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{{日本の市
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|画像 = 石切剣箭神社本社01.jpg
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|画像の説明 = [[石切剣箭神社]]
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|市章 = [[ファイル:Flag of Higashiosaka, Osaka.svg|border|100px|center]]東大阪[[市町村旗|市旗]][[ファイル:Emblem of Higashiosaka.svg|border|75px|center]]東大阪[[市町村章|市章]]
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|市章の説明 = [[1967年]][[2月1日]]制定
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|自治体名=東大阪市
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|都道府県=大阪府
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|支庁=
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|コード=27227-2
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|隣接自治体=[[大阪市]]、[[大東市]]、[[八尾市]]<br />[[奈良県]][[生駒市]]、[[生駒郡]][[平群町]]
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|木=[[クスノキ]]
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|花=[[ウメ]]
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|シンボル名=市民の花
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|鳥など=[[キキョウ]]
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|郵便番号=577-8521
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|所在地=東大阪市荒本北一丁目1番1号<br />[[ファイル:HigashiOsaka-city-office.jpg|192px|center|東大阪市役所]]
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|外部リンク=[http://www.city.higashiosaka.osaka.jp/ 東大阪市役所-Higashi Osaka City-]
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|位置画像={{基礎自治体位置図|27|227}}
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|特記事項=
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}}
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'''東大阪市'''(ひがしおおさかし)は、[[大阪府]][[中河内 (大阪府)|中河内]]地域に位置する[[市]]。
  
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[[大阪市]]、[[堺市]]の両[[政令指定都市]]に次ぐ、大阪府内で第3位の人口規模の市であり、[[中核市]]に指定されている。[[近鉄花園ラグビー場]]を擁する「[[ラグビー]]のまち」として、また、技術力の高い中小企業が多数立地するものづくりのまちとして全国に知られ、それらをアピールする形でまちづくりを行っている。<!--検証可能性を満たすソースを提示ください。将来は[[政令指定都市]]への移行及び、[[八尾市]]や[[柏原市]]などとの[[市町村合併]]の構想もあるがまだ計画にまでは至っていない。-->
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== 地理 ==
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[[大阪平野]]の東部に位置する。市域の大半は平坦な低地で、河川の多くは[[天井川]]である。そのため[[1976年]](昭和51年)の[[大東大水害]]では大きな被害を受けた。
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一方で市東部は[[生駒山]]系の山々が連なっており、豊富な自然が残されている。
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主な河川には、[[長瀬川 (大阪府)|長瀬川]]・[[恩智川]]・[[玉串川]]・[[第二寝屋川]]などがある。
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== 歴史 ==
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市域は[[令制国]]の[[河内国]]中部にあたる。古代にはこの一帯は河内湾と呼ばれる[[大阪湾]]の奥にある小さな湾であったが、次第に海から分離して湖となった。その湖が[[大和川]]を経て上流から運ばれてくる土砂が堆積したことによって徐々に陸地化したが、こうした経緯から湿地・深田が多く、また洪水に見舞われやすい土地であった。
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古代には[[物部氏]]の本拠地があり、[[物部守屋]]の最期の地は衣摺(きずり、市西南部)であるなど、早くから開けた地域であった。[[飛鳥時代]]には[[中国大陸]]への玄関口であった[[難波津]]との街道筋にあたり街道筋には多くの集落ができた。[[奈良時代]]になると、[[平城京]]と難波津を結ぶ街道が整備され、その街道筋にも多くの集落ができた。
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[[平安時代]]になり、[[熊野詣]]や[[高野山]]へ[[太上天皇|上皇]]や[[貴族]]が[[参詣]]に訪れるようになると、その街道であった[[高野街道]]の沿線であった市の東部の[[生駒山]]麓に多くの集落が点在しており、今なお旧村として市内に静かなたたずまいを残している。平安時代には、[[枚岡神社]]の勢力が大きく、それを背景とする[[水走氏]]が有力な領主として市東部を中心に活動した。
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[[室町時代]]初期、河内[[守護]]に任ぜられた[[畠山氏]]が[[若江城]]を築き、河内を統治する拠点とした。以後畠山氏の守護代の[[遊佐氏]]がこの城を治めるが、[[応仁の乱]]やその後も続いた[[家督]]争いによって衰え、城主は[[細川氏]]や[[遊佐長教|遊佐河内守長教]]、[[三好氏]]など転々とする。最終的に城は[[織田信長]]の家臣となった三好義継の旧臣の[[若江三人衆]]が治め、[[石山本願寺]]攻めが始まると織田方の拠点とされ、織田信長もこの城で指揮を執るなどしたが、両者が和睦した後に廃城とされた。またこの付近は[[大坂の役|大坂夏の陣]]における若江の戦いの舞台としても知られ豊臣方の将[[木村重成]]の終焉の地でもあることで知られる。
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[[江戸時代]]中期以降、[[中甚兵衛]]らの嘆願によって大和川の付け替え工事が行われると[[新田開発]]が大坂の商人らによって積極的に推進された。また商品作物の栽培も盛んで、[[木綿]]の産地として名の知られた存在だった。
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東大阪市の中央部は長い間、北にある[[深野池]]や西にある[[新開池]]、そこに注いでいる付け替え前の[[大和川]]の為に長らく湿地帯で、東大阪市の市域で早くに開けたのは、確かにこれら大和川の流域と高野街道沿いの地域ではあるが、開発は遅れがちであった。[[室町時代]]以降、河内国の行政の中心であった若江城でさえ、四方を沼地に囲まれた難攻不落の平城として記録されている。
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=== 現代 ===
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*[[1967年]][[2月1日]] [[布施市]]、[[河内市]]、[[枚岡市]]が合併。大阪府下31番目の市、東大阪市が発足。市役所は旧河内市役所を引き続き使用。
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*[[1998年]][[4月23日]] 知人の女性の[[健康保険証]]を虚偽の[[住民票|住民登録]]で取得させたとして、当時の市長、清水行雄が逮捕される。
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*[[2003年]][[5月6日]] 市役所が現在地に移転。
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*[[2005年]][[4月1日]] [[堺市]](現在は政令指定都市)、[[高槻市]]に次いで[[中核市]]に移行。大阪府下では3番目。
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*[[2010年]][[2月]] 同市が徴収した[[国民健康保険]]料について、介護保険料などが長期間に亘り過大徴収されていたことが明らかになる([http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100216/crm1002160018001-n1.htm 記事])。
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*[[2011年]][[10月]] 国民健康保険証がカード化。<ref>東大阪市市政だより9月1日号No.981 2面より</ref>
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== 行政 ==
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*市長:野田義和
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=== 歴代市長 ===
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*初代:辰巳佐太郎(在任:1967年2月19日 - 1970年6月14日、1期)
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*2代:伏見格之助(在任:1970年6月14日 - 1982年6月13日、3期)
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*3代:北川謙次(在任:1982年6月14日 - 1989年、2期)
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*4代:清水行雄(在任:1989年12月24日 - 1998年5月20日、3期)
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*5代:[[長尾淳三]](在任:1998年7月12日 - 2002年7月11日、1期)
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*6代:[[松見正宣]](在任:2002年7月12日 - 2006年7月11日、1期)
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*7代:長尾淳三(在任:2006年7月12日 - 2007年9月14日、市議会における不信任決議で失職 1期)
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*8代:野田義和(在任:2007年10月28日 - 1期目)
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<!--[[Wikipedia:中立的な観点]]や検証可能性を満たすソースを提示ください。
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=== 市政の変遷 ===
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==== 三市合併による市の誕生 ====
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合併以降の東大阪市では保革対立が顕著で、元大阪府議会議長だった保守系の辰巳佐太郎が初代市長となるが、革新系の伏見格之助がそれに代わった。
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==== 革新市政の登場 ====
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この時期、東大阪市に革新市政が誕生したのは、東京都において[[日本共産党]]・[[日本社会党]]の支持を受けた[[美濃部亮吉]]の[[東京都知事]]当選後におきた、全国的な革新高揚の流れを受けてであった。そして翌年、大阪府でも日本共産党推薦・革新系の憲法学者[[黒田了一]]が大阪府[[都道府県知事|知事]]に当選した。東大阪市には革新の風が大阪府よりも1年早く吹いたといえる。
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しかし、伏見市長は[[部落解放同盟]]等の後援団体からの推薦による市職員採用を行い、市民からの不評を買った。また、支持層である不安定就労者、障害者、高齢者に対する重福祉政策を実施した。この結果財政支出は増大し、折からの円高不況や[[オイルショック]]による市税収入落ち込みにより、[[財政再建団体]]目前まで追い込まれたが、投資予算の抑制、正規職員採用の削減、給与水準の削減、市税増収策を取り財政は危機的状況を回避することができた。
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しかし、市民の間には税負担がなく給付のみを受ける「ただ乗り」市民への重福祉政策に反感が広がった。特に、市内に古くから住む[[農業]]、不動産賃貸業などを営む土地所有者、企業経営者(特に中堅企業経営者)、[[サラリーマン]]層などの中堅所得層は、伏見革新市政に対する不満を抱くようになった。
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==== 保守市政への転換 ====
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[[1982年]](昭和57年)の市長選で伏見の与党だった共産党と社会党が同和問題をめぐって激しく対立。伏見が社会党よりのスタンスを取ったため、共産党は市政与党から離脱した。そして伏見市政の乱脈な行政運営を徹底批判した上で、伏見とは別の候補を擁立した(伏見市政との絶縁宣言)。職員労働組合も、東大阪市職労から社会党系の[[全日本自治団体労働組合|自治労]]東大阪が分離独立した。
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その革新分裂の間隙を縫うように[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]大阪府議会議員であった北川謙次が保守系および反伏見の中堅所得者層の支持を得て立候補。革新系両候補とも北川謙次の前に敗退して、東大阪市の革新市政は終止符が打たれた。その後、北川、清水行雄と約16年の保守市政が続いた。
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市政運営としては保守系与党に支えられて比較的安定が続いた。清水は自治労東大阪<東大阪市職労から分裂、社会党系>幹部を重用して、東大阪市職労の力を削いだことで、北川が目指したトップ・ダウン型の市政運営に成功した。このほか、職員定員の800人削減を提唱して前倒しで達成、一般会計から多額の持ち出しをしていた国民健康保険特別会計の再建を行った。さらに、21世紀を目指した市政8大プロジェクトを発表し、その一つである下水道整備事業によって、数百年間にわたって河内地域の住民を苦しめていた治水問題を解決した。これら一連の施策は、一定の成功を収めたと言えよう。
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==== 公務員問題 ====
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第一次臨調までは、[[地方公務員]]の給与水準は民間より低いうえ、[[衛星都市]]はどこも人口流入によって行政需要が拡大する一方だったために人手不足となり職員確保に苦慮した。
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ところが、昭和40年代に入ると、国の勧告もあり給与水準は上がっていった。伏見市長は、最大の後援団体である労働組合である東大阪市職労の意向を反映して市政運営を行い、労組の要求に応じて臨時職員や嘱託職員を正規職員としたほか、後援団体の推薦により職員を採用した。そのため、他の市町村と比較して予算に対して職員給与の占める比率が高くなり、財政的な負担となった。一方で、給与水準の向上は職員の質を高め、早慶、帝大卒業生等の優秀な人材が確保できたが、「課長中卒、係長高卒、ヒラ大卒」という状況が生じた。
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[[1974年]](昭和49年)の[[オイルショック]]と財政状況悪化により、正規職員の採用は5年間にわたって見送られた(毎年の正規職員採用が復活するのは、1985年(昭和60年)以降である)。これにより、職員の年齢構成が歪み、瓢箪型となった(2008年現在、中間管理職を担うべき人材が不足している)。また、2007年以降の[[団塊の世代]]の大量退職による[[退職金]]支払いが、財政不安要因となっている。
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保守系市長は、労組の影響を排した労務管理を行った。職員削減により、人口当たりの職員数は同規模自治体を下回るなど効率化が図られたほか、給与引き下げにより、国家公務員を100とした[[ラスパイレス指数]]も、最高時123から98まで下がった(これにより、職員のモラルが低下したとの評価もある{{要出典}})。しかし清水市政時代には、再び後援団体推薦による職員採用が行われ、職員の質の低下が問題となった。長尾市長は、[[コンプライアンス]](法令遵守)の仕組みを工夫し、採用試験受験者の得点を公開する制度を作った。これにより、正規職員採用においては不正が行えなくなった。しかし、その後就任した松見市長は後援団体推薦により、非常勤職員の大量採用を行うなどの問題を引き起こした。
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==== 清水市政の腐敗と結末 ====
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清水市政第2期目には、市長や一部与党議員推薦による職員不正採用疑惑、下水道工事入札疑惑、老人施設用地買収疑惑、新中央病院の指定薬局を後援会員が経営しているなど疑惑があり、これらの問題は連日新聞やテレビで放映され、取材先になった後援会関係者が自殺するという事件も発生した。清水の一連の疑惑は司直の手に委ねられることとなった。
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しかし結果は関係者が逮捕されたのみにとどまり、真相はうやむやのままに終わるかに見えたが、捜査が終わったことを知った清水は、大失言をする。
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「大阪府警は日光の猿みたいに、今頃反省していることでっしゃろ」と発言したのである。大阪府警は疑惑以外の法律違反(勤務実態のない愛人に対する厚生年金受給資格授与、住民実態のない愛人の住民基本台帳登録容疑)を理由に清水は逮捕され、獄中で辞職することになった。そして、自ら制定した職員倫理条例に基づき「在職中の犯罪」を理由として退職金を返還する最初の例となった。
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==== 長尾革新市政 ====
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前記のことから清水市政への批判が強まった。出直し市長選では、共産党員で元市議の[[長尾淳三]]が、共産党の推薦と[[新社会党]]の支持を受けて立候補し、東大阪市職員団体[[全日本自治団体労働組合|自治労]]東大阪や[[公明党]]などの推薦を受けた[[松見正宣]]を破り当選し、16年ぶりに革新市政が復活した。
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長尾は、長年の懸案だった同和行政の諸問題を終わらせるため、同和事業の一般事業化への移行を推進。また、市役所改革を行なって、法令遵守(行政コンプライアンス)を確保するように努めた。また、一部議員と癒着した職員のモラルを改善しようとした。今までやや忘れがちになってきた経済・不況対策(中小企業対策)を掲げ、今までの市政とは全く違うということを内外にアピールするなどしたが、市議会運営は困難な状態であった。これは、市議会議員の多くが野党であったことに加えて、与党であるべき共産党にも長尾に非協力的な議員がいるなどしたためであった。さらに、それを見た職員は反市長的な態度をとり、その結果は職員の人事異動にさえ支障をきたした。また、市役所改革([[構造改革]])を進めようとする長尾に対して[[全日本自治団体労働組合|自治労]]東大阪<民主党系>(東大阪市職労から分裂)が反発した。市議会は多数野党の反対により連日空転を続け、予算や議案は全く通らず、市民生活への影響も出た。
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==== 松見市政 ====
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長尾市政を倒したのは、前回の選挙で苦杯をなめた松見正宣であった。自由民主党衆議院議員の[[西野あきら]]の支持と、[[公明党]]、[[創価学会]]、[[保守新党|保守党]]、[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]、[[日本労働組合総連合会|連合]]大阪、[[部落解放同盟]]、[[全日本自治団体労働組合|自治労]]東大阪、[[在日本大韓民国民団|大韓民国民団]]などの幅広い後援に支えられての当選であった。
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ただ、東大阪市ではこの時点ですでに自民党は分裂していた。いわゆる塩川・西野戦争である。元[[財務大臣]]で元[[衆議院議員]]の[[塩川正十郎]]と西野あきらは選挙地盤が競合しており、小選挙区制ではライバル関係に有った。市長選挙でも塩川陣営と自由民主党大阪府連東大阪支部は、市議会議員だった東口貞男を擁立して市長選挙を戦った。従って、松見正宣の支持母体である自由民主党は一枚岩では無かったのである。また、長尾を支持していた共産党なども野党として存在していた。
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だが大きく見ると、自民党、公明党、リベラル(民主党)という、共産党と一部自民党(塩川系)を排除したオール与党体制で安定した議会運営が可能であった。
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==== 松見市政への批判 ====
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しかし、松見市長は[[地方自治体]]や議会での活動経験を持たなかったほか、職員や議員を信用せず、[[ブレーン]]は外部の[[コンサルタント]]に頼り、議会運営では批判的な議員の質問に満足に答えない場合などがあり、不誠実な態度との批判もあった。松見市政は職員や議員との間に感情的な対立を孕み、多数与党のメリットを生かしきれなかったとの評価もあった。
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松見は、緊喫の問題である財政健全化の問題についての取り組みには積極的ではなく、[[人権問題]]や[[環境問題]]などに積極的であった(長尾市政で解消に向かっていた同和行政が復活した)。そんな時に生じたのが市職員の不透明な採用問題である。これは特定団体の推薦を受けた者を、無試験で臨時職員に採用した問題だった。
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また、創価学会や大韓民国民団、[[在日本朝鮮人総聯合会|朝鮮総連]]などとの関係を「不透明な関係」とする批判もあった。このような松見市政に対して、塩川・西野戦争で内部対立が続いていた自由民主党の一部が、自由民主党市政刷新クラブを立ち上げて与党の立場を離脱した。刷新クラブは市政に批判的な市民と連携して行政訴訟を起こすなど、議会内外で松見市政を批判した。
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==== 長尾市政の復活 ====
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2006年7月2日、市長選挙と市会議員の補欠選挙が行われた。市長への立候補者は、現職の松見正宣(自民・民主・公明推薦)、前職の長尾淳三(共産推薦)、府議で新人の西野茂の3候補だった。西野は衆議院議員の西野あきらの実弟であるが、西野あきらは現職の松見を支援していた。投票の結果、前職の長尾が返り咲き当選を果たした。
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松見の基礎票は自民、公明、民主支持者であり圧倒的な強みを見せていた。それにも関わらず敗れた原因は、選挙直前の自民党入党であると言われている。また、行政運営や施策が不安定なため、保守系無党派層が西野でなく長尾にまで流れたことも響いた。
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そのほか、松見陣営の戦略ミスもあった。市長選挙直前の6月に国の税制改正(住民税や国保料の支払い大幅増加)が行われ住民負担が大幅に増えたほか、隣の大阪市などで公務員や同和の問題が噴出([[飛鳥会事件]]等)したことで、同じ問題を抱える東大阪市がどう対処するかに注目が集まっていた。しかし現職の松見陣営と市役所側は有効な対策を示さず、市役所の前には住民税などの大幅な増額に怒る市民が詰めかけ市民の不満があったことを長尾陣営はとらえた。長尾は自ら役所の前に出向き、これらの問題を解決するために必要な処方箋「市役所(構造)改革プラン」(公務員の不正採用撤廃とモラル改善、これらの腐敗を生む元凶の同和行政完全終結)と「ロードマップ」(政策実現への道筋)を具体的に示し、他2候補との差別化を図っていく。加えて「上下水道庁舎建設などの不要不急な公共事業を中止するなど税金の無駄をなくす」「福祉・教育・雇用予算の拡充(特養老人ホーム建設など)」というような中・低所得者向けの政策も用意するなどした。選挙戦の最終盤には、これらの訴えが市民に急速に浸透したことや、共産党の[[組織票]]を固めきったことで勝利した。
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保守政党の敵失などにより誕生した第二次長尾市政だったが、議会側は相変わらず嫌悪感を示し、議会では市側が提出した議案の否決や修正が繰り返されたほか、辞職勧告決議が2度可決された。また、副市長や教育長が不在となっていた。但し、長尾市長は議員の挑発や駆け引きには一切応じない方針を採り、加えて市役所事務方も「議会の反発は毎度のこと」と全く意に介せず、業務も平常であった。
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行政運営は、一期目よりかなり安定しているといわれた。持論の同和終結に向け大きく舵を切った(職員削減や同和補助金カットなど)ほか、今まで全く手をつけられなかった[[大阪朝鮮高級学校]]の土地明け渡し問題についても、明け渡しを提訴するなどメスを入れた。
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==== 長尾市長不信任決議 ====
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[[2007年]][[9月3日]]、自民、公明、一部のリベラル派により、長尾市長に対する[[不信任決議]]案が賛成38、反対10で可決された。同年[[10月28日]]に執行された出直し市長選挙に市民の信任を再び問うたが長尾は落選し、自民、公明推薦で前市議会議長の野田義和が当選した。
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市長選挙の前月に執行された市議会議員選挙で(定数が50から46に減少したにも関わらず)共産党の議席は4から9へと倍増した。これに危機感を強めたのか、当初から自民党は野田支持で結束。そこに公明党の固い組織票が加わり長尾を振り切った。長尾は「西日本唯一の共産党員市長」の座を守れなかった。
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* 投票結果(投票率 42.06%)
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** 野田 義和 - 72,820票
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** 長尾 淳三 - 70,454票
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** 西野 茂 - 22,014票
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== 産業 ==
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日本有数の[[中小企業]]の密集地であり、高い技術を持った零細工場が多数集まっている。2002年12月に[[東大阪宇宙開発協同組合]]を設立し[[人工衛星]]の開発を進めるなど、技術力は高く、世界シェアを占める企業も多い(近畿大学には研究用の小規模の物ながら[[原子炉]]まである)。面積に対する工場の割合では全国1位、また、工場の数も[[大阪市]]や[[横浜市]]などの[[政令指定都市]]を除くと1位である。しかし近年は減少傾向であり、工場跡地に住宅が建てられるケースもある。2007年には工業出荷額で隣市の[[八尾市]]に抜かれ、その差は広まりつつある。
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江戸時代には旧[[大和川]]川床などにおける木綿栽培が行われ、[[大阪]]の中心、[[船場 (大阪市)|船場]]に近いという地の利があり、木綿を加工するための小規模な工業が発展していた。[[明治維新]]で家内的な木綿工業は一気に壊滅したが、残された技術が、現在の当地を支える原動力になっていった。生産機械のための機械作りやその部品作りである。
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[[1958年]]、日本で初めての[[回転寿司]]店である元禄寿司が開店した町でもある(旧布施市:現在の[[近畿日本鉄道|近鉄]][[布施駅]]付近)。
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当地を創業の地として産まれ、全国区に育っていった企業は数多い。しかしながら、そのまま当地域を拠点とし続けている企業は少ない。
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=== 東大阪市に本社を持つ企業 ===
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*[[竹中庭園緑化]]
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*[[丸金]]
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*[[近畿車輛]]
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*[[近鉄バス]]
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*サイレックス・テクノロジー
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*[[タツタ電線]]
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*[[ハウス食品]]
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*[[ハードロック工業]]
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*[[オージーケー技研]]
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*[[山本光学]]
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*[[立石春洋堂]]
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*シンコー
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*関西デリバリーセンター
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*大阪ベンテック
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*レイズ
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*ワーク
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*東洋スチール
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*昭和丸筒
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*二藤レール
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*井藤漢方製薬
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*[[キタコ]]
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*大阪単車用品工業
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*[[大阪バス]]
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=== 東大阪市にて創業した主な企業 ===
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*[[アートコーポレーション]](現在の本社は[[大東市]])
 +
*[[アイリスオーヤマ]](現在の本社は[[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]])
 +
*[[トラスコ中山]](現在の本社は大阪市[[西区 (大阪市)|西区]])
 +
*[[松下冷機]](現:[[パナソニック]] ホームアプライアンス社。現在の本社は[[滋賀県]][[草津市]])
 +
*[[Makino World Ltd.]]
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== スポーツ ==
 +
==== 野球 ====
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* [[高校野球]]
 +
** [[近畿大学附属高等学校]]([[1990年]][[選抜高等学校野球大会|春]]優勝、[[2008年]][[全国高等学校野球選手権大会|夏]][[南大阪]]代表として出場)
 +
 +
== 姉妹都市・提携都市 ==
 +
=== 国内 ===
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* [[奈良県]][[下北山村]]
 +
=== 海外 ===
 +
* {{Flagicon|USA}} [[カリフォルニア州]][[グレンデール (カリフォルニア州)|グレンデール]]([[アメリカ合衆国]])
 +
*:[[1960年]]9月23日姉妹都市提携(当時の[[枚岡市]]が提携)
 +
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== 地域 ==
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=== 人口 ===
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平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、0.83%減の509,533人であり、増減率は府下43市町村中26位、72行政区域中45位。
 +
{{人口統計|code=27227|name=東大阪市}}
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=== 教育 ===
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==== 大学・短期大学 ====
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*[[近畿大学]]・[[近畿大学短期大学部]]
 +
*[[大阪商業大学]]
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*[[大阪樟蔭女子大学]]([[大阪樟蔭女子大学短期大学部|短期大学部]]は[[奈良県]][[香芝市]]にある)
 +
*[[樟蔭東女子短期大学]]
 +
*[[東大阪大学]]・[[東大阪大学短期大学部]]
 +
 +
==== 高等学校 ====
 +
*[[大阪府立布施高等学校]]
 +
*[[大阪府立花園高等学校]]
 +
*[[大阪府立みどり清朋高等学校]]
 +
*[[大阪府立かわち野高等学校]]
 +
*[[大阪府立枚岡樟風高等学校]]
 +
*[[大阪府立布施北高等学校]]
 +
*[[大阪府立城東工科高等学校]]
 +
*[[大阪府立布施工科高等学校]]
 +
*[[東大阪市立日新高等学校]]
 +
*[[近畿大学附属高等学校]]
 +
*[[大阪商業大学高等学校]]
 +
*[[樟蔭高等学校]]
 +
*[[樟蔭東高等学校]]
 +
*[[東大阪大学敬愛高等学校]]
 +
 +
==== 朝鮮学校 ====
 +
*[[大阪朝鮮高級学校]]
 +
*[[東大阪朝鮮中級学校]]
 +
*[[東大阪朝鮮初級学校]]
 +
*[[朝鮮総聯中央学院]]<ref name=1korea>{{cite web
 +
| url = http://www1.korea-np.co.jp/chongryon/org-ad.htm
 +
| title = 総聯の各級機関
 +
| publisher = 朝鮮新報 
 +
| accessdate = 2010-04-11
 +
}}</ref>。
 +
 +
=== 日本郵政グループ ===
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* [[郵便事業|郵便事業株式会社]]
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:* 布施支店(永和/[[布施郵便局 (大阪府)|布施郵便局]]と併設)
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:* 枚岡支店(鷹殿町/[[枚岡郵便局]]と併設)
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:* 河内支店(菱江/[[河内郵便局 (大阪府)|河内郵便局]]と併設)
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* [[郵便局 (企業)|郵便局株式会社]]
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: 2011年2月現在、東大阪市内には合わせて56の郵便局がある。
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* [[ゆうちょ銀行]]
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:* 大阪支店 布施出張所(永和/布施郵便局と併設)
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: その他、東大阪市内には各郵便局など合わせて63箇所(布施出張所を含む)にATMが設置されており、うち17箇所(同)でホリデーサービスが実施されている。(2011年2月現在)
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* [[かんぽ生命保険]]
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:* 布施支店(永和/布施郵便局と併設)
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※東大阪市内の郵便番号は以下の通り。
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*「'''577-00xx'''」「'''577-08xx'''」=西部地域。布施支店の管轄。
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*「'''578-09xx'''」=中部地域。河内支店の管轄。
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*「'''579-80xx'''」=東部地域。枚岡支店の管轄。なお、上石切町の一部('''630-0271''')・山手町の一部('''630-0272''')は[[生駒郵便局|生駒支店]]([[奈良県]][[生駒市]])の管轄となっている。
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== 隣接している自治体・行政区 ==
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'''[[大阪府]]'''
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*[[大阪市]]([[生野区]]、[[鶴見区 (大阪市)|鶴見区]]、[[城東区]]、[[東成区]]、[[平野区]])
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*[[大東市]]
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*[[八尾市]]
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'''[[奈良県]]'''
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*[[生駒市]]
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*[[生駒郡]][[平群町]]
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== 交通 ==
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=== 鉄道 ===
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同位置に所在する乗換駅などをまとめると23の駅がある。比較的発展していた3市が合併して誕生した市であるので、中心的な役割を果たす駅は特定できない。
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乗降人員では[[布施駅]]が最も多く、[[近鉄百貨店]]を中心に商業圏が広がっている。また、[[時刻表]]も布施駅を代表駅としている。
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東大阪市役所の最寄り駅は[[荒本駅]]である。
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*[[ファイル:JR logo (west).svg|26px]][[西日本旅客鉄道]](JR西日本)
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**{{color|#9acd32|■}}[[片町線|片町線(JR学研都市線)]]
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***[[徳庵駅]] - [[鴻池新田駅]]
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**{{color|#335099|■}}[[おおさか東線]]
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***[[高井田中央駅]] - [[JR河内永和駅]] - [[JR俊徳道駅]] - [[JR長瀬駅]]
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*[[ファイル:KintetsuLogo.svg|19px]] [[近畿日本鉄道]](近鉄)
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**{{Color|green|■}}[[近鉄奈良線|奈良線]]
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***[[布施駅]] - [[河内永和駅]] - [[河内小阪駅]] - [[八戸ノ里駅]] - [[若江岩田駅]] - [[河内花園駅]] - [[東花園駅]] - [[瓢箪山駅 (大阪府)|瓢箪山駅]] - [[枚岡駅]] - [[額田駅 (大阪府)|額田駅]] - [[石切駅]]
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**{{Color|royalblue|■}}[[近鉄大阪線|大阪線]]
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***[[布施駅]] - [[俊徳道駅]] - [[長瀬駅]] - [[弥刀駅]]
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**{{Color|limegreen|■}}[[近鉄けいはんな線|けいはんな線]]
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***[[長田駅 (大阪府)|長田駅]]  - [[荒本駅]] - [[吉田駅 (大阪府)|吉田駅]] - [[新石切駅]]
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*[[ファイル:Osaka Metro Logo.svg|26px]][[大阪市営地下鉄]]
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**[[ファイル:Subway OsakaChuo.png|14px|■]] [[大阪市営地下鉄中央線|中央線]]
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***[[高井田駅 (大阪府東大阪市)|高井田駅]] - [[長田駅 (大阪府)|長田駅]]
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=== バス ===
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'''高速バス'''
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*京都駅 - 布施駅([[大阪バス#京都特急ニュースター号|京都特急ニュースター号]]/[[大阪バス]])
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'''一般路線'''
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*[[近鉄バス]]
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**布施線、中央環状線、加美線、阪奈線、春宮線、萱島線、上小阪線、山本線、恩智線、四条畷線、石切線、吉田線、東大阪病院線、経法大線
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*:市内に本社を持ち、営業所も4ヵ所([[近鉄バス布施営業所|布施・布施観光]]・[[近鉄バス枚岡営業所|枚岡]]・[[近鉄バス稲田営業所|稲田]])あるが、[[1990年代]]以降路線の休止・廃止が相次ぎ、バス路線空白地が多く存在し近年も減便傾向にある。その一方、新路線(新石切駅前~石切駅前、花園駅前~吉田駅前)の開設も行われている。また東大阪市などの補助により低公害ノンステップバスの導入も行われている。現状では[[コミュニティバス]]と呼べるものは短距離の東大阪病院線以外には存在しない。
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*[[大阪市営バス]]
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**86号系統 布施駅前~上新庄駅前、12号系統 布施三ノ瀬~阿部野橋
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*:市内には、布施駅前及び布施三ノ瀬停留所があり、それぞれ上記系統が発着している。なお、布施三ノ瀬には市バスの操車場もある。
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=== 道路 ===
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南北方向には[[大阪府道2号大阪中央環状線]]、[[国道170号]]([[大阪外環状線]])、東西方向には[[中央大通]]と呼ばれる[[国道308号]]があり市内の大動脈となっている。
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しかし、その他の道路は東西南北すべての方向において貧弱であり、主要地方道でも狭隘な道路(八尾茨木線の一部)や渋滞が激しい道路(八尾枚方線など)もあり、路線バスの運行にも影響がある。
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*[[高速道路]]・有料道路
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**[[近畿自動車道]]
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***[[東大阪北インターチェンジ]] - [[東大阪パーキングエリア]] - [[東大阪南インターチェンジ]]
 +
**[[阪神高速道路]]
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***[[阪神高速13号東大阪線|13号東大阪線]]
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****[[高井田出入口]] - [[長田出入口]] - [[東大阪荒本出入口]] - [[中野出入口]] - [[水走出入口]]
 +
**[[第二阪奈有料道路]]
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***[[西石切ランプ]]
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**[[信貴生駒スカイライン]]
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*[[一般国道]]
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**国道170号(大阪外環状線と呼ばれる現道と約500m東側にある旧道がともに国道に指定されている)
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**国道308号(近鉄奈良線以東は車輌通行困難で、特に冬季は[[路面凍結]]の恐れあり)
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*[[大阪府の府道一覧|大阪府道]]
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**[[主要地方道]]
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***大阪府道2号大阪中央環状線
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***[[大阪府道・奈良県道8号大阪生駒線|大阪府道8号大阪生駒線]]
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***[[大阪府道15号八尾茨木線]]
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***[[大阪府道20号枚方富田林泉佐野線]](東大阪市内では全区間で国道170号の旧道と重複)
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***[[大阪府道21号八尾枚方線]]
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***[[大阪府道24号大阪東大阪線]]
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**一般府道
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***[[大阪府道159号平野守口線]]
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***[[大阪府道166号鴻池新田停車場線]]
 +
***[[大阪府道167号鴻池新田停車場鴻池線]]
 +
***[[大阪府道168号石切大阪線]]
 +
***[[大阪府道170号枚岡停車場線]]
 +
***[[大阪府道171号河内小阪停車場線]]
 +
***[[大阪府道172号布施停車場線]]
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***[[大阪府道173号大阪八尾線]]
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***[[大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線|大阪府道702号大阪枚岡奈良線]]
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== 観光スポット ==
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[[ファイル:Kintetsu Hanazono rugby stadium Entrance.jpg|right|250px|thumb|近鉄花園ラグビー場]]
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;記念館・資料館
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*[[司馬遼太郎記念館]] - 近鉄[[八戸ノ里駅]]近くには[[司馬遼太郎]]の自宅が保存されており、隣には司馬遼太郎記念館が作られている。司馬遼太郎の書斎は生前のまま残されており、外から見学することもできる。司馬遼太郎は、東大阪市の名誉市民でもある。
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*[[樟徳館]]
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*田辺聖子文学館
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;施設・競技場
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*[[近鉄花園ラグビー場]] - 日本初のラグビー専用競技場。[[全国高等学校ラグビーフットボール大会]]の会場として全国的に有名。
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;寺院・神社
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*[[石切劔箭神社]] - 近鉄[[石切駅]]、[[新石切駅]]近くにあり、「でんぼ」(腫れ物)の神様として広く知られている。付近の商店街は独特の風情がある。また、この付近等から生駒山へのハイキングコースが伸びている。
 +
*[[枚岡神社]]([[河内国]][[一の宮]]) - [[枚岡駅]]下車すぐ。生駒山頂への登山コースが神社内から始まっている。付近は[[枚岡公園]]となっている。社叢は[[かおり風景100選]]
 +
*[[瓢箪山稲荷神社]] - [[日本三大一覧#神社|日本三大稲荷]]の一つである。[[辻占]]が有名。
 +
[[ファイル:Wakaej2.jpg|thumb|若江城の石碑]]
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;遺跡・城跡・古墳
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*[[鴻池新田|鴻池新田会所]](国の[[史跡]]・[[重要文化財]]) - JR[[鴻池新田駅]]の南側にあり、春期・秋期に公開されている。
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*[[池島・福万寺遺跡]] - [[縄文時代]]晩期から近代までの生産遺構を中心とする遺跡。
 +
*[[瓜生堂遺跡]] - [[弥生時代]]晩期から[[平安時代]]までの住居遺構や[[方形周溝墓]]を中心とする遺跡。
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*[[若江城]] - 河内の中央部にあった[[室町時代]]の行政の中心であった。[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]には争奪戦が行われた軍事上重要な存在であった。現在は石碑が立つのみであるが、訪れる人は多い。
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;その他
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*瓢箪山商店街 - 近鉄[[瓢箪山駅 (大阪府)|瓢箪山駅]]前には、全国で2箇所しかない国道([[国道170号]])中の[[商店街]]・[[アーケード]]があり、昼間は歩行者天国だが、深夜には普通に自動車が走行する(もう1箇所は長崎県の[[国道324号]][[浜町アーケード]])。「ひょうたんモニュメント」が駅・商店街を中心に1000個設置された。商店街内には「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングが流れることも。
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*[[小阪城]] - 近鉄[[河内小阪駅]]の駅前商店街
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*東大阪青年会議所 - 2007年、設立50年を記念して、地元の子どもたちと大学生が、東大阪を歩くドキュメントドラマ・郷土映画「ナノハナ」(監督・[[金秀吉]])が作られた。
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== 東大阪市出身の有名人 ==
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<!--分野別に五十音順-->
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=== 政界・学界・言論界 ===
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* [[今西芳治]] - 近畿大学経済学部教授・財政学。
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* [[城戸淳二]] - [[山形大学]]工学部機能高分子工学科教授。グルメ研究家。[http://ckido8.yz.yamagata-u.ac.jp/pc/main_j.htm 参考]
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* [[木村幹]] - [[神戸大学]]大学院国際協力研究科教授。比較政治学。
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* [[塩川正三]] - 旧布施市市長。塩川正十郎の父。
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* [[塩川正十郎]] - 元[[財務大臣]]・元[[衆議院]]議員・名誉市民でもある。
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* [[建部正義]] - 経済学者、日本金融学会理事。
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* [[豊川義明]] - 弁護士、[[関西学院大学]][[大学院]]司法研究科教授。
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* [[藤田勝利]] - [[近畿大学]][[法学部]]教授。元[[大阪市立大学]]法学部長、元副学長。専門は[[商法]]、国際取引法。
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=== 芸能界 ===
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* [[彩吹真央]](元[[宝塚歌劇団]]・女優)
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* [[池脇千鶴]]([[俳優|女優]])
 +
* [[石井亮次]] - <!--[[中部日本放送]][[-->アナウンサー<!--]]-->
 +
* [[上田悦子]]([[毎日放送]]アナウンサー)
 +
* [[植田佳奈]]([[声優]])
 +
* [[大倉忠義]]([[関ジャニ∞]])
 +
* [[大沢あかね]](タレント)
 +
* [[河島英五]]([[歌手]])
 +
* [[河野真也]]([[お笑い芸人]])
 +
* [[川原亜矢子]]([[モデル (職業)|モデル]]・女優)
 +
* [[桐山照史]]([[関西ジャニーズJr.]])
 +
* [[メッセンジャー黒田|黒田有]] ([[メッセンジャー (お笑いコンビ)|メッセンジャー]])
 +
* [[芹洋子]](歌手)
 +
* [[タナカカツキ]]([[漫画家]])
 +
* [[つんく]]([[シャ乱Q]]、歌手・作曲家、音楽プロデューサー。東大阪のイメージソングのボーカル・作曲を担当。市の公式サイトでダウンロード可能)
 +
* [[豊田道倫]](歌手)
 +
* [[仲根かすみ]]
 +
* [[中村美律子]](演歌歌手)
 +
* [[西森洋一]]([[モンスターエンジン]])
 +
* [[彦摩呂]](タレント)
 +
* [[平井堅]](歌手)
 +
* [[松嶋尚美]]([[オセロ (お笑い)|オセロ]])
 +
* [[松本真一]](放送作家)
 +
* [[未知やすえ]]([[吉本新喜劇]])
 +
* [[山野さと子]](声優)
 +
* [[吉岡美穂]](タレント)
 +
* [[吉見由香]](元アナウンサー、フリーアナウンサー、DJ)
 +
* [[三原勇希]](モデル・タレント)
 +
 +
=== スポーツ選手 ===
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* [[犬伏稔昌]] - 元プロ野球選手<!--([[西武ライオンズ]])-->
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* [[植田睦]] - 柔道家
 +
* [[大西正太郎 (ラグビー選手)|大西正太郎]] - [[近鉄ライナーズ]]所属の[[ラグビー]]選手。
 +
* [[大西崇之]] - 元プロ野球選手<!--([[中日ドラゴンズ]]→[[読売ジャイアンツ]])-->
 +
* [[大沼幸二]] - プロ野球選手<!--([[西武ライオンズ]]) -->
 +
* [[神野由佳]] - [[スピードスケート]]選手。[[ソルトレイクシティオリンピック|ソルトレイク]]・[[トリノオリンピック|トリノ]]五輪代表。東大阪市立高井田東小学校卒。
 +
* [[北川利之]] - プロ野球選手<!--([[横浜ベイスターズ]]) -->
 +
* [[木下文信]] - 元プロ野球選手<!--([[近鉄バファローズ]]→[[ヤクルトスワローズ]])-->
 +
* [[太晨光真]] - 元力士
 +
* [[高杉奈緒子]] - レーシングライダー
 +
* [[谷佳知]] - プロ野球選手<!--([[オリックス・バファローズ|オリックス]])-->
 +
* [[田村栄敏]] - プロボクサー
 +
* [[福本豊]] - 元プロ野球選手<!--(盗塁世界記録保持者)・解説者-->
 +
* [[藤井彰人]] - プロ野球選手<!--([[東北楽天ゴールデンイーグルス]])-->
 +
* [[松井稼頭央]] - プロ野球選手<!--([[ニューヨーク・メッツ|メッツ]])-->
 +
* [[南渕時高]] - 元野球選手
 +
* [[元木由記雄]] - [[神戸製鋼コベルコスティーラーズ|神戸製鋼]]所属の[[ラグビー]]選手。「ミスターラグビー」。東大阪市立英田中学校卒。
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* [[山田弘喜]] - プロ野球選手<!--([[東京ヤクルトスワローズ]]) -->
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* [[吉野正人]] - [[プロレスラー]]
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=== その他 ===
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* [[井山裕太]] - [[囲碁]][[棋士 (囲碁)|棋士]]。
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*[[スージー鈴木]] - 野球文化評論家。
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*[[小籔良隆]] - [[コヤブボード]]開発者
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* [[牧野大介]]
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==== 歴史上の人物 ====
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* [[中甚兵衛]] - [[大和川]]付け替え工事を推進した[[庄屋]]。
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* [[水走季忠]] - [[枚岡神社]]の神主で、[[平安時代]]後期の[[武士]]。
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* [[遊佐長教]] - [[河内国]]の[[戦国大名]]。[[若江城]]主。遊佐[[河内守]]長教(1491-1551)。
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== 東大阪市を舞台にした作品 ==
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*[[桜2号]] - (2006年、[[朝日放送]])
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*オトンの宝物 -(2007年、[[NHK大阪放送局]])*ただしメインは[[京丹後市]]である。
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*[[白夜行]] - ドラマ版(2006年、[[TBSテレビ|TBS]]系)では地域は明確にされていないが、小説版では[[近畿日本鉄道|近鉄]][[布施駅]]などが登場する。
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== 関連項目 ==
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* [[中河内郡]]
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* [[東大阪市消防局]]
 +
* [[布施市]]
 +
** [[弥刀]]
 +
*** 友井
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*** [[小若江]]
 +
** [[長瀬 (東大阪市)|長瀬]]
 +
*** [[大蓮]]
 +
** [[布施町]]
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*** [[布施 (東大阪市)|布施]]
 +
*** 高井田村
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** [[小阪町]]
 +
** [[楠根 (東大阪市)|楠根]]
 +
** [[意岐部村]]
 +
*** [[荒本]]
 +
* [[河内市]]
 +
** [[英田村 (大阪府)|英田村]]
 +
** [[盾津町]]
 +
** [[玉川町 (大阪府)|玉川町]]
 +
** [[三野郷村]]
 +
** [[若江村]]
 +
* [[枚岡市]]
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** 縄手町
 +
** 枚岡町
 +
** 石切町
 +
** 孔舎衛村
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==脚注==
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<references/>
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{{Geographic Location
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|Northwest =
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|North = [[大東市]]
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|Northeast =
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|West = [[大阪市]]
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|Centre = 東大阪市
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|East = [[生駒市]]
 +
|Southwest =
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|South = [[八尾市]]
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|Southeast = [[平群町]]
 +
}}
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{{大阪府の自治体}}
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{{日本の中核市}}
 +
 +
{{DEFAULTSORT:ひかしおおさかし}}
 +
[[Category:大阪府の市町村]]
 +
[[Category:東大阪市|*]]
 +
[[Category:中核市]]
 +
[[Category:ネーミングセンスの感じられない地名]]

2013年2月17日 (日) 21:14時点における最新版

東大阪市
国/地方 日本の旗 日本 
都道府県 大阪府
団体コード 27227-2
面積 km²
境界未定:なし
総人口 -
( )
人口密度 - 人 /km²
隣接自治体 大阪市大東市八尾市
奈良県生駒市生駒郡平群町
市の木 クスノキ
市の花 ウメ
市民の花 キキョウ
東大阪市役所
市長
所在地 〒577-8521
大阪府 東大阪市荒本北一丁目1番1号
外部リンク 東大阪市役所-Higashi Osaka City-
位置
テンプレート:基礎自治体位置図
特記事項:
テンプレート

東大阪市(ひがしおおさかし)は、大阪府中河内地域に位置する

大阪市堺市の両政令指定都市に次ぐ、大阪府内で第3位の人口規模の市であり、中核市に指定されている。近鉄花園ラグビー場を擁する「ラグビーのまち」として、また、技術力の高い中小企業が多数立地するものづくりのまちとして全国に知られ、それらをアピールする形でまちづくりを行っている。

地理[編集]

大阪平野の東部に位置する。市域の大半は平坦な低地で、河川の多くは天井川である。そのため1976年(昭和51年)の大東大水害では大きな被害を受けた。 一方で市東部は生駒山系の山々が連なっており、豊富な自然が残されている。 主な河川には、長瀬川恩智川玉串川第二寝屋川などがある。

歴史[編集]

市域は令制国河内国中部にあたる。古代にはこの一帯は河内湾と呼ばれる大阪湾の奥にある小さな湾であったが、次第に海から分離して湖となった。その湖が大和川を経て上流から運ばれてくる土砂が堆積したことによって徐々に陸地化したが、こうした経緯から湿地・深田が多く、また洪水に見舞われやすい土地であった。

古代には物部氏の本拠地があり、物部守屋の最期の地は衣摺(きずり、市西南部)であるなど、早くから開けた地域であった。飛鳥時代には中国大陸への玄関口であった難波津との街道筋にあたり街道筋には多くの集落ができた。奈良時代になると、平城京と難波津を結ぶ街道が整備され、その街道筋にも多くの集落ができた。

平安時代になり、熊野詣高野山上皇貴族参詣に訪れるようになると、その街道であった高野街道の沿線であった市の東部の生駒山麓に多くの集落が点在しており、今なお旧村として市内に静かなたたずまいを残している。平安時代には、枚岡神社の勢力が大きく、それを背景とする水走氏が有力な領主として市東部を中心に活動した。

室町時代初期、河内守護に任ぜられた畠山氏若江城を築き、河内を統治する拠点とした。以後畠山氏の守護代の遊佐氏がこの城を治めるが、応仁の乱やその後も続いた家督争いによって衰え、城主は細川氏遊佐河内守長教三好氏など転々とする。最終的に城は織田信長の家臣となった三好義継の旧臣の若江三人衆が治め、石山本願寺攻めが始まると織田方の拠点とされ、織田信長もこの城で指揮を執るなどしたが、両者が和睦した後に廃城とされた。またこの付近は大坂夏の陣における若江の戦いの舞台としても知られ豊臣方の将木村重成の終焉の地でもあることで知られる。

江戸時代中期以降、中甚兵衛らの嘆願によって大和川の付け替え工事が行われると新田開発が大坂の商人らによって積極的に推進された。また商品作物の栽培も盛んで、木綿の産地として名の知られた存在だった。

東大阪市の中央部は長い間、北にある深野池や西にある新開池、そこに注いでいる付け替え前の大和川の為に長らく湿地帯で、東大阪市の市域で早くに開けたのは、確かにこれら大和川の流域と高野街道沿いの地域ではあるが、開発は遅れがちであった。室町時代以降、河内国の行政の中心であった若江城でさえ、四方を沼地に囲まれた難攻不落の平城として記録されている。

現代[編集]

行政[編集]

  • 市長:野田義和

歴代市長[編集]

  • 初代:辰巳佐太郎(在任:1967年2月19日 - 1970年6月14日、1期)
  • 2代:伏見格之助(在任:1970年6月14日 - 1982年6月13日、3期)
  • 3代:北川謙次(在任:1982年6月14日 - 1989年、2期)
  • 4代:清水行雄(在任:1989年12月24日 - 1998年5月20日、3期)
  • 5代:長尾淳三(在任:1998年7月12日 - 2002年7月11日、1期)
  • 6代:松見正宣(在任:2002年7月12日 - 2006年7月11日、1期)
  • 7代:長尾淳三(在任:2006年7月12日 - 2007年9月14日、市議会における不信任決議で失職 1期)
  • 8代:野田義和(在任:2007年10月28日 - 1期目)

産業[編集]

日本有数の中小企業の密集地であり、高い技術を持った零細工場が多数集まっている。2002年12月に東大阪宇宙開発協同組合を設立し人工衛星の開発を進めるなど、技術力は高く、世界シェアを占める企業も多い(近畿大学には研究用の小規模の物ながら原子炉まである)。面積に対する工場の割合では全国1位、また、工場の数も大阪市横浜市などの政令指定都市を除くと1位である。しかし近年は減少傾向であり、工場跡地に住宅が建てられるケースもある。2007年には工業出荷額で隣市の八尾市に抜かれ、その差は広まりつつある。

江戸時代には旧大和川川床などにおける木綿栽培が行われ、大阪の中心、船場に近いという地の利があり、木綿を加工するための小規模な工業が発展していた。明治維新で家内的な木綿工業は一気に壊滅したが、残された技術が、現在の当地を支える原動力になっていった。生産機械のための機械作りやその部品作りである。 1958年、日本で初めての回転寿司店である元禄寿司が開店した町でもある(旧布施市:現在の近鉄布施駅付近)。

当地を創業の地として産まれ、全国区に育っていった企業は数多い。しかしながら、そのまま当地域を拠点とし続けている企業は少ない。

東大阪市に本社を持つ企業[編集]

東大阪市にて創業した主な企業[編集]

スポーツ[編集]

野球[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

海外[編集]

地域[編集]

人口[編集]

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、0.83%減の509,533人であり、増減率は府下43市町村中26位、72行政区域中45位。

600px
東大阪市と全国の年齢別人口分布(2005年) 東大阪市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 東大阪市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

}}

東大阪市(に相当する地域)の人口の推移
テンプレート:人口統計/27
総務省統計局 国勢調査より

教育[編集]

大学・短期大学[編集]

高等学校[編集]

朝鮮学校[編集]

日本郵政グループ[編集]

2011年2月現在、東大阪市内には合わせて56の郵便局がある。
  • 大阪支店 布施出張所(永和/布施郵便局と併設)
その他、東大阪市内には各郵便局など合わせて63箇所(布施出張所を含む)にATMが設置されており、うち17箇所(同)でホリデーサービスが実施されている。(2011年2月現在)
  • 布施支店(永和/布施郵便局と併設)

※東大阪市内の郵便番号は以下の通り。

  • 577-00xx」「577-08xx」=西部地域。布施支店の管轄。
  • 578-09xx」=中部地域。河内支店の管轄。
  • 579-80xx」=東部地域。枚岡支店の管轄。なお、上石切町の一部(630-0271)・山手町の一部(630-0272)は生駒支店奈良県生駒市)の管轄となっている。

隣接している自治体・行政区[編集]

大阪府

奈良県

交通[編集]

鉄道[編集]

同位置に所在する乗換駅などをまとめると23の駅がある。比較的発展していた3市が合併して誕生した市であるので、中心的な役割を果たす駅は特定できない。

乗降人員では布施駅が最も多く、近鉄百貨店を中心に商業圏が広がっている。また、時刻表も布施駅を代表駅としている。

東大阪市役所の最寄り駅は荒本駅である。

バス[編集]

高速バス

一般路線

  • 近鉄バス
    • 布施線、中央環状線、加美線、阪奈線、春宮線、萱島線、上小阪線、山本線、恩智線、四条畷線、石切線、吉田線、東大阪病院線、経法大線
    市内に本社を持ち、営業所も4ヵ所(布施・布施観光枚岡稲田)あるが、1990年代以降路線の休止・廃止が相次ぎ、バス路線空白地が多く存在し近年も減便傾向にある。その一方、新路線(新石切駅前~石切駅前、花園駅前~吉田駅前)の開設も行われている。また東大阪市などの補助により低公害ノンステップバスの導入も行われている。現状ではコミュニティバスと呼べるものは短距離の東大阪病院線以外には存在しない。
  • 大阪市営バス
    • 86号系統 布施駅前~上新庄駅前、12号系統 布施三ノ瀬~阿部野橋
    市内には、布施駅前及び布施三ノ瀬停留所があり、それぞれ上記系統が発着している。なお、布施三ノ瀬には市バスの操車場もある。

道路[編集]

南北方向には大阪府道2号大阪中央環状線国道170号大阪外環状線)、東西方向には中央大通と呼ばれる国道308号があり市内の大動脈となっている。 しかし、その他の道路は東西南北すべての方向において貧弱であり、主要地方道でも狭隘な道路(八尾茨木線の一部)や渋滞が激しい道路(八尾枚方線など)もあり、路線バスの運行にも影響がある。

観光スポット[編集]

記念館・資料館
  • 司馬遼太郎記念館 - 近鉄八戸ノ里駅近くには司馬遼太郎の自宅が保存されており、隣には司馬遼太郎記念館が作られている。司馬遼太郎の書斎は生前のまま残されており、外から見学することもできる。司馬遼太郎は、東大阪市の名誉市民でもある。
  • 樟徳館
  • 田辺聖子文学館
施設・競技場
寺院・神社
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若江城の石碑
遺跡・城跡・古墳
その他
  • 瓢箪山商店街 - 近鉄瓢箪山駅前には、全国で2箇所しかない国道(国道170号)中の商店街アーケードがあり、昼間は歩行者天国だが、深夜には普通に自動車が走行する(もう1箇所は長崎県の国道324号浜町アーケード)。「ひょうたんモニュメント」が駅・商店街を中心に1000個設置された。商店街内には「ひょっこりひょうたん島」のテーマソングが流れることも。
  • 小阪城 - 近鉄河内小阪駅の駅前商店街
  • 東大阪青年会議所 - 2007年、設立50年を記念して、地元の子どもたちと大学生が、東大阪を歩くドキュメントドラマ・郷土映画「ナノハナ」(監督・金秀吉)が作られた。

東大阪市出身の有名人[編集]

政界・学界・言論界[編集]

芸能界[編集]

スポーツ選手[編集]

その他[編集]

歴史上の人物[編集]

東大阪市を舞台にした作品[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 東大阪市市政だより9月1日号No.981 2面より
  2. () 総聯の各級機関 朝鮮新報 [ arch. ] 2010-04-11

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