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2015年12月11日 (金) 00:41時点における最新版
渋川駅(しぶかわえき)は、群馬県渋川市渋川辰巳町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
上越線を所属線[1]としており、吾妻線を加えた2路線が乗り入れている。当駅は線路名称上での吾妻線の起点であるが、吾妻線の列車は当駅から上越線に乗り入れ全列車が高崎駅まで直通している。なお、JR貨物は上越線にのみ第二種鉄道事業者として貨物列車を運行している。
歴史[編集]
- 1921年(大正10年)7月1日 - 国鉄上越南線(後の上越線)新前橋~渋川間開通と同時に開業。一般駅。
- 1924年(大正13年)3月31日 - 上越南線が沼田駅まで開通。
- 1945年(昭和20年)1月2日 - 長野原線(後の吾妻線)が長野原駅まで開業し、貨物営業を開始。
- 1945年(昭和20年)8月5日 - 長野原線が旅客営業を開始。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - コンテナ貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 1990年(平成2年)3月10日 - コンテナ貨物の取扱を再開。
- 2004年(平成16年)10月16日 - 東京近郊区間拡大によりSuicaの使用が可能になる。
- 2005年(平成17年)8月 - 工業塩・石油輸送終了。
- 2006年(平成18年)3月18日 - 貨物列車の設定廃止。
- 2014年(平成26年)3月31日 - びゅうプラザが閉店
駅構造[編集]
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。互いのホームは地下道で連絡している。構内西側、単式ホーム(1番線)に隣接して置かれている駅舎は木造瓦葺の平屋建てである。伊香保温泉の観光案内所も併設している。
直営駅であり、管理駅として、上越線の敷島駅・津久田駅および吾妻線の金島駅・祖母島駅を管理している。みどりの窓口(営業時間6:00 ~ 20:00)、自動券売機、指定席券売機、自動改札機が設置されSuicaの利用も可能であるが、吾妻線の全駅はSuicaサービスエリア外となっている。
発車メロディは3線とも櫻井音楽工房製の「小川のせせらぎ」を使用。(以前は五感工房製の「JR-SH6」)
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■上越線 | 下り | 水上方面 |
■吾妻線 | 中之条・長野原草津口・万座・鹿沢口方面 | ||
2・3 | ■上越線 (■吾妻線含む) |
上り | 高崎・熊谷・上野方面 (※3番線は一部列車のみ) |
3番線は上下共用の副本線であり、2013年3月現在は高崎方面への始発列車の一部のみが使用しており、水上方面への定期列車の設定はない。この関係で実際の3番線の案内標の行先表記は未記入になっている。
貨物取扱[編集]
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない。かつては、旅客ホームの東側に1面1線のコンテナホームや留置線、関東電化工業の石油・化学薬品荷役線などがあった。ホームでは横浜本牧駅発送で関東電化工業渋川工場で使用する工業用塩化ナトリウム(化学薬品の原料となる)を降ろしダンプカーに移し替えていた。しかし同工場で苛性ソーダや塩酸などを生産する電解事業が中止されたため、通称:塩コキ、JR貨物UM30S形コンテナ使用(かつては塩トラ、国鉄トラ70000形貨車使用)と呼ばれた塩の運搬は廃止された。
それ以前は、駅南東にある大同特殊鋼渋川工場や日本カーリット群馬工場へ至る専用線も分岐していた。
利用状況[編集]
- JR東日本 - 2013年度の1日平均の乗車人員は3,506人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 3,997 |
2001 | 3,926 |
2002 | 3,779 |
2003 | 3,643 |
2004 | 3,585 |
2005 | 3,563 |
2006 | 3,486 |
2007 | 3,482 |
2008 | 3,608 |
2009 | 3,565 |
2010 | 3,515 |
2011 | 3,428 |
2012 | 3,486 |
2013 | 3,506 |
- JR貨物
- 2004年度の発送はコンテナ貨物が18,980トン、車扱貨物が1,825トンであった。到着はコンテナ貨物が18,980トン、車扱貨物が17,520トンである。
バス路線[編集]
駅前にバスのりばがあり、渋川市内、伊香保温泉、小野上温泉、前橋駅、高崎駅方面への路線バスや渋川市が運行する「渋川タウンバス」、関越交通や日本中央バス、JRバス関東が運行する高速バスが発着する。
2014年3月31日をもって日本中央バスの羽田空港線は前橋までに運行区間が短縮され、渋川駅への乗り入れを終了した。
- 1番のりば
- 渋川温泉・群大荒牧経由 前橋駅行(関越交通)
- 田中・上毛大橋・緑が丘町経由 前橋駅行(関越交通)
- 2番のりば 高速バス
- 3番のりば
- 4番のりば
- 5番のりば
駅周辺[編集]
駅周辺は渋川市の市街地である。駅前広場が整備されており、伊香保温泉など付近の各温泉へのバスなどが発着する。
- 渋川ショッピングプラザ
- 大同特殊鋼渋川工場
- 国道17号
- 渋川市役所
- 群馬県立渋川高等学校
- 群馬県立渋川女子高等学校
- 渋川郵便局
- 関東電化工業渋川工場
- 駅前児童公園(通称SL公園) - 徒歩5分ほど、D51724が保存されている。
隣の駅[編集]
※特急「草津」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注[編集]
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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