フジテレビ日曜夜7時枠
フジテレビ日曜夜7時枠(ふじてれびにちようよるしちじわく)はフジテレビ系列にて毎週日曜19時台に放送されている番組の総称。
枠の歴史
1969年までは枠が一定してなく、1時間枠の時もあれば、前半・後半の時もあった。内容も、バラエティ・時代劇・アニメとバラバラであり、更に1960年代中期からは、裏に『アップダウンクイズ』(MBS、なお関東地区はNET)、『ウルトラシリーズ(第1期)』、『オバケのQ太郎』を始めとする藤子アニメ(双方ともTBS)が放送されていて、視聴率は振るわなかった。特に『ウルトラシリーズ』第1作『ウルトラQ』は第1話から高視聴率を叩き出し、その裏で放送していた『W3』はその影響をモロに食らって、『快傑黒頭巾』との枠交換で月曜19:30に移動したのは有名な話である。
変化が訪れたのは、1969年10月に『世界名作劇場』の第1作『ムーミン』が開始、2ヶ月遅れて『アタックNo.1』が開始して、アニメ2本立て体制がスタート。これにより『アップダウンクイズ』と鎬を削られる様になり、更に『ムーミン』と同日に開始した『ハクション大魔王』や『サザエさん』からスライドして見る人も増え、アニメ路線は確立化した。以後1990年代前半まで、前半は旭通信社(現・アサツー ディ・ケイ)が代理店を務めるアニメ(『ミラーマン』は特撮)、後半は『世界名作劇場』の豪華2本立てとなった。この間、『マジンガーZ』から始まったSF路線はアニメ史に残るヒット作となり、キャラクター玩具は爆発的に売れる様になった。一方『世界名作劇場』も、『アルプスの少女ハイジ』や『フランダースの犬』は大ヒットした。
だが、1994年にNTVで『投稿!特ホウ王国』がスタートすると、たちまち視聴率は逆転。1996年に8年間放送された『キテレツ大百科』が『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に交代。一方『世界名作劇場』も、同年開始した『家なき子レミ』をもって遂に27年半の幕を降ろした。それでもアニメ2本立て(一時期アニメでないのも放送された)は続けたが、2000年前後になると、『さんまのSUPERからくりTV』(TBS)や『田舎に泊まろう!』(テレビ東京)に食われ出し、2004年の『こち亀』終了と同時に35年間強続いたアサツー・ディ・ケイ路線は遂に終了。同枠に移動した『ONE PIECE』に変わって、2005年1月に久し振りのバラエティとして『平成教育予備校』が開始するが、これがかつての『平成教育委員会』ファンや現在の視聴者にも受け、とうとう2006年10月より時間帯を19:00~19:58に拡大した『熱血!平成教育学院』に変更、ここに1969年2月以来37年8ヶ月続いた2本立て路線は遂に終了。それと同時に、フジ地上波放送の夜7時枠から1本もアニメがなくなるという事になった。
現在放送されている番組
過去放送されていた番組
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
30分前半(1959年3月〜?年)
30分後半(1959年3月〜?年)
1時間枠(?年〜?年)
30分前半(?年〜1967年6月)
- 美しい明日(1965年1月~3月)
- リズム歌合戦(1965年4月~5月)
- W3(1965年6月6日〜1966年1月30日[1])
- 快傑黒頭巾(1966年2月6日〜4月3日[2])
- バットマン(1966年4月~6月)[3]
- 新宝島(1966年6月~7月)[4]
- フォーク・ソング合戦(1966年7月~12月)
- 町の人気者(1966年12月4日〜1967年3月26日)
- マッハGoGoGo(1967年4月2日〜6月24日[5])
30分後半(?年〜1967年6月)
- ありがとう!この人に(1965年1月~3月)
- ドルフィン王子(1965年4月4日〜4月18日)
- みんなで夢を(1965年5月~9月)[6]
- 爆笑ダイヤモンドショー(第1期)(1965年10月~1966年4月)
- しろうと寄席(1966年4月~1967年3月)[7]
- ニューヨーク・パパ(1967年4月~6月)
1時間枠(1967年7月〜9月)
30分前半(1967年10月〜1968年9月)
30分後半(1967年10月~1968年9月)
1時間枠(1968年10月〜1969年3月)
30分前半(1969年4月〜2006年9月)
- 東京ぼん太ショー(1969年2月2日~3月30日)[10]
- 紅白スタージェスチャー(1969年4月6日〜7月13日)
- モーレツ欲張りゲーム(1969年7月20日〜1969年11月30日)[11]
- アタックNo.1(1969年12月7日〜1971年11月28日)
- ミラーマン(1971年12月5日〜1972年11月26日)[12]
- マジンガーZ(1972年12月3日〜1974年9月1日)
- グレートマジンガー(1974年9月8日〜1975年9月28日)
- UFOロボ グレンダイザー(1975年10月5日〜1977年2月27日)
- 惑星ロボ ダンガードA(1977年3月6日〜1978年3月26日)
- SF西遊記スタージンガー(1978年4月2日〜1979年8月26日)
- 円卓の騎士物語 燃えろアーサー(1979年9月9日〜1980年3月30日)
- 燃えろアーサー 白馬の王子(1980年4月6日〜9月21日)
- おじゃまんが山田くん(1980年9月28日〜1982年10月10日)
- さすがの猿飛(1982年10月17日〜1984年3月18日)
- Gu-Guガンモ(1984年3月25日〜1985年3月17日)
- タッチ(1985年3月24日〜1987年3月22日)
- 陽あたり良好!(1987年3月29日〜1988年3月20日)
- キテレツ大百科(1988年3月27日〜1996年6月9日)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所(1996年6月16日〜2004年12月19日)[13]
- ONE PIECE(2005年1月16日〜2006年9月24日)[14]
30分後半(1969年4月〜2006年9月)
- 日曜映画劇場(第2期)(1969年2月2日~3月30日)[15]
- どろろ→どろろと百鬼丸(1969年4月6日〜1969年9月28日)[16]
- 世界名作劇場(1969年10月5日〜1997年3月23日)
- 中華一番!(1997年4月27日〜1998年9月13日)
- トロイの木馬(1998年11月1日〜1999年9月19日[17])
- GTO(1999年10月〜2000年9月24日[18])
- 学校の怪談(2000年10月22日〜2001年3月25日)
- ONE PIECE(2001年4月〜2004年12月19日)[19]
- 平成教育予備校(2005年1月16日〜2006年9月10日)
脚注
- ↑ 月曜19:30〜20:00へ移動。ロッテ一社提供番組。
- ↑ 月曜19:30〜20:00から移動。
- ↑ 18:30~19:30枠で放送。7月より18:30~19:00に短縮。
- ↑ 1965年1月3日に1時間放送した作品を、3回に分割して再放送。
- ↑ 日曜18:30〜19:00へ移動。
- ↑ 早川電機(現・シャープ)一社提供。
- ↑ ミツワ石鹸一社提供。
- ↑ リッカー一社提供番組。
- ↑ 土曜19:00〜19:30から移動。
- ↑ 放送時間が30分に短縮。
- ↑ ここより大塚製薬一社提供番組。
- ↑ 大塚製薬一社提供はここまで。
- ↑ 2004年4月~12月の間は、『ONE PIECE』と枠統合し、『アニメ7』となる。
- ↑ 日曜夜7時台後半より移動。後に日曜朝9時台後半へ移動。
- ↑ 19:30~20:54の枠。第1期は1967年10月1日~1968年9月29日に放送
- ↑ カルピス一社提供番組。
- ↑ 三菱電機一社提供番組。
- ↑ 水曜19:30〜20:00から移動。
- ↑ 水曜夜7時台前半より移動。2004年4月からは『こち亀』と枠統合し『アニメ7』へ。