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− | 評価自体も芳しくない場合が多く、海外の大手レビューサイトにおける平均点も中堅以下の作品が多い(たとえばPS2の第1作目(日本における『モンスターハンターG』)は多くで酷評に近い数値であり、『ポータブル』シリーズのメタスコアは『ポータブル』は71点で『ポータブル 2nd』は72点である。ただし『ポータブル 2nd G』以降は改善傾向が見られる)。『ポータブル 2nd』以降は日本での売上・評価を押し出したり、『3』を[[Wii]]の発売元である[[任天堂]] | + | 評価自体も芳しくない場合が多く、海外の大手レビューサイトにおける平均点も中堅以下の作品が多い(たとえばPS2の第1作目(日本における『モンスターハンターG』)は多くで酷評に近い数値であり、『ポータブル』シリーズのメタスコアは『ポータブル』は71点で『ポータブル 2nd』は72点である。ただし『ポータブル 2nd G』以降は改善傾向が見られる)。『ポータブル 2nd』以降は日本での売上・評価を押し出したり、『3』を[[Wii]]の発売元である[[任天堂]]が全面的なバックアップを行うなどしたが、日本市場ほどの成果は出ていない状態である。 |
全世界でのシリーズ累計販売本数は2100万本に達する。 | 全世界でのシリーズ累計販売本数は2100万本に達する。 | ||
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+ | カプコンが携帯型ゲーム機「[[ニンテンドー3DS]]」向けに発売したゲームソフト「[[モンスターハンター4]]」が、発売2カ月で売り上げ330万本を超える大ヒットを記録。シリーズ累計では2600万本を突破し、社会現象と呼べる状況だ。来春には大阪市の米映画テーマパーク「[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]」(USJ)にアトラクションが設置され、ゲームの枠を超えた広がりも見せる。ゲームは友人らと協力しながら巨大モンスターを狩るだけだが、なぜここまで幅広く受け入れられたのか。 | ||
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+ | 協力プレーを楽しむにはインターネットが必要で、当時はまだネット環境が整っていなかったことも大きかった。ネットを通さなくても友人と気軽に遊べる環境を実現するため、[[平成17年]]にSCEの携帯型ゲーム機「[[プレイステーション・ポータブル]]」で発売。ゲーム機を持ち寄って楽しむスタイルを提案した。これが大きな転機となった。友人らと顔を突き合わせて一緒に遊ぶ「ゲーム本来の楽しさ」が口コミで広がった。 | ||
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+ | 2013年[[10月20日]]、[[千葉市]]の[[幕張メッセ]]で開かれたイベント「モンハンフェスタ」には、1万2千人を超えるファンが訪れた。モンスターの巨大オブジェ展示などがあり、大会に出場しない人もゲーム機を持参し、会場で出会った人と狩りを楽んだ。フェスタは今回が5回目。カプコンの[[辻本良三]]プロデューサーは「もともとは、周りに一緒に遊ぶ人がいなくても持ち寄ればゲームができるようにとの考えで始めた」と振り返る。 | ||
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+ | モンハン人気についてゲーム雑誌「[[ファミ通]]」を刊行する[[KADOKAWWA]]の浜村弘一常務は「遊ぶ人が外に持ち出してそれぞれ宣伝マンとなることで広がっている」と分析する。 | ||
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+ | モンハン人気はゲームの枠を超え広がり始めた。USJに来春登場するアトラクションでは、ゲーム内の街並みを再現し、動く大型モンスターやゲーム内の武器などを展示する。また、ゲーム機を持ち寄れば一緒に狩りができるスペースも提供する。 | ||
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+ | [[長野県]]の[[渋温泉]]に2013年7月、世界観を再現した“モンハン温泉”が出現。温泉街にモンスターの巣や足跡を設置したほか、人気モンスター「[[リオレウス]]」の口から湯が出る露天風呂もオープンさせた。 | ||
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+ | 「ゲームに登場する村に似ている」ことからカプコンが渋温泉の旅館組合に持ちかけ、宿泊客低迷に悩む旅館組合が「若者に足を運んでもらうきっかけになる」と開催を決意した。温泉を楽しみならも、グループでゲーム機を持ち寄り遊ぶ姿がよく見られている。モンハンブームはしばらく続きそうだ。 | ||
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+ | 『モンスターハンター(通称モンハン)』シリーズは、孤島や密林など自然色豊かなフィールドを舞台に、ハンターとなって「狩り」を楽しむ、人気のハンティングアクションゲーム。一体「モンハン」の何がこれほどまでにゲームファンを惹きつけるのでしょうか? | ||
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+ | === 弱肉強食の世界観が楽しい! === | ||
+ | 「モンハン」の魅力のひとつは、なんと言ってもその世界観です。街や村を一歩でも離れれば、そこはもう巨大なモンスターが闊歩する弱肉強食の世界。プレイヤーはそこで、自分の腕前と培ってきた知識だけを頼りに、自分の何倍もある凶暴なモンスターに立ち向かっていかねばなりません。 | ||
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+ | 一応、村では買い物もできますが、アイテム類も自給自足が基本。フィールドで採取したハチミツから回復役を作り、仕留めた草食獣を焼いてスタミナ回復。ほかにも採掘や魚釣りなど様々なサバイバル要素があり、そのすべてが最終的に「狩り」という一つの目的に向かっていくようデザインされています。この徹底した「狩り」へのこだわりが、「モンハン」の世界にリアリティと奥行きを与えているんです。 | ||
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+ | === 上達を感じられるのが楽しい! === | ||
+ | 武器や防具による強化はあるものの、「モンハン」は基本的にアクションゲーム。敵を倒してもキャラクターのレベルが上がったりはしませんから、強敵を倒すにはまず自分が上達するしかありません。 | ||
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+ | 武器はどれも操作にクセがあり、最初は狙った場所を攻撃するのさえ困難かもしれません。おまけにモンスターたちはどれも手強く、3回も攻撃を食らえば早くもキャラクターは瀕死状態。はじめての戦闘ではきっと「こんなの倒せねーよ!」とコントローラをブン投げたくなることでしょう。 | ||
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+ | でも、何度も挑戦しているうちに、だんだんモンスターの行動パターンが見えてくる。どうも首を振った後には炎を吐いてくるらしい、突進の後はスキだらけになる、途中で回復薬が足りなくなるのなら、事前にもっと準備しておけばいい……。 | ||
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+ | そうした試行錯誤を重ねていくうちに、最初はあれだけ手こずっていたモンスターを、いつしか難なく倒せるようになっている自分に気付く。「あれ、オレ上手くなってる……!?」ゲームって楽しいと、心からそう思える瞬間です。 | ||
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+ | === 武器や防具を作るのが楽しい! === | ||
+ | 「モンハン」の世界では、倒したモンスターからは、皮やウロコといった様々な素材を剥ぎ取ることができます。この素材を使って、新しい武器や防具を作っていくのがとにかく楽しい、という人もいます。 | ||
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+ | 「モンハン」ではキャラクター自身は成長しませんが、かわりに武器や防具がそのままキャラクターの強さになる。武器には切れ味や属性などそれぞれ特性がありますし、防具には特定の組み合わせで発動する「スキル」の要素もある。だからみんな素材集めには必死ですし、レアな素材を剥ぎ取れた時には、思わず飛び上がりたくなるほど嬉しい。もちろん苦労して素材を揃え、欲しかった武器や防具を完成させた時の喜びは言わずもがなです。 | ||
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+ | === みんなで遊ぶのが楽しい! === | ||
+ | そしてなんと言っても、最大の魅力はやっぱり「みんなで遊べる」ということ! 「モンハン」ではネットワークにつなぐことで、最大4人のチームを組んで一緒に狩りに出ることができます。 | ||
+ | 一人ではとてもかなわないような強敵でも、4人なら話は別。一人が囮になってそのスキに他の3人が斬りかかる。落とし穴にモンスターが落ちたところを見計らって、全員でタル爆弾を起爆する……。 | ||
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+ | 「しまった、肉持ってくるの忘れた!」<br/> | ||
+ | 「 閃光玉いくよ!」<br/> | ||
+ | 「誰かペイントボール投げて!」<br/> | ||
+ | 「助けて気絶したああああああ!」 | ||
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+ | そんな風に声を掛け合いながらの「狩り」は、ひたすらにストイックな一人プレイとはまったくの別世界。一人では難しくてあんまり楽しめなかったけど、友達と遊んでみて面白さに目覚めた、という人も多いようです。 | ||
== シリーズ == | == シリーズ == | ||
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* [[ミリオンセラー]] | * [[ミリオンセラー]] | ||
* [[ターゲット・ロックオン!!]] | * [[ターゲット・ロックオン!!]] | ||
+ | FFEX。モンハンのFF版。ジバニャン兄もやっているらしい | ||
+ | 後藤真希。モンハンの女神 | ||
+ | タイガー。ウルトラマン。ヤフーに音楽祭りで語った事乗っていた | ||
== 外部リンク == | == 外部リンク == |
2018年2月16日 (金) 22:42時点における最新版
モンスターハンターシリーズは、カプコンから発売されているアクションゲームのシリーズ。略称は「モンハン」、「MH」。
概要[編集]
プレイヤーは「ハンター」となり、村や街で依頼を受け、特定のモンスターの討伐・捕獲・撃退やアイテムの運搬・採取等の様々な「クエスト」に挑む。時には身の丈より巨大な武器を振り回し、時には小回りの利く武器で狩猟対象を翻弄しながら、巨大な“飛竜”を始めとするモンスターを狩り、クエストを達成していく。ゲームクリアとなる具体的な最終目的は用意されておらず、クエストの成功報酬や狩猟したモンスターから素材を得て自分の装備を強化していき、より手強いモンスターと戦う事が主な目的となる。
成長要素としての「レベル」等は存在せず、キャラクターの動作そのものは、プレイヤー自身の技術によって向上させるしかない。また「職業」のような区別も設定されておらず、所持品の中から自由に持ち替えられる武器によって操作方法や攻略方法が大きく変化することで、様々な遊び方を選択できる。武具の性能に関しては、プレイヤーからの要望やゲームバランスをもとに、シリーズやバージョンごとの修正が行われている。
巨大な生物を狩るという考えに基づいた描写と、オンラインによる共闘などの要素を絡め、登場するモンスターの生態紹介CG映像の収録などで世界観を作り上げている。作品を題材とした小説、フィギュア、ドラマCD、トレーディングカードなども展開されている。詳細は下記を参照。また、頻繁な追加クエストの配信を始め、ゲーム雑誌や漫画雑誌とのコラボレーションも恒例で行われている。主に、雑誌名を冠したイベントクエストが配信され、報酬で得られるゲーム内アイテムにより特別装備を作成できる形式になっている。
元々は有料のオンライン専用ゲームとして開発が進められていたが、オンライン専用では売れないという風潮からオフラインでも遊べるモードが付け足された}}。クエストやモンスターを始め、オフラインでは入手不可能なアイテムなどの差違が存在する。『モンスターハンター ポータブル』シリーズでは、携帯ゲーム機対応という事もあり、オフラインプレイを前提とした環境やシステムが整備されたほか、ネットワーク接続が無料となっている。
2011年現在では、シリーズ本流と海外での更なる展開を視野に入れた任天堂ゲームハードの『3』系列と、携帯ゲーム用を中心に展開されるソニーのゲームハードの『ポータブル』シリーズ、そしてオンライン要素に特化されたWindowsとXbox 360の『フロンティア』と、ゲームハードや内容の方向性が異なる複数の作品が展開されている。
作品中には流血表現等があるため、シリーズを通してCEROのレーティング区分15歳以上指定で、パッケージにもマークと注意書きが表示されている。ただし『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』のみ例外で、流血表現がないためCEROレーティングA(全年齢対象)になっている。
評価・売上[編集]
『ポータブル』シリーズ(HD Ver.を除く)および『3』『3G』は日本における売り上げが100万本を超え、特に『ポータブル 3rd』は日本国内のみで約447万本、『ポータブル 2nd G』は世界累計では約487万本を売り上げており、2000年代の日本ゲーム市場における巨大ゲームタイトルのひとつとなっている。
一方で、海外市場では苦戦しており、日本におけるPSP用ソフト初のミリオンセラーとなった『ポータブル 2nd』の日本版を除いた売り上げは約58万本、長らく国内PSPの最高売上ソフトであった『ポータブル 2nd G』も約75万本であり、『2』、『ポータブル 3rd』など海外で未発売となった作品もある。
評価自体も芳しくない場合が多く、海外の大手レビューサイトにおける平均点も中堅以下の作品が多い(たとえばPS2の第1作目(日本における『モンスターハンターG』)は多くで酷評に近い数値であり、『ポータブル』シリーズのメタスコアは『ポータブル』は71点で『ポータブル 2nd』は72点である。ただし『ポータブル 2nd G』以降は改善傾向が見られる)。『ポータブル 2nd』以降は日本での売上・評価を押し出したり、『3』をWiiの発売元である任天堂が全面的なバックアップを行うなどしたが、日本市場ほどの成果は出ていない状態である。
全世界でのシリーズ累計販売本数は2100万本に達する。
「モンハン」はなぜ爆発的にヒットしたのか[編集]
カプコンが携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けに発売したゲームソフト「モンスターハンター4」が、発売2カ月で売り上げ330万本を超える大ヒットを記録。シリーズ累計では2600万本を突破し、社会現象と呼べる状況だ。来春には大阪市の米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)にアトラクションが設置され、ゲームの枠を超えた広がりも見せる。ゲームは友人らと協力しながら巨大モンスターを狩るだけだが、なぜここまで幅広く受け入れられたのか。
現在のゲームは販売30万本を超えると大ヒットとされており、モンハンの突出ぶりがわかる。そんなモンハンだが、最初から順調だったわけではない。平成16年にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の据え置き型ゲーム機「プレイステーション2」で発売された初代モンハンはヒットとはいえない販売本数に終わった。
協力プレーを楽しむにはインターネットが必要で、当時はまだネット環境が整っていなかったことも大きかった。ネットを通さなくても友人と気軽に遊べる環境を実現するため、平成17年にSCEの携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」で発売。ゲーム機を持ち寄って楽しむスタイルを提案した。これが大きな転機となった。友人らと顔を突き合わせて一緒に遊ぶ「ゲーム本来の楽しさ」が口コミで広がった。
2013年10月20日、千葉市の幕張メッセで開かれたイベント「モンハンフェスタ」には、1万2千人を超えるファンが訪れた。モンスターの巨大オブジェ展示などがあり、大会に出場しない人もゲーム機を持参し、会場で出会った人と狩りを楽んだ。フェスタは今回が5回目。カプコンの辻本良三プロデューサーは「もともとは、周りに一緒に遊ぶ人がいなくても持ち寄ればゲームができるようにとの考えで始めた」と振り返る。
モンハン人気についてゲーム雑誌「ファミ通」を刊行するKADOKAWWAの浜村弘一常務は「遊ぶ人が外に持ち出してそれぞれ宣伝マンとなることで広がっている」と分析する。
モンハン人気はゲームの枠を超え広がり始めた。USJに来春登場するアトラクションでは、ゲーム内の街並みを再現し、動く大型モンスターやゲーム内の武器などを展示する。また、ゲーム機を持ち寄れば一緒に狩りができるスペースも提供する。
長野県の渋温泉に2013年7月、世界観を再現した“モンハン温泉”が出現。温泉街にモンスターの巣や足跡を設置したほか、人気モンスター「リオレウス」の口から湯が出る露天風呂もオープンさせた。
「ゲームに登場する村に似ている」ことからカプコンが渋温泉の旅館組合に持ちかけ、宿泊客低迷に悩む旅館組合が「若者に足を運んでもらうきっかけになる」と開催を決意した。温泉を楽しみならも、グループでゲーム機を持ち寄り遊ぶ姿がよく見られている。モンハンブームはしばらく続きそうだ。
「モンハン」の魅力[編集]
「ひと狩り行かない?」
「まって、ちょっと肉焼いてから行くよ」
『モンスターハンター(通称モンハン)』シリーズは、孤島や密林など自然色豊かなフィールドを舞台に、ハンターとなって「狩り」を楽しむ、人気のハンティングアクションゲーム。一体「モンハン」の何がこれほどまでにゲームファンを惹きつけるのでしょうか?
弱肉強食の世界観が楽しい![編集]
「モンハン」の魅力のひとつは、なんと言ってもその世界観です。街や村を一歩でも離れれば、そこはもう巨大なモンスターが闊歩する弱肉強食の世界。プレイヤーはそこで、自分の腕前と培ってきた知識だけを頼りに、自分の何倍もある凶暴なモンスターに立ち向かっていかねばなりません。
一応、村では買い物もできますが、アイテム類も自給自足が基本。フィールドで採取したハチミツから回復役を作り、仕留めた草食獣を焼いてスタミナ回復。ほかにも採掘や魚釣りなど様々なサバイバル要素があり、そのすべてが最終的に「狩り」という一つの目的に向かっていくようデザインされています。この徹底した「狩り」へのこだわりが、「モンハン」の世界にリアリティと奥行きを与えているんです。
上達を感じられるのが楽しい![編集]
武器や防具による強化はあるものの、「モンハン」は基本的にアクションゲーム。敵を倒してもキャラクターのレベルが上がったりはしませんから、強敵を倒すにはまず自分が上達するしかありません。
武器はどれも操作にクセがあり、最初は狙った場所を攻撃するのさえ困難かもしれません。おまけにモンスターたちはどれも手強く、3回も攻撃を食らえば早くもキャラクターは瀕死状態。はじめての戦闘ではきっと「こんなの倒せねーよ!」とコントローラをブン投げたくなることでしょう。
でも、何度も挑戦しているうちに、だんだんモンスターの行動パターンが見えてくる。どうも首を振った後には炎を吐いてくるらしい、突進の後はスキだらけになる、途中で回復薬が足りなくなるのなら、事前にもっと準備しておけばいい……。
そうした試行錯誤を重ねていくうちに、最初はあれだけ手こずっていたモンスターを、いつしか難なく倒せるようになっている自分に気付く。「あれ、オレ上手くなってる……!?」ゲームって楽しいと、心からそう思える瞬間です。
武器や防具を作るのが楽しい![編集]
「モンハン」の世界では、倒したモンスターからは、皮やウロコといった様々な素材を剥ぎ取ることができます。この素材を使って、新しい武器や防具を作っていくのがとにかく楽しい、という人もいます。
「モンハン」ではキャラクター自身は成長しませんが、かわりに武器や防具がそのままキャラクターの強さになる。武器には切れ味や属性などそれぞれ特性がありますし、防具には特定の組み合わせで発動する「スキル」の要素もある。だからみんな素材集めには必死ですし、レアな素材を剥ぎ取れた時には、思わず飛び上がりたくなるほど嬉しい。もちろん苦労して素材を揃え、欲しかった武器や防具を完成させた時の喜びは言わずもがなです。
みんなで遊ぶのが楽しい![編集]
そしてなんと言っても、最大の魅力はやっぱり「みんなで遊べる」ということ! 「モンハン」ではネットワークにつなぐことで、最大4人のチームを組んで一緒に狩りに出ることができます。 一人ではとてもかなわないような強敵でも、4人なら話は別。一人が囮になってそのスキに他の3人が斬りかかる。落とし穴にモンスターが落ちたところを見計らって、全員でタル爆弾を起爆する……。
「しまった、肉持ってくるの忘れた!」
「 閃光玉いくよ!」
「誰かペイントボール投げて!」
「助けて気絶したああああああ!」
そんな風に声を掛け合いながらの「狩り」は、ひたすらにストイックな一人プレイとはまったくの別世界。一人では難しくてあんまり楽しめなかったけど、友達と遊んでみて面白さに目覚めた、という人も多いようです。
シリーズ[編集]
- メインシリーズ
- モンスターハンター(PS2、2004年3月11日)
- MHシリーズの第一作目。無印とも呼ばれている。
- モンスターハンターG(PS2、2005年1月20日/Wii、2009年4月23日)
- 無印のアップグレード版。訓練所、双剣、G級クエストなどが追加されたほか、今作で初めて亜種モンスターが登場した。
- モンスターハンター2(PS2、2006年2月16日)
- フィールド、モンスター、武器などが追加され、スキルポイントの概念も新たに導入された。
- 古龍が初登場したのは今作からである。MH2から生まれた多くのシステム等は後にMHFやMHP2に受け継がれた。
- モンスターハンター3(Wii、2009年8月1日)
- スラッシュアックス、水中フィールド、新モンスター等の新要素が多数追加されたほか、モンスターがモンスターを襲うなどの生態表現の上昇といった大胆な変更も行い、『新たなMHの原点』を目指した意欲作。
- モンスターハンター3G(3DS、2011年12月10日/Wii U、2012年12月8日発売予定)
- 『MH3』のアップグレード版。MH3で一時廃止した武器が復活し、G級クエストなどを追加。『MHP3』の要素も多く追加された。
- モンスターハンター4(3DS、2013年春発売予定)
- モンスターハンター ポータブルシリーズ
- モンスターハンター ポータブル(PSP、2005年12月1日)
- 『MHG』をベースに、通信機能、ココット農場、アイルーキッチン、新規武器が追加された。
- モンスターハンターポータブル 2nd(PSP、2007年2月22日)
- 『MH2』をベースとした、『MHP』の続編。モンスター、武器などが追加された。
- モンスターハンターポータブル 2nd G(PSP、2008年3月27日)
- 『MHP2』のアップグレード版。新フィールド、G級クエスト、オトモアイルーなどが追加された。
- モンスターハンターポータブル 3rd(PSP、2010年12月1日/PS3、2011年8月25日)
- 『MH3』をベースとした新フィールド、新モンスターのほか、オトモ武具、攻撃力ブーストなどが追加された。
- モンスターハンター フロンティア オンライン(Windows、2007年7月5日/Xbox 360、2010年6月24日)
- MH2をベースとしたMORPG作品。新フィールド、新モンスターなどが追加された。
- 携帯電話
- 詳細は後述
略称[編集]
この項目で用いるシリーズの便宜上の略称は以下の通り。
- 「モンスターハンター」→「MH」
- 「モンスターハンターG」→「MHG」
- 「モンスターハンター ポータブル」→「MHP」
- 「モンスターハンター ドス」→「MH2」
- 「モンスターハンターポータブル 2nd」→「MHP2」
- 「モンスターハンター フロンティア オンライン」→「MHF」
- 「モンスターハンターポータブル 2nd G」→「MHP2G」
- 「モンスターハンター トライ」→「MH3」
- 「モンスターハンターポータブル 3rd」→「MHP3」
- 「モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.」→「MHP3HD」
- 「モンスターハンター トライG」→「MH3G」
携帯電話アプリ版[編集]
モンスターハンター i[編集]
docomo・FOMA90Xシリーズ向けに2006年2月6日配信開始。携帯電話用アプリケーション。『丘と密林』『沼と砂漠』『岩地と火山』の3種類のアプリから成る。
同年10月31日より、FOMA903iシリーズ向けメガiアプリとして3種のアプリをまとめたパックが配信され、また、12月13日よりau向けのEZアプリ(BREW)版(ただしBREW3.1をサポートする一部のCDMA 1X WIN対応端末のみ対応)が配信された。FOMASH903iにプリインストールされているが、『モンスターハンターi for SH』というタイトルで、若干の違いが見られる。EZアプリ版にはiが付いておらず、単に『モンスターハンター』と言うタイトルとなっているが、内容は同一なのでこの項目に含む。
MHを携帯電話用に移植したもので、対応機種の性能を生かしたフル3Dで原作の雰囲気を再現している。主な特徴は以下の通り。
- 舞台はココット村で、村長か、ギルドを模した携帯サイトから依頼を受注してクエストに赴く。
- キャラクターは男性のみとなり、ボイスはない。
- モンスターとの戦闘はエンカウント制になっており、モンスターか自分が戦闘フィールドから逃げるか、モンスターを狩猟すると通常のフィールドに戻る。
- 切れ味システムが省略され、武器が劣化しない。
- 武具の種類はやや少なく、パーツごとではなく一式単位で装備する。
- MH、MHGに登場するモンスター(MHGの亜種を含む)はほぼ登場するが、フルフル、ガノトトス、ドスガレオス、ラオシャンロン、ミラボレアスは登場しない。
- 2007年7月1日に『モンスターハンターi』から『モンスターハンター』に変更された。
モンスターハンター モバイル[編集]
docomo・FOMA905シリーズ、705シリーズ向けに2009年7月21日配信開始。 2011年2月10日からはau向けにも配信されている。
- 前述の『モンスターハンターi』とは違い、MHP2のシステムを踏襲している。
- 武器は狩猟笛を除いた10種類。
- MHP2に登場するモンスター(亜種を含む)はほぼ登場するが、アカムトルム、シェンガオレン、テオ・テスカトル、ヤマツカミ、ラオシャンロンは登場しない。
- 『モンスターハンターi』『モンスターハンター モバイル』以外に別個に配信のあるゲーム
- モンスターハンター モバイル 農場
- モンスターハンター モバイル 闘技場
- モンハン ぽかぽかザザミたたき!
- モンハン うちあげ! 虫とりハンマー
- アイルーのつるつる採取パズル
- アイルーのひらめき脱出ゲーム
- ぱかぱかアイルーリバーシ
モンスターハンター Dynamic Hunting[編集]
iOS(iPhone / iPod touch / iPad)向けに2011年6月1日配信開始。
モンスターとの戦闘時の操作は画面タッチのみで行う。
- 1本指で敵のモンスターをタッチすると攻撃
- 1本指を画面内で上下左右にスライドするとその方向に移動。
- 2本指を画面に置くと防御。
- 2本指を右か左にスライドすると緊急回避。
- アイテムの使用には画面右下のボタンをタッチ。
モンスターハンター フロンティア オンライン エッグラン[編集]
モンスターハンター フロンティア オンラインの「卵運びクエスト」を単独ゲーム化したスマートフォン向けアプリ。
モンハン探検記 まぼろしの島[編集]
モンスターハンター フロンティア オンラインや「まぼろしの島」のモンスターを扱ったソーシャルゲーム。開始から約3カ月経過した2012年03月23日には利用登録会員数が100万人を突破した。
- まぼろしの島を散策しモンスターを入手・育成、様々なモンスターと対峙するゲーム内容となっており、ミッション内容としてはほぼ一本道であるがストーリー性よりも他のプレイヤーとのバトルや協力といった交流要素が高い点はソーシャルゲームならではの利便性になっている。他のアプリと同様に公式コミュニティーは荒れている。
- アクションゲームではなく、登場モンスターはカードコレクションになるため操作性は簡単になっている。
- 受賞歴
- GREE Platform Award 2011 優秀賞
みんなと モンハン カードマスター[編集]
「モンスターハンター」シリーズを基にした新作ソーシャルゲーム。シリーズに登場するキャラクターやモンスターカードをもとに他のプレイヤーと交流しバトルする。開始から一月後には利用登録会員数が100万人を突破。
- プレイヤーはユーザーで組織される「ギルド」に所属し、カードを収集、強化しながら他ギルドと競い勝利を目指す。
- 受賞歴
- Mobage Award 2011 Gold Prize
モンハン日記 モバイルアイルー村[編集]
モンスターハンターシリーズのスピン・オフ『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』を基にしたソーシャルゲーム。
ミニゲーム『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 どきどきキノコ狩り』も配信元では公開。
世界観[編集]
未開の大地を舞台とし、魔法等の超自然的技術を廃した原始的な狩猟生活を全面に打ち出した世界観は、マタギや恐竜といった実在のモチーフから構築されている。ファンタジーにおけるドラゴンスレイヤーの項目も参照。
モンスター[編集]
モンスターには独自の習性や繁殖方法など、生物としての特徴が設定されており、小型肉食竜から中型の草食竜、大きなイノシシ、巨大な昆虫など、呼び名はモンスターであっても、作品世界に生息する多様な"動物"の一種として描写される。
その中で特異な能力を持ち、生態系の上位に立つのがワイバーンとも呼ばれる飛竜種で、火を吐く、ガスを噴出するといった特殊能力を持つ。しかし、それぞれの特徴はやはり生態に基づく物で、あくまでも、生態系の中にある物種の一個体として存在している。
MH2からは、多くの謎に包まれた「古龍種」が登場した。巨大な体躯で砦さえ破壊する者や風のバリアをまとって弓矢を弾き返す者、粉塵爆発の原理で周囲一帯を爆破する者など、前述の飛竜種すら超越した"天災"と表現されるほどの能力を有している。
これらモンスターを討伐、または捕獲する事が多くのクエストの目標であり、この世界のハンターの生業である。初期は討伐目的の「討伐クエスト」と捕獲目的の「捕獲クエスト」に分類されていたが、MH2以降は討伐と捕獲をまとめて「狩猟クエスト」と呼ぶようになった。
ハンターの武装[編集]
店で購入する他、クエスト中に入手した材料を利用して生産・強化したり、既存の物を改造してより強力な物を入手出来る。中にはオンラインモードでしか入手出来ない貴重な素材を必要とする物もある。
狩猟したモンスターの外皮や爪、牙、臓器等を利用したものが多く、装備の外観にもそれらが活かされている。モンスターの素材や鉱石の持つ、発火や放電といった特性を利用することで、炎を発する剣や電気を帯びた槍などの超自然的な能力を持った武器も製作されるが、これらは素材の特性を活かす研究と設計の産物であり、一定の技術を持つ者ならば作成可能な工業製品のように扱われている。
武器については、カテゴリーによって操作方法が全く異なる為、多人数プレイにおいては武器の特性の違いによる役割分担も行われる。
ハンターの防具[編集]
武器同様、狩猟場所などで得た鉱石や骨などのアイテム、モンスターから剥ぎ取った素材から作られ、各種の武器同様に、元となった素材や設計思想によって防具の外見も変化に富む。火属性に弱いモンスターの素材からは、火属性に弱い防具ができたり、毒を持つモンスターの素材からは、毒を無効化する防具が作り出されるなど、素材となるアイテムやモンスターの性質を反映した能力や属性への耐久性を持つ物が多くなっている。特定のモンスターの名を冠する防具を所有することは、そのモンスターを打ち倒したという証明であり、強いモンスターから作られた防具は希少性や性能が高い傾向にある。
防具には、それぞれにスキルポイントと呼ばれる特殊な補助効果を発生させるための累積値が設定されており、装備する防具によってその合計が一定値を超えたスキルのみが発動する。プレイヤーは自分のプレイスタイルに合ったスキルを、ゲーム進行の補助とすることが出来る。また、スキルポイントを追加できるアクセサリーを装着するためのスロットを持つ防具も存在する。中には、能力が向上するがスタミナの減りが増大するなど、プレイヤーに不利なスキルが同時発生してしまう防具も存在し、一定のリスクを伴う場合もある。
素材の特徴を活かした外見を持つ防具の他にコックや忍者、侍、メイドなど、中世から現代に実在するような衣服に近い外見を持つ物や、モンスターを模したかぶり物も存在し、武器以上にプレイヤーの外見を変化させる効果が高い。またキャラクターの性別の違いによって同じ防具でも外見が大幅に違っており、男性装備は重装甲の鎧のようなものが多く、女性装備はドレスのような形状のもの、水着のように太腿や腕の露出度が非常に高い物もある(このような違いは、メルホアシリーズやマギュルシリーズの防具がそれにあたる)。また、各性別専用の防具も存在する(男:オウビートシリーズ=女:パピメルシリーズなどがそれにあたる)。
身を守るという観点から見れば防御力が高い物ほど強力だが、防御力は高くないが外見が特徴的であったり、スキルポイントやそれを増設するスロット数が多かったり、属性耐性が高く設定された防具も存在する。
MHPまでは武器のように製作後の強化ができなかったが、MH2からは素材と費用を渡せば強化ができるようになった。さらに防具には、改良型(スキルが変化していることもある)の「G/D/K」、スキルポイントとアクセサリースロットの数を重視した「U」、純粋な防御力を重視する「S」の4系統に分けられ、それぞれ細部のデザインや色が異なる。MHP2では「鎧玉」という特殊な鉱石を使用して防具を強化する。MHFでは「S」・「U」・「F」・「L」・「R」・「LX」・「RX」・「SP」・「FX」・「FZ」・「FY」・「HC」の他に「魁」や「覇」などで表示され、「剛種防具」や「秘伝防具」などの特殊な防具が存在、MHP2Gでは「Z」・「X」という系統が現れ、さらに防具種類の幅が広がっている。
その他[編集]
説明書やゲーム内で直接説明されるものの他に、企画出版物であるハンター大全等の書籍での記述や、各アイテム毎に設けられている解説に記述された要素もある。関連項目も参照。
- 古代文明
- ゲームの舞台は、高度な科学技術を持った古代文明が滅びた後の時代とされている。古代文明が滅びた具体的な説明は無く、古代文明の存在自体が作中では殆ど語られない。
- 遺跡等から発掘された物を解析し再現した武器も存在するが、ゲームの舞台となっている時代の方が技術的に劣っている為、機能を再現する事が難しい。鉱脈などから採掘された古代の装備の残骸は、様々な研磨剤を使用して修復、再利用されている。
- 現代
- ハンター(プレイヤー)が活躍する時代。ハンターは辺境と呼ばれる地域で村や街を拠点に活動し、人々から仕事の依頼を村長やギルドの窓口を介して受けている。王や王国騎士などが仕事を依頼してくる事や、シュレイド地方と呼ばれる地域が東西に分割されており、王都ヴェルド、共和国首都リーヴェルという記述があることから、王政国家と共和制国家の存在も判る。また、依頼には戦争の妨げになるものの駆除などもあり、戦争・政略の概念も存在している。辺境と都市部の人的交流は乏しく、都市部に住む人の中にはモンスターの姿を見るどころか、存在を実感することさえなく一生を終える者も多く、ゲームの舞台である辺境よりも、モンスターに対抗する技術や自然環境に対する理解は未発達になっている。そのため時折出現する大型モンスターへの対処が間に合わず、シュレイド城のようにモンスターに完全に占拠され、根城とされてしまう場合もある。
- ハンターズギルド
- 多くのハンターが集う街などの拠点では、ハンターズギルドと呼ばれる組織がハンターの活動を統括しており、その影響力は辺境の村にも及ぶ。主な業務は依頼者とハンターを仲介しての依頼の斡旋で、プレイヤーはギルドの受付から各種の依頼を受けてクエストに臨む。
- 依頼の斡旋以外にも、モンスター取り引き価格の設定や、新人ハンターの命を守るためのランク制の狩猟制限などのルール造り、街を襲う古龍に対する迎撃作戦の実施など、ハンターの活動に関わるほぼすべてを取り仕切るほか、ギルドナイト(ギルドナイツ)と呼ばれる専属ハンターによる、未登録ハンターに対する取締りもギルドが行う。これらの活動は脅威であると同時に人々に恩恵をもたらす存在であるモンスターの生態系を、著しく破壊しないようにする管理の目的もある。また役職によって正式装備が定められており、プレイヤーの作成可能な装備品にもギルドナイトシリーズ、ガーディアンシリーズ、ヒーラーシリーズといった、正式品を模した物が存在する。
- 狩猟地内におけるハンターの安全確認や違法行為防止のため、気球による監視も行っており、気球に向かって手を振ると1回だけ大型モンスターの所在位置を教えてくれる。MHFではアイルーが運転する「気球船」が登場し、キャラバン形式でハンターに数箇所のクエストを提供する「パローネ・キャラバン」などのギルドも存在する。
- 古生物書士隊(王立書士隊)
- 西シュレイド王国において「王国の頭脳」と称される王立学術院の研究員である王国書士官と、情報収集役のハンターによって構成される研究機関。ハンターズギルドの助力なども受けながら、モンスターの生態や自然環境、人類文化まで、モンスターハンター世界のありとあらゆる分野の情報に対して収集と研究、記録を行っており、ハンターという職業そのものも、辺境における特殊な存在として、アイテムや装備などが研究対象になっている。中には自身がハンターとなり、狩猟を通じてモンスターの生態を探っている書士官もいる。
- 「ハンター大全」をはじめとするモンスターハンター関連の企画出版物は、この書士隊の手によって編さんされ、モンスターハンターの世界で出版された図鑑や辞典のような書物という設定になっている。
- 火薬の利用
- 作中において爆薬は、火薬草、ニトロダケと呼ばれる発火作用や熱を含んだ素材を調合する事で比較的容易に入手でき、これらをタルに詰めた爆弾は狩りにおいて一般的な道具となっている。銃に近い構造を持つボウガンも存在するが、弦と火薬を併用する武器であり、威力の面で特別に秀でているわけではない。
- 攻撃に火薬の熱と爆発力を付加する機械式の近接武器はMHの時代から幾つか試作されていたが、これらの強化版はMHGの時代にギルドで正式に採用され、その中の一つはMH2の時代にガンランスという新しい武器カテゴリに発展している。ギルドはこれら機械式武器を積極的に採用しており、プレイヤーも機械式武器の強化を進めると「正式採用」と名のつく高級品を入手できる。
- ガンランスはMHから在る同名の試作品を発展させた物で、火薬を使った「砲撃」ができる新兵器である。また、MH2では弦の力を使用しないリボルバー式のボウガンが作られるなど、火薬の利用技術は次第に向上している。
- 古代文明でも火薬は使われており、火縄銃のような外見のボウガンが発掘される事がある。
- 亜人類
- プレイヤーの分身であり現実におけるホモサピエンスに相当する人類の他に、竜人と呼ばれる亜人類が存在する。体格は様々で、人類とほぼ同じ者もいれば、人類の腰ほどまでしか身長のない小柄な老人もいる。外見上では、尖った耳や顔つき、脚の関節構造などに人類との違いが見られる。
- 繁殖力は高くないが非常に長命で、人類と関わる竜人の多くが、高度な技術を習得していたり、自然や科学の豊富な知識を蓄えている。その為、ギルドや村のような共同体の長や重役を竜人が担っている場合もある。特に周囲から一目置かれる高齢の竜人は「山菜ジジイ」や「鉄ジジ」のように、その特徴に「ジジイ」や「ジジ」をつけた呼び名で人々から親しまれる。
- MHFでは長年培った知識で人類では扱う事のできない一部の古龍種の素材を加工できる竜人の職人もおり、「伝説の職人」と呼ばれている。
- MH2のジャンボ村で造船所を取り仕切っている親方は、指がヒレ状になっているなど明らかに人類とも竜人とも違う身体的特徴を持ちながら、公式な設定でも種族が不明とされる別種の亜人類となっている。また、MH2に登場するドンドルマの街には、“歌姫”と言われる唄を歌うことにその身と生活の全てを捧げ、唄と共に生きる希少民族という、竜人族系列の人種が登場する。
- また、ゲーム中に雑魚モンスターとしても登場するアイルーやチャチャブーなどの獣人種は普段は独自の文化・言語の社会で生活しているものの、人類や竜人と同等の知能を持ち言語を覚えれば会話をすることも可能(ただし独特の口癖が付く)で、一部は人類社会に進出・共存している。
- 錬金術
- 魔法と言う概念は存在しないが、自然には無い方法でアイテムを合成する錬金術があり、調合方法を記した書物も存在する。
メディアミックス[編集]
ゲームドラマ[編集]
公式サイトで掲載されているハンター日誌をベースに、ファミ通WaveDVDで連載されていたドラマ。一部の人物は小説板MHも登場する。
- モン
- 声 - 陰山真寿美
- 一人前のハンターを目指す、元気で明るい少女。口調は関西弁。MHP2ndGの村長上位クエストにて、彼女が依頼しているクエストが存在する。祖父のタツジーは伝説のガンナーと呼ばれていたが、『G』第1話で指摘されるまで全く気づいていなかった。
- 初期の使用武器はハンターナイフやポイズンタバルジンなどの片手剣。『ハンター日誌』では、一時的にDDの斬破刀も使用している。『ハンター日誌G』第4話より、双剣使いのエンタロウにあこがれて双剣オーダーレイピアを使い始め、封龍剣【超絶一門】も扱った。
- 防具はチェーンシリーズからハンターSシリーズ、フルフルSシリーズと換えており、ピンキーストリートではオリジナルのアイルーシリーズを身につけた姿で立体玩具化された。
- DD
- 声 - 戸谷公次(MH)→田中秀幸(MH2)
- 使用武器は斬破刀。モンが初めて出会ったハンターであり、師匠と慕われている豪快な中年男。DDは「ダイナマイト・ダンディー」の略。斬破刀がMH2より太刀に移行したため、大剣から太刀使いのハンターとなった。ギルドナイトに所属していた過去を持つが、狩りのことしか頭になく、『ハンター日誌2』では装備の支払いを忘れてモンが借金の肩代わりをするハメになる。
- 普段の防具はレウスアームにレイアグリーヴで頭と胴には防具をつけず、腰はボーンフォールドというスタイルで、「異様な風貌」と表現されている。後にレウスSシリーズ、クシャナシリーズと装備を換えた。
- レウスSとクシャナは、本来モンに買い与えるつもりだったが、試着時に「狩魂が燃えた」と気に入ってしまい、そのまま自分のものにした。ただし、この二つの防具は男性用に作られた形なので、モンが装備することは出来ない。
- 『ハンター日誌』
- デイビー
- 声 - 田中一成
- モンと共に行動するハンマー使いのハンター。こんがり肉を愛し、戦闘中に肉を焼いてしまうほどマイペース。公式サイトのハンター日誌では序盤からモンと行動を共にしているが、ハンター日誌Gでは最終話に少しだけ登場。
- 防具はハイメタシリーズを身につけていたが、リオレウス討伐の際にゲリョスシリーズに換えている。
- ロッキー
- 声 - 神奈延年
- モンと共に行動するランス使いのハンター。普段は気取っているが、頭に血が上りやすく、興奮すると雄叫びを上げながら突進し続ける癖がある。デイビーと同じく、公式サイトでは初期から登場し、ハンター日誌Gの最終話でも少しだけ登場した。
- 防具はランゴシリーズだったが、リオレウス討伐の際にはタロスシリーズとなっている。
- ラミア
- 声 - 鈴木麻里子
- ボウガン使いのハンター。沈着冷静で口は悪いが仲間想い。以前、イャンクックに仲間を殺されたことがあり、その仇討ちとしてモンたちのイャンクック討伐に同行した。その後、一度はパーティーを離れるが、リオレウス討伐の際に装備を刷新して合流している。
- 防具はガノスシリーズからガレオスシリーズとなり、武器もライトボウガンからヘビィボウガンとなっている。
- 『ハンター日誌G』
- 新しくできた仲間と共に、ハンター生活を楽しみながらもラオシャンロンと戦うことになる。小説版MHとキャラクターでのクロスオーバーがある。
- ビクトリア・アルフレッド
- 声 - 永島由子
- 全登場人物の中で唯一、フルネームがわかっている、ランス使いのハンター。今は没落したが育ちのいいお嬢様で、わがままを言って皆を困らせることもある。家を壊滅に追い込んだラオシャンロンを憎んでいる。
- 使用武器はナイトスクイードから正式採用機械槍に、防具はレイアシリーズからリオハートシリーズへと変更している。
- アレックス
- 声 - 草尾毅
- ビクトリアお付き大剣使いのハンター。礼儀正しく、わがまま放題のビクトリアのサポートに回っている。
- 使用武器は大剣クロームレイザー。防具はスティールシリーズからディアブロシリーズへと変更した。
- エンタロウ
- 声 - 服部潤
- ゆうきりん小説版より出演の双剣使いハンター。常に空腹。最終回のラオシャンロン決着戦で超絶一門を使用した。その後モンは『2』最終話で同じものを持つことになる。
- 使用武器は双剣サイクロンと封龍剣【超絶一門】。防具は忍・天シリーズ。
- リチャード
- 声 - 増谷康紀
- ディアブロス討伐で知り合ったヘビィボウガン使いのハンター。かつては実力者集団「黒い翼」のメンバーだったが、仲間を見捨てた彼らの行動に嫌気がさして脱退している。
- 使用武器はヘビィボウガンのアルバレストとハニーコーマー。防具はバトルSシリーズ。
- ナレーション、タツジー
- 声 - 永井一郎
- 『ハンター日誌2(Dos)』
- ドンドルマを舞台に、DDがレウスS装備を手に入れる際に作った借金、12万ゼニーの完済を目指して借金取りのランディとギンジの3人で奮闘する話。
- ランディ
- 声 - 石川英郎
- モンの借金返済のために協力する借金取りでランスとガンランス使いのハンター。硬派な男でシフォンのラブコールを本気で嫌がっている。
- 人の名前の後に「 - はん」をつけて呼ぶため、モンのことはモンハンと呼んでいる。
- 使用武器は竜騎槍ゲイボルグとガンランスのブラックキャノン。防具はコンガシリーズからバトルSシリーズへと変更した。
- ギンジ
- 声 - 根本幸多
- モンの借金返済のために協力する借金取りでライトボウガン使いのハンター。ランディを兄貴と慕う。
- 使用武器はライトボウガンのメイルシュトロームで、防具はコンガシリーズからクロオビシリーズへと変更した。
- シフォン
- 声 - 鹿野優以
- 楽譜を求めて旅する狩猟笛使いのハンター。ランディが好きでキレると怖い。
- 使用武器は狩猟笛のウォーコンガ。防具はヒーラーUシリーズ。
- 伝説のお笑いハンター
- 声 - 柳原哲也、平井善之(アメリカザリガニ)
- 使用武器は柳原が双剣のファンキーボンボン、平井がハンマーのロブスタンプ。防具はアメザリシリーズ。
- ハリー
- 声 - 若本規夫
- 塔周辺で古龍の研究とトレジャーハンティングに精を出す太刀使いのハンター。封龍剣を探しているらしい。
- 使用武器は太刀の龍刀【紅蓮】。防具はレザーライトSシリーズ。
- ナレーション、古龍観測所の老人、伝説の職人
- 声 - 八奈見乗児
小説[編集]
ライトノベル[編集]
- ファミ通文庫から『狩りの掟』『英雄の条件』『長の資格』『狩りの追憶』が発売されている。出版社はエンターブレイン。
その他(児童書)[編集]
- モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 ハッピー生活のはじまりニャ
- 著:相坂ゆうひ、イラスト:マーブルCHIKO、2011年10月15日発売、角川つばさ文庫
- アイルー主体のスピンオフモンハン漫画 ぽかぽかアイルー村のノベル版。出版社はアスキー・メディアワークス。
トレーディングカードゲーム[編集]
2007年4月6日から発売されているトレーディングカードゲーム。第5弾までが発売されている。
- ブースターパック
タイトル | パッケージキャラ | 価格 | 商品構成 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
第1弾 | 樹海の影 | ナルガクルガ | 【パック】315円 【ボックス】4,725円 |
1パック:カード10枚入り 1ボックス:15パック入り |
ボックス購入特典のプロモーションカード「ガオレンズトゥーカ」は、ブースターボックスの商品の中に封入。 |
第2弾 | 強者の絆 | ティガレックス | ボックス購入特典のプロモーションカード「フローズンインパクト」は、ブースターボックスの商品の中に封入。 | ||
第3弾 | 紅蓮の皇帝 | テオ・テスカトル | ボックス購入特典のプロモーションカード「キリン ※」は、ブースターボックスの商品の中に封入。 | ||
第4弾 | 金色の怒り | ラージャン | ボックス購入特典のプロモーションカード「ディアブロス亜種 ※」は、ブースターボックスの商品の中に封入。 | ||
第5弾 | 海洋の王者 | ラギアクルス | ボックス購入特典のプロモーションカードは、ブースターボックスの商品の中に封入。 | ||
第6弾 | 凍土の騎士 | ベリオロス | ボックス購入特典のプロモーションカードは、ブースターボックスの商品の中に封入。 | ||
第7弾 | 獄炎の戈 | アグナコトル | ボックス購入特典のプロモーションカードは、ブースターボックスの商品の中に封入。 |
- ハーフスターター
タイトル | パッケージキャラ | 価格 | セット内容 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
第1弾 | 白き幻獣 キリン |
キリン | 756円 | 構築済みハーフデッキ×1(カード30枚) プレイシート付き遊び方ガイド×1 |
この商品はブースターパック「樹海の影」「強者の絆」および「紅蓮の皇帝」に収録されているカードで構成。 (ホログラム加工が追加されたカード各1枚含む) |
第2弾 | 漆黒の迅竜 ナルガクルガ |
ナルガクルガ | |||
第3弾 | ベリオロス | ベリオロス | |||
第4弾 | ラギアクルス | ラギアクルス |
- ベーシックスターター
タイトル | パッケージキャラ | 価格 | セット内容 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
第1弾 | ベーシックスターター リオレウス | リオレウス | 1,200円 | 構築済みデッキ×1(カード50枚) プレイシート×1 遊び方マニュアル×1 |
- |
- コンセプトデッキ
タイトル | パッケージキャラ | 価格 | セット内容 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1st | コンセプトデッキ クシャルダオラ | クシャルダオラ | 1,260円 | 構築済みデッキ(カード50枚)×1 遊び方マニュアル×1 プレイシート×1 |
※新規収録のカード5枚以外のカードは、ブースターパックに収録されているカードで構成されている。 ※セット内容はどの商品も同じ。 |
2nd | コンセプトデッキ テオ・テスカトル | テオ・テスカトル |
- スペシャルカードセット
タイトル | パッケージキャラ | 価格 | セット内容 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1st | モンスターハンター3発売記念スペシャルカードセット | ラギアクルス・リオレウス・ヘイルカイザー | 315円 | ホログラム加工カード3枚セット(ラギアクルス・リオレウス・ヘイルカイザー) | - |
漫画[編集]
- モンスターハンター 2
- 電撃「マ)王にて連載されていた。著者は新井テル子。
- モンスターハンター オラージュ
- 月刊少年ライバルにて連載されていた。作画は真島ヒロ[1]。
- モンスターハンター エピソード
- ケータイサイト「モンハン部」にて連載されている。著者は布施龍太。
- モンスターハンターポータブル3rd コロコロ狩猟団 挑めイビルジョー
- 月刊コロコロコミックに掲載。コミックスは未定。著者は伊原しげかつ。
- モンスターハンター 閃光の狩人
- ノベライズを元にした漫画版がファミ通コミッククリアにて連載された。著者は山本晋。
- モンハン漫画 ぽかぽかアイルー村
- スピンオフアニメを元にした漫画版がVジャンプにて連載された。著者は菊池晃弘。
アニメ[編集]
- モンハン日記 ぎりぎりアイルー村 ☆アイルー危機一髪☆
- 2010年8月から2010年10月まで放送されたテレビアニメ。アイルーを主人公にしたスピンオフ作品。
- モンハン日記 ぎりぎりアイルー村G
- 2011年7月から放送されているテレビアニメ。上記作品の続編。
バラエティ番組[編集]
アーケードゲーム[編集]
- モンスターハンター メダルハンティング
- メダルプッシャーゲーム。時折、全員参加型の「緊急集団クエスト」が発生する。
- モンハン日記 すごろくアイルー村
パチスロ機[編集]
- パチスロ モンスターハンター
- 2012年3月26日にロデオから発売されたパチスロ機。
脚注[編集]
- ↑ モンスターハンター×真島ヒロ先生 最強コラボレーション実現!
- ↑ (2011-01-28) “モンハン”が地上波で初のレギュラー番組化! テレビ東京「モンハンぷらす一狩りいこうぜ!」が2011年1月31日深夜2時に放映スタート 4Gamer.net 2011-01-28 [ arch. ] 2011-05-21
関連項目[編集]
- モンスターハンター
- モンスターハンター ポータブル
- モンスターハンター フロンティア オンライン
- モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 - シリーズ作品に登場する獣人種「アイルー」が主役のスピンオフゲーム。
- モンスターハンターのモンスター一覧
- モンスターハンターの武器
- モンスターハンターのアイテム一覧
- カプコン
- えだやん - デザイン、イラストを担当。
- ミリオンセラー
- ターゲット・ロックオン!!
FFEX。モンハンのFF版。ジバニャン兄もやっているらしい 後藤真希。モンハンの女神 タイガー。ウルトラマン。ヤフーに音楽祭りで語った事乗っていた