高尾山口駅
高尾山口駅(たかおさんぐちえき)は、東京都八王子市高尾町にある、京王電鉄高尾線の駅。高尾線の終着駅である。駅番号はKO53。京王電鉄の駅で最も西に位置する。
高尾山へのアクセス駅である。
歴史[編集]
- 1967年(昭和42年)10月1日 - 開業。
- 2001年(平成13年)3月27日 - ダイヤ改定により準特急が新設され、その始発・終着駅となる。
- 2013年(平成25年)2月22日 - ダイヤ改定により区間急行が新設され、その始発・終着駅となる。
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を有する高架駅である。地形上、下り先端部は写真のように、高尾山ケーブルカーの清滝駅とリフトの山麓駅へ至る上り勾配の道路に近くなっている。下り先端部を頭端式にして改札を設ければ、乗り換え客にとっては大変便利になるが、通常は柵で仕切られている。あえて頭端式構造にしなかったのは、神奈川県の津久井湖方面までの路線延伸計画があったためとされているが、詳細な資料はなく不明である。そのため、改札口は開業以来一貫して高架下の1階のみであり、ホームと連絡するエレベーターが設置されている。
トイレは1階改札口内にあり、ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」も設置されている。
2015年春を目処に駅の西側に温浴施設を開業させると共に、駅自体の改造を行う事業が進行中である。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | ■高尾線 | 高尾・北野・高幡不動・調布・明大前・新宿・都営新宿線方面 |
- 日中は特急(土休日は準特急)と各駅停車が1時間当たり6本(概ね10分間隔)、交互に設定されている。
- 一部の列車を除き、各駅停車は北野駅で京王八王子駅始発の特急・急行列車に、また特急や準特急・急行列車は各駅停車に接続する。
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は、10,391人である[1]。2007年にミシュランガイドで高尾山が最高ランクの「三つ星」の観光地に選出されたこともあり、近年は増加傾向にある。 乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1967年 | 1,658 | ||
1970年 | 3,951 | ||
1975年 | 5,124 | ||
1980年 | 6,948 | ||
1985年 | 7,738 | ||
1990年 | 7,862 | 4,014 | [2] |
1991年 | 3,926 | [3] | |
1992年 | 4,112 | [4] | |
1993年 | 3,721 | [5] | |
1994年 | 3,660 | [6] | |
1995年 | 6,904 | 3,582 | [7] |
1996年 | 3,666 | [8] | |
1997年 | 3,408 | [9] | |
1998年 | 3,389 | [10] | |
1999年 | 3,426 | [11] | |
2000年 | 7,100 | 3,332 | [12] |
2001年 | 3,668 | [13] | |
2002年 | 3,567 | [14] | |
2003年 | 3,779 | [15] | |
2004年 | 3,770 | [16] | |
2005年 | 7,423 | 3,745 | [17] |
2006年 | 7,410 | 3,934 | [18] |
2007年 | 8,311 | 4,309 | [19] |
2008年 | 9,499 | 4,885 | [20] |
2009年 | 10,167 | 5,216 | [21] |
2010年 | 10,243 | 5,247 | [22] |
2011年 | 9,809 | 4,991 | [23] |
2012年 | 10,690 | ||
2013年 | 10,391 |
駅周辺[編集]
- 国道20号(甲州街道)
- 東京都道189号高尾山線
- 高尾山不動院
- 高尾登山電鉄ケーブルカー清滝駅
- 高尾登山電鉄エコーリフト山麓駅
- 高尾山トリックアート美術館
- ホテルバニラリゾート
- ファミリーマート高尾山口店
駅前には、高尾の湯ふろっぴぃ、うかい鳥山、うかい竹亭などの送迎バスのバス停もある。 また、タクシー乗り場もあるが、高尾駅とは異なり、1台も待機してないことが多く、呼び出し用のタクシー会社の電話番号が書かれている。
バス路線[編集]
神奈川中央交通・京王電鉄バスによって運行されているが、いずれも本数は少ない。
なお、1990年11月までは(1991年4月廃止)山31系統高尾山口駅 - 相模湖駅(4・5・10・11月の休日?に運行)、2006年4月4日までは高08系統高尾駅南口 - 高尾山口駅 - 大平が京王により運行されていた。なお、路線の詳細は神奈川中央交通相模原営業所三ヶ木操車所、京王電鉄バス八王子営業所を参照。
駅名の由来[編集]
「高尾山」の登山口であることから、「高尾山口」と名づけられる。
その他[編集]
全廃となった5000系の先頭車前面行先表示器の当駅の表示コマには、高尾山にちなんで当時それをイメージした緑色の山と鳥が一緒になったイラストマークがバックにデザインされていた。
隣の駅[編集]
- 京王電鉄
- ■高尾線
- ■特急・■準特急・■急行・■区間急行・■快速・■各駅停車(準特急は北野まで、区間急行は東府中まで、快速は調布まで各駅に停車)
- 高尾駅 (KO52) - 高尾山口駅 (KO53)
- ■特急・■準特急・■急行・■区間急行・■快速・■各駅停車(準特急は北野まで、区間急行は東府中まで、快速は調布まで各駅に停車)
脚注[編集]
- ↑ 京王グループ 1日の駅別乗降人員
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)228ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)234ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)