二宮駅
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二宮駅(にのみやえき)は、神奈川県中郡二宮町二宮にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東海道本線の駅である。
東京駅発着系統と、新宿駅経由で高崎線に直通する湘南新宿ラインが停車する(運転形態の詳細については「東海道線 (JR東日本)」を参照)。
目次
歴史[編集]
- 1902年(明治35年)4月15日 - 国鉄東海道本線の駅として開業。旅客・貨物の取り扱いを開始。
- 1906年(明治39年)8月1日 - 当駅と秦野駅(現在の秦野駅とは別の場所)との間に湘南馬車鉄道(後の湘南軌道)が開通。
- 1935年(昭和10年)10月9日 - 湘南軌道が営業休止(1937年8月25日廃止)。
- 1945年(昭和20年)8月5日 - 米軍艦載機P51による機銃掃射の被害を受け、5名が死亡。
- 1971年(昭和46年)9月25日 - 貨物取り扱いを廃止。
- 1972年(昭和47年)3月15日 - 荷物取り扱いを廃止。
- 1982年(昭和57年)10月 - 改築し橋上駅舎になる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)3月14日 - 当駅始発の列車が2本設定される。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2004年(平成16年) - 構内にエレベーター・エスカレータ設置。
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。かつて駅舎は以前は下り方に設置されていたが、現在は橋上駅舎となっている。みどりの窓口(営業時間 6:30 - 20:00)、指定席券売機や自動改札機が設置されている。
1945年(昭和20年)8月5日の機銃掃射の弾痕が、ホームの大磯側の天井梁に残っている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■東海道線 | 下り | 小田原・熱海・伊東・沼津方面 | |
2 | ■東海道線 | 上り | 大船・横浜・東京方面 | |
■湘南新宿ライン | 渋谷・新宿・大宮方面 | 大宮から高崎線へ直通 |
1998年3月14日ダイヤ改正より、平日朝ラッシュ時に当駅始発の上り列車が2本設定されている。これは、国府津車両センターから出庫する際に国府津駅の線路容量が足りないため、当駅まで回送して営業運行しているものである。
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗車人員は14,102人である。近年の推移は下記の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 16,121 [1] |
1999年 | 15,731 [2] |
2000年 | 15,401 [2] |
2001年 | 15,173 [3] |
2002年 | 14,802 [3] |
2003年 | 14,753 [4] |
2004年 | 14,577 [4] |
2005年 | 14,502 [5] |
2006年 | 14,509 [5] |
2007年 | 14,545 [6] |
2008年 | 14,503 [6] |
2009年 | 14,337 [7] |
2010年 | 14,042 [8] |
2011年 | 13,861 [9] |
2012年 | 13,927 [10] |
2013年 | 14,102 [11] |
駅周辺[編集]
南口の駅前には、後述する『ガラスのうさぎ』の少女の銅像がある。
バス路線[編集]
北口(二宮駅北口)[編集]
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1番乗り場 | 二33 | 外回り | 団地中央 | 神奈川中央交通 | 朝夕夜間のみ |
二35 | 北循環 | 二宮団地 | 昼間のみ | ||
二36 | 南循環 | 二宮団地 | |||
二38 | 中里 | 橘団地 | 湘南神奈交バス | ||
秦60 | 下井ノ口・西大竹 | 秦野駅南口 | 神奈中 | 土曜・休日1~2本のみは片町通りも経由 | |
秦63 | 四ッ谷・下井ノ口・南が丘 | 夜間のみ 深夜バスあり | |||
秦91 | 下井ノ口・南が丘 | ||||
2番乗り場 | 神10 | 湘南緑が丘 | 緑が丘循環 | 湘南神奈交 | 朝・夜間のみ |
神11 | 団地中央・湘南緑が丘 | 昼間のみ | |||
神14 | 二宮高校前 | 緑が丘二丁目 | 1日2~3本のみ | ||
神15 | 二宮高校前・団地中央 | 1日2本のみ | |||
秦70 | 新道 | 急行 秦野駅南口 | 神奈中 | 平日朝夕のみ | |
3番乗り場 | 二02 | 恒道園前・虫窪 | 東海大学大磯病院 | 平日2本のみ | |
二03 | 大磯運動公園前 | ||||
二41 | 釜野 | 橘団地 | 平日昼は運行なし | ||
磯14 | 大磯住宅 | 大磯駅 |
南口(二宮駅南口)[編集]
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1番乗り場 | 平41 | さざれ石 | 平塚駅北口 | 神奈中 | |
平43 | 大磯駅 | ||||
平45 | さざれ石 | 休日1本のみ | |||
平46 | |||||
平47 | 大磯駅 | 日中の運行なし | |||
2番乗り場 | 平41 | 国府津駅 | |||
平43 | |||||
平44 | 国府津駅 | 小田原駅 | 休日1本のみ | ||
3番乗り場 | 平32 | 松岩寺 | 平塚駅北口 | ||
平36 | 山下 | 1日2~3本のみ | |||
二05 | 生沢 | 松岩寺 | 平日3本のみ | ||
4番乗り場 | 二30 | 押切・下小竹 | 比奈窪 | ||
二31 | 比奈窪 | 高尾 | |||
コミュニティバス乗り場 (平日のみ) |
ラディアン | 二宮町コミュニティバス | 7本のみ | ||
釜野隧道 | ラディアン | 6本のみ | |||
団地中央 | 2本のみ |
二宮駅が登場する作品[編集]
- 『ガラスのうさぎ』 - 作者である児童文学作家高木敏子は、当駅で連合国軍部隊の機銃掃射に襲われて目前で父親を殺された。その体験が1977年(昭和52年)にノンフィクション児童文学として書かれたものがこの作品である。同作は大きな反響を呼び、映画化もされた。1981年、当駅南口に寄付により「ガラスのうさぎ」像が建てられた。
- 漫画『I'll』 - 浅田弘幸著、主人公の最寄り駅として、北口駅舎や駅周辺が登場する[12]。
- アニメ『THE IDOLM@STER』第1話、14話、にてアイドルの一人である天海春香が当駅をモデルとした駅(アニメ内での名称不明)及び駅周辺を利用している様子が描かれている。(ホームのみ別の駅がモデル)
隣の駅[編集]
- 東日本旅客鉄道
- ■東海道線
脚注[編集]
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- ↑ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)220ページ
- ↑ 2.0 2.1 神奈川県県勢要覧(平成13年度)222ページ
- ↑ 3.0 3.1 神奈川県県勢要覧(平成15年度)220ページ
- ↑ 4.0 4.1 神奈川県県勢要覧(平成17年度)222ページ
- ↑ 5.0 5.1 神奈川県県勢要覧(平成19年度)224ページ
- ↑ 6.0 6.1 神奈川県県勢要覧(平成21年度)238ページ
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ 第54話(集英社 ジャンプコミックス『I'll』第10巻収録)、第82話(同第14巻収録)など