上智大学
上智大学(じょうちだいがく、英称:Sophia University)は、日本の私立大学である。
概観[編集]
大学全体[編集]
世界最大の教育機関運営組織(在学生は全世界で約290万人)でもあるカトリック修道会イエズス会が開設し、現在は学校法人上智学院が経営する大学である。早稲田大学、慶應義塾大学とともに早慶上智と言われている。
1549年、イエズス会の宣教師であったフランシスコ・ザビエルが日本での高等教育機関開設を構想したものの、日本の禁教により適わず、改めて1900年代にローマ教皇ピウス10世が日本での高等教育機関設立をイエズス会に託したことで1913年に設立された。中部地方のカトリック・ミッション校である南山大学と姉妹関係があるほか、各国のイエズス会系校と提携関係がある。
上智大学において、イエズス会士やカトリック信者の教員は少なくはないが、カトリックとほぼ無縁の生活を送る学生や教員も多い中、神学部の学生でなくても聖書やキリスト教に関して信仰や理解を深めたり、聖イグナチオ教会などで祈りを捧げることは可能である。海外からの留学生も宗教に関わらず、キリスト教他派教徒、仏教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒などがいる。また上智大学の教員は、原則としていわゆる「Cコード」が課せられていないため、カトリック信徒もしくはキリスト者であることは要件とされていない。
建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]
上智の名はカトリック教会の祈りである「聖マリアの連祷」のなかにあるSedes Sapientiae (上智の座)から名づけられたといわれている。「ソフィア」の原義はギリシア語のσοφίᾱ(知恵)で、神の叡智を示しており、上智大学は大学名そのもので理念や建学の精神を表している。
2013年に創立100周年を迎えるにあたっての記念事業として上智大学出版から「叡智を生きる」が刊行された(2009年)。上智大学のめざす「キリスト教ヒューマニズム」教育の具体化として、全学共通の80数科目の「キリスト教人間学」科目群を挙げている。
3つの教育精神[編集]
- “Men and Women for Others, with Others”「他者のために、他者ととも生きる」
- “Multidisciplinary Network”「学際的なネットワーク」
- “Global Competency”「グローバル社会に対応できる能力」
教育および研究[編集]
欧米の大学の学部レベルにおける一般教養(リベラルアーツ)重視の姿勢に倣い、他学部・学科の講義の多くを卒業単位に含められるカリキュラムを取っている一方で、学内での一般教養の学習を強要せず多くの学科で専門性を重視する傾向もある。また、米国、英国、ドイツ、フランス、スペイン、ラテンアメリカ諸国、北欧、ロシア、韓国、香港などに42ヶ国168校の交換留学協定大学があり、年間多数の学生が留学(その約9割が交換留学)している。カトリック系の大学であるため、一般教養科目にキリスト教や西洋哲学関連の講義が多く、積極的に履修することやカトリック信徒と交流をもつことでキリスト教への理解を深めることができる。国際教養学部以外の学部では「キリスト教人間学」4単位が必修となっているが、「人間学」の授業は実質的には心理学や倫理学などであり、必ずしも聖書やキリスト教が講義内容のみではないが、その根底にはキリスト教ヒューマニズムという崇高な精神に基づいて講義が行われている(「人間学」が必修となる以前は、「宗教学」、「倫理学」、「哲学」の授業を各4単位ずつ履修しなければならなかった時代があり、かつ「人間学」の講義を行うために独自の教科書を発行している)。また、コンピュータの基本的操作、コンピュータリテラシーを学ぶ「情報リテラシー演習」2単位および、初等教育や中等教育における体育と同様の「ウェルネスの理論と実践」2単位も必修となっている。
学風および特色[編集]
語学教育を重視している。留学生、帰国生徒や留学経験者、外国人教員が多いことでも知られており、英語やドイツ語などの外国語による講義も各学部で開講されている。なお、国際教養学部の講義は全て英語となる。なお、上智のシラバスにおいては、朝鮮語を「コリア語」、スペイン語を「イスパニア語」、ヘブライ語を「ヒブル語」と表記している。
上智大学は1957年まで男子大学だったため、古くは寮生などを中心にバンカラな学風だったが、上智大学は心理学など福祉関連の分野に強いためか現在ではほかの大学と比較すると女子学生の比率が相対的に高く、都会的な学風となっている。
また、「キリスト教精神に基づいた少人数教育」ならびにローマ・カトリックを含むアブラハムの宗教では自殺を禁じているという教えに基づき、上智は保健センターやカウンセリングセンターなどを設置し、かつ身近で大切な人の死に関する研究活動を行っている日本グリーフケア研究所や看護系の聖母大学を合併するなど、学生に対するメンタルヘルスケアを重視し、且つ医療関連職に関する教育を充実させていくものと思われる。
沿革[編集]
略歴[編集]
16世紀にキリスト教イエズス会の宣教師として来日したフランシスコ・ザビエルが、日本の首都に大学を建学したいという意思をローマへ書き送っており、上智大学はこれが同大学設立に結びついたとしている。数世紀を経た後の1906年(明治39年)にローマ教皇ピウス10世はイエズス会に対し、日本へ宣教師を派遣して高等教育機関を設置することを要請した。これを受けて1908年(明治41年)、日本に大学を設立するために3人のイエズス会員が来日し、1911年(明治44年)財団法人上智学院を設立、1913年に専門学校令による大学を開校した。その後、1928年には大学令による大学となり、文学部と商学部から成る旧制大学となった。
第二次世界大戦の敗戦後、上智大学はGHQ/SCAPの兵士とその子弟の高等教育機関として指定され、国際部夜間部が設立された。同部は比較文化学部への改組を経て、現在の国際教養学部の源流となった。
1957年までは男子のみが入学を許可されていた。
2013年には創立100周年を迎えるが、それに合わせ様々な企画が実施、または予定されている(文献参照)。
年表[編集]
- 1549年 聖フランスシスコ・ザビエルの来日。日本人の資質を高く評価し、日本の首都に神学部、法学部、医学部を含む総合大学をという希望をローマへ書き送る。上智大学では、同学のウェブサイトにおいて、これが「上智大学設立に結びついた」としている。
- 1906年 教皇ピウス10世がイエズス会に対し、日本への高等教育機関設置を要請
- 1908年 3人のイエズス会員、ヨゼフ・ダールマン (独)、アンリ・ブシェー(仏)、ジェームズ・ロックリフ(英)が来日
- 1911年 財団法人上智学院を設立
- 1913年 専門学校令による上智大学(哲学科・独逸文学科・商科)を設立、ヘルマン・ホフマンが初代学長に就任
- 1920年 聖アロイジオ塾(学生寮の前身)が発足
- 1928年 大学令による上智大学(文学部哲学科、文学科・商学部商学科)を設立
- 1931年 新校舎(現1号館)の竣工
- 1932年 専門部(経済科、法科、商科、新聞学科)を開設
- 1933年 上智大生靖国神社参拝拒否事件が発生
- 1935年 初めてアメリカのジョージタウン大学に学生を送る
- 1943年 本学学生が学徒出陣壮行会に参加
- 1944年 興亜工業大学(現千葉工業大学)が学院内に移転、興亜工業大学との吸収合併問題が発生する
- 1946年 公開講座(公開学習センターの前身)を開講
- 1948年 新制大学へ改組(文学部哲学科・史学科・英文学科・独逸文学科・新聞学科、経済学部経済学科・商学科)、文学部哲学科にローマ聖座立認可
- 1949年 国際部を設定
- 1951年 私立学校法による学校法人上智学院を設立、大学院修士課程開設(神学研究科、哲学研究科、西洋文化研究科、経済学研究科)
- 1952年 文学部に教育学科増設
- 1955年 文学部に外国語学科を増設、大学院博士課程開設(神学研究科、哲学研究科、西洋文化研究科、経済学研究科)
- 1957年 女子学生の入学を許可、法学部法律学科を開設
- 1958年 神学部神学科を開設、文学部外国語学科を外国語学部(英語学科、ドイツ語学科、フランス語学科、イスパニア語学科、ロシア語学科)へ改組
- 1959年 文学部に国文学科を開設
- 1962年 理工学部(機械工学科、電気・電子工学科、物理学科、化学科)を開設
- 1964年 外国語学部にポルトガル語学科を開設
- 1965年 理工学部に数学科を開設、神学部神学科にローマ聖座立認可
- 1966年 文学部に社会学科・フランス文学科を開設、大学院文学研究科・法学研究科・理工学研究科修士課程を開設
- 1968年 大学院に法学研究科、理工学研究科の博士課程を開設。経済学部商学科を経営学科へ名称変更
- 1970年 大学院外国語学研究科の修士課程を開設
- 1975年 外国語学部に日本語・日本文化学科を開設
- 1976年 教育学科心理学専攻を文学部心理学科へ、社会学科社会福祉学専攻を文学部社会福祉学科へ改組
- 1977年 外国語学部日本語・日本文化学科を比較文化学科へ名称変更
- 1980年 法学部に国際関係法学科を開設
- 1987年 外国語学部比較文化学科を比較文化学部(比較文化学科、日本語・日本文化学科)へ改組
- 1997年 法学部に地球環境法学科を開設
- 1997年 大学院の外国語学研究科に地域研究専攻を新たに開設
- 2004年 大学院法学研究科に法曹養成専攻(法科大学院)を開設
- 2005年 文学部教育学科・心理学科・社会学科・社会福祉学科を総合人間科学部(教育学科・心理学科・社会学科・社会福祉学科)へ改組、大学院総合人間科学研究科、地球環境学研究科(地球環境大学院)を開設
- 2006年 比較文化学部を国際教養学部(国際教養学科)へ改組、従来は外国語学研究科であった地域研究専攻と国際関係論専攻、ならびに比較文化学専攻を対象としてグローバル・スタディーズ研究科を開設
- 2008年 理工学部、生命科学研究所を理工学部(物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科)へ改組
- 2010年 日本グリーフケア研究所を聖トマス大学から移管
- 2011年 聖母大学などを運営する学校法人聖母学園を吸収合併し、総合人間科学部に看護学科を新設、これまで聖母大学であった校舎は、上智大学の目白聖母キャンパスへ移管、総合人間科学部に看護学科、大学院総合人間科学研究科に看護学専攻、大学院文学研究科に文化交渉学専攻をそれぞれ開設、大阪サテライトキャンパスを開設
- 2012年 上智短期大学を上智大学短期大学部に改称、理工系英語コースを新設
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 四谷キャンパス(東京都千代田区)
- 目白聖母キャンパス(東京都新宿区)
- 市谷キャンパス(東京都千代田区)
- 石神井キャンパス(東京都練馬区)
- 秦野キャンパス(神奈川県秦野市)
- 大阪サテライトキャンパス(大阪府大阪市北区)
歌[編集]
- 上智大学校歌
- 上智大学学生歌
- 全3番から成り、作詞は野路弘一、作曲は平野浩による。
- 上智大学寮歌
校章[編集]
校章は、鷲をかたどったもので、真理の光を目ざして力強くはばたく姿を示している。真理の光を目ざして力強く羽ばたくという姿勢は上智大学の本質と理想を表していると大学関係者は考えている。なお、中央に記された文字は、上智大学の標語「真理の光」Lux Veritatisの頭文字である。
スクールカラー[編集]
- スクールカラーは臙脂色。
教育および研究[編集]
組織[編集]
学部[編集]
- 神学部(カトリック司祭を養成する神学校でもある)
- 神学科
- 文学部
- 哲学科
- 史学科
- 国文学科
- 英文学科
- ドイツ文学科
- フランス文学科
- 新聞学科
- 保健体育研究室
- 総合人間科学部
- 教育学科
- 心理学科
- 社会学科
- 社会福祉学科
- 看護学科
- 法学部
- 法律学科
- 国際関係法学科
- 地球環境法学科
- 経済学部
- 経済学科
- 経営学科
- 外国語学部
- 英語学科
- ドイツ語学科
- フランス語学科
- イスパニア語学科
- ロシア語学科
- ポルトガル語学科
- 国際関係副専攻
- 言語学副専攻
- アジア文化副専攻
- 国際教養学部
- 国際教養学科
- 理工学部
- 物質生命理工学科
- 機能創造理工学科
- 情報理工学科
大学院[編集]
以下、特記していない専攻は博士前期課程・博士後期課程である。
- 神学研究科
- 神学専攻(博士前期課程)
- 組織神学専攻(博士後期課程)
- 哲学研究科
- 哲学専攻
- 文学研究科
- 史学専攻
- 国文学専攻
- 英米文学専攻
- ドイツ文学専攻
- フランス文学専攻
- 新聞学専攻
- 文化交渉学専攻
- 総合人間科学研究科
- 教育学専攻
- 心理学専攻(博士前期課程は、日本臨床心理士資格認定協会において第1種の認定校としてみなされており、臨床心理士を目指すコースがある)
- 社会学専攻
- 社会福祉学専攻
- 看護学専攻
- 法学研究科
- 経済学研究科
- 経済学専攻
- 経営学専攻
- 外国語学研究科
- 言語学専攻
- グローバル・スタディーズ研究科
- 国際関係論専攻
- 地域研究専攻
- グローバル社会専攻
- 理工学研究科
- 理工学専攻
- 機械工学領域
- 電気・電子工学領域
- 応用化学領域
- 化学領域
- 数学領域
- 物理学領域
- 生物科学領域
- 情報学領域
- 理工学専攻
- 地球環境学研究科
- 地球環境学専攻
短期大学部[編集]
これまで、神奈川県秦野市に上智短期大学があり、学校法人上智学院が運営していたが、2012年4月に上智大学短期大学部へと改称された。
附属機関[編集]
- 研究機構
- 常設研究部門
- キリスト教文化研究所
- 中世思想研究所
- イベロアメリカ研究所
- 国際言語情報研究所
- グローバル・コンサーン研究所(旧社会正義研究所)
- 比較文化研究所
- ヨーロッパ研究所
- アジア文化研究所
- アメリカ・カナダ研究所
- 地球環境研究所
- 時限研究部門
- ナノテクノロジー研究センター
- イスラーム研究センター
- 人間情報学研究センター
- サスティナブルエネルギー研究センター
- 常設研究部門
- 学内共同研究部門・学内附属研究機関
- 図書館
- 中央図書館(所定の費用を負担し「館友会員」として登録すれば卒業後も図書館への立ち入りや書籍の貸し出しも可能)
- 石神井分館
- 法科大学院図書室
- 中央図書館(所定の費用を負担し「館友会員」として登録すれば卒業後も図書館への立ち入りや書籍の貸し出しも可能)
- 聖三木文庫(長崎26聖人の1人であるパウロ三木にちなむ)
- キリシタン文庫
- ラウレスキリシタン文庫データベース
- モニュメンタ・ニポニカ
- アジア人材養成研究センター
- 情報科学教育研究センター
- 半導体研究所
- 生命倫理研究所
- グリーフケア研究所
- カトリックセンター
- 公開学習センター
- 保健センター
- カウンセリングセンター
- キャリアセンター
- 総合メディアセンター
- 研究支援センター
- 国際交流センター
- オープンリサーチセンター
- 一般外国語教育センター
- ルネッサンスセンター
- 図書館
21世紀COEプログラム[編集]
- 2002年
- 学際・複合・新領域
- 地域立脚型グローバル・スタディーズの構築(AGLOS)
私立大学学術研究高度化推進事業[編集]
- オープン・リサーチ・センター整備事業
- 人間情報科学研究プロジェクト
- ハイテク・リサーチ・センター整備事業
- 先端科学技術研究機構
教育[編集]
- 大学教育の国際化推進プログラム
- 文化遺産教育戦略に資する国際連携の推進
- 在外研究制度による教育・研究レベルの向上
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- グローバル社会における系統的科学英語教育
- グローバル社会における環境リテラシー教育
- 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
- 「現代世界に貢献する地域研究」(グローバルな市民社会とローカルの多様性を支える次世代地域研究者の育成)
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 大学対抗交渉コンペティション(他大学との共同プログラム)
- 日本と世界を結ぶ国際教養教育の先駆的取組
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
- 人とかかわる職種の人のためのカウンセリング基礎プログラム
- 大学院教育改革支援プログラム
- 心理学研究者の統合的養成プログラム
- 現地拠点活用による協働型地域研究者養成
- 女性研究者支援モデル育成プログラム
- グローバル社会に対応する女性研究者支援
- 国際化拠点整備事業(グローバル30)
学生生活[編集]
学園祭[編集]
学園祭は「ソフィア祭」と称し(略称は「ソ祭」)、原則として毎年10月31日から11月3日まで開催される。ミスソフィアコンテスト、ミスターソフィアコンテストなどさまざまな企画が催されている。また、サークルや学科など有志たちはカレーライスやインド料理のナンなど軽食を作って販売したり、学外から著名人を招聘して講演会を開催している。
文化系活動[編集]
文化団体連合会、音楽協議会、演劇協議会、あるいは同好会愛好会連合のもとで、多数のサークルが活動している。文化団体連合会には、上智大学英語研究会、紀尾井文学会、上智大学茶道部、上智大学放送研究会、わかたけサークル、書道部、美術研究会、上智大学探検部、Jazz研究会、上智大学写真部、上智映像企画、上智大学シネマ愛好会、シネマパルチ、中南米研究会、国際親善クラブAmity、アイセック上智大学委員会、ドンキホーテ、アメリカンミュージック研究会の19団体があり、音楽協議会には音楽協議会本部の下、10団体、演劇協議会には演劇協議会本部の下に8団体ある。またそれらとは別に、カトリック系大学としての特色を活かした課外活動団体も存在する(カトリック学生の会(略称は「カト学」)、SAfro FAmily、上智聖歌隊、紀尾井総合研究会、アジアウイーク委員会など)。
スポーツ[編集]
体育系の実績のある高校生に対して推薦入学など入学優遇を行う制度は存在しない。ただし、個人競技で優秀な成績を持つ学生が入学した際に大学を挙げてバックアップした前例はある。カトリック系ミッションスクール間の連帯を強める目的として、上智大学・南山大学総合対抗運動競技大会(上南戦)が1960年以降毎年開催され、各体育会を中心に競技されている。平成21年度には第50回大会を迎える。また、2010年から韓国の西江大学校ともスポーツ・文化交流を行うことが決定した。
- 上智大学体育団体連合会(以下、体育会)には約40の運動部団体が加盟している。下記は常設委員会である。
- 体育会組織
- 常任委員会
- 上南戦実行委員会
- 体育祭実行委員会
- マラソン大会実行委員会
- 体育会組織
- アメリカンフットボール部「Golden Eagles」は1970年創部し、現在関東学生リーグ3部に所属している。尚、アメフト部のみ応援を専属チアリーディングチーム「LOLLIPOPPERS(ロリポッパーズ)」が行っている。また「LOLLIPOPPERS(ロリポッパーズ)」は体育会所属団体ではない。チアリーディングチームの練習場所は校外施設。
- 応援団はリーダー部・吹奏楽部・チアリーディング部「EAGLES(イーグルス)」の3部で構成されている。応援団はアメフト部以外の応援を受け持っている。チアリーディング部の練習場所は地下柔道場及び校外公共施設である。
- 空手道部は全日本硬式空手道連盟主催の硬式空手の大会において過去3名の優勝者を輩出。創部60周年を迎える。
- 硬式野球部は東都大学野球連盟に加盟している。現在は3部に所属。
- 準硬式野球部は東都大学準硬式野球連盟に加盟している。現在は5部に所属。
- 女子野球部は関東大学女子軟式野球連盟に加盟している。春・秋リーグ、一部準優勝。通称MAMUES(マミューズ)。
- 硬式庭球部は関東学生テニス連盟に加盟している。現在は男子は4部、女子は5部に所属。創部70周年を迎える。
- サッカー部は2008年現在、東京都リーグ2部に所属している。練習グラウンドは、真田堀グラウンド。
- ラグビー部は関東大学ラグビー対抗戦グループのBリーグに所属している。練習グラウンドは、真田堀グラウンド。
- 男子バスケットボール部は関東大学バスケットボール連盟の3部に所属している。
真田堀グラウンド[編集]
硬式野球部・準硬式野球部・女子野球部・アメリカンフットボール部・グラウンドホッケー部・サッカー部・ラグビー部・ラクロス部・陸上部は四谷キャンパスに隣接する真田堀グラウンドを共有して使用している。しかし、このグランドは東京都の所有管理物件であり、休日は一般に開放され、上智大学の各部は優先して使うことが不可能である。
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
- 上智大学の同窓会は「上智大学ソフィア会」と称する。「会員相互の親睦を深めること」及び「上智大学の使命達成と発展に貢献すること」を目的としている。地域、職域、学部別など、さまざまなソフィア会があり、さいたま市を中心とした「さいたまソフィアンズ倶楽部」など地域ソフィア会は国内に約70カ所、海外は約50カ所、職域別・学部別・クラブ別では「経鷲会」、「マスコミ・ソフィア会」、「SELDAA」、「体育会OB会」など様々な会があり活動を行っている。
- 毎年5月の最終日曜日に、卒業生が四谷キャンパスに集い、母校との絆を深めるオールソフィアンの集いというイベントが開催されている。ソフィア会総会と親睦会の名称を1974年に「オールソフィアンの集い」に変更して開催したのが始まり。金銀銅祝式典、著名な卒業生による講演会、各団体の会合などが行われる。卒業生、大学教職員、現役学生で運営を行っている。
- 上智大学には保護者組織があり上智大学後援会と称する。「大学の教育事業を支援し、併せて父母同士の親睦を図ること」を目的として、事業を行っている。
- 上智大学の卒業生のなかで希望者を対象に「ソフィアンズ・カード」というクレジット・カードが発行され、クレジット・カードの使用額のうち0.5パーセントは自動的にソフィア会に寄付することにより、母校に貢献しうるようになっている。
- 上智大学は卒業生や離職した教職員を対象として、卒業や離職後もキリスト教ヒューマニズム精神を忘れず、かつ恩師や学友との対人関係を維持するために「生涯メールアドレス」を発行している。
大学関係者一覧[編集]
施設[編集]
キャンパス[編集]
四谷キャンパス[編集]
- 使用学部:神学部、文学部、総合人間科学部、法学部、経済学部、外国語学部、国際教養学部、理工学部
- 使用研究科:神学研究科、哲学研究科、文学研究科、総合人間科学研究科、法学研究科、経済学研究科、外国語学研究科、グローバル・スタディーズ研究科、理工学研究科
- 使用附属施設:stub
- 交通アクセス:東日本旅客鉄道中央線、総武線、東京地下鉄丸ノ内線、南北線四ツ谷駅、有楽町線麴町駅
- 同一法人が設置する上智社会福祉専門学校も敷地内に存在している。大学の周囲には、赤坂の迎賓館や、桜並木で有名な真田掘、ホテルニューオータニにおける日本庭園がある。山手線内の同一キャンパスに全学部全学科が集まる、都下でも数少ない大学でもある。四ツ谷駅から代々木、銀座、青山、新宿、渋谷、原宿などに鉄道の所要時間で10分以内に移動することができる。麹町駅からは池袋駅も鉄道所要時間で15分以内である。なお「四谷」とは新宿区の地名であるが、同学の四谷キャンパスの住所は千代田区の紀尾井町である。
- 1号館
- クルトゥルハイム聖堂
- 2号館が新たに建設されるまでは、上智の四谷キャンパスにおいては2号館は欠番であり続けその理由は不明である。なお、新2号館が建設されるまで、その敷地は上智学院所有の駐車場であった。また、2号館が建設される以前は、7号館が四谷キャンパスにおいて最も高い建物であった。
- 10号館の講堂は、上智で一番収容人数が多い講堂であるため、学外からの著名人を招聘した講演会などは、原則として10号館講堂において実施される。
- 四谷キャンパスは、2000年10月から一部の指定箇所を除いて構内の禁煙化が実施され、構内に設置されていた煙草の自動販売機と廊下の至る所に設置されていた灰皿は全て撤去された。
- 四谷キャンパスには水泳用のプールが設置されている。
- イエズス会士の上智大学の教員らの宿舎であるSJハウスは、クルトゥルハイムに隣接して設置されている。
- 聖イグナチオ教会は四谷キャンパスに隣接しており、「入学記念ミサ」や「卒業記念ミサ」など上智大学の学生たちを対象としたごミサを捧げているが、教会それ自体は上智学院に所属しておらず上智学院の一部門ではない。
聖母目白キャンパス[編集]
- 使用学部:総合人間科学部(看護学科2年次以降)
- 使用研究科:総合人間科学研究科(看護学専攻)
- 使用附属施設:
- 交通アクセス:西武新宿線下落合駅、椎名町駅、:東日本旅客鉄道山手線目白駅
- 2011年3月までは聖母大学の校舎であり、2011年4月からは上智大学の総合人間科学部看護学科と聖母大学が共通して利用。
石神井キャンパス[編集]
- 使用学部:神学部(一部の科目のみ開講、神学部も多くの授業は四谷で実施されている)
- 使用研究科:神学研究科(同上)
- 使用附属施設:stub
- 交通アクセス:西武新宿線武蔵関駅(上石神井駅から徒歩で赴くことも可能)
市谷キャンパス[編集]
秦野キャンパス[編集]
- 使用学部:特定使用学部なし
- 使用研究科:特定使用研究科なし
- 使用附属施設:上智大学グランド
- 交通アクセス:小田急小田原線 秦野駅から神奈中バス利用
- このキャンパスにはグランドが存在しているが、大学のキャンパスとして扱われている。法人ではこのグランドと上智大学短期大学部のキャンパスをまとめて秦野キャンパスと呼称して、上智大学短期大学部の秦野キャンパスと一体で運用されているが、教育施設としては上智大学のグランドと上智大学短期大学部のキャンパスは別である。
- なお、上智大学の新入生を対象に、毎年入学直後に「オリエンテーション・キャンプ(略称は「オリキャン」)」と称して、四谷から秦野キャンパスまで1泊2日のバス旅行が実施されている。
大阪サテライトキャンパス[編集]
- 使用学部:特定使用学部なし
- 使用研究科:特定使用研究科なし
- 使用附属施設:stub
- 交通アクセス:御堂筋線中津駅、阪急梅田駅
- 2011年4月に、大阪梅田教会(サクラファミリア)の2階に開設された。同学のスタッフが常駐し、関西地区における情報発信の拠点として、受験生・在学生・父母・卒業生ならびに地域の人々との「知的出会いの場」として、様々なサービスを提供している。大学案内等のパンフレットや過去問題の閲覧・コピーの提供、また受験生向けの進学説明会や公開講座、講演会等が実施されている。
対外関係[編集]
他大学との協定[編集]
- Association of Southeast and East Asian Catholic Colleges and Universities(ASEACCU)加盟
- 聖マリアンナ医科大学での看護実習(上智大学総合人間科学部看護学科・聖マリアンナ医科大学病院)
- 東京音楽大学との学生交流協定締結(単位互換型)
- 東京慈恵会医科大学との図書館相互利用(上智大学中央図書館・慈恵医大学術情報センター)
- 上智大学の教職員ならびに学生は、事前に紹介状などを交付されなくても、上記に記載された日本カトリック学校連合会や日本カトリック大学連盟に加盟している大学に附属している図書館に赴き、書籍の閲覧ならびに複写などを自由に行うことが可能である。
関係校[編集]
上智大学はイエズス会における高等教育機関として設立された経緯から、自らの附属教育機関を持たない。すなわち、上智大学には附属の高等学校、中学校、小学校は設置されていない。ただし、学校法人上智学院には以下教育機関が置かれている。
- 上智大学短期大学部(旧:上智短期大学)
- 上智社会福祉専門学校
- 聖母大学 2011年4月付けで、学生の新規募集を停止。
- 聖母看護学校
系列校[編集]
- イエズス会系系列校
- エリザベト音楽大学
- 泰星学園上智福岡中学校・高等学校
- 六甲中学校・高等学校
- 栄光学園中学校・高等学校
- 広島学院中学校・高等学校
- 世界各地のイエズス会系大学(28ヵ国、114校)