「NHKの不祥事」の版間の差分

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(同僚13人の財布から140万円盗む。NHK副部長を懲戒免職(2014年3月))
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NHKは「コンプライアンスの徹底を進めている中で誠に遺憾。改めて綱紀粛正に努める」とコメントした。
 
NHKは「コンプライアンスの徹底を進めている中で誠に遺憾。改めて綱紀粛正に努める」とコメントした。
12月6日
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関東はスタジオパーク休止に
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=== 一般人へのインタビューは仕込み ===
ジバニャンが水戸に電話したところ
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返事が休止
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ジバニャンは切れた
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==番組改編==
 
==番組改編==

2015年5月6日 (水) 19:23時点における版

NHKの不祥事(えぬえいちけーのふしょうじ)。この記事では日本放送協会(NHK)で起きた問題のある出来事を取り上げる。

概要

NHKはテレビを設置している国民の受信料で運営されており、特定の団体や人物に偏った報道は禁止されている上、営利活動は制限されている。にも関わらず、民間企業から金品を受け取ったり、特定の政治家に対する「配慮」を行ったりするなどのケースが見られる。民間企業なら懲戒解雇になるような事例においても謹慎や有期限停職などの処分で済ます事例が見られた。その後、世間でNHKの体質が糾弾され、近年になって懲戒免職になるケースが増えてきた。

2003年以前

  • 1976年8月24日、当時の会長・小野吉郎ロッキード事件で逮捕され保釈中だった田中角栄を見舞ったことが問題となる。小野は日本放送労働組合の運動などにより辞任に追い込まれた。
  • 1981年2月4日、『ニュースセンター9時』で放送を予定していた特集「ロッキード事件五年-田中角栄の光と影」で政治関連部分の一部が突如、当時報道局長だった島桂次の業務命令で放送中止に。
  • 1991年4月、放送衛星の打ち上げ失敗の問題を巡って、当時の会長・島桂次が国会の逓信委員会で滞在場所について虚偽の答弁をしたことが問題となり、7月に会長職を引責辞任した。
  • 1992年に放送されたNHKスペシャル『禁断の王国・ムスタン』にやらせがあった。同番組の制作にあたって、日産自動車の協賛(自動車2台と1000万円以上と言われる資金)を受けていたことが発覚。
  • 1997年から2000年にかけて行われた『BSジュニアのど自慢』のチーフ・プロデューサーが番組製作に協力したイベント関連会社社長に4888万6600円を支払い、その一部を返金させ、使った。手口としては番組に参加していない放送作家が参加したように見せかけた。NHKはチーフプロデューサーと会社社長を詐欺告訴した(チーフプロデューサーとイベント会社社長は詐欺容疑で2004年12月4日に逮捕され、同年12月24日に起訴された)。
  • 1999年の『紅白歌合戦』に出演したバンドの事務所に745万5000円を余分に支払った。
  • 1993年から1997年にかけて、当時のソウル支局長が、韓国の番組製作会社にNHKに対し多額の請求をさせ、その製作会社から返金をさせた。この事件により支局長は不正な経理について処分を受けている。NHKは返金された金は取材費などに利用したとして、支局長に返金を求めていない。
  • 「宇宙新時代プロジェクト」に所属していた職員2人がカラ出張。
  • 2002年4月28日に放送されたNHKスペシャル『奇跡の詩人』で、取り上げられた治療法に科学的根拠がほとんど無いことがインターネットを中心に指摘された。また、関連書籍を発行した講談社とのタイアップ疑惑も指摘された。
  • 2002年12月28日大阪放送局の下請業者が『ゆく年くる年』撮影照明ライトを固定するため、東大寺の鐘楼(国宝)に釘を打ち込んだ。

2004年

  • 2004年の7月から8月に開催された『プロジェクトX~挑戦者たち~』に関するイベント「プロジェクトX21」をめぐり、NHKは取り上げられた企業に資料の提供と「協賛金」を要請した。関西電力等の企業としては「広告費」として支出したが、これでは宣伝になるのではないかと指摘されている。
  • この他、『BSジュニアのど自慢』に関する不祥事も発覚している。
  • ~2004年、職務が変わらないにもかかわらず、年功的に昇給する「わたり」や昇給短縮が給与慣行として行われている現状を、衆議院総務委員会において公明党河合正智議員が指摘。

・紅白歌合戦の元プロデューサーによる四干八百八十八万円の制作費不正支出。

・前ソウル支局長・宮尾篤による総額約四干四百万円の架空経費計上。

・編成局のエグゼクティブプロデューサーら二人がカラ出張で約三百二十万円を横領。

・岡山放送局の放送部長が平成八年二月から九年十二月、実在しない二つの店の飲食費を不正に同局に請求、口座に計約九十万円を振り込ませた。職員の指摘で発覚、元部長は着服を認め全額を返済し、衛星放送局に異動後の十一年、懲戒免職処分。


だが、これらの受信料を流用した金銭スキャンダルは「氷山の一角」に過ぎない。そもそも前ソウル支局長の件などは、七年も前に発覚していたのを、ずっと隠蔽し続けていたのである。  「九七年にソウル支局長に赴任した岸俊郎さんが、前任の宮尾篤支局長の時代に裏金作りが行われていたことを発見したのです。ところが当時の報道局上層部は、岸さんに『外部のメディアには絶対に喋らないでくれ』と懇願し、宮尾さんを転勤させるだけでうやむやに処理しようとした」(NHK国際部関係者)  あまつさえ宮尾氏は、今年七月にソウル支局長に復帰を遂げた。この信じがたい人事についてNHKは、「韓国の言葉に精通し、人脈もあるので再び派遣する必要があった」と説明したが、これは誰弁に過ぎない。  「政治部出身の宮尾さんは赴任当初はまったく韓国語が話せませんでした。彼が毎晩のように豪遊していた『漢南洞(ハンナムドン)』という地域は、日本人向けのカラオケスナックばかりで、韓国人が足を運ぶ場所ではありません。裏金を取材費に使っていたとは、とうてい信じられません」(他社のソウル特派員経験者)


不祥事を受けて、2004年9月9日に衆議院総務委員会では海老沢勝二会長の参考人招致を行ったが、普段は国会を中継するNHKがこの日だけは「編集権の問題」として中継せず、東京MXテレビテレビ神奈川が京浜地区で生中継を行った。 2004年9月11日に総合テレビとラジオ第一放送で1時間の謝罪番組が放送され、総務委員会の様子の一部が放送された他、海老沢も出演し謝罪した。又、同年12月4日放送の『NHKニュース7』でも一連の制作費不正支出事件に関してのお詫び放送に出演した。 同年12月19日には『NHKに言いたい』というタイトルで視聴者からの声を海老沢と外部の有識者の出演で放送。海老沢は9月9日に国会の参考人招致を生中継しなかった事を判断ミスだったと陳謝し、NHK再建に向けて取り組んでいくと表明した。2005年1月25日に会長を辞任したが、顧問に就任。週刊紙等で多額の退職金及び顧問料が支払われると報じられ、さらに批判を浴びた。

2005年

  • 2月10日、1998~2002年にシンガポール駐在事務所に特派員として派遣されていた職員2名が契約カメラマンの報酬金額を水増ししてNHKに報告していた。総額は795万円に及ぶ。これを受けてNHKは職員2名に対する懲戒停職処分(国際放送・NHKワールド・ラジオ日本のチーフプロデューサーに対し停職6ヶ月、放送総局・解説委員主幹に対し停職3ヶ月)にすると共に、上司だった当時のバンコク支局長ら2人に減給、当時の報道局長ら5人に対しても厳重注意処分を行った。
  • 5月19日、NHKはスタジオセットのCG作成に絡み、計約470万円の経費を着服したとして、番組制作局映像デザイナー部の職員(39)を26日付で懲戒免職処分にすると発表した。この職員はCG作成を外部に注文したように装い、4回に渡って委託料を着服した。内2回は元チーフプロデューサーの番組製作費詐欺などの一連の不祥事が明らかになったにもかかわらず続けていた。
  • 5月22日、『プロジェクトX~挑戦者たち~』第171回(5月10日放送)の「ファイト!町工場に捧げる日本一の歌」で、取り上げられた大阪府立淀川工業高校の当時の状況について、事実に反する描写がされていた事がOB達からの指摘で発覚。NHKはコンテンツ掲載の一時保留、再放送の再検討を表明。
  • 11月2日銃刀法違反で逮捕されて罰金10万円の略式命令を受けた横浜放送局の職員(53)が出勤停止2日の懲戒処分を受け、直属の上司ら2人も厳重注意の処分を受けた。
  • 11月5日、休職中だった大津放送局の記者(24)が大阪府岸和田市内での放火未遂容疑で逮捕。4月から5月にかけて滋賀県大津市内で起こった一連の放火を自供した。この記者は12月16日付で懲戒免職処分となった。
  • 11月15日紀宮清子内親王東京都の職員である黒田慶樹の結婚の模様を中継する際に宮内庁から自粛要請が出されていたヘリコプターによる空撮を実施したとして、その後の記者会見にてNHK記者2人が会場から閉め出される(NHKによる代表撮影は予定通り行われた)。

2006年

  • 4月11日、報道局スポーツ報道センターのチーフプロデューサー(43)がカラ出張を約240回繰り返し約1700万円を着服。NHKは、当初内部調査により発覚と発表したが、その後外部からの指摘であった事が判明。処分は懲戒免職。カラ出張の内11万円分について、詐欺と詐欺未遂で刑事告訴(6月13日)。
  • 4月25日、番組制作局(当時)ベテランプロデューサーが総合テレビの番組『爆笑オンエアバトル』DVD化に絡み、4年間、制作会社から交際費として現金280万円を受け取る。所得として確定申告もしていなかった。処分は譴責処分(6月14日発令)。刑事告訴は無し。
  • 5月17日横浜放送局の30代の男性職員が健康保険証偽造偽名を使用する事で、ホテルスポーツクラブの割引サービスを不正利用。処分は停職4ヶ月。刑事告訴は無し。
  • 5月20日富山放送局の放送局長(54)が富山市内のホームセンターで5000円相当の商品を万引きしたことが10月になって発覚。NHKはこの局長を更迭し、停職3ヶ月の処分とした上で、この放送局長から出されていた退職願を受理した。
  • 5月26日山口放送局の放送局長(54)が出張旅費で不正な経理処理を行い約51万円(29件分)を着服。辞意を表明したが、NHKでは退職を認める前に報道局付に異動させ、事実関係の確認を行った。処分は停職1ヶ月。刑事告訴は無し。
  • 6月2日、報道局副部長(47)が私的な会食の領収書を使って、計28回、約15万円を受領。業務上必要な専門家による勉強会に28回参加し、その参加費用であるというが、NHKは個人が特定されるという理由で、参加したとされる勉強会や会費については非公開。処分は減給処分(1日分の給与を半額にする)。刑事告訴は無し。
  • 6月6日、スポーツ報道センター管理職(当時)が2000年から2001年にかけて出張経費5件分約8万円を着服。処分は減給処分(1日分の給与を半額にする)。刑事告訴は無し。
  • 同日 スポーツ報道センター職員(当時)が2001年から2004年にかけて出張経費7件分約10万円を着服。処分は譴責処分。NHKによる緊急調査により、不適当な支出が約300件見つかった事が6月6日発表された。約260件分については非公表という事になる。
  • 6月16日NHKエンタープライズが今年2月、新宿歌舞伎町でドラマの撮影を行った際に、暴力団関係者に現金10万円を渡す。一部週刊誌に報じられた内容を元に、NHKが警察に調査を依頼。エグゼクティブプロデューサーを譴責処分。常務取締役とドラマ番組部長を訓告処分
  • 6月21日さいたま放送局の集金員が非常識な時間に集金する事を注意されたため、殴り、つばをかけ、全治5日の怪我を負わせる。傷害容疑で逮捕。
  • 6月23日沖縄放送局の集金員が『NHK受信料拒否の論理』の著者である本多勝一について「現在、滞納分も含めて全て払っている」と嘘の説明した。NHKは、本多が受信料を払っていない事を再確認し、受信料支払い拒否を続ける本多に文書で謝罪した。なお本多は自宅にテレビが有る事を著書の中で明言している。
  • 6月29日、受信料集金委託先の20代の集金員(当時)が4月中旬、集金した受信料を不正に詐取。5月中旬、退職後も、持ち出した個人情報を元に受信料名目で金を搾取。被害金額約5万円。詐欺罪による告発を検討中。
  • 7月21日大阪放送局堺営業センターの男性地域スタッフ(40代)が自宅の私用パソコンにインストールされたファイル共有ソフトにより、個人情報223件を流出。規則に反して自宅にて個人情報を保管していた理由について、NHKは(地域スタッフが)業務利用のために持ち出したと発表。
  • 7月28日NHKサービスセンター文化事業部の男性職員(38)が00~04年度にかけてNHK杯国際フィギュアスケート競技大会の当日入場券の売り上げなどを管理する口座から約370万円を着服。センター側は、売り上げ明細の提出を義務付けず、口座のチェックを行わない等、管理体制がずさんであったため、不正に気付かなかった。外部からの問い合わせにより発覚。処分は懲戒免職。刑事告訴を検討中。
  • 11月22日NHK報道局男性記者(31)10月28日未明、中野区中央で自転車を盗み、酒気帯びのまま運転していた所を警察に職務質問され発覚。書類送検される。
  • 12月12日、制作局ディレクター 男性(46)が12月11日午後6時ごろ、渋谷区の路上で大麻を所持していた為逮捕。覚醒剤の所持も認める。
  • 12月17日、ライツ・アーカイブスセンターアーカイブス部の男性職員(30)が16日午後7時半ごろ、御茶ノ水―浅草橋駅間を走行中の普通電車内で、男子学生の臀部(でん部)を約3分間触った疑い。処分は停職1ヶ月(3月7日発表)
  • 12月31日、2006年紅白歌合戦で、「DJ OZMA」とのバックダンサーとして出演した女性ダンサーが上半身裸に見えるようなボディスーツを着込んで出演。視聴者からの抗議が殺到したため、司会者が番組中にお詫びをしたほか、ホームページでもお詫びが掲載された。NHKはリハーサル時と衣装が違っていたとし、DJ OZMA側の責任であるとしているが、制作・著作NHKと表記しており、放送法によれば本放送の全ては放送事業者の責任であり、今回の放送内容が放送法に抵触する可能性があると指摘されている。この事件はYouTubeを通じ全世界に配信され、更には海外でも珍事として報道された。2007年1月4日になると、NHK橋本元一会長が新年挨拶でこの件に触れ謝罪した。その後BPOで問題となり、回答要請を受けた。
ちなみに2007年1月1日未明に生放送で放映された、TBS系『CDTVスペシャル』にも同様の衣装で出演し、TBSにも抗議が殺到した。

2007年

  • 2月7日、NHKテクニカルサービス社員(39)が強制わいせつの現行犯で逮捕される。容疑者は5日午後11時20分ごろ同区豊島の路上で帰宅途中の高校3年の女子生徒(17)のスカートの中に手を入れ下腹部などを触った。「好みの女性だったので欲情を抑えきれなくなった」などと容疑を認めている。
  • 2月16日、(株)NHK情報ネットワークの社員がWinnyを利用し暴露ウィルス踏み、PC内の番組資料やアナウンサーのメールアドレス、日記を流失。NHKのネット上の発表[1]
  • 3月20日、NHKテレビニュース部職員 男(報道では実名)(31)が20日未明、川崎市多摩区中野島6の市道で50代の男性を車ではねて死亡させる。業務上過失傷害容疑で現行犯逮捕される。一部の報道によると「人だとは思わなかった」、「道路に何かがあると思っていたが対向車に気をとられひいてしまった」と供述しているという。
  • 3月21日、NHK報道局経済部記者 男(匿名報道)(32)が16日未明、東京都世田谷区桜丘のアパートに忍び込み、住居侵入の現行犯で逮捕される。
  • 4月5日、[NHK熊本放送局http://ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E7%86%8A%E6%9C%AC%E6%94%BE%E9%80%81%E5%B1%80]の村上格(いたる)局長(55)が3月20日に熊本市内の居酒屋で開かれた放送部ニュースセクションの送別会でスタッフ女性3人に手や腕に触るセクハラ行為をしたとされ、他の参加者から「やり過ぎだ」との声が出たという。直後から局内でも「セクハラ行為」とのうわさが広まり、放送部の管理職が村上局長を含む参加者に2日から個別の聞き取り調査を始めた。処分は解職。
  • 4月13日、NHK松江放送局の男性記者(49)がスーパーでおにぎりを万引したとして書類送検され、浜田簡裁から窃盗罪で罰金20万円の略式命令。2005年10月にも浜田市で弁当を盗んだという。「レジに行列ができていて、ついポケットに入れてしまった。事の重大さから言い出せなかった」などと話しているという。
  • 4月14日、NHK大阪放送局が捜査中の傷害事件における暴力団幹部の容疑者に別人男性の顔を当てて放送した。NHK大阪放送局は訂正放送を行なった。

2008年

1月17日複数のNHK局員がインサイダー取引
ゼンショーカッパクリエイトをグループ会社化するという情報を原稿システムの端末から知ったNHK局員が株の不正取引を行っていたことが明らかになった。取調べに対して「1回あたり約40万円ほどの儲けがあった」と局員は供述している。NHKによると、調査を受けたのは、報道局テレビニュース部制作記者(33)、岐阜放送局放送部記者(30)、水戸放送局放送部ディレクター(40)。証券取引等監視委員会の調査を受けた3人のうち2人が、勤務時間中にもかかわらず勤務先から自宅へ戻り、パソコンから回転ずしチェーンの株の買い注文を出していた。(NHKの内部調査)
NHKによると調査を受けたのは報道局テレビニュース部制作記者(33)、岐阜放送局放送部記者(30)、水戸放送局放送部ディレクター(40)。3人はいずれも同年4月10日付で懲戒免職となった。
NHKの内部調査では証券取引等監視委員会の調査を受けた3人の内2人が勤務時間中にも関わらず勤務先から自宅へ戻りパソコンからのカッパクリエイト株の買い注文を出していた。残る1人は勤務中に携帯電話のサイトを通じて購入。カッパクリエイトは取材時に「インサイダー情報にあたるので注意して欲しい」とNHK側に伝えていた。
1月30日 NHK経営委員会の委員が経営する企業が7年間で1億5千万円の所得隠し
1月30日までに、NHK経営委員会の菅原委員が社長を務める会社が国税局の調査を受け、2007年1月までの7年間で1億5千万円の所得隠しを指摘された。なお以前にも菅原委員は疑似科学であるマイナスイオンの流行に加担したという批判もあり、委員は辞意を表明した。
2月18日 NHK職員、イベント会場で私物ノートPCを使ってわいせつ映像を流す
2月11日、NHK放送センターで開かれていた技術展示会で、55歳の男性職員が私物のノートPCでわいせつ映像を再生した。この職員は5日間の出勤停止処分となった。
3月28日 落語番組パーソナリティ、音源を盗用
2月10日にNHKラジオ第1放送で放送された「ラジオ名人寄席」で、パーソナリティ玉置宏が、TBSが保有している林家正蔵(8代目)の落語の音源を無断で使用していたことがリスナーから指摘された。この他にも14回分が盗用の可能性がある。玉置が責任を取って降板し、番組は打ち切りとなった。
4月4日 NHK、記者ら3人を懲戒免職 インサイダー問題
放送前の特ダネ原稿で得た情報をもとに株のインサイダー取引をした30代の報道局テレビニュース部制作記者と、同じく30代の岐阜放送局記者、40代の水戸放送局ディレクターを懲戒免職。

2009年

  • 3月5日、『クローズアップ現代』取材中に外部プロダクションのカメラマンらが線路からほとんど離れていない場所に三脚を立て、列車の運行を妨害。
  • 10月2日、NHK旭川放送局のディレクターが不発弾4発を局内に持ち帰り2週間保管していたことが判明。
  • 10月8日Winnyの開発者が著作権法違反幇助の罪に問われている問題で、京都地裁での公判中にNHK京都放送局司法担当の記者が被告に対して弁護方針を批判した上「インタビューに出て本音をさらせば執行猶予がつくのは間違いない」とインタビューに応じることを手紙で求めていた。

2010年

2011年

  • 1月1日、NHK首都圏放送センター職員が、帰省中に路上駐車していた他人の車のドアを勝手に開け、車内を物色した疑いで愛媛県警松山南署に窃盗未遂容疑で現行犯逮捕された。
  • 1月3日、NHK松江放送局のディレクターが、男子高校生の着替えを盗撮しようとスポーツセンターの更衣室に忍び込んだとして、静岡県警沼津署に建造物侵入の現行犯で逮捕された。
  • 2月NHK札幌放送局千歳報道室の20代の男性記者が無免許であるにもかかわらず、2009年9月から2011年1月末まで、報道室の車を運転していたことがわかった。同時に、2010年6月から同年9月まで車検切れのままでこの車を運転していたこともわかった。この記者は2011年2月21日付(同年2月28日発令)で懲戒免職となった。
  • 2月8日NHK千葉放送局千葉県警を担当する女性記者が、同県警の男性警部不適切な関係を持っていたことが発覚した。同県警は当該の警部を2010年12月戒告処分としているが、NHK側はこの件については一切コメントしていない。
  • 2月17日NHK名古屋放送局の男性職員が、NHK静岡放送局に技術支援のために派遣されていたが、その間に放送機材を盗んでいたことが判明し、静岡県警に逮捕された。
  • 2月18日金沢市在住の20歳代の主婦が2月に入って行方不明となり、NHK金沢放送局の男性の委託カメラマンが、事情を知っているとして石川県警金沢西警察署で事情を聴かれていたが、このカメラマンは同日朝に自殺を図り、一時意識不明の重体となっていたが、その後回復し、28日、死体遺棄容疑で逮捕された。この件に関して金沢放送局はコメントを発表したものの、記者会見は一切開かなかった。
  • 8月7日、世田谷区内を走っていた小田急線車内で女性のスカートの中を盗撮したとして、NHKの49歳の青少年・教育番組部のチーフプロデューサーが、都迷惑防止条例違反の疑いで警視庁に逮捕された。
  • 9月16日、前日17:45頃、町田市内の商業ビル女性服売り場で、靴に仕込んだ小型カメラを使い女性店員のスカートの中を盗撮したとして、NHK千葉放送局技術部の33歳の男性職員が現行犯逮捕された。発見された際、男性は犯行発覚を隠すためSDカードを録画機器から引き抜き破壊していた。
  • 10月17日、情報番組「あさイチ」内で、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の影響で発生した放射性物質に関して、食事に含まれるセシウム放射線量について、誤った数値を放送していた。
  • 11月中旬、Eテレの料理番組・『楽ごはん』に、講師役のグラビアアイドルが胸元を大きく開き胸を強調した状態で出演していたことが発覚し、金田新・放送総局長が「度を越した演出だった」として謝罪する事態となった。

2012年

2013年

「ネット弁慶は東北のボランティアに行け!」NHK公式アカウントはなぜ炎上した?(2013年2月)

NHKのTwitterアカウントが大炎上している。このアカウントは業務に関連する情報だけでなく、時々ゆるい投稿をすることで人気があり、フォロワー数は50万人以上。筆者も、成功している公式アカウントとして記事で紹介したことがある。

しかし、想像していなかった事件が起きた。

2月18日、突然「(゜ー゜*)。oO(ヘイトスピーチをまき散らすだけで、まるで何か世の中の役に立つことをやっている気になっているようなネット弁慶さんたちには、1度でいいから東北へ行ってボランティアでもしてきなよ、と言いたい。かなり本気で言いたい)(1号)」とツイートしたのだ。

突っ込みどころはいくつもある。まず、このツイートになんの脈絡もないこと。

その手の会話やニュースからの流れならまだわかるが、「(>Д< ;)これからまたまた会議だよお… (1号)」というツイートの後というのは唐突すぎる。そしてターゲットとした「ネット弁慶」もいただけない。ヘイトスピーチをまき散らすユーザーが最悪なのは論をまたないが、それをネット弁慶とイコールで結んだのが失敗その1。

さらに「東北へ行ってボランティアでも」の「でも」が失敗その2。筆者がライターだからと言うわけではなく、この「でも」に反感を感じた人も多い。東北とボランティアの両方を貶めているように読める。

さらに失敗は続く。当然、Twitterユーザーから反論や批判のコメントが届いたのだが、それに対する返答が

「(゜ー゜*)。oO(平たく言えば、少しくらいリアルな場でも誰かの役に立てるといいよね、ってことなんだけどさ) (1号)」

と来た。そのほかの返答も上から目線で、極め付きは

「東北についてのヘイトスピーチをまき散らしている人たちには、もし出来ることならば、いちど東北へ行って自分の目で見て欲しい、匂いや音を感じて欲しい、そこで暮らす人たちと話して欲しい、と言いたい。(これなら伝わる?)」という弁解。

「東北についてヘイトスピーチをしている」という流れはまったくないし、一番やってはいけないのが「(これなら伝わる?)」だ。担当者は絶対に謝りたくないので、イライラして書いた雰囲気がビンビンと伝わってくる。当然、これは火に油を注ぐ結果となった。

その後は、完全スルーモードに移行。変な対応をするくらいなら黙っていたほうが正解だが、炎上のタネはほかのところから追加される。NHK中央番組審議会委員の駒崎弘樹氏が、NHKのツイートに賛同を示したのだ。それに反発したコメントには「安定のネトウヨクオリティwww」と反撃。

ネットユーザーは、駒崎弘樹氏が代表を務める団体がNHKのテレビ番組に取り上げられたことを突き止め、ネット攻撃を開始した。NHK中央番組審議会委員は、放送番組のクオリティを向上させるためのチェック機関。そこのメンバーが代表になっている組織をテレビに出すのは、癒着と思われても仕方がない。2chでは、現時点で80スレを突破。過去トップ10に入る勢いだ。

なぜ、NHKのような公共放送がこのようなことをしでしたのか? SNSの影響力も考え、投稿を別の人がチェックするフローをかませればいいだけではないか。

「東北にヘイトスピーチをする人は、ボランティアに行って実体験すれば考えが変わると思いますよ」とでもしておけば炎上はしなかっただろうし、上から目線の反論も、チェックする人がいれば止められたはず。そして、炎上に気がついたら即謝罪して、ツイートを削除すべきだ。きちんとした謝罪があれば、下火になる可能性は高い。一番ひどいのがツイートを黙って削除すること。次にひどいのが謝罪になっていない言い訳文を公開することだ。

次に大きな炎上が起これば、この話題は終息する。しかし、ネット上には永遠に記録されてしまう。企業公式アカウントの運用は難しいものではあるが、天気の話題だけというのもつまらない。効果的に運用するなら、担当者のバランス感覚に加え、チェック体制の強化が必要になるだろう。

2014年

同僚13人の財布から140万円盗む。NHK副部長を懲戒免職(2014年3月)

NHKは26日、同僚の財布から現金を繰り返し盗んだとして、横浜放送局かながわ東営業センターの戸崎光弘副部長(49)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。被害額は同僚13人で計約140万円に上る。

NHKによると、戸崎元副部長は平成24年ごろから約2年間、川崎市中原区の職場で、同僚13人の財布から数千円から数万円の現金を繰り返し盗んでいた。受信料の被害は確認されなかった。

2月上旬、同僚の1人が財布から現金がなくなっているのに気付き、内部調査で判明。戸崎元副部長は「生活費の一部として使った」と話し、13人に対して被害額を弁済したという。戸崎元副部長は平成23年6月から同センターに勤務し、受信契約交渉を担当する管理職だった。

NHKは「コンプライアンスの徹底を進めている中で誠に遺憾。改めて綱紀粛正に努める」とコメントした。

一般人へのインタビューは仕込み

NHKやらせインタビュー1.jpg NHKやらせインタビュー2.jpg NHKやらせインタビュー3.jpg NHKやらせインタビュー4.jpg NHKやらせインタビュー5.jpg

番組改編

不祥事をふまえた上で、NHKでは経営体質の改善を図る一環として、2006年4月からの全面大改編を実施したが、それの準備として2005年10月と2006年1月にも番組編成の一部改編が行われた。

脚注

  1. 個人情報を含む取材情報の外部流出について」 日本放送協会、2007年2月16日。

関連項目

外部リンク