東北地方

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順位 都市雇用圏 人口
88 石巻都市圏 207558
95 会津若松都市圏 188686
100 古川都市圏 169910
- 酒田都市圏 165127
- 鶴岡都市圏 155356
- 米沢都市圏 141889
- 水沢都市圏 133028
- 五所川原都市圏 111232
- 一関都市圏 110034
- 横手都市圏 108286
- 大曲都市圏 104840

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」:県庁所在地を中心とする都市圏

県別人口・主要都市人口

順位 県名 人口
15 宮城県 2359991
18 福島県 2091223
28 青森県 1436628
30 岩手県 1385037
33 山形県 1216116
37 秋田県 1145471
東北地方 9634466
日本 127756815

2005年国勢調査

順位 都市名 人口 順位 都市名 人口
12 仙台市 1027879 77 福島市 289319
59 いわき市 350565 90 山形市 255308
61 郡山市 338605 93 八戸市 242242
65 秋田市 330241 125 弘前市 186361
70 青森市 306968 - 石巻市 164591
73 盛岡市 299776
2007年5月1日推計人口
※「」:県庁所在地



明治時代(19世紀末)の東北地方の人口 (順位は全国順位)

順位 県名 人口
17 福島県 913800
27 山形県 742600
28 宮城県 735100
31 秋田県 684300
36 岩手県 655400
41 青森県 527600
東北地方 4258800
日本 39626600

1888年(明治21年)[1]

順位 都市名 人口 順位 都市名 人口
8 仙台市 90,231 54 若松町 21,584
26 盛岡市 31,153 56 酒田町 20,918
29 弘前市 30,487 60 鶴岡町 19,562
32 米沢市 29,591 62 青森町 19,484
33 秋田市 29,568 78 石巻町 16,974
35 山形市 29,019 81 福島町 16,629
1889年(明治22年)市制施行年 『明治大正国勢総覧』
※「」:元城下町。色なし:港町


19世紀末は、産業の中心が農業であったため、稲作に適した南東北の方の人口が多く、また、同緯度では、夏季の高温(フェーン現象)で収量が安定している日本海側(山形県、秋田県)が、やませの影響で収量が不安定な太平洋側(宮城県、岩手県)よりも県別人口で上回っている。この時期はまだ都市化が進展していなかったため、江戸時代の経済の名残りで、城下町港町が都市としての地位にあった。

現在は、都市化が進んでおり(東北地方全体の都市部の人口75%)、県別の人口順位もDID面積順位(→東北地方#地理)とほぼ一致する。

年齢構成

テンプレート:東北地方/5歳階級別人口

交通

東北地方は、白河の関から本州最北端の大間崎まで道なりに630km以上あり、東京~姫路間の道のりより距離がある。そのため、東北地方の陸上交通路は、東京までの到達時間短縮が第一に重視され、街道、鉄道、道路の整備は、まず南北を結ぶ交通路が整備された。また、太平洋側の交通の整備が先に進み、日本海側については概してその後に整備された(以下は主要駅間の路線距離の5km毎概数。東北地方の諸都市の間隔に近い太平洋ベルトの都市を示す)。

現在、南北陸上交通においては、主に東北新幹線東北自動車道により関東地方と連結され、旅客では新幹線が優位に立っている。東京への到達時間短縮のために高速交通機関が発達したが、一方で東北地方内の旅客移動も活性化させ、特に太平洋側は、距離に関わらず南北間の都市間交流が盛んとなっている。また、本州・北のターミナルである青森県は、津軽海峡を挟んだ北海道との間に青函トンネルの開通し、諸都市間の関係が深まっている。以前は青森・函館間に青函連絡船が運航されていたが、トンネル開通でフェリー航路が設定され、東北道・八戸道と連動したトラック流通に対応している。なお、近年、南東北東京との間に都市間定期ツアーバスが格安で参入し、路線高速バスと熾烈な旅客獲得競争を繰り広げている。

他方、東西の交通については、山脈・山地などに阻まれながらも明治時代から鉄道や国道が整備されてきたが、高速交通への対応は遅れた。東西高速交通は、「幹」である東北新幹線や東北自動車道と接続する「枝」のように整備され、20世紀末までに秋田新幹線や連絡線の高速道路が整備された。この結果、郡山会津若松仙台山形盛岡秋田となどとの間で、自然障壁を越えた地域圏や経済圏の形成が進んでいる。

東西交通の高速化により、現在の東北地方は、交通インフラの利便性の違いにより2つの地域に分類される。東京との交通上の関係で見ると、太平洋側から奥羽山脈西側に隣接する盆地群までがいわば「新幹線派地域」、それ以外の日本海沿岸地域が「飛行機派地域」に分けることができる。両者の東西の境界はほぼ出羽山地である。

「新幹線派地域」にある仙台空港仙台都市圏内の名取市岩沼市)は、多数の国内線や国際線が就航していて、国際線に至っては利用者の半分以上が宮城県居住者以外となっており、「新幹線派地域」の拠点空港となっている。日本海沿岸地域(津軽平野秋田平野庄内平野)は、東北新幹線に接続するまで時間がかかるため、東京とは空路需要が多く、「飛行機派地域」となっている。

空港

現在、東北地方の各空港同士を結ぶ路線は存在しない。過去に空港同士の直線距離が300km程度以内で定期路線が就航していたのは以下の4路線。

(参考)新幹線…東京駅仙台駅:351.8km(東京駅~名古屋駅:366.0km)
(参考)高速道…仙台宮城IC新潟中央IC:253.5km

1982年の東北新幹線開通(大宮駅盛岡駅)によって羽田便が同1982年に廃止され、三沢便も廃止に至った。新潟便は、磐越自動車道が次々整備される中、1992年に廃止された。青森便は、新幹線の利便性が得られない地域であったために設定されたが、JRとの運賃値下げ競争に負けて廃止された。

その他にも、新幹線の開通で空港の旅客数が顕著に減少する例が多い。分かり易くするため、空港に近い新幹線駅と東京駅との営業キロ数を、東海道山陽新幹線との対照で付記する。

  • 花巻空港~羽田空港間に航空路が設定されていたが、東北新幹線が盛岡駅まで開通したため、最大の利用客居住地の盛岡市から離れた花巻空港は、トータルで東京都心までの到達時間での優位性がなくなり、かつ、東北新幹線の方が運行頻度が高かったことから採算割れして廃止となった。
  • 山形空港では、羽田便を中心に1991年に70万人以上の年間利用客があり、ピークとなったが、1992年の山形新幹線開業で減少傾向に転じ、最盛期の3分の1以下の20万人となった。山形新幹線がミニ新幹線であり、福島駅で列車接続をするため、所要時間短縮効果がフル規格新幹線と比べて大きくないことから、自治体の支援で羽田便が1日1便で運行している。
  • 秋田空港では、1996年に約150万人の年間利用客があったが、1997年に秋田新幹線開業、1998年に大館能代空港開港により利用客が減少した。しかし、秋田新幹線がミニ新幹線であることにより東京までの所要時間がそれほど短縮しなかったため、空路から新幹線への旅客の移動はあまり進まず、130万人程度で横ばいとなっている。
  • 三沢飛行場では、全体の年間利用客数が2001年に58.3万人に達したが、2002年12月1日に東北新幹線が八戸駅まで延伸されたため、主に羽田線の旅客が減少し、2004年度には33.4万人まで旅客数を減らしている。
  • 青森空港も1998年~2002年は150万人以上の年間利用客がいたが、東北新幹線の八戸延伸以降減少し続けている(現在、青森市に新幹線駅はないが、東北新幹線が延伸・建設中である)。
  • 東北地方内の全ての空港に就航している路線は大阪国際空港(伊丹)便のみ。
2005年度旅客数(日本の空港#乗降客数参照)
空港 旅客合計 国内線 国際線
旅客数 定期便 旅客数 定期便
仙台 3244492人 2955977人 新千歳成田中部
小松大阪神戸
広島福岡那覇
288515人 ソウル北京
長春大連上海
台北グアム
秋田 1343009人 1304403人 新千歳・東京中部
名古屋大阪関西
38606人 ソウル
青森 1268151人 1203305人 新千歳・東京中部
大阪関西・福岡
64846人 ソウル
ハバロフスク
福島 546146人 473000人 新千歳・中部大阪
関西・福岡・那覇
73146人 ソウル・上海
花巻 497334人 478031人 新千歳・中部大阪
関西・福岡・(那覇)
19303人
庄内 408364人 407494人 (新千歳)・東京大阪 870人
三沢 329271人 329271人 新千歳・東京大阪 0人
山形 207626人 206376人 新千歳・東京
名古屋大阪
1250人
大館能代 164662人 164662人 東京大阪 0人
合計 8009055人 7522519人
486536人
※出典は国土交通省航空局・空港管理状況調書(2005年度)
チャーター便の旅客数含む
三大都市圏への便は太字
※括弧は季節運行を示す
※東京便(羽田便)がない空港には★


2005年貨物

港湾

江戸時代には、北前船によって日本海側の港町が、東回り航路によって太平洋側の港町が栄えた。また、大小様々な漁港があり、遠洋漁業が盛んだった時代には大いに賑わった。現在は、地場の魚(沿岸漁業・沖合漁業)の特産化や高級化で活気がある漁港が数多く存在する。工業港・貿易港としては、仙台・小名浜・石巻・八戸・秋田が、旅客港として青森・八戸・仙台が重要な港湾となっている。

鉄道

東日本旅客鉄道 (平均 48.4万人/日。2004年度)

(※ 青森~中小国間は、津軽海峡線と両用する。)

北海道旅客鉄道
私鉄第三セクター鉄道(平均 5.1万人/日。2004年度)
地下鉄 (平均 15.0万人/日。2004年度)

道路

東北地方は、医師の数が人口比で全国水準より低い上、無医地区も広いため、高速道路や国道体系と医療体制との関係が深い。高速道路・国道は、都市部にある高度医療を行う病院や救急救命センターへの搬送路として機能し、救急車緊急退出路も整備されている。また、都市部に偏る常勤医を郡部へ非常勤医として送る供給路としても利用されている。

主な道路

※ ここでは主要路線のみを掲載する。その他、「東北地方の道路一覧」も参照する事。
高速道路
一般国道

メディア

経済

  • 関東自動車工業TOYOTALexusブランドの自動車生産拠点として、1993年11月に岩手工場(岩手県胆沢郡金ケ崎町)を竣工した。それ以降順調に生産増強を重ね、生産体制を年間25万台規模まで拡大させると(2005年)、岩手県の増田寛也知事と宮城県の浅野史郎知事との間で、更なる生産拠点の拡大と効率化を岩手・宮城両県が連携し、行政主導で進めていく事に合意した(2005年7月)。更に2005年11月16日、山形県庁で山形県の斎藤弘知事と岩手県の増田知事が共同会見を行い、これに山形県も加わり「県境を越えた大学や研究機関、各企業と協力して産・学・官が一体となって三県連携の支援体制を構築していく。」と発表した[2]
東北経済産業局はその経済波及効果を、「東北地域における自動車関連産業の集積を高め、域内部品等調達率を50%に向上させた場合には7,366億円まで拡大する可能性がある。」と分析している。[3]

関連項目

北日本

蝦夷奥羽地方

東北地方

東日本

関東広域地方

関東地方

甲信越地方

東海地方

西日本

関西地方

中国地方

四国地方

九州地方

琉球地方

外部リンク

歴史(古代)

経済

教育

コミュニティ