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永田町駅(ながたちょうえき)は、東京都千代田区永田町一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。
目次
概要[編集]
有楽町線(駅番号:Y 16)、半蔵門線(駅番号:Z 04)、南北線(駅番号:N 07)の3路線が乗り入れている。
また、銀座線・丸ノ内線が乗り入れる赤坂見附駅(港区に立地)とは改札内で連絡しており、同一駅として扱われている。そのため、当駅からの乗車券で赤坂見附駅の改札から入場でき、その逆も可能である。定期券の場合は当駅を発駅・着駅とするものは赤坂見附駅から入場・出場が可能である。また、当駅・赤坂見附駅と、隣接する溜池山王駅・国会議事堂前駅間(銀座線・丸ノ内線・南北線、当駅と赤坂見附駅と同様同一駅扱い)、青山一丁目駅間(銀座線・半蔵門線)、四ツ谷駅間(丸ノ内線・南北線)を含む定期券は、それぞれ当該区間に限り連続して並走するどの路線でも乗車できる。
なお、当駅と赤坂見附駅を合わせると、東京メトロの路線が一つの駅に5路線乗り入れることになり、これは東京メトロの駅としては最多である[1]。
歴史[編集]
- 1974年(昭和49年)10月30日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)有楽町線の駅として開業。
- 1979年(昭和54年)9月21日 - 営団地下鉄半蔵門線開業。銀座線・丸ノ内線赤坂見附駅との乗り換え業務を開始。
- 1997年(平成9年)9月30日 - 営団地下鉄南北線開業。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化に伴い、当駅は東京メトロに継承。
駅構造[編集]
有楽町線が地下4階、半蔵門線が地下6階、南北線が地下3階に相当する深さに位置しており、各線の駅ともシールド工法で建設された。有楽町線・半蔵門線は単線シールド間を掘削後にルーフシールド機でホームを造る「メガネ型ルーフシールド工法」、南北線は単線シールド間をかんざし桁で接続する「メガネ型駅かんざし桁工法」である。半蔵門線の駅は地上から36mの深さにあり、東京メトロでは千代田線国会議事堂前駅 (37.9m) 、南北線後楽園駅 (37.5m) に次いで3番目に深い。半蔵門線ホームから平河町口(3・4・6番出入口)経由で地上に出るまでは、218段もの階段を上ることになる[2]。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 有楽町線 | 有楽町・月島・新木場方面 |
2 | 池袋・和光市・森林公園・飯能方面 | |
3 | 半蔵門線 | 表参道・渋谷・中央林間方面 |
4 | 大手町・押上〈スカイツリー前〉・久喜・南栗橋方面 | |
5 | 南北線 | 四ツ谷・赤羽岩淵・浦和美園方面 |
6 | 白金高輪・目黒・日吉方面 |
半蔵門線押上方面は終電間際に当駅終着の列車が設定されている(客扱い後は留置のため水天宮前へ回送)。当駅始発列車の設定はない。
各路線の相互乗り換え[編集]
各線のホームは離れて設置されている。乗り換えに必要な最短の距離は、半蔵門線ホームと有楽町線ホームは約80m、有楽町線ホームと南北線ホームは約160m、半蔵門線ホームと南北線ホームは約170mである。半蔵門線ホームと有楽町線・南北線乗り換えコンコースの間には長大なエスカレーターがある。また、乗り換えコンコースと南北線ホームを結ぶ連絡通路には動く歩道が設置されている。
赤坂見附駅との連絡[編集]
当駅と赤坂見附駅の間は、半蔵門線ホームの西端と銀座線・丸ノ内線ホーム下層階を結ぶ、上り下り数回を要する地下通路(長さ約200m)を介して接続されている。このため、有楽町線ホームまたは南北線ホームから赤坂見附駅へ乗り継ぐには、半蔵門線ホーム(長さ約200m)を経由することになる。
永田町駅 | |||||
---|---|---|---|---|---|
半蔵門線 | 有楽町線 | 南北線 | |||
赤坂見附駅 | |||||
ホーム間の距離 | 約250m | 約520m | 約610m | ||
他の乗換駅 | 銀座線 | 渋谷駅* 表参道駅◎ 青山一丁目駅 三越前駅* |
なし (渋谷駅*[3]) |
溜池山王駅◎ | |
丸ノ内線 | 大手町駅◎ | 池袋駅* (新宿三丁目駅[3]) |
四ツ谷駅◎ 後楽園駅 |
- *改札外乗り換え ◎:最も至便な駅
なお、上記の距離は乗り換えに必要な最短のものであり、ホームの降車位置によっては、さらに距離を要する。
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は63,943人である[4]。近年の1日平均乗車人員推移は下表のとおり。
年度 | 有楽町線 | 半蔵門線 | 南北線 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1992年 | 17,359 | 12,641 | - | [5] |
1993年 | 16,699 | 12,458 | - | [6] |
1994年 | 16,205 | 12,838 | - | [7] |
1995年 | 15,546 | 12,292 | - | [8] |
1996年 | 15,274 | 12,142 | - | [9] |
1997年 | 14,159 | 11,989 | 2,803 | [10] |
1998年 | 13,296 | 12,027 | 3,101 | [11] |
1999年 | 12,216 | 11,776 | 2,760 | [12] |
2000年 | 12,258 | 12,090 | 3,397 | [13] |
2001年 | 11,901 | 12,332 | 4,258 | [14] |
2002年 | 12,058 | 12,362 | 4,258 | [15] |
2003年 | 11,888 | 13,107 | 4,396 | [16] |
2004年 | 12,030 | 13,367 | 4,430 | [17] |
2005年 | 11,726 | 13,258 | 4,411 | [18] |
2006年 | 11,811 | 13,948 | 4,564 | [19] |
2007年 | 12,087 | 14,699 | 4,847 | [20] |
2008年 | 11,567 | 14,630 | 4,871 | [21] |
2009年 | 11,181 | 14,496 | 4,827 | [22] |
駅周辺[編集]
永田町 も参照 都道府県会館に通じる出口は5番出入口と9b番出入口の2つが存在する。有楽町線と半蔵門線からは5番出入口が、南北線からは9b番出入口が近い。
- WOWOW本社
- グランドプリンスホテル赤坂(旧・赤坂プリンスホテル)跡地
- ホテルニューオータニ
- 都市センターホテル
- 赤坂エクセルホテル東急・赤坂東急プラザ
- JA共済連全国本部
- 山王日枝神社
- 駐日メキシコ合衆国大使館
- 東京都立日比谷高等学校
- プルデンシャルタワー
- 都道府県会館
- 都道府県会館内郵便局
- 全国町村会館
- 全国町村会事務所
バス路線[編集]
最寄り停留所は、永田町となる。東京都交通局(都営)により運行される以下の路線が発着する。このほか、グランドプリンスホテル赤坂停留所には東京空港交通(リムジン)の羽田空港行・成田空港行が発着していたが、ホテル閉館に合わせて2011年4月1日に廃止された[23]。
その他[編集]
- 自社の駅では接続しない東武伊勢崎線系統と東上線系統の列車が、相互乗り入れ先である当駅において連絡している。このような例は大手町駅における日本国有鉄道(現・東日本旅客鉄道)中央・総武緩行線と常磐緩行線に次いで、当駅が2例目である。[24]。また、東急田園都市線と東急目黒線の列車も、当駅で連絡している。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 大手町駅も5路線が乗り入れるが、東京メトロの乗り入れは4路線である(残り1路線は都営地下鉄三田線)。
- ↑ 種村直樹『新・地下鉄ものがたり』p.230(1988年・日本交通公社出版事業局・ISBN 4533008887)によれば、ビル約12階分に相当する。
- ↑ 3.0 3.1 副都心線池袋経由要町以遠の場合
- ↑ 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 4月1日(金) 運行時刻の改正について - 東京空港交通 2011年3月23日
- ↑ のちに渋谷駅においても連絡するようになった。また、優等列車まで含めれば池袋駅も含まれる(JRの駅に東武日光線・鬼怒川線の特急が乗り入れている)。さらに、副都心線と東急東横線の相互直通運転が開始され、中目黒駅においても接続された。