B・N・F

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B・N・Fビー・エヌ・エフ1978年3月5日 - )は、千葉県市川市出身、東京都港区在住の資産家投資家 小手川 隆のこと。

2ちゃんねるでのハンドルネームは「B・N・F」、マスコミなどでの通称は「ジェイコム男」であるが、ネット上ではほとんど使われていない。B・N・Fという名前の由来は米国投資家ヴィクター・ニーダーホッファー(Victor Niederhoffer)をもじったもの。

来歴[編集]

ネットトレードを始めた時は大学に在学していたが、卒業までの単位を2科目残したまま中退している。

地元の市川市に2億円の中古の二世帯住宅の豪邸を購入し、親にはクラウンマジェスタを贈り、港区の4億円高層マンションを購入したこと以外には、特別に贅沢をしておらず、普段は専用のトレードルームに引きこもって1人で取引している。

2008年の番組出演に際して対談をした久米宏によると、日本の食糧自給率の低さに関心を持ち、将来農業の立て直しに役立ちたいとの思いがあるとのこと。

2008年9月リーマン・ブラザーズ株を取得したが、2日後に倒産。この取引で7億円の損失を出した。

日経平均株価がバブル後最安値を更新した2008年10月でも、資産を210億に増やした。

2008年10月には、秋葉原駅前の地上10階・地下1階の商業ビル「チョムチョム秋葉原」の所有権を90億円程度で取得した。転売や賃料収入に期待しているわけではなく、資産分散が目的としている。

2009年6月1日、オリックスの「第46回定時株主総会招集通知」に、第9位の大株主(2009年3月末時点)として記載された。持株数は107万株、議決権比率で1.19%を保有する個人筆頭株主にあたる 。

2010年3月31日の時点で、以下の企業の大株主となっていたことが、四季報などから明らかになった。

2010年6月30日の時点で、以下の企業の大株主となっていたことが、四季報などから明らかになった。

ジェイコム株大量誤発注事件[編集]

B・N・Fがマスメディアに初めて登場したのは2005年12月8日、新規上場したジェイコム(人材派遣業。ケーブルテレビのJ:COMとは関連なし)の株式においてみずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤注文し株式市場を混乱させたジェイコム株大量誤発注事件である。

この事件において7,100株を取得、同日中に市場で1,100株を売り抜け、残る6,000株(発行済み株式の41.38%)を現金決済(20億3,500万円)していたことが大量保有報告書で分かった。

わずか10分程度の間に自己資金40億円以上を投入し、当日の売買益は不明ながらも、強制決済による清算益だけでも約20億円超を稼いだ計算になる。これは、個人が相場で稼いだ利益としては最高額であるとされる。しかし当人は「いつもと変わらず冷静だった」と語っていた。

この事件以降、しばしば雑誌テレビの取材に顔を伏せて答えていたが、2006年2月28日テレビ東京の『日経スペシャル ガイアの夜明け』で素顔を明らかにする。2008年5月17日には日本経済新聞の1面に顔写真入りで紹介される。 なお、テレビ出演の初期の頃は本名を名乗っていた。

2009年12月4日、みずほ証券東京証券取引所(東証)に対して損害賠償を求めていた裁判で、東京地方裁判所が東証に107億円1212万8058円の支払いを命じた。この件について、B・N・Fは「とくに感想はありません。私には関係のないことですが、個人が誤発注をしても誰も助けてくれないことに変わりはないので、私自身、これからも誤発注をしないよう気をつけるだけです」と語った 。

エピソード[編集]

満腹感による眠気や「集中力の欠如」を避けるため、朝食は摂らず、昼食はカップラーメンを食べる。買い物は「100円ショップ」も利用する。2006年の『ガイアの夜明け』出演時には「趣味も特にない」と言っていたが、2007年の東京スポーツのインタビューでは趣味に競馬を挙げ、馬主になる可能性を示唆した。ただし、馬券は買わないとのこと。ジェイコム事件当時はPHSを連絡先として使用している。

株式トレードに強い意欲があるわけでもないが、目の前に儲けられる機会があるのに無視するのは損するのと同じと考えており、止めることが出来ないと語っている。

株価が気になって海外旅行にも行くことができない。

他人の金の運用はしたくないと言っており、証券会社の雇われトレーダーなどになる予定はなく、ソフトバンク孫正義社長と会談した際に資産を運用するよう頼まれたが、断っている。

北畑隆生経済産業事務次官(当時)が2008年1月同省の関連団体の講演会でデイトレーダーに批判的な内容の話をした件について、「講演で話したことなので、正確な意図は分からない」と前置きした上で、「批判には慣れているので『またか』という印象です。」とコメントをした。

トレード手法[編集]

個人資産
2000年、都内の私立大学法学部3年生の時、いままでの貯金やアルバイトで稼いだ160万円を元手に株式投資をスタート。2008年5月中旬時点の個人資産は約210億円。2005年の年間所得は109億3208万7288円。2006年ライブドアショック前に約20億、その後で約30億円を稼いだ。
2006年3月の収益は11億9956万7503円であった。
トレード手法
スイングトレードでの資産運用が得意だがPERなどの指標は全く見ない。運用資産が増大してからはTOPIX Core30構成銘柄などの大型株を重点売買する。
判断基準は「感覚というより慣れ。トータルの値動きへの洞察力が、最も大事。日経平均先物市場の動きを見ている」とのこと。
25日移動平均線からの乖離率を基にした逆張りがネットでは有名。
また、「上がりそうもなければさっさと損切ればいいわけです」と素早い損切りが大事であるとも語っている。
先物取引
2007年商品先物も手がけようと先物口座を開設した。
外国株・長期投資
2006年6月時点で140億の運用資産を80億程度に減らす必要を感じているが、残り60億円の運用プランは見あたらない。
不動産投資
資金が大きくなり運用が難しくなったため、2008年10月に90億で商業ビル「チョムチョム秋葉原」を資産分散を目的に購入した。

2ちゃんねるへの投稿[編集]

投稿時代
2ちゃんねるには、主に「B・N・F ◆mKx8G6UMYQ」として『今日の勝ち負けを報告するスレッド』で投稿していた。初投稿は2004年2月5日である。その資金力(当初3億円前後)と50銘柄同時売買をする視野の広さ・値動きへの深い洞察は多くの2ちゃんねる投資一般板住人に衝撃を与える。
記載内容はいたって謙虚で自慢の内容などはあまりなく、教えを請う人には丁寧に指導していた。初めは小さい金額の勝ち負けを記載していたので皆から賞賛を浴びていたが、稼ぎのあまりの大きさ、サラリーマンの年収を一日で稼ぐこと、ある日売買した銘柄全てが値上がりしていたことなどからバーチャル(虚偽/架空の記載のこと)だとして一部の人間から次第に叩かれるようになる。
その影響からか固定ハンドルネーム(コテハン)での投稿は2005年4月1日を最後に途絶えているが、情報収集に「市況実況板」「ニュース速報板」を使用したり、「投資一般板」の【株板相場師列伝】スレッドにたまに「名無し」での書き込みをしているとのこと。
ジェイコム事件以降
ジェイコム事件で20億円を稼いだ20代男性のことが報道されはじめた時『あれはB・N・Fではないか?』と指摘する声が同板住人の一部から聞かれたが「2ちゃんねらーなんかにそんなすごい人がいるわけがない」などの批判も見られ、真相は明らかではなかった。
しかし『ガイアの夜明け』にB・N・Fと名乗って本人が出演したことでジェイコム男=B・N・Fであることが確認された。

関連メディア[編集]

ワイルドライフ
漫画『ワイルドライフ』第19巻では株取引のプロとしてB・N・Fという名前で登場している。『ワイルドライフ』自体は獣医を描いた漫画であるが作者の興味から取材を行い作中にて登場させている。
星ひとつの夜
2007年5月25日に放送されたフジテレビ渡辺謙主演のスペシャルドラマ『星ひとつの夜』に26歳のデイトレーダー玉木宏)がメインキャストとして登場しているが、B・N・Fがジェイコム騒動で有名になった年齢が27歳とほぼ同年代、都内の高級マンションに一人暮らし、「株を止めたくても止められない」との発言、あまり社交的に振舞わないスタンス、大学在学中にアルバイト資金で株を始めたこと等など、人物設定にB・N・Fとの共通点が多い。
脚本山田太一は近年注目されるようになったデイトレーダーを題材にしたドラマを作りたいと思っていたと番宣番組で述べた。そのため、そのメインキャストのモデルはB・N・Fだったという説がある。なお、同番組の視聴率は18.4%という高視聴率を記録した。

関連項目[編集]