テレビ宮崎

提供: Yourpedia
2009年8月18日 (火) 21:01時点におけるウーソキマスラ (トーク | 投稿記録)による版 (新しいページ: ''''株式会社テレビ宮崎'''(テレビみやざき)は、日本宮崎県放送対象地域としている放送局で...')

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

株式会社テレビ宮崎(テレビみやざき)は、日本宮崎県放送対象地域としている放送局である。

略称はUMKUHF Miyazaki K.Kの略)。イメージキャラクターも兼ねるシンボルマークの愛称はみるるん地上デジタル放送PRキャラクターの名前は「デジみる」。マスコットキャラクターイルカゆっぴー。現在のキャッチフレーズは「夢、未来、感動!」。

コールサインJODI-TV(アナログ放送)/JODI-DTV(地上デジタル放送)。FNNNNN及びANNに加盟し、日本国内で唯一の3局クロスネット局[1]である。

概要[編集]

ファイル:JODI-TV Studio.jpg
演奏所(スタジオ)

1970年4月1日に宮崎放送 (MRT) に次ぐ宮崎県で2番目の民間放送局として開局し、2006年12月に地上デジタル放送の本放送を開始した。本社・演奏所(スタジオ)の所在地は宮崎市祇園2丁目78番地。送信所鰐塚山頂に置く。宮崎県内では最後に開局したテレビ局である。

開局時にネット比率が6:2:2(左からフジテレビ日本テレビテレビ朝日)と定められている[2]。2008年時点の編成では5:3:1:1(左からフジテレビ・日本テレビ・テレビ朝日・その他)[3]となり、フジテレビ系列を中心とした3系列のクロスネットである。プライムタイムにフジテレビ系以外の番組も放送するため、独自色が強い。

関連放送局にはエフエム宮崎があり、UMKの演奏所(スタジオ)に隣接する『UMKスポーツスタジオ』にエフエム宮崎の演奏所がある。また、宮崎日日新聞とも関係が深く、同紙のテレビ欄ではMRTよりも左に掲載される。一方、UMKは朝日新聞との関係は薄い。ただし、テレビ朝日と資本関係があり、九州の基幹局である九州朝日放送をキー局に文字多重放送を実施している。

直接受信が可能な地域は、宮崎県のほとんどと鹿児島県大隅半島の東半分、種子島の一部。アナログ放送のサービス放送時には鹿児島県開聞町(現・指宿市)や高知県大月町からの受信報告があった。

フジテレビ系列を中心としていることや諸事情により、県内のケーブルテレビでは他県のフジテレビ系列局の再送信は行っていない(他県のフジテレビ系列局を直接受信できる地域のケーブルテレビ局を除く)。2008年にケーブルテレビの区域外再送信に関する意見が総務省により募集され、宮崎ケーブルテレビは「フジテレビ系列局も再送信の対象に含めるべき」と回答した[4]ものの実現には至っていない。

クロスネット[編集]

上述の通り、UMKはフジテレビ系列を中心に日本テレビ系列やテレビ朝日系列の番組を織り交ぜた編成を実施している。プライムタイムの編成は2024年現在以下のようになる。

このうち月曜日(20時台除く)と火曜日の22時台、金曜日の19時台、日曜日の22時台後半は時差ネットとなる。詳細は全国ネット番組の節を参照。

時間帯 日曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
19時台 日本テレビ系 フジテレビ系 フジテレビ系 フジテレビ系 フジテレビ系 フジテレビ系 フジテレビ系
20時台 日本テレビ系 日本テレビ系
21時台 テレビ朝日系
22時台 テレビ朝日系

フジテレビ系の番組配給ネットワークであるFNSには加盟しているが、日本テレビ系の同様の組織NNSには加盟していない。また、テレビ朝日系については、日本テレビ系に比べても消極的であり、昼のANNニュースなど一部番組の同時ネットをしているものの、番組供給部門(テレビ朝日ネットワーク)の対象から外れている。日本テレビ系とテレビ朝日系の番組の一部(特に後者)はMRTでも放映される。

クロスネット局ではあるものの、ニュース取材はフジテレビ系のニュースを主力に行っており、日本テレビ系の宮崎県のニュース取材(特に『ズームイン!!SUPER』・『NNN Newsリアルタイム』用)はキー局である日本テレビか九州の基幹局である福岡放送、隣県の熊本県民テレビ鹿児島讀賣テレビテレビ大分(ズームイン!!SUPERの中継のみ)が行う場合がある。テレビ朝日系についても同様で、大分朝日放送が担当していたこと(2008年9月20日の『列島異変2008』)がある。反対に『FNNスピーク』・『NNN Newsリアルタイム』・『報道ステーション』などUMKで放映されていない報道番組でUMKの取材映像が使用される事例も台風報道を中心にみられ、中にはUMKのアナウンサーが中継する場合もある。

かつてFNS番組対抗NG名珍場面大賞などのネットワーク部門では、秋田テレビと並んでほぼ常連のテレビ局であった。特に『さんさんサタデー』や『JAGAJAGA天国』内で発生するアナウンサーのNGが多く、数々の名シーンを残した。さらに、トリプルネット局のため、同じNG-VTRを日本テレビ、テレビ朝日系列のNG系の番組で放送し、様々な賞を総なめにした局でもある。

年表[編集]

資本構成[編集]

送信所[編集]

ファイル:UMK Wanitsuka.jpg
鰐塚送信所(親局)

親局は鰐塚送信所、中継局は全て『○○中継局』と称する。飯野中継局(えびの市)の補間波のみVHF帯で送信される。

アナログ放送[編集]

デジタル放送[編集]

  • 宮崎(鰐塚山) 16ch 1kW
  • 延岡 43ch 100W
  • 高千穂 21ch 10W
  • 日向 43ch
  • 串間 38ch

主な番組[編集]

注意:この項目・一覧は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。

自社制作番組[編集]

 (HV)はハイビジョン制作

2004年10月31日に放送された (UMKでは11月7日に放送) 西部警察スペシャルの宮崎ロケに制作協力した。

過去の番組[編集]

全国ネット番組[編集]

プライムタイム・同時ネット[編集]

2024年12月現在)

  • 火曜19:00 - 22:00、水曜、木曜、土曜はフジテレビ系列
  • 月曜20:00 - 21:00、金曜20:00 - 23:00、日曜19:00 - 22:30は日本テレビ系列
FNSの日のスペシャル番組は、放送終了まで放送し(ただし、土曜深夜のNNN NEWS、日曜昼のANNニュースは従来どおり放送するためこの間の放送は中断される。しかし、回によっては、両番組が休止になったこともあった)、放送終了後は、通常通り日本テレビ系の番組を放送する。
※またNNS系の24時間テレビは現在ほとんど定時から始まらず(土曜がFNS系なので)、場合によっては終夜放送しない場合もある。またそのため他番組ともかぶるため何度も途中飛び降り、飛び乗りを繰り返している。さらにUMKからのローカル放送も他県に比べて極端に多い。これは同じNNSと他系列のクロスネットを行っているテレビ大分も同じである。ただし、大分よりも頻繁に行っている(詳しい編成状況はこちらを参照)。

その他の主な同時ネット番組[編集]

フジテレビ系
日本テレビ系
※毎年正月2日、3日に放送される箱根駅伝は復路のみ同時ネット(2008年より、往路も12:00より一部生中継)。
テレビ朝日系
ANNニュースのネットは、開局時から昼のみのままであり、朝と夕方はFNNニュース、夜はNNNニュース(NEWS ZERO、NNN NEWS)のネットとなっている。なお、ANNニュース内でのローカルニュースでは、UMKもANNの共通テロップが使われる。
※本来『福岡国際マラソン』の続きで放送される『新婚さんいらっしゃい!』は、宮崎県ではMRTにネットされ、なおかつ通常の同時ネット時間に先行放送しているため、両番組が表裏となる。

時差ネット番組[編集]

フジテレビ系
日本テレビ系
テレビ朝日系
テレビ東京系

アナウンサー[編集]

男性[編集]

女性[編集]

気象予報士・リポーター[編集]

かつて在籍したアナウンサー[編集]

男性アナ
女性アナ

技術関連[編集]

オープニング・エンディング[編集]

局名告知のこと。UMKの番組表上では「オープニング」「エンディング」と記載される。

オープニング[編集]

  •  ? - 1999年

宮崎県地図(隣接県も若干写る)の静止画に、チャンネル表示と同時にナレーションが読むのみのシンプルなバージョン。1980年代から使用された模様。BGM不明。

  • 1999年 - 2002年2月1日

こどものくにの映像。ナレーションは、冒頭で「おはようございます これから今日の放送を開始致します。テレビ宮崎からご覧のチャンネルでお送りします」と言った後、最後の部分で「JODI-TV、JODI-TCM テレビ宮崎です。今日もUMKの番組でお楽しみください」と女性アナウンサーがアナウンス。このバージョンでは、UMKのシンボルである「みるるん」が、一切出てこない。(75秒)

  • 2002年2月1日 - 2003年3月1日

新社屋が完成したのを機に、新社屋の内部や、新社屋を空撮した映像に変更。ナレーションは一世代前と同じであるが、最後の「今日も~」の部分がカットされている。(75秒)

  • 2003年3月1日 - 2006年10月
ファイル:Tachibana Street Route220 Origin.jpg
撮影場所(橘通三丁目交差点)

宮崎市内(橘通り)を定点撮影したものを高速再生。撮影したものにモニターがはめ込まれてあり、過去のUMKの番組を年代順に映している。2004年に「Look at U」のキャッチフレーズを採用した後にマイナーチェンジされている。 BGMはorange pekoeの「Honeysuckle」。ナレーションの読み上げがなくなった。また、JODI-TCMの表示もなくなった。

  • 2006年11月以降

30秒に短縮。海岸を背景に「デジみる」が過去のUMKの番組を年代順に映している。コールサインはデジタル・アナログ双方表記。中継地テロップ消滅。冒頭では、波の音も流される。

エンディング[編集]

  • - 1999年

火の元、戸締りをご確認くださいという、静止イラストのあとブルーバックに中継局を表示。最後は、「おやすみなさい。JODI-TV テレビ宮崎」と表示して終了。

  • 1999年 - 2003年3月1日

最初の静止イラストは先代と同じ。次に緑と灰色が混じったような画面に中継地テロップをスクロール。最後は、野原のような画面にみるるんと、おやすみなさいの文字。ナレーションに「JODI-TCM」が追加。60秒。

  • 2003年3月1日 - 2006年10月

宮崎駅の夜の様子。BGMはorange pekoeの「やわらかな夜」。ナレーションの読み上げがなくなり、JODI-TCMの表示もなくなった。

  • 2006年11月以降

30秒に短縮。繁華街を映す。ラストに「デジみる」が登場。コールサインはデジタル・アナログ双方表記。中継地テロップ消滅。

時刻表示[編集]

時刻出しを一部時間帯で実施。

天気ループ[編集]

天気ループは朝・夕方の一部時間帯で実施。特に夕方は天気ループのみとなる。

放送外のイベント事業[編集]

  • PHOENIX JAM NIGHT(フェニックスジャムナイト) - 毎年7月に、シーガイアで行われる音楽イベント(正式には、「Coca-cola Predents PHOENIX JAM NIGHT」のため、コカ・コーラが冠スポンサーとなっている)。
  • UMK青少年スポーツフェスタ - 毎年3月下旬に、宮崎県内のスポーツ施設で開催される、スポーツ少年団の交流企画である。その他、青少年のスポーツ事業の積極的に支援するUMKスポーツ応援団を作っている。

関連施設・関連企業[編集]

概要にあるとおりエフエム宮崎・宮崎日日新聞との関連が強い。

関連施設[編集]

ファイル:JOMU-FM Studio 2009.JPG
UMKスポーツスタジオ(エフエム宮崎本社)
  • UMKスポーツスタジオ - UMKスポーツスタジオを増床するかたちでエフエム宮崎の社屋がある。
  • UMKギャラリー
  • 喫茶みるるん
    • 以上2施設はUMK社屋内にある。
  • UMKハウジングパーク
  • UMKスポーツ応援団

関連企業[編集]

  • 宮崎電子機器
  • テレビ宮崎商事
  • UMKエージェンシー
  • システム開発
  • UMKスイミングスクール
  • UMKカントリークラブ
  • エフエム宮崎

放送事故[編集]

放送停止[編集]

2007年8月15日の15時47分20秒に、テレビアニメONE PIECE』の放送中に機器の不調により映像が停止し、数時間に及び番組に影響を及ぼした[5][6]。このことにより九州総合通信局(KBT、以下略称表記)から同年10月3日に行政指導を受けた[7]

『ONE PIECE』の放送中に映像が停止し、30分以上そのままの状態となった[8]。この後も事故は継続し、16時台のドラマ『セクシーボイスアンドロボ』は完全に視聴できない状態となった。放送自体は16時52分に復旧したもの、ローカルCMが放送できない状態は続いた。『UMKスーパーニュース』の全国パートである17時台は、CMの部分を「しばらくおまちください」の静止画(いわゆるチョイ待ち)[9]の対応で済ませたものの、18時台の全国パートまでの番組中に幾度とCMの一部(静止画)[10]が挿入された。また、ローカルパート内にはCMは一切挿入されず、ステーションブレイク枠は全て公共広告機構(現:ACジャパン)のCMに差し替えられた。19時頃にバックアップ体制となり、最終的に22時52分[11]に全面復旧した。この放送事故に関するUMKへの問い合わせは電話だけでも約600件に上った。

テレビ宮崎は『UMKスーパーニュース』と『UMKニュース』内で幾度とキャスターによる謝罪[12]を行ったとともに、『セクシーボイスアンドロボ』については翌16日の同時刻に放送することなどを報告した。この時点では『ワンピース』の再放送日は未定であったが、同月17日にUMKの公式サイトなどに翌週(22日)の同時刻に改めて放送することを発表した。

同年9月28日付でUMKはKBTに放送事故に関する最終報告書を提出。これによると事故原因は「制御LANが1BUSリモコンの不調により異常をきたしたため」とされた。この対策として1BUSリモコンのソフトウェア改修や緊急用の迂回路の追加などの対策を施し、同年10月3日にKBTによる臨時検査が行われた。

放送中の事故[編集]

2008年6月14日、同局の自社制作番組『JAGAJAGA天国』の中で高千穂町の尻相撲大会に参加していた柳田哲志アナウンサーが生中継中に水田に頭から落ち、頸椎(けいつい)骨折や脊髄(せきずい)損傷で重傷を負った[13][14]

その他の宮崎県の県域放送局[編集]

脚注・出典[編集]

  1. 3局クロスネットのことを「トリプルネット」などと称することがあるが、テレビ宮崎の社史では一貫して「クロスネット局」を用いている。
  2. UMKの社史に基づく。『UMKテレビ宮崎の30年』発刊(2002年)時点では変更されていない。
  3. 『有線放送による放送の再送信に関する研究会(第6回) - 中間とりまとめ(案)に関する意見募集結果等』 宮崎ケーブルテレビの第472番の意見による。
  4. 『有線放送による放送の再送信に関する研究会(第6回) - 中間とりまとめ(案)に関する意見募集結果等』第70番の意見。
  5. 8/15放送中断についてのご報告 テレビ宮崎・トピックス、2007年8月15日。
  6. UMK1時間放送できず システム障害原因か 宮崎日日新聞、2007年8月16日報道。
  7. 放送システムの安全性・信頼性向上に係る放送事業者への要請 - 放送中断事故に関し株式会社テレビ宮崎を行政指導 - 九州総合通信局、2007年10月3日。
  8. 具体的にはAパート(前半)の終了時。
  9. 『トリビアの泉 へぇの本 IV』(講談社、ISBN 978-4063527063)に収録されたものとは別のものである。
  10. 画像は任天堂ゲーム機Wiiであった。
  11. 20時54分と21時54分の『UMKニュース』においてスポンサークレジットが表示されず、CMも不完全な放送であったため。
  12. テレビ宮崎で放送が断続的に中断 日刊スポーツ、2007年8月16日報道。
  13. 6月14日(土)「JAGAJAGA天国」中継中の柳田アナウンサー 負傷について テレビ宮崎、2008年6月16日。
  14. UMKアナ、生放送中に首骨折 水田突っ込む』 宮崎日日新聞、2008年6月15日。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

Wikipedia-logo.svg このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・テレビ宮崎を利用して作成されています。変更履歴はこちらです。