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『ちゃお』は、小学館発行の日本の月刊少女漫画雑誌。1977年9月3日創刊。
目次
概要[編集]
『なかよし』(講談社発行)・『りぼん』(集英社発行)と並ぶ、三大小中学生向け少女漫画雑誌の一つであり、本誌が最も後発である。誌名の由来はイタリア語で親しい人に「こんにちは」「さようなら」の意味でつかう挨拶言葉「チャオ (ciào)」である。また、ベトナム語の挨拶言葉「チャオ (chào)」であるという考え方もある。この語はイタリア語の「チャオ (ciào)」と使い方はほぼ同じである。
連載の半数以上が全3回または全6回、または6回のものを何シリーズかに分けたものである。そのため『なかよし』や『りぼん』と比べて連載の回転が早い傾向にある。
増刊号は『ちゃおデラックス』が年6回・隔月刊ペースで発売されている。かつては年4,5回発売されていた。また、2000年から2005年までは他に『少女コミック』(当時。現在の『Sho-Comi』)との共同編集による『ChuChu』という増刊があったが、2005年12月に独立し、現在の形態になっている。
コミックスは『ちゃおコミックス』というレーベル名で毎月3日頃に発売されている。詳細は別途後述。
2008年末時点の発行部数は93万部[1]と、2002年から現在に至るまで最も発行部数の多い少女漫画雑誌である。ただし、2002年度から2006年度までは100万部以上発行していた(歴史も参照)。
対象年齢[編集]
ターゲットとする読者は小学校低学年から中学生までの少女。ただし、近年は小学校中学年以下の読者の割合が増える一方で、中学生の読者が減る傾向にあり、小学校高学年以上の読者の"割合"は三大小中学生向け少女漫画雑誌の中では最も低めである。
長い間、『りぼん』・『なかよし』とは競合関係にあり、読者の年齢層も重なっていたが、1992年10月の『ぴょんぴょん』との併合で本誌の対象年齢は徐々に低下し、2006年1月に『ChuChu』を分離創刊させ、かつての本誌や『りぼん』・『なかよし』が採るローティーン向け少女漫画雑誌の路線をそれに引き継がせた後は、『たまごっち』(2004年版)など漫画が発祥ではない女児向け人気キャラクターの漫画化版や情報を多く掲載し始めるようになり、それまで少女漫画雑誌が重視しなかった小学校低学年をターゲットに含めるようになった。本誌の位置づけは少女漫画誌というより、小学生以下の女子児童を対象とした幼年漫画誌とされ、かつての『ぴょんぴょん』が取っていた路線と類似している。また、発行部数が示すように、この路線で他誌を突き放し、トップシェアを誇る。
漫画の内容も幼年漫画らしさが重視されており、『ちゃおホラー』シリーズの作品や、『いじめ』シリーズ(五十嵐かおる)などの例外を除けば、ストーリーが明るくて浅い漫画が多い傾向にある。
小中学生少女漫画雑誌には付き物の付録も、1990年代後半頃から先陣を切って高グレード化に取り組んでおり、現在の少女漫画雑誌では最も充実していると言われている。
ただ、前述の通り、コアターゲットが小学校中学年前後と、少女漫画としてはだいぶ低年齢向けにシフトしているため、読まれなくなる年齢も当然早い。小学校高学年になると読まれなくなり始め、中学卒業の頃までにほとんどの子が「卒業」する。そのため、本誌で漫画家デビューを志願している投稿者や、あるいは玩具店などの関係者などが仕入れの参考に購入するケースを除けば、高校生以上の読者はごく少数だと言われている。また、コミックスも似たような傾向にある。詳細は該当項目を参照。
1990年代中頃から2000年代初頭にかけて、部数面で『りぼん』・『なかよし』に甘んじていた時期には『少女革命ウテナ』(漫画:さいとうちほ)などの青年層アニメファンを対象としたアニメ作品の関連作品や、『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』・『デ・ジ・キャラットにょ』などの男性層にも人気が高い女児向けアニメ作品の漫画版、『水色時代』(やぶうち優)といった男性層にも人気が高い漫画作品が掲載され、アニメ好きの小中学生及び、本来の対象年齢以外の読者である「大きなお友達」とも呼ばれる、オタク層への需要が存在していた時期があった。しかし、現在の本誌はそのような作品の掲載は大幅に減っている。
歴史[編集]
1977年9月3日に創刊されたが、もともとは1976年に数回ほど、『少女コミック』の別冊雑誌『別冊少女コミック増刊ちゃお』として発行されていた。これは、『少女コミック』や『別冊少女コミック』(現・『ベツコミ』)の(想定)対象年齢よりもやや低めの、小学校高学年から中学生ぐらいの読者を獲得することを目的としたものだった。ゆえにこの創刊は「独立」創刊ということになる。
創刊号の表紙は上原きみこが描いた。創刊当初から1990年代初頭にかけては、『なかよし』・『りぼん』・『ひとみ』(秋田書店発行、1991年休刊)よりも上の年齢を主な読者層とし、主に小学校高学年〜中学生をターゲットにしていた(現在の『ChuChu』とほぼ同じ)。しかし、長らく部数低迷が続き、『りぼん』や『なかよし』に比べてマイナーな感が拭えなかった。
その後1992年秋に『ぴょんぴょん』を併合、その際、恋愛物が少なくギャグ中心だった『ぴょんぴょん』の路線を一部取り入れ、その一方で合併前からの人気連載も継続、小学校低・中学年にも中学生にも読める誌面構成にした。その頃の作品としては『ワン・モア・ジャンプ』(赤石路代)、『水色時代』(やぶうち優)、『アリスにおまかせ!』(あらいきよこ)、『ちゃーみんぐ』(清水真澄)、『とんでぶーりん』(漫画:池田多恵子)などがそれにあたる。また、この頃は学習雑誌の人気作であった『あさりちゃん』(室山まゆみ)も本誌で連載されていた。しかし、当時は『りぼん』・『なかよし』がいずれも最盛期を迎え、部数がそれぞれ200万部・150万部を超えていた中、それに食い入ることは難しく、部数は50万部台で頭打ちであった。
しかし1997年に『ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』(漫画:月梨野ゆみ)が連載開始。それまで男児中心だった「ポケットモンスター」人気が女児に浸透し始めた時期にも呼応しヒット。また、沖縄アクターズスクールを題材とし、安室奈美恵やSPEEDブームに乗った『はじけてB.B』(今井康絵)も人気作となった。本誌原作作品は『エンジェルリップ』(あらいきよこ)の人気が高く、1990年代後半の本誌を代表する作品となった。これらのヒットの影響で、本誌が『なかよし』・『りぼん』派の読者にも認知され始め、部数が向上した。1999年には発行部数が70万部台に達し、当時『セーラームーン』が終了して部数を減らしていた『なかよし』を追い抜いて少女漫画雑誌では2位に上昇。さらに 2002年には『ミルモでポン!』(篠塚ひろむ)が『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』のタイトルでテレビアニメ化され、2000年代前半の本誌を代表する看板作となった。また、本誌だけに留まらず、小学館の幼児向け雑誌でも大人気となった。同時に本誌の発行部数[1]は100万部を突破、遂に『りぼん』も抜いて少女漫画雑誌のトップに躍り出た。
2000年代後半になると、『きらりん☆レボリューション』(中原杏)と『極上!!めちゃモテ委員長』(にしむらともこ)の、アニメ化されるほどのヒットがあったものの、少子化の進行や、『ChuChu』の分離創刊および本誌より更に小学校低学年向けに注力した『ぷっちぐみ』の創刊で、年齢層を絞った影響などもあり、2006年までは100万部台を突破していた発行部数も、2007年には98万部[1]に低下、100万部台を割り込んだ。さらに、既述の通り、2008年末時点での発行部数が93万部[1][2]にまで落ち込んでおり、発行部数の低下に歯止めが掛かっていない。 それでも、少女漫画雑誌の部数トップの座を維持してはいる。
2007年5月に発表された、日本PTA全国協議会主催の2006年度「子供とメディアに関する意識調査」で、「親が子どもに読ませたくない雑誌」の第2位にランクイン。第1位の『少女コミック』(当時)と並び、小学館の少女漫画雑誌が上位2つを占める結果となった。
主な連載作品[編集]
テンプレート:ローカルルール ※アニメ関連作品については、原作引用作は太字、タイアップ作は斜字で表記。
※通算7回以上掲載された作品のみここに掲載。
現在の主な連載作[編集]
順不同
過去の主な連載作[編集]
あ行[編集]
- 愛天使伝説ウェディングピーチ (富田祐弘・谷沢直)
- 愛の戦士ヘッドロココ天と星の伝説 (藤井みどり)
- I LOVE YOU(高瀬由香)
- あさりちゃん(室山まゆみ)[3]
- あっちこっち たまごっちタウンシリーズ(かがり淳子)
- アルペンローゼ(赤石路代)(アニメ版のタイトルは『炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ』)
- エンジェル・ハント(おおばやしみゆき)
- おじゃる丸(犬丸りん/手丸かのこ)
- おはぎ ザ・ナンバーワン!(小室栄子)
か行[編集]
さ行[編集]
た行[編集]
- 魔的(チャーミー)がーるふれんど(五十嵐かおる)
- ちゃ〜みんぐ(清水真澄)
- チャームエンジェル(もりちかこ)
- デ・ジ・キャラットにょ (水瀬いつる)
- どきどきDo!れみ(うえだ未知)
- Dr.リンにきいてみて!(あらいきよこ)
- 特攻サヤカシリーズ(和央明)
- ドナ・ドナろまんす(真木ひいな)
- トライ・アゲイン(柳田恵子)
- ドラキュラっ娘マドンナ ち〜くれまっか!伝説(河井りつ子)
- とんでぶーりん (池田多恵子)
- TONBI!ジェネレーション(佐柄きょうこ)
な行[編集]
(該当作なし)
は行[編集]
- ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット (ひな。)
- はぴはぴクローバー(竜山さゆり)
- ひまいぬペッパー!(杉木やすこ)
- ビューティー・ポップ(あらいきよこ)
- ファンファン・ファーマシィー(森江真子)
- ぷくぷく天然かいらんばん(竜山さゆり)
- ふしぎ星の☆ふたご姫 (阿南まゆき)
- ブリリアントな魔法(宮脇ゆきの)
- ヘリタコぷーちゃん(笹木竹丸)
- ポケットモンスターPiPiPi★アドベンチャー(月梨野ゆみ)
ま行[編集]
- マジカル★チェイサーAKI(すぎ恵美子)
- まひるの流れ星シリーズ(いわおかめめ)
- 魔法少女隊アルス (陣名まい)
- 魔法のアイドルパステルユーミ (あらいきよこ)
- 魔法のスターマジカルエミ (あらいきよこ)
- 水色時代(やぶうち優)
- ミルモでポン!(篠塚ひろむ)(アニメ版のタイトルは『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』)
- ムカムカパラダイス (いがらしゆみこ)
- 名探偵 江戸川乱子(聖鈴子)
や行[編集]
ら行[編集]
わ行[編集]
(該当作なし)
タイアップ[編集]
創刊から『ぴょんぴょん』併合までの本誌は、他の小中学生向け少女漫画雑誌に比べあまりタイアップには熱心ではなかった。しかし、『ぴょんぴょん』を併合し、その内容を引き継いだ1992年以降は、一転して積極的にタイアップを行うようになり、今ではむしろ本誌を語る上で欠かせない要素となっている。
テレビアニメ[編集]
掲載漫画を原作とした「アニメ化」もあるが、アニメの漫画化やアニメ・グッズ製作を前提としての先行掲載などのタイアップ物も多く、比率が高いのが特徴である。タイアップされるアニメ作品は、その時点での読者の平均年齢以下向けの作品がほとんどだが、『少女革命ウテナ』・『魔法少女隊アルス』・『電脳コイル』など、対象年齢が高めのアニメ作品とのタイアップを行ったこともある。
本誌の作品が初めてテレビアニメ化されたのは1985年4月の『炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ』(フジテレビほか、製作・タツノコプロ)である。当時連載中だった『アルペンローゼ』という作品をテレビアニメ化したものだった。ただこの作品はわずか6ヶ月で終了に追い込まれた。
その後1985年7月から1986年8月にかけてスタジオぴえろ(現:ぴえろ)製作・NTVほかで放映されたぴえろ魔法少女シリーズのうちの『魔法のスターマジカルエミ』→『魔法のアイドルパステルユーミ』の漫画版を掲載したことがあったが、『魔法のアイドルパステルユーミ』を最後に、本誌が絡むテレビアニメはいったんは途絶えた。
再びテレビアニメに絡むようになったのは、『ぴょんぴょん』併合後の1993年のこと。日本アニメーションおよび毎日放送が制作した『ムカムカパラダイス』の漫画版を掲載したことがきっかけだった。翌1994年の『とんでぶーりん』の漫画版も同様に本誌に掲載された。なお、この2作品はTBS系列で放送(ただしテレビ山口除く)されている。1995年にはテレビ東京・ケイエスエスと組んで『愛天使伝説ウェディングピーチ』を製作、アニメはテレビ東京系列ほかで放送され、本誌は漫画版の連載を行っている。ただ3作品とも「まずテレビアニメありき」という形の作品だった。もっとも、『愛天使伝説ウェディングピーチ』に関しては、『ちゃお』連載漫画版が原作とされている。該当項目も参照。
1996年には『水色時代』がアニメ化(スタジオコメット製作、テレビ東京系列ほかで放送)されたが、アニメ化が決まったときには、原作漫画の連載は既に終了していた。そのため、アニメ化決定時点での連載作だった『KAREN』を終了させ、スピンオフ作品である『新水色時代』を立ち上げている[4]。
その後1997年には『キューティーハニーF』(東映動画製作、一部系列局除くテレビ朝日系列で放送)と『少女革命ウテナ』(ビーパパス制作、テレビ東京系列で放送)の漫画版が連載されたが、前者はアニメ・漫画版いずれも成功したとは言えない結果に終わり、後者もアニメの方は青少年男性を中心にヒットした[5]が、漫画版は本誌の読者には受け入れられずに終わった。
そして1998年2月、『炎のアルペンローゼ』終了以来、約12年半ぶりに、本誌連載中の漫画作品がテレビアニメ化された。『こっちむいて!みい子』と『ヘリタコぷーちゃん』の2作品がそれである。ただこの2作品は、(一部系列局除く)テレビ朝日系列で放送された東映動画製作のアニメコンプレックス番組『アニメ週刊DX!みいファぷー』の構成作品でしかなかった。なお、このアニメコンプレックス番組のメイン作品とも言える『ふしぎ魔法ファンファンファーマシィー』についても、漫画版は本誌に掲載されている。なお、原作は同社の幼児向け絵本雑誌『おひさま』に掲載されていたが、アニメ版・漫画版いずれも原作とは似ても似つかぬ作品になっていた。
『みいファぷー』放送期間中からNHK教育ともタイアップを行うようになり、2001年4月にテレビ東京と組んだ『Dr.リンにきいてみて!』(製作・スタジオコメット)が開始されるまでに『おじゃる丸』の4コマ漫画版、『コレクター・ユイ』の漫画版、そして『スージーちゃんとマービー』の漫画版が掲載された。また、後述の『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』シリーズ(製作・スタジオ雲雀)掲載中には『カスミン』の漫画版と『魔法少女隊アルス』の漫画版を、それぞれ掲載、そして『きらりん☆レボリューション(きらレボ)』シリーズ(製作・シナジーSP、途中まではG&G Entertainmentも制作に参加)放送期間中の2007年には、NHK教育で放送されていた『電脳コイル』の漫画版が、別冊付録という形ではあったが発表された。なお、これらの作品のうち、『コレクター・ユイ』の麻宮騎亜が手掛けたものと、『電脳コイル』の2作が単行本化されている。
2001年から2002年にかけてテレビ東京系列で放送された『Dr.リンにきいてみて!』は、本誌連載中の漫画作品のテレビアニメ化だった。そしてテレビ東京と関わったものでかつ本誌連載中の漫画作品のテレビアニメ化については2002年4月から2005年9月までの『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』シリーズを経て2006年4月から2009年3月までの『きらレボ』シリーズ、そして2009年4月からの『極上!!めちゃモテ委員長』シリーズへと至っている。
その一方で、テレビ東京と組んだ「テレビアニメの漫画化」作品としては、2003年の『デ・ジ・キャラットにょ』(制作・マッドハウス、テレビ大阪が製作ホスト局)と2005年の『ふしぎ星の☆ふたご姫』(製作・ハルフィルムメーカー)が存在する。しかし、前者はネットした系列外テレビ局の多くは深夜放送で、しかも放送途中で打ち切った局が出たほど完全な失敗に終わり、後者はアニメそのものは続編が作られるほど人気が高かったが、漫画はその恩恵に浴することができなかった。また、漫画ではないが、2000年7月に学習雑誌掲載作品の『とっとこハム太郎』(河井リツ子)がテレビアニメ化された時にも、本誌で『ハム太郎』が1ページ連載として2001年から2002年まで取り上げられたことがある。
ほかにも、2002年には『ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット』(アニマックスほかで放映)の漫画版が連載されたことがあり、さらに2007年には『はぴはぴクローバー』がアニメ化されキッズステーションほかで放映された。
また、同じ版元の雑誌『週刊少年サンデー』に連載されていた『金色のガッシュ!!』が、フジテレビで『金色のガッシュベル!!』というタイトルでアニメ化された際、牧原若菜による4コマ漫画版が2004年3月号から2005年4月号まで連載されている。
ドラマ[編集]
『ぴょんぴょん』併合前の1986年に、TBS系列で放送された『セーラー服通り』とのタイアップ作品が掲載され、ドラマでも本誌や漫画版の原稿などが出てきた。しかしこれは『ちゃお』原作作品ではなく、漫画の内容もあまりシンクロしていない。
その後も実写ドラマ化された本誌発祥の作品は長らく存在しなかったが、2005年から2006年まで、朝の子供向けバラエティ番組『おはスタ』(テレビ東京系列および関西地方の一部の独立UHF局)で放送されていたミニドラマ『ふしぎ少女探偵 キャラ&メル』の漫画版を手がけたほか、同じく『おはスタ』にて、2006年春から2009年3月まで『きらりん☆レボリューション』の実写ミニドラマ化が行われ、主に関連CDの発売前などに放送された。
玩具[編集]
本誌作品のアニメ化や、アニメ作品の本誌内でタイアップで、玩具メーカーやテレビ東京などのテレビ局などと積極的に連携してきたことが実り、男児向けの「コロコロコミック」と同様、ホビーの要素を漫画雑誌に取り入れることに成功している。
タカラトミーとは合併前の旧トミー・旧タカラ時代から縁が深く、掲載漫画のアニメ化ではいずれかがメインスポンサーになることが多かった。両社の合併後も変わらず、関係が続いている。
コナミとの関係も良好である。こちらは連載作品がテレビゲーム化されることが多く、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』や『きらりん☆レボリューション』のゲームソフト全てを発売しており、『極上!めちゃモテ委員長』ではゲームソフトのみならず、カードゲームにも参入している。
対してバンダイは1990年代に競合誌の「なかよし」・「りぼん」原作漫画のアニメのスポンサーに就くことが多く、本誌関連のアニメ作品では『キューティーハニーF』と『アニメ週刊DX!みいファぷー』のスポンサーとなったが、相次いで商業的に不振であった。その一方で大ヒットした携帯ペットゲーム機「たまごっち」のタイアップを手がけた(後述)。2001年から2002年にかけてプリモプエルというぬいぐるみのタイアップ作を連載、こちらもまた不振に終わった。その後2004年に「たまごっち」が再発売されたのをきっかけに再び手がけ、成功してからは再び関係を深めるようになり、「ちゃおスタイル」(別途後述)でも共同開発をする関係にある。
任天堂とは、「ポケットモンスター」(ポケモン)の漫画でかかわりあうようになった。「ポケモン」漫画終了後は、「どうぶつの森」シリーズとのタイアップ作品の『おいでよ どうぶつの森 〜しあわせ通信〜』(2006年10月号〜2007年12月号)→『街へいこうよ どうぶつの森〜たんぽぽ村だより〜』(2009年1月号から連載中)を掲載している。なお、「どうぶつの森」シリーズとのタイアップ作品に関しては、いずれも森江真子が手掛けている。「ポケットモンスター」についての詳細は後述。
これらの4社以外では、セガトイズと組んだココロボ(ロボット型玩具)のタイアップ作(2002年)を連載したことがあるが、わずか半年で終了した。
ポケットモンスター[編集]
玩具の中でも、任天堂のゲームソフト「ポケットモンスター」(ポケモン)と本誌は深い関係にあった。1997年7月号から連載が始まった『ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』は、折からのポケモンブームに乗ってヒット、本誌の奇跡の大躍進に大きく貢献した。その後ポケモンとのタイアップ漫画は、2006年9月号まで連載された『ポケットモンスター チャモチャモ☆ぷりてぃ♪』まで続いている。
たまごっち[編集]
バンダイが発売している「たまごっち」も本誌と深いかかわりがある。1996年版では『ゆでたてたまごっち』という漫画作品(漫画担当は「りっち」こと河井りつ子)を展開していたが、1999年6月号で終了した。ちょうどブーム終焉が取りざたされていたころの出来事だった。
その後2004年版ではかがり淳子が手掛ける『あっちこっち たまごっちタウン』シリーズ(『あっちこっち たまごっちタウン』→『あっちこっち たまごっちタウン はいぱー』)が2005年4月号から2009年3月号まで本誌に連載された。
なお、1996年版たまごっちに関しては競合誌の『なかよし』でもタイアップ作品が掲載されていたが、2004年版では、タイアップ先が小学館のみに絞り込まれ、本誌と学年誌のみの掲載となった。
追記[編集]
「ポケットモンスター」と「たまごっち」に関しては、タイアップ漫画の終了後も、(2009年4月号現在)情報ページが本誌に掲載(連載)されている。
ドラマCD[編集]
テレビアニメやOVA化こそされなかったが、市販のドラマCD化された作品として『ビューティー・ポップ』(皆川純子主演)がある。また、イメージCDのプログラムのひとつとしてドラマCD化された作品には『ちゃーみんぐ』(久川綾主演)や『I LOVE YOU』(白鳥由里主演)などがある。
「ちゃお」ブランド[編集]
近年は、掲載作品単独のみならず、本誌名をブランドとして展開、玩具・文具・アクセサリー・ゲームソフトなどのグッズをタカラトミー・バンダイ・エポック社といった複数の玩具メーカーと共同で展開している。ただし、アニメ化され、放送している作品ではスポンサーの兼ね合いから、キャラクターがグッズから省かれることがある。実例としては、旧トミーがスポンサーをしていた『Dr.リンにきいてみて!』、『わがまま☆フェアリーミルモでポン!』のキャラクターは、旧タカラやバンダイから発売された「ちゃお」ブランドの玩具商品には使用されなかった。現在の『きらりん☆レボリューション』もタカラトミーが関わっているため、バンダイ及びエポック社から発売されている商品には使用されていない。
なお、「ちゃお」ブランドのゲームソフトは以下の2本が発売中である。カッコ内は左から機種/発売元/発売日/ジャンル/税込価格の順。
- ちゃおまんがスクール(ニンテンドーDS/TDKコア/2006年11月9日発売/シミュレーションゲーム/5040円)
- 本誌連載の同名の漫画作品投稿コーナーを題材にしたゲーム。
- ちゃおドリームタッチ! ハッピーあにばーさりー(ニンテンドーDS/マーベラスインタラクティブ/2006年12月7日発売/アドベンチャーゲーム/5040円)
- 創刊30周年を記念して作られた。当時およびその1〜2年ほど前の人気連載作9作品から、動物・妖精などの人間ではないキャラクターが登場する。
ファッション[編集]
ファッションに関しては、2002年から2005年にかけて、子供向けアパレルメーカーの代表的な企業であるナルミヤ・インターナショナル(ナルミヤ)と連携、ナルミヤの代表格的なブランドである「メゾピアノ」をとりあげた『シンデレラコレクション』(今井康絵)というタイアップ作品を連載(掲載)していた。
しかし同作の連載終了以後、連携は一切行われていない。
ちゃおスタイル[編集]
2005年12月、「ちゃおスタイル」というトータルコーディネートブランドを立ち上げた。これは、文房具や小物ばかりでなく、アパレル製品にまでグッズの幅を広げたもの。
2006年8月25日からは全国のサティのうちの14か所および北大路ビブレ(京都市)に、小規模な販売コーナーが設置された。さらに2006年9月以降は、全国のサティ新規出店店舗に大規模な販売コーナーが順次設置されている。また、売り場の改装に合わせて従来のコーナーを大規模化した店舗もある。
さらに2007年7月には原宿、2008年3月には大阪・心斎橋、2008年8月には名古屋市栄に、それぞれ単独での店舗を開設した。
ただその一方で、販売コーナーを廃止したサティも存在する。また、北大路ビブレの販売コーナーも後に廃止された。さらに、2008年10月末時点では、北海道と九州にはサティ内の販売コーナーすら存在しない。これは、北海道にはサティが存在せず、九州の場合はサティの運営先がマイカルではなくイオン九州で他地方とは異なるからである。
なお、販売コーナーの規模によってはアパレル製品は取り扱っていない。また、店舗のない地域でも、公式サイトから通販で購入できる。さらに本誌2009年4月号では綴じ込みで通信販売カタログが付いてきている。
かつてはPHSも商品のラインナップに存在していた。
ハロー!プロジェクト[編集]
ハロー!プロジェクト公認のショート漫画を計3作品、2001年7月号から2006年1月号にかけて連載していた。対象年齢を考慮し、幼年層向けのグループが題材になっている。
- ミニモニ。やるのだぴょん! (「ちゃお」2001年7月号 - 2004年6月号、作者:もりちかこ)
- I LOVE W(ちゃお2004年8月号 - 2005年7月号、作者:北村有香)
- ふしぎ少女探偵 キャラ&メル(ちゃお2005年8月号 - 2006年1月号、作者:北村有香)
おはスタ[編集]
テレビ東京系列および関西地方の一部の独立UHF局で放送され、小学館がメインスポンサーを務めている朝の子供向けバラエティ番組『おはスタ』では、2000年以降本誌をたびたび取り上げている。
そのきっかけは、『Dr.リンにきいてみて!』が題材にしていた風水を取り上げたことだった。さらに、2003年から2005年頃にかけて、本誌の執筆陣が出演する企画が存在した。放映日は基本的に毎月最終金曜日だった。
また、本誌では毎月1ページ、『おはスタ』の情報を取りあつかうページがあるほか、番組マスコットのおはガールを取り上げた漫画として五十嵐かおるの『未来♥Pureボイス』と清水真澄の『すてきに!ドリームステージ』を連載していたことがある。
なお、『ふしぎ少女探偵 キャラ&メル』は、実写版が『おはスタ』で放送されていたので、『おはスタ』とのタイアップ作品でもある。さらに、『きらりん☆レボリューション』のミニドラマも、先述の通り『おはスタ』で放送されている。
その他[編集]
1997年から1999年にかけて、沖縄アクターズスクールを題材とした作品シリーズ『B.Bシリーズ』(今井康絵)が、2000年には、北海道で活動していたローカルタレントコンビ「雪ん子」を題材にした前後編作品『雪ん子!!』(五十嵐かおる)が掲載されたことがある。そして2009年2月号からはジャニーズ事務所とのタイアップ作品『わいわいっ☆Hey! Say! JUMP』(能登山けいこ)が連載されている。
2009年1月には、『まんがみたいな恋したいっ!』(八神千歳)が小説化されている。こちらは別途後述。
ちゃおまんがスクール[編集]
本誌でまんが家デビューを目指す人のための作品投稿コーナー。
入賞者には担当者がついたり賞金などがもらえるほか、「ちゃお銀賞」以上を獲得するとデビューが決定する。また、上半期・下半期それぞれの半年間の中で「ナイス賞」「ちゃお銅賞」を獲得した作品の中から一番優秀な作品が「ベスト賞」に選ばれ、デビューすることができる。
なお、本誌でのデビューは、小学館新人コミック大賞の少女・女性部門からも可能である。
急激な成長や、少女漫画誌発行部数トップということもあってか、このところ、小中学生向け少女漫画雑誌でのデビューを目指す投稿者が、投稿先を『なかよし』・『りぼん』から本誌へ変更する例が続出している。その一例として、最初『なかよし』でデビューしたが辞め、『ちゃお』で再デビューを果たしたまいた菜穂が挙げられる。
ただそのせいか、他誌に一度投稿したものを『ちゃおまんがスクール』に使いまわす二重投稿がしばしば見られるようになり問題化。2007年1月号以降、柱に「二重投稿は厳禁です」という趣旨の警告文が書かれている。
また、デビュー作が実は盗作だった、という不祥事が発生したことを受けてか、『ちゃおまんがスクール』2007年1月号では、「著作権」について採り上げている。
お便りコーナー(読者ページ)[編集]
『ちゃお』本誌の最後の方に設定されている読者参加の応募企画記事である。応募しているものについては、連載の吹出しいじりや後述の服装考案などがある。また、漫画家インタビューのコーナーも月1人ずつ設定されている。
必ず西暦年号に合わせてタイトルとキャラクターとイラスト執筆者が交替している。その年に見合った企画にされるため、11・12月号ではほとんどの企画が(なぜかほとんど変わらない吹出しも含めて)応募できなくなる。主役キャラは少年少女各1人と決まっている。作中では仕事人 (?) になっており、職業の種類も毎年変わる。性格は基本的に少年がきつく少女は天然であることが多い。またほとんどの年で主役のどちらかが相方を好きになるが、逆はかなり少なく片想いで終わることが多い模様。その結果は12月号の最後に確定する。次年の予告は、12月号のお便りコーナの最後の枠で主役2人の姿のみ出る(この時点で名前は解らない)。
主役の服装は1 - 2月号は制服で、3 - 12月号はそれぞれ応募の優秀作から決まる。ただし必ず採用者の通りに描かれる訳ではなく、時には細かなアレンジがされることもある(ピアスが抜取られる等)。
なお、タイトルについては『ちゃおちゃお』の後に職業にちなんだ言葉が入る。なぜ『ちゃお』が2回繰り返されるのかは不明。2006年以降の各年の名称とイラスト執筆者は下記の通り。
探偵団(2006年・明野みる)→研究所(ラボ)(2007年・まいた菜穂)→トラベル(2008年・小坂まりこ)→アーケード(2009年・くまき絵里)
占いコーナー[編集]
お便りコーナーと同じく西暦年号に合わせてタイトルとキャラクターとイラスト執筆者が交替している。主役の少年少女キャラはお便りコーナーとは違い基本1人である。またマスコット的なキャラクターがいることが多い。十二星座占いが基本だが、年によっては違う種類の時もある。
2006年以降の各年の名称とイラスト執筆者は下記の通り。
天使の予言(2006年・葵みちる/もりちかこ)→コスミック星うらない(2007年・みやまあかね)→うらない予報チャンネル(2008年・環方このみ)→フォーチューンラボ(2009年・姫川きらら)
ちゃおコミックス[編集]
『ちゃお』に掲載された作品を主に収録する漫画単行本レーベルのことを、「ちゃおコミックス」と名付けている。2004年にフラワーコミックスから独立する形で発足した。新刊は毎月1日頃発売。
『ちゃお』や『ちゃおDX』に掲載された作品を主として収録しているが、『ぴょんぴょん』の併合によって『ちゃお』に移籍連載された作品は「てんとう虫コミックス」に収録されている。この他『ちゃお』増刊時代の『ChuChu』掲載作品も収録されている。また例外的に『小学五年生』で発表された『ないしょのつぼみ』(やぶうち優)の単行本も本レーベルからの発行となっている。[6]
元々はフラワーコミックスのサブレーベルとして「ちゃおフラワーコミックス」の名称で刊行されていたが、2004年にフラワーコミックスから独立、さらに同じ年にホラー作品のみを扱う「ちゃおホラーコミックス」も立ち上げている。背表紙のワンポイントは、ちゃおコミックスはピンク地に、「CIAO」が中に書かれているハートと「COMICS」の文字があしらわれ、ちゃおホラーコミックスは黒地にお化けの絵が描かれている。
ちゃおフラワーコミックス時代は『少女コミック』(現在は『Sho-Comi』と名乗っている)や『別冊少女コミック』(現在の『ベツコミ』)のフラワーコミックスと同じ26日頃発売で、背表紙のワンポイントの地も、他のフラワーコミックスと同じ赤色だった。2001年からワンポイントの地をピンクに変え、他のフラワーコミックスとの差別化を図ったものの、結局フラワーコミックスから分離、という形を取った。
2006年11月に新刊として発売されたもの以降からは、小学館新人コミック大賞の募集要項が掲載されている。
『りぼん』の青年層向け派生誌『Cookie』に掲載された作品も含まれる「りぼんマスコットコミックス」[7]や、同じく青年層をターゲットにした作品も多く存在する[8]「KCなかよし」を含めた他誌のコミックスと比べると、購読層は中学生以下が主であり、また連載期間の短い作品が多く、本誌で追いやすいことから、他の少女漫画雑誌で掲載された作品と比べて新品単行本への需要が低く、短期的にまとまった部数を売ることが難しいとされている[9]。
ちゃおノベルズ[編集]
2008年8月に立ち上げられた本誌発の小説レーベルのこと。その第1弾は、女の友情をテーマにしたオリジナル作品「ウチらのキズナ」だった。この作品は、2007年から2008年にかけて、散発的に掲載された散文シリーズ「ココロ・あみーご」をベースにしたもの。栖川マキが手掛けた。
上記作品以外のラインナップは次の通り(2009年3月3日現在)。
- きみとのさんぽ道(栖川マキ・著、飼い犬とのふれあいをテーマにしたオリジナル作品)
- 小説・まんがみたいな恋したいっ!(栖川マキ・著、八神千歳による同名漫画の小説版。本誌の漫画作品が小説化されるのは大変珍しい)
- よつばのハート(小出真朱・著、第1弾と同じテーマのオリジナル作品)
公式ファンクラブについて[編集]
本誌には公式ファンクラブが存在する。毎年4月号に付録のひとつとしてメンバーズカードが封入されており、それには会員番号なる数字が書かれている。そしてその数字の組み合わせによって、プレゼントがもらえる、という特典がある。
また、下記の「ちゃお&ChuChuサマーフェスティバル」や、「次世代ワールドホビーフェア○○ Winter」(○○には年号が入る)にメンバーズカードを持参すると、来場記念品がもらえることがある。
さらに、公式サイトの中に、ファンクラブ会員専用のコーナーが設けられている。
なお、公式ファンクラブの名称は、年によって変わる。その変遷は以下の通り(いずれも4月号〜翌年3月号)。
- 2005年:ちゃお☆プチセレブクラブ
- 2006年:ちゃおクラブ2006
- 2007年:ちゃおプレミアム
- 2008年:ちゃおクラブ
- 2009年:ちゃおスタークラブ
ちゃお&ChuChuサマーフェスティバル[編集]
毎年夏休み期間中の7月下旬〜8月下旬に、『ちゃお』編集部と『ChuChu』編集部が共同で読者の女の子を対象に本イベントを開催している。具体的には連載作家のサイン会(抽選制)、ステージイベント、オリジナルグッズやサイン入りコミックスの販売などが催される。『ChuChu』創刊前は『少女コミック』(当時)と共同開催していた。
このイベントはあくまで小・中学生の女の子向け漫画雑誌のイベントのため、無料のアトラクションやイベントに関しては成人女性と男性は参加できない事が多く、幼児すら参加できないこともある。過去の例では『きらりん☆レボリューション』関連のイベントで、小学生の女の子だけが参加でき、幼児以下と中高生以上は参加できなかったケースもあった。ステージイベントに関しても子供以外は保護者のみ入場ができる場合が多い(外から閲覧するのは可)。また、下敷きやうちわなど無料で配布されるグッズは基本的には中学生以下の女の子にしか配られない。
なお、イベント全体に参加制限があるわけではなく、女の子の保護者などの関係がなくても入場はでき、オリジナルグッズやサイン入りコミックスの購入もできる。
この他にも毎年1〜2月に開催される「次世代ワールドホビーフェア○○ Winter」でも『ちゃお』ブースを出展し、関連のイベントを開催している。こちらは『ChuChu』に関する出展はない。また毎年7月頃に開催される「次世代ワールドホビーフェア○○ Summer」では本イベントとの兼ね合いから『ちゃお』に関する出展はなく、タカラトミーとバンダイが『ガールズアケード』と称した女の子向けのブースを出展している程度である。
こぼれ話[編集]
- 本誌の読者の事を公式の通称として「ちゃおっ娘」と呼ぶことがある。これは『りぼん』読者のことを「りぼんっ子」と呼ぶのと同義である。
- 低学年向けの情報の数がかなり多いが、高学年の読者にも呼応するために、3か月に一度程度のペースで芸能人の情報特集を掲載している。ジャニーズ系など小学校低・中学年にも親しまれている男性芸能人が多い。
- 2007年10月号をもって30周年を迎えたが、2006年1月号の表紙には「ありがとう30年」と記されていた。この「30年」というのは、『少女コミック』・『別冊少女コミック』(当時)の増刊時代も含めてのことである(歴史の項を参照)。
- 「連載2作目以降である」「デビュー6年目以上の作家の新連載とぶつからない」という条件さえクリアできれば、デビュー5年以内の作家が表紙を任される機会が、『りぼん』・『なかよし』と比べて多い。
- 6回程度の短期連載作のキャラクターであっても、応募者全員サービス品のキャラクターに採用される事がある。他誌ではこのような事はまずなく、当誌に短期連載作が多いという特徴がここにも現れている。
- 増刊号の『ちゃおデラックス』も含めて、基本的に男性が主人公の漫画は掲載されない(動物の場合を除く)。タイアップ作品でも『ポケットモンスターPiPiPi★アドベンチャー』のように、この制約に合わせて大幅に設定を変えるのが普通で、近年での例外は少年漫画から発祥した『金色のガッシュベル!』の4コマ漫画の連載や『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』の掲載がされた程度である。ただし、増刊時代の『ChuChu』に男性主人公の漫画が存在した[10]。かつては本誌でも男性主人公を許容していた時期があり、やぶうち優が『小学六年生』・『小学五年生』で連載した『少女少年』は元々、本誌向けに構想されていた漫画だった[11]。
- 見開きの巻頭カラー(扉)が、2001年以降は全くと言っていいほど無くなった。これは、広告のカラーページを他競合誌に比べて多くしたことで、漫画に割けるカラーページが減少してしまったため。巻頭以外ではカラー扉もあるが、扉の後は延々と広告が続き、なかなか本編にたどり着けない有様である。ただし、ごくたまに、本編1ページ目のすぐ前がカラー扉、ということもある。また、2008年4月号の『恋するプリン!キュート』の最終回では、一色刷りではあったものの、約7年ぶりに見開き扉が登場した。
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 日本雑誌協会公式ホームページJMPAマガジンデータから
- ↑ ただし、小学館広告局のサイトでは未だに修正されず、100万部台のままとなっている。
- ↑ ただし、アニメ化されていた時期は本誌で連載する前の1982年-1983年にかけてである。
- ↑ 似たような例として、競合誌の『なかよし』に掲載された『まもって!ロリポップ』があげられる。こちらは続編が掲載された。
- ↑ 一例として、徳間書店のアニメ雑誌『アニメージュ』の1997年年間アニメ人気ランキングの各部門で上位を獲得しており、特に奥井雅美が歌う主題歌『輪舞-revolution』が主題歌部門で1位を獲得した。
- ↑ 本来、学年誌に発表された作品に関しては、てんとう虫コミックスから刊行されるので、『ないしょのつぼみ』は例外に当たる。
- ↑ 『ちびまる子ちゃん』や『NANA』のような単巻あたり200万部越えの作品が存在する。ちなみに「ちゃおコミックス」で最大のヒット作とされている『ミルモでポン!』や『きらレボ』はいずれも単巻あたり20万部台にとどまっている。
- ↑ 男性に人気が高い作家であるコゲとんぼが執筆している『かみちゃまかりん』シリーズ・同じく男性に人気が高い作家であるPEACH-PITが執筆している『しゅごキャラ!』及び、アニメが深夜に放映された『ゴーストハント』・『地獄少女』など。
- ↑ ただし、『ないしょのつぼみ』のような出版社の予想に反して初動の売り上げが非常に高く、一時売り切れ状態となったケースもあった。
- ↑ かわはらなつみの『FLY HIGH』
- ↑ 『少女少年(I)』1巻P188のあとがきページ「少女少年について」を参照。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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