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2018年8月4日 (土) 10:27時点における版
本項目「まとめサイト」は、先編集権が主張されています。「同意を得ないリバート」「記事の置き換え・白紙化」等の不正改竄は荒らしとみなされブロックされますので、ご注意ください。また、このテンプレートを剥す行為も荒らしとみなされますのでご注意下さい。どうしても自分の意に沿う編集をされたい場合は「まとめサイト (2)」という様な感じでフォークを立てて下さい。
まとめサイトとは、ある話題についての情報を収集・編集したウェブサイトのこと。「キュレーションサイト」ともいう。
目次
概要
インターネットの発達により情報量が膨大になるとともに、個別のテーマやトピックごとに包括的に情報をまとめるウェブサイトが多く出現し、その中には個人サイトのレベルを超えて大きな影響力をもつものも現れた。サイト制作は有志の個人が行っており、かつてはHTML制作・更新・要望対応などの負担も大きかったが、2005年以降になると誰でも編集に参加できる形式が普及した。例えばウィキ形式は、記法を理解すれば誰でも情報を追加・更新できるため、膨大なメディアやソースから情報を速やかに選定・加筆してまとめるには適しているとされる。大手まとめサイトやライフハックサイトなどは、利用者が編集しやすいよう独自のUI環境を構築している。
閲覧者はそのトピックについて手軽に効率よく情報を入手できるメリットがある一方、まとめサイト制作についての権利関係許諾・承認の仕組みは整っているとはいえない。著作権法違反・肖像権侵害・名誉毀損などを指摘されることも多く、削除要請や訴訟、サイト閉鎖に至る例が後を絶たない。
一般に、アクセスが増えるとサイトに貼られた広告へのビューやクリックに応じて、まとめサイト運営者および執筆者の広告収入が増える。また、ネット炎上案件や電凸テンプレートまとめなどは利用者が増えると影響・被害が増大する。
外国企業が多く運営している事も特徴である。例えばlivedoor BlogやNAVERまとめは韓国のネイバーの100%子会社であるLINEが運営し、FC2はアメリカに本社を持つ[1][2]。このため不適切な記述の削除要請や訴訟活動が難しくなるという問題を抱えている[3]。
分類
単なるリンク集程度のものから、言葉のまとめ、知識のまとめ、画像・動画・音声のまとめ、ニュースや主張のまとめなど多岐にわたり、日々新しい「まとめ」が多数出現している。網羅的というよりは集中的である。「実は○○だった〜〜」「報道されない〜〜」等、普段の生活では共有されにくいものや刺激的なタイトルを付してアクセスを集める傾向がある。
キュレーション型
運営事業者がメディアのインフラを用意し、利用者(消費者)がメディアを生成するCGM型のまとめサイト。ユーザーはログインして独自のまとめページを作成する。最大手のNAVERまとめは2013年時点で月間12億2800万ページビュー、ユニークユーザー数4100万をもつ[4]。
バイラルメディア
viral(感染型) media。ソーシャルメディアでの拡散をねらったWebサイト。画像や動画などみんなに拡散したくなるようなコンテンツを掲載している。一部悪質なバイラルメディアはまとめに似た手法でアクセス稼ぎをしていたり、著作権問題で度々炎上することがある[5][6]。
現在のバイラル・キュレーションメディアは無法地帯で無断転載がとまらない状態になっており問題化している[7]。
サイゾーやJ-CASTニュースなどの一部ニュースサイトも同じ性質を備えている。
まとめWiki
ウィキ記法を用いて情報を加筆する形式のまとめサイト。ウェブブラウザ上で編集が完結するため複数の人物による更新が容易である。その反面、匿名での荒らし行為の対象にもなる。多くのWikiシステムは編集履歴とバックアップの機能を保持するため、荒らし行為そのものによってサイトの情報が失われることは少ない。
なお、ウィキペディア日本語版もこの「まとめWiki」の一と見ることが出来る。
まとめブログ
記事を手軽に作成できるブログ形式のまとめサイト。自由度が高く、動画埋め込みなども容易なことから様々なまとめサイトに使われる。中でも2ちゃんねるのまとめサイト(2chまとめ)は膨大な数が存在するが、2ちゃんねるのスレッドのレスを編集したものは「コピペブログ」、その中でもアフィリエイト広告を設置しているものは「アフィブログ」等と呼ばれる。どちらも揶揄的なニュアンスを有する。これらまとめブログがアクセスを集める理由として、
- 企業や公共施設では2ちゃんねるの閲覧は制限されていることが多いが、まとめブログは閲覧できること[8]
- 情報の一覧性の高さ
などが挙げられる。
一方でまとめブログには批判も多い。その理由として、
- コピー・アンド・ペーストでコンテンツを生成しているだけで安易であること
- 恣意的な編集が可能で、読者をミスリードする例が後を絶たないこと
- 著作権法に定められた手続きを踏まないか軽視する傾向が強いこと。引用元を明記していなかったり、有料著作物や無断転載を禁じている媒体の著作物を転載したりして、トラブルになる例が多発していること
- 煽り・叩き・デマ・捏造を主眼とした悪意のある転載でアクセス数を上げ、広告収入を狙うサイトが存在すること
- 本来転載不可のものをソースロンダリングしてまで転載すること
- URLやブログ名などで商標を勝手に利用
- 運営主体を秘匿にしているため責任の所在が不明確
- 有名人・企業の不祥事には厳しいが、自らの著作権侵害などの行為は不問に付すこと
などが挙げられる。
批判の事例
- 『やらおん!』『オタク.com』などアニメ系まとめサイト
- ゲームシナリオライターのヤマグチノボルが病気で闘病中であることを公表した際、その事実を揶揄するようなまとめ記事を掲載。ヤマグチはtwitterで苦言を呈した[9]。
- 俳協(東京俳優生活協同組合)に所属する声優に関する虚偽の情報を掲載し、同組合法務部から警告メールを受けた。
- 漫画家の平野耕太は『ドリフターズ』のアニメ化に際し友人とのやりとりを恣意的に抽出し、『やらおん』『オレ的』が前後関係を無視したまとめ記事を掲載したことに激怒しtwitterを一旦閉鎖し、非公開にした。
- 『はちま起稿』『オレ的ゲーム速報@刃』などゲーム系の大手まとめサイト、通称:ゲハブログ
- 2009年、ゲーム開発者・ライターの岩崎啓眞は「煽りしか知らないゴミブログ」と非難[10]。
- 同年、ゲーム制作企業アリカの副社長が『オレ的』を訴える可能性があると警告[11]。
- ゲームアナリストの平林久和は「著作権侵害、商標権侵害、肖像権侵害、名誉毀損、業務妨害、信用毀損などでいつ訴えられてもおかしくはない企業が訴訟したら敗訴濃厚」と指摘[12]。
- 2012年3月、漫画作品『銀の華』がアニメ化という誤報を流し、原作者の田亀源五郎は「かなり迷惑」「心が折れそう」と批判[13]。
- 2012年4月、個人ブログの内容の一部分だけ切り取って無断転載し、また恣意的に文言を書き換えたとして批判[14][15]。
- 『ハムスター速報』は2011年10月、テレビ番組の映像を切り出して「福島県産米で産地偽装が行われている」との記事を掲載し、JAグループ熊本が「言われなき中傷」と強く抗議した。
- 『ニュー速VIPブログ』は2012年、お笑い芸人の井上マーのネタについて「ネットからアイデアを剽窃した」と読める記事を掲載し、マーは「パクった扱い、冗談じゃない」と批判した[16]。
- 『アケゲ速報』は2015年、MOBA『Lord of Vermilion ARENA』スタッフの謝罪をAC版『III』に対する誹謗中傷に向けるような記事を掲載し、『III』プロデューサーの丹沢悠一は「他者の著作物を権利者の許諾なしに掲載してるばかりか誹謗中傷してくるアケゲ速報」と名指しで批判した[17]。
2ちゃんねるからの転載禁止問題
2006年5月23日、雑誌『ネットランナー』2005年12月号の対談で一部のまとめブログの管理者が2ちゃんねるのニュース速報VIP板を見下したような発言をした、ということに関する2ちゃんねるのスレッド[18]上での批判を契機に、いくつかのブログが閉鎖した。ここで嫌儲(けんちょ)というネットスラングが生まれ、アフィリエイトブログへの転載を禁止するニュース速報(嫌儲)板が設立された。当時2ちゃんねる管理人の西村博之は規約を「書き込んだ時点で、著作権が2ちゃんねるへ帰属する」と変更した。
2012年初頭にはアニメ制作会社シャフトがまとめブログのアフィリエイトリンクを誤って公式サイトに貼ったこと等を契機としてニュース速報板からニュース速報(嫌儲)板への流入が起きた[19]。
2012年6月には「東京黎明ノート」に関するまとめブログ記事に対して小学館の編集者がtwitterおよび公式サイト上で訴訟を示唆した[20]。2ちゃんねるは6月4日に『やらおん!』『ハム速』『はちま』『オレ的』『ニュー速VIP』の5サイトについて以後の転載を禁止すると警告し[21]、翌月7月10日には「広告付きまとめサイトを作成している人はニコニコ大百科への登録必須」とした[22]。
同7月19日、『はちま』『オレ的』が別の個人ブログの内容を無断転載したことを受け[23][24]、2ちゃんねるとNHN Japan(現・LINE)およびFC2は該当のlivedoor Blogに対し2ちゃんねる転載記事の削除と広告削除を要請[25]。削除後の同8月7日にはこれらブログの影響力が3分の1にまで落ちたと報じられた[26]。2ちゃんねるは同11月には悪質な記事偽装広告を乗せているまとめブログにも警告を出した[27]。
2014年3月2日に2ちゃんねるがVIP板の転載を禁止[28][29]。翌日以降、なんでも実況J板[30]、ニュース速報+板、ニュース速報板等の転載も禁止された[31][32]。3月20日には2ちゃんねるトップページ下部に「無断複写・転載を禁じます」と明記された。
2ちゃんねる(2ch.net)の運営を巡って「お家騒動」が起きる中、2014年4月11日に西村博之が開設した2ch.scは当初、2ch.netからログをコピーして2ch.sc内に反映させていたが、転載禁止の記載はなかった[33]。これにより2ch.scからの転載という形で2ちゃんねるのまとめブログが再興した。2ch.net側は2ch.scにコピーされる場合に転載禁止文字が削除されない設定を施したが、2024時点ではいたちごっこに終始している。転載を嫌う投稿者は、レス中に転載禁止を明言する、まとめられそうなスレッドを荒らす、だましgif画像を転載させそのブログを通報する等の「自衛」を行っている。
沿革
2013年
8月、2ちゃんねるビューア個人情報流出の際にはまとめブログの管理人が2ちゃんねるで自演・誹謗中傷を書いていたことが発覚[34]。
11月、立命館大学ゲーム研究センターが古いゲームの寄付を募ったところ、一部のまとめブログが「立命館大学『昔のゲームソフト・本体・攻略本下さい。汚いのやダブリは要らないです。送料は負担ヨロシク』」等の記事を掲載。本意と異なる文脈に誤解したまとめブログ閲覧者から立命館大学に批判が殺到した[35]。同じくして、まとめサイトが「月刊アフタヌーンの部数が半分以下に」と事実と異なる記事を掲載[36]。
2014年
3月5日、『ナルトちゃんねる』のネタバレ記事対し出版社が警告を行い削除をさせた。出版社は今後、ネタバレ・まとめサイトについては警告なく法的手段とる可能性もあるという[37]。この報道を受け複数のネタバレ系まとめサイトが過去記事を消してたり対応しはじめた。
7月、佐世保の女子高生殺人事件に関連しまとめブログが「事件のおかげでアクセス稼げた!被害者・加害者(実名を挙げて)の友情に感謝!」との記事を掲載、炎上した[38]。
8月4日、Yahoo! Japanが配信するRSSニュースサービスにおいて一部まとめサイトの記事配信を行っていた事に対し、インターネットニュースサイトが著作権法違反に当たらないか質問状を送付した所、Yahoo!はこれらまとめブログが違法サイトであるとの認識を示し表示をやめると回答し撤回した[39]。
8月15日、在日朝鮮人のフリーライター李信恵が、『保守速報』に対して約2200万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした[40]。訴訟提起理由は在日特権を許さない市民の会(在特会)の会長らによる2ちゃんねる掲示板上の差別的な発言・誹謗中傷をそのまま掲載し拡散していることであり、いわゆるヘイトスピーチを巡って個人が賠償請求する訴訟は初めてである。
2015年
1月18日、『はちま』が民主党がtwitterに投稿した高級カツカレー写真に対して、民主党は安倍首相の時に高級カツカレー食べたことを叩いてたのに自分らは食べているとデマを拡散した。実際には一部マスコミとネットが主に叩いてたのであり、民主党ではない[41]。
2月4日、まとめブログの運営の一人がまとめブログは個人ではなく会社で運営されており、給料が未払いであるなど暴露している[42]。
2月9日、『BuzzNews』『A!@attrip』が他人の作成した文章や写真などを無断盗用していた題で謝罪しサイト閉鎖や全記事削除した[5]。なお『BuzzNews』側は(バイラルメディアとしての)「役割を終えたと判断」したことによる「サービス終了」としており、著作権問題については和解が成立していると発表している。
2月14日、『エヴァ速』がPINKちゃんねるの転載禁止板「ニュース速報F」から無断転載したことで炎上し、ドメイン情報から個人情報が特定され謝罪し閉鎖した[43]。
2月15日、『はちま』等のまとめブログが、産経ニュースの記事提供先のlivedoor NEWSで電通に関する記事が消えたことを電通の圧力で記事が消されたとデマを拡散した。実際はlivedoor NEWSでは一定期間過ぎると記事が消される仕組みであり提供元の産経ニュースでは記事は消されていない[44]。
2月、複数のまとめブログが、川崎市男子中学生殺害事件の犯人について誰が犯人かもわからない段階でこの人物が犯人らしいと実名や顔写真を公開したり、デマの情報などを拡散しており問題になっている[45]。
3月2日、『netgeek』がゲームメーカーからの直接依頼と公言しているゲーム実況の動画をステマ呼ばわりし炎上した[46]。なおゲーム公式サイトには実況動画が紹介されている[47]。
3月29日、『オレ的』『やらおん』が漫画家の平野耕太の私的ツイートを恣意的にまとめ、twitterアカウントを削除、非公開とした[48]問題で謝罪した。
4月3日、『やらおん』がアニメ『翠星のガルガンティア』2期の計画があったがバンダイビジュアルの意向で無しになったとデマを流したため、バンダイビジュアル宣伝担当がtwitterで批判した[49]。
5月3日、『やらおん』がネットで連載中のエッセイ漫画『ゆがみちゃん』を無断転載したため、作者の原わたが削除しない場合は然るべき処置を取ると警告をした[50]。
5月29日、『ハム速』が民主党・後藤議員の捏造発言を拡散し謝罪もせず、密かに当該記事を削除した[51]。
6月25日、東急田園都市線で中学3年の女子生徒がはねられた人身事故があったが、複数のまとめブログが「歩きスマホ」が原因で女子高生が転落とのデマを拡散した[52]。
7月10日、7月9日に在日韓国人が在留資格失い、強制送還というデマを複数のまとめブログが拡散した。真に受けた者達が入管に不法滞在通報しようと殺到したためサーバーダウンした。法務省は在留資格を失うことも強制送還もないと回答している[53]。
7月13日、『オレ的』『はちま』が度々任天堂の誹謗中傷や営業妨害的な記事を書いておきながら任天堂・岩田聡社長の死去を報じたためフリーライターの赤木智弘が痛烈に批判をした[54]。
7月16日、複数のまとめサイトがブラック企業など若者の労働問題に取り組むNPO法人「POSSE」代表らに対してカルト法人などのデマを流した。それにより中傷メールが大量に送られメールを送り続けた30代の自称フリーデザイナーの男を書類送検した[55][56]。
8月16日、ピース・又吉直樹が実名を伏せ暴露した、馴れ馴れしい口調で聞いてきた女性記者について、複数のまとめサイトが馴れ馴れしい口調で聞いてきた女性記者は芸能ライターの松本佳子だとデマを流し、本人が否定し、デマを流したサイトは謝罪する騒動があった[57]。
8月27日、twitter社は『オレ的』のURLを有害サイトとして指定する。
9月16日、『オレ的』が『探偵ファイル』の2020年東京オリンピックのエンブレムの関連記事を誤解を招く改変・偏った編集をしデマを流した。これについて『探偵ファイル』は怒りとともに盗用について、アフィブログやまとめサイトは笑ったり批判する資格は無いと批判した[58]。
11月19日、複数のまとめサイトが北九州市の小学校の6年生の担任が教え子の11歳の女子を妊娠させて懲戒免職となったというデマを拡散しSNSなどでも釣られる人が続出した。この件に対し北九州市教育委員会は今後対応を考えたいとしている[59]。スレッドを立てた本人は2016年3月、福岡県警察から偽計業務妨害容疑で書類送検された[60]。
11月20日、『やらおん』が声優の江口拓也に対し悪質な記事を書いた為、本人がtwitterで否定と非難をし『やらおん』が謝罪する事態となった[61]。東京スポーツではこの事件について悪質なまとめサイトが原因であると紹介した[62]。また、アメリカの嘘ニュースサイト『Now8News』のレッドブルを飲んだアメリカ人が死亡したという記事を複数のまとめサイトが事実であるかのよう記事にして拡散したがデマと指摘が入り謝罪した。J-CASTの取材に対しレッドブル・ジャパンは信憑性のない情報に関するコメントはないと回答した[63]。
11月22日、複数のまとめサイトが橋本環奈が学校で嫌われている発言を番組でしたというデマに釣られ拡散し、橋本はそのような発言はしてないと否定した。また該当の番組公式twitterでもそのような発言をしていないと否定[64]。
11月24日、『はちま』が声優の緒方恵美の発言を歪曲し拡散したため、緒方恵美さんがtwitter上で悪質であると抗議をした[65]。
12月14日、『オレ的』等のまとめサイトが「STAP現象を米国研究者が再現した」というデマを拡散した[66]。
12月16日、『はちま』等のまとめサイトが、以前に進研ゼミ公式に公開されたショートムービーを勘違いし、「進研ゼミ高校講座の初アニメ化決定!」というデマを流した。その後、『ロケットニュース24』がベネッセに取材をしたところアニメ化はデマということが発覚した[67]。
12月24日、『はちま』『オレ的』等のまとめサイトが、『ガールズ&パンツァー』のイベントで戦車が来れなかった理由は日本共産党の圧力があったからというデマを流し拡散した。『おたぽる』が大洗町町役場に取材したところ正式な理由は日程が合わなかっただけということが発覚した[68]。
2016年
2月19日、『ハム速』が民主党の福島伸享議員の同人作家の権利を守る発言を叩く目的で逆の意味で拡散したが後に福島議員が否定し『ハム速』の捏造が発覚した[69]。
4月26日、『グリムノーツ』、『ブレイブリーアーカイブ』のプロデューサーの石井諒太郎が『はちま』の管理人と飲んでいる写真をtwitterに載せたことにより癒着やステマ疑惑が浮上し炎上した[70]。
法律上の問題
以下は日本国内における法律との整合性についての記述である。
著作権侵害行為
インターネット上で起きた事象のまとめサイトの場合、個々の書き込み、画像、音声の著作者を調べるのが困難であり、結果として原著作者に無断での公開、転用、改変、編集が頻繁に行われている。著作者は権利を放棄しているわけではないので、パブリックドメインではない。
原著作者が当該のサイトを閉鎖した後に元の情報をさらに拡散する行為は、自己情報コントロール権の侵害として判例上も承認されつつある。2013年9月には東京高裁が、中傷記事を転載しただけでも名誉毀損になると判断を下している[71]。
著作権法は親告罪の形式を取る条文が多いため、サイトに著作権を侵害する内容があっても、著作権者が提訴しない限り問題化しない例が多い。なお著作者人格権侵害などは親告罪の形式を取らない。現行の法律体系はまとめサイトに付随する事態を想定しているとはいえないが、電子掲示板の書き込みを無断で出版物へ転載するのは著作権侵害とする高裁判決は存在する[72]。
なお、まとめサイトには日本音楽著作権協会やコンピュータソフトウェア著作権協会のような著作権を管理、法的処理の代行を行う団体は存在しない。これはウェブサイト管理者の多くが匿名(ハンドルネームも含む)であるためである。
広告による被害
複数のまとめブログが出会い系などのまとめブログ風広告をステルスマーケティングとして乗せていたことが発覚し謝罪したが、新たにまとめブログが「バイナリーオプション」という金融取引のまとめブログ風の広告やアダルトサイト広告を乗せていたことが発覚しトラブル被害が拡大している[73]。
脚注
- ↑ NHN Japanが「livedoor」事業を吸収、ライブドアは「データホテル」に ITpro
- ↑ アダルト動画配信の「FC2」・・・なぜ本社がアメリカでも逮捕された? シェアしたくなる法律相談所
- ↑ 被害額は東京オリンピックの予算並み! 無法地帯「FC2動画」壊滅に向けて立ち上がったAVメーカーの熱意 日刊サイゾー
- ↑ 12億PVの「ネイバーまとめ」取り込む ヤフー提携、日本経済新聞BPニュースセレクト、2013年3月29日
- ↑ またnetgeek(@netgeek_0915)がデタラメ記事を書き任天堂と個人の名誉を毀損、そこまでして金を欲しがる理由は何かと俺の中で話題に
- ↑ バイラル・キュレーションメディアの勝手な無断転載はどうして止まらないのか?
- ↑ 大企業の約8割、2ちゃんねるにアクセス制限
- ↑ がんで闘病していたヤマグチノボル氏に対して「やらおん」は何をしたのか
- ↑ ゲーム関係者が人気ゲームブログに怒り / 煽りしかしらないゴミブログ - ロケットニュース24(β)
- ↑ ゲーム会社副社長がブログ『オレ的ゲーム速報』を訴えると発言 ロケットニュース24(β)
- ↑ 言論の自由はどこまで言論の自由を許すか?・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第21回
- ↑ 田亀源五郎が「銀の華」アニメ化報道を否定、「ネタ」としての扱いに「心が折れそうになる」とコメント
- ↑ 人々はそれでもまだ アフィリブログ【はちま】【刃】をリツィートし続けるのだろうか
- ↑ はちまやオレ的 ゲハブログ(アフィリブログ)の影響で 当ブログでの発言に支障が出ていた件について
- ↑ 俺『井上マー』の『クリームパン』が『2ちゃん』で盗まれてたうえに『パクった』扱いされてるよw冗談じゃない。
- ↑ TANTAN_U1のツイート (607770523943043072)
- ↑ ニュー速系ブログ管理人「最近のVIPはつまらない」、2ちゃんねるVIP板
- ↑ 2ch「ステマ」戦争 人気板が住民大移動で一気に縮小、その背景の事情と心情(2/4)、IT Media 2012年1月13日
- ↑ 一部ブログサイトによる、本サイト記事の内容の曲解について/東京黎明ノート
- ↑ 管理人のみならず「本人および関係者による類似サイトへの著作物の利用も同様に禁止」とした。
- ↑ 2ちゃんねるの内容で広告付きまとめサイトを作成している人は登録必須に
- ↑ 『2ちゃんねる』から“ゲハブログ”への転載禁止にゲームメーカー「よかったかというと疑問」 ゲームショップ「原点に立ち返れ」、ガジェットニュース2012年7月19日付
- ↑ 「はちま」「オレ的」の転載に怒り個人ゲームブログからも「転載やめて」の声、ねとらぼ 2012年7月18日
- ↑ NHN、「2ch転載禁止」のまとめサイトに記事・広告削除を要請へ、IT Media 2012年7月20日
- ↑ 「転載禁止」で岐路に立たされたまとめサイト 「はちま」「オレ的」「やらおん」は影響力3分の1に、ねとらぼ 2012年8月7日 2012年8月16日閲覧
- ↑ 2chまとめを装った悪質広告にひろゆき警告 マジキチ速報、妹はVIPPERなどに「転載禁止」の可能性 2013年11月27日閲覧。
- ↑ 書き込みの名前欄が「以下、転載禁止でVIPがお送りします」となり事実上の表明であった。
- ↑ 2ちゃんねる最大板「ニュー速VIP」が転載禁止に、IT Media 2014年3月3日
- ↑ 2ch人気板「ニュー速VIP」「なんJ」 相次ぎ「転載禁止」に、IT Media 2014年3月3日
- ↑ 保守色の強い2ch「ニュース速報+」も転載禁止に 旧速も、IT Media 2014年3月4日
- ↑ 2ちゃんねる 通称「ゲハ」こと「ゲーム業界、ハード板」も転載禁止へ、ねとらぼ 2014年3月4日
- ↑ ひろゆき氏の「2ch.sc」公開される 2chとほぼ同じだが「転載禁止」消える?、IT Media 2014年4月12日
- ↑ 「荒らし行為は趣味やライフワークのように行っていた」情報流出騒動で大手2ちゃんねるまとめサイトが閉鎖、ねとらぼ 2013年8月28日
- ↑ 立命館大がネット乞食はじめたぞードドドド 「炎上狙い」でアクセス稼ぐまとめサイトと、まんまとそれに踊らされる人たち、ねとらぼ 2013年11月26日
- ↑ まとめサイト「アフタヌーンの部数が半分以下に」→公表前の不完全なデータに踊らされていた、ねとらぼ 2013年11月13日
- ↑ 「ネタバレ・まとめサイト」に出版社動く 警告なく法的手段とる可能性も
- ↑ 「佐世保女子高生殺人・遺体切断事件に感謝」、2chまとめブログの炎上商法に人の死までもが利用される事態に 2014年8月20日閲覧
- ↑ Yahoo! 新サービスで2chの「まとめブログ」を配信開始→著作権法違反の指摘で、即座に終了、echoニュース
- ↑ ヘイトスピーチ:ネット発言で在特会提訴へ 在日女性、毎日新聞 2014年8月15日[リンク切れ]
- ↑ 【民主党がTwitterに高級カツカレー写真投稿 → 「安倍首相の時は叩きまくってたのに!」とのデマ広がる、ねとらぼ
- ↑ 【速報】2ちゃんねるまとめブログVIPPER速報を運営する会社が給与未払いで告発された、netgeek
- ↑ まとめサイト「エヴァ速」管理人が特定されサイト閉鎖へ 「やらおん管理人説」浮上も本人は否定、ねとらぼ
- ↑ 電通の圧力で記事が削除されたとのデマ拡散 「それ提供記事が一定期間で削除されただけだから」
- ↑ 【川崎・男子中学生殺害】犯人情報デマ拡散で“マスゴミ化”するネット、DMMニュース
- ↑ またnetgeek(@netgeek_0915)がデタラメ記事を書き任天堂と個人の名誉を毀損、そこまでして金を欲しがる理由は何かと俺の中で話題に
- ↑ レゴシティ アンダーカバー チェイス ビギンズ
- ↑ 漫画家・平野耕太さん、まとめサイトに私的ツイート引用され激怒 その後Twitterアカウントも削除する事態に
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- ↑ 作者Twitter(魚拓)
- ↑ 後藤議員は「燃やすとあったかいだけの石油」と発言してません
- ↑ 「歩きスマホ」の女子高生が転落 東急田園都市線の人身事故めぐりデマが拡散
- ↑ 「在日韓国人が7月9日に在留資格失い、強制送還」 デマの拡散で入管に不法滞在通報相次ぐ
- ↑ 任天堂・岩田聡社長の死去を報じるまとめサイトをライターが痛烈批判
- ↑ 「オルグされる前に逃げろ」 中傷メール大量に送った男を書類送検
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- ↑ ピース又吉にタメ口聞いた女性記者は誰だ 根拠ないのに個人名特定、有名芸能リポーターも標的に
- ↑ 佐野研二郎批判でFBアカ凍結のデマ〜アフィまとめブログ
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- ↑ 「教え子妊娠をさせた」 2ちゃんにうそ 業務妨害容疑、朝日新聞 2016年3月1日
- ↑ 「ネットで悪質な記事が出回っているようだけど……」 声優・江口拓也さんと所属事務所が記事を否定し『やらおん!』は謝罪
- ↑ イケメン声優・江口拓也 ネットに出回る卑猥写真を否定
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- ↑ 「日程が合わないから来ていないだけ」『ガルパン』イベントに戦車が来なくなった大洗町 町役場は“共産党の抗議説”を全面否定
- ↑ 民主・福島伸享議員の「同人誌は価値がない」発言が逆の意味で拡散され炎上する事態に 本来は同人作家の権利を守る発言、ねとらぼ
- ↑ スクエニのプロデューサーがゲーム系まとめサイト「はちま起稿」管理人との飲み写真投稿で炎上、ライブドア
- ↑ 中傷記事「転載しただけ」でも名誉毀損に 東京高裁が初認定 安易な「転載・まとめ」に警鐘
- ↑ 平成14年10月29日 東京高裁 平成14(ネ)2887等 著作権 民事訴訟事件
- ↑ まとめサイト:実はステマ もうけ話にツッコミ、全て偽装 2014年10月15日閲覧
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