「井脇ノブ子」の版間の差分
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'''井脇 ノブ子'''(いわき ノブこ、[[1946年]][[2月11日]] ‐ )は、[[日本]]の[[教育者]]、[[政治家]]。前[[衆議院議員]](通算1期)。血液型はAB型。女性。 | '''井脇 ノブ子'''(いわき ノブこ、[[1946年]][[2月11日]] ‐ )は、[[日本]]の[[教育者]]、[[政治家]]。前[[衆議院議員]](通算1期)。血液型はAB型。女性。 | ||
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第43回衆議院議員総選挙に立候補した際、井脇が理事長を務める国際開洋学園では、傘下の高等学校の教職員を選挙運動に動員した。そのため、国際開洋第一高等学校では、およそ1ヶ月に渡り授業が正常に行われなかった<ref name=fubo161>「父母OBが悲痛告発――井脇ノブ子『開洋学園』は『北朝鮮並み』の待遇だった――水風呂は当たり前、朝食は肉だんご2個」『[[週刊文春]]』49巻47号、[[文藝春秋]]、[[2007年]][[12月6日]]、161頁。</ref>。 | 第43回衆議院議員総選挙に立候補した際、井脇が理事長を務める国際開洋学園では、傘下の高等学校の教職員を選挙運動に動員した。そのため、国際開洋第一高等学校では、およそ1ヶ月に渡り授業が正常に行われなかった<ref name=fubo161>「父母OBが悲痛告発――井脇ノブ子『開洋学園』は『北朝鮮並み』の待遇だった――水風呂は当たり前、朝食は肉だんご2個」『[[週刊文春]]』49巻47号、[[文藝春秋]]、[[2007年]][[12月6日]]、161頁。</ref>。 | ||
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== 発言 == | == 発言 == | ||
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+ | 井脇が理事長を務める国際開洋学園は、[[住宅金融公庫]](のちの[[住宅金融支援機構]])から3億5000万円を借り入れたが、返済が滞っている。そのため、住宅金融支援機構では学園にかわって連帯保証人の遺族に対し借入金の返済を求めているが、遺族は連帯保証人の署名が偽造されたと主張し、井脇と住宅金融支援機構を[[東京地方裁判所]]に提訴している。 | ||
− | マスコミからの取材に対し、井脇は、住宅金融支援機構による競売を食い止めるため[[二階俊博]]に相談したと語ったうえで、「いま([[二階グループ]]の)[[金子善次郎]]先生が(機構を所管する)[[国土交通省]]の[[大臣政務官|政務官]] | + | マスコミからの取材に対し、井脇は、住宅金融支援機構による競売を食い止めるため[[二階俊博]]に相談したと語ったうえで、「いま([[二階グループ]]の)[[金子善次郎]]先生が(機構を所管する)[[国土交通省]]の[[大臣政務官|政務官]]でしょ。先生が住宅局長に相談してみてくれんか、と頼んでくれた」と発言したため、マスコミから「[[代議士]]の借金に政治力を使うとすれば、これも大問題」と指摘された。 |
− | + | [[二階俊博|金子善次郎|学校法人国際開洋学園]]参照 | |
− | + | また、井脇は、借入金について相談するため住宅金融公庫に赴いた際、「所長がすごい悪い奴で『お前保険に入っているやろうが。保険で殺したら全部できるやろうが』という言い方をした」と主張している。だが、住宅金融支援機構は「当機構は((顧客の))[[生命保険]]への加入を把握する立場になく、その加入を前提とした相談を行うことはあり得ません」と指摘している。 | |
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[[小泉チルドレン]]として[[衆議院議員]]に当選した女性の中では唯一謙虚である姿勢を、[[手嶋龍一]]から評価されている。 | [[小泉チルドレン]]として[[衆議院議員]]に当選した女性の中では唯一謙虚である姿勢を、[[手嶋龍一]]から評価されている。 | ||
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: 「[[小泉チルドレン]]の女性議員たち(中略)でどうしても友だちになりなさいといわれれば、あのピンクの上着の方」 | : 「[[小泉チルドレン]]の女性議員たち(中略)でどうしても友だちになりなさいといわれれば、あのピンクの上着の方」 | ||
: 「あの方なら話ができそうです。男も威張っている人はいただけませんが、女性も偉そうな人は、やはり真の指導者にはなれません」 | : 「あの方なら話ができそうです。男も威張っている人はいただけませんが、女性も偉そうな人は、やはり真の指導者にはなれません」 | ||
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井脇 ノブ子(いわき ノブこ、1946年2月11日 ‐ )は、日本の教育者、政治家。前衆議院議員(通算1期)。血液型はAB型。女性。
目次
来歴[編集]
生い立ち[編集]
漁師の9人兄弟として、大分県南海部郡鶴見町(現佐伯市)で誕生。1964年、佐伯学園佐伯高等学校(現・日本文理大学附属高校)卒業。
1968年3月、別府大学文学部史学科卒業。学園紛争の頃で、大分大学の衛藤晟一等とともに大分大学学生協議会、全国学生自治体連絡協議会(全国学協)を結成、「学園正常化」を掲げ、全学連と対峙した。別府大学自治会会長を務め、後に全国学協副委員長にも就任。9月、総理府主催第2回青年の船に団員として参加。
教育者として[編集]
1971年7月、第1回少年の船実施(その後財団法人少年の船協会を設立し、理事長・団長を兼任。第1回から現在に至るまで約50,000人以上の青少年を教育指導する)。
1980年12月、第1回難民キャンプボランティア活動隊実施(第1回から現在まで数十回実施、カンボジア・ラオス・ベトナム・インド・チベット難民キャンプのボランティア活動隊の団長として活躍)。1981年4月、国際ボランティア協会会長に就任。
1985年4月、学校法人国際開洋学園を設立、理事長に就任、国際開洋第一高等学校(静岡県)を設立し学校長に就任。1987年7月、国際開洋カナダハイスクールを創立、理事長に就任、学校長も兼任。1990年4月、和歌山国際開洋第二高等学校(和歌山県)が設立され学校長に就任、日本カナダ文化交流協会会長に就任。
1992年4月、日本の観光を考える百人委員会委員就任、財団法人国民の祝日を祝う会理事に就任、日中婦人学会会長に就任。1992年7月、タイのワットサケオ身障者施設内に井脇ノブ子記念病院、井脇教育館(小学校)を建設。2007年10月、学校法人国際開洋学園の借入金未返済に伴い連帯保証人の遺族から東京地方裁判所に提訴される。
国会議員として[編集]
1972年12月、第33回衆議院議員総選挙に初めて無所属で大分県選挙区から出馬、村山富市(後の第81代内閣総理大臣)らに敗れ落選。1995年7月、第17回参議院議員通常選挙和歌山県選挙区、新進党より出馬、140,570票得票し現職に2万票まで迫るが次点。
1996年10月、第41回衆議院議員総選挙静岡県第3区、新進党より出馬、70415票得票、次点。柳澤伯夫(現・自由民主党税制調査会インナー顧問)に敗れ落選。1998年7月、第18回参議院議員通常選挙静岡県選挙区、自由党より出馬、132,328 票得票、落選。落選後、国際開洋第一高等学校が寮内の薬物汚染の実態を発表。静岡県からはその後立候補していない。
2000年6月、第42回衆議院議員総選挙比例東海ブロック、自由党より出馬、比例区順位2位まで当選、比例順位4位の為落選。2001年7月、第19回参議院議員通常選挙比例区、自由党より出馬、13,994票得票落選。2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙において、自由民主党公認で大阪府第11区より出馬、98,613票得票し民主党前職に3万票まで迫るが次点。重複立候補した近畿比例区で復活、初当選する。2005年11月、胸の痛みを訴え、緊急入院。
2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙において、自由民主党公認で大阪府第11区より出馬するも、民主党平野博文に敗れ、重複立候補した近畿比例区でも復活ならず、落選した。
人物[編集]
- 人物像
- 一人称は「ワシ(儂)」。座右の銘は「人間やる気だ、ガッツだ、根性だ!」。キャッチフレーズは「やる気、元気、井脇!」。
- 28歳の時に婚約をしたが、結婚には至らなかった。ちなみにその婚約者はその後違う女性と結婚し、今は現役国会議員であると語った。
- 選挙活動を始めた当初は資金が無く、ポスターがガリ版刷りであった。
- 幼少時代、家庭は非常に貧しく、また小学校時代には実兄に殺人の容疑がかかり、それを原因に苛めにあった(後に真犯人が逮捕された)。「差別の無い社会を」という母の言葉を機に教育者を志すことを決意した。健康のため、よもぎ茶を愛飲している。
- スポーツ
- 学生時代は競泳選手として活躍。国民体育大会への出場経験も持つ。阪神タイガースファンである。
- ファッション
- 独特な風貌で、ピンク色の男物のパンツスーツと、ループタイ(紐状のネクタイ)を好んで愛着している。伝えられるところによると自身の容貌が男性と間違われ易い為、女性らしく見せる事が目的であると言う。『週刊文春』からは「ピンク野武士」、『週刊現代』からは「ピンク女装代議士」との渾名を与えられた。ただし本人によれば、実際はカナダ留学生の一人のお下がりを大事に着用しているだけのこと。
- ネット上での人気
- 後述の借入金問題に対する記者会見の際、何故か産経新聞が弁明の模様を撮影した写真を高解像度で掲載したことにより2ちゃんねるを中心に「ノブ姉」というあだ名が付くほど人気になり、第45回衆議院議員総選挙で落選した際には落胆の声が大きかった[1]。なお、2009年9月15日にはニコニコ生放送に出演した。
政策[編集]
人権擁護[編集]
2005年9月末の公務員給与に関する合同部会では、「いじめや虐待の問題が年間約二万件もある」という理由で人権擁護法案の再提出を求めた。
選挙活動[編集]
第43回衆議院議員総選挙に立候補した際、井脇が理事長を務める国際開洋学園では、傘下の高等学校の教職員を選挙運動に動員した。そのため、国際開洋第一高等学校では、およそ1ヶ月に渡り授業が正常に行われなかった[2]。
政治思想[編集]
旧自由党、新進党での出馬の経験もあり、当時は小沢一郎を師としていた。旧自由党時代からの西村眞悟の盟友でもある。過去に鈴木宗男の講演会にビデオ出演したこともある。
教育活動[編集]
国際開洋第一高等学校の校長を務めているが、同校は水道料金を支払わないなど問題視されている。
地元自治体である静岡県小笠郡小笠町(のちの菊川市)の町長黒田淳之助が、同校の卒業式に出席した際に教頭に対し水道料金を支払うよう自ら直接要求する事態に発展している[2]。黒田は「井脇さんは国会議員をしている場合じゃない。生徒のためを思うなら、学校にいなきゃ駄目だ」[2]と主張している。
国際開洋第一高等学校 も参照
発言[編集]
借入金問題に対する発言[編集]
井脇が理事長を務める国際開洋学園は、住宅金融公庫(のちの住宅金融支援機構)から3億5000万円を借り入れたが、返済が滞っている。そのため、住宅金融支援機構では学園にかわって連帯保証人の遺族に対し借入金の返済を求めているが、遺族は連帯保証人の署名が偽造されたと主張し、井脇と住宅金融支援機構を東京地方裁判所に提訴している。
マスコミからの取材に対し、井脇は、住宅金融支援機構による競売を食い止めるため二階俊博に相談したと語ったうえで、「いま(二階グループの)金子善次郎先生が(機構を所管する)国土交通省の政務官でしょ。先生が住宅局長に相談してみてくれんか、と頼んでくれた」と発言したため、マスコミから「代議士の借金に政治力を使うとすれば、これも大問題」と指摘された。
また、井脇は、借入金について相談するため住宅金融公庫に赴いた際、「所長がすごい悪い奴で『お前保険に入っているやろうが。保険で殺したら全部できるやろうが』という言い方をした」と主張している。だが、住宅金融支援機構は「当機構は((顧客の))生命保険への加入を把握する立場になく、その加入を前提とした相談を行うことはあり得ません」と指摘している。
住宅金融支援機構参照
評価[編集]
小泉チルドレンとして衆議院議員に当選した女性の中では唯一謙虚である姿勢を、手嶋龍一から評価されている。
以下は手嶋が坂東眞理子との対談で述べたもの。
- 「小泉チルドレンの女性議員たち(中略)でどうしても友だちになりなさいといわれれば、あのピンクの上着の方」
- 「あの方なら話ができそうです。男も威張っている人はいただけませんが、女性も偉そうな人は、やはり真の指導者にはなれません」
所属議員連盟[編集]
著書[編集]
- 『親革命 子革命』(さんが出版)
- 『おまえらがかわいいけんなぐるんや』(住宅新報社)
- 『子供は変えられる・7日間あれば十分だ』(青春出版社)
- 『ノブ子奮戦記 元気な イワキ参議院選ファイト35日』(行研出版局)
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- やる気 元気 イワキ ドットコム - 公式サイト