青物横丁駅
青物横丁駅(あおものよこちょうえき)は、東京都品川区南品川三丁目にある、京浜急行電鉄本線の駅である[1]。駅番号はKK04[1]。
歴史[編集]
- 1904年(明治37年)5月8日 - 開業[1]。開業当時は青物横町駅だった[1]。
- 1968年(昭和43年)6月21日 - 都営地下鉄1号線(現:浅草線)との直通運転開始に伴い、特急停車駅になる[2][3]。
- 1989年(平成元年)6月25日 - 上り線が高架化される[2]。
- 1990年(平成2年)12月2日 - 下り線が高架化される[2]。
- 1991年(平成3年)12月16日 - 高架駅の駅舎を使用開始する[2]。
- 1994年(平成6年)10月25日 - ピストル発砲による射殺事件が起こる(品川医師射殺事件)。
- 1997年(平成9年)10月4日 - ホーム12両への延長工事完成。これによって、朝の都営線直通特急(通称H特急)が品川まで12両編成で運転されるようになる。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 京急線でダイヤ改正が実施され、エアポート急行の停車駅となる。
駅構造[編集]
バリアフリー施設として、出入口と改札外コンコース、改札内コンコースとホームを連絡するエスカレーターとエレベーターの他、改札内コンコースには多機能トイレが設置されている。[4]
当駅は、京浜急行電鉄の「京急駅メロディ(列車接近案内音)」募集の対象駅の一つで、2008年春に一般公募を行い、選考の結果、品川区出身の歌手、島倉千代子の「人生いろいろ」が採用された。同時に通過列車通過時の通過警告チャイムの音程が変更されている[5]。同時期に発車標が新設され、加えて改札口には液晶ディスプレイ (LCD) 式発車標が設置された[6]。
2012年10月21日のダイヤ改正で、日中と土休日夜間のエアポート急行が快特へ格上げされたため、当該時間帯に羽田空港方面へ乗車するには京急蒲田駅で、都営浅草線新橋方面へ乗車するには品川駅でそれぞれ乗換えが必要となる。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■京急本線 | 羽田空港・横浜・浦賀・三浦海岸方面 |
2 | 品川・新橋・浅草・成田空港方面 |
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は42,243人である[7]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通りである。
年度 | 一日平均 乗降人員 [8] |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)17,638 | [9] | |
1993年(平成 | 5年)18,877 | [10] | |
1994年(平成 | 6年)19,597 | [11] | |
1995年(平成 | 7年)20,011 | [12] | |
1996年(平成 | 8年)18,748 | [13] | |
1997年(平成 | 9年)18,559 | [14] | |
1998年(平成10年) | 18,721 | [15] | |
1999年(平成11年) | 18,287 | [16] | |
2000年(平成12年) | 18,153 | [17] | |
2001年(平成13年) | 18,710 | [18] | |
2002年(平成14年) | 20,655 | [19] | |
2003年(平成15年) | [20] 41,157 | 20,331 | [21] |
2004年(平成16年) | [22] 39,361 | 19,384 | [23] |
2005年(平成17年) | [24] 38,140 | 18,726 | [25] |
2006年(平成18年) | 39,088 | 19,266 | [26] |
2007年(平成19年) | 42,988 | 21,243 | [27] |
2008年(平成20年) | 44,595 | 22,164 | [28] |
2009年(平成21年) | 44,115 | 21,945 | [29] |
2010年(平成22年) | 44,564 | 22,164 | [30] |
2011年(平成23年) | 43,178 | 21,440 | [31] |
2012年(平成24年) | 42,552 | 21,164 | [32] |
2013年(平成25年) | 42,243 |
駅周辺[編集]
- 東横イン南品川青物横丁駅前
- 品川区役所 品川第二地域センター
- 南品川二郵便局
- 東京都立八潮高等学校
- 品川エトワール女子高等学校
- 青物横丁商店街
- 海雲寺
- 品川寺 - 空海開山の寺。江戸六地蔵の第一番や洋行還りの大梵鐘、樹齢推定300年の大銀杏などで知られる。
- 品川シーサイドフォレスト - 徒歩7分程度
- 住友不動産品川ビル - 帝産観光バス本社、NECエンジニアリング
- コナミスポーツ&ライフ本社・コナミスポーツクラブ品川本店
- バンダイナムコホールディングス、バンダイナムコゲームス 本社/本店・未来研究所
- オーケー青物横丁店
バス路線[編集]
都営バス・東急バス・京浜急行バスにより運行されている。最寄りの停留所は都営バスと東急バスが「青物横丁」、京浜急行バスが「青物横丁駅」である。各系統の詳細は、都営バス品川営業所(A)・都営バス港南支所(Y)・京浜急行バス大森営業所・東急バス池上営業所(I)・東急バス目黒営業所(M)などを参照。
- 北方向
- [ 品94 ] 品川駅行(東急I)
- 東方向
- 南方向
- [ 井19 ] 大森駅・レジャーランド平和島行(京急)
- [ 井12 ] 立会川駅経由八潮パークタウン循環(京急)
- 西方向
駅名の由来[編集]
「青物横丁」の名前は、江戸時代に農民がこの地に青物(当時は野菜や山菜のことを指した)を持ち寄って市場を開いたことに由来する。地元では「青横(あおよこ)」という略称が使われている。日本で唯一「横丁」が駅名に入っている駅である。
隣の駅[編集]
- 京浜急行電鉄
- ■本線
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 () 京急まちWeb 京浜急行電鉄 [ arch. ] 2015-01-09
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 京急の駅、p.47。
- ↑ 『京急の駅 今昔・昭和の面影』によれば6月15日のダイヤ改正により特急停車駅となったとある。
- ↑ 京急まちweb 青物横丁駅 駅構内図(2011年10月1日現在)
- ↑ 「16駅の駅メロディ採用曲が決定いたしました!」 京急電鉄
- ↑ 発車標設置前は他の発車標未設置駅と同じで電車接近時に接近している電車の列車種別(通過列車の場合は通過)とお知らせしか表示しない簡易タイプ(列車接近案内表示器)のもので、ここから「レントラー舞曲」(通過列車の場合は通過警告音)が流れていた。列車接近案内表示器は発車標設置後もしばらく稼動していたが、その後撤去された。
- ↑ 京急まちweb 駅別1日平均乗降人員
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 関東交通広告協議会「平成15年度1日平均乗降人員・通過人員」
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 関東交通広告協議会「平成16年度1日平均乗降人員・通過人員」
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 関東交通広告協議会「平成17年度1日平均乗降人員・通過人員」
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
参考文献[編集]
- 佐藤良介 (2006-02-01) 佐藤良介 [ 京急の駅 今昔・昭和の面影 ] JTBパブリッシング 2006-02-01