希望ヶ丘駅
希望ヶ丘駅(きぼうがおかえき)は、神奈川県横浜市旭区中希望が丘にある、相模鉄道本線の駅である。駅番号はSO11。
目次
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅で、橋上駅舎を有している。2000年までは各ホーム別に地上駅舎が存在していた。橋上駅舎竣工後も各ホーム横浜寄りに公道と連絡するスロープが設置されている(利用するには駅員の許可が必要)。
出入口 - 改札外コンコース間と改札内コンコース - ホーム間を連絡するエスカレーターが各4基設置されている。なお、2011年には出入口 - 改札外コンコース間と改札内コンコース - ホーム間を連絡するエレベーターも各2基設置された。
旭区発足40周年記念として、2009年7月15日から数日間、「A列車で行こう」を列車接近メロディとして試行導入していた[1]。
のりば
1 | ■■本線 | 大和・海老名方面 |
2 | ■■本線 | 二俣川・横浜・湘南台方面 |
駅構内施設
改札外
駅改札内(駅ナカ)
- 2番線横浜方面ホーム上
- クイック&リラクゼーション西洋館
利用状況
2013年度の1日平均乗降人員は34,269人である[2]。近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下記のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員[3] |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1995年 | 20,775 | |
1998年 | 18,241 | |
1999年 | 34,158 | 17,635 |
2000年 | 34,114 | 17,714 |
2001年 | 33,650 | 17,408 |
2002年 | 33,503 | 17,301 |
2003年 | 33,386 | 17,236 |
2004年 | 33,289 | 17,139 |
2005年 | 33,302 | 17,092 |
2006年 | 33,205 | 17,034 |
2007年 | 34,226 | 17,483 |
2008年 | 34,734 | 17,717 |
2009年 | 34,789 | 17,725 |
2010年 | 34,735 | 17,687 |
2011年 | 34,132 | 17,360 |
2012年 | 33,973 | 17,267 |
2013年 | 34,269 | 17,414 |
駅周辺
駅は帷子川の支流である二俣川が流れる谷に位置し、周囲を丘陵地に囲まれている。川はホームの下では暗渠構造とされている。
駅の北側に神奈川県道40号横浜厚木線(厚木街道)が通っている。駅周辺は商店街(希望が丘商店会)があり、周囲の高台には住宅街が広がっている。
南口のバスロータリーから4本の道路が延び、一番東側の道路は「訓練校通り」と名付けられた。その当時、神奈川総合高等職業訓練校に向かう道であったことによるものだが、その後同校は独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構関東職業能力開発促進センター(愛称・ポリテクセンター関東)と名称が変更された。また、その西隣の道路は神奈川県立希望ヶ丘高等学校に向かう通りで「高校通り」と名付けられている。
北側
- 厚木街道
- 八千代銀行(希望が丘支店)
- 希望ヶ丘駅前郵便局
- ユータカラヤ(希望が丘店)
- ゲオ(希望ヶ丘店)
- クリエイトSD(横浜希望が丘店)
- 希望ヶ丘ショッピングセンター(アーケード商店街)
- 横浜市立希望が丘中学校
- 横浜市立東希望が丘小学校
南側
- 横浜銀行(希望ヶ丘支店)
- 希望ヶ丘駅前交番
- 横浜南希望が丘郵便局
- クリエイトSD(希望ヶ丘駅南口店)
- ハックドラッグ(希望ヶ丘店)
- そうてつローゼン(希望が丘店)
- ライフ(希望が丘店/希望が丘K‐1ショッピングセンター)
- 希望が丘ゴルフセンター
- 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構神奈川職業訓練支援センター/関東職業能力開発促進センター
- 神奈川県立希望ヶ丘高等学校
- 横浜隼人中学校・高等学校
- 横浜市立南希望が丘中学校
- 横浜市立希望ヶ丘小学校
- 横浜市希望が丘地区センター
バス路線
最寄りのバス停は、南口のロータリーにある「希望ヶ丘駅」となる。以下の路線が相鉄バスにより運行されている。路線の詳細は「相鉄バス#旭営業所担当路線」を参照。
- <旭18> 二俣川駅南口行/緑園都市駅行(平日・土曜朝1本のみ) ■ 相鉄
歴史
- 1948年(昭和23年)5月26日 - 開業。当初は2輛連結で、朝夕の通勤時も1時間1本位の運行[4]。
- 1958年(昭和33年)11月1日 - 複線化。[5]。
- 1965年(昭和40年)12月20日 - 北口駅舎完成、23日より営業開始[6]。
- 1966年(昭和41年)12月15日 - 南口駅舎改築完成[7]。
- 2000年(平成12年)3月26日 - 駅舎橋上化。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)4月 - 駅舎側面の駅名が掲げられている部分の更新により相鉄のグループマーク[9]が取り付けられた。また、同時期に駅構内の案内板(案内サイン)などがLED照明を用いた省エネルギータイプのものに取り替えられている。
- 2014年(平成26年)10月 - ホームの壁面塗装が実施され、これまでの白とピンク系から黒系に塗り替えられた。
駅名の由来
戦後、相模鉄道沿線では早期に住宅地開発を始めた駅で、戦後の混乱期から立ち上がり「明るい未来を目指す」という願いが込められた、一般公募により駅の名称が決まった(東京都世田谷区の主婦が「希望ヶ丘」という名称を投稿し、採用された[10])。地名は駅名に由来している。
ただし、駅名では希望ヶ丘の「ヶ」が漢字表記となっているが、地名(住所表記)では「希望が丘」というように平仮名表記である。また当駅に入る神奈川県道40号横浜厚木線(厚木街道)の交差点の名称は「希望が丘駅入口」となっている。近辺の学校や建物の名称も「が」と「ヶ」が入り交じっている。
記念乗車券
当駅 - いずみ野線ゆめが丘駅間の硬券乗車券「ゆめきぼきっぷ」を、その駅名にちなみ「夢と希望を結ぶ」として販売しており、受験生や就職活動者の縁起物となっている。特に、受験シーズンが近くなると購入者には絵馬が併せてプレゼントされるのに加え、当駅とゆめが丘駅には願い事を書いた絵馬を掛ける「絵馬掛け」が構内に設置される。設置期間が終了すると寒川神社にて「お焚き上げ」が行われる。なお、2009年度発売分は絵馬と卓上カレンダーと併せて販売された(通信販売を除く)。
物語の舞台
- フジテレビ制作の連続ドラマ『早春スケッチブック』 - 当駅やその周辺、相鉄沿線などでロケ撮影が行われ、ドラマのオープニング映像や実際に物語の舞台としても登場している。
- 山下和美の漫画『天才柳沢教授の生活』 - 作中で当駅およびその周辺が描かれている。
隣の駅
- ■■相模鉄道
- 本線
脚注
- ↑ 「旭区誕生40周年、旭ジャズまつり20回開催を記念して相鉄線4駅で「JAZZ」駅メロディを試験導入」PDF 2009年7月17日、相模鉄道
- ↑ 相鉄グループHP「相鉄乗降人員」
- ↑ 横浜市統計ポータル http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/index2.html#3
- ↑ 兼平二男 「希望が丘の町のはじまりと会活動の歴史」「希望が丘町内会冊子」1985年(昭和60年)、8ページ
- ↑ 兼平二男 「希望が丘の町のはじまりと会活動の歴史」「希望が丘町内会冊子」1985年(昭和60年)、9ページ
- ↑ 『相鉄五十年史』1967年、107ページ
- ↑ 『相鉄五十年史』1967年、110ページ
- ↑ 希望ヶ丘駅コンコースでの火災発生について(お詫び)PDF - アーカイブ
- ↑ 相鉄グループブランド:グループマーク
- ↑ 兼平二男 「希望が丘の町のはじまりと会活動の歴史」「希望が丘町内会冊子」1985年(昭和60年)、8ページ
関連項目
外部リンク
- 相模鉄道 希望ヶ丘駅
- 相鉄Style(相鉄スタイル) 希望ヶ丘駅 - 相鉄沿線口コミ情報サイト