新名神高速道路

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新名神高速道路(しんめいしんこうそくどうろ)は、三重県から滋賀県京都府大阪府を経由し兵庫県へ至る建設中の高速道路高速自動車国道)である。在来の名神高速道路、JRの東海道本線東海道新幹線が江戸時代の五街道の一つの中山道で関ヶ原・米原を経由して名古屋と関西を結んでいるのに対して、この路線は、五街道の一つの東海道一般国道1号と同じく、亀山・鈴鹿峠を経由する。 法定路線名は「近畿自動車道名古屋神戸線」、愛称は「畿央まほろばハイウェイ」。道路名称決定までの仮称は第二名神高速道路(だいにめいしんこうそくどうろ)だった。

概要

第二東名高速道路と共に、東京名古屋大阪三大都市を結ぶ日本の「新しい大動脈」として期待されているが、2003年12月22日の政府・与党申し合わせにより、京滋バイパスなどの重複区間とされる大津市城陽市間25kmと八幡市高槻市間10kmが「抜本的見直し区間」に設定され、法的に建設が定められた国土開発幹線自動車道の今後の整備を占う象徴的区間として政争の中心となっている。

計画では、名神高速道路または、東名阪自動車道名阪国道西名阪自動車道に並行する高規格6車線道路で、第二名神高速道路連絡路を介して相互に補完し合うようになっている。整備計画区間約171km、基本計画区間約3kmの延長約174kmで、制限速度は神戸JCTから四日市北JCTまでが120km/hと設定される予定。

全線開業後は、京阪神名古屋市南部を挟んでの豊田市間の短絡化(約30kmの走行距離短縮)はもちろん、鈴鹿峠を挟む滋賀県~三重県間の交通事情の改善、名神高速きっての豪雪地帯である滋賀県米原市岐阜県不破郡関ヶ原町周辺区間の、それによる徐行や通行止め措置が頻発しているのを回避する効果や、中国自動車道宝塚トンネルの慢性的な渋滞緩和が期待される。

亀山JCT~大津JCT~草津田上IC間が2008年3月に開通予定。

2007年4月23日中日本高速道路株式会社西日本高速道路株式会社の両者が協議した結果、仮称とされていた第二名神高速道路の道路名称が新名神高速道路に決定したとの発表があり、同時に東名阪自動車道に接続する亀山JCT(計画段階での名称は、亀山連絡道路と東名阪自動車道の接続の為だった亀山東JCT)から土山SA甲賀土山IC甲南PA信楽IC大津JCT草津田上ICを通り名神高速道路草津JCT迄接続する全長49.7kmが2008年春に開通予定であることも合わせて発表された。この開通により豊田JCT~草津JCT間が、現在の東名・名神経由より34kmの走行距離短縮となる。

歴史

  • 2005年3月19日:(大津連絡路)草津JCT~草津田上IC開通(※当面は名神高速道路の支線扱い)。

当初の計画

  • 第1種第1級A規格
  • 路肩3.25m
  • 本線3.75m×3
  • 中央路肩1.25m
  • 最小曲線半径3,000m
  • 最急勾配2.0%


インターチェンジなど

本線

亀山連絡路

大津連絡路

高槻連絡路

開通予定年度

本線

亀山連絡路

  • 亀山JCT - 亀山西JCT:2008年春

大津連絡路

  • 大津JCT - 草津田上IC:2008年春
  • 草津田上IC - 草津JCT:2005年3月17日開通

高槻連絡路

  • 高槻第一JCT - 高槻第二JCT:2018年度

関連項目

外部リンク

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