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* [[2014年]](平成26年)[[3月28日]] - この日より4番線でホームドアの運用が開始される。 | * [[2014年]](平成26年)[[3月28日]] - この日より4番線でホームドアの運用が開始される。 | ||
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2017年2月10日 (金) 11:00時点における版
中目黒駅(なかめぐろえき)は、東京都目黒区上目黒三丁目にある、東京急行電鉄(東急)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。
目次
概要
東急の東横線と、東京メトロの日比谷線が乗り入れている。両社が構内を共用する共同使用駅であり、東急が駅を管轄している。東横線の旅客営業列車がすべて停車し、日比谷線の終着駅でもある。2013年3月15日までは両線で相互直通運転が実施されていた。
駅番号が付与されており、東急はTY 03、東京メトロはH 01である。
東京急行電鉄の駅長所在駅であり、「中目黒駅管内」として、代官山駅 - 学芸大学駅間の各駅を管理している。なお、東京メトロの駅としては、霞ヶ関駅務管区六本木地域の被管理駅である。
歴史
- 1927年(昭和2年)8月28日 - 開業。当初は相対式2面2線の高架駅であった。
- 1963年(昭和38年)2月19日 - 日比谷線の乗り入れに伴う中目黒駅改良工事が着工。
- 1964年(昭和39年)
- 1988年(昭和63年)8月9日 - 営団地下鉄日比谷線の直通区間が東横線の日吉駅から菊名駅まで延長される。
- 2000年(平成12年)3月8日 - 当駅から約100mの営団地下鉄日比谷線にある急カーブ・急曲線の地点で、列車脱線事故・列車衝突事故発生。死者5名、負傷者64名。詳細は営団日比谷線中目黒駅構内列車脱線衝突事故を参照。
- 2001年(平成13年)3月28日 - 東横線で特急が運転開始。当初は通過駅であった。
- 2003年(平成15年)3月19日 - 東横線の特急停車駅に追加されるとともに、新設された通勤特急の停車駅となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化。日比谷線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承。
- 2007年(平成19年)3月18日 - ICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 2012年(平成24年)12月23日 - 南改札を使用開始。従来の改札口は正面改札となる。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)3月28日 - この日より4番線でホームドアの運用が開始される。
- 2016年(平成28年)11月22日 - 「中目黒高架下」が開業。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する高架駅である。外側1・4番線を東横線が、内側2・3番線を日比谷線が使用している。駅管理は東急が行っていて、日比谷線側の駅名標の装置の外装も東急の仕様になっているが、表示内容は東京メトロのものである。
改札口は山手通りに面した高架下に1か所、祐天寺よりに1箇所の計2箇所ある[1]。開業当初より改札口は長らく山手通りに面した一箇所であったが、中目黒駅改良工事の一環として2012年12月23日に祐天寺駅側に改札口が追加設置された。改札口が2つになったことにより、従来の改札口を「正面出口」、祐天寺駅側の出口を「南出口」と呼ぶことになった。
トイレは1階の改札内コンコース部に設置されている[1]。多機能トイレは以前設置されていなかったが、後年に追加された。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■東横線 | 下り | 自由が丘・菊名・横浜・ ■みなとみらい線 元町・中華街方面 |
2 | 日比谷線 | - | (降車専用) |
3 | 六本木・銀座・北千住方面 | ||
4 | ■東横線 | 上り | 渋谷・副都心線 池袋・和光市・ ■西武線 所沢・■東武東上線 川越市方面 |
- 祐天寺方に日比谷線折り返し列車用の引き上げ線が3本ある。日比谷線の列車は2番線で乗客を降ろした後にこの引き上げ線で折り返し、改めて北千住方面行として3番線に入線する。
- 3番線側の入線・発車時の自動放送および発車標は東京メトロ仕様のものになっており、発車合図も東京メトロ仕様のブザー(通称・営団ブザー)が使用されている。なお、改札前にある3番線の発車標は装置の外装は東急仕様のものになっているが表示内容は東京メトロ仕様のものである。
- 東横線祐天寺方面から進入する列車を分ける分岐器は、長らく3番線側が直線、4番線側が左分岐の構造であった。本数としてはるかに多い渋谷方面行列車が減速を強いられていた上、通過の際の揺れもあった。その後分岐器が改良され、減速するのは日比谷線直通列車の方になった。
- かつては2番線は日比谷線から来る自由が丘・菊名方面行き東横線が発着していた。2013年3月15日をもって日比谷線と東横線の営業列車の直通運転を終了し、それ以降は2番線が日比谷線列車の降車専用ホーム、3番線が日比谷線列車の乗車専用ホームとなっている。また、東横線と日比谷線の渡り線は03系が鷺沼工場に検査入場する際に使用される。
- 2013年3月16日、東横線と副都心線の直通運転の開始により副都心線を介して直通運転する東武東上線系統の列車(9000系・9050系・50070系)と日比谷線に直通運転する東武本線系統(伊勢崎線・日光線)の列車(20000系・20050系・20070系)が並ぶ光景が見られるようになった。自社の駅では接続しない東武本線系統の列車と東上線系統の列車が相互乗り入れ先で連絡する駅は当駅の他に永田町駅と渋谷駅があるが、同一ホームに並ぶのは当駅が唯一である。
駅改良工事
2013年(平成25年)3月16日から開始された東横線と副都心線との相互直通運転開始に向け、以下の改良工事が実施された[2]。
- 10両編成の列車を停車可能にするために、ホーム延長・拡幅工事、ならびに高架橋耐震補強工事が実施された。
- エスカレーターが新設される(渋谷方面ホームは2012年9月12日より使用開始)。
- 駅コンコース内の祐天寺駅寄りに改札口が設置される(2012年12月23日より使用開始)。
- 駅改良工事に伴い、2011年1月に東横線下りホームのエレベーター付近へトイレが移設された。
- 駅改良工事に伴い、2012年12月に新しい改札口(南出口)が新設された。
- 駅改良工事に伴い、2013年9月にエスカレーターが新設された。
当駅より東京メトロ線内への運賃の取り扱い
2013年3月16日以降、当駅よりPASMO・Suica等各種IC乗車券を利用して東急東横線に乗車し、渋谷駅で改札を通らず半蔵門線・副都心線経由で東京メトロ各駅へ乗り継いだ際は、当駅より日比谷線を経由し全線東京メトロを利用した運賃が引き落とされる。
例えば当駅よりIC乗車券で東横線・副都心線直通列車に乗車し東京メトロ池袋駅へ向かう場合、本来は東急東横線中目黒駅→渋谷駅の120円と東京メトロ副都心線渋谷駅→池袋駅の190円を合わせた310円が引き落とされるべきところだが、実際は日比谷線と丸ノ内線を利用し中目黒駅→霞ケ関駅→池袋駅と乗り継いだ230円が引き落とされる。これは、IC乗車券では乗車経路に関係なく最安運賃を計算するシステムであるために発生する現象である。
なお、乗車券を券売機で購入する場合や定期券を利用する場合は、購入した通りの経路で乗車する必要がある。
利用状況
2013年度の一日平均乗降人員は、東京急行電鉄が185,929人[3]、東京メトロが209,158人[4](東京メトロのみ直通人員を含む)であった。
近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。
年度 | 東京急行電鉄 | 東京メトロ | 出典 |
---|---|---|---|
1992年 | 85,759 | 84,732 | [5] |
1993年 | 84,296 | 84,329 | [6] |
1994年 | 84,726 | 84,096 | [7] |
1995年 | 85,008 | 83,514 | [8] |
1996年 | 83,786 | 82,718 | [9] |
1997年 | 81,707 | 81,973 | [10] |
1998年 | 80,036 | 82,970 | [11] |
1999年 | 78,557 | 81,287 | [12] |
2000年 | 79,323 | 79,844 | [13] |
2001年 | 79,872 | 78,984 | [14] |
2002年 | 80,153 | 78,975 | [15] |
2003年 | 83,451 | 81,404 | [16] |
2004年 | 84,600 | 81,060 | [17] |
2005年 | 85,568 | 83,178 | [18] |
2006年 | 87,770 | 86,414 | [19] |
2007年 | 92,615 | 96,626 | [20] |
2008年 | 94,578 | 97,504 | [21] |
2009年 | 94,778 | 96,816 | [22] |
2010年 | 92,967 | 94,386 | [23] |
2011年 | 91,120 | 92,049 | [24] |
駅周辺
駅周辺は目黒区中央部の繁華街。駅から線路沿いに目黒銀座商店街が伸びていて、2003年1月6日には駅近隣へ目黒区総合庁舎(目黒区役所・目黒区社会保険事務所)が中央町から移転したため、目黒区の中心駅として機能している。高架下は2008年から耐震補強工事中である。それ以前は飲食店やゲームセンターなどが入居していた。
- 目黒区総合庁舎
- 目黒区役所
- 目黒区社会保険事務所
- 正覚寺
- みずほ銀行 中目黒センター
- りそな銀行中目黒支店
- 山手通り
- 駒沢通り
- 目黒銀座商店街
- 目黒区立中目黒小学校
- 目黒学院中学校・高等学校
- 東京着物染色美術専門学校
- 中目黒ゲートタウン
- ナカメアルカス
- 中目黒アリーナ
- 中目黒アトラスタワー
- 目黒川
- 東急ストア本社
- 中目黒駅前郵便局
- 東京共済病院
- めぐろ歴史資料館
- ドン・キホーテ 中目黒本店
- BOOK-OFF 中目黒駅前店
- 警視庁 目黒警察署
バス路線
東急バス「中目黒駅」停留所
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- <黒09> 【循環】野沢龍雲寺行
- 3番乗り場
駅名の由来
駅設置当時の所在地は荏原郡目黒村大字上目黒字諏訪山であり、目黒区となってからも上目黒三丁目であるが、駅名は開業当時より「中目黒」となっている。これは開業当時に駅南東側の山手通りと駒沢通りの交差点に玉川電気鉄道の中目黒終点があり、その連絡駅として位置付けられたためである。
隣の駅
- 東京急行電鉄
- ■東横線
- 東京地下鉄
- 日比谷線
- 中目黒駅 (H 01) - 恵比寿駅 (H 02)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 中目黒駅 立体図・平面図 - 東京急行電鉄
- ↑ 中目黒駅改良工事 - 東京急行電鉄
- ↑ 各駅の1日の平均乗降人員 - 東京急行電鉄
- ↑ 各駅の乗降人員ランキング - 東京地下鉄
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)