フジテレビ土曜夜7時枠

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フジテレビ土曜夜7時枠は過去にフジテレビ系列で毎週土曜夜7時枠に放送された放送枠である。

枠の歴史[編集]

1960年代~1970年代前半では、後半30分は長らくキッコーマン1社提供のホームドラマが続いたが、1969年4月に帯番組の『スター千一夜』と『お茶の間寄席』が移動して、1974年9月まで『スタ千』+αの時代が続いた。一方前半30分は、1964年1月に、それまで火曜夜6:15~6:45で放送してきた『鉄腕アトム』が移動し、1966年12月31日に終了するまで常時20%台の視聴率を稼ぐ人気番組となった。しかし終了と同時に、後番組は視聴率が振るわなくなり、1968年3月に裏で『巨人の星』(YTVNTV)がスタートすると苦戦は最悪、『あかねちゃん』から『紅い稲妻』までは、『戦え!マイティジャック』を除く全ての番組が3ヶ月で終了&移動&打ち切りとなっていた。その苦戦振りは、『世界一周!!ランニングクイズ』や『クイズ・キングにまかせろ!』といった超豪華賞品[1]が獲得出来るクイズ番組をつなぎ番組として放送し、視聴者を引き付けようとした事からも分かる。しかし1971年1月にピープロ制作の特撮番組『スペクトルマン』が放送開始すると、約3ヶ月で『巨人の星』を逆転、第二次怪獣ブーム(転じて変身ブーム)の火付け役となり、その後はピープロ特撮番組が続く。だが変身ブームの衰退、更に裏番組の『ど根性ガエル』→『はじめ人間ギャートルズ』(双方ともABCTBS)の人気に押され、再び視聴率が振るわなくなるようになる。

1970年代後半は、後半30分が、8時台と統合し、90分枠となっていた。この頃の前半は『ズバリ!当てましょう』、後半は『欽ちゃんのドンとやってみよう!』が人気を博していたが、『まんが日本昔ばなし』や『クイズダービー』(TBS)が台頭して視聴率は低下、さらに『あばれはっちゃくシリーズ』(テレビ朝日[2])も出てこの両番組は終了に追い込まれ、試行錯誤が続いた。特に『欽ドン』が終了した1980年4月からの7時台後半はNHK総合の『海外ウィークリー』にも視聴率を奪われてフジテレビの一人負け状態となり、この頃から5年半の間どの番組も半年以内で打ち切られる暗黒時代だった[3]。土曜6時半での人気番組だった『タイムボカンシリーズ』も、『イタダキマン』でこの枠に移動したことが裏目に出て、フジ系での同シリーズの終了につながった。そんな中、『所さんのただものではない!』と『ハイスクール!奇面組』は比較的長く続いていたが、1991年10月には1時間枠となり、『平成教育委員会』がスタート。高視聴率を稼ぎ、『クイズダービー』等の裏番組を相次いで打ち切りもしくは放送時間移動に追い込んだ。しかし、平成教育委員会の主な出演者であった逸見政孝(元フジテレビアナウンサー)が死去してからは、苦戦するようになり、『筋肉番付』(TBS)が裏に来てからは、さらに苦戦するようになり、番組は終了した。後番組の『奇跡体験!アンビリバボー』も、わずか1年で時間帯移動に追い込まれた。続く『サタ☆スマ』は、徐々に人気を集め、『筋肉番付』と並ぶ看板番組となったものの、裏番組の『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日)に苦戦を強いられた。後に『デリバリー・スマップ デリ!スマ』にリニューアルするものの、視聴率回復には至らず、短命に終わった。

その後も改編を繰り返した結果、2004年4月に開始した『脳内エステ IQサプリ』が、毎週15%前後の高視聴率を取る人気番組となった(後に、裏番組の『爆笑問題のバク天!』が終了に追い込み、さらに、『クレヨンしんちゃん』が再び金曜19時半台へ、『ボボボーボ・ボーボボ』がローカル枠降格へ追い込んだ。これに伴い、土曜19時台のアニメ枠が消滅された。『爆笑問題のバク天!』の後番組として放送された『ぴーかんバディ!』、『人間!これでいいのだ』、『ドッカ〜ン!』、『ヤレデキ!世界大挑戦』も短期間で終了させるほどだった)が、徐々にマンネリ化や裏番組の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ)や『ザ・イロモネア』(TBS)の台頭などで視聴率一桁の回も出てきており、ルールや番組内容の大幅変更などのテコ入れが続いたが、視聴率回復には至らず、2009年3月14日の放送をもって終了した。

2009年4月からは『爆笑レッドカーペット』を水曜夜10時枠から移動する予定。[4]

現在放送中の番組[編集]

テンプレート:放送前の番組

この枠で放送された番組[編集]

土曜夜7時・前半枠[編集]

~1984年3月
1985年10月~1991年9月

土曜夜7時・後半枠[編集]

~1969年3月
1969年4月~1974年9月

(19:30~19:45枠)

(19:45~20:00枠)

  • お茶の間寄席(1969年4月~1969年9月)
  • スター千一夜(1969年10月~1974年9月)
1974年10月~1980年9月(夜8時54分までの90分枠)
1980年10月~1984年3月
1985年10月~1991年9月

土曜夜7時・1時間枠[編集]

1984年4月~1985年9月
1991年10月~現在

脚注[編集]

  1. 『ランニングクイズ』は、5人勝抜くと世界一周旅行が獲得出来る。『キングにまかせろ!』は、チャンピオン大会に優勝すると(当時で)1000万円相当のマンションが獲得出来る予定だった(実際は公正取引委員会からクレームにより、チャンピオン10名で山分けに)。
  2. 近畿広域圏ABCは『部長刑事』を放送していた。
  3. 「クイズ地球どんぶり!」と「ザ!地球どんぶり」を別の番組と考えた場合。実際、内容的には全く別の番組と言ってもよい。
  4. 「爆笑レッドカーペット」土曜7時進出 サンケイスポーツ 2009年2月23日閲覧
  5. 土曜放送は1967年4月より中断していた。
  6. ニューヤンキースの試合がある時は、『土曜グランドスペシャル』のタイトルは使わない。