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2020年1月14日 (火) 12:17時点における最新版
三重テレビナイター(みえテレビナイター)は、三重テレビ放送のプロ野球中継の中継タイトル(年に1回シーズン前に、中日新聞社から発売されるファンブックなどに掲載されている広告には、「DragonsNighterドラゴンズナイター(西暦年)」と記載されていることもある)。
目次
番組の歴史・番組概要・放送体制[編集]
番組の歴史[編集]
三重テレビはキー局を持たない独立放送局であったためネットワーク関係がなく設備不足などで自社の番組制作もままならないことから、開局当初から慢性的なコンテンツ不足に悩まされていた。そこで開局当初は同じくキー局を持たないサンテレビが制作した甲子園球場におけるタイガース戦(「サンテレビボックス席」)をネットしていた。サンテレビは当時の民放では珍しいプロ野球ナイター完全中継を行っており、[1]三重テレビとしても地元エリアのドラゴンズ主催試合を完全中継したいという思惑があったが、開局して間もない三重テレビには球団側が放送権を分配してくれなかった。そこで資本関係があった中日系列の東海テレビの協力(委託製作)によってドラゴンズ主催試合の一部放送権を譲渡してもらい、ドラゴンズホーム戦のナイターの完全中継が実現。結果として多くの視聴者を呼び込むこととなった(三重テレビ放送社史参考)。
近年では、中日新聞夕刊にてテレビ番組欄の同局番組表のスペースを利用して、次回以降の三重テレビナイター放送予定を掲載している。
番組概要・放送体制[編集]
- 三重テレビは中日ドラゴンズ主催ゲームのうち、東海テレビやCBCテレビが放映権を持ちながら編成の都合上中継できないゲームを制作協力する形で年に10試合前後中継している。[2]埼玉西武ライオンズ戦はテレビ埼玉 (TVS) 、千葉ロッテマリーンズ戦は千葉テレビ放送 (CTC) にも送り出している。
- サンテレビは2005年までは阪神タイガース戦をネット受けしていたが、2006年以降はナゴヤドームから自主制作している。また、東海テレビ、CBCテレビ、テレビ愛知が放映権を持っていても、関西地区の系列局である関西テレビ・MBS・テレビ大阪が放送しない場合はサンテレビが自主制作する場合がある(火曜日・土曜日のナイターはテレビ大阪が自主制作で放送することが多い)。
- 1983年のテレビ愛知開局以前、東京12チャンネル(現:テレビ東京)へ番組を配給していた。[3]
- また、東海テレビが制作協力している事情もあってか、かつて当番組がオープニングタイトルを「○曜ナイター」としていた頃は、同時期に東海テレビが使用した「○曜ナイター」のオープニングタイトルのロゴと、同一のものを使用していた。
- 1979年4月10日~2004年度までは「近鉄エキサイトアワー」として大阪近鉄バファローズ戦も放送していたことがある。
- ビジターのゲームについてはサンテレビ、TOKYO MX、テレビ埼玉、チバテレビからネット受けして放送する(在名各局が中継する場合は放送しない場合もある)。過去については後述。
- 1988年5月19日から数年間、ナイターFAX応援として視聴者からのメッセージコーナーを行っていた。
- 2007年4月より東海テレビがハイビジョン制作されるのにあわせて、三重テレビでもドラゴンズのホームゲームのみハイビジョン化された(なおハイビジョン制作表示テロップは、制作局の東海テレビのものを使用)。ビジターの試合も2007年度から徐々にハイビジョン放送されている。ただし、TOKYO MX制作の試合のみ2010年度まで4:3の標準画質(回線の問題ではなく、MX側が標準画質で中継を行っていたからである)だったが、2011年度よりハイビジョン制作となった。
オープニング・エンディング[編集]
【】:中継映像に上乗せされるテロップ・映像効果など〔ビジター/ホーム(日曜日など編成の都合で試合開始直後に放送されない試合)では宇宙の静止画に上乗せされる〕
- オープニング
- 2007年~2010年 - 【軽快な音楽とともに「各球団の英語表記ロゴ:中日、日本ハム、楽天、広島、横浜、オリックス」→「win a game」と黄色と青の四角でそれぞれ囲まれた図形が移動しクロス→「各球団の英語表記ロゴ:阪神、西武、巨人、ソフトバンク、東京ヤクルト、ロッテ」→金メダルが回転しながら登場した後、ナイターを思わせるように黄色の星がふりながら「三重テレビナイター」のロゴ→中継カード紹介のテロップ→実況・解説・リポーター・制作局・制作協力のテロップ】→「NPB!日本プロ野球」のアナウンス&ロゴのあと、ホームランスーパー[4]提供企業の紹介テロップ(背景は青を基調とした画面に羅針盤を思わせるものが動いている)
- 2011年~2012年 - 画面サイズの16:9にあわせて[5]リニューアルしたが、CGの動きは前年までとほとんど代わっていない。紫色の背景がバックとなり、中継映像には載せない。
- 初期の頃は「自由の鐘」という曲が使用されていた。2013年~ - 番組ロゴがシンプルなものから大きく変更されたため、CG・テーマ曲も新調された。
- エンディング
- 2007年~2010年 - 中継終了後、CMを流したあと、緑の背景に「三重テレビナイター」のロゴが表示された静止画面→球場のイラスト画像を背景に、次回放送される中継カードの紹介。
- 2011年~2012年 - 2010年までのパターンとほぼ変わりないが、次回予告で球場のイラストを使用しなくなった代わりに、前面緑色の背景に次回中継予定のカードがテロップ表示されるようになった。
- 2013年~ - 2012年までのパターンとほぼ変わりないが、背景が宇宙空間に変更された。
中継されるビジターゲーム[編集]
現在[編集]
- サンテレビ制作(「サンテレビボックス席」)。主に水曜日・日曜日の阪神主催試合は朝日放送が制作にかかわるため原則として放送なし。
- オリックス主催については、年度により対中日の交流戦[6]の放送が想定されるが、2015年時点では実績がなく、中継自体も2016年から対阪神戦のABC制作トップ&リレーを除いて休止している。
- 過去のオリックス戦では中日が関与しない試合をネット受けしたことがある(前身の阪急時代を含む)。
- 過去の阪神戦では西京極球場での開催時にKBS京都制作(KBS京都エキサイトナイター)となることもあった。
- オリックス主催については、年度により対中日の交流戦[6]の放送が想定されるが、2015年時点では実績がなく、中継自体も2016年から対阪神戦のABC制作トップ&リレーを除いて休止している。
- テレ玉制作(「TVSライオンズアワー」)、交流戦
- チバテレ制作(「CTCマリーンズナイター」)、交流戦
※基本は対中日戦だが、地理的なこと(三重県が東海地方と関西地方の中間地点に位置する)や三重テレビのプロ野球中継の歴史からか、過去には近鉄バファローズ主催ゲームをネット受けしていた(後述)。現在でも年に数回程度、サンテレビから阪神対中日戦以外の阪神戦(ヤクルト・DeNA・広島主催試合含む)をネット受けする場合がある。また2008年度は中日戦以外の阪神戦の増加やテレ玉から「西武対巨人」の試合をネットするなど、東名阪ネット6のつながりと思われる中継カードが多くなった。
※これらのネット局が放送している場合でも、在名他局がビジター中継を行なっている場合はネットしない場合がある。
※原則デーゲームは中継しないため、その年の日程によって放送数にばらつきがある。
過去[編集]
- TOKYO MX制作。年によってデーゲームをナイター中継枠で録画中継することもあったほか、地方球場で開催される試合も放送されることがあった。2006年以降のネット受けは、三重テレビとぎふチャンにネットされる対中日戦のみの放送となった(年度によってない場合があった)。
- 過去にはtvk制作でも対中日・阪神戦などが放送されることがあった。
- 2013年以降、MXのプロ野球中継が球団制作(実況はFOX SPORTS向けと別に配置)の福岡ソフトバンクホークス主催試合に特化したものとなり、(交流戦のソフトバンク対ヤクルト戦を除いて)ヤクルト戦の中継を行わなくなったため、この年よりMXからのネット受けは行われていない(交流戦のソフトバンク対中日戦もネット受けした実績がない)。ただし、ヤクルト対阪神戦のみは、前述のようにサンテレビ制作で引き続き放送されている。
- 横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)戦
- tvk制作、ただし近年はTBS及び球団が制作に関与した中継(TBSテレビが制作した球団公式映像を購入し、その映像を使用した中継)が増加し、tvk完全自社制作の中継が減少したため、2006年以降はサンテレビ制作の対阪神戦を除いて行われていない(ハイビジョン化以降はすべて球団公式映像を購入して中継を行っている)。
- 大阪近鉄バファローズ戦(オープン戦を除き中日非関与。南海ホークス主催の近鉄戦を含む)
- KBS京都制作。放送エリアの三重県・愛知県が近畿日本鉄道の営業エリアであり、一時期近鉄や三重交通、佐伯勇など近鉄関連企業、人物も三重テレビに出資していたことから近鉄グループのスポンサードネットで放送していた。時折ナゴヤ球場で近鉄主催ゲームが開催されることがあったが、こちらもKBS制作で放送された。
エピソードや過去の出来事[編集]
開局当初[編集]
- 1970年(開局は1969年12月だったのでプロ野球の放送はこの年から)、東海テレビが放映権を持ちながら全国ネット番組編成の関係で中継できなかった「中日vs巨人」の巨人優勝(6連覇)が懸かった試合を三重テレビが中継した。それを見るために、また試合開始から終了まで完全ノーカット中継放送を実施されていることもあり、東海3県の視聴者がUHFテレビアンテナを多数購入したという(当時中京広域圏において親局がアナログUHFである岐阜放送のテレビ放送開始が1968年8月、中京テレビの開局が1969年4月で、まだUHFアンテナが普及していなかった)。なおこの試合はサンテレビジョンなど、一部の独立局・地方局にもネットされた[7]。
- 1981年には2軍戦の「ジュニアオールスター」がナゴヤ球場で行われ、関東地区には東京12チャンネル、関西地区にはサンテレビジョン、京都放送など、一部地方局に放送された。(当時、東京12チャンネルは独立広域局で、純粋な系列局がなかったため。これ以外でも中日主管試合で、東海テレビが制作を担当しながら放送できずに、三重テレビに放映権を委託した試合について、1981年ごろまで東京12チャンネルに、それ以後も千葉テレビ放送、テレビ神奈川など関東の独立県域局にネットした試合も多数ある)[7]
2006年[編集]
- 2006年3月12日(日):ナゴヤドームで行われたオープン戦「中日vs楽天」(ナゴヤドーム・14:00試合開始)を中継する。ただし競馬中継があったため、15:00~15:55のみの放送であった。(解説:藤波行雄、実況:吉村功、リポーター:武井正晴)
- 2006年10月4日(水)・6日(金):中日が優勝目前となったため、J SPORTS STADIUMで放送されているものをそのままネットした。
2007年[編集]
- 2007年5月27日の交流戦・「中日vs北海道日本ハム」(ナゴヤドーム)の生中継は、J SPORTSとの同時生中継を行った。同時生中継は、2006年10月4日・6日の広島戦以来のこととなる。この試合はそのほかNHK BS1でも放送された。
2008年[編集]
- 2008年9月28日(日)は三重テレビとしては珍しく中部日本放送(CBC)制作(ただし放送画面上で一切CBCと表示されることはなかった)による「中日vs巨人」の放送を行うが、19:00~20:55に番組(「ジャパネットたかた生放送テレビショッピング」)が組まれていたため、18:00~19:00と20:55~21:50という形式の放送となる(当初はCBCは生中継できず、通常のゴールデンタイムの番組を放送し、25:50~27:00枠で深夜録画での放送となる予定だったが、メンテナンスのため25:55で放送終了となったためである)。18:00~19:00は生中継だったが、20:55~21:50は録画中継(5回表・8回裏・9回表・ナゴヤドーム最終戦の為の、落合監督のファンへの挨拶の模様)となった。[8]スコア表示はJ SPORTS STADIUM・中日戦でCBC・東海テレビが制作時にも使用されるナゴヤドーム場内のコンコースモニター用テロップだった。
- なお、CBC制作の巨人戦の場合当時衛星放送ではBS-i(当時)とTBSニュースバードかTBSチャンネルでトップ&リレー中継することが多かったが、編成の都合が付かずBSでの放送はなく、CSもTBS系列2局ではなくJ SPORTSで別スタッフ[9]により試合終了まで中継された。
2009年[編集]
- 2009年4月5日(日):開幕第3戦目となった「中日vs横浜」(18:30~21:55)を中継。通常日曜の試合中継はCBCが担当することが多いが、この日は特番の編成の都合で差し替えができず、三重テレビに中継権利を譲っての放送だった。ナゴヤドームで金曜開幕の場合、金曜は東海テレビ・土曜はテレビ愛知or東海テレビ・日曜はCBCとなるケースが多く、レアなケースであった。
- この年にTBSが~19:55まで放送する全国ニュース総力報道!THE NEWSをスタートし、CBCのローカル情報番組「イッポウ」も「-THE NEWS」を内包した3時間枠(16:50-19:55)に拡大した。この編成の影響でCBCの差し替えが難しくなり、CBCの放映分を中継するケースが多くなった。
- 8月15日:東海テレビでバレーボール・ワールドグランプリを中継したため、「中日vsヤクルト」が振替の形で中継放送される。
- 9月9日:ナゴヤドームで行われた「中日2軍vs茨城ゴールデンゴールズ」の試合を生中継。通常の三重テレビナイターとは違い、完全なる自社制作によって生中継された(テロップは高校野球中継で使用されるものを使用)。解説は三重テレビナイターの解説者・藤波を起用し、実況は元東海ラジオのアナウンサーで前年まで三重テレビの情報番組「ワクドキ!元気」に出演していた松原敬生、レポーターに「-元気」で共演した同じく元東海ラジオの相羽としえが起用された。なお試合自体がプロ野球の公式戦でなかったことにより、通常のプロ野球中継と異なり試合後の敗戦者インタビューも萩本欽一の音頭により行われるなど、終始ゆるやかなムードに包まれていた。
2010年[編集]
- イレギュラーな放送が多かった2009年に比べ、CBCが「総力報道!THE NEWS」(18:00~19:55)の終了によって中継開始が19:00に戻り、木曜日のローカルセールス枠が2時間に拡大し差し替えが容易になったこと、さらにテレビ愛知の中日主催試合の中継が7試合に増加したこと、土日祝日のナゴヤドームの試合を原則デーゲームで行ったことなどから、東海テレビ、CBC、テレビ愛知の編成の都合による放映権譲渡が少なかった。
- 中日主催試合は水曜日・金曜日の計6試合(豊橋での地方開催1試合を含む)を中継し、その他曜日の主催試合中継は1試合もなかった。放送した主催試合は全試合原則通り東海テレビ制作で、J SPORTSとの同時放送もなかった。
2011年[編集]
- 3月25日の「中日VS広島」は、開局史上初の開幕戦中継の予定だったが、東日本大震災の影響で試合が中止となった。
- また震災の影響で、6月頃までは三重テレビナイター全体の中継予定が発表していなかった。
- 7月20日は東京ドームの「北海道日本ハムファイターズvs東北楽天ゴールデンイーグルス」(GAORA、東京ケーブルネットワーク、日本ハム球団共同制作)の試合を放送した。近鉄エキサイトナイター終了後、三重テレビでパ・リーグの試合を流すのは珍しい。
- 8月19日の試合は本来東海テレビが放送予定だったが、フジテレビ系列で19時からサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)に関する特番(東日本大震災チャリティマッチ試合中継及び関連番組)を急遽放送することとなった為、三重テレビで放送した。しかし急な編成だった事もあり、放送開始が18時からではなく19時となった。
- 中日主催試合は7試合放送。
2012年[編集]
- 中日主催試合は浜松での主催試合を含め6試合放送。このほかサンテレビから阪神対中日を3試合、TOKYO MXからヤクルト対中日を3試合、テレ玉から西武対中日を1試合ネット受けし、合計で中日戦を13試合放送。
- 中日の絡まない阪神戦を7試合放送(阪神ビジター戦含めてすべてサンテレビのネット受け)。このほかに中日ホームの阪神戦が2試合、阪神ホームの中日戦が3試合放送のため、合計で阪神戦を12試合放送。
- その後8月8日の広島戦は当初東海テレビで放送の予定だったが、4時間生特番の『FNSうたの夏まつり』が編成され中継ができなくなったため三重テレビに譲渡された。当初から7日、9日は三重テレビの予定だったため、3試合連続三重テレビでの放送になった。そのため、三重テレビでの中日主催試合の放送は7試合となった。
2013年[編集]
- 中日主催試合は6試合放送。このほかサンテレビから阪神対中日を3試合、テレ玉から西武対中日を1試合ネット受けし、合計で中日戦を10試合放送。なおこの年からナゴヤドームでの試合に関してその日の最大延長時間を超える場合、第2チャンネル(072チャンネル)での延長中継が始まった。
- 中日の絡まない阪神戦を7試合放送(阪神ビジター戦含めてすべてサンテレビのネット受け)。このほかに中日ホームの阪神戦が1試合、阪神ホームの中日戦が3試合放送のため、合計で阪神戦を11試合放送。
- またテレ玉から西武対巨人が1試合ネットされる。テレ玉からの同カードのネット受けは2008年以来。
2014年[編集]
- 中日主催試合は6試合放送。このほかサンテレビから阪神対中日を3試合、チバテレからロッテ対中日を2試合ネット受けし、合計で中日戦を11試合放送。前年同様、ナゴヤドームでの試合に関しては第2チャンネル(072チャンネル)で延長放送を行う。またチバテレからのネット受けは2011年以来3年ぶり(2012、2013年は土日デーゲームだったため)。
- また、7月1日のDeNA戦(金沢)はCBCテレビが放映権を保持していたが、編成の都合により三重テレビに譲渡された。この試合は2009年以来のCBCテレビ制作(解説:藤波、実況:久野誠、リポーター:宮部和裕)かつ、J SPORTSとの同時放送となった(テロップはJ SPORTS向けのものを使用し、「野球好き」ロゴは省略)。その結果三重テレビでの中日主催試合は7試合になった。
- 中日の絡まない阪神戦を6試合放送(すべてサンテレビのネット受け)。このほかに中日ホームの阪神戦が1試合、阪神ホームの中日戦が3試合放送のため、合計で阪神戦を10試合放送。
- またテレ玉から西武対巨人が2試合ネットされる。テレ玉からのネット受けは2年連続。
- 8月13日のDeNA戦では藤波に加えて高木豊が解説を担当した。東海テレビ制作三重テレビナイターで、ダブル解説かつフジテレビからの派遣があるのは非常に珍しい。
2015年[編集]
- 中日主催試合は6試合放送。このほかサンテレビから阪神対中日を3試合、チバテレからロッテ対中日を3試合ネット受けし、合計で中日戦を12試合放送。前年同様、ナゴヤドームでの試合に関しては第2チャンネル(072チャンネル)で延長放送を行う。
- 中日の絡まない阪神戦を7試合放送(6試合は阪神ビジター含めサンテレビからのネット受け、西武対阪神はテレ玉からのネット受け)。阪神ホームの中日戦が3試合放送のため、合計で阪神戦を10試合放送。
- またテレ玉から西武対楽天戦1試合をネット。
2016年[編集]
- 藤波が母校の静岡商業高校野球部コーチに就任するため中継から卒業。現在は鹿島忠が全ての中継にて解説を担当している。
- 8月26日(金曜)の対広島戦は東海地区では本番組での中継となる一方、東海テレビ経由でテレビ新広島に映像を提供して、同局のアナウンサー(深井瞬)と解説者(山内泰幸)による実況に差し替えて放送する。本番組での中継実施時にビジター側のフジテレビ系列局の生中継に映像協力するのは珍しい。
日本シリーズの中継[編集]
- 過去テレビ東京とTXN系列局向けに全国中継された日本シリーズの試合が、普段テレビ東京の番組を同時配信しないKBS京都・サンテレビ(2007年まで)とともに、三重テレビにもネットされた。テレビ東京制作の日本シリーズ中継が放映されたのはこれまで2003年(第7戦)・2005年(第2戦[16])・2006年(第4戦)・2007年(第2戦と第5戦)、2010年(第4戦)の都合5回にわたる[17]。
- 2010年の第5戦はチバテレが制作した中継をネットした。2010年日本シリーズの第1・2・5戦は地上波での全国ネット中継がなく、急遽ネットが決定した。(東海地方では三重テレビが地上波独占中継となるはずだったが、直前にCBCテレビも自社制作で中継することを決めた)
解説者[編集]
- ※ 東海テレビ制作・中継時の歴代解説者は、中を除き、全員が東海ラジオプロ野球解説者(専任・兼任含む)。藤波は2000年頃までフジテレビと、2008年まで東海ラジオと兼任。
- 現在
- 過去
- 森下整鎮(正夫)
- 河村保彦(1985年 - 1992年は東海ラジオ兼任、1995年。)
- 広野功
- 中利夫[18]
- 古葉竹織(現・東京国際大学野球部監督。東海テレビでの放送分もローカル中継のみ出演していた)
- 藤波行雄(元・三重スリーアローズコーチ→監督代行[19])
- 平野謙〔現・群馬ダイヤモンドペガサス監督。(過去に東京MXテレビ制作の年2試合程中継した明治神宮野球場からのヤクルト戦の解説も担当)。北海道日本ハムファイターズのコーチに就任する2005年まで不定期ながら出演していた〕
- この他、森本潔など東海ラジオの解説者が出演する場合もあった。
- 1970年代には、対阪神戦でサンテレビから解説者の派遣を受けたことがあった。
実況&リポーター担当[編集]
東海テレビ制作で担当するアナウンサーは、いずれも東海テレビスポーツアナウンサー。(ごく一時期、ナゴヤ球場を本拠地としていた時代に三重テレビのアナウンサーがレポーターで担当した試合があった)なおビジターゲームを中継する際、東海テレビ・三重テレビからは一切ドラゴンズベンチ担当リポーターは派遣されていない。
- 現在
- 過去
など
その他[編集]
- 放送時間・早期終了対応など
- 当番組の放送開始は、通常18:00から(週末は編成の都合で、18:30又は18:45、19:00からになることもある)、放送終了時間は最大延長でも21:50頃となる。試合が早く終了した場合は、テレビショッピングや、普段番組との合間合間で放送している番組(Music Spot)の拡大版を放送したり、三重県の各市町村の紹介を交えた風景映像を流すこともある。原則的にナイターで中止になった番組は代行放送は無い。
- かつてはプレイボール時点から中継映像が流れていたが、近年では番組開始後、中継に入る前にCMを流している。
- また前述のとおり、かつては試合終了までの完全中継を行ってきたが、現在では最大延長の時間を定め、その時間が来たら中継を打ち切る体制をとっている。ただし、2013年よりナゴヤドームでの試合に限り、最大延長時間を越えた場合、第2チャンネル(072チャンネル)で延長放送を行う。
- CMについて
- 長年三重テレビが行っている独自の試みとして、字幕スーパーにスポンサーが付けられており、ホームラン(「ホームランスーパー」)や追加点(「得点スーパー」、2010年はスポンサーなし、共にスポンサーは別)が入ると、スーパーと共にスポンサー名が表示される。以前はスーパーの上にスポンサー名が被ることが多くあったが、現在は画面上部に表示している。なお、ホームランのスーパーとスポンサーの表示は三重テレビ側で送出している事もあり、他局制作でも表示される。
- なお、その他のスポンサーの提供クレジットが表示されるのは概ね中継開始してから約1時間後。静止画(ホームベースと2007年まではバックが緑色の画面)にスポンサーを紹介する形。
- また、番組終了前に次回の中継を紹介する際にもスポンサーが付けられていたが、2006年からは行われていない。
- 中継内で放送されるCMは普段の三重テレビの番組内で放送されないような大手企業・団体等も流れる事が多い。
- 新聞テレビ欄における扱い
- ドラゴンズ戦の中継がある場合、当日の中日新聞三重版(伊賀版、紀州版を除く)のテレビ欄における三重テレビの番組表には、通常の表記(対戦カード・球場・解説・実況・リポーター)に加え「今後の放送予定」として、三重テレビが中継する予定の試合が列記されている(恐らく他局のように試合の見どころなどが記載されないため)。
- その他
- プロ野球ニュース(地上波第2期)開始以前の1975年までは東海テレビで生中継できず三重テレビにて中継された中日球場→ナゴヤ球場での試合に限り東海テレビにて深夜の最終ニュース終了後に録画ハイライトが放送されていた。
- ドラゴンズのホームゲームの中継を実際に制作しているのは東海テレビだが、制作著作は「三重テレビ」と表示され、東海テレビは「制作協力」という形で表示されている。
- なおドラゴンズのホームゲーム中継時の放送ブース・表示テロップ等は、全て東海テレビの機材を使用している(一部J SPORTSとの同時ネットを除く、J SPORTSとの同時ネットの場合は、当時J SPORTSで使用されていた東海テレビ・CBCテレビ中日戦共通テロップ(J SPORTSでは2009年度まで使用)[20]が使われる)。
- 前述のCBC制作でのトップ&リレー放送時も、当時のナゴヤドーム・J SPORTS用テロップが使われた。
- 1988年終盤の対阪神戦では、東海テレビのテロップ機材がリニューアル作業中で使用できなかったためか[21]、番組ネット局のサンテレビが技術協力に参加し、同局のテロップ機材を借用して放送した(実況アナウンサーと解説者は通常通り東海テレビが担当)。このため、冒頭に通常なかったネット局表示がサンテレビ仕様で送り出された(『MTV…SUN KBS WTV CTC』と三重テレビを先頭にしていた)。
脚注[編集]
- ↑ 当時の民放局はナイターの場合、巨人戦であっても延長なしの2時間程度の中継枠しかないのが普通であった。
- ↑ CBCからの譲渡分については、東海テレビが制作を肩代わりする場合と、CBC制作のまま三重テレビでの放送とするケースがある。
- ↑ この場合「制作著作 東海テレビ」とのみ表記される
- ↑ 2009年までは得点スーパーの提供企業もあり。
- ↑ アナログ放送のみ視聴していた視聴者も、2010年途中からレターボックスされていた為、4:3で途切れるという事はない。
- ↑ オリックス戦は最後となった2015年のみオリックス球団とサンテレビの共同制作となっていた。
- ↑ 7.0 7.1 『株式会社サンテレビジョン45年史』74 - 76ページ「阪神タイガース戦中継の歩み」参照。(74ページ・75ページ、76ページ)
- ↑ 第2部の録画部分は、場内に流れている「燃えよドラゴンズ!」がうっすらと聞こえていたので、VTRに生放送で実況を当てていたことになる。(前述の通り、最終戦セレモニー後に流れていたため、ドラゴンズ勝利のネタバレではない)
- ↑ (三重テレビ版は解説:高木守道、実況:伊藤敦基、リポーター:西村俊仁。J SPORTS版は解説:木俣達彦、実況:高田寛之)。
- ↑ 4月30日はTBS系列局ではザ・プロ野球「広島vs巨人」(マツダスタジアム)が放送され、一部地域では差し替えられていた
- ↑ CBCではキリンカップサッカー・日本vsチリ戦を中継
- ↑ サンテレビ・KBS京都では放映が無かった
- ↑ CBCでは世界陸上2009 ベルリン大会の女子マラソン中継を放送
- ↑ J SPORTS向けはCBCが別のスタッフで制作
- ↑ 実況は東海テレビの森脇淳アナで、テロップはJ SPORTSと同じドーム場内映像のテロップであった。よって、実質CBC制作の映像を東海テレビのスタッフが見ながら実況解説を当てるという形の放送となった。
- ↑ 第7戦も放送予定だったが、ロッテが4連勝で日本シリーズを制したことから第7戦は行われなかった
- ↑ 2003年と2007年は優勝の瞬間を中継
- ↑ 中は過去に中部日本放送・テレビ愛知で解説を担当していた。三重テレビとつながりが深い東海テレビ・ラジオには出演していなかったので、当番組出演時は三重テレビ専属であった。なお、2012年より東海ラジオ解説者となった。
- ↑ この事は、2010年4月14日の中日対横浜戦の1回1アウトの後(東海テレビ制作の三重テレビナイターで1回から放送席に映像が切り替わる事は非常に珍しい)に、放送席に映像が変わった時に、実況の斉藤誠征アナから紹介されていた。2010年もコーチ業と並行して三重テレビでの解説も継続した。
- ↑ ナゴヤドームコンコース・モニターで流れている試合映像でも使用されていたもの。2010年からJ SPORTS向けはJ SPORTS制作中継と同じデザインのテロップに変更された。同時にナゴヤドームコンコース・モニター用テロップもハイビジョン対応のためリニューアルされた。通常コンコース・モニターで使用しているテロップをCBC制作のBS-TBS・TBSニュースバード(2011年まで)・TBSチャンネル向け裏送り中継用で使う場合は、コンコースモニターが別デザインのテロップとなる場合もある。
- ↑ 1988年の東海テレビは、テロップが公式戦と日本シリーズで異なっていた(後者は関西テレビに類似)。全国中継は通常フジテレビのテロップを使用するが、日本シリーズは自社のテロップを使用していた。
関連項目[編集]
- 野球道 (フジテレビ系列)(フジテレビ系列)
- J SPORTS STADIUM
- CBCドラゴンズナイター(CBCラジオ)
- 東海ラジオ ガッツナイター(東海ラジオ放送)
- SAMURAI BASEBALL(TBS系列)
- tvkプロ野球中継 横浜DeNAベイスターズ熱烈LIVE(テレビ神奈川)
- サンテレビボックス席(サンテレビジョン)
- MXスタジアム(東京メトロポリタンテレビジョン)
- CTCマリーンズナイター(千葉テレビ放送)
- TVSライオンズアワー(テレビ埼玉)
- ダイナミックナイター(岐阜放送)
- 自由の鐘(Liberty Bell March) - かつての番組オープニングテーマ曲
外部リンク[編集]
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