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立会川駅(たちあいがわえき)は、東京都品川区東大井二丁目にある京浜急行電鉄本線の駅である[1]。駅番号はKK06[1]。
歴史[編集]
- 1904年(明治37年)5月8日 - 開業[1]。
- 1950年(昭和25年)1月 - 駅舎改築[2]。
- 1977年(昭和52年)12月 - ホーム有効長を8両編成対応に延伸[2]。
- 1989年(平成元年)6月 - 上りホーム高架化[1]。
- 1990年(平成2年)12月2日 - 下りホームが高架化[1]。
- 1991年(平成3年)3月 - 駅舎新設[1]。
- 2009年(平成21年)1月20日 - 京急駅メロディが採用される。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 京急線でダイヤ改正が実施され、エアポート急行の停車駅となる。
駅構造[編集]
当駅は、「京急駅メロディ(列車接近案内音)」募集の対象駅であり、選考の結果、付近に大井競馬場があり誰もが聴いたことのある曲という理由から、スティーブン・フォスターの歌曲「草競馬」が当駅のメロディに決定し[3]、2009年1月20日に使用を開始した。アレンジ部分は上りがAメロ、下りがサビである。同時に通過列車通過時の通過警告チャイムの音程が変更されている[4][5]。同時に発車標の使用も開始された。
2009年3月に、ホームとコンコースを連絡するエレベーターが設置された[6]。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■京急本線 | 羽田空港・横浜・浦賀・三浦海岸方面 |
2 | 品川・新橋・浅草・成田空港方面 |
- 2012年10月21日のダイヤ改正で、日中と土休日夜間のエアポート急行が快特へ格上げされたため、当該時間帯に羽田空港方面へ乗車するには京急蒲田駅で、都営浅草線新橋方面へ乗車するには品川駅でそれぞれ乗換えが必要となる。
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は17,085人である[7]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年 | 9,466 | [8] |
1993年 | 9,310 | [9] |
1994年 | 9,370 | [10] |
1995年 | 9,262 | [11] |
1996年 | 9,121 | [12] |
1997年 | 8,786 | [13] |
1998年 | 8,630 | [14] |
1999年 | 8,456 | [15] |
2000年 | 8,392 | [16] |
2001年 | 8,474 | [17] |
2002年 | 8,493 | [18] |
2003年 | 8,415 | [19] |
2004年 | 8,304 | [20] |
2005年 | 8,367 | [21] |
2006年 | 8,378 | [22] |
2007年 | 8,609 | [23] |
2008年 | 8,797 | [24] |
2009年 | 8,901 | [25] |
2010年 | 8,638 | [26] |
2011年 | 8,298 | [27] |
2012年 | 8,501 | [28] |
駅周辺[編集]
立会川(立合川)のすぐ横にある。地方競馬の開催地である大井競馬場に近いため、レース開催時は多くの乗降客で賑わう。
江戸時代、現在の駅東側、浜川中学校のあたりに土佐藩の下屋敷があった。幕末、マシュー・ペリー率いるアメリカ艦隊(黒船)が浦賀に来航したため、幕府は土佐藩を含む各地の大名に対して警備命令を出し、当地にも土佐藩管轄の浜川砲台が設置された。砲台の存在は近年まで明らかではなかったが、2004年、勝島運河付近の宅地造成工事の際に発見された。土佐藩下屋敷から浜川砲台までの道は駅前商店街として現在も残っている。
浜川砲台跡地発見後、若かりしころの坂本龍馬が土佐藩から沿岸警備の命令を受け、当地に着任していたと伝えられていることから、龍馬の故郷である高知県から龍馬の立像が贈られ、駅前に設置された[29]。2010年に日本放送協会 (NHK) の大河ドラマ「龍馬伝」が放送されたこともあり、当駅周辺は龍馬ゆかりの地として注目を集めている。駅前商店街では「若き日の龍馬がゆく はまかわ砲台」というのぼり旗を設置し、商店街の各店舗では坂本龍馬にちなんだ商品を販売して町おこしを行っている。
2010年11月には、東京京浜ロータリークラブが中心となって新しいブロンズ製龍馬像が製作され、駅前商店街内の公園に設置された。除幕式には、大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の兄嫁役を演じた女優島崎和歌子もゲストとして参加した[30]。
バス路線[編集]
隣の駅[編集]
- 京浜急行電鉄
- ■本線
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 京急まちWeb.京浜急行電鉄
- ↑ 2.0 2.1 2.2 京急の駅、p.48。
- ↑ 「16駅の駅メロディ採用曲が決定いたしました!」 京急電鉄
- ↑ 発車標設置前は他の発車標未設置駅と同じで電車接近時に接近している電車の列車種別(通過列車の場合は通過)とお知らせしか表示しない簡易タイプ(列車接近案内表示器)のものでここから「レントラー舞曲」(通過列車の場合は通過警告音)が流れていた。列車接近案内表示器は発車標設置後もしばらく稼動していたが現在は撤去された。
- ↑ 付近にマンションなどがあるため1・2番ホームともに音量が小さめとなっている。
- ↑ 京急まちweb 立会川駅 駅構内図(2011年10月1日現在)
- ↑ 京急まちweb 駅別1日平均乗降人員
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 京急線普通電車の旅|立会川駅
- ↑ 品川経済新聞:品川・立会川の龍馬像が20歳に若返り-除幕式に島崎和歌子さんも
参考文献[編集]
- 佐藤良介 『京急の駅 今昔・昭和の面影』 JTBパブリッシング、2006年2月1日。ISBN 4533061753。