コンサートツアー中のトップシンガーシェリル・ノームがフロンティアに来訪する。彼女のコンサートの演出であるエア・アクロバットへの参加依頼を受けた美星学園航宙科の高校生早乙女アルトは、ステージ裏手での準備の最中、コンサートに訪れた女子高生ランカ・リーと出会う。
そして始まったシェリルのコンサートに人々は熱狂するが、一方その頃、謎の巨大異星生命体バジュラがフロンティアへと迫っていた。新統合軍の迎撃が奏効せぬ事態を受けて、フロンティア行政府は民間軍事プロバイダーS.M.S.に出動を要請。最新鋭可変戦闘機VF-25を擁するスカル小隊が迎撃に向かうが、バジュラはこれも意に介さず、立ち塞がる航宙艦を一撃で粉砕し、遂にはアイランドワン居住区にまで侵入し破壊の限りを尽くす。日頃のありふれた訓練でも演習でもなく、街中で本当に繰り広げられる破壊と殺戮を目の当たりにし、人々は大混乱に陥った。コンサートの中止された会場でいち早く立ち去るシェリルを見咎めたアルトは、憤りを隠せないまま向かった街中でバジュラに遭遇する。
アルトの目前で追撃してきたVF-25のパイロットを惨殺したバジュラは、逃げ遅れていたランカに次の狙いを定める。それを見たアルトは、彼女を救うべく主を亡くしたばかりのVF-25へ乗り込みバジュラに立ち向かう。
アルト、ランカ、シェリル、そしてフロンティア船団の人々は、否応無しにバジュラとの戦いに巻き込まれていく。
登場人物[編集]
この「登場人物」はまだ完結していない作品や番組に関する記事又は節です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
主人公・ヒロイン[編集]
- 早乙女 アルト(さおとめ -)
- 声 - 中村悠一
- 美星学園高等部航宙科パイロット養成コースに通う16歳の少年(劇中で誕生日をむかえ17歳となる)。7月27日生まれ。小説版によれば、名前は漢字表記で「有人」。美少女と見紛うほどの美貌の持ち主だが、それゆえたびたび女と間違えられる自分の容姿に強いコンプレックスを抱いている。
- 銀河に名を馳せる歌舞伎の名門早乙女一門の跡取りとして生まれ、その容姿と天賦の演才で名女形として舞台に立っていたが、幼少から抱いていた大空への憧れを捨てられず、父親との大喧嘩の末勘当されている。それと同時に、中等部まで在籍していた演劇科から航宙科へと途中転科した。学業成績は主席のミシェルに次いで優秀で、特にパワーグライダー「EX-ギア」を用いたアクロバット飛行を得意としている。家庭の事情からややひねくれているが、正義感は強く義理固い性格。一方で異性関係には疎く、ランカやシェリルに好意を寄せられても全く気付かない。手慰みに手近な紙で紙飛行機を折っては飛ばす癖がある。
- バジュラに襲われたランカを救うために、乗り捨てられたVF-25に搭乗したことがきっかけで、S.M.S.スカル小隊所属のバルキリーパイロットととなる。入隊後の階級は准尉(後に少尉)で、コールサインは「スカル4」。
- ランカ・リー
- 声 - 中島愛
- シェリルに憧れ歌手になることを夢見る15歳の女子高生。ゼントラーディの血を引くクォーターで、感情の変化に合わせて頭髪が動くのが特徴。やや抜けたところがあるものの、優しく天真爛漫な少女。義兄オズマの教育方針により有名なお嬢様学校の聖マリア学園に通いつつ、中華料理店「娘々」(ニャンニャン)でアルバイトをしていた。
- 11年前にバジュラによって壊滅させられた第117次大規模調査船団の生き残りで、自分以外の全ての肉親を亡くすという悲劇に見舞われている。そのショックによる解離性健忘により、現在は当時の記憶を全て失っているが、親しい人間の危機に直面すると記憶がフラッシュバックし錯乱状態に陥る。事故以前の唯一の記憶が劇中歌の「アイモ」である。
- 事件以来人前で唄うことを避けていたが、フロンティア船団へのバジュラ襲来をきっかけに知り合ったアルトやシェリルの激励を受けて本格的に歌手を目指す。エルモ・クリダニクに見出されて芸能プロダクションに入り、美星学園芸能科に編入。映画「鳥の人」で代役としてサブヒロイン・マオを演じて一躍脚光を浴び、その後ガリア4のゼントラーディ部隊の叛乱を歌によりほぼ無血鎮圧したことで「現代のリン・ミンメイ」と称されるようになる。バジュラから助けられて以来、アルトに好意を抱くが上手く気持ちを伝えられず、アルトとシェリルが親しいことに複雑な思いを抱いている。
- シェリル・ノーム
- 声 - 遠藤綾 / 歌 - May'n
- ギャラクシー船団出身のトップアイドルシンガー。17歳。その類稀な美貌と美声からギャラクシー・ネットワークにて絶大な人気を博し、「銀河の妖精」と称される。リリースされた楽曲は常に銀河チャートの上位に位置しており、「この銀河に暮らしてシェリルの歌を聞かない日はない」とまで言われる。アイドルだが、自らが為すべきことを弁えているプロフェッショナル。
- 普段は傲慢でプライドの高い性格だが、それに見合う情熱と努力で数々の成功を収めてきた。不遇な生い立ちから運命は自身の意志と努力で切り開くことを信条としている。フロンティア船団来訪中にバジュラ襲来の最中関わったランカに、夢を実現するための活動を促し、また自分を特別扱いせず自然に接してくるアルトに興味と好意を抱くようになる。ギャラクシー船団が消息を絶ったためツアー終了後もフロンティアに滞在し、美星学園航宙科パイロットコースに編入して撮影の仕事にアルトを参加させるなど、公私に渡ってアルトを振り回している。一方でランカとアルトが親しいことに複雑な思いを抱いている。
- なお、ギャラクシー船団においては整形やインプラント技術(後述)が積極的に用いられているが、彼女はその類の処置を一切受けていないことを売りの一つにしている。
美星学園[編集]
- ミハエル・ブラン
- 声 - 神谷浩史
- 通称ミシェル。航宙科の主席に立つ優等生で、アルトの悪友にして最大のライバル。同時にS.M.S.スカル小隊所属の少尉というもう1つの顔を持つ。搭乗機は青いVF-25G。コールサインは「スカル2」。
- ゼントラーディの血縁者で(小説版ではゾラ人の血を引くとされている)、種族特有の尖った耳が特徴。また常人離れした視力を持ち、任務ではその能力を活かし遠距離狙撃を担当する。なお、普段は日常生活に支障が出ぬよう補正用眼鏡を架けている。女好きで、美人を見つけると口説かずにはいられない性分である(小説版ではすでに複数の生徒と関係を持ったことが示唆されている)。女顔のアルトをよく「アルト姫」と呼んでからかい、過敏に怒る彼の反応を楽しんでいる。一方で達観した部分も持ち、アルトのS.M.S.入隊やランカの歌手志望に厳しい目を向け、その覚悟を問いたこともある。
- 両親を幼少時に失い、新統合軍の名スナイパーだった姉ジェシカもある事件により逝去している。S.M.S.に入隊し、スナイパータイプの機体に乗っているのも姉の死の影響である。
- 青木ハヤトの漫画版では、本名が「ミシェル・ブラン」となっている。
- ルカ・アンジェローニ
- 声 - 福山潤
- アルトを慕う航宙科の後輩(1年飛び級しているため学年は同じ)。ミシェルと同じくS.M.S.スカル小隊所属のパイロットで、緑のRVF-25に搭乗、主に後方からの情報支援を担当する。コールサインは「スカル3」。また随伴機として専用ゴーストを使用するが、これらのゴーストや彼が使用するEXギアは、それぞれに名前が付けられている。
- まだ幼さの残る少年だが、コンピューターや軍用電子機器の扱いに天才的な才能を持つ。総合機械メーカーL.A.I.技研の経営一族の子息で、技術開発部特別顧問の肩書きを持つ。VF-25の開発にも関わっており、そのコネクションを生かし最新試作装備をS.M.S.に廻すこともある。アルトとミシェルという2人の個性的な先輩に振り回されつつも、健気に日々を過ごしている。ナナセに密かに想いを寄せているが、報われていない。
- 松浦 ナナセ(まつうら -)
- 声 - 桑島法子
- アルトのクラスメートでランカのアルバイト仲間。美星学園美術科所属。16歳。歌手になるというランカの夢を純粋に応援している。おとなしく引っ込み思案な性格だが、ランカ絡みのことに対しては活発で大胆な面を見せる。豊満なバストと眼鏡姿が特徴。また、ナナセもアルトに対して気がある様子で、シェリルに冗談で問われた際にもかなりの動揺を見せている。
S.M.S.[編集]
スカル小隊[編集]
- オズマ・リー
- 声 - 小西克幸
- スカル小隊隊長。階級は少佐。搭乗機は指揮官用のVF-25S。コールサインは「スカル1(リーダー)」。かつては新統合軍所属のエースパイロットだったが、ある事件を機に軍籍を剥奪されている。普段は豪放磊落で雑な性格だが、任務では軍人らしいシビアさを見せる。操縦に高度な技量を要するアーマード装備をほぼ常用するなどパイロットとしての腕は一流。過去のバジュラとの戦闘でランカの家族を救えなかった悔恨から、彼女を引き取り妹として育てている。ランカには非常に甘く過保護で、S.M.S.の職権乱用も辞さないなど公私混同振りは度を越している。また、彼女を安心させるためにバジュラのフロンティア襲撃まで危険なパイロットは辞めて軍で人事の仕事をしていると嘘をついていた。一方で彼女の歌手志望には強く反対していたが、エルモの説得により渋々ながら芸能活動を認める。愛車はランチア・デルタでアパートにも写真が飾られている。
- キャシー(キャサリン・グラス)とはかつて男女の関係にあった。
- カナリア・ベルシュタイン
- 声 - 桑島法子
- 重可変爆撃機ケーニッヒモンスターを操る寡黙な女性。階級は中尉で、コールサインは「ラビット1」。達観した思考の持ち主で、オズマの良き相談相手。医師免許を所持しており、平時は衛生兵として勤務している。また、記憶を失ったランカの治療やカウンセリングなども行っている。
- ヘンリー・ギリアム
- 声 - 大原崇
- アルトの前任のスカル小隊パイロット。階級は大尉。バジュラの初襲来時にオズマと共にVF-25で迎撃に出たが、アイランド1居住区に侵入した1体を追撃した末に機体を捕縛され、コクピットから飛び出して迎撃するも空しく握り潰され、惨死を遂げる。遺された機体はアルトが引き継いだ。なお、小隊唯一の妻帯者だったが、S.M.S.の規則に則り遺族に正確な死因が伝えられることはなかった。
- 小説版での名前は「ギリアム・フォード」。新統合軍時代からのオズマの部下で、彼にあわせてS.M.S.に移った。
ピクシー小隊[編集]
- クラン・クラン
- 声 - 豊口めぐみ
- ゼントラーディ女性で構成されるピクシー小隊の隊長で、真紅のクァドラン・レアを操るトップエース。階級は大尉。第一次星間大戦の折に最初に地球人側に付いたゼントラン兵達の末裔で、一族の戦士としての誇りを受け継ぐ気高い女性。それ故戦争終結後も地球と馴れ合わず、無差別な破壊活動を続ける同胞達を一族の恥として嫌悪している。巨人時はグラマーな美女だが、マイクローン化すると遺伝子異常により肉体が幼児化し、性格まで幼くなる。ミシェルとは幼馴染みの遊び友達で、彼の過去を知る人物の1人。成長した現在は照れから反発し合うことも多いが、お互いに憎からぬ想いを抱いている。
- ネネ・ローラ
- 声 - 平野綾
- ピクシー小隊所属のクァドラン・レアパイロット。桃色のロングヘアーが特徴の長身女性。ゼントラーディにしては闘争心は強くはなく、おっとりとした優しい性格。クランを「お姉様」と呼び慕う。
- ララミア・レレニア
- 声 - 大村歌奈
- ピクシー小隊所属のクァドラン・レアパイロット。赤いショートヘアーと無口で鋭い目付きが特徴のボーイッシュな女性。第14話、敵母艦への突撃中にバジュラ(大)のビーム砲が直撃し戦死する。
マクロス・クォーターブリッジ[編集]
- ジェフリー・ワイルダー
- 声 - 大川透
- S.M.S.旗艦マクロス・クォーターの艦長。階級は大佐。かつては統合軍のパイロットとして腕を鳴らしていた。歴戦の軍人らしい貫禄ある容貌だが、部下への気遣いやユーモアを欠かさない。オズマとは旧知の仲らしい。既婚者だが妻とは死別している。
- ボビー・マルゴ
- 声 - 三宅健太
- マクロス・クォーター操舵士。階級は大尉。ファンキーないかつい男性だが、心は女性そのもの。しかし素の性格、言動は極めて男らしく、特にクォーター強攻型では雄たけびを上げながら荒々しい操鑑を行う。S.M.S.入隊前は伝説のメイクアップアーティストとして名を馳せており、気立ての良さもあって女性クルー達からの信頼は厚い。ただしアルトには熟睡していた際に断りもなくメイクを施したため心証はよくない。オズマに対し密かに淡い恋心を抱いている。ランカの芸能界デビュー後は、彼女のメイクと相談役を引き受けている。
- モニカ・ラング
- 声 - 田中理恵
- マクロス・クォーターブリッジオペレーター3人娘の1人で索敵担当。真面目な優等生で、個性的な他の2人をまとめ上げる。
- 艦長ジェフリーに密かに思いを寄せているが、ジェフリー以外の周囲の面々には気づかれている。
- ミーナ・ローシャン
- 声 - 平野綾
- オペレーター3人娘の1人で艦内ステータス管理等を担当。褐色の肌と白目の少ない黒い瞳が特徴。マイペースでどこか抜けた雰囲気だが、実はIQ180を誇る天才的頭脳の持ち主。
- ラム・ホア
- 声 - 福原香織
- オペレーター3人娘の1人で通信・火器管制(デルタ1)担当。データ収集・分析を趣味とするデータマニア。たまに出る毒舌の切れ味は非常に鋭い。
その他[編集]
新地球統合政府・軍関係者[編集]
フロンティア船団[編集]
- キャサリン・グラス
- 声 - 小林沙苗
- 通称キャシー。新統合軍参謀本部所属の中尉。新統合政府大統領の息女にして、大学を首席卒業した明晰な頭脳と、過去に準ミス・フロンティアにも選ばれた美貌を併せ持つ才女。オズマとはかつて付き合っていた模様。シェリルのフロンティアツアー期間中は担当責任者として彼女に振り回された。その後対バジュラ戦でマクロス・クォーターにオブザーバーとして乗艦、航空機管制を担当する。オズマと寄りを戻しつつある一方、レオンの行動に疑念を抱いている。ちなみに演じる小林は次回予告のナレーションも担当している。
- ハワード・グラス
- 声 - 西村知道
- 新統合政府大統領でキャシーの父。フロンティア船団の行政を司る統括責任者。バジュラの存在を初めて公表した。小説版では改革派と保守派の間を取り持つ中道派の政治家として大統領に就任したことが説明されている。
- レオン・三島(- みしま)
- 声 - 杉田智和
- 新統合政府大統領府首席補佐官。ハワードを良くサポートする有能な人物。キャシーとは男女の仲であり、婚約者。大統領府のバジュラ対策の責任者としてバジュラに対する情報規制を行っており、11年前の第117次大規模調査船団遭難事件の関係者の事が表沙汰にならないよう隠してもいる。グレイスと独自に密約を結び、ハワードの与り知らぬ部分で暗躍している。またランカの能力に早くから注目して監視・干渉している。
- ジェシカ・ブラン
- ミシェルの姉。2032年生-2055年没。両親を失ってから親代わりにミシェルを育て、新統合軍のエースVFスナイパーとして活躍していたが、不倫関係にあった上官の機体を誤射し、タイミング悪く事件直前に上官から別れ話をきりだされていたことから痴情による故意を疑われて軍法裁判にかけられ、自殺する。その死はミシェルの心に暗い影を落としており、S.M.S.に入隊する一因となっている。
第33海兵部隊[編集]
- オゴタイ
- 声 - 稲田徹
- 惑星ガリア4駐留のゼントラーディ部隊、第33海兵部隊の指揮官。階級は少佐。テムジン達の叛乱を穏便に解決することを望み、シェリル慰問団の派遣を要請する。容姿は劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』に登場するブリタイ7018に酷似している。
- 副長
- 声 - 麻生智久
- オゴタイ付きの記録参謀。名称不明。テムジンの叛乱に対し母艦の艦砲射撃による殲滅を強く進言する。宇宙のアイドル事情に詳しく、外部情報に乏しいガリア4にいながらも、ブレイク間もないランカの情報をすでに得ている。オゴタイ同様、容姿は劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のエキセドル4970に酷似している。
- テムジン
- 声 - 金野潤
- 第33海兵部隊の上級兵士。血気盛んな好戦派で、地球文化を拒み武力による「マイクローン」(地球人)からの銀河系の覇者の座の奪回を願う。謎の人物の手引きでシェリル慰問団を人質に部下達と叛乱を起こすが、ランカの歌により部下が全員戦意喪失し計画は頓挫。ただ1人クァドラン・レアを駆って彼女を殺害しようとするが、アルトに阻まれ撃破される。右目にカバー状の通信装備を付けている。
- 上記2人と異なり、こちらの容姿や性格はテレビ版『超時空要塞マクロス』のカムジン・クラヴシェラに酷似する。
その他[編集]
- ブレラ・スターン
- 声 - 保志総一朗
- ワインレッドのVF-27を駆る謎の少年。コールサインは「パープル1」。体の大部分を人工器官インプラントに置き換えた機装強化兵(サイバーグランド)。VF-27の強G機動に耐えうる卓越した身体能力と、全身各所にナイフなどの内蔵武器を持つ。
- 何らかの理由で過去の記憶を失っており、唯一覚えているのがランカの歌と同じ「アイモ」の曲。時折首に下げたブルースハープで吹奏している。同じ記憶を持つランカに興味を抱き、彼女の傍らにいるアルトを敵視しており、任務にかこつけてアルトの殺害を企てる場面もある。
- 第14話にて、自身がギャラクシー船団の生き残りであると告げている。
- グレイス・オコナー
- 声 - 井上喜久子
- シェリルのマネージャー。物腰柔らかでおっとりした女性だが、我の強いシェリルを巧くコントロールし的確に仕事をこなす。怒るとかなり怖く、シェリルですら逆らうことが出来ない。ブレラ・スターンと同じくインプラントで肉体を改造しており、優れた情報処理と通信能力を持った上、驚異的な運動能力も備えている。フロンティアに来てからはブレラ・スターンに命令を与えたり、レオンと密約を結ぶなど不審な動きを見せている。どこにバジュラの巣(ネスト)があるかも把握している。また、小説版では、ラムジェットエンジンやグレネードを体内に組み込んでいることが描写されている。
- 早乙女 嵐蔵(さおとめ らんぞう)
- 声 - 三宅健太
- アルトの父で早乙女一門の18代目宗家。非常に厳格な人物で、アルトを幼少の頃から厳しく指導してきた。それがかえって息子の反発を煽る結果となり、現在は絶縁状態となっている。
- 早乙女 矢三郎(さおとめ やさぶろう)
- 声 - 野島裕史
- 早乙女一門の歌舞伎役者でアルトの兄弟子。穏和な人物。アルトの勘当に伴い次期宗家の最有力候補に選ばれているが、自身を超えるアルトの才能を惜しみ家に戻るように諭す。アルトに対して歌舞伎の直系の血筋であることを執拗に言うなど矢三郎自身が卑屈になっている部分もある。
- エルモ・クリダニク
- 声 - 大川透
- 弱小芸能プロダクション「ベクタープロモーション」を経営するゼントラーディ人。街中で偶然耳にしたランカの歌に感銘を受け、彼女をスカウトする。クラン達と同じ親地球派ゼントラーディの末裔で、歌や文化による平和の実現を唱える。名刺の絵柄や書かれたメールアドレスはミンメイ。第12回「ミス・マクロス・フロンティア」の審査会場にも足を運んでおり、アルト達の後席に座っているのが確認できる。
- 徳川 一郎(とくがわ いちろう)
- 声 - 稲田徹 / 歌 - 徳川一郎
- ベクタープロモーション所属のゼントラーディ巨人演歌歌手。下積み時代のランカを先輩として励ます。
- ミランダ・メリン
- 声 - 田中理恵
- 第12回「ミス・マクロス・フロンティア」優勝者。ナナセとは中学時代の同窓生。映画「鳥の人」でヒロイン・サラを演じる。プロポーション抜群の美女だが非常に高慢な性格で、ランカを見下し冷遇する一方、シェリルには敬愛の眼差しを向けているが、肝心の彼女には全く相手にされていない。
- ジョージ・山森
- 声 - 坂口候一
- マヤン島事変(『マクロス ゼロ』の事件)を描いた映画「鳥の人」の監督。寡黙な人物で、他人との会話は助監督を介して行う。ランカの手渡しキャンペーンの際にプロモディスクを受け取っており映画に起用、更に端役の予定だったのをサブヒロイン・マオ役に急遽抜擢し、彼女の大飛躍の立役者となる。また女形時代のアルトのファンであり、女装での出演を熱望するも断られる。容姿は総監督の河森本人がモデルになっている。
- あい君
- 声 - 佐々木日菜子
- 謎の緑色の小動物。既知のいかなる異星生物にも該当しない。美星学園でシェリルの下着を被って徘徊したことで学園中をパニックに陥れ、後にランカに匿われている。
メカニック[編集]
S.M.S.[編集]
- VF-25 メサイア
- 現用主力機VF-171に代わる次期主力機として開発された、フロンティア独自の最新鋭可変戦闘機 (Variable Fighter、VF) 。VF-19系列の機体としてギャラクシー・ネットワークを通じ全銀河に配信された原型試作機YF-24の設計データを基に、総合機械メーカーL.A.I.技研が独自の改修を加え製作した。操縦系統も従来機から一新され、もはや人間の肉体限界にあるとされてきた、従来型のAVFを大きく上回る性能を持つVF-25のパイロットへのG負荷対抗策として、新機軸の耐Gパワードスーツ「EX-ギア」を標準採用している。バトロイド/ガウォーク形態ではEX-ギアを介して四肢のコネクトスレイブ操作も行え、コクピット外からの接続操作も可能。コクピットは通常単座だが、後部に補助用の副操縦席が収納されており、必要に応じて副座となる。
- 各形態のフォルムは名機VF-1を髣髴とさせるが、バトロイドへの変形は胸部となる中央ブロックが機首に覆い被さるVF-19に類似した方式を採用している。もっとも、主翼が基部ごと背面に縦に折り畳まれるなどVF-19とは異なる点も多い。
- 前世代AVFであるVF-19、VF-22より機体に搭載されるようになったピンポイントバリアシステム、アクティブステルスシステムはより発展した形で継承。VFシリーズ伝統のスーパーパック(ファストパック)及びアーマードパック(プロテクター・ウェポンシステム)を始めとした多彩なオプション兵装も用意されており、これらを換装することで多目的用途に対応している。なお、従来機ではアーマード装着状態での変形は不可能だったが、本機ではその欠点が是正されている。
- また、VFシリーズ初の純粋な格闘武装として(従来機ではガンポッド先端に銃剣を設置するケースはあった)、左腕シールド裏に大型の特殊合成鋼製ナイフを格納。刀身周囲にピンポイントバリアを展開することで、戦艦の装甲をも容易に切断する。
- 政治的理由から新統合軍に先んじてS.M.S.に30機余りが優先配備され、予備機を除いた20数機程度が評価試験を兼ねて実戦運用されている。
- ペットネーム(愛称)の「メサイア」(救世主)は、公式サイトによる一般公募の中から選ばれた名称。作中では専ら、可変戦闘機全般の一般代名詞として人類に知れ渡っているバルキリーと呼称されている。
- バリエーション
- VF-25F
- 標準型。頭部モニターカメラは横一面式のゴーグル型で、頭部レーザー機銃の装備数は2門。アルト搭乗機のカラーは前任者であるギリアムのそれを引き継ぎ、ホワイトに赤と黒のライン。
- VF-25S
- 指揮官用の機能向上型。頭部カメラは横三面式で、歴代指揮官機の伝統に則り頭部に4門のレーザー機銃を装備する。オズマ搭乗機のカラーはグレーに黄と黒のライン。
- VF-25G
- 長距離狙撃型。頭部カメラは運用目的に適した単眼式の高精度型を採用。頭部レーザー機銃の装備数は1門。専用スナイパーライフルと精密射撃時の機体固定用アンカーで構成されるロングレンジパックを標準装備する。スナイパーライフルは、バジュラの強固な装甲を一撃で貫通する威力を誇る。ミシェル搭乗機のカラーは青と白のツートン。
- RVF-25
- 索敵・電子戦型。多数の高性能センサーを凝集したタマゴ状の頭部が特徴。頭部レーザー機銃の装備数は2門。背面のレーダーレドームと下面のスタビライザー型アンテナで構成されるイージスパックを標準装備する。ルカ搭乗機のカラーは濃淡2色のライトグリーン。また、ルカ機はスーパーパック主翼ブースター先端に取り付けられたフォールド通信誘導システムにより、直衛機として最大3機の無人戦闘機ゴーストを遠隔制御する。
- オプション装備
- いずれも基本的に従来機種で使用されていた装備の改良型である。
- スーパーパック(ファストパック)
- 大気圏外運用時の標準的装備。こちらも一応艦長の許可が必要となる。従来機種では背部に装着されていたブースターユニットは主翼にマウントされ、後退角に応じて基部が回転する。惑星大気圏突入時には切り離され、各パーツは1つにまとまるようドッキングして軌道上に待機する、惑星離脱後に再び装着することが可能。
- アーマードパック(プロテクター・ウェポンシステム)
- 装着したまま3段変形が可能。多数のマイクロミサイルを内蔵している。特殊任務用の装備であり、使用にはS.M.S.ではワイルダー艦長の許可が必要。大重量の機体を推進系の追加で駆動しているため運動性が悪く扱うには高度な技量が必要で、劇中では主にオズマが使用している。
- フォールドブースター
- 2040年代は片道使い捨てだったが、2059年代のものは複数回使用可能で、惑星大気圏突入時にはスーパーパック(この場合はフォールドパックと呼称される)と一つにまとまり軌道上待機・再接続が可能。更にフォールド断層対策や主観時間と実時間とのズレの解消を図った試作モデルも登場している。
- スピーカーポッド
- ガリア4でミシェルがランカの歌を流すのに使用。主翼パイロンに装備される。
- VB-6 ケーニッヒモンスター
- デストロイドモンスターの流れを汲む可変爆撃機 (Variable Bomber、VB) 。元々はプレイステーション用ゲームソフト『マクロス VF-X2』に登場した機体で、本作ではS.M.S.配備の機体として登場する。就役後既に30年以上が経過している古参機だが、その火力は依然強力無比である。
- クァドラン・レア
- ピクシー小隊が運用する巨人兵士用バトルスーツ、クァドラン・ローのカスタム機。左背にヌージャデル・ガーと同型のビームキャノンを装備し、その他の火器も強化されており、オプションとして反応兵器等も搭載可能である。機動性もスーパーパック装備のVF-25に匹敵するものを持ち、パイロットの技量と相まって高い戦闘力を発揮する。隊長のクラン機は真紅、他の2機はグレーで塗装されている。本来ゼントラーディ婦人(メルトランディ)兵士の体型や特性に合わせて設計されているため、婦人用バトルスーツと形容されることが多いが、男性にも着用可能である。主にゼントラーディ男性兵士で構成されるガリア4方面軍にも多数が配備されていた。
- デストロイド・シャイアンII
- 2足歩行式の陸戦用支援兵器デストロイドシリーズの1機種。移動砲台としてマクロス・クォーターに多数が配備されている。
- マクロス・クォーター
- S.M.S.旗艦を務める可変攻撃宇宙空母。「クォーター(4分の1)」の名の通り、その全長は従来マクロス級の4分の1の約400mとアームド級並みのサイズしかないが、その分強攻型(人型形態)での運動性、格闘性能は従来型を遥かに凌ぎ、バトロイド並に人間的な動作を可能としている。更にトランスフォーメーション中の回避機動も可能で、変形中脚部のみを展開したガウォークのような中間形態も存在する。右舷(右腕)には従来マクロス級と同等の威力を持つマクロスキャノン(重量子反応砲)、左舷(左腕)にはシールド兼用の飛行甲板を持つ(左腕を腕のように使用する際は飛行甲板を背部にマウントできる)。
新統合軍[編集]
- VF-171 ナイトメアプラス
- 新統合軍の主力を務める多目的重可変戦闘機。大柄でペイロードに余裕のある特務機VF-17を戦闘爆撃機化した機体。従来の17系の欠点であった生産・運用コストや操縦難度の高さが大幅に改善され、機首の延長など形状変更による空力特性の改善がなされているが、性能そのものはVF-17よりも低下している。また、AVFで初めて実装された戦闘機用ピンポイントバリアシステムを標準装備する。2059年時点で最も普及している機種であり、フロンティア軍においても多数が配備・運用されている。また、ファイター上面にレーダーレドームを設置した偵察仕様機RVF-171という機体も存在する。
- AIF-7S ゴースト
- 新統合軍の無人戦闘機。シャロン・アップル事件を機に一時開発が凍結されていたが、有人機との連携による運用戦術が確立されたことで有効性が見直され、主力機として採用された。有人機を遥かに凌ぐ高機動性能を誇るが、バジュラによるECMの前には全くの無力。
- S.M.S.にもルカが運用する専用機が配備されており、こちらはECM対策として試作のフォールド通信誘導システムが搭載されている。
- マクロス・フロンティア
- 地球発の第55次超長距離移民船団[5](第25次新マクロス級移民船団)。バイオプラントを採用した第5世代型巨大移民船団である。大型都市船に複数の環境艦を連結して一体の循環系を構成しており、従来の新マクロス級と区別して「アイランド・クラスター級」とも称される[6]。総人口1,000万人を乗せて、地球から銀河中心を目指して航行している。
- アイランド1
- 船団旗艦。船団住民の約半数が居住し、行政・経済・軍事の中心を担う。従来の新マクロス級と同じく、居住区は2枚貝のようなドーム形状を採用しているが、その全長は従来艦の2.5倍の約15kmに達する。地上面からドーム最上部までの高さは約2000m。ドーム頂上部にはスカイシティ、地下にも居住区や物資備蓄スペースがあり、さらにその下には動力部や環境・重力維持のための装置が備えられている。大気や水などの物質全てがこの艦内で循環し、さらに周囲の農業艦、工業艦等と連動することで、最小限の補給で長距離の航行を成しうる。先端部には船団の護衛を担う新統合宇宙艦隊の総旗艦、超大型多目的ステルス攻撃宇宙空母「バトル・フロンティア」がドッキングしている。戦闘時には二枚貝のような艦殻が閉じ、そのまま戦闘艦になる。艦内の居住区はかつての地球上に存在の都市をモチーフにしている(後述)。
- アイランド3
- 農業プラント艦。フロンティアの資源循環システムの一部を構成する生態系艦の一つ。全長8km・直径3kmの円筒形の艦内には地球の自然環境が再現され、観光名所にもなっている。実際の地球上では禁止されている巨人サイズでの生活が許可されており、マイクローンサイズの人間と共存する光景を観ることが出来る。艦内にはゼントラーディモール・フォルモ、異星生物研究所などが設置されている。
- アイランド1の後方には他にもアイランド3と同型の環境艦が多数連結されている。
- グァンタナモ級宇宙空母
- ウラガ級護衛宇宙空母
- 上記2つは共に『マクロス7』などの旧シリーズにも登場した艦。フロンティアにも多数が配備されている。
- マクロス・ギャラクシー
- 惑星エデン発の第21次新マクロス級移民船団。循環システムには密閉式ケミカルプラントを採用している。民間企業主導の移民船団であり、その技術力は全銀河でもトップレベルを誇る。2059年初頭(本作品の開始時点)にはフロンティアの近隣宙域を航行しており、同船団のトップアイドル・シェリルがコンサート・ツアーでフロンティアを訪れるなど文化交流も活発化していた。しかし大規模なバジュラ襲撃を受けていると言う通信を最後に船団は消息不明となる。
- VF-27
- アルト達の前に立ちはだかる可変戦闘機。ギャラクシー船団所属の機体であること、変形方式からVF-25と同じYF-24系列であることは確認されているが、S.M.S.はおろか、新統合軍のデータベースにも該当する機体情報は存在しない。それほど似ているわけではないが、一部デザインがVF-22を彷彿とさせる。その戦闘性能は兄弟機に当たるVF-25を遥かに凌ぐが、高い推力と機動性により発生する強Gは、たとえEX-ギアシステムを用いたとしても生身の人間では到底耐えられない。そのため、VF-27のパイロットは皆サイボ-グ化されている(小説版によれば、サイボーグ化に伴うまた別の問題もあり)。また、機体制御は完全な脳波操縦方式を採用しており、通常の手動操作方式を上回る反応速度を得ている。VF-25との外見上の相違点は、装甲化されたコクピットキャノピーと固定式の主翼ブースター、3次元偏向式のメインノズルなど。主武装として、大出力ビームランチャー内蔵型の長尺ガンポッドを装備。VF-25と同じく左腕シールド裏に格闘用ナイフを装備するが、こちらは盾先端からそのまま刀身を伸ばして使用する。
- 第117次大規模調査船団
- 2048年にバジュラの襲撃を受けて壊滅した調査船団。政府による公式発表では「フォールド断層に巻き込まれた遭難事故」と説明されている。ランカは本船団の数少ない生き残りの1人であり、新統合軍時代のオズマも護衛部隊として参加していた。
- マクロス・グローバル
- 船団旗艦。ガリア4未調査地域の湖畔に強攻型の状態で擱座していた。
- SDF-4(第1世代型マクロス級調査移民船の4番艦)にあたる。同級は戦艦マクロス(SDF-1)を元に簡易居住区画を設けた調査移民船で、超長距離移民船団に先行する航路調査を目的に量産された[6]。
- 艦名は初代マクロス艦長ブルーノ・J・グローバルに因む。
バジュラ[編集]
各移民船団等を襲撃した異星生命体。甲虫のような形態をし、外殻はVFシリーズと同様のエネルギー転換装甲と同質の能力を持ち、加えて強力な電波を発してゴーストやその他誘導兵器を無力化する、ミサイルやフレアと同種の物体を体内生成して放出する、果ては単独でフォールド航行するなど、単純に生物とは言い難い能力を持ち、何者かに造られた生物兵器である可能性が示されている。体構造も極めて異質で、脳と呼べる部位がほとんど存在しない。しかし戦闘では、複数による連携行動や待ち伏せなどの戦術的行動も見られ、外部から遠隔操作されている説も浮上している。生物としての繁殖力によって自律的に個体を増やすことが可能で、女王蜂や女王蟻に相当する特別な個体が巣を作り産卵している。
新統合軍やS.M.S.の軍事識別コードでは「ビクター」と呼称され、一般にはその存在は隠匿されていた。バジュラと接触した人間にはV型感染症の恐れがあるとされ、感染が疑われる者は隔離される場合がある。
- バジュラ(大)
- 赤い体色と6本脚が特徴の昆虫のような個体。バトロイドの二回り近くある体躯と、それに違わぬ怪力を持つ。中脚に機関砲のような火器を内蔵し、背中には航宙艦をも撃沈可能な大型ビーム砲を備える。大気圏内では背中から細い4枚の翅を展開し飛行する。その装甲はガンポッドやミサイルの直撃さえ凌ぐほどだが、対バジュラ戦の研究が進みアンチESA弾頭、小説によれば新型のエネルギー転換弾頭が使われるようになり、ガンポッドでも撃退が可能になる。
- バジュラ(小)
- 白い体色と槍状に尖った頭部が特徴の水生生物のような個体。頭部先端にビーム砲とミサイルを内蔵し、尾の先端に格闘用の鋭い刃を持つ。大型1体に対し数体が随伴する形で行動する。装甲・スピード・火力全てにおいてバジュラ(大)に及ばないものの、軽快かつトリッキーな機動で相手を翻弄する。
- バジュラ空母艦
- 潜水艦のような形状に下側と左右に伸びるフィン状の突起物を持つ戦艦クラスの個体。口のような部位から放たれる要塞砲クラスの大出力エネルギー砲と無数の対空砲を備え、フォールド断層すらも直接通過可能な長距離フォールド航行能力を持つ。要塞艦が指揮することによって陣形などを形成できるようで、要塞艦が撃沈されると陣形維持が出来なくなることから空母艦は要塞艦から統制されていると言える。
- バジュラ要塞艦
- 空母艦の指揮などをする要塞クラスの個体。バジュラ空母艦の数倍の大きさを誇る。空母艦を引き連れての艦隊戦や挟撃等から非常に高い指揮能力を有していると推測されているが、要塞艦の撃沈、もしくは内部の超大型バジュラの撃破がなされると指揮系統が乱れるため、空母艦の陣形維持などが出来なくなる(戦闘行為自体は続行可能)。要塞艦も空母艦同様、フォールド断層すらも直接通過可能な長距離フォールド航行能力を持つ。艦内部には下記の超大型バジュラがおり、そこで繁殖活動を行っている。
- 超大型バジュラ
- 要塞型バジュラの中に存在する、産卵を行う特別な個体。大型バジュラよりも強固な装甲を持つ。
その他[編集]
- EX-ギア(エクスギア)システム
- 従来機を大きく上回る推力を持つVF-25で初採用された、操縦桿と射出シートを兼ねる新開発の耐Gスーツ。従来のパイロットスーツでは耐えられない程の戦闘機動時の強Gを、このシステムで大幅に負担軽減することによりパイロットの安全性を確保している。機能的には強化外骨格タイプのパワードスーツと同義。背部の飛行ユニットは、搭乗時はコクピットシートと一体化しているが、緊急脱出時やパイロットの単独行動時には熱核タービンエンジンとウイングを展開し機能する。また、ホバリング走行機能も備えている。美星学園のパイロット養成コースでは、簡易型EX-ギアによる飛行訓練教習が行われており、基本的な規格は軍用の物と同じなのでVF-25に接続することも可能。
- ケータイ君
- 声 - 金野潤
- ランカ愛用の携帯端末兼ペットロボット。緑色のサンショウウオのような形状。有機系、生体系素材が多用されており、柔軟に形状を変え生物のような挙動を見せる。
- デストロイドワーク
- アイランドワン居住区にて作業用重機として使用されている。バジュラの襲撃で破壊された建造物の除去作業や、オズマが倒したバジュラの回収作業の際、その姿が確認出来る。
- VF-1 バルキリー
- 第一次星間大戦で史上初めて本格的に実戦投入された可変戦闘機。美星学園では、レストアされたA型(漫画版ではJ型)が同校のシンボルとして校舎屋上に飾られており、整備もされているため今でも飛ぶことが出来る。カラーリングは劇場版における一条機に似ているが、細部が異なる。形状はハセガワ製プラモデルに準じている。また、小説版によれば美星学園のパイロット養成コースにて実習用にデチューンされたVF-1Cが使用されている。
- VF-0 フェニックス
- VF-1の先行試作機の1つで、可変戦闘機の真の元祖と言える機体。開発当時は熱核反応タービンエンジンの実用化が遅れていたため、化学燃料式のジェットエンジンを代用している。2059年時点で現存する機体は残っておらず、本機が実戦投入されたマヤン島事変を描いた映画「鳥の人」に登場する機体は、よく似たシルエットを持つVF-25を撮影後にCG加工したものである。
- リレーポッド
- フォールド断層による通信の遅延を短縮する通信中継装置。
用語[編集]
シリーズの共通用語参照
組織・団体[編集]
- S.M.S.
- フロンティアに駐留する民間軍事プロバイダー。政府との契約に基づき、船団予定航路の先行偵察、可変戦闘機を含む軍用装備品の評価試験、要人護衛などを実施する。アイランド1に接舷する宇宙戦闘空母マクロス・クォーターを母艦としている。本来は正規軍である新統合軍を支援する立場だが、相対して士気・練度ともに高い隊員と、試作兵器を含む最新鋭の装備を揃えているため、有事には最前線に投入されることが多い。
- 民間企業であるS.M.S.の隊員は、戦闘行動中に殉職した場合も事故死の扱いであり、戦没者墓地に葬られる栄誉も与えられない。一方で守秘義務により自らが隊員である事すら公言できず、政府が戦争状態になった場合は命令拒否権・脱退の自由を喪失する(入隊契約特例B項)など多くの制約が課せられる。それでもなお、S.M.S.には戦闘技能に優れた人材が集まり、生死を共にする隊員同士の結束力は強固である。
- スカル小隊
- VF-25およびVB-6を運用する可変戦闘機部隊。隊長はオズマ・リー少佐。
- ピクシー小隊
- クァドラン・レアを運用するゼントラーディ部隊。隊長はクラン・クラン大尉。
- 美星学園
- フロンティアに建てられていた学校の1つ。航宙科、芸能科、美術科などをはじめとした様々な学科がある。学業レベルは船団内でもトップクラスだが、完全単位制で校則は比較的緩やかなようで髪型、制服の着方、自主留年までは自由とされている[7]。
- 校舎外観はマクロスを模しており、屋上には航宙科が使用するカタパルトが設置されている他、一条輝が劇場版で搭乗した「スカル11」を再現したVF-1Aがシンボルとして置かれている。
施設・設備[編集]
- 天空門ホール
- アイランド1内に所在する多目的ホール。シェリル・ノーム来艦時のコンサート会場となった。のちにランカ・リーのファーストライブにも使用された。
- グリフィス・パーク
- アイランド1内に整備された公園。市街を展望できる丘の上には、かつて地球に存在したグリフィス天文台(Griffith Observatory)を模した建造物が立つ。
- ゼントラーディモール・フォルモ
- アイランド3内のショッピングモール。ゼントラーディ巨人とマイクローンが共存できるように工夫されている。
- サンフランシスコ・ブロック
- アイランド1の主要な街区の一つで、かつてのサンフランシスコの街並みを再現した繁華街。長い坂道にはレトロなケーブルカー(路面電車)が走り、港湾部にはゴールデンゲートブリッジをイメージした吊り橋が掛けられるなど、周囲の景観も含めて忠実に再現されている。フロンティアには同様に地球の歴史的市街を再現した街区が複数存在するが、これらは単にテーマパーク的な観光資源に留まらず、住民の文化的多様性を維持することをも企図したものである。
- フロンティア・メトロ(FMR)
- フロンティアの各艦を結ぶ鉄道型交通機関。住民の主要な移動手段の一つ。
技術[編集]
- インプラント
- 一般的には体内に埋め込まれる器具の総称であるが、本作世界においては骨格や筋肉の人工物への置換、脳移植デバイスによる個人データ認識技術や視聴覚データ運用技術なども含む。ギャラクシー船団では一般的な技術であるが、フロンティア船団では医療目的のものを除き、原則違法とされている。
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
スタッフ[編集]
- 原作 - 河森正治、スタジオぬえ
- 総監督・ストーリー構成・バルキリーデザイン - 河森正治
- 監督 - 菊地康仁
- シリーズ構成 - 吉野弘幸
- キャラクターデザイン - 江端里沙、高橋裕一
- メカニックデザイン - 石垣純哉、高倉武史
- メカニカルアート - 天神英貴
- コンセプチュアルデザイン - 宮武一貴
- モーショングラフィックス - 笹倉逸郎、HIBIKI
- 美術監督 - 吉原俊一郎
- 美術設定 - 塩澤良憲、平澤晃弘
- 色彩設計 - 中山久美子
- 色彩設計補佐 - 竹澤聡
- セットデコレーター - BRUNET STANISLAS
- 音楽 - 菅野よう子
- 音楽プロデューサー - 佐々木史郎、太田敏明
- 音楽ディレクター - 井上裕香子
- 音楽制作 - flyngDOG/JVCエンタテインメント、ボーダーライン
- 音響監督 - 三間雅文
- 音響制作 - テクノサウンド
- ナレーション - 大川透
- プロデューサー - 国崎久徳、丸山博雄、諸冨洋史、平井伸一、葛西励
- エグゼクティブプロデューサー - 大西加紋、川城和実、竹田菁滋、佐藤道明
- アニメーション制作 - サテライト
- 製作 - ビックウエスト、マクロスF製作委員会、毎日放送
主題歌[編集]
オープニングテーマ[編集]
- 『トライアングラー』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 坂本真綾
- 使用話数 - 第1話(テレビアニメ版)、第2話〜第16話
- 『星間飛行』
- 作詞 - 松本隆[8] / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第17話、劇中歌としても使用
エンディングテーマ[編集]
- 『愛・おぼえていますか』
- 作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第1話(デカルチャーエディション)、第12話
- 『アイモ』
- 作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第1話(テレビアニメ版)、第7話、劇中歌としても使用
- 『アイモ〜鳥のひと』
- 作詞 - Gabriela Robin、坂本真綾 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第10話
- 『ダイアモンド クレバス』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第1話(ヤックデカルチャーエディション)、第2話〜第6話、第8話〜第9話、第13話、劇中歌としても使用
- 『ねこ日記』
- 作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 使用話数 - 第11話、第9話にてランカのデビュー曲として先行登場
- 『ダイアモンド クレバス50/50』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第15話
- 『ノーザンクロス』
- 作詞 - 岩里祐穂、Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 使用話数 - 第16話〜
挿入歌[編集]
- 『射手座☆午後九時 Don't be late』
- 作詞 - 佐藤大、hal、マイクスギヤマ / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 『What 'bout my star?』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
- 『What 'bout my star?@フォルモ』
- 作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 『超時空飯店 娘々』
- 作詞 - 吉野弘幸 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - リンミンメエ(第1話)、ランカ・リー=中島愛(第11話)
- 『突撃ラブハート』
- 作詞 - K.INOJO / 作曲・編曲 - 河内淳貴 / 歌 - FIRE BOMBER
- 『私の彼はパイロット - MISS MACROSS 2059』
- 作詞 - 阿佐茜 / 作曲 - 羽田健太郎 / 編曲 - 保刈久明、菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 『SMS小隊の歌〜あの娘はエイリアン』
- 作詞 - 黒河影次 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - SMSのみなさん
- 『宇宙兄弟船』
- 作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 徳川一郎
- 『インフィニティ』
- 作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム&ランカ・リー
- 『ニンジーン Loves you yeah!』
- 作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
- 『MY SOUL FOR YOU』
- 作詞 - K.INOJO / 作曲 - 福山芳樹 / 編曲 - 河内淳貴 / 歌 - FIRE BOMBER
- 『TRY AGAIN』
- 作詞 - K.INOJO / 作曲 - 福山芳樹 / 編曲:田中裕千 / 歌 - FIRE BOMBER
各話リスト[編集]
この「各話リスト」はまだ完結していない作品や番組に関する記事又は節です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
01 | クロース・エンカウンター | 吉野弘幸 | 菊池康仁 河森正治 |
田中孝行 | 高橋裕一 江端里沙 |
02 | ハード・チェイス | 松田清 | 関口雅浩 猪狩崇 | ||
03 | オン・ユア・マークス | 阿保孝雄 | 藤川太 | ||
04 | ミス・マクロス | 赤根和樹 | 間島崇寛 | 江畑諒真 | |
05 | スター・デイト | 菊地康仁 | 福田貴之 | 丸藤広貴 | |
06 | バイバイ・シェリル | 田中孝行 | 土屋日 | 三浦珠美 | |
07 | ファースト・アタック | 河森正治 | 大龍之仁 | 松田清 | |
08 | ハイスクール・クイーン | 原博 | 金澤洪充 | 鈴木信吾 山中正博 | |
09 | フレンドリー・ファイア | 鹿島典夫 | KIM YONG-SIK | ||
10 | レジェンド・オブ・ゼロ | 阿保考雄 | 間島崇寛 | 小倉典子 | |
11 | ミッシング・バースデー | 原博 | 政木伸一 | 和田伸一 | |
12 | ファステスト・デリバリー | 田中孝行 | 藤川太 | ||
13 | メモリー・オブ・グローバル | 松田清 | 大龍之仁 |
放送局[編集]
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 毎日放送 (MBS) | 2008年4月3日 - | 木曜 25時25分 - 25時55分 | 制作局 |
中京広域圏 | 中部日本放送 (CBC) | 木曜 26時30分 - 27時00分 | ||
関東広域圏 | 東京放送 (TBS) | 2008年4月4日 - | 金曜 25時55分 - 26時25分 | |
宮城県 | 東北放送 (TBC) | 金曜 26時15分 - 26時45分 | ||
静岡県 | 静岡放送 (SBS) | |||
広島県 | 中国放送 (RCC) | 2008年4月5日 - | 土曜 26時40分 - 27時10分 | |
熊本県 | 熊本放送 (RKK) | 2008年4月6日 - | 日曜 25時50分 - 26時20分 | |
北海道 | 北海道放送 (HBC) | 2008年4月7日 - | 月曜 26時25分 - 26時55分 | |
岡山・香川県 | 山陽放送 (RSK) | |||
福岡県 | RKB毎日放送 (RKB) | 月曜 26時30分 - 27時00分 | ||
日本全域 | GyaO | 2008年4月18日 - | 毎週金曜 12時00分更新 | ネット配信 |
ANIMAX | 2008年5月7日 - | 水曜 22時00分 - 22時30分 | リピートあり 『LEVEL22』枠 |
毎日放送 木曜深夜25:25枠 | ||
---|---|---|
前番組 | マクロスF | 次番組 |
灼眼のシャナII (Second) (東名阪地区のみネット) | 黒執事 | |
- 放送局は前々番組『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』のTBS系列10局を再び引き継いだ形になっている(JNN基幹局五社連盟とそれに続く有力4局・RKK)。CBC・HBC・RKB以外は放送曜日・放送時間も同一である(そのうちCBCは前番組『灼眼のシャナII (Second)』の枠をほぼ引き継いでいる)。
- 字幕放送やフルサイズ放映は実施しているが、MBSやTBSなどではハイビジョン制作を示すHVマークは表示されていない。
- サテライトの親会社であるSANKYOもスポンサーとなっている。
祝25周年!あのマクロスが帰ってくるぞSP!![編集]
『祝25周年!あのマクロスが帰ってくるぞSP!!』は、2007年12月にTBSとMBSで放送された特別番組。
『マクロスF』の本放送開始に先駆け、『超時空要塞マクロス』や『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のダイジェスト映像の他、宮迫博之、千原ジュニア、有野晋哉、大沢あかねら出演者と河森正治とのトークや『マクロスF』第1話スペシャル編集版を交え、「マクロスシリーズ」25周年の軌跡を振り返る。制作局であるMBSでは、トーク部分をTBS放送分より10分拡大したものが放送され[2]、放送終了後に続けて『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』が放送された。
『デカルチャーエディション』と題された第1話スペシャル編集版は、後の本放送版では削除されたり変更された箇所を多数含む、言わば試写バージョン。本番組の放送終了後、2008年1月よりインターネットの動画配信サービス(バンダイチャンネルなど)でも期間限定で無料配信された。2008年4月現在、gyaoおよびYahoo!動画でも配信されている(編集によりいくつかバージョンが存在する)。DVD・Blu-ray Disc第1巻にも収録されている。
放送地域 | 放送局 | 放送日 | 放送時間 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | TBS | 2007年12月23日 | 26時50分 - 27時50分 |
近畿広域圏 | MBS | 2007年12月28日 | 25時15分 - 26時25分 |
ラジオ[編集]
RADIO MACROSS[編集]
『RADIO MACROSS』は、2008年1月より3月まで文化放送とMBSラジオにて放送された、『マクロスF』の関連ラジオ番組である。インターネットでは、音泉にて再配信されている。全13回。
パーソナリティは中島愛(ランカ役)と三宅健太(ボビー役)。主な内容は、パーソナリティ2人のフリートークと番組コーナーとなっている。
コーナー[編集]
- 普通のお便り
- 『マクロスF』に関するお便りを紹介するコーナー。
- 嗚呼、でかるちゃー
- 身の周りや日常生活での衝撃体験を募集し、奇想天外な出来事を紹介するコーナー。
- 愛(めぐみ)・おぼえてください
- リスナーから募集した要望に中島愛が挑戦するコーナー。
- マクロス ラジオ大学
- マクロスシリーズの作品を紹介、解説するコーナー。
- マクロスソングリクエスト!
- マクロスシリーズの中から、リクエストが多い曲を紹介したり流したりするコーナー。
ゲスト[編集]
『マクロスF』に登場している声優だけではなく、過去のマクロスシリーズに登場した声優もゲストで出演している。
- 第2回 - 神谷浩史(ミハエル・ブラン役)
- 第3回、第4回 - 小西克幸(オズマ・リー役)
- 第6回、第7回 - 神奈延年(熱気バサラ役/マクロス7)
- 第8回 - 遠藤綾(シェリル・ノーム役)
- 第9回 - 山崎たくみ(イサム・ダイソン役/マクロスプラス)
- 第11回 - 進藤尚美(アリエス・ターナー役/マクロス ゼロ)
- 第12回 - 中村悠一(早乙女アルト役)
マクロスF○※△[編集]
『マクロスF○※△』は、2008年4月より『RADIO MACROSS』に引き続き放送される『マクロスF』の関連ラジオ番組である。インターネット配信は番組公式サイトで行い、音泉での配信は行われていない。パーソナリティは中村悠一(早乙女アルト役)、神谷浩史(ミハエル・ブラン役)、中島愛(ランカ・リー役)。
番組タイトルの「F」以降の言葉は毎回決められておらず、中村、神谷が毎回決めて叫んでいる。番組前半は中村と神谷2人のトークで始まり、後半から中島が入り3人でトークをするという形態になっている。
コーナー[編集]
- セボ~ン・ちゃんぽん・マルチウェぽん♪
- 戦闘機かと思ったらロボットだったり、学生かと思いきや特殊軍人だったり、「マクロス」ではお馴染みの「○○でありながら××」な一粒で2度オイシイことをリスナーから募集するコーナー。
- アイドル育成道場「今夜もドル箱積み上げたろ課」
- リスナーから「スーパーアイドルの条件」を募集し、それにランカ役の中島がチャレンジするコーナー。
- SMSファンクラブ
- 特殊軍事部隊S.M.S.のキャラクターたち(声の出演者含む)へのファンレターを送るコーナー。
- ふつおた
- 『マクロスF』に関するお便りを紹介するコーナー。
放送局[編集]
放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|
文化放送 | 2008年1月4日 - 3月28日(RADIO MACROSS) 2008年4月4日 - (マクロスF○※△) |
金曜 25時30分 - 26時00分 |
MBSラジオ | 2008年1月6日 - 3月30日(RADIO MACROSS) 2008年4月6日 - (マクロスF○※△) |
日曜 25時30分 - 26時00分 |
音泉 | 2008年1月8日 - 4月1日(RADIO MACROSS) | 毎週火曜更新 |
番組公式サイト | 2008年4月 - (マクロスF○※△) |
その他関連メディア[編集]
DVD・Blu-ray Disc[編集]
バンダイビジュアルより、2008年7月25日に第1巻発売。HDマスター。なお、DVDとBlu-ray Discで同時発売されるテレビアニメ作品は、本作が史上初。第1巻は第1話「クロース・エンカウンター」のTV放送版、「デカルチャー・エディション」(年末特番27分)、「ヤックデカルチャー・エディション」(完全版32分)の3バージョンを収録。2巻以降は各3話収録で全9巻を発売予定。
漫画[編集]
青木ハヤトの作画による漫画版が月刊少年エース2008年2月号より連載中である。また、黒岩よしひろの作画による外伝漫画『マクロスF 超次空歌巫女ランカ』が月刊コンプエース2008年4月号より7月号まで短期連載された。
- マクロスF(青木ハヤト著、カドカワコミックス・エースより発行)
- 2008年4月26日発行 ISBN 978-4-04-715066-9
小説[編集]
- マクロスフロンティア(小太刀右京著、角川スニーカー文庫より発行)
- 『クロース・エンカウンター』 2008年7月1日発行 ISBN 978-4-04-473801-3
脚注[編集]
- ↑ GA Graphic (2008-03-28) GA Graphic シリーズ初のデザート商品!!「マクロスF」シュークリームがam/pmで!! 2008-03-28 [ arch. ] 7月10日
- ↑ 2.0 2.1 ファミ通.com (2007-12-11) ファミ通.com マクロス最新作『マクロスF(フロンティア)』が放映決定! 2007-12-11 [ arch. ] 1月13日
- ↑ animate.tv (2007-08-17) animate.tv 『マクロス』、新歌姫に高校3年生の中島愛 2007-08-17 [ arch. ] 1月13日
- ↑ ORICON STYLE (2008-06-10) ORICON STYLE 『マクロス』が『エヴァ』以来11年ぶりの快挙! 2008-06-10 [ arch. ] 7月10日
- ↑ BD/DVD『マクロスF 1』ライナーノート
- ↑ 6.0 6.1 『マクロス・クロニクルNo.01』小学館集英社プロダクション
- ↑ 『祝25周年!あのマクロスが帰ってくるぞSP!!』において、総監督の河森正治が堀越学園をモデルに設定したと言及している。
- ↑ 松本曰く、『愛、おぼえていますか』を自分の手で作詞したかったと語ったが、別の形でマクロスシリーズの楽曲に携わる事になった。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- マクロスF公式サイト
- マクロスF公式サイト (MBS)
- マクロスシリーズ公式サイト
- シェリル・ノーム オフィシャルブログ
- ランカ・リー オフィシャルブログ
- マクロスF blu-ray&DVD information
- マクロスF無料配信特設サイト
マクロスシリーズ(カテゴリ) | |
テレビアニメ | 超時空要塞マクロス - マクロス7 - マクロスF |
---|---|
OVA | Flash Back 2012 - マクロスII - マクロスプラス - マクロス ダイナマイト7 - マクロス ゼロ |
アニメ映画 | 愛・おぼえていますか - マクロスプラス MOVIE EDITION - マクロス7 銀河がオレを呼んでいる! |
ゲーム | VF-X2 - トゥルーラブソング - M3 |
漫画 | VF-X2 - マクロス7 トラッシュ - マクロス ダイナマイト7 ミレーヌビート |
ラジオドラマ | マクロス・ジェネレーション |
劇中項目一覧 | 用語一覧 - マクロスの登場人物一覧 - マクロス7の登場人物一覧 - VF-X2の登場人物一覧 |
関連項目 | ゲーム一覧 - スタジオぬえ - 河森正治 - 毎日放送 |
月刊少年エース連載中の漫画作品 |
あきば浪漫ス! | ヱデンズボゥイ | 蛙男祭りだぜ! | 鴨川ホルモー | 喰霊 | 強殖装甲ガイバー | ケロロ軍曹 | 新世紀エヴァンゲリオン | クロウズヤード | 新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画 | 涼宮ハルヒの憂鬱 | シスター・ルカは祈らないで!! | そらのおとしもの | 多重人格探偵サイチョコ | 探偵儀式 | デッドマン・ワンダーランド | てるてる天神通り | 東京事件 | 成恵の世界 | 日常 | ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ | Fate/stay night | ぷちえう゛ぁ | マクロスF | 魔法遣いに大切なこと | 未来日記 | もののけもの | 夢渡りプルチネッラ | RATMAN |
de:Macross Frontieres:Macross Frontier fr:Macross Frontier it:Macross Frontier ko:마크로스 프론티어 ro:Macross Frontier ru:Макросс Фронтир th:มาครอสฟรอนเทียร์ zh:超时空要塞 Frontier