古河駅
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古河駅(こがえき)は、茨城県古河市本町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ラインが停車する。
東北本線で唯一茨城県に存在する。両隣の駅は所在地がそれぞれ埼玉県、栃木県であるため、隣接する3駅連続で所在県が変わる。駅ビル「VAL古河」が併設されている。
歴史[編集]
- 1885年(明治18年)7月16日 - 日本鉄道の駅として開業。茨城県内で最初に設置された駅である。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称が制定され、東北本線の駅となる。
- 1984年(昭和59年)3月24日 - 高架化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道に承継。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2007年(平成19年)3月 - エレベーター設置。
駅構造[編集]
島式ホーム2面4線を有する高架駅。2007年(平成19年)3月にエレベーターが設置された。宇都宮線大宮 - 小山間で唯一、上下線別々の列車待避が可能である。
みどりの窓口(営業時間 7:00 - 19:00)・Suica対応自動改札機・指定席券売機設置。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ■宇都宮線(東北線) | 下り | 小山・宇都宮・黒磯方面 | |
3・4 | ■宇都宮線(東北線) | 上り | 大宮・上野・新宿・横浜・大船方面 (■湘南新宿ライン含む) |
当駅始発は1番線 |
湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。本項では湘南新宿ラインのラインカラーを■青で示すが、実際のホーム案内はすべて■オレンジのみ用いられている。
備考[編集]
- 上り方面の快速、快速「ラビット」、通勤快速、特急の前を走っていた普通列車は、当駅でこれらの列車を待避することが多い。
- 当駅上野方には下り線から上り線・宇都宮方には上り線から下り線への渡り線があり、1番線は上野方面への・4番線は宇都宮方面への折り返し運転が可能となっており、当駅始発の上り列車は1番線から発車する。 2010年12月4日以降のダイヤでは当駅始発・終着列車が朝の数本と日中の1時間に1本程度が設定されたため、1番線に入線する折り返し列車も増加した。下りの当駅終着列車は、一部を除いて湘南新宿ライン新宿方面からの小金井方面行き列車に同一ホームで接続するが、上りの当駅始発上野行は平日朝1本を除き小金井方面からの湘南新宿ライン新宿方面行きと接続せずに発車する。大宮では後発の湘南新宿ライン快速に乗り換えることが可能。
利用状況[編集]
2012年度の1日平均乗車人員は13,589人である。
近年の年度別1日平均乗車人員数は下表のとおり。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年(平成 | 9年)16,589 |
1998年(平成10年) | 16,260 |
1999年(平成11年) | 15,993 |
2000年(平成12年) | 15,606 |
2001年(平成13年) | 15,388 |
2002年(平成14年) | 15,046 |
2003年(平成15年) | 15,025 |
2004年(平成16年) | 14,858 |
2005年(平成17年) | 14,570 |
2006年(平成18年) | 14,443 |
2007年(平成19年) | 14,362 |
2008年(平成20年) | 14,282 |
2009年(平成21年) | 13,810 |
2010年(平成22年) | 13,603 |
2011年(平成23年) | 13,437 |
2012年(平成24年) | 13,589 |
駅周辺[編集]
駅前にはスーパーをはじめ商業ビルが多く立地するが、少し歩けばほとんどが住宅街である。
西側[編集]
西側が旧城下町・宿場町(古河宿)であり、歴史的建造物も存在する。古河の元々の市街地である。
東側[編集]
東口は1953年に開設され、ここから東へ伸びる「十間道路」を中心に比較的整然とした区画の市街が発達し、古河市の中心市街地を成している。
- みずほ銀行古河支店
- 陸上自衛隊 古河駐屯地
- 古河下山郵便局
- 古河簡易裁判所
- 古河公共職業安定所(ハローワーク古河)
- ジェイアールバス関東 佐野支店古河営業所
- イトーヨーカドー古河店
- イオン古河店
- 茨城県立古河第一高等学校
バス路線[編集]
東口には古河市三和・総和地区、八千代町方面、西口には久喜市栗橋地区、境町方面へのバスが発着する。
- 東口
- 茨城急行自動車(古河営業所)
- 友愛記念病院(古河一高経由)
- 八千代町役場(友愛記念病院入口・諸川・菅谷経由)
- 北茂呂車庫(友愛記念病院入口・諸川経由)
- 三和庁舎(友愛記念病院入口・諸川経由)
- 八千代町役場(上辺見・丘里工業団地・諸川・菅谷経由)
- 北茂呂車庫(上辺見・丘里工業団地・諸川経由)
- 三和庁舎(上辺見・丘里工業団地・諸川経由)
- ジェイアールバス関東(佐野支店古河営業所)
- 大綱・松本(女沼・総和郵便局経由)[1]
- 大綱・松本(女沼・総和郵便局・北利根工業団地経由)[15] ※平日のみ運行
- 大綱・松本(女沼・ネーブルパーク・駒羽根団地・薬師公園経由)[5]
- 大綱・松本(古河日赤・女沼・駒羽根団地経由)[57]
- 駒羽根循環・古河駅(女沼・総和郵便局経由)[3]
- 駒羽根循環・古河駅(古河日赤・女沼・総和郵便局経由)[37]
- 駒羽根循環・古河駅(古河日赤・女沼・古河市役所・総和郵便局経由)[35] ※平日の日中のみ運行
- 北利根工業団地(女沼・総和郵便局経由)[13] ※平日の朝1本のみ運行
- 大綱(女沼・総和郵便局・トウペ前・積水ハウス・北利根工業団地経由)[15] ※平日の朝1本のみ運行
- 松本(駐屯地正門・ネーブルパーク・駒羽根団地・薬師公園・大綱経由)[2] ※平日1本のみ運行
- 関鉄パープルバス
- 急行わかば号 運転免許センター(季節運行) ※平日のみ運行(但し、免許センター休館日は運休)
- 古河市「ぐるりん号」
- 東コース 友愛記念病院 - 古河赤十字病院 - 古河駅東口 - 福祉の森会館
- 西コース 静町けやき公園 - 古河駅東口 - 古河駅西口 - 福祉の森会館
- 茨城急行自動車(古河営業所)
- 西口
その他[編集]
- 東口ロータリーのほぼ中央に鉄骨製のあずまやがある。屋根を支えている4本の柱は地上駅時代に使用していた跨線橋の脚部に用いられていたものである。
- 地上駅時代には貨物扱いがあった関係から構内も広く、高架化後も1985年(昭和60年)3月の東北新幹線上野開業までは、県内唯一の東北本線の駅として東北地方へ向かう急行「いわて」・「まつしま」・「ばんだい」等が停車していた[1]。
- また、陸上自衛隊第101建設隊の手になる古河駐屯地施設補給処への専用線が存在した。現在では、駅南側から緩やかなカーブで駐屯地方面に至る道路と駐屯地内のホームにその名残を留めている。
- JR東日本では、駅においてのWiMAXによるインターネット接続環境を提供するため、通信環境の整備を2008年度より進めている。2011年に当駅も対象となり、WiMAX屋内基地局が設置された[2]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
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- ↑ 2010年12月まで運行されていた特急「とちぎ」の前身である急行「なすの」とは異なり、これらの列車は大宮 - 小山間の停車駅は当駅のみであった。
- ↑ WiMAXによる高速なモバイルインターネット接続がご利用できる駅が拡大しました。 - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2011年5月31日
関連項目[編集]
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
- 真幸駅、板倉東洋大前駅 - 当駅同様、両隣とは県境に挟まれている在来線の駅。
- 新古河駅 - 古河市に接する埼玉県加須市にある東武日光線の駅。古河駅とは渡良瀬川を挟み2kmあまり離れている。
- 野岩羽線 - 東北本線側の始発駅として計画。