関西学院大学

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関西学院大学は、兵庫県西宮市に本部を置く日本私立大学である。1932年に設置された。大学の略称は関学(商標登録番号3033847)、関学大(商標登録番号5197255)、K. G. (商標登録番号3108177)など。

コーヒー一杯やオーダー無しでマクドナルドに居座る学生 クレーム受け関学出入り禁止[編集]

関西の有名私大「関関同立」の一角を占める関西学院大学が2012年1月中旬、大手ハンバーガーチェーン「マクドナルド」店舗から学生のマナー違反を指摘され、「関学生の出入りが禁止されたので従うように」と学生に通知する騒動に発展した。店側が大学側に強く指導を求めたのは事実だったが、出入り禁止の要請はしていなかった。

出入り禁止[編集]

約1万6千人の学生が通う関西学院大西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市)。騒動は国内有数の美しさを誇るキャンパスから西約1キロに離れたマクドナルド甲東園駅前店で起こった。日本マクドナルドPR部によると、来店した学生が試験勉強やリポート作成などのために常識的範囲を超え、長時間滞在したり、飲食物を外から持ち込んだりすることが目立っていたという。

このため大学の定期試験が始まった1月16日、店長が大学に電話。「学生が試験勉強をするために店内を占拠し、飲食物を持ち込んだりする」と苦言を呈し、応対した学生課の職員に学生を指導するよう求めた。職員は指導そのものについては断ったが、学生用のネット掲示板に「定期試験(16日~28日)の間、関学生の出入りを禁止するとのことですので、指示に従ってください」と記載し、店名を出して注意を促した。

翌17日、職員の上司が掲示内容を知り、「マクドナルドだけの問題ではない」と判断。店名を出さない注意文書に差し替えたという。

居座る学生[編集]

しかし実際には、店側は関学生を一律に締め出すようなことはしていない。日本マクドナルドPR部は「周辺を見回るなどして指導してほしいと申し入れただけで、出入り禁止とは言っていない。すべての学生がマナー違反というわけでもない」としている。

出入り禁止の掲示があってから2日後の18日夕、店内には、関学大の男子学生ら約20人が試験勉強やゲームをする姿があった。店頭に「関学生は入店お断り」といった注意書きはなかった。勉強をしていた1回生の男子学生(19)は「出入り禁止の話は知らなかった。飲食物を持ち込むのは悪いと思うが、商品を買って入っている学生まで出入り禁止にすることはないのでは…」と戸惑った。

とはいえ、学生のマナー違反を指摘する声はマクドナルド以外にもある。西宮上ケ原キャンパスの正門前にある喫茶店「トップコーヒー」の藤本憲明店長(41)も似た悩みを抱えている。 「マナーを守ってくれれば店内で勉強しても構わない。ただ、午前9時から午後7時までコーヒー一杯で居座ったり、グループの何人かが何も頼まなかったり。とくにオーダーしない学生が最近増えたと思う」

飲食店は利益を出さなければ成り立たない。同店は学生客を大事にしたいと注意を控えてきたが、最近、注文をしない客に「ワンオーダーをお願いします」と声をかけることにしたという。長時間滞在するなら、何度か追加注文してほしいというのが店側の本音だ。

教育者の視点を[編集]

大学側も学生のマナー違反に無関心なわけではない。学生課の担当者は「飲食店の利用の仕方だけではなくバイクの乗り方など、さまざまなクレームが寄せられる」と打ち明け、対応に苦慮している実情をうかがわせた。

店側、大学側双方が悩んだ末に発展した今回の騒動。だが、関西大人間健康学部の竹内洋教授(教育社会学)は双方の対応に首をかしげる。まず、店側が大学に対応を求めた点について「何かあると組織や教育機関に『そちらで解決を』という姿勢には問題がある。大学の近くで営業する店は教育者のようなもの。目に余る学生はその場で注意し、退店させるなど、ある程度現場での解決もできたのではないか」と疑問を投げかける。

一方で、大学側の対応についても「クレームを受けたら、その通りにするというのもおかしい。おそらく店長が怒って『来てもらったら困る』と言ったのを杓子定規に学生に伝えたのだろうが、もしそうだとしたら、実際に職員が店に出向いた上で話し合いをしてもよかったのでは」という。

実際、現場で解決している店もある。同大近くのあるファミリーレストランは繁忙時間帯に限り「勉強・ミーティングはお断りしています」と掲示した上で、個別に「勉強はやめてください」などと注意。他の大学近くの店でも勤務した経験があるという店長は「関学生は混雑状況を見て自主的に帰る子が多いし、そうでなくても、ちゃんと話をすれば分かってくれる」と評価している。

大学側は今回のトラブル後、マクドナルド甲東園駅前店の店長とあらためて連絡を取り、今後は双方が連携しながら学生のマナー向上をめざすことを確認。日本マクドナルドPR部によると、その後、学生のマナーは大幅に改善されたという。

概観[編集]

大学全体[編集]

5つのキャンパスの中で最も古い歴史を有する西宮上ヶ原キャンパスは、国の登録有形文化財である時計台(旧図書館)など「スパニッシュ・ミッションスタイル」で統一された建築群と、約240種4万9千本に上る樹木に囲まれている。1958年昭和33年)にはキャンパス周辺一帯が、東京都国立市の学園都市エリアに次いで国内2番目の文教地区に指定された。さらに2009年平成21年)には、経済産業省認定の近代化産業遺産群 続33の1つに選定されている。

日本基督教団の係属で、キリスト教主義学校(大学)としての歴史は古く、日本で2番目に設立された。キリスト教プロテスタント)に基づいた教育を行っている。 関東に対する関西として、West Japan すなわち「関西」が冠され、そして、当時多くのミッションスクールが「英和学校」(Anglo-Japanese school) と呼ばれていた伝統を破って College、すなわち「学院」と日本で初めて名付けられた。また、当時のいわゆる「新進学徒」は漢音ばかり読む傾向であったので「関西」を「クヮンセイクワンセイ」と漢音で呼ぶこととした。現代仮名遣いの制定によって「くわ・くゎ」の表記が少なくなった現在も、その表記は踏襲されている。一説には、キリスト教系の学校であるため、呉音(坊主読み)を嫌って、漢音を用いたとも云う。

スクール・モットー[編集]

1912年に第4代院長であったC・J・L・ベーツが提唱した「Mastery for Service(奉仕のための練達)」を大学を含めた学院全体のスクール・モットー(校訓)としている。

エンブレムと校章[編集]

エンブレムは、当時学院を構成していた中学部(三日月)・神学部(聖書)・文学部(ペン松明)・高商部(ヘルメスの杖)を表し、特に三日月は関西学院では「新月」と呼ばれ、学院全体のシンボルマーク(校章、学院章)ともなっている。これは、創生期の学生が自らはどうあるべきか思索に耽っていたところ、中天に輝く三日月に啓示を受け、「今は未だ未熟だが、三日月がやがて満月となるように、日々少しずつ成長していこう」と悟ったのを学院が校章として採用したと言われ、が自ら光らぬように、我々人間も神の御光を受け地上を照らせる存在となりたい、との願いも込められている。

教育および研究[編集]

文部科学省等採択プログラム(2003年 - 現在)

  • 21世紀COEプログラム
    • 「『人類の幸福に資する社会調査』の研究」
  • 現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
    • (1)「教養教育としてのライフデザインプログラム」
    • (2)「学生による『劇場空間・宝塚』の都市再生
  • 特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
    • 「理系のためにデザインした英語教育システム」
  • 大学教育・学生支援推進事業学生支援推進プログラム
    • (1) 大学教育推進プログラム「社会起業家養成の革新的教育プログラム開発~基礎―専門―実践―応用教育を通じたウェルビーイングに寄与する社会起業能力の育成」
    • (2) 学生支援推進プログラム「急激な社会状況の変化に対応する実践的キャリア・就職支援」
  • 大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム
    • 「大学間連携によるマネジメント教育プログラムの質の共有化と相互評価システムの開発(他大学との共同申請)」
  • 戦略的大学連携支援事業プログラム
    • 「アクティブ・ラーニング型学生派遣・受入プログラムの構築を通じた広域的な大学間連携」(兵庫県内の28の大学・短期大学の共同申請)
  • 女性研究者支援システム改革プログラム
    • 「Mastery for Serviceに基づく女性研究者支援」
  • 魅力ある大学院教育イニシアティブ
    • 「理工系分野に貢献する心理科学教育」
  • 組織的な大学院教育改革推進プログラム
    • 「国際化社会に貢献する心理科学実践家の養成」
  • 大学院教育改革支援プログラム
    • 「社会の幸福に資するソーシャルリサーチ教育」
  • 法科大学院等専門職大学院教育推進プログラム
    • (1)「現代企業家の戦略的役割」の製作
    • (2)「先進的シミュレーション教育手法の開発」
    • (3)「地方自治体改革に貢献する会計専門職の養成」
    • (4)「模擬法律事務所による独創的教育方法の展開~仮想事件を通しての理論・実務の総合的教育プログラムと教材開発~」
  • 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
    • (1)「デジタル技術下の経営に適応するためのキャリアアッププログラム」
    • (2)「団塊世代が活躍するための地域貢献型社会起業家養成プログラム(他大学との共同申請)」
    • (3)「産官学NPO連携『ハッピーキャリア(女性の再就職・起業)支援』」
  • 専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム
    • (1)「地域マネジメントを担う金融人材の育成―地域産業の国際競争力強化に向けて」(他大学院との共同申請)
    • (2)「会計大学院におけるコア・カリキュラム-3大学会計大学院におけるコア・カリキュラムとその実施枠組みの形成」(他大学院との共同申請)

その他、研究成果としては、学協会誌等への発表件数692件(口頭発表302件、誌上発表390件)を記録する。また、日本では数少ない神学部を開設する大学の1つである。

2004年度より、日本の大学では初となる「ジョイントディグリー(共同学位)制度」を導入した。これは、4年の間に2つの学部を履修し、学位を得て卒業することができる、と言うものである。2007年3月には本制度の第1期生・4名が、1つ目の学部を3年で早期卒業し、最後の1年を2つ目の学部へ編入学することになった。

2011年度より、「次世代の後継者のための経営学」を開講。

沿革[編集]

学校法人関西学院自体の詳細に関しては学校法人関西学院を参照。

略歴[編集]

1889年明治22年)9月28日神戸外国人居留地四十七番館にて、夜間英語学校の読書室を開いていた米国・南メソヂスト監督教会派遣の宣教師ウォルター・R・ランバスによって、いわゆる「原田の森」(兵庫県菟原郡原田村、現在の神戸市灘区王子町・原田通)に関西学院が創立された。

1910年明治43年)にカナダ・メソヂスト教会が経営に加わり、1912年明治45年)3月5日には、専門学校令による高等学部文科・商科を開設、高等教育機関となる。同年、高等学部長C・J・L・ベーツが、カレッジモットーとして「Mastery for Service(奉仕のための練達)」を採用した。1921年高等学部文科を(専門部)文学部、商科を高等商業学部と名称変更。

創立40周年を迎えた1929年昭和4年)、校地拡張と大学昇格基金等の捻出を目的として、上ケ原校地(兵庫県武庫郡甲東村、現在の兵庫県西宮市上ヶ原町)に移転。その後1932年昭和7年)3月7日大学令による関西学院大学が設立認可され、予科を開設。1934年4月1日に法文学部・商経学部を開設した。1937年には、大学第1回卒業生201名を輩出した。また、1943年に学院史上初の女子学生浜口みづらが入学し、1946年には初の女子卒業生となった。

教育基本法学校教育法による新制の関西学院大学が認可され、1948年4月1日、法文学部・商経学部を改組した文学部・法学部・経済学部の3学部をもって移行開設。1950年には、新制大学第1回卒業生386名を輩出した。1952年に神学部、商学部、1960年に社会学部、1961年に理学部をそれぞれ開設した(上ヶ原キャンパス)。

しかしその後、全国の大学で吹き荒れた学園紛争の嵐が関西学院大学にも及び、学生と教職員との対立が激化し、学院のシンボルであった時計台前のヒマラヤ杉が一部の過激な学生により切り取られるなどした。また、1975年からの久山康院長の体制に対する教職員の不満もあり、学院には長い停滞した時期が経過した。こうした沈滞ムードの中で執り行われた1988年の学院創立100周年行事も、決して華やいだ雰囲気ではなかった(以上につき詳しくは学校法人関西学院の「沿革」参照)。

学院が遅まきながら重い腰を上げて本格的な大学改革に取り組み始めるのは、複数の新キャンパスと新学部の設置・運営等からであった。

  • 1995年 - 西宮上ヶ原キャンパスに続いて新設された神戸三田キャンパス(兵庫県三田市)に総合政策学部を開設。
  • 2001年 - 理学部を神戸三田キャンパスへ移転し、2002年理工学部に改組した。また、2001年に言語コミュニケーション文化研究科を開設した(西宮上ヶ原キャンパス)。
  • 2004年 - サテライトキャンパスとして開設済みであったKGハブスクエアを正式なキャンパスへ昇格させ、大阪梅田キャンパスとして開設した。
  • 2007年 - 就職活動や同窓会などの東京拠点であった東京オフィスを移転・拡充し、東京丸の内キャンパスとして開設。兵庫医科大学と学術交流協定を締結。
  • 2008年 - 西宮上ヶ原キャンパスに人間福祉学部を新設。
  • 2009年 - 学校法人関西学院学校法人聖和大学の合併により、聖和キャンパスに教育学部を新設。
  • 2010年 - 西宮上ヶ原キャンパスに国際学部を新設。

年表[編集]

年表 沿革
1889年 神戸市郊外原田村にウォルター・R・ランバスが関西学院を設立(神学部、普通学部(中学))。
1894年 三日月の校章を制定。
1908年 専門学校令による関西学院神学校を開設。
1912年 神学部と高等学部(文科・商科)を開設、スクールモットー設定。
1915年 普通学部を中学部に名称変更。
1921年 高等学部を文学部、高等商業学部に改称。
1929年 西宮上ヶ原キャンパスに移転。
1932年 関西学院大学を開設。
専門学校文学部及び高等商業学部を専門部文学部及び高等商業学部に改組。
大学予科を設置。
1933年 校歌『空の翼』を制定。
1934年 大学法文学部及び商経学部を開設。
1935年 専門部高等商業学部を関西学院高等商業学校に改組。
1940年 ベーツ院長が帰国(翌1941年、太平洋戦争開戦)。
1941年 日本メソヂスト教会が日本基督教団に合同。
1942年 法文学部文学科に国文学専攻を開設。
1943年 専門部神学部を閉鎖、日本西部神学校に統合。
1944年 日本西部神学校は日本神学校に統合。
大学商経学部学生募集停止。高等商業学校、専門部文学部廃止。
専門学校政経科、理工科、航空機科設置。
1945年 専門部理工科、航空機科を工業経営科に改組。
1946年 法学部、文学部、経済学部の三学部となる。
1947年 米国・カナダから宣教師の再来日。
1948年 教育基本法による新制大学へ移行開設。
1950年 専門学校を短期大学に改組。
大学院修士課程開設。
1952年 文学部神学科が分離独立し神学部を開設。
1952年 商学部を開設。
1960年 文学部の社会学科・社会事業学科が分離独立し社会学部を開設。
1961年 理学部を新設。
1969年 学園紛争。
1979年 第1回総合関関戦を開催。
1989年 創立100周年。
1995年 神戸三田キャンパス並びに総合政策学部を新設。
1997年 新大学図書館の竣工開館。
2001年 言語コミュニケーション文化研究科を開設。
2002年 神戸三田キャンパスに理学部を移転し、理工学部と名称変更。
2004年 法科大学院(ロースクール)を開設。
2005年 ビジネススクール・アカウンティングスクールを開設。
2008年 社会学部の社会福祉学科が分離独立し人間福祉学部を開設。
2009年 聖和キャンパスに教育学部を新設。
2010年 西宮上ヶ原キャンパスに国際学部を新設。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

校章[編集]

三日月。1894年明治27年)に当時の学生らによって制定されたもので、月の満ち欠けと学生の進歩と成長を重ね合わせている。

校歌[編集]

1933年昭和8年)、大学昇格を機に、学生会主導による校歌『空の翼』(作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰:関西学院中学部同窓)を制定。その他、「空の翼」制定前の『Old Kwansei』、1939年に創立50周年記念として作られた第二校歌『緑濃き甲山』、1949年に創立60周年を記念して作られた『A Song for Kwansei』などがある。

カレッジ・カラー[編集]

K・Gブルーと呼ばれる「紺」が制定されている。明治期、普通学部(のちの旧制中学部)では、スクールカラーの導入が検討されており、教員は各自の出身校のヴァンダービルト大学の黄と黒や、イエール大学の青を関西学院のスクールカラーにしたいと主張した。1905年、普通学部教授だったM・V・ガーナーと普通学部長だったS・H・ウェンライトの協議により日本語の赤心と熱愛を表す「紅」と純潔を表す「白」がスクールカラーとして定められた。1928年4月に専門部学生会は「蒼空」を象徴する「紺青」を新たに専門部(大学)独自のスクールカラーとして定めた。

教育および研究[編集]

組織[編集]

学部[編集]

  • 神学部
    • 神学コース
    • 思想文化コース
  • 文学部
    • 総合心理科学科
    • 文化歴史学科
      • 哲学倫理学専修
      • 美学芸術学専修
      • 地理学地域文化学専修
      • 日本史学専修
      • アジア史学専修
      • 西洋史学専修
    • 文学言語学科
      • 日本文学日本語学専修
      • 英米文学英語学専修
      • フランス文学フランス語専修
      • ドイツ文学ドイツ語専修
  • 社会学部
    • 社会・共生系コース
    • メディア・表象系コース
    • 人間・心理系コース
  • 法学部
    • 法律学科
    • 政治学科
  • 経済学部
  • 商学部
    • 経営コース
    • 会計コース
    • マーケティングコース
    • ファイナンスコース
    • ビジネス情報コース
    • 国際ビジネスコース
  • 理工学部
    • 物理学科
    • 化学科
    • 数理科学科
    • 情報科学科
    • 生命科学科
    • 人間システム工学科
  • 総合政策学部
    • 総合政策学科
    • メディア情報学科
    • 都市政策学科
    • 国際政策学科
  • 人間福祉学部
    • 社会福祉学科
    • 社会起業学科
    • 人間科学科
  • 教育学部
    • 臨床教育学科
    • 幼児・初等教育学科
      • 幼児教育コース
      • 初等教育コース
  • 国際学部
    • 北米研究コース
    • アジア研究コース

大学院[編集]

附属機関[編集]

  • 研究機関
    • 産業研究所
    • 総合教育研究室
    • 言語教育研究センター
    • スポーツ科学・健康科学研究室
    • 人権教育研究室
    • 教職教育研究センター
    • キリスト教と文化研究センター
    • 災害復興制度研究所:日本災害復興学会が設置されている
    • 情報メディア教育センター
  • 附属施設
    • 大学図書館(上ヶ原):日本の図書館蔵書数ランキングで20位の蔵書数がある(140.4万冊)。
    • 図書メディア館(三田)
      • メディア・フォーラム
    • ハイテク・リサーチセンター
    • 千刈セミナーハウス(休館)
  • 研究推進社会連携機構
  • 学院史編纂室
  • 宗教センター
  • 関西学院大学出版会
  • 関西学院ヒューマンサービスセンター
    関西学院ヒューマンサービスセンター(旧関西学院救援ボランティア委員会)は、関西学院内に設置された学生ボランティアセンターである。1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに発足した。学生と教職員が一体となって運営する。

研究[編集]

21世紀COEプログラム[編集]

  • 採択1件
  • 2003年
社会科学系
「人類の幸福に資する社会調査」の研究 -文化的多様性を尊重する社会の構築-

その他の研究[編集]

  • 上述の「教育および研究」参照。

学生生活[編集]

現在の関西学院大学には、体育会・文化総部・新聞総部・宗教総部・総部放送局・応援団総部の6総部と法学部学生自治会・神学部学生会の2自治会、法学部自治会・商学会研究会委員会・関西学院宗教音楽委員会の各傘下団体、およそ100の登録サークル(大学公認サークル)、ほか多数の非公認サークルが存在し、それぞれ活発な課外活動を行っている。

かつては諸学生団体の上位に学生会が存在していたが、1968-69年の大学紛争の混乱で学生会組織は一部を残して崩壊した(先述の6総部2自治会は残存組織の一部である)。学生会が活動停止状態にある現在、学生会費は大学によって代理徴収されており、財務管理委員会(学生会崩壊後に設立された学生団体)を通じて諸学生団体の活動資金や大学祭の運営資金などに活用されている。体育会については、下の「スポーツ」を参照。

スポーツ[編集]

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155)
神学部、文学部、社会学部、法学部、経済学部、商学部、人間福祉学部、国際学部
大学院神学研究科、文学研究科、社会学研究科、法学研究科、経済学研究科、商学研究科、言語コミュニケーション文化研究科、人間福祉研究科
司法研究科、経営戦略研究科
阪急電鉄今津線甲東園駅
面積:195,713m2(総面積:245,99m2
設計・監理:W・M・ヴォーリズ建築事務所
施工:竹中工務店
図書館を中心に、中央芝生を囲んで両側に建物を配置するという配置になっている。学校内のランバス像に触れると関学に受かるという言い伝えがある。また赤色の素煉瓦とクリーム色のスタッコ壁、連続アーチのスパニッシュ・ミッション・スタイルスパニッシュ・コロニアル・リバイバル)で校舎建築が統一されており、近代建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの代表的作品の1つでもある。
1958年(昭和33年)キャンパスを含む上ケ原地区が、国立地区につぐ日本で2番目の文教地区として指定された。また、国土交通省近畿地方整備局は関西学院大学西宮上ケ原キャンパスを阪神間モダニズムにおけるヴォーリス設計事務所の代表作として紹介している。
後述するKSC(神戸三田キャンパス)と併記する場合は、NUCと記すことがある。
2009年8月、西宮上ヶ原キャンパス内の時計台(旧図書館)が国の登録有形文化財に登録された。
  • 西宮聖和キャンパス(兵庫県西宮市岡田山7番54号)
教育学部、大学院教育学研究科、関西学院聖和短期大学、関西学院聖和幼稚園
2009年4月、聖和大学との合併により開設されたキャンパスである。4号館(ダッドレーメモリアルチャペル)やセミナーハウスなど、西宮上ヶ原キャンパスを手がけたウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築作品も残存する閑静なたたずまいのキャンパスである。ヴォーリズ建築が多く残る神戸女学院大学と隣接しており、門で直接行き来できる。
  • 神戸三田キャンパス(兵庫県三田市学園2-1)
理工学部、総合政策学部
大学院理工学研究科、総合政策研究科
面積:351,000m2
設計:日本設計
施工:竹中大林熊谷淺沼共同企業体
神戸三田国際公園都市カルチャータウン学園ゾーンに位置する、郊外型キャンパス。略称はKSC。校舎は、西宮上ケ原キャンパス同様にスパニッシュ・ミッション・スタイルスパニッシュ・コロニアル・リバイバル)で統一されたデザインとなっている。新三田駅からバスで往復600円、三田の学生街からは往復800円と不便さもあり自動車通学が許されている。
経済学研究科、商学研究科、総合政策研究科の一部、言語コミュニケーション文化研究科の一部
設計・施工:竹中工務店
竣工:1992年
多用途商業ビルであるアプローズタワー内にサテライトキャンパス「KGハブスクエア」として開設された。2004年よりサテライトキャンパスから通常のキャンパスへ格上げされた。昼夜開講制大学院の授業や就職活動の拠点として利用されている。
設計・監理:東日本旅客鉄道、ジェイアール東日本建築設計事務所
施工:東京駅日本橋口ビル新築工事共同企業体(大林組大成建設
竣工:2007年
「東京オフィス」を2007年に東京駅前の高層ビルであるサピアタワー内に移転し、通常キャンパスに格上げされた。就職活動の支援拠点などとして利用する。複数の大学が同ビルにサテライトキャンパスを構える。

[編集]

大学所有、寮生運営の寄宿舎が存在する。男子寮は「啓明寮」(1913年、高等学部寄宿舎として命名)「静修寮」「成全寮」(1912年、神学部寄宿舎として落成)の3寮、女子寮として「聖和寮」と「清風寮」が、西宮聖和、上ケ原キャンパス周辺に所在する。関西学院大学ではこれらの寮を「共同生活を通して人格形成を目指す場」として設置している。三田キャンパスには寮は設置していない。

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

2008年に発足したファカルティ・ディベロプメント(Faculty Development、通称:FD)に関する日本で初の私立大学連携協定。発足当初からの連携校は、関西大学慶應義塾大学中央大学同志社大学法政大学明治大学立命館大学立教大学早稲田大学である。

学術交流協定締結校[編集]

国内

海外

国際協定締結校[編集]

姉妹校[編集]

その他の取り組み[編集]

  • 平和教育
2003年8月1日広島市平和記念公園にある「原爆の子の像」の傍にある折り鶴台に4年生男子が放火。約14万羽の折り鶴を焼失した(折り鶴放火事件)。この事件を受け、当時の学長・副学長が広島市に対し謝罪したほか、学内のボランティアなどが新しい鶴を折り、公園に寄贈した。関西学院大学ではこの事件を教訓として「平和学〜広島・長崎講座」を開講するなど、平和教育を全学的に実施することとなった。
  • 関西学院リベラルアーツプログラム(KGLP)
高卒者(または同等の資格を有するもの、ただし現役の大学生・院生は除く)を対象に1年間の学籍期限で、あらかじめ設定されている13のテーマから1つを選択することで、興味をもった領域に関する講座を受講できる制度である。学生の身分としては科目等履修生という扱いになる。受講期間中、図書館ほか情報施設の利用が可能。リベラルアーツという概念について、市民が身に付けるべき自由人の諸技術、深く考えるための技術・知識、一人の人間として社会に生きるための教養、という本来の意味に基づき、急速に変貌する社会を読むための技術・知識と、教養と生き甲斐の追求の糸口を提供するプログラムとして設置されている。
  • 福井県・勝山市との連携・協力
2004年2月、福井県勝山市大長山で、関西学院大学のワンダーフォーゲル部員が遭難事故を起こしたものの、地元有志により全部員が無事に救出された。また同年7月に、福井県内で豪雨災害(平成16年7月福井豪雨)が発生した時は、反対に同学の学生達がボランティアとして、救助活動を行った。
勝山市においては、大学と部が救助活動へ感謝する意味で、地元の小学生を対象とした野外キャンプを開催するなど交流活動を行ってきたが、2009年6月30日に同学は、勝山市との間で正式な「包括連携協定」を締結した。あわせて同学は福井県立大学との間で公開講座を共同開催するなど、同学と福井県・勝山市との間では、良好な連携・協力関係が構築されている。
これらの連携・協力関係に基づき、2010年5月18日から6月7日までの3週間限定で、関西・北陸地区のサークルKサンクス各店にて、両大学の学生有志の協力による、兵庫・福井両県の食材を利用した、農工商・産学連携によるオリジナルの弁当パンサラダが発売された。
  • 国立文楽劇場との提携・協力
2010年2月9日、関西学院大学と国立文楽劇場は、日本の伝統文化・芸能の振興および教育・研究分野で連携・協力する協定を締結した。国立文楽劇場と大学が連携協定を締結するのは関西学院大学が初めてである。
  • ロケ地としての使用
2011年、西宮上ヶ原キャンパスが映画「阪急電車」のロケ地に使われ、話題になった。

大学としての広報活動[編集]

関西学院大学では、大学および学校法人の認識として、「地元関西においては、伝統ある大学としての高い評価が定着しているようだが、首都圏をはじめとする全国規模において、さらなる知名度の向上を図りたい」と言う考えに基づき、下記のような広報活動を行っている。

  • スカイセミナー
関西学院大学の教員が自らの専門研究分野を紹介する、と言う形式のシリーズ広告を、日本航空グループの機内誌『SKYWARD』に、年6-8回掲載している。関西学院大学の校歌が「空の翼」と言う題名であることから、機内誌を通じて、大学と専門研究分野について幅広く知ってもらおうと言う趣旨で、本誌の2000年12月号より掲載が続いている。
  • 関西学院大学 "アイデアカプセル"
関西学院大学が提供するラジオ番組『〜スキマ時間のビジネスサプリメント〜 関西学院大学 "アイデアカプセル"』が、2007年10月より放送されている。関西学院大学とその活動を全国的に知ってもらうために、主にビジネスパーソンを対象とした教養講座として、関西学院大学の教員が交代でパーソナリティを務めている番組である。ラジオNIKKEIの第1放送(3.925/6.055/9.595MHz)で毎週金曜日の夜10時30分から15分間放送している。この番組は、ラジオNIKKEIによる放送のほかに、ラジオNIKKEIのホームページより過去の放送分をダウンロードすることができる。またiPodを所有していれば、ポッドキャスティングを利用して、聴く事も可能である。

この他、関西の他の有力私大が行ってきたように、2009年の春に初めて、山手線など首都圏のJR各駅の構内や車両の中に同学のイメージポスターを掲示したり、東海道新幹線車内の電光掲示板や、同線のポケット時刻表に広告を掲載したことがあった。また2008年3月26日に行われた、サッカーワールドカップのアジア地区予選・日本対バーレーン戦が行われた、バーレーンのスタジアムに、大学名入りの広告パネルを設置したこともあった。

同一法人(関西学院)の関連教育機関[編集]

脚注[編集]


関連項目[編集]

外部リンク[編集]