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2014年6月1日 (日) 18:20時点における版
婚活連続殺人事件(こんかつれんぞくさつじんじけん)とは、2009年(平成21年)9月に発覚した木嶋佳苗による大量殺人事件である。2007年からの推定殺害人数は6人。被害者達から騙し取った金額は、1億円以上にのぼる。
目次
概要
2009年8月6日、埼玉県富士見市の月極駐車場内にあった車内において会社員大出嘉之さん(当時41歳・自分のブログではトーマシールド、愛称はトマちゃん)の遺体が発見された。死因は練炭による一酸化炭素中毒であったが、自殺にしては不審点が多かったことから警察の捜査が始まった。 その結果、大出嘉之さんは被疑者の住所不定・無職の木嶋佳苗(当時34歳)と交際していたことがわかり、捜査していくにつれて木嶋にはほかにも多数の愛人がおり、その愛人のうち5人が不審死を遂げていることがわかった。埼玉県警は木嶋が結婚を装った詐欺を行っていたと断定し、9月25日に木嶋を結婚詐欺の容疑で逮捕した。また、逮捕時に同居していた千葉県出身の40代男性から450万円を受け取っていた。
2010年(平成22年)1月までに木嶋佳苗は7度に及ぶ詐欺などの容疑で再逮捕されている。警察は詐欺と不審死の関連について慎重に捜査している。
2010年2月22日、木嶋は大出嘉之さんに対する殺人罪で起訴された。窃盗や詐欺罪などですでに起訴されており、あわせて6度目の起訴となる。10月29日、東京都青梅市の寺田隆夫さん(当時53歳)を自殺にみせかけて殺害したとして警視庁に再逮捕された。ただし寺田隆夫さんの遺体は当時は自殺と断定されて解剖されておらず、死因に関する資料が乏しい中での極めて異例の殺人罪の立件である。
殺害された被害者
福山定男さん(70)
寺田隆夫さん(53)
- 木嶋とはインターネットで知り合い、寺田さんの姉は「弟は結婚すると思っていた」と証言。1,700万円を木嶋に渡した。
- 寺田さんは1月30日夜に立川市内の会社を退社後、翌日から出社せず
- 遺書はなく、玄関や窓はすべて施錠
- 自宅マンションの鍵のうち1本がない
- 練炭の入った6個の七輪が各部屋に1個ずつ設置
- 警視庁から木嶋への電話「『もし結婚できないんだったらもう死にたい』と話していた。自殺したのでは」と木嶋は話した。
安藤建三さん(80)
- 2009年5月15日に千葉県野田市の安藤建三さん(80歳)が死亡。死因は自宅で焼死。ただし、遺体から睡眠薬の成分が検出。金額は180万円。
- 安藤建三さん(80)も、木嶋とネット上で知り合った。木嶋はヘルパーとして出入りしていたという。こちらも練炭が焚かれ、安藤さんの体内から睡眠導入剤とみられる成分が検出。
- 木嶋が火災当日に男性のキャッシュカードから180万円を引き出しており、県警が関連を調べている。
大出嘉之さん(41)
- 2009年8月6日に東京都千代田区の会社員大出嘉之さん(41歳)が埼玉県富士見市の駐車場のレンタカー内で練炭自殺に見せかけて死亡。死因は一酸化炭素中毒死。金額は500万円。
- 埼玉県警は以下不審点から捜査を開始した
- ドアが全て施錠され中にいたが男性は鍵を持っていない
- 火を付けたライター・マッチが車内にない
- 遺書がない
- 大出さんからアルコール成分を検出
- 司法解剖で体内から睡眠導入剤が検出
- 大出さんが事前に練炭を購入した痕跡がない
- 県警は前日の夜に大出さんと一緒にいた木嶋に事情聴取したところ、木嶋は「男性と駐車場に行ったが、けんかをして別れた。そのショックで自殺したのではないか」と答えた。
- 大出嘉之さん(41)は、木嶋と出会い系サイトで2008年夏に知り合った。母親に「いい人ができた」などと打ち明け、結婚資金として木嶋に500万円を渡していた。「結婚しましょう。会うのにも、物を買うのにもお金がいる。貸してほしい」と言われたためである。また、亡くなる前日には、自らのブログで婚活報告をしていた。
- 「実は41歳のトマちゃんは婚活中でしてwつか今日相手のご家族と会うのです。ここ最近ずっと相手と新居を探したり新生活のことを話し合ってるんです。今夜から2泊3日で相手と婚前旅行に行きます」戦車模型ちゃんねるB-Yahoo!ブログ
- ところが、そのわずか20時間後、車の中から変死体で見つかる。「こんな書き込みをする人が自殺するはずがない」。埼玉県警は交際相手だった木嶋を徹底マークする。
- 練炭が焚かれ自殺を装っていたが、大出さんの遺体から3種類の睡眠薬を検出。同じ成分の睡眠薬を木嶋の自宅から押収。そして直前まで一緒にいた木嶋が事件前にネットで練炭を大量に購入していたことなどが判明し、埼玉県警は殺人事件と断定した。
- 亡くなった大出さんは、プラモデルのマニアとして知られ、最後のブログ日記では、結婚後しばらくしてプラモを再開したいと写真付きでつづっている。その思いはかなわなかった。軍事プラモデルのコンテスト受賞歴もある大出さんは、作品をネットで販売するほどだった。プラモデル仲間の男性(47)に「大きな賞をたくさん取って箔をつけて売れるプラモデルを作るのが夢。万人受けするモデルを作りたい」と熱っぽく語ったという。ブログには、お悔やみのコメントが殺到、1,900以上に達した。
- 死亡日は不明だが、2件の関東地方在住の男性の不審死がある。こちらも遺体発見現場には練炭があった。
詐欺など
- 静岡県の40代男性から2008年9月から12月にかけて合計130万円をだまし取ったとして(詐欺罪)。
- 「専門学校を卒業するための学費を援助してほしい」⇒ 「あなたとはこれ以上付き合えない」と一方的に別れ話
- 長野県の50代男性から2008年10月から12月にかけて約190万円をだまし取ったとして(詐欺罪)。
- 「専門学校を卒業するための学費を援助してほしい」⇒ 「あなたとはこれ以上付き合えない」と一方的に別れ話
- 静岡県の40代男性から女性とホテルで就寝中の2009年1月10日から翌日ごろに、財布から5万円を盗んだとして(窃盗罪)。
- 50代男性から2009年7月中旬から下旬にかけて百数十万円をだまし取ろうとしたとして(詐欺未遂罪)。
- 東京都の41歳男性から2009年7月24日に四百数十万円をだまし取ったとして(詐欺罪)。
- 長野県の50代後半男性から2009年8月に約140万をだまし取ろうとしたとして(詐欺未遂罪)。
- 埼玉県の30代後半男性から2009年8月から9月にかけて約70万円を取ろうとしたとして(詐欺未遂罪)。
木嶋佳苗について
木嶋はネット上でこれまでも数多くの犯罪を重ねている。2003年3月には、ネットオークションでパソコンを売るとウソをついて、10万円をだまし取ったとして警視庁に逮捕されている。9件120万円の余罪があったとされ、懲役2年6月、執行猶予5年の有罪判決が確定している。
- ネットオークション詐欺で無職女逮捕
警視庁捜査二課と八丈島署は二十五日、詐欺の疑いで板橋区徳丸2、無職木島佳苗容疑者(28)を逮捕した。調べでは、木島容疑者は一昨年1月下旬、偽名を使って大手ネットオークションの掲示板に「パソコンを売る」とうそを掲載。同年2月上旬、八丈町の自営業男性(40)が電子メールで購入の申し込みをすると、同容疑者が開設した目黒区内の都市銀行の支店の口座に代金10万円を振り込ませ、だまし取った疑い。木島容疑者は「別人がやったこと」と容疑を否認しているが、同課は同様の手口で9件120万円の余罪があるとみて追及している。
ところが、これに懲りず、ネットで知り合った前出とは違う男性2人に結婚の約束をし、大学院の学費や生活費が必要とウソをついて、計320万円をだまし取った疑いで埼玉県警に09年9月逮捕された。さらに、別の男性2人への計210万円の詐欺未遂の疑いでも再逮捕されたのだ。
ネット上では、木嶋は一部で危険人物視されていた。グルメ系のオフ会にも顔を出していたといい、2ちゃんねるには、悪評が書き込まれていた。10月28日発売の東京スポーツによると、オフ会で出会った男性に、「ビル持ち男性と出会ってお金をもらった」などと自慢をしていたという。
木嶋は、当初はピアノ講師、後にフードコーディネーターと称していたが、定職にはついていなかった。にもかかわらず、月額21万9000円の池袋駅西口前の14階建てマンション最上階に住み、ベンツ(1台目のベンツを3ヶ月で2台目に買い換えている)を乗り回し、3か月で70万円もかかるというフランス料理専門学校「ル・コルドン・ブルー 代官山校」に通うなど、セレブな生活をしていた。そのため100キロ近くに体重が増えていた。
- 詐欺方法
- 木嶋は嘘が得意であり、吉川桜という偽名を用いて、父親は東大教授で、自らはピアノ講師、フードコーディネイターであると語っていた。出会い系サイトでは貯金のある高齢独身男性をターゲットにし、「結婚しましょう」「自分は学生で、学費が3カ月未納になっている。卒業したら尽くすわ」と自分の口座に金を振り込ませていた。
- 異常性
- 被害者とされる男性が変死していくのは満月の日が多かった(2009年8月6日が満月の日)が、木嶋のブログ『かなえキッチン』『桜の欲求不満日』においても満月に関する記述が多い。また、そのブログでは木嶋が厳選したとされるセレブ食が多数掲載されており、更新数も1年半で2,000回を超えるというものだった。
木嶋のブログ「かなえキッチン」 ID:p_sakura_2000
「食を通じて楽しさと幸せのお福分け♪」
「おなかも心も満たされるお料理で、みんなと「口福」を堪能し続けたいですね♪」
- 「p_sakura_2000」と「休み」のキーワードでインターネット検索をすると、現在もキャッシュが見れる。後述のまとめwikiにて詳細内容は見られる。
☆ちょっとお休み☆追記 2009年9月9日 (水)
いつも「かなえキッチン」をご覧になってくださっている方に励まされながら楽しく更新を続けてきましたが、少しお休みをいただきます。
9月9日に更新停止ということは、詐欺容疑で逮捕されることを知ってからブログを書いたのか?それとも、他にブログを閉鎖する要因が何かあったのか。
フラワーエッセンスとエンジェルカード 2009年5月17日 (日)
私は自宅では愛犬の介護もあるので、お昼までのお約束でお手伝いをしました。 夜、約束の時間になっても連絡がこないので、どうしたのかしらとこちらから電話をすると「現在おかけになった地域では、ネットワーク設備が故障している、または相手の通信機器の電源が入っていないか故障していると思われます」とアナウンスが流れました。 どういうことかしら?と思い、翌日電話をしても繋がらないので、心配になってご家族の携帯電話に連絡をすると、「昨日の午後自宅が火事で全焼しました、父親はその中にいて他界しました」と言われて… 私がお手伝いをして帰宅し、数時間後の出来事だった様子。おじいさまと最後に会ったのは、私ではないか、ということで、その後色々なところから事情を聞かれて、サスペンスドラマのような一日でした。
- 安藤建三さん(80歳)殺害の2日後にこの日記を書いている。
カーネリアンレッド 2009年2月13日 (金)
一部自動車教習所に通っていた時から、免許を取得したら「スリーポインテッド・スター」のエンブレムがついている車に乗りたい♪それ以外の車なら乗りたくないわ、と思っていました。 それは以前Hさんの車に乗せて頂いた時に、そのHさんの姿がとても素敵で、私も車を運転するならこういう車に乗りたいわ♪と憧れに思っていたからです。 そしてその時の車の色の美しさにも魅了されました。 (中略)ワインレッドと思っていたその色は、「カーネリアンレッド」と呼ぶそうです。 (中略)
でも、今回Eクラスのカーネリアンレッドを選んだのは、自分の好みでもありますから、後悔はありませんし、とっても気に入っております。三ヶ月のお付き合いでしたが、昨日まで乗っていたシルバーの車も、手放すのが惜しいと感じるほど愛着が湧いていました。なんといっても、初めて乗った車ですもの。
- Cクラスのベンツ購入3ヵ月後にEクラスのベンツを騙し取った金で購入。
2011年3月の木嶋の様子
詐欺容疑での逮捕から既に1年半が経っている。捜査関係者が獄中生活を明かした。
「支給される食事では足りないのか、自分で弁当やお菓子を注文して食べている。こないだはハンバーグ弁当をペロリと平らげていました。運動も制限されているので、身体は大きくなる一方……不摂生と長期の取り調べが身体に負担を与えているようで、医師から薬を処方してもらっていました」
同地裁では来る公判に向けて公判前整理手続きが進められているも、長期化するのは必至の情勢だという。再び捜査関係者の話。
「起訴内容を認めれば3人を殺害したことになり、極刑も確実。雑談には応じるんですが、殺人については、『黙秘します』とダンマリで、貫禄すら漂っている。検察は状況証拠の積み重ねで公判を維持させるつもりでしょうが、自供も直接証拠もない。展開が読みづらい裁判員裁判を闘うだけに、検察側にも不安が残る」
関係者の間では初公判は来春にずれ込むと見られている。“完食”“完黙”の被告に、検察の打つ手が見物である。
初公判開始(2012年1月10日)
練炭自殺に見せかけ、都内の会社員・寺田隆夫さん(当時53歳)、千葉県の無職・安藤建三さん(同80歳)、都内の会社員・大出嘉之さん(同41歳)の3人を殺害したとして、殺人罪などで起訴された木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判(4月13日判決)の初公判が2012年1月10日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)であり、木嶋被告は「私は殺害していません」と3件の殺人容疑をいずれも否認し、無罪を主張した。殺人を除く7事件も、2つの詐欺事件を認めたほかは否認した。
詐欺容疑で逮捕されてから約2年3か月ぶりに公の場に姿を見せた木嶋被告。この日は青いカーディガンにベージュのスカート姿で入廷し、長い勾留生活にやつれた様子はなかった。
罪状認否で「(亡くなった3人とは)結婚を真剣に考えていました」と用意したメモを読み上げると、午後の法廷では濃紺のジャケットに着替え、女性刑務官には笑顔を見せる場面も。その一方で、休憩時の退廷を見守る報道陣には顔をしかめた。
証拠調べで大出さんの遺体写真が卓上のモニター画面に映し出されると、顔をゆがめる裁判員もいたが、検察官から大出さんの殺害時に使用したとされる練炭やコンロを目の前に示されても、木嶋被告は動揺する様子を見せなかった。
検察側は起訴状朗読などで、木嶋被告と殺人や詐欺事件の被害者との生々しいメールのやりとりを明らかにした。
「男性2人と付き合ったが、どちらも死別しました」「恋人ではなく旦那さまを探しています」「ラブホテル、ご一緒していいですよ」「肉体関係の相性はある。避妊しなくても構わない」
木嶋被告のメール内容は、どの男性に送ったものもほぼ同じで、〈1〉介護の仕事をしているが、仕事が忙しく、料理専門学の授業料が足りない〈2〉授業料を恋人に負担してもらうのが愛情の証明〈3〉早い期間に肉体関係を結ぶことは自然なこと―などと結婚や肉体関係をちらつかせ、金を無心するもの。死亡した男性3人を含め、サイト利用以降、最大5人と同時に交際。総額3,000万円近い金銭を得ていた。また、交際期間の長い恋人がいたが、「ヨシカワ サクラ」という偽名を名乗っていたという。
一方、弁護側は「亡くなった3人の男性とは性交渉がうまくいかなかったので別れた」などと主張。亡くなった3人の死因については、寺田さんは自殺、安藤さんは失火、大出さんも自殺の疑いがあると主張した。
裁判員裁判第23回公判(2012年2月17日)
首都圏の連続不審死事件で、交際男性3人への殺人罪などに問われた無職、木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第23回公判が2月17日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれた。
この日始まった被告人質問で、木嶋被告は3人殺害を「していない」とあらためて否認。一方で、金銭感覚、男性観など「性」に関する特異な一面を赤裸々に告白した。
木嶋被告は白のカーディガン、黒のミニスカート姿で出廷。“金と愛人”の関係は北海道から上京した翌年の1994年から始まり、「あなたのような人が好きな男性がいる」と都内で男性から声をかけられたのがきっかけとなった。
愛人契約を結んだのは、会社役員、経営者、学者、医師、弁護士ら20人弱で、同時に都内のデートクラブでも交際男性が10人いたという。
「1回で3~5万円をもらっていました。性交渉を褒められたこともある。テクニックではなく『女性として本来持っている機能が高い』といわれた」
収入は月約150万円。奔放な性生活の一方で本命の存在も。
「合コンで出会った。会って2回目でセックスしたら『こんなに相性が良いのは初めてだ』と。最初はセックスフレンドです。でも結婚の意思はありませんでした」
2001年には妹との同居を機に、こうした関係をいったん清算。だが同年、“パトロン”の経営者とネットの掲示板で出会い、家事手伝いなどで1億円近くの経済援助を受けた。この男性が死亡すると、2008年5月に婚活サイトに登録したという。
6年半の間に約30人の“愛人”がいたという木嶋被告は、当時について「貯金をしたことは一度もなかった」と説明。収入の使いみちについて「高級雑貨や食料品、競馬に費やしました」と明かすなど、独特の金銭感覚をよどみなく語った。恋人以外の男性と交際し金を受け取っていたことについては「(おかしいという)価値観はなかった」と述べた。
「性の奥義を極めてみたい」(2012年3月6日)
「性の奥義を極めてみたい」―。練炭自殺に見せかけ交際男性3人を殺害したとして、殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第33回公判が2012年3月6日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で行われた。検察側、弁護側双方の被告人質問が行われた後、午後からは裁判員が直接、木嶋被告に質問。またも仰天供述を繰り返した。
事件当時の状況などについて聞かれると、沈黙が目立った木嶋被告。だが、男性裁判員の1人が独自の男性観について尋ねると、言いよどむことなく証言した。
男性との性交渉の対価として、金銭的援助を受けるようになったきっかけについては「19歳で愛人契約を結んだこと」と説明。「私は一般の女性とは違うと思う」といったん話した後、自ら「これはセックスのことです」と付け加え、まくしたてた。これには男性裁判員もやや驚いた表情を見せた。
交際していた男性は「ハイクラスの方」で、「私のセックスで癒やしと活力を男性に与えることができると思った」と自画自賛。「セックスでお金をもらうことが正当な報酬と理解していた」「いろいろな性の研究をして、性の奥義を極めてみたいと思うようになった」とも話した。木嶋被告は裁判員に対しても「ですます調」で丁寧に受け答えしていた。
終始、険しい表情でやりとりを聞いていた大熊裁判長は、木嶋被告の結婚観について何度も認識をただした。「過去の愛人契約や複数の男性と同時に交際することは、結婚への障害になるとは思わなかったですか」などと質問。木嶋被告はやや戸惑ったように「お勤めする男性と結婚すれば、おのずと普通の主婦になれる」と答え、「結婚するまでに、ほかの男性との関係を清算できると思った」などと話した。
起訴状によると、木嶋被告は東京都の寺田隆夫さん(当時53歳)、千葉県の安藤建三さん(同80歳)、東京都の大出嘉之さん(同41歳)を2009年1~8月までに東京、千葉、埼玉県で睡眠導入剤を使い眠らせた上で、練炭を燃焼させ、殺害したとされる。木嶋被告は殺害を否認している。
この日で被告人質問は終了。3月12日に検察側の論告求刑、3月13日に弁護側の最終弁論、判決公判は4月13日に行われる。
1審さいたま地裁求刑(2012年4月12日)
首都圏で起きた男性の連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の論告求刑公判が4月12日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれた。検察側は「すべて利欲目的で行った犯行で、酌量の余地はみじんもない」などとして、死刑を求刑した。弁護側の最終弁論は13日で、判決は4月13日に言い渡される。
検察側は、男性3人の殺害事件について、いずれも木嶋被告が練炭と練炭コンロを準備し、現場から同一の練炭が発見された▽3人の死亡直前に会っている▽死因が3人とも一酸化炭素中毒-などの状況から、木嶋被告が練炭自殺に見せかけて殺害したと指摘。犯行の手口について「極めて巧妙で悪質」と指弾した。
また、木嶋被告がこれまでの被告人質問で「嫌悪感がわいて別れ話になった」「性生活がうまくいかず別れた」などと供述している点について、検察側は「公判廷で被害者を侮辱する発言を繰り返し、遺族感情を踏みにじった。反省の態度も更生の可能性も皆無」と断じた。
起訴状によると、木嶋被告は平成21年1月に東京都青梅市の寺田隆夫さん=当時(53)=を、5月に千葉県野田市の安藤建三さん=当時(80)=をそれぞれの自宅で練炭を燃やして一酸化炭素中毒で殺害。同年8月には埼玉県富士見市内に止めた車の中で、練炭自殺を装って東京都千代田区の大出嘉之さん=当時(41)=を殺害したなどとされる。
1審判決は主文後回し(2012年4月13日)
首都圏で起きた男性の連続不審死事件で、殺人などの罪に問われ死刑を求刑された無職、木嶋佳苗被(37)の裁判員裁判の判決公判が13日午前、さいたま地裁で開かれた。大熊一之裁判長は、3件の殺人のほか詐欺など10事件すべてを有罪と認定。
「3人の尊い命を奪った結果は深刻で甚大。動機は身勝手で酌量の余地はない」として、求刑通り死刑を言い渡した。
裁判員の在任期間は過去最長となる100日間。弁護側が殺人罪の無罪を主張する一方で、自白や目撃証言などの被告の関与を示す直接証拠はなく、検察側の状況証拠による立証の評価が最大の焦点だった。
大熊裁判長は判決理由の中で、3件の殺人事件で現場に残された練炭と、被告が事前に準備した練炭が同じメーカーのものであり、「偶然とは考えにくい」と指摘。「いずれも被告の犯行と推認できる」と認定した。
東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=殺害事件について、「寺田さんが練炭を入手した形跡はなく、自殺の動機もない。犯行が可能なのは被告のほかには見当たらない」と述べ、被告の犯行と認定。弁護側の「寺田さんは自殺した」との主張を退けた
千葉県野田市の無職、安藤建三さん=同(80)=殺害事件についても、「多量の睡眠薬を服用しており、安藤さんが失火により死亡したとの説明は困難。しかも自ら睡眠薬を服用したとは考えがたい」と検察側の主張に沿う認定をした。
東京都千代田区の大出嘉之さん=同(41)=についても、「遺体が発見された車の鍵がなく、大出さんの手に練炭の炭粉がついていなかった」として他殺と認定。その上で「大出さんが死亡した時間の近くまで一緒にいた」などとして、「犯人は被告であると優に認められる」と述べた。
大熊裁判長は、犯行について「あまりにも身勝手で利欲的な動機であり、酌量の余地など皆無」と断罪。木嶋について「不合理な弁解に終始するばかりか、公判廷でも被害者をおとしめる発言を繰り返した。真摯な反省はうかがえず、刑事責任は重大」と述べ、死刑を言い渡した。
木嶋は同日、ただちに控訴した。
模型仲間から大出嘉之さんへの追悼文
浅香弘司の戦車模型 超技術指南2より抜粋
東武モデラーズギャラリーに出品時に会えるかと思いましたが、丁度入れ違いで会えずじまいになってしまったのが、非常に残念です。
そのあとブログにコメントを入れておいたのですが、全く返事の無いまま(必ず返事はくれる人なので)でしたので、私は、相手から模型趣味は自粛されるよう言われたか、もしくは破談となり模型をやめてしまったのかと。
でも、このような事件に巻き込まれていたと知るのは、それから約一ヶ月後の事になります。
「トーマさん、御存知ですよね?」と、オリオンの集まりの時に初対面のモデラーさんから話かけられて、私はびっくりしましたが、私は「ええ、でもどうしたんですか?」と聞き返した時に「実は亡くなられたんですよ…」と、その方は言ったのでした。
「えっ?」と思う反面、私にはやっぱり…と思う節もありました。実は私の知り合いでも、女性に想いが届かず自殺した人がいたので。
正直、モデラーの人は趣味が趣味だけに縁遠い人も多いです。というか女性と付き合う事の無い人も。
容姿がイケメンな人は、私も含めてモデラーなどである筈がありません。容姿がいいという事は一人で籠もって模型を作るなどという事も無く、活動的な人生を送る事でしょう。
相手がいるという事は孤独な作業である模型などとは、係わり合いにはならないというのが当然と言えば当然。
ですから、縁遠いから模型趣味に走るのか、模型趣味に走る人は縁遠いのか分かりませんが、どっちにしても、私も陥っていたであろう・独身モデラー【負のスパイラル】があります。
私も結婚当時は、模型を止めていてバイク趣味に生きていた頃で、デート等で忙しかったですが、今の模型引き篭もりの状態を見て、「当時こんなのがわかっていたら、結婚しなかった」と言われます。
それくらい、女性からは理解しがたいというか、理解したくない趣味だというのが良くわかります。
それでも、私は模型が好きです。ですので、そう世間様から思われていようとも続けています。
はっきり言って、明るい趣味では無い事も承知しています。もちろん同好の集まりでは別ですが、一般の中では、堂々とプラモが好きだとは言いづらい・言えない恥ずかしい趣味だと思います。
勿論、私の中には、恥ずかしいという私と、恥ずかしくないという私がいるのも事実です。
私は運良く結婚出来ましたが、もしかしたら未だ結婚も出来ずプラモに囲まれていたかもしれません。
もし、独り身のままでも、やはり人並みに結婚して、家庭を持ちたいという感情が生まれる事は決して間違いではないと思いますし、当然の事と思います。人間としてそうでしょう。
でも実際、そうなりづらい状況に置かれた場合、条件は非常に厳しくなります。年齢等どうしても普通の結婚年齢から外れてしまうと、就職と同様、結婚というのは非常に難しくなるのです。
その為、正規の交際パターンから若干外れた、交際形式を取るというか、取らざるを得なくなります。
それが、一般に出会い系というパターンでしょう。そこで結婚まで…と正直は思えません。
でも、もしかしたらこの人と思い込んでしまう、思わせてしまうという悪意のある人がいるとしたら…
恋愛に飢えていた人は、簡単に騙されてしまう・というか騙す事も非常に簡単なのです。
つまり、それだけ純な人が模型趣味の人には多いというか、社会的免疫が無いのも事実です。
それが、単なる自分のお金だけならまだしも、命まで取られてしまうとは… 悲しい事です。
騙す方からすれば、このような恋愛慣れしていない人を、意のままに操るのは簡単な事でしょう。
騙される側としても、ようやく知り合えたという事を消去したくないが為に、不安を感じながらもお金等を渡して関係を繋ぎとめているのは、他・結婚詐欺関連の事例をみても明らかでしょう。
つまり、絶対的な立場の差を利用して行う。ある意味卑劣な犯罪であるのも確かです。
騙される方も悪いのか?本当にそうなのでしょうか?心根は普通の人より綺麗な筈です。
だが、それがあまりに(世間的に)擦れてはいなかったのか、恋愛慣れしていなかったのがこのような形式の男女関係しかとれなかった・というのが非常に残念でなりません。
というか、そういう選択しか無かったというのも悲劇と言えば悲劇でしかありません。
私は9月頃・この話を知ってしまったので、掲示板等でも結構過激というか喪男を罵るとか、死んだら模型は作れない等々の書き込みを多々しました。でもそれは事実です。 恋人が欲しい、結婚をしたいというなら、一旦プラモなど止めてしまった方がいいのです。このまま年齢だけ重ねてゆけば、ますます結婚は出来ないでしょうし、一生無理でしょう。
模型は多少止めても逃げたりしません。しかし相手の必要な恋愛はそうではありません。
模型にかける金を洋服や、容姿が見苦しいなら努力して直す位の気構えが無ければ決して、結婚など出来ないでしょう。
正直無理です。何故なら模型は相手ではありません。
しかし、恋愛というのは相手があります。相手がいるという事は、自分の思い通りにはなりません。
相手を受け入れ、時には自分の我を抑えてでも関係を続ける【能力】が必要となります。
私は恋愛が出来て、結婚が出来て一人前だと思っています。独身のままの人は正直、コミュニケーション能力の低い人かもしれません。
それが何故そうなのか、今一度見直して下さい。
容姿ですか、趣味ですか、自分に自信が無いのか、良く考えて下さい。一生独身でと決めたならともかく、心の中で「人並みに…」と思う心があるなら、自分磨きの為にお金を使うべきです。
自分で努力をせず、そのような欲求だけ暴走すると、アキバのカトちゃんにしかなれません。
独身の人が読んだら、ブッ飛ばしモンの連続かもしれませんが、自分の一生を考えた時に、このままで(プラモまみれで)イイのか?と私は御節介ながら思います。彼女が欲しいと思うなら、一旦・現在の生活は【終わらせる】べきです。
もちろん人それぞれですし、俺はこのままでもイイというなら、そのまま邁進されてもよろしいでしょう。頑張って下さい。
しかし、模型も続けたい・それで彼女も欲しいなどというのは・非常に甘い考えだと思います。
私なら、一旦普通の人に紛れて、そのあと復活します。当たり前でしょ。俺だってどっちも捨てられんw
ですから、上手く立ち振る舞って欲しいのです。30過ぎで喪男なら危険すぎます。
それで40過ぎて付き合ってくれる女性がいるだなんて思わないで下さい。もしそういう人がいるなら一応・疑ってかかってください。
今まで縁が無いのに、いきなり幸せになどなれませんから。絶対。
それぐらい模型等のオタ趣味に走るという事は、自分の幸せを捨てているのと同じ事です。
もちろん、反論多数でしょう、俺はどっちも十分幸せだと・それは実に、お幸せであろうと思います。
でも大多数の人が、自分の思い通りにならない事に悩んでいられると思います。
ですから、好きな趣味に逃げ込むように傾倒する事で心の平衡を保っているのです。
その趣味を取り上げる・辞めるのは非常に辛いです。でもそれは麻薬と一緒。禁断症状を伴う。
でも、それくらい努力しないと、人の気持ちを振り向かせる事は、絶対出来ないでしょう。
今やっと、トーマさんの件で話が出来るので、文章がいつも以上に要領も得ないし、喧嘩腰ですが、模型を取るか、自分の幸せを取るのか考える・良い時期だと思います。
本気で考えて下さい。それに、死んでしまっては模型は作れません。事件に巻き込まれなくても死んだらおしまいです。
だからこそ、模型が好きなら【積む】だけでなく、【作り倒す】べきなのです。それしかありません。
なんか、(返事がないから)ヤバいと思っていたんだよね。でもフラれたぐらいに思ってたんだけど。
一ヶ月ぐらいしたら、事件として新聞に出るからって聞いてたけど、実際見るとびっくりするよね。
でもトーマさん、また必ず人間界に戻ってこれるって。私は輪廻を信じていますから。
結果的にトーマさんのブログが、犯人逮捕に繋がったんですよね。
木嶋佳苗被告のブログ開設にネット震撼(2014年1月)
首都圏で起きた男性の連続不審死事件で殺人罪などに問われ、1審で死刑となった木嶋佳苗(39)が2014年1月にブログを開設していたことがわかり、インターネット上に衝撃が走っている。
内容は拘置所での生活から、支援してくれる「おじさま」の存在、ノンフィクション作家・佐野眞一氏への辛らつな批判まで幅広い。読者からは賛否両論が寄せられ、反響を呼んでいる。
タイトルは「木嶋佳苗の拘置所日記」
木嶋は2009年に東京都、千葉県、埼玉県で男性3人を練炭自殺に見せかけ一酸化炭素中毒で殺害したとして、殺人罪などに問われ、2012年4月にさいたま地方裁判所の裁判員裁判で死刑判決を言い渡された。裁判の過程では週刊誌などで、木嶋の結婚詐欺の手口や愛人契約の稼ぎなどが派手に報道され、世間を驚かせた。木嶋の語る華々しい男性遍歴と、その容姿や太った体型にギャップがあると感じた人も多かったようで、その点でも関心を集めた。弁護側は一審判決後すぐに東京高裁に控訴。現在は2審の判決を待っている段階だ。
そんな木嶋のブログの存在が2014年2月26日、「週刊文春WEB」のスクープ速報によって明らかになった。「木嶋佳苗の拘置所日記」と題したブログには1月5日に1本目の記事が投稿され、2月27日時点で計14本が公開されている。1本目の記事から4000文字以上と長文で、「このブログでは、本音のさらにその奥にある本心のようなものを伝えていきたいと考えております」と綴っている。
ジャーナリスト青木理氏へのラブコールも
内容は食事や外部交通といった拘置所内での話が中心。ユーモアを織り交ぜながら、死刑判決を受けた人物とは思えないほど穏やかな調子で書かれている。中でも目立つのは、支援してくれる男性たちの話だ。たとえば、2月16日に公開された記事では、自身が世話になった9人の男性弁護士に触れたうえで、「私の人生は、ずっと男性に支えられてきました」と書いている。
ブログを管理しているのも、木嶋被告が「おじさま」と呼ぶ男性だ。「お鮨好きのおじさまは、私の原稿をパソコンで打ち込むのが面倒で、お金を払って人に頼んでるの。私そのものがエンターテインメントだから文句言わない。彼は、お金払ってワハハーって笑ってる。私は、こういう人が好き」と紹介している。ちなみに恋愛関係にはないらしい。
他に「男性達からの毛布とタオルケット」、「たくさんの記念切手に『可愛い切手をお贈りしたく』と書かれた一筆箋を添えて送ってくれた彼」など木嶋被告に寄り添う男性たちがさりげなく登場しているのも印象的だ。また、以前から「敬服」しているというジャーナリストの青木理氏については「あのルックスで取材に来られたら、ドキドキしちゃうだろうなぁ」と書き、青木氏が木嶋と比べられることの多い鳥取連続不審死事件の上田美由紀を取材したことに「嫉妬心」をあらわにしていた。
「救いようがない」「文才ある」と賛否両論
一方で、穏やかな口ぶりに合わず、皮肉たっぷりに特定の人物を非難したこともある。死刑判決後、事件関連の本が相次いで出版されたが、木嶋はその中でも「別海から来た女」を書いたノンフィクション作家の佐野眞一氏をやり玉に挙げている。「彼は、過剰な人の心の闇や血脈だのに拘泥し過ぎるあまり、大切なことを見失っている」「取材対象をいかに口汚く罵ることができるかに全精力を注ぐ下品な芸風」と酷評し、下のような「感謝の辞」さえ贈っている。
「ジャーナリストとして活躍する取材記者を何人も使って、著名なノンフィクション作家が、私についてあの程度の本しか書けなかったことは、自叙伝を執筆する時の励みになりました」 さらにもう一人、木嶋の100日裁判を傍聴して「毒婦。」を書いた文筆家の北原みのり氏にも反論する。こちらは名指ししていないものの「『毒婦』ライター」と呼んでいることから北原氏であることは明白で、木嶋被告は北原氏を「木っ端ライター」と呼び、「彼女が私に関して語ることの7割は、事実じゃありません」「彼女の取材能力は限りなくゼロに近い」と書く。さらには「フラれた恋人に付きまとうストーカーみたい。片思いの恋愛が成就しなかった人、と言った方が正しいかな」と非難した。
こうした内容にネットでは賛否の声が上がっている。ブログのコメント欄にはさっそく多くの声が寄せられ、「この図太さってどんなふうになると出来上がるんだろうか?」「救いのようのない自己顕示欲の塊です」と批判的な意見が目立つ。ところがツイッターでは、批判的な意見に加えて「林真理子みたいなエッセイ本出したら売れそう」「変な作家の文章より全然いい。思わず全記事読んでしまった」「これなら男にモテるのは分かる」と評価する意見も多々寄せられている。ライブドアブロガーランキングでは27日17時時点で1位にランクインしていて、今後しばらく注目を集めそうだ。
関連項目
外部サイト
- 木嶋のまとめwiki…木嶋のブログが保管されています
- 木嶋佳苗の拘置所日記