水道橋駅
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水道橋駅(すいどうばしえき)は、東京都千代田区三崎町二丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)と、文京区後楽一丁目にある東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
JR東日本の中央本線(緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車)と、東京都交通局の都営地下鉄三田線が乗り入れ、接続駅となっている。JR東日本の駅は特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属する。また、都営三田線の駅には「I 11」の駅番号が付与されている。
目次
歴史[編集]
駅名の由来は神田上水のかけひ(すなわち、水道の通る橋)が近くにあったことによる。砲兵工廠用の駅であった。
- 1906年(明治39年)
- 1972年(昭和47年)6月30日 - 都営地下鉄6号線の駅が開業。
- 1978年(昭和53年)7月1日 - 都営6号線を三田線に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、中央本線の駅はJR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
- 2006年(平成18年)7月4日 - JRの発車メロディを読売ジャイアンツ応援歌の「闘魂こめて」に変更。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 東京都交通局でICカードPASMO供用開始。
駅構造[編集]
JR東日本の駅(東口)と東京都交通局の駅(A2出入口)は、外堀通りの横断歩道を挟んで100m以上離れている。
JR東日本[編集]
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。改札口は東口と西口の2か所である。急行線はホームの南側を通るが、壁で仕切られている。エスカレーターは東口の千葉方面ホームにのみ設置されている。また、ホーム上の御茶ノ水寄りにはコインロッカーも設置されている。
みどりの窓口は東口のみに設置されている。指定席券売機は東口・西口両方に設置。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■中央・総武線(各駅停車) | 新宿・三鷹・高尾方面 |
2 | ■中央・総武線(各駅停車) | 御茶ノ水・秋葉原・千葉・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 現地では上記のように案内されているが、三鷹以西ならびに東京駅への直通は早朝・深夜のみであり、それ以外の時間帯は四ツ谷駅や御茶ノ水駅で中央線快速への乗換が必要となる。
- 当駅は東京ドームシティの最寄り駅でもあるため、東京ドームでプロ野球の試合(主に読売ジャイアンツ主催試合)や歌手のライブが開催されたり、後楽園ホールでプロレス、ボクシングなどの格闘技の興行が主に行われたりする際は特に西口が混雑する。東京ドームシティ内にはウインズ後楽園・オフト後楽園などの場外勝馬投票券発売所もあるため、中央競馬のGI競走開催週にも混雑する。そのため、混雑しているとき、またはそれが予想されるときには、あらかじめ帰りの乗車券を購入する、もしくはICカードを一定金額以上チャージするように案内している。
- ATOS放送はどちらも女声が使われている。ただし御茶ノ水での千葉方面への乗り換え案内放送がないため、2番線が東京行のみの時間帯は駅備え付けの男声(担当:浅川聡)のユニペックス型放送を使用して案内している。ただし、東京行しか来ない時でもまれにATOS放送が流れることもある。
- 開業100周年を記念して、2006年7月4日から発車メロディが、読売ジャイアンツの本拠地東京ドームの最寄り駅であることから応援歌『闘魂こめて』に変更された。1番線がサビの部分、2番線が歌い出しの部分である。これは同年シーズン終了までの使用予定だったが、シーズン終了後も継続されている。
- 1977年9月3日、当時読売ジャイアンツに所属していた王貞治(現・福岡ソフトバンクホークス会長)が通算756本のホームラン世界新記録を達成したのを記念して、当駅で記念入場券が発売された。王の一本足打法のイラストに王のサインが描かれた図柄で、当駅の入場券(当時60円)と当駅から青梅までの乗車券(当時440円)がセットされて500円であったが、売り出し初日に5時間半で売り切れ、後の増刷分も含めて20万組も売れ、1億円もの売り上げとなり、発行組数の記念入場券新記録を達成した。またこの入場券は翌1978年に「第1回記念きっぷ大賞」で国鉄部門第4位となった。
- 売店は西口の改札外にNEWDAYSとキオスク、東口の改札外にNEWDAYSがある。かつては東口にも改札内にキヨスクとNEWDAYS MINIがあったが、前者は2000年代中頃に、後者は2010年にエレベーター設置工事の影響で閉鎖した。キヨスク跡にはヒロタや東京カレンといった洋菓子店が後に出店したが、いずれも長続きしなかった。また、2番線にも1店舗キヨスクが設置されていたが、2007年にJR東日本の首都圏域内で発生した店員不足の影響で休業となり、そのまま再開せずに閉店、撤去された。
- 非常時の折り返しのため、御茶ノ水寄りに両渡り線が設置されている。
東京都交通局[編集]
日比谷駅務管理所水道橋駅務区として、大手町駅 - 千石駅間を管理している。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営三田線 | 日比谷・白金高輪・目黒・東急線方面 |
2 | 都営三田線 | 巣鴨・高島平・西高島平方面 |
利用状況[編集]
- JR東日本 - 2013年度の1日平均乗車人員は85,320人である[2]。JR東日本では第49位。
- 都営地下鉄 - 2012年度の1日平均乗降人員は42,743人(乗車人員:21,264人、降車人員:21,479人)である[3]。
各年度の1日平均乗車人員数は下表のとおりである。
年度 | JR東日本 | 都営地下鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)103,397 | 20,348 | [4] |
1993年(平成 | 5年)103,592 | 24,964 | [5] |
1994年(平成 | 6年)101,570 | 24,874 | [6] |
1995年(平成 | 7年)99,238 | 23,984 | [7] |
1996年(平成 | 8年)97,321 | 22,732 | [8] |
1997年(平成 | 9年)94,031 | 22,025 | [9] |
1998年(平成10年) | 92,923 | 21,819 | [10] |
1999年(平成11年) | [11] 90,774 | 20,814 | [12] |
2000年(平成12年) | [13] 89,320 | 20,663 | [14] |
2001年(平成13年) | [15] 86,599 | 20,178 | [16] |
2002年(平成14年) | [17] 85,564 | 20,000 | [18] |
2003年(平成15年) | [19] 87,238 | 19,639 | [20] |
2004年(平成16年) | [21] 86,519 | 19,471 | [22] |
2005年(平成17年) | [23] 87,040 | 19,660 | [24] |
2006年(平成18年) | [25] 86,980 | 19,964 | [26] |
2007年(平成19年) | [27] 88,449 | 20,888 | [28] |
2008年(平成20年) | [29] 88,258 | 21,658 | [30] |
2009年(平成21年) | [31] 87,458 | 21,607 | [32] |
2010年(平成22年) | [33] 83,952 | 20,800 | [34] |
2011年(平成23年) | [35] 82,133 | 20,176 | [36] |
2012年(平成24年) | [2] 83,706 | 21,264 |
駅周辺[編集]
- 日本大学(東口白山通り側 法学部・経済学部・通信教育部)
- 駿河台大学お茶の水キャンパス(東口沿線 法科大学院)
- 専修大学神田キャンパス(西口専大通り側)
- 中央大学後楽園キャンパス
- 東洋学園大学本郷キャンパス
- 東京アニメーター学院(西口方面)
- LEC東京リーガルマインド大学千代田キャンパス(LEC大学)(東口白山通り側)
- 東京歯科大学水道橋病院
- TAC (予備校)
- 大原学園(大原大学院大学・大原簿記学校他)
- 桜蔭中学校・高等学校
- 東京都立工芸高等学校
- 東京都教職員研修センター
- 東京都東部学校経営支援センター
- 東京都教育相談センター
- 昭和第一高等学校(通称:SDH)
- 東洋高等学校
- 神田女学園中学校・高等学校
- 東京ドームシティ
- 神田川
- 神田上水
- 水道橋(駅名の由来となった橋梁)
- 小石川後楽園
- 東京都道405号外濠環状線(外堀通り)
- 東京都道301号白山祝田田町線(白山通り)
- 神田古書店街(東口)
- ホテルメトロポリタンエドモント
- 東京しごとセンター
- 東京都戦没者霊苑
- 小石川大神宮
- 東京都水道歴史館
- 全逓会館(旧:日本郵政公社労働組合中央本部)
- 文京後楽郵便局
- 神田三崎町郵便局
- 鶴屋産業・紀州鉄道本社
- 芳文社
- 後楽園駅
- 春日駅
- トヨタ自動車東京本社
バス路線[編集]
路線バス[編集]
水道橋駅前
東京ドームホテル・ミーツポート(水道橋北詰)
高速バス[編集]
東京ドームホテル
隣の駅[編集]
脚注[編集]
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- ↑ 「停車場設置」『官報』1906年10月1日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 2.0 2.1 JR東日本:各駅の乗車人員(2012年度)
- ↑ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(1999年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2000年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2001年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2002年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2003年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2004年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2005年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2006年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2007年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2008年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2009年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2010年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2011年度)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)