芝幸太郎
芝 幸太郎(しば こうたろう、1973年11月8日 - )は、高知県四万十町(旧幡多郡十和村)出身の日本の実業家。
株式会社office48代表取締役社長、株式会社デジタルマーケット代表取締役社長、株式会社グラッシーズ代表取締役社長、株式会社サファリ代表取締役社長。
略歴
- 1973年11月8日に高知県幡多郡十和村(四万十町)で生誕(父、母、姉3人)
- 1980年 十和村立の小学校入学
- 1984年 父死去
- 1986年 十和村立の小学校卒業、十和村立の中学校入学
- 1989年 十和村立の中学校卒業、高知市立高知商業高校(高知県高知市)入学(下宿)
- 1992年 営業志望で就職活動
- 1995年 商工ファンド広島支店、山口支店、岡山支店の支店長に就任し全国トップ(最速記録)の営業成績達成
- 1998年 商工ファンド渋谷支店の支店長(最年少記録)に就任
- 1999年 商工ファンド退社後に六本木にエステティックサロン(レーザー脱毛)を開業
- 2002年 7月に同業他社の東京都港区芝にあるエステ店の経営者がレーザー脱毛の医師法違反行為で逮捕
- エステティックサロンを売却
- 東京都港区六本木のビル内で裏ロム業と闇カジノ業を開業
- タトゥーファッションブーム到来
- 2003年 ベントレー アルナージ新車購入(3000万円前後)
- 30歳で年収1億円達成(トヨタ自動車の取締役クラス)
- 窪田康志との遭遇
- 2004年7月13日に株式会社オフィスフォーティエイト(office48)設立
- 2005年4月8日に株式会社デジタルマーケット(セカンドライフなどの3D映像制作)設立
- セカンドライフには電通とTBSなども開発参加
- 窪田康志と秋元康で食事会
- 7月に秋葉原48プロジェクトの第1期生メンバーの募集開始
- オフィスフォーティエイト(office48)がマネジメント業務を受託
- 12月8日にAKB48が秋葉原48劇場で初公演
- 2006年 1月に窪田康志(34歳)(窪田芳郎[父親])が出資した株式会社AKS設立
- 1月22日の公演で篠田麻里子(元福岡博多のキャバクラ従業員)がAKB48デビュー
「週刊新潮」「『人形遣い』の錬金術。時代の寵児『秋元康』研究
『AKB48の原点となった『振り込め詐欺』の金!」と題した記事を掲載し、これに対してoffice48が事実無根として法的措置を構ずる予定であることを発表した。
office48はAKBの創始者の一人である芝幸太郎氏が代表を務める芸能プロダクションで、当初はメンバー全員が同社に所属し、いまも秋元才加らが所属している。同誌はAKBの創立当初の活動資金に芝氏の“黒いカネ”が使われていたと指摘し、彼のブラックな過去を告発している。
記事によると、芝氏は地元・高知の高校を卒業した後に精密機械工場に就職するも2カ月で退社。その後、中小企業を相手に高利貸しをして社会問題となった「商工ファンド」に就職し、東京・渋谷の支店長に上り詰めた。独立を志した芝氏はエステサロン経営などを始め、やがて闇金融を営むようになった。
それも最初に「信用確認のために3万円を5回に分けて振り込んでください」などと指示し、最終的に「支払いが遅れたので貸せません。でも、経費は掛かっているので振り込んだ金は返金しない」と振込金を騙し取っていたと記されている。もし事実ならば、「振り込め詐欺」をやっていたと言われても仕方がないかもしれない。
さらに芝氏はパチンコの裏ロム販売やパチスロ用の体感機(イカサマ用の機械)の販売といった違法ビジネスにも手を出し、ついには闇カジノの経営にも乗り出したとされている。芝氏が経営していたとされる闇カジノ「C-1」に、のちにAKBの運営会社AKSの社長となる窪田康志氏が頻繁に出入りし、カジノつながりで二人は知り合ったという。ここに無類のギャンブル好きで知られる秋元康氏が合流し、AKBの構想が生まれることになった。
2004年に芝氏がモデル事務所としてoffice48を立ちあげ、AKBのオーディション窓口としても使われたが、この「48」は「シバ」のゴロ合わせである。一般的にAKB48の「48」はメンバー数などを表す数字だと認識されているが、これは秋元氏が直感でオフィス48から取ったものだ。まさに芝氏はAKBの誕生と切っても切れない存在といえる。
秋元氏の証言によると、現在、芝氏はAKBの運営から手を引いているが、前述のように一部メンバーはoffice48の所属であり、AKB48劇場の支配人・戸賀崎智信氏は同社の取締役である。いまも芝氏はAKBと深い関係にあるのは疑いようのない事実だろう。
AKBの活動資金に関しては、秋元氏が「アイデアは100%僕、お金ということでは100%窪田君」と証言しているが、赤字続きだったAKBプロジェクトに窪田氏が巨額の活動資金を投入するまでは、芝氏も相当の資金をつぎ込んでいたという。つまりは、AKBの原点に振り込め詐欺や裏カジノなどの違法ビジネスで稼いだ金が使われていると告発する記事内容だった。
これに対して芝氏が同誌に抗議し、法的措置の構えを見せるというのは当然といえる。しかし、この芝氏の過去に関する内容は「週刊文春」が7月に報じた記事とほぼ同内容である。なぜ新潮にだけ抗議したのだろうか。
「以前から運営側はAKB叩きが盛んな文春を抱きこもうと必死になっており、東京ドーム公演の公式ガイドブックを文藝春秋から出すなど、懐柔工作をしています。文春に対しては裏で懐柔を進めていくという目標があるため、関係をこじらせたくない。しかし、たまにしかAKBネタを扱わない新潮はノーマーク。そのため今回のような運営側のスキャンダル記事には、厳しい態度を見せたのでしょう」
文春がAKBネタで売上を伸ばしているだけに、このまま新潮が追随することも考えられる。文春だけでも厄介なのに、新潮が本腰を入れればAKBの人気を揺るがすスクープをとられかねない。記事の真偽はさておき、AKB運営はこの二大週刊誌を両方とも抱き込まなければいけなくなるのかもしれない。
関連項目
脚注
外部リンク
- 株式会社office48
- 株式会社デジタルマーケット
- 株式会社グラッシーズ
- 株式会社サファリ
- 僕と地球を繋ぐ森
- 48(@kotaroshiba)- Twitter
- 芝幸太郎 - Facebook