クルル (ケロロ軍曹)

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クルルは、吉崎観音作の漫画ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空のキャラクターである。アニメ版声優子安武人

北米版ケロロ軍曹では、階級が「Sergeant major KURURU」になっている。しかし、名前の英語表記に関して日本語版の公式英訳では「KULULU」になっているが、初期には「KURURU」であり中期頃から「KULULU」に統一されている。ただ小説版の人物紹介では「KURURU」になっているなど、足並みが揃っていない部分も見受けられる。


注意以降に核心部分が記述されています。

人物[編集]

現在のケロン軍での階級はケロロより1つ上の曹長で、ケロロ小隊の作戦通信参謀である。なお、彼には階級にまつわるエピソードが存在する(詳細は階級についてを参照)。ニックネームは「黄色い悪魔」・「嫌な奴」・「カレー」・「黄色(⇔緑/ケロロ限定)」etc。

パートナーは623(アニメではサブローが正式な名前)。

外見[編集]

体色は黄色で、元々は青色だった。帽子とおなかにナルト(渦巻き)マーク。渦巻き(いわゆる牛乳瓶底)の眼鏡(ペコポングラス)をかけている。また、帽子は小隊員の中で唯一スカルキャップのような形。眼鏡は丸尾くんのような眼鏡に似ている。

ちなみに眼鏡の下の目は数字3のように見えるが、これはおそらく『ドラえもん』ののび太のパロディである(アニメではクルルの眼鏡の下の目は確認されていない)。眼鏡が取れると「メガネメガネ……」と言いながら辺りを手探りで探す(アニメ第100話によるとこの行動が必殺技らしい。ちなみにこの元ネタは横山やすしの有名なギャグで知られる)。精神的ダメージを受けると眼鏡にヒビが入る(おそらく感情表現)。

耳と思われる場所にヘッドフォンらしきものを付けている(子供のころは耳当てのような物をしていた)。これは同時に複数の音を聴くことができ、またここからアンテナを伸ばして相手の記憶を消去したり、相手がもっとも苦手とする不快音を発することもできる(超劇場版では「毒電波」と名前が付けられこれが必殺技になっている)。ヘッドフォンの中にはコードや精密機械部品らしきパネルなどが収納されている。

アフロのカラーはオレンジ色(アニメ第114話では)。

性格[編集]

「陰気」・「陰湿」・「陰性」・「陰険」・「陰鬱」な性格であり、トラブルをこよなく愛する嫌われ者。『超劇場版ケロロ軍曹』のプロフィールでは「趣味:いやがらせ」となっている。また、「自分を嫌な奴だと思ってもらいたい」と思わせるような発言をすることもある。自己顕示欲が強く、大型兵器は自分の顔に似せたデザインにしている(クルルズ・ラボ、クルルの専用機であるクルルロボ、気象衛星炎魔割(アニメ版ではコマワリ)など)。ケロン星で売られたケロロ小隊のグッズの中でもクルルは不人気らしく、色を変える・隊員を変えるなどの方法で対処してほしいとの要望があった。や土砂などが降ってくると、自分だけしか入れない小さなを取り出して自分だけ入る。

かなりの自信家でもあり、「俺様のライブラリ(図書館)に失敗と言うダサくて下らない言葉はない」と言っている(ナポレオン・ボナパルトの発言とされる「私の辞書に不可能の言葉はない」のパロディ)。「トラブル&アクシデントは俺の信条さ」との事で、常に飄々としているが、本当に危険なときは人並みに動揺する。

トリックスター的な要素の強い彼であるが、必ずしも「嫌なだけの奴」という訳ではなく仲間の為やいざという時には法を犯し、また自ら悪役を演じるような意志の強い一面も持っている。

例えば、原作第110話では地球に慣れ切った仲間に喝を入れるために自ら反逆者を演じ、戦闘を引き起こす事によって見事に仲間達を覚醒させている。また、原作第117話ではモアの身を案じて彼女を救う為に大胆な行動を起こした(詳細はこちらを参照)。

嫌な奴の美学[編集]

自他共に認める「嫌な奴」で、独特の美学を持っている。ケロロの変な作戦にも反発はしないが、やる気があるのかないのかわからないような反応を見せる。一応本部には敬語で応対するが、陰では「本部の奴」と言っていることがあるうえに普段は自分勝手でかなり態度が悪く、自分よりも階級は下だが先輩のギロロにもその姿勢は変えない。

クルルが作る発明品は妙なところにこだわりがあり、それが災いしてケロロが敗北してしまうこともある。

好きな戦略は、「一見やられたように見せかけて、最後の最後で勝負をちゃぶ台ごとひっくり返す」ようなものらしい。「相手がすっかりいい気になったトコロでいっきに突き落とす(本人とトロロ談)」、やられたら一番イヤなことを最も効果的なタイミングで3倍にしてやり返すのがクルル流だとか。

頭脳[編集]

子供のころからジンセイガニドアレバ銃を直せるほど頭は切れ、様々な発明をする(発明については下記を参照)。ガリ勉の顔のため、逆にスポーツは苦手なためデスクワーク派だが、アニメではたまに機械に乗り白兵戦もする。

ハッキング能力は相当なもので、ケロン軍でもよく知られている。かつてケロン軍本部にいた頃にクルルが遊びで作り、のちにトロロが使用した改造版(クルル曰く「改悪」)のハックツールは地球の全ネットワークを支配できるほどである。

また、彼の出現により日向家はさまざまなギミックが仕掛けられた要塞になっている。例としてはリフトが取り付けられていたり、に迎撃ミサイルが仕掛けられていたり、落とし穴が仕掛けられていたりとさまざまである。夏美は家を勝手に改造させられる為これを良く思っていないが、逆に冬樹は幼い頃秘密基地を作る夢を見ていた事もあってかかなり感心している。

発明家[編集]

幼年体でケロン軍少佐として在籍した過去を持つ程の天才児だった。

また、おしゃぶりと前掛けをしている程の年齢でケロボールの存在を知っていて、その仕組みに興味を示したり(『ちびケロ ケロボールの秘密!?』)、その後のアニメにも実験で作った薬液で巨大化したミジンコに張り飛ばされたり、生き物の大きさを変える(『ふしぎなメルモ』のパロディ)を作ってみたりと、幼い頃から研究や発明が好きな子供だったようである。

趣味である発明でさまざまな秘密道具を作り、それを使って一騒ぎ起こすことを楽しみにしている。

発明品には「気象衛星 炎魔割」(アニメでは「人工衛星こまわり」)のような高度な技術を要した戦略兵器がある一方、アニメ第122話Aパートに登場した「呪いのDVD」のようにいまいち用途の不明な発明品もある。基本的に作戦に使用する兵器かケロロの趣味に使用するものしか作らず、またクルルの性格のせいもあって人の役に立つものやほのぼのとした兵器は作りたがらない。タイムマシンとケロボールだけは作れないらしい。

発明道具を紹介するときはドラえもん(ダミ声)の口調になったり、歌うような抑揚で紹介したりすることがある(後者の場合道具名が楽曲の歌詞の一部であることが多い)。

階級について[編集]

ケロロ軍曹より階級は上だが隊長の素質を持っているケロロがいる為、隊長ではない。ただしアニメの軍法では隊長不在という緊急事態のときは残ったもので一番位の高いものが指揮をとることになっているので、臨時でなら隊長になることは可能である(ただし、ケロロは自分が病気になった際に小隊の指揮をギロロに引き継がせようとしており、元々隊長にはなれない特殊な立場な可能性もある)。

ガルル中尉のセリフによればかつて前例のない早さで少佐まで昇進したものの、その性格が災いし軍部情報をいたずらに操作して上層部の反感を買ったため曹長に降格となった(ちなみに少佐と曹長の間には大尉中尉少尉准尉(または特務曹長、上級曹長などベテラン下士官から進級する准士官)と4階級以上ある)

パートナー・623(サブロー)とその他の人物関係[編集]

623(アニメではサブロー。以下同じ)とパートナーであり、二人は「宇宙を超えた同盟」を結んでいる。623のために発明をすることもあり、特に「実体化ペン」は重宝されている。原作では「電波仲間」と表現されている。

小隊ではケロロとの仲は割と良く(原作での相関図は「危険な悪友」)、また最近では冬樹と一緒に行動することも多い。

年上のギロロには「先輩」を付けるが、同じく年上のドロロはなぜか呼び捨てもしくは奴さんあんたと呼ぶ。(敬称を含めドロロ兵長とも呼ぶときもある。)(まれに先輩をつけることもある)。特にギロロとは犬猿の仲であり、「オッサン」と認識している。しかし、アニメでは彼のことが好き(おそらくタママ小雪と同じ同性愛的なもの)だと思われる言動や行動をしており、プルルに「クルル曹長はギロロ君のことが好きなの?」と言われたこともある。逆に純粋無垢なアンゴル=モアが苦手である。

またには興味を持っており、クルルの初登場話であるアニメ第9話Bパート(厳密にはAパートから登場)で彼が秋の入浴シーンを覗き見する場面が登場。このシーンはその後何度も登場し、ギロロに「(クルルは)ストーカーだったのか」、シュララに「(秋に対する)強い執着心がある」というあまりありがたくない感想を貰っている。その後クルルが秋と関わろうとすると必ずといっていいほどひどい目にあっている(例としてアニメ第44話Bパートがあり、この回の最後で「こいつの相手はもうごめんだ」と言っており、クルルが秋を苦手としている様子もある)。

少佐として本部勤務だった頃、ガルル(当時の階級は伍長)が補佐官についていた。まだ伍長だったガルルが本部勤務の少佐の補佐官に抜擢された理由は明かされていないが、スナイパー(狙撃部隊)である事から幼い子供で少佐となったクルルの護衛官兼お世話係という役割もあったと思われる。

話し言葉の特徴[編集]

一人称は「俺」だが、時々「俺様」になることがある。原作初登場時には「オイラ」、アニメ第161話では「クルちゃん」、アニメ第165話Aパートではヤクニン星大使に真面目に接する必要があったため「私」、アニメ第177話Bパートでは物語の展開上「ら」、アニメ第214話Aパートでは「僕」と言ったこともある。小隊内の無線では一人称に「ナルト1」を使う(階級章のナルトが由来)が、ケロロの虫歯を治療する場面(原作第34話)では「デルタ1」を使った(元ネタはマクロスシリーズと思われる)。また、語尾に「〜だぜぇ」と付けて話すことが多い。

いつも「クーックックックックッ…」(「くーっくっくっくっくっ…」とひらがな表記の場合もある)と不気味に笑っている。甲高い声で笑う他に、初期の頃は囁くように(子音のkのみで)笑うこともあった(このように笑うタイミングは『ちびまる子ちゃん』の野口笑子とほぼ同じ)。よく(クルル本人がトラブルを起こしたときに)マネされる。

二人称はあんた。

普段はふざけたような言い回しをすることが多いが、必要とあらば礼儀正しくふるまうこともできる。また、アニメでは「本気になるとしゃべり方が変わる」と言う演出が行われているが、これは担当声優の子安が演じていた『機動戦士ガンダムSEED』・『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場人物、ムウ・ラ・フラガ(ネオ・ロアノーク)のパロディと言う面もある(アニメ第134話では、ムウの名台詞「不可能を可能にする男」を使用。第159話でシュララが軍団員にクルルを紹介する際にキャッチフレーズのようにこの台詞を添えていた。また第153話では同じくムウ(ネオ)の名台詞「仔猫ちゃん」を使用していた)。

アニメ第185話Bパートでは子安の持ちネタではないがアニメ『DEATH NOTE』に登場するキャラクター「死神・リューク」に似たしゃべり方になったこともある(元ネタ同様、リンゴをほおばるシーンも再現されていた)。

また、クルルの台詞にはパロディが多く含まれる。たとえば、ボタンを押すときには必ず「ポチっと」というが、これは恐らく『ヤッターマン』の三悪の一人であるボヤッキーの「ポチっとな」のパロディと思われる。アニメ第141話では「オッス…、オラ…、クルル……」という寝言(『ドラゴンボール』の孫悟空のパロディ)を言ったことがあり、更にアニメ第158話Aパートでは「ハヤシもあるでよ〜」(南利明がかつて出演していたオリエンタル「スナックカレー」のCMのフレーズで知られる。第207話Aパートでは「ボルシチもあるでよ〜」となっている)、アニメ第168話Aパートでは「いい仕事してるだろ…」(鑑定士・中島誠之助の有名なフレーズのパロディ)、アニメ第171話Aパートではゲームセンターに設置しているインベーダーゲームをプレイしながら「炎のコマだぜぇ〜」(『ゲームセンターあらし』の石野あらしのパロディ)と言い、同話Bパートおよび第186話では右手にカレー用スプーンを持ちながら(後者では落としてから)「何じゃこりゃぁぁぁ!!!」(『太陽にほえろ!』のジーパン刑事(演:松田優作)の有名なフレーズのパロディ)と言い、第185話Bパートでは「クルル、感激!!」(ハウス食品の「バーモントカレー」のかつてのCM中での有名なフレーズ「ヒデキ、感激!!」のパロディ)とそれぞれ言った事がある。また、流行のお笑いのネタ(「欧米か」、「グー」等)をどさくさにまぎれてつぶやくこともある。

なお、話し言葉の中でケロロたちが普段言わない言い方をすることがあり、これらは棒読みが多い。以下はその例である。
  • 荷物を持つときに「よっくるしょ」(アニメ第85話Aパート)
  • 助けを呼ぶときややられたときに「ぺけちょんぱ…」(アニメ第112話)「ヘルプミー」(アニメ第131話)
  • 普通「何だって!?」と使う時の代わりに「なにゅーん」(アニメ第129話)
  • がっかりした時に「がくりんこ」(アニメ第129話)
  • 了解したときに「よろしく」という意味で「よろしこ」(アニメ第143話)
  • 「自分もだ」というときに「ミートゥー」(Me too、アニメ第145話)
  • 人が来たときに「おいでませ〜」(第146話)
  • 「もちろん」というときは「イエスオフコース」(Yes of course、超劇場版)、「もちコース」(「もちろん」と「of course」を合わせたもの。アニメ第157話など。第192話・第204話でケロロも使用した)、「スーパーもちコース」(第182話)「もちもちもちもちもちコース」(第206話)
  • 普通ならマジかよという時に「マジんこかよー」(アニメ第153話)
  • クルッ、クチュン」とクシャミをする(アニメ第159話Bパート)
  • 「ン?」や「え?」の代わりに「ニョ?」(アニメ第161話)
  • 夏美に捕まった時に「あ〜、放して下さい、お宝が見え、あ〜、見え…」(アニメ第171話Aパート)(『ニニンがシノブ伝』の音速丸のセリフか?)
  • 夏美などからお仕置きされた時に「んにょ〜」(アニメ第171話Aパート)
  • 何か食べ物を勧める時に「食する」「食しますか?」(アニメ第171話Bパート)
  • 冬樹君頑張ってぇー、ファーイ!(ファイト)」(アニメ第175話Aパート)
  • へーこんなに回れるんだー」(アニメ第181話Aパート)
  • 埋蔵金発掘の為に何kmでも彫れるドリルを用意したが、冬樹に「埋蔵金は深くは埋めない」と言われた時に「え、そうなんですか?だから牛乳箱の中に入ってますから。ドライカレー」(アニメ第182話Aパート)
  • ドロロから攻撃を受けた時に「何が悪いっちゃ…」(アニメ第192話Bパート。『うる星やつら』の登場人物であるラムの喋り方のパロディと思われる)
  • 後述の月島クルル子に変身している状態で、ボルシチパンに満足している時に「♪ボルシチパ~ン、ボルシチパ~ン…」と口ずさんだ後、「パパはボルいち、ママはボル、ボクはボルシチ」と言う(アニメ第199話Aパート。後述のセリフはかつて明星食品から発売されていたインスタントミニラーメン「ちびろく」のTV-CMに当時出演していたせんだみつおがCM中で言ったフレーズが元ネタと思われる)
  • キンチョーのCMの豊川悦司の台詞を真似て「やらしいやろ~」「奥さん、もっとググぅっと寄ってみなぁ、、、やらしいやろ~

なお、これらは全て担当声優の子安によるアドリブの様である。

好物[編集]

アニメ版では3rdシーズン頃からカレー好きという設定が加わった。これは『秘密戦隊ゴレンジャー』のキレンジャーおよび『太陽戦隊サンバルカン』のバルパンサーがカレー好きだったことからきた「戦隊シリーズの黄色キャラ=カレー好き」というパブリック・イメージの引用と思われる。また、この設定は軽く触れられた程度であるがアニメから原作に逆輸入されている。『ちびケロ ケロボールの秘密!?』では「一生分のカレーライスをくれ」と言って大きなカレーに埋まってしまい、肌の色が青色に近い水色から黄色になってしまった過去がある(そこで性格や口調も変わった)。おそらくドラえもんのパロディと思われる。

ギロロに「カレー野郎」と言われるほどカレーをこよなく愛し、非常に拘りも強く「ニンジンジャガイモタマ〜ネギ〜、うじょいあいぽいぽ(ぽいぽい愛情の逆読み)、もう大変♪」という変な歌を口ずさみながらそのカレー風呂に入っていたシーンもある(アニメ第118話Bパート。また第134話Bパートでは「ニンジン、ジャガイモ、タマ〜ネギ…♪」と口ずさみながら冬樹と共に古代のPCパーツを組み立てていたシーンがある)。ちなみにアニメで歌っているカレーの歌は子安のアドリブ。そのためか秋葉原エンタまつりの際販売された『超劇場版ケロロ軍曹2』の前売り券にクルルカレー(ハウス食品のレトルトカレー「ククレカレー」のパロディ)が付いてきた(このカレーの味は電波系であるクルル曹長の性格とは違い、かなりの甘口だったらしい)。超劇場版2のタイアップとしてケロロカレー(2個入り600円)が発売されたが、こちらも甘口である。

また普段クルルは真面目な話には乗らないが、米粒などカレーに関する事柄には真面目に受け止める。アニメ第151話Aパートで「ホワイトデー"激辛"ホワイトカレーチョコ」を作った。思わず悲鳴を上げてしまうほどの猛烈な辛さで、ケロロ・ギロロが犠牲となった。しかし月神散世もこのホワイトカレーチョコを食べたが、「美味しい」と言ってのけ、「(彼には)お菓子作りの才能はあるかも」とまで言っている。

アニメ第161話では極度なカレー好きであることを逆用されて真っ先に敗北し、文字通り敵(メケケ)の「操り人形」になってしまうという失態を見せた。このことに関し、当人は珍しく悔しそうな表情を見せている。ただしその後のプタタ戦ではサブローとのタッグプレーでカレーを使って敵を敗走させるという、実に彼らしい方法でしっかりと汚名返上している。

さらに、アニメ第186話における「カレーかと思って食べてみたらボルシチであった」というエピソード以降、ボルシチ好きという設定も追加された(アニメ第192話Bパートにてケーキをボルシチ味に変えようとしたほどである)。

その他、ピロシキダッカルビシメサバもんじゃ焼きも好きな模様である(アニメ第194話Bパートより)。

その他のエピソード[編集]

  • 小説版では無謀にも筆者(伊豆平成)に挑み、半強制状況作成装置(イマモムカシモテレビズキダイヤル)で一時優位に立つも最後の最後にとんでもない方法で逆襲された。
  • いつもiPodのようなリモコン(玩具等ではマルチリモコンと呼ばれる)を所持している。
  • 瓶底メガネにサーチライトが仕込んであった時もあった。
  • 音楽も好んで聴く(しかも電波系の曲ではなくJ-POP)。
  • すき焼きは嫌いらしい。
  • 小隊の「資金作り担当」でもあり、その卓越した頭脳は夏美もある程度買っている(アニメ第88話)。
  • ケロロ小隊の中ではドロロの次に登場回数が少ない(クルルは主に室内での仕事が多いので屋外での作戦などには参加しないものと思われる)。また、ケロロの次に夏美や裏桃華などのお仕置きを受けるキャラでもある(大抵の場合、クルルの発明品が関わっているため)。
  • 『ちびケロ ケロボールの秘密!?』ではちびケロたちとクルルが共に子供の時に出会うエピソードがある。
  • 普段は日向家の地下に作ったケロン軍秘密基地内にあるクルル専用研究施設(クルルズ・ラボ)で暮らしている。中には押し入れがあり、そこが寝室になっている模様(押し入れで寝るというのはドラえもんが元ネタ)。
  • いつどこで食事をとっているのかはハッキリしていないが、ラボでカレーを食べている描写がアニメに存在するので一人で好きな物を好きな時にラボで食べているようである。まれに日向家の人たちと食事をする時もある。
  • クルルは原作・アニメともに「宇宙の一部における地球人女性の等身大フィギュアブームに火をつけた人物」でもある。
  • 原作では小雪の悪霊退治の際に技が失敗しクルルの眼鏡とバッジが壊れた上に気が狂い井上陽水の『傘がない』を歌っていた。その後も我に返らず、日産・セフィーロのCMでの井上陽水の名台詞を口にした。
  • 小隊メンバーで宇宙回転寿司を食べに言った時、他のメンバーが全員スルーしたペコポン巻き(軍艦の上にフルーツなどが乗った、いわゆるキワ物系の寿司)を一人だけ食べた。しかも「マズいぜぇ〜」と言いながらペコポン巻きばかり食べていた。
  • 体はいたって健康であるが、性格には重度の問題ありとプルル看護長に診断され、ボランティアに励むも殆ど改善は見られなかった。
  • 一応少佐まで上り詰めただけはあって、ケロロの代理として隊を引率した際は見事な統率力を発揮。普段、仲間を振り回す姿しか見ていないほかの部隊員達を感動させていた。しかし、表面的には「見事な指揮官」を演じていたものの、その裏では普段以上に他の隊員を振り回す行動を取っていたため、ギロロたちは地雷原を目隠しして歩くような緊張状態になってしまった。
  • いつもMacG5を使用している。そして1度だけインテルCore2Duo?と思われるマークがついたパソコンを使っていた(Core2Quad Core2Extremeの可能性もある)。
  • アニメ第175話Bパートで、スイカガラムマサラという香辛料(しかも、彼自身が調合した)をかけて食した。またアニメ第192話Bパートでは自分の分のクリスマスケーキにレトルトのボルシチをかけて食べようとした。
  • 基本的に笑い方は「ク〜ックックックッ」だが、第132話Bパートでは「♪ク〜クックック〜ッ」になっていた。またこの回は「ジュンコ〜」とも口走っていたが、これはこの回のサブタイトルのパロディ元が桜田淳子の楽曲『わたしの青い鳥』である為。
  • アニメ第220話Bパートでは「カプセルニョロロ」(ニョロロをカプセルに詰め込んだと思われるもの)を持ち歩いていた

クルル曹長が起こした騒動・いやがらせ[編集]

  • 新・夢成長促進銃(アニメではジンセイガニドアレバ銃)の使用で夏美を大人にさせてしまった(しかも、発言が全てオヤジギャグになるようにされてしまった)。(原作第24話・アニメ第18話)
  • 大規模ないやがらせ行動を実施。ほぼ全員が被害者だが最後はモアに敗北した。(原作第51話・アニメ第28話Bパート)
  • ギロロのベルトを失敬。ばれた際、彼にバズーカ砲を至近距離から(ほぼ砲門が顔面に密着)何発も打ち込まれた。(原作第52話・アニメ第12話Bパート)
  • 温泉のチケットをケロロ型のオートジャイロを使って空に飛ばし、それを狙っていた桃華小雪を意図的に争わせた(原作第70話・アニメ第34話Aパート)。
  • 夏美の服に妙な仕掛けを施し、冬樹の本の肝心なページを破りとっておいた。しかも、それを親切でやった事と偽装してちゃっかりお礼まで手に入れた。ばれた際、夏美と冬樹にボコボコにされた(原作第79話・アニメ第49話Aパート)。
  • ケロロ・ギロロ・タママドロロに嫌がらせをし、4人がそれに抗議して除隊まで持ち上がった際に冬樹・夏美・桃華・小雪を洗脳してクルル小隊を結成し、離反を表明。しかしこれは地球に慣れ過ぎて侵略を忘れがちになっていた小隊メンバーに活を入れるためのものであり、これによって活を入れられた小隊はヴァイパー・R(リサイクル)を一撃で撃破するほどの実力を見せた。なお、当然ながら離反も除隊もなしになった。(原作第110話)
  • 実験事故で赤ちゃんになってしまい、怪音波並の泣き声を放って周囲を困らせた。子守をする日向姉弟に対しては家具小物や冬樹の水晶髑髏を投げて壊したり、夏美の顔にお漏らしをしたり、コーヒー用粉ミルクをリビングに振りまいた。また、夏美の部屋で大人しく「623の俺ラジオ」を聞いていたかと思えば、コンセントを抜いて「く~っくっく」と笑っていた。ママ型地球(ペコポン)人スーツを来て子守唄を歌うギロロの音痴さに、胸元の自爆装置を押して爆破させるなど、赤ん坊にしては随分とアクティブな嫌がらせを披露するも、子守をするモアの純粋さに耐えかね、腕の中から逃げ出して自分で銃を修理し解決した。(アニメ第83話Bパート)
  • ダソヌ☆マソ戦で「モアピーチサマースノー」を無断で撮影してネットで販売。その上、"特典映像"として着替えシーンまで封入した(夏美に殴られ気絶)。(アニメ第88話)
  • すき焼きの肉を全部とり、レトルトクルルカレー(甘口)を入れてカレーを作りすき焼きパーティをめちゃくちゃにした。しかし間接的ではあるがそれがきっかけでケロロらは地球侵略のことを思い出した。(アニメ第137話Bパート)
  • 現実世界が異界と化す『呪いのDVD』を放置し、他の小隊員や夏美たちがピンチになった(厳密に言うとケロロの過失だが)。(アニメ第122話Bパート)
  • バレンタインデーにチョコレートと見せかけたカレールーをギロロに贈った。それによりギロロは夏美の前でカレールーをかじるという恥ずかしい姿を見せてしまう。またこのことがギロロのトラウマになっている。(アニメ第147話Bパート)
  • 「ソウルダイバー」を使ってギロロの夏美に関する記憶を改ざんした。(アニメ第158話Bパート)
  • クルル以外のケロロ小隊員と夏美・冬樹が入った状態の「チビケロハウス」のスイッチを押し、彼らを中に閉じ込めた。ボタンを押したのはわざとだと言っているが、それ以上に「ボタンを見ると押したくなる衝動」に負けたようである。(アニメ第162話)
  • 恋愛指向性精神作用超分子配合飲料 チューチュードレイン」なる薬品をつくり、しかも、これを渡された途端に暴走するであろう人物に限ってばら撒いた(最後は奇禍により自分が被ってしまい、信号機に恋をしてしまった)。(小説版第1巻)
  • ケロロが「自分にかけられた濡れ衣を晴らす」為に考えた作戦に便乗し、無理やり少年少女探偵団を結成させた。(小説版第2巻)
  • ギックリ腰で入院したケロロの代理としてヤクニン星の大使の接待した際、あの手この手で大使に嫌がらせをしそれに対して他の隊員がどのように対処するかを楽しんでいた。さらに大使のかつら接着剤をつけ、退院したケロロが部下に対する監督責任を問われ、本部に呼び出された。(アニメ第165話)
  • 『白い顔』が出てくる怪談話の検証中、「こんな顔かい?」(のっぺらぼうのパロディ)とパックをした顔で登場(『ドラえもん』の「怪談ランプ」のパロディか)。ラストでは【七不思議】の最後のひとつ(真偽は不明)をケロロに吹き込み錯乱させた。(アニメ第170話Aパート)
  • 無人侵略マシンを攻撃する代わりに夏美と冬樹のかき氷にカレーをかけた。(アニメ第171話Bパート)
  • クリスマスケーキをクルル自身お気に入りのカレー味ではなく、ボルシチ味に変えようとした。(アニメ第192話Bパート)

その他、いやがらせやそれと取れる行為を多数行っている。

クルル曹長の呼称一覧[編集]

一覧を見ても分かるとおり、殆どが「クルル」と呼ぶ。逆の場合は相手が人間の場合はフルネームで、小隊メンバーの場合は相手がギロロ・ドロロの場合は「先輩」を付けて呼ぶことが多い。その他は呼び捨てが多い。あるいはあんたとも呼ぶ。()内は省略されることもある。

名前 クルルを呼ぶ際の呼称 クルルに呼ばれる際の呼称
ケロロ クルル(曹長・君)・黄色(2011年度ならケロロから呼ばれる、2012年度ならドロロ) (ケロロ)隊長(アニメ第9話では「ケロロ」と呼び捨てしたこともある)・緑(2011年度ならタママに対して、2012年度ならギロロに対して)
ギロロ クルル (ギロロ)先輩・おっさん・あんた
タママ クルル先輩・曹長さん(第33話) タママ(君)・ガキ・坊主(タママの走馬燈の中で「タマちゃん」呼びだったこともある)
ドロロ クルル殿(但し、超劇場版ケロロ軍曹では「クルル」と呼び捨てで呼んでいたこともあった。) ドロロ(兵長・先輩)・奴(やっこ)さん・青(2011年度ならギロロ、2012年度ならタママ)・あんた・ブラザー(第206話Bパート)
冬樹 クルル・曹長(夏美の妹ならクルルくん) (日向)冬樹・(日向)弟・冬樹君 <夏美の妹なら(日向)妹>
夏美 クルル (日向)夏美
クルちゃん 日向秋
623/サブロー クルル 623/サブロー
桃華 クルルさん・クルルの野郎 西澤桃華
モア クルルさん・曹長さん モア
小雪 ドロロのお友達・博士(第330話Bパート) 東谷小雪
ポール クルル殿 (不明)
トロロ クルル曹長・ケロロ小隊のオペレーター ガキ・クソガキ
ナレーター クルル曹長・クルちゃん (不明)

コスプレ・変身[編集]

クルル子(月島クルル子)
アニメ第47話Aパートで初登場。全身型ペコポン人スーツを着て地球の少女に成りすましたクルル。自称「ひな祭りの妖精」だが、アニメ第82話Aパートでは『623の俺ラジオ』のオーディションにも登場。特技はダジャレ暗算(ダジャレを言いながらの暗算)。ドラマCD『地球侵略CD』第4弾や4コマ漫画にも登場している。外見はコレクター・ユイのパロディ。持っているは『カードキャプターさくら』の主人公、木之本桜が使っていた闇の杖のパロディ。
アニメ第199話Aパートでは、街中で大橋社長にスカウトされたことでアイドル「月島クルル子」として活動した(『きらりん☆レボリューション』の月島きらりのパロディ)。しかし最終的にはカレーやボルシチが好きなときに食べられないことで面倒になって活動をやめた。
おばあさん
アニメ第63話Aパートでケロ八が先生をするために山田先生を引き止める目的で変装した。ペコポン人スーツは着用せず着物をきている。
インケン
アニメ第65話Aパートで七転署捜査一課の刑事の一人に扮したクルル (966)。
白装束
アニメ第67話Aパート・第118話Aパートで登場。怪談がらみでこの格好をすることが多い。
ちびクル(幼年期の元々は黄色ではなく青だが「ジンセイガニドアレバ銃」では黄色になっていた)
アニメ第83話で夢成長促進銃(ジンセイガニドアレバ銃)が暴発して幼児化してしまった。容姿は赤ちゃんだが性格は同じでこの頃から天才で嫌な性格だった。よく泣いており泣き声が大きくなると怪音波化する。普通のあやしかたの逆をする(ガラスを引っかく音や食器などが割れる音を聞かせるなど)と泣き止む。オカルトには興味を示さない。
ちなみに笑い方は大人クルルと同じ「ク~ックックックック…」で、泣き声は「バボビー」。
三月ウサギ
アニメ第87話Bパートで、ジュリー人が作り出した『不思議の国のアリスを模したモアの世界』に登場したときの姿。帽子屋(ギロロ)と一緒にティパーティーを開いた。
スベスベマンジュウガニ
アニメ第99話で「ペコポン水族館」の中でにコスプレしていたときのクルル。コミカルな名前に反して猛毒のあるカニ
クルッパー
アニメ第99話での「ケロッパーズ」としてのクルル。
カレー家クックレ蔵
アニメ第100話において、記憶を取り戻すため大喜利のメンバーに扮したときのクルル曹長の名。初代林家木久蔵のパロディ。
名前には「黄色=カレー」というイメージが含まれている。このことから、「クックレ」の部分は「クックック~」とハウス食品の「ククレカレー」が合わさっていると考えられる。キャッチフレーズは、「いや~んバカ~ん、そこ~はお~股~なの~。」
エビ
アニメ第100話で『サザエさん』のパロディの時に、マスオさんのパロディで登場したクルル。
クルル先生(歯科医)
アニメ第107話Aパートで、歯科検診に潜入。生徒の虫歯を発見したときに無理矢理口を開けさせ、簡易型カリエス・ウォー(アニメ第10話参照)を行った。
理科室の動くガイコツ
アニメ第118話Aパートに登場。吉祥学園の生徒を怖がらせるために作ったもの。しかしクルルが睡魔に襲われ眠ってしまったため、作戦は失敗した。
タイガーホース
アニメ第122話Aパートのラストで、『呪いのDVD』が勝手に再生された際にこの姿に。ちなみにタママやギロロ、ドロロ、冬樹、夏美、モアも同じ姿になった。
シャア・アズナブル
アニメ第125話Aパートでペコポン巻きを取ったクルルを見て、ケロロが妄想したシーンで登場。そのシーンは「ケロロ様~」叫ぶ頭がペコポン巻きの女性(イセリナ?)、「坊やだからさ」と言うクルル、そして撃墜されるガウと、ケロロの心境はまるでガルマ・ザビである。
フランケンシュタイン
アニメ第133話でハロウィンパーティーに参加するため、フランケンシュタインスタイルのペコポン人スーツを着用したクルル。「フンガー」としか喋れない。『怪物くん』のフランケンが元ネタ。
台風
アニメ第135話Bパートで、ケロロのに登場したクルル。セミの役でも登場した。
ハチ
アニメ第136話Aパートの「さるかに合戦大作戦」におけるクルル。「一本でもにんじん」の歌詞の一部を言っていた。
クル田
アニメ第177話Bパートに登場。侵略作戦シミュレーション「ペコポン一のガンプラ男」内でのクルル。七三分けにちょび髭で北海道訛りの口調で話す。一人称は「俺(お)ら」。
ガンプラ会社超絶合金専務。新入社員の毛路論軍曹(ケロロ)から超絶合金の新商品(超絶合金魂)のアイディアを貰う。ガンプラのタマ川(タママ)と対立している。
飛脚
アニメ第182話Aパートで、ケロロの夢の中に登場。殿様(タママ)に頼まれてお金(本物)を運んだ。
デスクトップパソコン
アニメ第185話Aパートでロボボの機械化光線を浴びてパソコンと一体化したクルル。モニターに顔が映し出されていた。
クルューク
アニメ第185話Bパートで『DEATH NOTE』に登場するリュークに似たキャラとして登場。リンゴを食べるシーンやアニメ版の最終回の部分等のパロディをした。
Mr.K
アニメ第214話Aパートで登場。西澤ピーチグループの活性化に一役買う。だが、飽きたと言う理由で「普通の男の子に戻りたい」と発言し、世界中をズッコケさせた。登場の仕方から『DEATH NOTE』に登場するLのパロディと見られる。

ちなみに、コンピューターを出す仕草は、世界一薄いノートパソコンのパロディである。

クララ
アニメ第215話Aパートで、ケロロとともに偽ウェットルキングを使って夏美を襲っていたときの姿。ゴリラに似た格好をしており、「ラー」と喋る。『スペクトルマン』(『宇宙猿人ゴリ』)に登場したラーのパロディ。

関連項目[編集]

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